JPH0280133A - 液圧成形装置および同方法 - Google Patents

液圧成形装置および同方法

Info

Publication number
JPH0280133A
JPH0280133A JP23052488A JP23052488A JPH0280133A JP H0280133 A JPH0280133 A JP H0280133A JP 23052488 A JP23052488 A JP 23052488A JP 23052488 A JP23052488 A JP 23052488A JP H0280133 A JPH0280133 A JP H0280133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
diaphragm
punching
plate material
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23052488A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahisa Ogawa
貴久 小川
Takeshi Tamada
玉田 剛
Takaaki Ishida
恭聡 石田
Hiroshi Shinagawa
浩 品川
Kuninori Tamura
田村 邦典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP23052488A priority Critical patent/JPH0280133A/ja
Publication of JPH0280133A publication Critical patent/JPH0280133A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は液圧により打抜き成形を行う液圧成形装置およ
びその方法に関する。
(従来の技術) 一般にプレス成形装置によって成形する場合にはパンチ
及びダイの2種類の成形型か必要であるから、多品種、
少量生産を行う場合には型費のコストが問題になる。
そこで、この問題に対処するものとして特開昭59−5
6926号公報に例示される対向液圧成形装置、すなわ
ち、シート状素材である板材の周縁部を保持するブラン
クホルダーと、板材の一方側で進退可能に支持されたパ
ンチと、板材の他方側でドーム内に充満された対向液と
を備え、パンチの進出に伴い板材を対向液内に進入させ
て対向液圧を発生させ、この対向液圧によって板材をパ
ンチに押付けて成形する装置が知られている。
この装置は成形型としてはパンチのみでよいので型費の
節約にはなるが、成形圧力が弱いためにピアシングやト
リミング等の打抜き成形をすることは困難である。
そこで、第6図に示すように、打抜き用の穴aを有する
成形型すと、穴aの開口部と対向して配設された弾性を
有するダイアフラムCとを備えた液圧成形装置が提案さ
れており、この装置は次のようにして打抜き成形をする
。すなわち、成形型すの穴aの部分を拡大して示す第7
図(イ)のように、板材dの打抜き部eが穴aと対向す
るように成形型すとダイアフラムCとの間に板材dを配
置した後、第7図(ロ)のように、ダイアフラムCの背
後へ圧力油(図中矢印で示す)を送り込むと、ダイアフ
ラムCは徐々に変形して板材dを穴aに押付け、押付け
られた板材dの打抜き部eは穴aの内部に圧入される。
さらに圧力油を送り込むと、遂には第7図(ハ)に示す
ように、打抜き部eが板材dから打抜かれる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記の液圧成形装置によると、ダイアフラム
Cが変形を始めてから板材dの打抜き部eが打抜かれる
までに時間がかかると共に、打抜き後にダイアフラムC
が穴aの内部に圧入されてしまう。その結果、ダイアフ
ラムCの変形量が大きいと共に、変形されている時間が
長くなり、ダイアフラムCの損傷が多くなってその寿命
が著しく短くなるので、上記の液圧成形装置によりピア
シングやトリミング等の打抜き加工を行うことはコスト
的に困難である。また、徐々に板材dから打抜き部eが
打抜かれていくため、打抜き時に板材dが穴aに引き込
まれるので打抜き加工の精度が良くないという問題もあ
る。
第8図は打抜かれた+4)−1の回収路〔が打抜き用の
穴aに連続して設けられている(1η造のものであるが
、このように穴aに底面か設けられていない構造のもの
では、ダイアフラムCが穴aの奥の方まで進入するので
ダイアフラムCの寿命が一層低下する。
また、第9図(イ)〜(ハ)は、成形型すの内部に設け
られた穴に進退自在なピアス刃gを配設し、このピアス
刃gを、ダイアフラムCによって押付けられている板材
dに対して進出させることにより、ピアシングを行う構
造のものであるが、この液圧成形装置においても次のよ
うな問題がある。すなわち、第9図(イ)に示すように
成形型すと板材dとの間に空気溜りhができるので、板
材dに歪みが発生したり、空気溜りhができた個所にピ
アス刃gが当接するとピアシングの精度が悪くなったり
する。また、第9図(ロ)に示すように打抜き部eの角
によってダイアフラムCが切れたり、第9図(ハ)に示
すように打抜き部eがピアス刃gの穴に落下し、次のピ
アシングの障害になったりする。
上記のように従来の液圧成形装置には種々問題点がある
が、本発明はそれらのうち、特に、ダイアフラムの寿命
が延び、かつ、打抜き加工を精度良く行うことができる
液圧成形装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、請求項(1)及び(3)の
発明は、打抜き用の穴の開口部を予め閉塞部材で塞いで
おき、板材が成形型に十分押付けられた状態で閉塞部材
を急激に打抜き方向へ移動して打抜き成形するものであ
る。
具体的に請求項(1)の発明の講じた解決手段は、液圧
成形装置を、打抜き用の穴を有する成形型と、前記穴の
内部で打抜き方向へ移動可能に配設され、前記穴の開口
部を閉塞すると共に打抜き方向への移動時にこれを開放
する閉塞部材と、前記穴の開口部と対向して配設され、
背後に送り込まれた圧力媒体の圧力によって板材を前記
穴に押付け、前記閉塞部材の移動時に弾性変形して打抜
き成形するダイアフラムとを備える構成としたものであ
る。
また、請求項(3)の発明の講じた解決手段は、液圧成
形方法を、打抜き用の穴を有する成形型と、前記穴の内
部で打抜き方向へ移動可能に配設され、前記穴の開口部
を閉塞すると共に打抜き方向への移動時にこれを開放す
る閉塞部材と、前記穴の開口部と対向して配設された弾
性を有するダイアフラムとを用意し、前記成形型と前記
ダイアフラムとの間に板材を配置した後、前記ダイアフ
ラムの背後に圧力媒体を送り込み、この圧力媒体の圧力
によって前記ダイアフラムを背後から押圧して前記板材
を前記穴に押付け、しかる後、前記閉塞部材を打抜き方
向へ急激に移動させることで、前記ダイアフラムを前記
背後からの押圧力で穴側に変形させて板材を打抜き成形
する構成としたものである。
さらに、上記の目的を達成するため請求項(2)の発明
は、打抜き用の穴の内部に、打抜かれた後の打抜き材の
打抜き方向への移動量を規制する受け部材を設けるもの
である。
具体的に請求項(2)の発明の講じた解決手段は、液圧
成形装置を、打抜き用の穴を有する成形型と、前記穴の
開口部と対向して配設され、背後に送り込まれた圧力媒
体の圧力により板材を前記穴に押付けて打抜き成形する
ダイアフラムと、前記穴の内部に配設され、打抜き材の
打抜き方向への移動量を規制する受け部材とを備える構
成としたものである。
(作用) 請求項(1)及び(3)の構成により、成形型とダイア
フラムとの間に板材を配置した後、ダイアフラムの背後
に圧力媒体を送ると、この圧力媒体はダイアフラムを押
圧するので、これに伴いダイアフラムは板材を成形型の
打抜き用の穴に押付ける。板材が強く打抜き用の穴に押
付けられた状態で閉塞部材を打抜き方向へ移動すると、
板材に衝撃力が加わるのでダイアフラムは少ない変形量
と僅かな変形時間で板材を打抜くことができる。
請求項(2)の構成により、打抜き用の穴の内部に、打
抜き材の打抜き方向への移動量を規制する受け部材が設
けられているので、打抜き後、ダイアフラムは規制され
た打抜き材により阻止されて打抜き用の穴へ進入するこ
とが阻止され、これに伴って、板材も穴の内部へ引き込
まれることがない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(イ)及び(ロ)は第1の実施例である液圧成形
装置Aの一部分の断面構造を示し、この液圧成形装置A
は、打抜き用の穴12が設けられた成形型10と、穴1
2の内部に配設された閉塞部材14と、成形型10の上
方において穴12と対向して配設されたダイアフラム1
6とよりなる。
穴12は円形状であって、成形型10を上下方向に貫通
している。
閉塞部材14は、穴12よりも若干径小の短円柱状であ
って、その下面においてシリンダ(不図示)のピストン
ロッド18により上下動可能に支持されている。
ダイアフラム16は、ゴム製の柔軟なシートであって成
形型10の上面と対向しており、その上方に送り込まれ
る圧力媒体、例えば圧力油によって成形型10に押圧さ
れる。
以上のように構成されだ液圧成形装置Aを用いて打抜き
成形をするには次のようにする。すなわち、まず、第1
図(イ)のように成形型10の上面とダイアフラム16
との間に板材Bを配置した後、ダイアフラム16の背後
に圧力媒体である圧力油を送り、矢印で示すようにダイ
アフラム16を穴12に押付ける。このようにしてダイ
アフラム16が強く押付けられた状態で第1図(ロ)に
示すようにピストンロッド18を急激に下降させて閉塞
部材14を打抜き方向へ急激に移動する。
このようにすると1、穴12と対向する板材Bの部分に
衝撃力が加わるので、ダイアフラム16は少ない変形量
で板材Bを打抜くことができる。このため、必然的にダ
イアフラム16の変形時間も短くなってダイアフラム1
6の損傷が少ないと共に、打抜き加工の精度が良(なる
第2図(イ)及び(ロ)は第2の実施例である液圧成形
装置の一部分の断面構造を示し、この液圧成形装置Aは
、打抜き用の穴12が設けられた成形型10と、穴12
の内部に配設された閉塞部材14と、成形型10の上方
に配設されたダイアフラム16とよりなる。
穴12は円形状であって成形型10を上下方向に貫通し
ており、その下部は径大に形成されている。
閉塞部材14は、穴12よりも若干径小のリング状の円
板部14aとその下面に突設された円筒部14bとより
なり、円形状の中空部14Cが上下方向に貫通している
。円板部14Hの下端にはフランジ14dが周設されて
おり、このフランジ14dが穴12の径大部12aと係
合することにより閉塞部材14の上動が阻止されている
閉塞部材14の中空部14cには上下方向に長い位置決
め用のピン20が上下動自在に挿入されている。このピ
ン20の中央部には当接棒20aが突設されており、こ
の当接棒20aは中空部14cの中央に設けられた径大
部14eの底面と係合してピン20が所定以上に下動す
ることを規制している。
閉塞部材14の円筒部14bの左右両側には、一対のコ
の字状の規制部材22が左右方向に移動自動に配設され
ている。この規制部材22はその前後方向に設けられた
ガイドピン24によって左右方向の移動が案内されると
共に、左右両側面に取付けられたスプリング26により
閉塞部材14の方へ付勢されている。規制部材22の上
部22aは穴12の径大部12aよりも内方へ突出して
閉塞部14のフランジ14dと係合し、閉塞部材14の
下動を阻止している。また、規制部材22の下部22b
は互いに接近し、その中央において円錐状のピン支持部
22cが形成されており、このピン支持部22cによっ
てピン20は上動した状態で支持されている。
規制部材22の下部22bの前後方向には一対の支柱2
8が設けられており、これら支柱28には倒コの字状の
ストッパー30が架設されている。
このストッパー30は、両側部30aにおいてスプリン
グ32を介して閉塞部材14の円板部14aを上方へ付
勢していると共に、中央部30bにおいて閉塞部材14
の円筒部14bが所定量以上に下動することを規制して
いる。
なお、成形型10の上方には前記第1の実施例と同様の
ダイヤフラム16が穴12と対向して配設されている。
以上のように構成された液圧成形装置Aを用いて打抜き
成形をするには次のようにする。すなわち、第2図(イ
)に示すように上記第1の実施例同様に板材Bを配置し
た後、ダイアフラム16の背後に圧力油を送り、矢印で
示すようにダイアフラム16を穴12に押付ける。この
ようにしてダイアフラム16が強く、押付けられた状態
で、第2図(ロ)に示すように規制部材22をシリンダ
等の適当な駆動手段によって左右方向へ急激に開く。こ
のようにすると、規制部材22の上部22aと閉塞部材
14のフランジ14dとの係合が解除されて閉塞部材1
4は急激に下降し、閉塞部材14の円筒部14bの下面
がストッパー30の中央部30bに当接すると閉塞部材
14は下降を停止する。また、規制部材22のピン支持
部22cが左右に開くので、ピン20も下降する。
このように板材Bに衝撃力を加えて打抜くので、ダイア
フラム16の損傷が少ないと共に、打抜き加工の精度が
良くなるのは前記第1の実施例と同様である。
第3図(イ)〜(ニ)は第3の実施例である液圧成形装
置Aの一部分の断面構造を示し、この液圧成形装置Aは
、打抜き用の穴12が設けられた成形型10と、穴12
の内部で移動可能に支持された受け部材36と、成形型
10の上方に配設されたダイアフラム16とよりなる。
穴12は円形状であって、その下部は斜め下方に延びる
打抜き材Bの回収路34と接続している。
また、穴12の上端から所定量下方の周壁は環状に切欠
され、受け部材36の周縁部を支持する支持部38が形
成されており、この支持部38の左側部分はさらに奥方
へ切欠されて受け部材36が収納される収納部40が形
成されている。
受け部材36は、穴12よりも径大の円板であって、中
央においてエア抜き用の孔36aが設けられ、その周縁
部は支持部38に嵌入、支持されている。また、受け部
材36の左側部分にはシリンダ42のピストンロッド4
2aが連結されており、このシリンダ42を作動するこ
とにより受け部材36は穴12と収納部40の間を移動
する。
以上のように構成されだ液圧成形装置Aを用いて打抜き
成形をするには次のようにする。まず、第3図(イ)に
示すように前記第1の実施例同様に板材Bを配置すると
共に、受け部材36を穴12の内部に配置しておく。次
に、第3図(ロ)に示すようにダイアフラム16の背後
に圧力油を送り、矢印で示すようにダイアフラム16を
穴12に押付けて打抜く。このようにして板材Bが打抜
かれた後に圧力油を帰還させると、第3図()\)に示
すようにダイアフラム16は元の形状に戻る。
その後、第3図(ニ)のようにシリンダ42を作動させ
て受け部材36を収納部40に収納すると、打抜き材C
は落下して回収路34を通って回収される。
このように板材Bの打抜き時に、穴12の上端から所定
量下方の位置に受け部材36が配置されているので、打
抜き材Cは打抜き方向への移動量を規制される。その結
果、打抜き時にダイアフラム16が大きく変形しないの
でダイアフラム16の損傷か少なく、また、打抜き時に
板材Bが穴12の内部に引き込まれないので打抜き加工
の精度が良くなる。
第4図(イ)〜(ハ)は第4の実施例である液圧成形装
置への一部分の断面構造を示し、この液圧成形装置Aは
トリミングされた打抜き祠Cの周囲をさらにドローダウ
ンする装置である。
成形型10には有底の円形状の穴12か設けられ、この
穴12の周囲には円筒状の下側カッタ44が装着されて
いる。この下側カッタ44の上端には刃先が形成されて
おり、この刃先は成形型10の上面よりも上方へ突出し
ている。また、この穴12の底面中央部には半球状の頂
部を有するバンチ46が突設されている。
成形型10の上方には前記第1の実施例と同様のダイア
フラム16が配設されており、ダイアフラム16の穴1
2と対向する面は短円柱状に膨出している。この膨出部
16aの周囲には、下端に刃先が形成された円筒状の上
側カッタ48が装むされており、この上側カッタ48の
外径は下側カッタ44の内径よりも若干径小であって、
上側カッタ48と下側カッタ44が上下方向に係合する
ことにより板材Bがトリミングされる。
以上のように構成されだ液圧成形装置Aを用いて打抜き
成形をするには次のようにする。まず、第4図(イ)に
示すように、下側カッタ44と上側カッタ48との間に
板材Bを配置した後、ダイアフラム16の背後へ圧力油
を送り込む。このようにすると、第4図(ロ)に示すよ
うにダイアフラム16の下降に伴って上側カッタ48も
下降して板材Bをトリミングし、トリミングされた打抜
き材Cはバンチ46の頂部に当接する。さらに圧力油を
送り込むと、第4図(ハ)に示すように上側カッタ48
が下降して打抜き材Cの周囲をドローダウンする。
このように本実施例に係る液圧成形装置Aによると、ド
ローダウンとトリミングの両方を同時に行うことができ
ると共に、上側カッタ48と下側カッタ44の係合によ
ってトリミングを行う方式であるからダイアフラム16
が損傷しない。
第5図(イ)〜(ハ)は第5の実施例である液圧成形装
置Aの一部分の断面tM造を示し、この液圧成形装置A
はピアシングを行う装置である。
成形型10には深い有底円形の穴12が設けられており
、この穴12の上部は成形型10の表面と平行に伸びる
エア抜き路50と連通し、穴12内のエアはエア抜き路
50を通って成形型10の外部へ流出可能である。
穴12の内部には上端に刃先が形成された円柱状のピア
ス刃52が上下動自在に挿入されており、このピアス刃
52は穴12の底部に送り込まれる圧縮エアによって上
動可能である。また、ピアス刃52における上面と周面
との間にはエア通路54が設けられており、このエア通
路54の周面開口部54aはピアス刃52の上動時にエ
ア抜き路50の流入口50aと接続されている。
穴12の中央部周壁には成形型10の表面と平行に伸び
る横穴56が設けられており、この横穴56には押え部
材58が穴12に対して進退自在に挿入されている。押
え部材58は後端に配されたスプリング60によって穴
12の方へ付勢されていると共に、先端側の段部58a
によって横穴56からの脱出が規制されている。また、
押え部材58の先端の突出部58bは穴]2の内部へ進
出しており、上動したピアス刃52はこの突出部52b
に当接すると、それ以上の上動か阻止される。
横穴56の中央部からは縦穴62が上方に伸びており、
この縦穴62にはくさび64が上下動自在に挿入されて
いる。このくさび64の下端には斜面64aが形成され
ており、この斜面64aは押え部材58の中央部に設け
られた斜面58cと係合して押え部材58を後退させる
成形型10の上方には前記第1の実施例と同様のダイア
フラム16が配設されており、このダイアフラム16の
穴12と対向する面には、硬質ゴムよりなるドーム状の
保護部材66が取付けられている。
以上のように構成されだ液圧成形装置Aを用いて打抜き
成形をするには次のようにする。まず、第5図(イ)に
示すように、成形型10とダイアフラム16との間に板
材Bを配置した後、穴12の底部へ圧縮エアを送り込ん
でピアス刃52を上動した状態にさせておき、しかる後
、ダイアフラム16の背後へ圧力面を送り込む。この圧
力面の圧力が増大すると、第5図(ロ)に示すように、
ダイアフラム16がくさび64を下動させ、これに伴っ
て押え部材58が後退するのでピアス刃52は急激に上
動して板材Bに当接し、さらに第5図(ハ)に示すよう
に板材Bをビアンングし、打抜き材Cを保護部材66の
内部へ送り込む。この場合において、ピアス刃52の上
方のエアは当初エア抜き路50から直接流出するが、ピ
アス刃52が上動してその周面がエア抜き路50を塞ぐ
と、ピアス刃52の上面からエア通路54を通ってエア
抜き路50から外部へ流出する。
このように本実施例に係る液圧成形装置Aによると、打
抜き材Cの角が保護部材66の内面に当接し、ダイアフ
ラム16には直接当らないのでダイアフラム16が損傷
せず、また、ピアス刃52により板材Bを打抜くので加
工精度が向上する。
(発明の効果) 請求項(1)及び(3)の発明に係る液圧成形装置及び
同方法によると、板材が強く打抜き用の穴に押付けられ
た状態で閉塞部祠を打抜き方向へ移動させ、板材に衝撃
力を加えて打抜くものである。従って、ダイアフラムは
少ない変形量と僅かな変形時間によって打抜き成形がで
きるので、ダイアフラムは受ける損傷が少なくなって寿
命が延び、また、板材が成形用の穴に引き込まれること
なく成形できるため加工精度が向上する。
また、請求項(aの発明に係る液圧成形装置によると、
打抜き用の穴の内部に打抜き材の移動量を規制する受け
部材を設けている。従って、打抜き後にダイアフラムが
打抜き用の穴に圧入されないために損傷が少なくなって
寿命が延び、また、板材が成形用の穴に引き込まれるこ
となく成形できるために加工精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)及び(ロ)は第1の実施例に係る液圧成形
装置の断面図、第2図(イ)及び(ロ)は第2の実施例
に係る液圧成形装置の断面図、第3図(イ)〜(ニ)は
第3の実施例に係る液圧成形装置の断面図、第4図(イ
)〜(ハ)は第4の実施例に係る液圧成形装置の断面図
、第5図(イ)〜(ハ)は第5の実施例に係る液圧成形
装置の断面図、第6図、第7図(イ)〜(ハ)、第8図
及び第9図(イ)〜(ハ)は従来の液圧成形装置の断面
図である。 A・・・液圧成形装置、B・・・板材、C・・・打抜き
材、10・・・成形型、12・・・穴、14・・・閉塞
部材、16・・・ダイアフラム、18・・・ピストンロ
ッド、22・・・規制部材、26.32・・・スプリン
グ、30・・・ストッパー、34・・・回収路、36・
・・受け部材、42・・・シリンダ。 特 許 出 願 人 マツダ株式会社 代   理   人 弁理士 前 1) 弘ばか2名 A(飛だ広千求テ) (ロ) 第1図 ]2 (ハ) 第4図 \ 第6 図″′″b (ハ) 第7図 第8 図 冒 (ロ) (ハ) 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)打抜き用の穴を有する成形型と、前記穴の内部で
    打抜き方向へ移動可能に配設され、前記穴の開口部を閉
    塞すると共に打抜き方向への移動時にこれを開放する閉
    塞部材と、前記穴の開口部と対向して配設され、背後に
    送り込まれた圧力媒体の圧力によって板材を前記穴に押
    付け、前記閉塞部材の移動時に弾性変形して打抜き成形
    するダイアフラムとを備えたことを特徴とする液圧成形
    装置。
  2. (2)打抜き用の穴を有する成形型と、前記穴の開口部
    と対向して配設され、背後に送り込まれた圧力媒体の圧
    力により板材を前記穴に押付けて打抜き成形するダイア
    フラムと、前記穴の内部に配設され、打抜き材の打抜き
    方向への移動量を規制する受け部材とを備えたことを特
    徴とする液圧成形装置。
  3. (3)打抜き用の穴を有する成形型と、前記穴の内部で
    打抜き方向へ移動可能に配設され、前記穴の開口部を閉
    塞すると共に打抜き方向への移動時にこれを開放する閉
    塞部材と、前記穴の開口部と対向して配設された弾性を
    有するダイアフラムとを用意し、前記成形型と前記ダイ
    アフラムとの間に板材を配置した後、前記ダイアフラム
    の背後に圧力媒体を送り込み、この圧力媒体の圧力によ
    り前記ダイアフラムを背後から押圧して前記板材を前記
    穴に押付け、しかる後、前記閉塞部材を打抜き方向へ急
    激に移動させることで、前記ダイアフラムを前記背後か
    らの押圧力で穴側に変形させて板材を打抜き成形するこ
    とを特徴とする液圧成形方法。
JP23052488A 1988-09-13 1988-09-13 液圧成形装置および同方法 Pending JPH0280133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23052488A JPH0280133A (ja) 1988-09-13 1988-09-13 液圧成形装置および同方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23052488A JPH0280133A (ja) 1988-09-13 1988-09-13 液圧成形装置および同方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0280133A true JPH0280133A (ja) 1990-03-20

Family

ID=16909094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23052488A Pending JPH0280133A (ja) 1988-09-13 1988-09-13 液圧成形装置および同方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0280133A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013500866A (ja) * 2009-08-05 2013-01-10 ジ.ディ.メカニカ ソチエタ ペル アチオニ 中空体部材内に開口部を得るための方法、及びこの方法によって得られる1つ又はそれ以上の開口部を備えた中空体部材
JPWO2013039102A1 (ja) * 2011-09-16 2015-03-26 松陽産業株式会社 板状材料の孔開け方法および孔開け装置
JP2022087688A (ja) * 2020-12-01 2022-06-13 株式会社 ベアック 金型、せん断加工装置及びせん断加工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013500866A (ja) * 2009-08-05 2013-01-10 ジ.ディ.メカニカ ソチエタ ペル アチオニ 中空体部材内に開口部を得るための方法、及びこの方法によって得られる1つ又はそれ以上の開口部を備えた中空体部材
JPWO2013039102A1 (ja) * 2011-09-16 2015-03-26 松陽産業株式会社 板状材料の孔開け方法および孔開け装置
JP2022087688A (ja) * 2020-12-01 2022-06-13 株式会社 ベアック 金型、せん断加工装置及びせん断加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5358927B2 (ja) せん断総抜型
JP4611205B2 (ja) 板材のプレス成形方法およびプレス成形装置
JPH07223029A (ja) 管の開孔装置
CN111215546A (zh) 一种汽车垫片自动冲压机构
JPH0280133A (ja) 液圧成形装置および同方法
JP5556919B2 (ja) せん断総抜型
JPS617024A (ja) 自動車のフロントピラー等の製造方法およびその装置
KR100496812B1 (ko) 목금형
CN110000278A (zh) 冲压模具侧冲孔废料下落控制机构
KR101382349B1 (ko) 프레스용 스크랩 취출장치
CN115971351A (zh) 一种电池顶盖极柱铆压治具
JPS61162238A (ja) ピアスとサイジングを同時に行う鍛造金型装置
JPH04178225A (ja) 絞りプレス型
CN210847981U (zh) 一种切断折弯一步成形的复合模具
CN215549294U (zh) 保压模具及保压装置
CN214977029U (zh) 冲废料模具
JP3252611B2 (ja) プレス成形装置
CN209502683U (zh) 一种冲片机
CN215697228U (zh) 浮动废料刀
CN218015119U (zh) 一种便于弹出废料边框的冲压设备
CN215279514U (zh) 一种弯折打孔的冲压模具
JPS6319286B2 (ja)
JPS5997726A (ja) トリムピアス型
JPH0671334A (ja) 直接および間接兼用押出プレス
JPH06328157A (ja) プレス加工装置