JPS6140813A - シリカゲルの製造方法 - Google Patents

シリカゲルの製造方法

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JPS6140813A
JPS6140813A JP15899184A JP15899184A JPS6140813A JP S6140813 A JPS6140813 A JP S6140813A JP 15899184 A JP15899184 A JP 15899184A JP 15899184 A JP15899184 A JP 15899184A JP S6140813 A JPS6140813 A JP S6140813A
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JP
Japan
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silica sol
acidic
silica
silica gel
sol
Prior art date
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Application number
JP15899184A
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English (en)
Inventor
Yasuo Ochi
康雄 越智
Teruo Oikawa
及川 照夫
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は細孔径分布の制御されたシリカゲルの製法に関
するものである。更に詳しくは、細孔容積が多くて、細
孔径分布がシャープなシリカゲルで、触媒担体、吸着剤
等の用途に適したシリカゲルの製法に関するものである
シリカゲルは触媒担体、吸着剤として、又このシリカゲ
ルの粒度をミクロンサイズに揃えたものは塗料の艶消剤
、フィルムのアンチブロッキング剤、固結防止剤として
工業的に利用されている。
そして、その製法は酸性側又はアルカリ側でシリカゾル
を作り、ゾル生成時のPHでゲル化させている。このよ
うな従来法において製造したシリカゲルは、一般に細孔
容積が少なく、細孔径分布がブロードである。したがっ
て、上記したごとき用途に好適なシリカゲルとしては、
より細孔容積が大きく、かつ細孔径分布がシャープなシ
リカゲルの製法が望まれる。
本発明者等は、シリカゲルの細孔径分布を制御する方法
について、長年、鋭意研究をしてきた結果、珪酸エステ
ルの加水分解を酸性側で速やかに行い、均一なシリカゾ
ルを生成させた後に、アルカリ側で速やかにゲル化凝集
させることにより、細孔容積が多くて、細孔径分布がシ
ャープなシリカゲル製造する方法を見い出し、本発明を
提供するに至ったものである。すなわち、本発明は酸性
シリカゾルのPHを急激にアルカリ側に上昇させて、ゲ
ル化させることを特徴とするシリカゲルの製造方法であ
る。
シリカゲルの物性は、一般にrA造時のPH,濃度温度
、添加物等によって、大きく変化することはよく知られ
ている。その中では特に、PHが極めて重要な因子にな
っている。シリカの等電点であるPHが2付近では、珪
酸エステルの加水分解速度が極めて大きく、加水分解で
生成した珪酸の凝集速度は小さい。逆にPHが8〜13
とアルカリ側では、珪酸エステルの加水分解速度が小さ
く凝集速度が極めて大きい。本発明はかかる現象に基づ
き酸性シリカゾルのアルカリ側への急速なPH上袢によ
って、シリカゾルの単粒子が急激に凝集するため、該シ
リカ単粒子の成長が抑えられると共に凝集時間が不足し
て、均一なシリカ単粒子から成る疎な構造の凝集体が形
成される結果、細孔容積の大きな目つ細孔径分布のシャ
ープなシリカゲルを得ることができるものと思われる。
なお、特公昭3B−18353には、PH6以下のけい
酸酸性ゾル溶液を、pHが6〜lOに保持されるアルカ
リ性溶液中に添加して、微細けい酸を沈殿させる方法が
開示されているが、この方法では、けい酸酸性ゾル溶液
の添加速度が遅いために、ゲルが生成せずに沈殿が生成
したものと思われ、細孔容積が大きな且つ細孔径分布の
シャープなシリカゲルを得ることができない。本発明で
使用する酸性シリカゾルは、珪酸エチル、珪酸メチルの
ような珪酸エステルの酸性アルコール溶液による加水分
解で製造できるが、珪酸ソーダのような珪酸塩の酸分解
によっても製造できる。このように酸性シリカゾルの製
法は特に制限ないが、そのPHは一般に0.1〜5、好
ましくは0.5〜3の範囲である。
本発明では酸性シリカゾルのPHを急激に上昇させるこ
とが極めて重要である。すなわち、酸性シリカゾルのP
Hをアルカリ側にできるだけ急激に上昇させることによ
って、細孔容積の大きな且つ細孔径分布のシャープなシ
リカゲルを得ることができる。したがって、得られるシ
リノ1ゲルの細孔容積および細孔径分布を勘案しながら
、予め酸性シリカゾルのPHをアルカリ側に急激に上昇
させ程度を決定すればよい。一般に酸性シリカゾルのP
Hをアルカリ側に上昇させる時間を、5分以下特に1分
以下に調整することが好ましい。かかる酸性シリカゾル
のPHをアルカリ側に急激に上昇させる方法は、該酸性
シリカゾルとアルカリとを均一に素早く混合することに
よフて達成される。
使用されるアルカリとしては、例えば水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム、アンモニア、珪酸ナトリウム等のア
ルカリが挙げられるが、使い易さ、不純物の面からは、
特にアンモニアが好ましい。
酸性シリカゾルとアルカリの混合は、激しい撹拌下に短
時間に均一がはかられるようにしなければならない。混
合方法は酸性シリカゾルをアルカリに添加しても、アル
カリを酸性シリカゾルに添加しても、どちらでも差し支
えない。酸性シリカゾルゲル化させるときのPHは8〜
13で、アルカリ側であればよいが、ゲル化速度を大き
くするためには、pHが11〜13と高い方が望ましい
また、ゲル化速度を速めるためには、シリカ濃度は濃い
方が望ましい。シリカ濃度としては、3〜25′を量%
、好ましくは5〜15重量%である。
温度としては、室温から95℃までゲル化速度に応じて
、適宜選択可能である。
本発明で得られたシリカゲルは、常法により水洗乾燥、
粉砕されて、触媒担体、吸着剤、塗料の艶消剤、フィル
ムのアンチブロッキング剤、紙のコーティング剤、紙の
内填剤、等の各種用途に使用できる。
以下、実施例をもって具体的に説明するが、本発明は、
この実施例のみに限定されるものではない。なお、実施
例における細孔径分布の測定は、窒素吸着法によった。
比較例1 テトラメトキシシラン10gと塩酸でPH2に調整した
水4.6ミI71+tとをエチルアルコールlOミリY
1に混入し、撹拌してゲル化を生ぜしめた。次いで、こ
のゲル化を110℃で一昼夜撹拌した。
このゲルには図1に示したように微細孔が存在しない。
比較例2 水をアンモニア水でPHIIに調整する以外は、すべて
比較例1と同様な方法で実施した。そのゲルの細孔径分
布は図2に示したように22Aに97 cc/ g A
のピークを生じた。
実施例1 テトラメトキシシラン10gと塩酸でPH2に調整した
水4.6ミリtxとをエチルアルコールlOミリ”?X
に混入し、30分間撹拌し、酸性ヒドロシルを得た。こ
の反応溶液をPHIIにするために、撹拌しながら25
%のアンマニア水1ミリ゛ハを数秒以内に注ぎ入れ、ゲ
ル化を生ぜしめた。次いで、このゲル化を】】0℃で一
昼夜乾燥した。このゲル化には細孔径分布は図3に示し
たように22Aに1240cc/gAのピークを生じた
比較例3 珪酸ソーダ溶液(N ago  O−5モル/臀、Si
Ox/ N a、O==3−06 ) 200ミIJ 
?Kに、IN硫酸200ミリ¥λを45分間で添加し、
PH2,3のゾルを得た。このゾルを室温で7日間放置
すると、ゲル化した。このゲルを解除し、水洗して、副
生亡硝を除去した後、110℃で一昼夜乾燥して、塊状
のシリカゲルを得た。このゲルの細孔径分布は、図4に
示すように細孔容積が少なく、細孔径のピークも存在し
なかった。
実施例2 比較例3で得られたシリカゾルを室温で3日放置したも
のを30cc採取し、撹拌しながら25%アンモニア水
2ミリ當を瞬時に添加し、PHを11に急上昇させたと
ころ、20秒後にゲル化した。
このゲルを解除し、水洗して副生亡硝を除去した後、1
10℃で一昼夜乾燥して、塊状シリカゲルを得た。この
ゲル化の細孔径分布は図5に示駿た孔容積を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、それぞれ順に比較例1、比較例2、
実施例1、比較例3及び実施例2において得られたシリ
カゲルの細孔半径(A)に対する細孔容積(cc/gA
)を示す図である。 図1 糸田札+ネと(入) 糸田孔+清と(入) 五田凡そ&(入) 図4

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸性シリカゾルのPHを急激にアルカリ側に上昇
    させてゲル化させることを特徴とするシリカゲルの製造
    方法。
  2. (2)酸性シリカゾルのPHが0.1〜5であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
  3. (3)ゲル化時のPHが8〜13であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP15899184A 1984-07-31 1984-07-31 シリカゲルの製造方法 Pending JPS6140813A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6399400A (ja) * 1986-10-09 1988-04-30 旭硝子株式会社 吸湿紙
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