JPH027453Y2 - - Google Patents

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JPH027453Y2
JPH027453Y2 JP9937784U JP9937784U JPH027453Y2 JP H027453 Y2 JPH027453 Y2 JP H027453Y2 JP 9937784 U JP9937784 U JP 9937784U JP 9937784 U JP9937784 U JP 9937784U JP H027453 Y2 JPH027453 Y2 JP H027453Y2
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JP
Japan
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core
wall surface
pass core
bobbin
pass
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JP9937784U
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JPS6113917U (ja
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は放電灯用安定器、特にパスコアを有
する放電灯用安定器に関する。
(従来の技術) この種放電灯用安定器において、日字型に組み
立てられる鉄心の中央脚に、1次コイル、2次コ
イル等を巻装せしめるとともに、1次、2次の両
コイル間に、パスコアを、中央脚と側脚とにはさ
まれるように配置した構成はよく知られている。
この場合パスコアの側面と、これに向かい合う
中央脚又は側脚のうちの少なくとも一方の側面と
の間には磁気的な空隙を形成することが必要とさ
れている。そのため従来ではパスコアを、その一
方の側面から他方の側面とにまたがるように絶縁
紙を数パターンにわたつて巻回し、これを前記の
ように中央脚と側脚との間にはさまれるように配
置し、これによつて絶縁紙の厚さから空隙を形成
していた。
しかしこのような構成によると、パスコアに絶
縁紙を巻回する工程が必要である。このような絶
縁紙の巻回は自動化できないので、人手による作
業にたよらざるを得ない。したがつてこのような
磁気的な空隙の形成工程は極めて面倒とされてい
た。
(考案が解決しようとする問題点) この考案はパスコアへの絶縁紙の巻回工程を省
略し、これによつてもなお磁気的な空隙の形成を
容易にすることを目的とする。
又この考案は前記空隙の大きさをパスコアの変
更によつて加減できるようにすることをも目的と
する。
(問題点を解決するための手段) この考案はパスコアとして、その両側面の上下
に突起部を設けておくとともに、コイルを巻装す
るのに用いる成形ボビンのつば部の表面に内面L
型の保持枠部を上下一対に、かつ両側にそれぞれ
一体に成形し、上下一対の保持枠部によつてパス
コアを上下から抱き込む用に保持するとともに、
保持枠部の起立壁面にパスコアの突起部の側面を
当接するようにしたことを特徴とする。
(作用) 鉄心の中央脚を成形ボビンのボビン本体に挿通
るとともに、パスコアを保持枠部間に保持させた
とき、起立壁面にパスコアの突起部の側面が当接
するので、パスコアの側面と前記中央脚との間に
は前記突起部の高さに対応した長さの空隙が形成
されるようになる。すなわちパスコアに絶縁紙を
巻回することなく、単に保持枠部間にパスコアを
保持させるだけで、自動的に所望の長さの空隙が
形成されるようになり、しかもその空隙の長さは
パスコアの突起部の高さに応じて任意に変更自在
とすることができる。
(実施例) この考案を図によつて説明すると、第4図にお
いて、1は日字型に組み立てられた鉄心で、これ
はT字型の鉄心2と2箇のL字型の鉄心3との衝
合によつて構成される。鉄心2の中央脚2Aに1
次コイル4と2次コイル5とが巻装される。この
例では1次コイル4は筒状の紙製のボビンに巻回
されて構成されるが、2次コイル5は樹脂製の成
形ボビン6に巻回されて構成される。両ボビンに
は中央脚2Aが挿通されることによつて1次、2
次両コイル4,5が中央脚2Aに巻装されること
になる。
両コイル4,5間にパスコア7が配置される。
これは数枚の短冊型の鋼板を積層して構成され
る。そしてその両側面7Aが中央脚2Aの側面
と、外脚となる鉄心3の内面とに向かい合うよう
に介挿される。これらの構成は従来のこの種構成
と顕著に相違するところはない。
成形ボビン6は第1図に示すように筒状のボビ
ン本体8と、その両開口面にあるつば部9とから
主として構成されるが、この考案では一方のつば
部9の表面に上下に一対の保持枠部11,12を
つば部9の両側に一体的に設置する。保持枠部1
1,12はその内面がL型となるように起立壁面
13と水平壁面14とから構成される。又パスコ
ア7にはその両側面7Aの上下に突起部7Bを設
けておく。
パスコア7は前記両保持枠部11,12の水平
壁面14間に、パスコア7の上下両端面が当接す
るようにして保持される。具体的には数枚の鋼板
を積層し、その一方の表面から他方の表面にまた
がる絶縁紙の巻回によつて、或いは溶接によつて
各鋼板を一体化してパスコアを構成し、その上下
両端面が、上下両保持枠部11,12の水平壁面
14に当接するように両保持枠部11,12間に
挿入すればよい。
この保持状態において、パスコア7の突起部7
Bの側面を、保持枠部11,12の起立壁面13
に当接せしめる。この当接によりボビン本体8の
内壁面8Aとパスコア7の側面7Aとの間に自然
に空隙が形成されるようになる。この空隙を磁気
的な空隙として利用する。
なお図の例では起立壁面13はボビン本体8の
内壁面8Aよりも距離Gだけ外側に位置するよう
に構成されている(第3図参照。)。ここで突起部
7Bの高さをHとすれば、距離Gに高さHを加え
た距離が前記した磁気的な空隙の長さとなる。
すなわち前記のように中央脚2Aをボビン本体
8内に挿通すると、中央脚2Aの側面はボビン本
体8の内壁面8Aに当接する。この当接によつ
て、中央脚2Aとパスコア7の両側面間に、前記
した長さの磁気的な空隙が形成されるようになる
のである。前記した磁気的な空隙の長さは、突起
部7Bの高さHの異なるパスコア7を適宜使用す
ることによつて自在に変更できる。
なお図の例では起立壁面13をボビン本体8の
内壁面8Aよりも距離Gだけ外側に位置するよう
に構成しているが、必ずしもこのように構成する
必要はなく、起立壁面13とボビン本体8の内壁
面8Aとを同一面としてもよい。又突起部7Bを
パスコア7の両側面に設けているが、これが一方
の側面にのみ設けたものであつてもよい。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、パスコ
アと中央脚との間に磁気的な空隙を形成するにあ
たり、従来のように空隙形成用の絶縁紙の巻回を
何等必要としないようになり、しかもパスコアを
成形ボビンに設けた保持枠部に保持させるだけの
簡単な作業で形成されるようになるし、更にパス
コアとして突起部を有するものを用い、その突起
部の高さの異なるものを適宜使用することによ
り、長さの異なる磁気的な空隙を選択的にかつ簡
単に形成することができるといつた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す分解斜視図、
第2図は要部の正面図、第3図は第2図の一部の
拡大正面図、第4図は安定器の平面図である。 1……鉄心、2A……中央脚、4……1次コイ
ル、5……2次コイル、6……成形ボビン、7…
…パスコア、7A……側面、7B……突起部、8
……ボビン本体、8A……内壁面、9……つば
部、11……保持枠部、13……起立壁面、14
……水平壁面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 日字型に組み立てられた鉄心の中央脚に、1次
    及び2次コイルを巻装するとともに、前記1次コ
    イルと2次コイルとの間にパスコアを介在せしめ
    てなる放電灯用安定器において、前記パスコアの
    少なくとも一方の側面の上下に突起部を設けると
    ともに、前記2次コイルを成形ボビンの筒状のボ
    ビン本体に巻回し、又前記ボビン本体の開口面に
    連なるつば部の表面に、内面がL字型となるよう
    に水平壁面と起立壁面とを有する保持枠部を上下
    に一対として左右に設け、前記保持枠部の上下の
    水平壁面間に上下端面が、及び起立壁面に前記突
    起部の側面がそれぞれ当接するように前記パスコ
    アを設置してなる放電灯用安定器。
JP9937784U 1984-06-29 1984-06-29 放電灯用安定器 Granted JPS6113917U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9937784U JPS6113917U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 放電灯用安定器

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JP9937784U JPS6113917U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 放電灯用安定器

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Publication Number Publication Date
JPS6113917U JPS6113917U (ja) 1986-01-27
JPH027453Y2 true JPH027453Y2 (ja) 1990-02-22

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ID=30658882

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JP9937784U Granted JPS6113917U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 放電灯用安定器

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JPS6113917U (ja) 1986-01-27

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