JPH07176720A - 電界緩和分離構造を有する逆導通型サイリスタ - Google Patents

電界緩和分離構造を有する逆導通型サイリスタ

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JPH07176720A
JPH07176720A JP34412593A JP34412593A JPH07176720A JP H07176720 A JPH07176720 A JP H07176720A JP 34412593 A JP34412593 A JP 34412593A JP 34412593 A JP34412593 A JP 34412593A JP H07176720 A JPH07176720 A JP H07176720A
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thyristor
diode
electric field
gate
field relaxation
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Konsan Ri
根三 李
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイリスタとダイオードを第1高抵抗層と第
2高抵抗層を相互に配置して電気的に分離することによ
り、不良率が少ない逆導通型サイリスタを提供すること
を目的とする。 【構成】 サイリスタとダイオードを逆並列に配置した
逆導通型サイリスタにおいて、サイリスタのゲート、あ
るいはダイオードのアノードから延びる空乏層が互いに
接触することを防止するために、第1高抵抗層と第2高
抵抗層を交互に配置することを特徴とする逆導通型サイ
リスタとしての構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は順方向特性においてスイ
ッチング機能を有し、逆方向特性において導通特性を有
する半導体スイッチング素子に関し、インバータ装置、
チョッパー、パルス幅制御装置等に用いる半導体スイッ
チング素子としての電界緩和分離構造を有する逆導通型
サイリスタに関する。
【0002】
【従来の技術】逆導通サイリスタにおいてはサイリスタ
部とダイオード部の分離帯構造が重要であり、この分離
構造の製造においては各種方法が提案され実施されてい
る。即ち、
【0003】 従来においては、化学エッチング法を
用いて溝を作った方法、
【0004】 サイリスタとダイオードの間を機械的
に完全分離する方法、
【0005】 の方法に重金属を入れる方法、
【0006】等が提案されている。
【0007】図18は上記の方法を説明する模式図で
ある。図18において1はダイオード部のアノード領
域,2はサイリスタ部のカソード領域,3はサイリスタ
部のベース領域,4はサイリスタ部のnベース領域及び
ダイオード部の高抵抗領域である。また5はエッチング
領域である。
【0008】図18に示すの方法は、高周波動作にお
いては転流失敗等の問題点がある。その理由としては、
【0009】(i) サイリスタ部のベース領域(pB )3
と、ダイオードのアノード領域(pE)1がつながって
いるため、サイリスタのゲートとダイオードのアノード
間の抵抗が高くても、ダイオードの導通状態からサイリ
スタをターンオフさせる時にダイオードに蓄積されたキ
ャリアによって転流失敗を起すためである。また、
【0010】(ii) 高速スイッチングのターンオフ動作
では高いdv/dt耐量が要求されるが上記(i) のよう
な蓄積キャリアがあるために壊れやすくなるためであ
る。
【0011】また、エッチング領域5の溝を形成するこ
とによって次の製作工程に悪い影響を与える。即ち、
【0012】(iii) レジストをスピンコートで表面に付
ける時、溝の壁にはね返って、レジストが点々と飛びつ
いてパターンが取れないという問題点が生ずる。
【0013】図19は上記の方法を説明する模式図で
ある。図19において6はシリコン樹脂,7は金属板,
8はダイオード部,9はサイリスタ部を示す。
【0014】図19に示すの方法は、サイリスタ部9
とダイオード部8を機械的に完全分離してあるため、ダ
イオードからサイリスタに、あるいはサイリスタからダ
イオードに流れ込むキャリアはないため転流失敗はな
い。
【0015】しかし、サイリスタとダイオードを分離す
るためのシリコン樹脂6による分離帯の面積が大きくな
りデバイスの有効面積が相対的に小さくなる。これは、
ベベル部がサイリスタ構造において1箇所、ダイオード
構造において2箇所となるためである。
【0016】また、サイリスタとダイオードの間が完全
に削られているのでそれぞれの耐圧を持つ構造が特に必
要となり、金属板7の上に合金する構造に応用する場合
は図19のシリコン樹脂6でサイリスタとダイオードの
ベベル部を保護する必要がある。
【0017】また、合金形であるためデバイスの直径が
大きくなると合金ヒズミが生じソリによりサイリスタ部
とダイオード部が不均一に圧接されるという問題点があ
る。
【0018】(iv)図20は従来の逆導通GTOサイリス
タの転流波形の模式図である。また図21は図20のオ
フゲート期間Iからオフゲート期間IIに到る過程におけ
るキャリアの分布(オフゲート期間)、図22は図20
のオフゲート期間Iからオフゲート期間IIに到る過程に
おけるキャリアの分布(I〜IIの期間)を示す。
【0019】オフゲート期間Iにはダイオード電流が流
れる。その後、極性が反転して、サイリスタがオフしよ
うとする時、図21及び図22に示すようにダイオード
に流れたキャリアがサイリスタに流れ込み、サイリスタ
をオフさせようとしても、オフしきれない転流失敗が発
生するという問題点がある。
【0020】このような転流失敗を防止するためにダイ
オードに流れた残留キャリアがサイリスタに流れ込まな
いようにするための分離帯が必要となる。
【0021】(v) また、キャリアが流れ込まないように
すると共に、サイリスタとダイオードが各々耐圧を保つ
構造が必要である。図23は図18の構造に対応したG
TOの例における断面模式図であり、図24は逆導通G
TOの等価回路図である。図18のような構造において
サイリスタがオフの状態では、図23に示すようにpベ
ース領域(pB )3とnベース領域(nB )4の接合部
に大きい電界が発生しキャリアの蓄積と共に分離帯12
にて、壊れるという問題点がある。図23において1,
2,3,4で表示された領域は図18において示された
領域と同等の領域である。更に図23において10はサ
イリスタ部のアノード領域,11はダイオード部のカソ
ード領域,12は分離帯,13及び15は共通になされ
たGTOのカソード電極,14はGTOのアノード電
極,16はGTOのゲート電極,17は高電界発生領域
を示す。
【0022】図25には溝の深さWに対するGK間の抵
抗値とサイリスタの降伏電圧の関係を示す。深さが小さ
な誤差でもRGKとVB が大きく変化するので再現性に欠
けている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はサイリ
スタとダイオードをp型層をn型層の上にドット状に配
置して電気的に分離することにより、不良率が少ない電
界緩和分離構造を有する逆導通型サイリスタを提供する
ことを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】ダイオードからサイリス
タのキャリアの流れ込みを少なくし、かつ、電界集中を
緩和させるために、p型層をn型層の上にドット状で分
離帯として配置する。
【0025】ダイオードが順方向に電流が流れている間
にサイリスタがオフしようとする時、ダイオードに蓄積
されたキャリアをサイリスタのゲートまで流れ込まない
ように、p型とn型を相互に配置することによって分離
帯内のキャリア密度を少なくする。
【0026】また、サイリスタがオフ状態時にpB とn
B の接合部に高い電界が集中するのでp型とn型を相互
に配置することによってガードリングのように電界を均
一に分散させるようにして、電界集中を緩和する。
【0027】従って、本発明の構成は以下に示す通りで
ある。即ち、同一ウエハー上にサイリスタとダイオード
とを逆並列に配置構成した逆導通型サイリスタにおい
て、前記サイリスタと前記ダイオードとの間に配置さ
れ、前記サイリスタの転流失敗防止用分離帯構造と、前
記サイリスタと前記ダイオードのそれぞれの耐圧保持用
電界緩和構造と、を具備することを特徴とする電界緩和
分離構造を有する逆導通型サイリスタとしての構成を有
する。
【0028】或いはまた、前記耐圧保持用電界緩和構造
は、p型層をn型層の上にドット状で相互に配置する構
造を具備することを特徴とする電界緩和分離構造を有す
る逆導通型サイリスタとしての構成を有する。
【0029】或いはまた、前記逆並列に配置構成された
サイリスタと前記ダイオードとを含む同一ウエハーに対
して所定のライフタイム制御を行ったことを特徴とする
電界緩和分離構造を有する逆導通型サイリスタとしての
構成を有する。
【0030】或いはまた、サイリスタとダイオードを逆
並列に配置した逆導通型サイリスタにおいて、サイリス
タのゲート、あるいはダイオードのアノードから延びる
空乏層が互いに接触することを防止するために、p型層
をn型層の上にドット状で配置することを特徴とする逆
導通型サイリスタとしての構成を有する。
【0031】
【作用】本発明の動作を以下に説明する。図1乃至図4
はサイリスタ部に埋込みゲート型静電誘導サイリスタを
用いた逆導通型静電誘導サイリスタを例として、スイッ
チング動作時におけるキャリアの発生分布を説明する図
である。図1乃至図4において1はダイオード部のアノ
ード領域,2はサイリスタ部のカソード領域,4はサイ
リスタ部のnベース領域及びダイオード部の高抵抗領
域,10はサイリスタ部のアノード領域,11はダイオ
ード部のカソード領域を示す。また13はダイオード部
のアノード領域1に対する電極であるがサイリスタ部の
カソード電極15と電気的に共通になされ、本発明の電
界緩和分離構造を有する逆導通型サイリスタのカソード
電極を形成している。14はアノード電極である。16
はサイリスタ部のゲート電極であり、18はサイリスタ
部のゲート領域である。また19は分離帯のn領域であ
り、20は分離帯のp領域である。
【0032】図1はゲートオン期間中におけるキャリア
の発生分布、図2はゲートオフ期間Iにおけるキャリア
の発生分布、図3は分離領域における等価回路、図4は
ゲートオフ期間IIにおける空乏層発生の様子を示す図で
ある。
【0033】a.ゲートオン期間中(図1) ゲートに順バイアスをかける。 キャリアが流れる。サイリスタがターンオンし、アノ
ードからカソードに向かって電流が流れる。
【0034】b.ゲートオフ期間I(図2) ゲートに逆バイアスをかけてサイリスタをしゃ断させ
て、サイリスタのカソードから流れ込む電流をダイオー
ドに流す。ダイオード部のアノード領域(pE )1から
正孔が発生し、ダイオード部のカソード領域(nE )1
1に到る際に、ダイオードからサイリスタのゲート領域
(pB )18の間にp(1)n(4)p(18)トラン
ジスタがあり、分離帯をはさむnベース層(nB )4の
抵抗が高い。これはp(20)n(4)p(20)n
(4)の高抵抗率層がドット状に分離帯にあるためであ
る。したがって、ダイオードに流れる電流Iが大部分の
電流となる(図3参照)。
【0035】c.ゲートオフ期間II サイリスタのゲートに逆バイアスをかけてサイリスタを
オフさせる際に図3に示したように、分離帯内でのキャ
リアは少なく高速にサイリスタをオフする。また、サイ
リスタをオフさせると、空乏層がゲートを中心に発生す
る。この空乏層の発生による電界は分離領域における静
電誘導効果によって電界の集中を緩和される(図4参
照)。
【0036】
【実施例】図5は本発明の第1の実施例としてのサイリ
スタ部に表面ゲート型静電誘導サイリスタを用いた電界
緩和分離構造を有する逆導通型静電誘導サイリスタの模
式的断面構造図である。同様に図6は本発明の第2の実
施例としてのサイリスタ部にGTO(ゲートターンオフ
サイリスタ)を用いた電界緩和分離構造を有する逆導通
型静電誘導サイリスタの模式的断面構造図である。また
図7は本発明の第3の実施例としての主電流導通部にI
GBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)を用いた
電界緩和分離構造を有する逆導通型静電誘導サイリスタ
の模式的断面構造図である。上記IGBTはMOSゲー
トサイリスタとしての動作をするものであり、ラッチア
ップ動作可能なサイリスタとしての動作をするものであ
る。またノンラッチアップモードにおける動作も可能で
あり、これらのすべての動作を想定して、主電流導通部
にIGBTを用いた電界緩和分離構造を有する逆導通型
静電誘導サイリスタの模式的断面構造図と称する。図5
乃至図7において図1乃至図4と同一の参照番号は同一
の領域に対応している。従って、重複説明は省略する。
図5において21はSiO2 膜,22は平面ゲートSI
サイリスタのゲート領域を示す。同様に図6において2
3はGTOのpベース領域を示す。また図7において2
4はIGBTのゲート電極16直下におけるゲート酸化
膜を示し、25はnエミッタ領域,26はpベース領域
に対応している。
【0037】図8乃至図12は上記第1の実施例の製造
方法を示す工程図である。以下に順次説明する。
【0038】図8はn型ウエハー(4)にサイリスタの
ゲート領域(pB )22,アノード領域(pE )10及
びダイオードのアノード領域(pE )1を同時形成する
工程図を示す。
【0039】図9はサイリスタのカソード領域(nE
2,ダイオードのカソード領域(nE )11及び分離帯
のn領域19を同時形成する工程図を示す。
【0040】図10は分離帯のp領域20を形成する工
程図を示す。この分離率はある程度高い抵抗率がよいの
で、減圧拡散法またはイオン注入によって形成すること
が望ましい。
【0041】図11はシリコン酸化膜(SiO2 膜)2
1によって電極間の保護膜を形成する工程図を示す。
【0042】図12は、Alによって、アノード電極1
4,カソード電極15,ゲート電極16及びダイオード
部のアノード領域1に接触する電極13を形成する工程
図を示す。この表面ゲート型構造は化学エッチングを用
いないためにミラー面上にパターンを形成するので、か
なりの微細なパターンを形成することができる。
【0043】また、埋込みゲート型静電誘導サイリスタ
でもゲート電極16のためのエッチングのみが必要で、
従来のような深いエッチングは必要がない。
【0044】したがって、微細なパターンが形成でき、
後工程にて発生する不良品は従来技術に比べて少ない。
【0045】図13は本発明の第4の実施例としてのサ
イリスタ部に埋込みゲート型静電誘導サイリスタを用い
た電界緩和分離構造を有する逆導通型静電誘導サイリス
タの模式的断面構造図を示す。図13の各部の参照番号
は図1乃至図4と共通のものは同一領域を示すため重複
説明は省略する。図13においては分離帯のパターンを
ドット状で、p領域20を形成するために直径6μmの
円状のパターンを22μmのピッチで配置し、また、次
の列には、11μmずらしたものの上記のようなパター
ンを再配置し、これを円周上に配置することによって可
能となる。図14は分離帯パターンの模式図である。
【0046】ドット状のp領域20は相互に静電誘導効
果が発生するような形で、サイリスタに逆電圧がかかっ
ても電界が緩和されると共にダイオードに逆電圧がかか
っても同様な原理で電界が緩和される。
【0047】本発明の電界緩和構造を有する逆導通サイ
リスタにおける主電流導通部は静電誘導サイリスタ、G
TO、IGBT等のみではなく他のパワーデバイスにも
適用可能である。
【0048】4500V/300Aクラスの逆導通静電
誘導サイリスタにおいて得られた実験結果を他の分離構
造と比較する。
【0049】従来の金、鉄等の重金属にて分離帯の得
られたライフタイム(τ)を短くしたものにくらべて、
サイリスタの順方向の耐圧のもれ電流が少ない。図15
は上記もれ電流の比較図を示す。本発明はもれ電流が少
ない。
【0050】化学エッチングによる分離帯の抵抗値よ
り安定した値が得られる。即ち、図16は規格化された
分離帯の抵抗(Ω)のばらつきを示す。本発明はばらつ
きが少ない。
【0051】スイッチング周波数を上げても可制御電
流が高い。即ち、図17は可制御電流の周波数依存性で
ある。本発明の素子構造が優れている。
【0052】スイッチング合格率が高い。スイッチン
グ条件として125℃、スナバコンデンサCS =0.1
μF、スナバ抵抗RS =10Ω、(L=3μH)におい
て、4つの分離方式にて製造された電界緩和分離構造を
有する逆導通型静電誘導サイリスタのスイッチング合格
率の判定結果を表1に示す。明らかに本発明は優れてい
る。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】以上述べた如く本発明の電界緩和分離構
造を有する逆導通型サイリスタによれば、順方向耐圧印
加時のもれ電流が少なく、分離帯の抵抗ばらつきが少な
く、高周波動作における可制御電流が比較的高く、かつ
スイッチング合格率の高い逆導通サイリスタを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】埋込みゲート型静電誘導サイリスタを用いた逆
導通型静電誘導サイリスタを例として、スイッチング動
作時におけるキャリアの発生分布を説明する図(ゲート
オン期間)
【図2】埋込みゲート型静電誘導サイリスタを用いた逆
導通型静電誘導サイリスタを例として、スイッチング動
作時におけるキャリアの発生分布を説明する図(ゲート
オフ期間I)
【図3】埋込みゲート型静電誘導サイリスタを用いた逆
導通型静電誘導サイリスタを例として、分離帯領域にお
ける等価回路を示す図
【図4】埋込みゲート型静電誘導サイリスタを用いた逆
導通型静電誘導サイリスタを例として、ゲートオフ期間
IIにおける分離帯の空乏層発生の様子を示す図
【図5】本発明の第1の実施例としての表面ゲート型静
電誘導サイリスタによる電界緩和分離構造を有する逆導
通型静電誘導サイリスタの模式的断面構造図
【図6】本発明の第2の実施例としてのGTOによる電
界緩和分離構造を有する逆導通型静電誘導サイリスタの
模式的断面構造図
【図7】本発明の第3の実施例としてのIGBTによる
電界緩和分離構造を有する逆導通型静電誘導サイリスタ
の模式的断面構造図
【図8】本発明の第1の実施例としての表面ゲート型静
電誘導サイリスタによる電界緩和分離構造を有する逆導
通型静電誘導サイリスタの製造工程図であって、n型シ
リコンにサイリスタのゲート領域(pB )とアノード領
域(pE )とダイオードのアノード領域(pE )を同時
に形成する工程図
【図9】本発明の第1の実施例としての表面ゲート型静
電誘導サイリスタによる電界緩和分離構造を有する逆導
通型静電誘導サイリスタの製造工程図であって、サイリ
スタのカソード領域(nE )、ダイオードのカソード領
域(nE )及び分離帯のn領域を形成する工程図
【図10】本発明の第1の実施例としての表面ゲート型
静電誘導サイリスタによる電界緩和分離構造を有する逆
導通型静電誘導サイリスタの製造工程図であって、分離
帯となるp層を形成する工程図(この際表面の形はドッ
ト状である)
【図11】本発明の第1の実施例としての表面ゲート型
静電誘導サイリスタによる電界緩和分離構造を有する逆
導通型静電誘導サイリスタの製造工程図であって、Si
2 表面保護を形成する工程図
【図12】本発明の第1の実施例としての表面ゲート型
静電誘導サイリスタによる電界緩和分離構造を有する逆
導通型静電誘導サイリスタの製造工程図であって、Al
にて電極を形成する工程図
【図13】本発明の第4の実施例としての埋込みゲート
型静電誘導サイリスタを用いた電界緩和分離構造を有す
る逆導通型静電誘導サイリスタの模式的断面構造図
【図14】分離帯パターンの模式図
【図15】重金属にて分離帯のライフタイムを制御した
素子と本発明素子におけるもれ電流との比較
【図16】分離帯の抵抗値の分布
【図17】可制御電流の周波数依存性
【図18】化学エッチング法を用いた分離帯構造の例
(一部)
【図19】サイリスタとダイオードの間を機械的に完全
分離した例(一部)
【図20】サイリスタからダイオードへの転流波形(G
TOの例)
【図21】図20のオフゲート期間Iからオフゲート期
間IIに到る過程におけるキャリアの分布(オフゲート期
間)
【図22】図20のオフゲート期間Iからオフゲート期
間IIに到る過程におけるキャリアの分布(I→IIの期
間)
【図23】図18の構造に対応したGTOの例における
断面模式図
【図24】逆導通型GTOの等価回路図
【図25】エッチング深さWに対するRGKとVB の関係
【符号の説明】
1 ダイオード部のアノード領域 2 サイリスタ部のカソード領域 3 サイリスタ部のベース領域 4 サイリスタ部のnベース領域及びダイオード部の高
抵抗領域 5 エッチング領域 6 シリコン樹脂 7 金属板 8 ダイオード部 9 サイリスタ部 10 サイリスタ部のアノード領域 11 ダイオード部のカソード領域 12 分離帯 13 カソード電極 14 アノード電極 15 カソード電極 16 ゲート電極 17 高電界発生領域 18 サイリスタ部のゲート領域 19 分離帯のn領域 20 分離帯のp領域 21 SiO2 膜 22 平面ゲートSIサイリスタのゲート領域 23 GTOのpベース領域 24 IGBTのゲート電極16直下におけるゲート酸
化膜 25 nエミッタ領域 26 pベース領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一ウエハー上にサイリスタとダイオー
    ドとを逆並列に配置構成した逆導通型サイリスタにおい
    て、 前記サイリスタと前記ダイオードとの間に配置され、前
    記サイリスタの転流失敗防止用分離帯構造と、 前記サイリスタと前記ダイオードのそれぞれの耐圧保持
    用電界緩和構造と、を具備することを特徴とする電界緩
    和分離構造を有する逆導通型サイリスタ。
  2. 【請求項2】 前記耐圧保持用電界緩和構造は、p型層
    をn型層にドット状で配置する構造を具備することを特
    徴とする請求項1記載の電界緩和分離構造を有する逆導
    通型サイリスタ。
  3. 【請求項3】 前記逆並列に配置構成されたサイリスタ
    と前記ダイオードとを含む同一ウエハーに対して所定の
    ライフタイム制御を行ったことを特徴とする請求項1記
    載の電界緩和分離構造を有する逆導通型サイリスタ。
JP34412593A 1993-12-17 1993-12-17 電界緩和分離構造を有する逆導通型サイリスタ Pending JPH07176720A (ja)

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