JPH02761B2 - - Google Patents

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JPH02761B2
JPH02761B2 JP54167892A JP16789279A JPH02761B2 JP H02761 B2 JPH02761 B2 JP H02761B2 JP 54167892 A JP54167892 A JP 54167892A JP 16789279 A JP16789279 A JP 16789279A JP H02761 B2 JPH02761 B2 JP H02761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
ultraviolet
resin
space
stamper
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP54167892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5689921A (en
Inventor
Toshiji Fujita
Yoshio Nagasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP16789279A priority Critical patent/JPS5689921A/ja
Publication of JPS5689921A publication Critical patent/JPS5689921A/ja
Publication of JPH02761B2 publication Critical patent/JPH02761B2/ja
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  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデイスクの複製に関し、詳しくはビデ
オデイスク、PCM又はFM変調のオーデイオデ
イスク等の高密度情報記録デイスクの大量複製に
関する。
従来、デイスクを製造するに於いては、いわゆ
るLPレコード盤やドーナツ盤のようなリジツト
なデイスクを製造するにしても、またフオノシー
トのようなフレキシブルなデイスクを製造するに
しても、いずれに於いても合成樹脂シート等を加
熱軟化させ、これを凹凸状の信号を有する金型
(スタンパー)に押圧して信号を複写し、一定時
間後に冷却・硬化せしめてデイスクを製造してい
るものである。
しかしながら、この方法では、間欠的な運動で
熱のリサイクルを行なうことによつてデイスクを
製造しているため、製造に多くの時間とエネルギ
ーを要している。
また製造に要する時間を短縮するために加熱工
程と押圧・冷却工程とを分離してスタンパーを常
に冷却してデイスクを得る製法もあるが(いわゆ
るソノシートがこれに当たる)、スタンパーの凹
凸を忠実に再現することができず、ビデオデイス
クのような高密度情報記録デイスクの製造には用
い得べくもない。
本発明は上記従来技術に於ける欠点を一挙に解
決せんとするものであり、高密度情報記録デイス
クの製造にも適用できるようスタンパーの持つ凹
凸による情報信号をデイスク上に忠実に再現し、
しかも製造に要する時間及びエネルギーを大幅に
減少しようとするものである。
本発明の概要について簡単に述べれば、従来技
術のように熱を用いるのではなく、紫外線硬化型
樹脂をデイスクの材料として特別な構成を有する
一種の射出成型機であるデイスク製造装置内へ射
出し、これにスタンパーとは反対側つまりデイス
クの裏面となる側から紫外光を照射してキユアリ
ングしデイスクを製造するものである。
以下に図面の実施例に基き本発明を詳細に説明
する。
第1図は本発明にかかるデイスク製造装置の概
略的説明図であつて一種の射出成型機であり、第
2図はその要部の断面的拡大説明図である。
1は上型であり、その下面に複写すべき凹凸状
の情報信号3を有するスタンパー2が取り付けら
れている。
スタンパー2は通常の方法により作成されるも
のであり、銅またはラツカー盤上に刻設された凹
凸による情報信号をAgあるいはNiによる銀鏡処
理及びCuまたはNiによる電気鍍金によつて複製
し、いわゆるフアーザーを得、次にこのフアーザ
ーに対して同様の処理を施して複製していわゆる
マザーを得、このマザーよりスタンパー2を得る
ものである。
4は下型であり、紫外線透過ガラスで形成され
ており、その下部に紫外線ランプ5が設置されて
いる。この紫外線ランプ5の下側に凹面鏡6が取
り付けられて紫外線が効率よく樹脂を照射するよ
う設定されている。さらに下型4と紫外線ランプ
5の間にはシヤツター7が設けられて紫外線の調
節を行なうようになつている。
上記の上型1と下型4とを密着させることによ
りデイスクを複写するための閉空間13が形成さ
れることになる。この実施例では下型4上面が平
面であり、上型1にのみ複製すべきデイスクの形
状に対応する凹部が形成される。また、上型1は
軸9を支柱として油圧ポンプ10の作動により上
下動し、下型4は基台15に固定されている。
このような上型1及び下型4の側方に原料ホツ
パー12が設置されており、このホツパー12か
らノズル11が延びて上型1の外部から閉空間1
3を形成している側面に通じる樹脂注入孔14に
まで至つている。
このノズル11は左右に移動するものであり、
樹脂注入時において上型1の樹脂注入孔14に挿
し込まれるものである。
なお、この実施例によれば上型1にのみ凹部を
形成してデイスク成型空間とするものであるが、
下型4に凹部を形成することも、或いは上型1、
下型4の両方に凹部を形成することも可能であ
る。
なお、下型4に凹部を形成した場合には樹脂注
入孔は下型4に設けることになる。
本発明に係るデイスク製造装置は以上のような
構成であり、次にこのデイスク製造装置を用いて
デイスクを製造する方法について述べる。
原料ホツパー12より供給された紫外線硬化型
樹脂がノズル11を介して上型1と下型4とが密
着することで形成された空間13内へ樹脂注入孔
14から注入される。このような樹脂注入孔14
により側方から樹脂を射出することで、上方から
射出した際に生じるいわめる「ヘソ」の発生を無
くすることができる。
また紫外線硬化型樹脂としてはアクリル酸エス
テルを基本としたプレポリマー及び共重合性モノ
マーを主成分とし、それに若干の重合開始剤と助
剤を加えた構成で、250〜370mmの領域の波長の光
線(紫外線)を照射することにより、モノマーが
線状ポリマー間を架橋して三次元網目構造を形成
するものである。
このようなアクリル酸エステルとしてはメチル
アクリレート、エチルアクリレート、フエニルア
クリレート等があり、その重合は次式の如くにな
る。
上記の如くの紫外線硬化型樹脂は例えば東洋イ
ンキ製造(株)より商品名フラツシユドライとして市
販されている。
紫外線硬化型樹脂が空間13内へ射出されて十
分に細部まで充たされた段階で、下型4の下方か
ら紫外線を照射して前記樹脂を硬化せしめる。こ
のキユアリング工程は紫外線ランプ5を点灯する
ことにより達せられるが、本発明では紫外線ラン
プ5を点減させるのではなく、常時点灯させてお
き紫外線ランプ5と下型4の間に設置したシヤツ
ター7を開閉することによりキユアリングを行な
う。即ち、前記樹脂が完全に空間13内に充たさ
れたときのみシヤツター7が開き、紫外線が照射
されるようになつている。
また、紫外線ランプをアルミニウム製の凹面鏡
で被うことにより照射効率が向上し、さらに紫外
線ランプは点灯中発熱があるので通風して冷却す
ることが望ましい。
このようにして紫外線が照射された前記樹脂は
極めて短時間で硬化してスタンパー2のもつ凹凸
状の情報信号2が忠実に再現されたデイスクとな
り、然る後上型1を上昇せしめれば成型されたデ
イスクを容易に取り出すことができる。
なお、ここで重要なことは樹脂が紫外線によつ
て硬化する際に酸素の存在により、その反応が阻
害されるのである。つまり樹脂の硬化反応はラジ
カル重合反応であるが、酸素は基底状態では安定
ラジカルを形成しているが、これが励起されると
プレポリマーやモノマーの樹脂同士の反応よりも
酸素との反応の方が速い。
従つて紫外線照射時に酸素が存在していると、
樹脂の硬化反応に酸素が入り込んで硬化が不完全
となるのである。
さらにこの結果として部分的な体積収縮が発生
してデイスクの変形の要因ともなる。
ところが本発明の方法に依ればデイスク成型の
ために紫外線硬化型樹脂が満たされた空間13は
完全なる閉空間であり、樹脂が満たされているの
で空気の存在は殆んどなく、従つて酸素阻害の影
響は完全に遮断できる。このように閉空間に樹脂
を満たし成型するのは空気遮断の効果もあわせて
持つているのである。
本発明は以上の如くの構成を有するもので、従
来の加熱・冷却によるデイスクの製造方法に比べ
て次のような効果を奏するものである。即ち熱を
用いずにデイスクを製造する方法を採つているの
でエネルギー消費が少く、しかも製造に要する時
間を大幅に短縮することができるので大量生産に
好適である。
さらに閉空間内で成型が行なわれるので凹凸状
の情報信号が忠実にデイスク上に再現され、高密
度情報記録デイスクの複製にも適している。
実施例 適当な紫外線硬化型樹脂を用いて0.15mm厚で直
径21cmのビデオデイスクを製造しようとした。
1kWの紫外線ランプを6本設置し、3秒間照射
したところ前記樹脂は完全に硬化し、得られたビ
デオデイスクの再生音及び再生画像は良好なもの
であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるデイスク製造装置の説
明図であり、第2図はその要部の断面的拡大説明
図である。 1……上型、2……スタンパー、3……情報信
号、4……下型、5……紫外線ランプ、6……凹
面鏡、7……シヤツター、8……カバー、9……
軸、10……油圧ポンプ、11……ノズル、12
……ホツパー、13……空間、14……樹脂注入
孔、15……基台。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一方の型が紫外線透過材料で形成され、他方
    の型は凹凸状の情報信号を有するスタンパーが取
    り付けられている一対の型によりデイスクを成形
    するための空間を形成し、前記空間内に紫外線硬
    化型樹脂を注入して充たし、前記樹脂が注入され
    充たされた後前記紫外線透過材料で形成された型
    を通じて紫外線を照射し、前記樹脂を硬化せしめ
    ることで前記スタンパーの有する凹凸状の情報信
    号が再現されたデイスクを得るデイスク製造方
    法。 2 前記空間内へ側部位置から前記樹脂を注入す
    る特許請求の範囲第1項記載のデイスク製造方
    法。 3 上下動可能な上型の下面にスタンパーが取り
    付けられ、この上型と紫外線透過材料により作成
    されてなる下型とを密着させることによりデイス
    ク成形空間が形成され、前記上型或いは下型には
    外部より前記デイスク成形空間の側面に通ずる紫
    外線硬化型樹脂注入孔が設けられ、この樹脂注入
    孔に通ずるノズルが原料ホツパーより延長され、
    前記下型下方にはシヤツターを介して紫外線ラン
    プが設置されてなるデイスク製造装置。
JP16789279A 1979-12-24 1979-12-24 Production of disc and apparatus therefor Granted JPS5689921A (en)

Priority Applications (1)

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JP16789279A JPS5689921A (en) 1979-12-24 1979-12-24 Production of disc and apparatus therefor

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JP16789279A JPS5689921A (en) 1979-12-24 1979-12-24 Production of disc and apparatus therefor

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JPS5689921A JPS5689921A (en) 1981-07-21
JPH02761B2 true JPH02761B2 (ja) 1990-01-09

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