JPH0276265A - 高速ダイオードの製造方法 - Google Patents

高速ダイオードの製造方法

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JPH0276265A JP22796688A JP22796688A JPH0276265A JP H0276265 A JPH0276265 A JP H0276265A JP 22796688 A JP22796688 A JP 22796688A JP 22796688 A JP22796688 A JP 22796688A JP H0276265 A JPH0276265 A JP H0276265A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 最近急速な電力用半導体工業の進歩に伴い、ターンオフ
タイム5μsec以下のサイリスタが出現しつつある。
電圧形インバータに適用する際には、サイリスタに逆並
列にダイオードを接続して使用することが一般的である
。ターンオフタイムの小さいサイリスタに逆並列接続し
て使用されるダイオードは、サイリスタのターンオフタ
イム能力に対応した高速度電流し中断能力を有する素子
(逆回復電荷の小さい素子)が要求される。逆回復電荷
Qr =Tr X irp/2で表現されるので、高速
ダイオードに要求される特性は次の二点である。なおT
rは逆回復時間、lrpは逆回復時のピーク電流である
(1)  逆回復時間の小さいこと。即ち転流時にサイ
リスク側に再印加されるピーク電圧はダイオードの逆回
復電荷の影響を受け、ダイオードの逆回復電荷が大きい
ほど上昇するので、より高い定格電圧のサイリスタが必
要となり、サイリスタ応用技術上、逆回復電荷の大きい
ダイオードは好ましくない。
(2)逆回復時のピーク電流が小さくそのdi/dtが
、ゆるやか(So f t Recovery )であ
ること。即ちダイオードの逆回復時のdi/diが急峻
な特性(Snap−off)では転流時にサイリスタ憂
こ再印加される電圧は高いdv / diを持った電圧
が印加され、サイリスタのdv / dt特性をおびや
かすこ、とになり、サイリスタ応用技術面から5nap
−off特性を有するダイオードは好ましくない。
以上の理由によって、前述の目的に使用される高速ダイ
オードは逆回復時のdi / dtが、5oftRec
overy特性を有し逆回復時間の小さいダイオードが
望ましい。
本発明は上記の目的のためになされたものであり、以下
図WJJこより本発明の一実施例について詳細に説明す
る。
第1図は5nap−off特性を有するダイオードの逆
回復時の電流波形の説明図、第2図は5oft Rec
overy特性を有するダイオードの逆回復時の電流波
形の説明図である。
ダイオードの逆回復特性において、第1図のように逆回
復時間Trの短かい急峻なdi/dtの変化を示す5n
ap−off特性と、第2図のような逆回復時間Trの
長く緩やかなdi/diの変化を示す8oft Rec
overy特性の差は、ダイオード母材層のライフタイ
ムに関係する。例えばP −Ni−N接合の場合にはN
i層のライフタイムが短いほど逆回復時間の短い5na
p−off特性が得られ、Ni層のライフタイムが長い
ほど逆回復時間の長い5oft Recovery特性
が得られるO 本発明は一枚のシリコン円板からなるダイオードウェフ
ァの厚み方向内に5nap−of f特性を有する領域
と5oft Recovery特性を有する領域を直列
に組合せたダイオード領域と、更にこの直列に組合せた
領域へ5oft Recovery%性を有するトラン
ジスタ領域を並列に組合せ、更にカソード短絡即ちカソ
ード側に設けた横方向P−N接合の接合電位差を利用し
て中性領域内のキャリアを消滅させることにより、逆回
復時間と逆回復ピーク電流の小さい5oft Reco
very特性を有するダイオードを実現したものである
この技術的思想は本発明者によって特開昭58−114
467に示しである。このダイオードは中抵抗層のバッ
ファ層を設けていないので、Pin構造にすることがで
きず2500 V以上の高速ダイオードに対しては不利
であった。本出願はこの欠点を改良した高速ダイオード
である。
第3図は本発明の一実施例を示す高速ダイオードの部分
縦断面図である。
1はアルミ蒸着法で形成されたアノード電極、3はP形
不純物のガリウムまたはアルミニウムで拡散形成したP
層、4は高抵抗のNi層、4′は中抵抗のN層、5はN
形不純物のリンを選択的ζこ拡散し、複数個1こ分散配
置して形成した低抵抗のN層、6はN層で囲まれた後述
する第7図(a)に示す8層4“へP形不純物のボロン
を拡散して形成したP層、7は金属ろう材、8は補強用
支持電極でカソード電極となる。2は2層3へP形不純
物のボロンを拡散して形成したP層である。ここでN形
中抵抗層を設ける必要性について説明する。
第3図でN形中抵抗層がない時には、アノードとカソー
ド間にはP −Ni−P接合構造が存在するので、空乏
層がNi層全体に拡がった際にはパンチスールが起き耐
圧は制限される。これは−船釣なP−N接合構造での耐
圧である。耐圧を一定とした場合、P−NとP−N−N
”接合構造の比較では、比抵抗が同一の時必要なN層の
厚み比率は公知のように前者が1に対して後者は0.7
である。
即ち、P−N−N(Pin化)構造ではN層厚みが30
%低減される。この厚み低減は高耐圧素子の高速化の面
でたいへん有利な方法であり、第3図はこの効果を利用
した高速ダイオードである。
第4図は第3図ダイオード領域のアノード電極垂直方向
におけるイ〜イ断面即ち2層2,2層3゜Ni層4.N
層4’、N層5の各層のライフタイムキラー(Au)の
濃度分布を示した説明図である。
ライフタイムキラーの濃度はP−P−Ni層近傍(図中
A領域)が最も多く、つぎにNi層の中央部(図中B領
域)が多く、最も少い場所はN −Ni層近傍(図中C
領域)である。第5図は第3図のトランジスタ領域のア
ノード電極垂直方向におけるロ〜ロ断面即ち2層2.P
層3.Ni層4.N層4′。
P”漕6の各層のライフタイムキラーの濃度分布を示し
た説明図である。ライフタイムキラーの濃度はP” −
P −Ni −N−P層がほぼ等しくなっている。
本発明の高速ダイオードは第3図に示す構成で形成する
ことにより第4図と第5図に示したライフタイムキラー
の濃度分布を容易に得ることも特徴である。
つぎに、第3図のカソード短絡を有するダイオードで第
4図と第5図に示すライフタイムキラー濃度分布を有す
るダイオードの逆回復特性について説明する。
先ず、導通状態にある本ダイオード領域へ逆電圧が印加
されると、導通時のキャリアはP −Ni接合を中心と
して正孔はアノード電極1へ、電子はカソード電極8へ
向って移動する一方、P −Ni接合近傍のライフタイ
ムキラー濃度に依存して再結合が行われてキャリア濃度
が減少して行き、P −Ni接合近傍は逆電圧の値に応
じた厚みをもって空乏層化される。
このとき空乏層の厚みはP −Ni接合の接合面よりN
i層の方向に向って拡がって行く。−船釣にみてスイッ
チング時にダイオードへ印加される逆電圧は定格電圧の
115〜1/2o程度であるから、逆電圧印加によって
生じる空乏層厚みは概念的にNi層の中央部またはそれ
以下まで拡がると考えてよい。
このため空乏層厚み内のライフタイムキラー濃度が高い
ほど、空乏層内のキャリアは急激な変化を示すため逆回
復電流も急激な変化を示す。
空乏層の外側(Ni層の中央部からN層まで)へ移動し
たキャリアは、ライフタイムキラー濃度の低い領域へ移
るので、この場所ではキャリアは再結合により緩やかに
減衰するため逆回復電流も緩や力)な変化を示しながら
減衰して時間の経過と共に逆回復電流は零となり、この
過程を経て逆回復時間が決定される。
次に、トランジスタ領域の効果について説明するO 十 トランジスタ領域はP −P −Ni −N−P接合構
造のトランジスタであるから、オン状態では電流密度の
低いトランジスタ電流が流れている。逆電圧が印加され
た時の空乏層の広がりの様子はダイオードの場合と同じ
である。トランジスタ領域は第5図のようにライフタイ
ムキラーレベルは低いので、この領域の逆回復電流はピ
ーク値の小さい5oft Recovery特性を示し
、ダイオード領域のdi2/dtを更に緩やかにして5
oft Recovery化を助ける役割を示す。
最後に、カソード短絡の効果について説明する。
ダイオードを高速化するにはライフタイムを小さく制御
することが一般的な方法である。しかし、この方法を採
用するとオン電圧ともれ電流の大きい素子になる欠点が
ある。これを改善する方法として、本発明のカソード短
絡(横方向に形成したP−N接合の接合電位差)を利用
してキャリアの再結合を促進し、これによる不足分はラ
イフタイムキラーのソフトドープで補う発想がある。こ
れを利用すると、同じ逆回復時間を持ったダイオードで
もライフタイムキラー制御のみを主体として作られたダ
イオードに比較してオン電圧ともれ電流の小さい素子と
なる。
カソード短絡は上記の効果をもたらすので、オン電圧と
もれ電流の改善された高速ダイオードとなる。
本発明の高速ダイオードの逆回復電流の様子をやや詳し
く説明すると、第4図のライフタイムキラー濃度分布を
有するダイオード領域のスイッチング時の逆回復電流は
、逆回復電流が流れ始めて逆回復電流のピーク値を過ぎ
た前期は急激な電流変化を示す5nap−off特性が
現れ、後半期には緩やかな電流変化を示す5oft R
ecovery特性が現れ、第6図(a)に示す実線の
ような2段階の電流変化を示す逆回復特性を得ることが
できる。
一方、トランジスタ領域はオン状態での電流密度は小さ
くライフタイムは長いので、第6図(a)破線に示すよ
うなピーク電流値の小さい5oft Recovery
特性を示す。ダイオードとトランジスタ領域の逆回復電
流の合成された波形は、第6図(b)に示すようになる
ダイオードの逆回復特性は5nap−off特性を示す
di1/dtの大きい領域9と5oft Recove
ry特性を示すdi2/dtの小さい領域9′が出現す
る。高速ダイオードで特に重要な小さい領域9′のdi
2/dtを小さく押えることができる。
つぎに本発明による高速ダイオードの一実施例の製造工
程を第7図(a) 、 (b) 、 (C) 、 (d
)を用いて説明する。
なお第3図と同一符号は同一または相当部分を示す。
第7図(alはシリコン基板として、比抵抗120Ωc
m(4X 10 atoms/ cc )のN形シリコ
ンで浮み0.27rnm s直径23mmが使用される
。予めシ(ノコン基板の片面には拡散法でP形不純物の
ガリウムまたはアルミニウムを用いて、P43が表面濃
度約5X1017atoms/cc%厚み5011rn
で形成されており、他の面にはN形不純物のリンをドー
パントとした気相成長法で比抵抗1Ω−cm (5X 
10 atoms/cc) 、厚み20μmで形成した
N層4′が設けられ、この気相成長法の面に対してN形
不純物のリンを用いて、表面濃度約I X 10 at
oms/cc、厚み15μmのN層5が公知の酸化膜と
ホトレジスト技術を利用した選択拡散技術を用いて形成
され、Ni層4は厚み200μmを有し、かつ、N層5
面上とシリコン基板の外周に公知のホトレジスト技術を
用いて酸化膜10を選択的に有したシリコン円板が準備
される。
この時点のシリコン円板に対して、Ni層の結晶構造の
乱れの度合いをX線2結晶法によるロッキングカーブで
調べてみると、Ni層には結晶構造の乱れはほとんど観
察されなかった。この原因としてはNi層の片面にシリ
コンの原子半径1.171に対して、107%の原子半
径1.26Aを有するガリウムまたはアルミニウムが拡
散されたP層を有し、他の面にはシリコンの原子半径に
対して94%の原子半径1.1OAのリンが選択的に拡
散されたN層を形成しているため、両波散層で原子半径
の差を吸収し合って結晶構造に乱れが生じていないもの
と推察される。
このように、はぼ完全結晶に近いシリコン円板に対して
、ライフタイムキラーである金を熱拡散しても第4図の
ような金の濃度分布を得ることは不可能である。
本発明は接合形成時に1回の金の熱拡散で第4図のよう
な金の濃度分布を得るために、予めシリコン円板の厚み
方向に金の濃度分布に対応した結晶構造の乱れを誘起さ
せて、金原子が結晶構造の乱れ部分に多く蓄積する性質
を利用し、前述の金の濃度分布を得ようとするものであ
る。
まず第4図の金濃度分布を得る目的のために原子半径1
.26Aを有するガリウムまたはアルミニウム拡散で、
低い表面濃度(5X 10  atoms/cc)で形
成されたP層面上に、原子半径の小さいボロン(0,8
8A)を高い表面濃度(約10 atoms/ccオー
ダー)で拡散すると、結晶構造的にはボロン原子の影響
力が強まり、ガリウムまたはアルミニウム単体よりもN
i層の方向に結晶構造の乱れを誘起することが容易とな
る。ただしP層の厚みを厚くし過ぎると結晶構造の乱れ
がNi層全体に及ぶので、P+層の厚みとP層の厚み関
係には調和をとる必要がある。
前述の理由により第7図(a)の2層3面上より、ボロ
ンを表面濃度5X 10”atoms/ccで、その厚
みは最終的にP層の1/3以下、即ち約15μmの拡散
を行い第7図(b)の2層2を形成した。
つぎに第5図の金濃度分布を得る目的のために第7図(
a)のようにN層5に囲まれたN層4″面へ第7図(b
)の2層2形成と同時にボロンを表面濃度5X 10 
atoms/ccで、約15μmの拡散を行い第7図(
b)の2層6を形成した。なおN層5と2層6の面積比
率はP /N =15%に設計されている。このN層は
25μmとなる。なお前述のボロン拡散によって2層2
とP層6面上には新たな酸化膜10が形成される。
第7図(b)のシリコン円板に対して、Pfi3とNi
層4および2層6とNi層4の結晶構造の乱れの度合い
をX線2結晶法によるロッキングカーブで調べてみると
、2層2から2層3、Ni層4の方向に向ってまた2層
6からNi層4の方向に向って強い結晶の乱れが生じて
いることが判明した。この結晶の乱れは第3図のダイオ
ード領域イ〜イ断面部ではP−Ni接合近くに強く現れ
、Ni層4から8層5に向って減少していることが判明
した。他方、第3図のトランジスタ領域ロ〜ロ断面部で
はP−Ni接合近くに強く現れ、・Ni層4に向って減
少しており、またP −Ni接合では同接合近くに強く
現れ、2層6からNi層4に向って減少していることも
判明した。
シリコン円板の厚み方向の結晶構造の乱れの傾向は、第
3図イ〜イ断面部では第4図の全濃度分布のA、B領域
に対応している。
つぎに、第7図(C)のダイオードウェファの逆回復時
間を小さくするために、酸化膜10を選択的に除去して
、ダイオードウェファの片面2(P)に対して真空蒸着
にて金が蒸着され、820℃の温度で30分間の熱処理
で金の選択拡散が行われる。この熱処理によって第3図
イ〜イ断面相当部分の金の濃度分布は、第4図1こ示す
A、B、0領域を形成し、第3図ロ〜ロ断面相当部分の
金の濃度分布は金の少ない濃度分布を示す。
1回の金の熱拡散で第4図のA、B、C領域が現れる理
由は、前述の結晶構造の乱れの傾向と対応しており、C
領域で減少する理由は、金が8層5にグツ。ターされる
ためである。金のゲッター効果はリンを拡散して形成し
たN層が特に有効であり本発明の一つの特徴となってい
る。また、1回の金の熱拡散で第5図の分布が得られる
理由は酸化膜による金の拡散阻止効果で理解されよう。
第5図のライフタイムキラー濃度分布はN層5面積に対
して数15%程度であるから、第4図のライフタイムキ
ラー濃度分布の効果を損うことなく逆回復時間を短縮す
ることができる。
以上説明したような製作工程を経て第4図に示されるA
、B、Oのごとく三つの領域を示す金の濃度分布と第5
図に示される金の濃度分布を実現することができる。
この熱処理後、第7図(d)のようにN+#5とP庵6
の面に対してダイオードウェファと同径のタングステン
から成る支持電極8をアルミニウムを主成分とする金属
ろう7を介して置き、これを不活性ガス中で熱処理を行
い一体に固着される。これによりNJ輪5と2層6はア
ルミニウムで短絡されカソード短絡構造が形成される。
その後、2層2の面番こ対してはアノード電極1となる
直径15mmm厚み10μmを有するアルミ蒸着電極が
形成される。
固着完成後、電圧阻止接合であるP −Ni接合は球面
研磨法等により負ベベルに整形された後に、ベベル面に
対して化学研磨、表面保護膜形成等がなされてダイオー
ドが完成する。
このようにして製作されたダイオードの定格は150A
、 2500Vで、先ず、逆回復特性については逆回復
時間は約1μsecであり、その逆回復時の電流波形は
第6図(b)に示されるように二段階のdi/dt特性
を示す素子を得ることができた。
なお、逆回復電荷測定条件としては、順電流300A、
順電流降下率50A/μSで行った。
第     1    表 第1表は本実施例によって製作された素子と従来製作さ
れていた同定格の素子を比較したものである。第1表か
ら理解されるように本発明による素子は、2500Vと
高耐圧化したにも拘わらず逆回復電荷が小さく、ダイオ
ードと逆並列接続して使用されるサイリスタに与えるd
v/dt耐量に大きな影響力をもつdiz/dtが、従
来の素子よりも低減された優秀な高速ダイオードが製作
可能となった。このためサイリスタ応用技術面に寄与す
る効果が極めて大きいものである。
次に、本発明素子と従来素子の電流150Aにおけるオ
ン電圧を比較すると、前者は後者よりも067v低い値
を示した。耐圧2500Vにおけるもれ電流についても
同様の比較を行ったところ、前者は後者よりも15mA
低い値を示した。
なお、本実施例ではダイオード単体について説明を行っ
たが、ダイオードが複合化された他の半導体装置、例え
ば逆導通サイリスタや逆導通サイリスタウェファとダイ
オードウェファが一体化されてなる複合逆阻止サイリス
タなどにも利用できることは、同業者ならば容易に推察
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は5nap−off特性を有するダイオードの逆
回復時の電流波形の説明図、第2図は 5oft−Re
covery特性を有するダイオードの逆回復時の電流
波形の説明図、第3図は本発明の一実施例を示す高速ダ
イオードの部分断面図、第4図は第3図の本発明ダイオ
ードのイ〜イ断面部の金濃度分布を示した説明図、第5
図は第3図の本発明のダイオードのロ〜ロ断面部の金濃
度分布を示した説明図、第6図(a)はダイオード領域
とトランジスタ領域の逆回復時の電流波形を示した説明
図、第6図(b)は本ダイオードの逆回復時の電流波形
を示した説明図、第7図は本発明の高速ダイオードの一
実施例の製造工程を示す縦断面図である。 1・・・・・・アノード電極、2,6・・・・・・P層
、3・・・・・・P層、4・・・・・・Ni層、4′1
4“・・・・・・N層、5・・・・・・N層、6・・・
・・・P層、7・・・・・・金属ろう材、8・・・・・
・支持電極、9・・・・・・大きい領域、9′・・・・
・・小さい領域、10・・・・・・酸化膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 高抵抗N形母材からなるシリコン基板Ni層の一方の面
    にP形不純物のガリウムまたはアルミニウムを拡散して
    形成したP層を、他方の面に中抵抗のN形バッファ層を
    設け、このN形バッファ層面に対してN形不純物のリン
    を選択的に拡散し、複数個に分散配置して形成したダイ
    オード領域となる低抵抗のN^+層を有するP−Ni−
    N−N^+接合と、前記分散配置したN^+層に囲まれ
    たトランジスタ領域となる複数個の小領域を有するP−
    Ni−N−P^+接合において、本ダイオードのアノー
    ド側となる前記接合のP層上にP形不純物のボロンを拡
    散して形成したP^+層を設けたP^+−P−Ni−N
    −N^+とP^+−P−Ni−N−P^+接合を形成し
    、逆回復電荷を小さくするためにダイオード領域のP^
    +層面よりライフタイムキラーを導入し、ダイオード領
    域のP−Ni接合近傍に高いライフタイムキラーの濃度
    分布を形成し、かつトランジスタ領域のライフタイムキ
    ラー濃度よりもダイオード領域のライフタイムキラー濃
    度が大きくなるように両者間に濃度分布の差を設け、カ
    ソード側のN^+層とP^+層を電気的に短絡したこと
    を特徴とする高速ダイオード。
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