JPH0278044A - テープテンション制御機構 - Google Patents
テープテンション制御機構Info
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- JPH0278044A JPH0278044A JP63228630A JP22863088A JPH0278044A JP H0278044 A JPH0278044 A JP H0278044A JP 63228630 A JP63228630 A JP 63228630A JP 22863088 A JP22863088 A JP 22863088A JP H0278044 A JPH0278044 A JP H0278044A
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- tension
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- tension arm
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 36
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 20
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 235000001674 Agaricus brunnescens Nutrition 0.000 description 1
- 244000171726 Scotch broom Species 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は磁気記録再生装置に係り、特にテープテンショ
ン制御系を安定化し、かつ制御周波数帯域を広げるのに
好適な、テープテンション制御機構に関する。
ン制御系を安定化し、かつ制御周波数帯域を広げるのに
好適な、テープテンション制御機構に関する。
従来の装置は、特開昭59−14170号公報に記載の
様に、ばねによって一方向に付勢されテープテンション
の変化によって回動するテンションアームの位置を検出
器で検出し、この検出信号に応じて供給リールモータの
駆動電圧を変化させてトルクを制御することにより、テ
ープテンションを制御する機構となっていた。
様に、ばねによって一方向に付勢されテープテンション
の変化によって回動するテンションアームの位置を検出
器で検出し、この検出信号に応じて供給リールモータの
駆動電圧を変化させてトルクを制御することにより、テ
ープテンションを制御する機構となっていた。
上記従来技術は、テンションアームの、固有振動数付近
での共振現像と、テープテンション制御系の共振現像と
の関係について考慮されていなかった。このため従来は
、テンションアームの共振を抑えるために、テンション
アームの回動軸に粘性抵抗を加える装置を設けたり、テ
ープテンション制御系の発振を抑えて系を安定化するた
めに、特性補償回路を挿入したりするなど、各々、独立
した対策が必要であった。 ′ 本発明の目的は、テンションアーム機構によってテープ
テンションを検出し、それに応じて供給リールモータの
駆動電圧を変化させてトルクを制御することにより、テ
ープテンションを制御する方式のテープテンション制御
機構において、簡潔な手段によってテープテンション制
御系の発振を抑え、系が安定で制御周波数帯域の広いテ
ープテンション制御機構を提供することにある。
での共振現像と、テープテンション制御系の共振現像と
の関係について考慮されていなかった。このため従来は
、テンションアームの共振を抑えるために、テンション
アームの回動軸に粘性抵抗を加える装置を設けたり、テ
ープテンション制御系の発振を抑えて系を安定化するた
めに、特性補償回路を挿入したりするなど、各々、独立
した対策が必要であった。 ′ 本発明の目的は、テンションアーム機構によってテープ
テンションを検出し、それに応じて供給リールモータの
駆動電圧を変化させてトルクを制御することにより、テ
ープテンションを制御する方式のテープテンション制御
機構において、簡潔な手段によってテープテンション制
御系の発振を抑え、系が安定で制御周波数帯域の広いテ
ープテンション制御機構を提供することにある。
上記目的は、テンションアーム機構の共振周波数と、テ
ープテンション制御系の共振周波数とを一致させること
により達成される。
ープテンション制御系の共振周波数とを一致させること
により達成される。
テープテンション制御系の共振によるゲインのピークは
、テンションアーム機構の共振によって抑えられる。そ
れによって、閉ループ伝達特性は、フラットな特性とな
り、テープテンション制御系は安定化する。
、テンションアーム機構の共振によって抑えられる。そ
れによって、閉ループ伝達特性は、フラットな特性とな
り、テープテンション制御系は安定化する。
以下、本発明の実施例を図に従って説明する。
第1図は、本発明の実施例によるカセット式VTRのテ
ープテンション制御機構の概略構成図である。1はカセ
ット、2は磁気テープを示す。
ープテンション制御機構の概略構成図である。1はカセ
ット、2は磁気テープを示す。
3.4はカセット1の供給リール及び巻取リールである
。5は供給リール3を駆動する供給リールモータ、6は
巻取リール4を駆動する巻取リールモータである。7は
回転ヘッドシリンダであり。
。5は供給リール3を駆動する供給リールモータ、6は
巻取リール4を駆動する巻取リールモータである。7は
回転ヘッドシリンダであり。
磁気ヘッドを搭載している。磁気テープ2は、ガイドロ
ーラ8,9によって回転ヘッドシリンダ7に所定の角度
巻付けられ、さらに上記ガイドローラ8,9及びガイド
ローラ10,11、固定ガイド12,13、インピーダ
ンスローラ14,15等によって形成される磁気テープ
走行路に沿って走茸1.y6・16gt4−vfX5:
z、17Ltl?y%。
ーラ8,9によって回転ヘッドシリンダ7に所定の角度
巻付けられ、さらに上記ガイドローラ8,9及びガイド
ローラ10,11、固定ガイド12,13、インピーダ
ンスローラ14,15等によって形成される磁気テープ
走行路に沿って走茸1.y6・16gt4−vfX5:
z、17Ltl?y%。
−ラであり、磁気テープ2は、キャプスタン16とピン
チローラ17との圧着により所定の速度で駆動される。
チローラ17との圧着により所定の速度で駆動される。
18は消去ヘッド、19はオーディオ・コントロールヘ
ッドである。20it磁気テ一プ走行路内に挿入された
テンションピンである。
ッドである。20it磁気テ一プ走行路内に挿入された
テンションピンである。
テンションビン2oはテンションアーム21に垂直に植
立されている。22は角度センサであり、シャーシ23
に固定されている。テンションアーム21は角度センサ
22の回転シャフト24に固定支持されている。25は
テンションアーム21を付勢しているばねであり、テン
ションアーム21は磁気テープ2のテープテンションに
より角度センサ22の回転シャフト24を中心として、
回転シャフト24と一体となって回動する。テープテン
ションが減少すると、テンションアーム21は図の反時
計方向に回動し、テープテンションが増加すると1時計
方向に回動する。このテンションアームの回動位置に応
じて角度センサ22の出力電圧が変化する。上記出力電
圧をサーボ回路に八−し、基準電圧との差分を取る。基
準電圧はテープテンションが所定の値となった場合のテ
ンションアームの位置における、角度センサ22の出力
電圧とする。上記差分電圧を増幅してモータ駆動回路に
入力する。テープが、通常の記録再生の方向に走行して
いる場合、供給リール3は図の時計方向に回動している
。これに対し、供給り−ルモータ5は供給リール3の回
転方向とは逆方向、つまり反時計方向にトルクが加わる
ようなブレーキ電圧が印加されており、これによって、
磁気テープ2にバックテンションが加えられている。上
記ブレーキ電圧を、サーボ回路とモータ駆動回路とで調
整することにより、テープテンションが常に一定になる
ように制御する。なお、テンションアーム21の回動位
置を検出する方法は1本実施例で示した角度センサによ
る検出方法に限らない。
立されている。22は角度センサであり、シャーシ23
に固定されている。テンションアーム21は角度センサ
22の回転シャフト24に固定支持されている。25は
テンションアーム21を付勢しているばねであり、テン
ションアーム21は磁気テープ2のテープテンションに
より角度センサ22の回転シャフト24を中心として、
回転シャフト24と一体となって回動する。テープテン
ションが減少すると、テンションアーム21は図の反時
計方向に回動し、テープテンションが増加すると1時計
方向に回動する。このテンションアームの回動位置に応
じて角度センサ22の出力電圧が変化する。上記出力電
圧をサーボ回路に八−し、基準電圧との差分を取る。基
準電圧はテープテンションが所定の値となった場合のテ
ンションアームの位置における、角度センサ22の出力
電圧とする。上記差分電圧を増幅してモータ駆動回路に
入力する。テープが、通常の記録再生の方向に走行して
いる場合、供給リール3は図の時計方向に回動している
。これに対し、供給り−ルモータ5は供給リール3の回
転方向とは逆方向、つまり反時計方向にトルクが加わる
ようなブレーキ電圧が印加されており、これによって、
磁気テープ2にバックテンションが加えられている。上
記ブレーキ電圧を、サーボ回路とモータ駆動回路とで調
整することにより、テープテンションが常に一定になる
ように制御する。なお、テンションアーム21の回動位
置を検出する方法は1本実施例で示した角度センサによ
る検出方法に限らない。
また、巻取リールモータ6には、モータ駆動回路によっ
て巻取り電圧が印加される。巻取り−ル4は図の時計方
向に回転し、キャプスタン16゜ピンチローラ17を通
った磁気テープ2を巻取る。
て巻取り電圧が印加される。巻取り−ル4は図の時計方
向に回転し、キャプスタン16゜ピンチローラ17を通
った磁気テープ2を巻取る。
第1図に示したテープテンション制御機構のシミュレー
ションを行った。シミュレーションに際しては、供給リ
ール3から巻取リール4に至る磁テープ走行機構及びテ
ンションアーム機構の電気的等価回路、サーボ回路、モ
ータ駆動回路の各回路の、特性や、供給リールモータ5
、巻取リールモータ6、キャプスタン16を駆動するキ
ャプスタンモータ(図示せず)の各DD(ダイレクト・
ドライブ)モータの特性、さらに角度センサ22の特性
等を考慮している。また、磁気テープ2はばねとして取
り扱い、そのばね定数、粘性係数を考慮している。
ションを行った。シミュレーションに際しては、供給リ
ール3から巻取リール4に至る磁テープ走行機構及びテ
ンションアーム機構の電気的等価回路、サーボ回路、モ
ータ駆動回路の各回路の、特性や、供給リールモータ5
、巻取リールモータ6、キャプスタン16を駆動するキ
ャプスタンモータ(図示せず)の各DD(ダイレクト・
ドライブ)モータの特性、さらに角度センサ22の特性
等を考慮している。また、磁気テープ2はばねとして取
り扱い、そのばね定数、粘性係数を考慮している。
第2図〜第6図は、供給リール3に外乱を加え。
この外乱を入力とし、テープテンションを出力としてシ
ミュレーションを行い、テープテンション制御機構の応
答特性を求めた結果を示す、ゲイン線図である。縦軸は
ゲイン、横軸は角速度を表わしている。実線は開ループ
伝達特性、点線は閉ループ伝達特性を示す。
ミュレーションを行い、テープテンション制御機構の応
答特性を求めた結果を示す、ゲイン線図である。縦軸は
ゲイン、横軸は角速度を表わしている。実線は開ループ
伝達特性、点線は閉ループ伝達特性を示す。
第2図(a)は、テープテンション制御機構における種
々の共振点の、相互の関係を全く考慮していない場合の
特性を示している。磁気テープ2の大半が、供給リール
3に巻付いている。(以下、テープ巻始めと称す。)と
して解析を行った。
々の共振点の、相互の関係を全く考慮していない場合の
特性を示している。磁気テープ2の大半が、供給リール
3に巻付いている。(以下、テープ巻始めと称す。)と
して解析を行った。
図かられかる様に、数箇所に共振点が現われている。2
6は開ループ伝達特性における、供給リール3の等価質
量とテンションアーム21を付勢しているばね25との
共振を示す共振点であり、約8.2rad/sec (
1,3Hz)である。27は閉ループ伝達特性における
、テープテンション制御系の共振を示しており、約32
rad/5ec(5Hz)である。28はテンションア
ーム21の質量とテンションアームを付勢しているばね
25との共振を示す共振点である。約62rad/se
e (10Hz )であり、この共振点付近でゲインは
大きく落ち込んでいる。29は磁気テープ2のばねとテ
ンションアームの質量との共振を示す共振点である。約
5000rad/see (800Hz)であるが、磁
気テープ2の粘性係数を考慮して解析を行っているため
、共振点のピークが抑えられた形となっている。
6は開ループ伝達特性における、供給リール3の等価質
量とテンションアーム21を付勢しているばね25との
共振を示す共振点であり、約8.2rad/sec (
1,3Hz)である。27は閉ループ伝達特性における
、テープテンション制御系の共振を示しており、約32
rad/5ec(5Hz)である。28はテンションア
ーム21の質量とテンションアームを付勢しているばね
25との共振を示す共振点である。約62rad/se
e (10Hz )であり、この共振点付近でゲインは
大きく落ち込んでいる。29は磁気テープ2のばねとテ
ンションアームの質量との共振を示す共振点である。約
5000rad/see (800Hz)であるが、磁
気テープ2の粘性係数を考慮して解析を行っているため
、共振点のピークが抑えられた形となっている。
開ループ伝達特性を示すゲイン線図と、閉ループ伝達特
性を示すゲイン線図との交点30(約24rad/se
e : 4 Hz )以下の低い周波数領域における、
供給リール3への外乱を、抑圧していることがわ°かる
。以下、交点31以下の周波数領域を、制御周波数帯域
と称す。
性を示すゲイン線図との交点30(約24rad/se
e : 4 Hz )以下の低い周波数領域における、
供給リール3への外乱を、抑圧していることがわ°かる
。以下、交点31以下の周波数領域を、制御周波数帯域
と称す。
第2図(b)は、磁気テープ2の大半が、巻取り−ル4
に巻付いている(以下、テープ巻終わりと称す。)とし
て、その他の条件は、第2図(a)における解析と同様
とした場合の特性を示している。テープ巻始めからテー
プ巻終わりにかけて。
に巻付いている(以下、テープ巻終わりと称す。)とし
て、その他の条件は、第2図(a)における解析と同様
とした場合の特性を示している。テープ巻始めからテー
プ巻終わりにかけて。
供給リール3に巻付いている磁気テープ2の半径は、約
3分の1に減少する。このため、制御系の直流ループゲ
インは高くなる。直流ループゲインが上がるため、制御
周波数帯域は約4.5Hz(以下、すべて周波数単位で
表示する。)まで広がる。また、制御系の共振周波数は
、テープ巻始めとテープ巻終わりとで、27から32(
約6 Hz )までずれる。供給リール3の等価質量と
テンションアーム21を付勢しているばね25との共振
は、テープ巻始めとテープ巻終わりとで、供給リール3
に巻付いている磁気テープ2の量が変わるため、供給リ
ール3の質量が変化することにより、26から31 (
約0.9Hz)までずれる。テンションアーム21の質
量とテンションアームを付勢しているばね25との共振
点33、及びテンションアーム21の質量と磁気テープ
2のばねとの共振点34は、テープ巻始めとテープ巻終
わりとで、その周波数に変化はない。
3分の1に減少する。このため、制御系の直流ループゲ
インは高くなる。直流ループゲインが上がるため、制御
周波数帯域は約4.5Hz(以下、すべて周波数単位で
表示する。)まで広がる。また、制御系の共振周波数は
、テープ巻始めとテープ巻終わりとで、27から32(
約6 Hz )までずれる。供給リール3の等価質量と
テンションアーム21を付勢しているばね25との共振
は、テープ巻始めとテープ巻終わりとで、供給リール3
に巻付いている磁気テープ2の量が変わるため、供給リ
ール3の質量が変化することにより、26から31 (
約0.9Hz)までずれる。テンションアーム21の質
量とテンションアームを付勢しているばね25との共振
点33、及びテンションアーム21の質量と磁気テープ
2のばねとの共振点34は、テープ巻始めとテープ巻終
わりとで、その周波数に変化はない。
第2図に示したシミュレーション結果では、約4Hzよ
りも高い周波数の外乱が供給リール3に加わった場合、
第1図に示したテープテンション制御機構ではこの外乱
を抑圧できず、テープテンションが変動すると考えられ
る。
りも高い周波数の外乱が供給リール3に加わった場合、
第1図に示したテープテンション制御機構ではこの外乱
を抑圧できず、テープテンションが変動すると考えられ
る。
第3図は、制御周波数帯域を広くするために、テンショ
ンアーム21の質量を、第2図に示したシミュレーショ
ンの場合よりも小さくしたときの、テープ巻始めにおけ
る応答特性を示すゲイン線図である。テンションアーム
21の質量を小さくして、テンションアーム21の質量
とばね25との共振点を、第2図(a)の28から第3
図の38まで上げる。これにより、第2図(a)の、開
ループ伝達特性を示すゲイン線図(実線)において。
ンアーム21の質量を、第2図に示したシミュレーショ
ンの場合よりも小さくしたときの、テープ巻始めにおけ
る応答特性を示すゲイン線図である。テンションアーム
21の質量を小さくして、テンションアーム21の質量
とばね25との共振点を、第2図(a)の28から第3
図の38まで上げる。これにより、第2図(a)の、開
ループ伝達特性を示すゲイン線図(実線)において。
共振点26から共振点28に至るゲイン線図の傾斜を、
第3図の共振点36から共振点38に至るゲイン線図の
ように緩やかにして、制御周波数帯域を広げようとして
いる。しかし、閉ループ伝達特性を示すゲイン線図(点
線)が、制御系の共振点37を有するために、制御周波
数帯域は、はとんど広がっていない、(交点39) そこで、第4図に、制御周波数帯域を広くするために、
サーボ回路のゲインを上げた場合のテープ巻始めにおけ
る応答特性を求めたゲイン線図を示す。テンションアー
ム21の質量は、第2図(a)の場合と等しくしたので
、テンションアーム21の質量とばね25との共振点4
2は、第2図(a)の共振点28と等しい周波数となっ
ている。第4図かられかるように、直流ループゲインを
上げると、制御周波数帯域が広がり、はぼ共振点42(
テンションアーム21の質量とばね25との共振点)付
近まで達している。また、制御周波数帯域内において、
開ループ伝達特性を示す実線と、閉ループ伝達特性を示
す点線との、ゲインのレベル差が大きくなっており、外
乱を抑圧する効果が増していることがわかる。しかし、
約16Hzのところに制御系の共振点41が呪われてい
る。
第3図の共振点36から共振点38に至るゲイン線図の
ように緩やかにして、制御周波数帯域を広げようとして
いる。しかし、閉ループ伝達特性を示すゲイン線図(点
線)が、制御系の共振点37を有するために、制御周波
数帯域は、はとんど広がっていない、(交点39) そこで、第4図に、制御周波数帯域を広くするために、
サーボ回路のゲインを上げた場合のテープ巻始めにおけ
る応答特性を求めたゲイン線図を示す。テンションアー
ム21の質量は、第2図(a)の場合と等しくしたので
、テンションアーム21の質量とばね25との共振点4
2は、第2図(a)の共振点28と等しい周波数となっ
ている。第4図かられかるように、直流ループゲインを
上げると、制御周波数帯域が広がり、はぼ共振点42(
テンションアーム21の質量とばね25との共振点)付
近まで達している。また、制御周波数帯域内において、
開ループ伝達特性を示す実線と、閉ループ伝達特性を示
す点線との、ゲインのレベル差が大きくなっており、外
乱を抑圧する効果が増していることがわかる。しかし、
約16Hzのところに制御系の共振点41が呪われてい
る。
そこで、テンションアーム21の質量とばね25との共
振点の周波数と、制御系の共振点の周波数とを、はぼ一
致させるように、サーボ回路のゲインを調整して直流ル
ープゲインを変化させた。
振点の周波数と、制御系の共振点の周波数とを、はぼ一
致させるように、サーボ回路のゲインを調整して直流ル
ープゲインを変化させた。
第5図にシミュレーション結果を示す。第5図(a)は
、テープ巻始めにおける伝達特性を示すゲイン線図であ
る。直流ループゲイン以外の条件は第2図と同様とした
。そのため、共振点44゜45.46は、第2図(a)
の26.28.29とそれぞれ等しい周波数となってい
る。第2図の場合よりも、直流ループゲインを上げてい
るので。
、テープ巻始めにおける伝達特性を示すゲイン線図であ
る。直流ループゲイン以外の条件は第2図と同様とした
。そのため、共振点44゜45.46は、第2図(a)
の26.28.29とそれぞれ等しい周波数となってい
る。第2図の場合よりも、直流ループゲインを上げてい
るので。
制御周波数帯域は広がり、約7Hzとなっている。
(交点47)。また、テンションアーム21の質量とば
ね25との共振(共振点45)が、制御系の共振を抑え
込んでいるために、系は、共振点を持たない、安定な状
態となっている。
ね25との共振(共振点45)が、制御系の共振を抑え
込んでいるために、系は、共振点を持たない、安定な状
態となっている。
第5図(b)は、テープ巻終わりにおける伝達特性を示
すゲイン線図である。この場合も、共振点48,49.
50は、第2図(b)の31.33゜34と等しい周波
数となっている。第2図の説明の中で述べたように、制
御系の共振周波数は、テープ巻始めとテープ巻終わりと
でずれる。しかし、第5図(b)に示すように、テープ
巻終わりにおいても、テンションアーム21の質量とば
ね25との共振(共振点49)が制御系の共振を抑えて
・いる。これは、テープ巻始めと巻終わりで、制御
系の共振点が大きくずれないことによる。第2図におい
て、(a)に示すテープ巻始めでの制御系の共振点27
と、(b)に示すテープ巻終わりでの制御系の共振点3
2との周波数の差は、約IHzである。テープ巻始めか
ら巻終わりにかけて、供給リール3のテープ巻径は減少
する。このため、制御系の直流ループゲインはテープ巻
終わりで増加し、制御系の共振点は周波数が高い方向へ
ずれる。しかし、テープ巻径の減少により、供給り−ル
3の、制御系における等価質量は逆に増加する。
すゲイン線図である。この場合も、共振点48,49.
50は、第2図(b)の31.33゜34と等しい周波
数となっている。第2図の説明の中で述べたように、制
御系の共振周波数は、テープ巻始めとテープ巻終わりと
でずれる。しかし、第5図(b)に示すように、テープ
巻終わりにおいても、テンションアーム21の質量とば
ね25との共振(共振点49)が制御系の共振を抑えて
・いる。これは、テープ巻始めと巻終わりで、制御
系の共振点が大きくずれないことによる。第2図におい
て、(a)に示すテープ巻始めでの制御系の共振点27
と、(b)に示すテープ巻終わりでの制御系の共振点3
2との周波数の差は、約IHzである。テープ巻始めか
ら巻終わりにかけて、供給リール3のテープ巻径は減少
する。このため、制御系の直流ループゲインはテープ巻
終わりで増加し、制御系の共振点は周波数が高い方向へ
ずれる。しかし、テープ巻径の減少により、供給り−ル
3の、制御系における等価質量は逆に増加する。
このため、供給リール3の質量とばね25と、の共振点
は、第2図(a)に示すテープ巻始めでの共振点26か
ら、(b)に示すテープ巻終わりでの共振点31まで周
波数が下がる。これにより、第2図(a)の共振点26
から共振点28に至るゲイン線図の傾斜は(b)の共振
点31から共振点33に至るゲイン線図のように緩やか
になるが。
は、第2図(a)に示すテープ巻始めでの共振点26か
ら、(b)に示すテープ巻終わりでの共振点31まで周
波数が下がる。これにより、第2図(a)の共振点26
から共振点28に至るゲイン線図の傾斜は(b)の共振
点31から共振点33に至るゲイン線図のように緩やか
になるが。
この変化は、制御系の共振点を周波数の低い方向、へず
らす、このため、テープ巻終わりにおける直流ループゲ
インの増加による、制御系の共振点の、周波数の高い方
向へのずれが抑えられ、制御系の共振点は、テープ巻始
めと巻終わりとで、大きくずれない。そのため、テンシ
ョンアーム21の質量とばね25との共振点の周波数と
、制御系の共振点の周波数とを、はぼ一致させることに
より、テープ巻始めにおいても1巻終わりにおいても。
らす、このため、テープ巻終わりにおける直流ループゲ
インの増加による、制御系の共振点の、周波数の高い方
向へのずれが抑えられ、制御系の共振点は、テープ巻始
めと巻終わりとで、大きくずれない。そのため、テンシ
ョンアーム21の質量とばね25との共振点の周波数と
、制御系の共振点の周波数とを、はぼ一致させることに
より、テープ巻始めにおいても1巻終わりにおいても。
テンションアーム21の質量とばねと25との共振が、
制御系の共振を抑え込む。このことから、テープ巻始め
から巻終わりにかけて常に、制御系は、安定な状態にあ
ることがわかる。テープ巻終わりにおける制御周波数帯
域は約8Hz (交点51)であり、第2図(b)と比
較して広くなっている。
制御系の共振を抑え込む。このことから、テープ巻始め
から巻終わりにかけて常に、制御系は、安定な状態にあ
ることがわかる。テープ巻終わりにおける制御周波数帯
域は約8Hz (交点51)であり、第2図(b)と比
較して広くなっている。
第6図は、直流ループゲインを、第4図の場合と等しく
し、テンションアーム21の質量を変化させて、テンシ
ョンアーム21の質量とばね25との共振周波数と、制
御系の共振周波数とを二数させるように調整したときの
、応答特性を示すゲイン線図である。第6図(a)はテ
ープ巻始めにおける特性を示す。第4図に現われていた
制御系の共振は、テンションアーム21の質量とばね2
5との共振(共振点53)によって抑えられている。制
御周波数帯域は、約12Hzまで広がっている。(交点
54) 第6図(b)は、テープ巻終わりにおける伝達特性を示
すゲイン線図である。この場合も、テンションアーム2
1の質量とばね25との共振(共振点56)が制御系の
共振を抑えている。テープ巻終わりにおける制御周波数
帯域は約14Hzである(交点57)。
し、テンションアーム21の質量を変化させて、テンシ
ョンアーム21の質量とばね25との共振周波数と、制
御系の共振周波数とを二数させるように調整したときの
、応答特性を示すゲイン線図である。第6図(a)はテ
ープ巻始めにおける特性を示す。第4図に現われていた
制御系の共振は、テンションアーム21の質量とばね2
5との共振(共振点53)によって抑えられている。制
御周波数帯域は、約12Hzまで広がっている。(交点
54) 第6図(b)は、テープ巻終わりにおける伝達特性を示
すゲイン線図である。この場合も、テンションアーム2
1の質量とばね25との共振(共振点56)が制御系の
共振を抑えている。テープ巻終わりにおける制御周波数
帯域は約14Hzである(交点57)。
本実施例によれば、テンションアーム21の質量とはね
21との共振によって、制御系の共振を抑えることがで
き、系の安定化を図れ、さらに。
21との共振によって、制御系の共振を抑えることがで
き、系の安定化を図れ、さらに。
制御周波数帯域を広げることが可能となる。
本発明によれば、テンションアームの、ゲインが落ち込
む共振によって、テープテンション制御系の共振を抑え
ることができるので、系を安定化する効果がある。また
、テープテンション制御系の共振以外でも、一定の周波
数の外乱に対して、テンションアームの共振周波数を外
乱の周波数とほぼ一致させることにより、テープテンシ
ョンが、。
む共振によって、テープテンション制御系の共振を抑え
ることができるので、系を安定化する効果がある。また
、テープテンション制御系の共振以外でも、一定の周波
数の外乱に対して、テンションアームの共振周波数を外
乱の周波数とほぼ一致させることにより、テープテンシ
ョンが、。
外乱によって変動することを防ぐことができる。
また、テープテンション制御系のゲインを上げて、制御
系の共振周波数が上がった場合にも、テンションアーム
の質量またはテンションアームを付勢しているばねのば
ね定数を変えて、テンションアームの共振周波数と制御
系の共振周波数とがほぼ一致するように調整することに
よって、安定で、制御周波数帯域の広い特性を得ること
ができる。
系の共振周波数が上がった場合にも、テンションアーム
の質量またはテンションアームを付勢しているばねのば
ね定数を変えて、テンションアームの共振周波数と制御
系の共振周波数とがほぼ一致するように調整することに
よって、安定で、制御周波数帯域の広い特性を得ること
ができる。
第1図は本発明の実施例におけるテープテンション制御
機構の構成説明図、第2図はテープテンション制御系の
伝達特性を示すゲイン線図、第3図はテンションアーム
の質量を軽くした場合の特性を示すゲイン線図、第4図
は制御系のゲインを高くした場合のゲイン線図、第5図
は、テンションアームの共振周波数と制御系の共振周波
数とをほぼ一致させるように制御系のゲインを調整した
場合のゲイン線図、第6図は制御系のゲインを上げ、テ
ンションアームの共振周波数を調整した場合のゲイン線
図である。 1・・・カセット、2・・・磁気テープ、3・・・供給
リール。 4・・・巻取リール、5・・・供給リールモータ、6・
・・巻取り一ルモータ、21・・・テンションアーム、
22・・・角度センサ、5・・・テンションアーム付勢
ばね。 第 I 図 !、カセット 4jl−取リール 21
テ〉シタン7−ム82 図 (a) 箒 2 図 Cb’) 第 3 ゴ 葛 4 図 4を 成逮度(〃わ/Sec) 纂 5 図 第 5図 角速爽(rtul/sec ) 纂 6 図 角速皮(−カec) 箒 6 又 角RR(Rdへec)
機構の構成説明図、第2図はテープテンション制御系の
伝達特性を示すゲイン線図、第3図はテンションアーム
の質量を軽くした場合の特性を示すゲイン線図、第4図
は制御系のゲインを高くした場合のゲイン線図、第5図
は、テンションアームの共振周波数と制御系の共振周波
数とをほぼ一致させるように制御系のゲインを調整した
場合のゲイン線図、第6図は制御系のゲインを上げ、テ
ンションアームの共振周波数を調整した場合のゲイン線
図である。 1・・・カセット、2・・・磁気テープ、3・・・供給
リール。 4・・・巻取リール、5・・・供給リールモータ、6・
・・巻取り一ルモータ、21・・・テンションアーム、
22・・・角度センサ、5・・・テンションアーム付勢
ばね。 第 I 図 !、カセット 4jl−取リール 21
テ〉シタン7−ム82 図 (a) 箒 2 図 Cb’) 第 3 ゴ 葛 4 図 4を 成逮度(〃わ/Sec) 纂 5 図 第 5図 角速爽(rtul/sec ) 纂 6 図 角速皮(−カec) 箒 6 又 角RR(Rdへec)
Claims (1)
- 1、供給リール及び巻取リールをそれぞれ独立に駆動す
るため、供給側及び巻取側のリール台に各々直結された
2つのリールモータと、シャーシ上に回動自在に支持さ
れ、一方向に付勢されたテンションアームと、上記テン
ションアームに植立され、上記供給リールから上記巻取
リールに至るテープ走行路内に挿入されたテンションピ
ンと、上記テンションアームの位置を検出する検出器と
、上記検出器の検出信号に応じて上記供給リールを駆動
するリールモータの駆動電圧を制御する制御回路とから
成るテープテンション制御機構において、上記制御回路
の共振周波数と、上記テンションアームの機械的共振点
とを略一致させるべく上記制御回路のゲイン、または上
記テンションアームの質量、または上記テンションアー
ムを付勢しているばねのばね定数が選択されていること
を特徴とするテープテンション制御機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63228630A JPH0278044A (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | テープテンション制御機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63228630A JPH0278044A (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | テープテンション制御機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0278044A true JPH0278044A (ja) | 1990-03-19 |
Family
ID=16879351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63228630A Pending JPH0278044A (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | テープテンション制御機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0278044A (ja) |
-
1988
- 1988-09-14 JP JP63228630A patent/JPH0278044A/ja active Pending
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