JPH0275762A - 内燃機関用配電ロータ、及び、その製造方法 - Google Patents

内燃機関用配電ロータ、及び、その製造方法

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JPH0275762A
JPH0275762A JP22458688A JP22458688A JPH0275762A JP H0275762 A JPH0275762 A JP H0275762A JP 22458688 A JP22458688 A JP 22458688A JP 22458688 A JP22458688 A JP 22458688A JP H0275762 A JPH0275762 A JP H0275762A
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JP
Japan
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rotor
synthetic resin
inorganic material
power distribution
internal combustion
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Application number
JP22458688A
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English (en)
Inventor
Shigeo Hosaka
保坂 繁夫
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の配電器に用いられるロータ、及び上
記ロータの製造方法に係り、特に耐熱強度に優れたロー
タ、及び、該耐熱強度に優れたロータの製造方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
火花点火式の多気筒内燃機関の配電器に用いられるロー
タは、電気絶縁性の高いことが必要であり、かつ、大量
生産に適していることが望まれる。
こうした観点において、最新の公知技術としては特公昭
61−30149号の配電ロータが挙げられる。
上記公知技術は、射出成形時の作業性と成形品の電気絶
縁性とを重視して、無機質粉末を配合したポリプロピレ
ンやポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性合成樹脂
が用いられてきた。
これらの従来技術に係る配電ロータは、従来の火花点火
式内燃機関の一般的な使用条件における電気絶縁性や耐
熱強度に関する要求を満たしてきた。
第1図は配電器用ロータの1例を示す断面図である。
ロータ本体1は、合成樹脂部2に対してロータ電極3を
半ば埋設して固定した構造である。ここに半ば埋設とは
、一部を露出している意である。
上記のロータ本体1は、回転軸4の先端部4aに対して
着脱可能に嵌合している。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来例の配電器ロータは、従来の自動車の一般的使
用条件に適合するように構成されており、例えばテスト
条件100℃、 3.OOOrpmで連続100時間の
耐熱強度試験でも破損しなかった。
しかし乍ら、自動車技術のより一層の進歩、特に特殊用
途自動車の開発に伴って、配電器ロータの耐熱強度(高
温下で、大きい遠心加速度荷重に酎える性能)に関する
要求も高度化してきている。
ところが、従来例の配電ロータは1例えば150’C,
6,50Orpmといった高温、高速テストを行うとロ
ータ電極3の先端部3aに接している合成樹脂部が溶融
したり、合成樹脂部2に亀裂を生じたりするといった損
傷を生じ、信頼性、耐久性が不充分であった。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので。
従来の配電ロータに比して格段に耐熱強度の優れたく具
体的には、150℃、 6.50Orpm+、 100
時間テストに耐え得る)配電器ロータ、及び上記配電器
ロータの製造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため1本発明者は耐熱強度に優れ
た各種の材料について、その特性を研究した。
特に、コストと量産性の観点から、射出成形に適した熱
可塑性材料であることを条件の−っとし、かつ、無機質
材料の混合割合と製品品質との関係、及び、無機質材料
の混合割合と射出成形作業の楚易との関係を多角的に検
討した結果、本発明に係る配電ロータは1合成樹脂とし
てポリエーテルエーテルケトンを用いる。
上記の配電ロータを実施する場合、無機質材料の種類は
特に限定されないが、その混合割合は重量比20%〜4
0%が適度である。
また1本発明に係る配電ロータの製造方法は、金型内に
ロータ電極をインサートしておいて、無機質材料を混練
したポリエーテルエーテルケトンで射出成形する。
本発明方法を実施する場合の無機質材料混合割合は重量
比20%〜40%が好適である。
〔作用〕
ポリエーテルエーテルケトンは、ポリプロピレンやポリ
ブチレンテレフタレートに比して溶融温度が高く、しか
も高い熱変形温度を有しているので、このポリエーテル
エーテルケトンを用いることによって耐熱強度の上昇が
期待できる。
さらに、このポリエーテルエーテルケトンは、これに混
練される無機質材料であるタルク粉末。
マイカ粉末、シリカ粉末、ガラス繊維、ガラスピーズ、
アルミナ粉末、アルミニウムシリケート粉末、ジルコン
粉末、溶融シリカ等との適合性も良い。
これら無機質材料の混合比を20%未満にすると。
成形時のシュリンケージが大きく、強度が低く熱衝撃に
弱いので不適当である。
また、40%を越えると湯滴れが悪くなって内部欠陥が
出来易いので不適当である。
また、前記の無機質材料は1合成樹脂とのなじみを良く
する目的であらかじめ公知技術を適用して、シラン系、
チタネート系、アルミニウム系及びふっ素糸カップリン
グ剤等で前処理した合成樹脂に混練する方法でも使用す
ることができる。
〔実施例〕
(実施例1) 従来形の熱可塑性合成樹脂材用射出成形機を用い、金型
の中にロータ電極3を着脱可能に取りつけておき。
ポリエーテルケトン70%(重量比二以下すべての%表
示にって同様)、ガラス繊維30%を混練し。
合成樹脂部2を射出成形したところ、成形時の作業性は
良好であった。
この混線材で射出成形した合成樹脂部の熱変形温度は3
15℃、融点は334℃である。
この成形品を試験装置に装着し、150℃で、6500
rpm、 10時間の高温高速テストを行ったところ成
形品の溶融やクラックは認められなかった。
(実施例2〜5) 前記の実施例1と同様にして、ただし、無機質材料の種
類と配合量とを種々に変えて実施した結果を第1表に示
す。
この第1表には、比較例1〜3も併せて示した。
比較例は、前記樹脂例におけると同様の射出成形機を用
いて成形し、かつ、前記実施例と同じ試験機で、同じ試
験条件(150℃、 6500rp+i、 10時間)
でテストしたものである。
以下余白 〔その他の比較例〕 第1表に収録した比較例の他に、ポリエーテルエーテル
ケトンに20%未満の無機質材料を混練して、実施例1
〜5と同様のテストを行ったが、凝固に際しての収縮が
大きいため寸法精度が低いこと、及び。
無機質材料による補強効果不充分のために、高温強度、
常温強度ともに充分でないこと。
といった不具合が確認された。更に、このように無機質
材料の配合率が低いと熱衝撃に弱いことも予想される。
こうした比較テストにより、本発明を実施する際の無機
質材料混合率を20%以上にすべきことが確認された。
しかし、混合率を20%未満にしても、なお従来技術に
係る配電ロータに比して耐熱強度が優れている。
また、無機質材料混合率を40%以上とする比較テスト
を行ったところ、溶融混線材の流動性が良くない為に内
部欠陥が出来易く、射出成形作業が難かしいことを確認
した。
本発明を工業生産に適用する場合、無機質材料の混合率
は40%未満とすることが望ましい。ただし、射出成形
の難しいことと、成品歩留まりの低いことを忍べば、4
0%以上の混合率としても従来品に比して耐熱強度が優
れているという効果は得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の配電ロータは、ポリエーテ
ルエーテルケトンに無機質材料を混練した構成としたの
で、高温における耐遠心加速度強度が優れており、自動
車技術の進歩に伴う要求品質に応えることが出来る。
また、本発明に係る配電ロータ製造方法は、ポリエーテ
ルエーテルケトンに無機質材料を混練して射出成形する
ことにより、上記発明に係る配電ロータを工業的に生産
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は内燃機関用配電ロータの断面図である。 1・・・ロータ本体、2・・・合成樹脂部、3・・・ロ
ータ電極、3a・・・ロータ電極先端部、4・・・回転
軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電気絶縁性の無機質材料を混練した合成樹脂製のロ
    ータ本体に金属製電極部材を半ば埋設してなる内燃機関
    用配電ロータにおいて、前記の合成樹脂がポリエーテル
    エーテルケトンであることを特徴とする、内燃機関用配
    電ロータ。 2、前記無機質材料の混合割合は、重量比20%乃至4
    0%であることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機
    関用配電ロータ。 3、電気絶縁性の無機質材料を混練した合成樹脂製のロ
    ータ本体に金属製電極部材を半ば埋設した構造の内燃機
    関用配電ロータを製造する方法において、前記の金属製
    電極部材を射出成形機金型内に着脱可能に取りつけ、ポ
    リエーテルエーテルケトンに無機質材料を混練した熱可
    塑性材料を用いて射出成形することを特徴とする、内燃
    機関用配電ロータの製造方法。 4、前記無機質材料の混合割合は、重量比20%乃至4
    0%であることを特徴とする、請求項3に記載の内燃機
    関用配電ロータの製造方法。
JP22458688A 1988-09-09 1988-09-09 内燃機関用配電ロータ、及び、その製造方法 Pending JPH0275762A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6130149A (ja) * 1984-07-20 1986-02-12 Fujitsu Ltd パケツト信号転送方式
JPS6141542A (ja) * 1984-08-03 1986-02-27 タキロン株式会社 電気絶縁性熱可塑性樹脂基板
JPS61110546A (ja) * 1984-11-06 1986-05-28 昭和電工株式会社 フレキシブルプリント基板

Patent Citations (3)

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