JPH0727129U - 巻線用ボビン - Google Patents
巻線用ボビンInfo
- Publication number
- JPH0727129U JPH0727129U JP6061593U JP6061593U JPH0727129U JP H0727129 U JPH0727129 U JP H0727129U JP 6061593 U JP6061593 U JP 6061593U JP 6061593 U JP6061593 U JP 6061593U JP H0727129 U JPH0727129 U JP H0727129U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- winding
- wall
- space
- iron core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉄心を挿入する巻線用ボビンにおいて、前記
鉄心−鉄心間にギャップを形成する場合、別体のスペー
サー等を使用することなく、容易にギャップが形成、保
持できるボビンを提供する。 【構成】 角筒状または円筒状に樹脂成形されたボビン
10本体の長手方向に線輪が巻かれる巻線部16を備え、角
筒状または円筒状の長手方向内部に内壁15を持ち、この
内壁15に囲まれる空間18の両側から鉄心11が挿入される
巻線用ボビンにおいて、条片部32に突起33を備えるリブ
30が前記内壁15に配置され、前記空間18の両側から挿入
される鉄心11-11の間に形成されるギャップ部に前記リ
ブ30を配置した捲線用ボビンとする。
鉄心−鉄心間にギャップを形成する場合、別体のスペー
サー等を使用することなく、容易にギャップが形成、保
持できるボビンを提供する。 【構成】 角筒状または円筒状に樹脂成形されたボビン
10本体の長手方向に線輪が巻かれる巻線部16を備え、角
筒状または円筒状の長手方向内部に内壁15を持ち、この
内壁15に囲まれる空間18の両側から鉄心11が挿入される
巻線用ボビンにおいて、条片部32に突起33を備えるリブ
30が前記内壁15に配置され、前記空間18の両側から挿入
される鉄心11-11の間に形成されるギャップ部に前記リ
ブ30を配置した捲線用ボビンとする。
Description
【0001】
本考案は巻線用ボビン、特にコイル、トランスに巻線されるボビンの形状に関 する。
【0002】
従来の、例えば自動車用点火コイルでは、1次コイルまたは2次コイルが巻回 されるボビンは樹脂成形された筒状の形をしたものが多く使用されている。図5 は点火コイルの1次コイルが巻回される1次ボビンの側面図を、図6は図4をA −A断面で矢印方向に見た断面図を示す。図5と6において、ボビン10は角筒状 に樹脂成形したもので、このボビン10本体の長手方向のそれぞれの両端部から内 側には2つのボビン鍔部14-14が本体と一体に形成され、この鍔部14-14間に巻線 部16が設けられ、ここに1次線輪12が巻回されている。前述の如くボビン10本体 は角筒状で長手方向の内部に内壁15を持ち、この内壁15に囲まれる空間18があり 、この空間18の両側から鉄心11-11が挿入されている。
【0003】 周知の如く点火コイルでは、コの字型の対の鉄心11-11のそれぞれの一方の突 出部を前記空間部18に挿入し、閉磁路を形成させているものが多く、この場合、 空間18内の鉄心11-11間には僅かなギャップが形成され、このギャップの距離を 一定に保つために鉄心11-11間にはアルミニウム等絶縁材料で構成されるスペー サー13若しくは、内壁15と一体成形されるリブ30が挟み込まれている。
【0004】
上記構成の点火コイルでは、鉄心18-18間にスペーサー13を挟み込むので、組 立行程上非常に手間のかかる作業が必要になり、またスペーサー13が別部品とな っているのでコストも高くなる。更に上記スペーサー13の厚みとギャップの間隔 は同一にしているので、スペーサー13をはじめ各部品の組立上の寸法のばらつき を考えた時、鉄心18-18間のギャップの距離が設計値より離れてしまうことがあ り、このため同一の設計でも点火コイルの出力にばらつきが発生する。
【0005】
角筒状または円筒状に樹脂成形されたボビン10本体の長手方向に線輪が巻かれ る巻線部16を備え、角筒状または円筒状の長手方向内部に内壁15を持ち、この内 壁15に囲まれる空間18の両側から鉄心11が挿入される巻線用ボビンにおいて、条 片部32に突起33を備えるリブ30が前記内壁15に配置され、前記空間18の両側から 挿入される鉄心11-11の間に形成されるギャップ部に前記リブ30を配置した捲線 用ボビンとする。
【0006】
上記構成により、点火コイル内の空間18に鉄心11-11は、リブ30の条片部32に 設けた突起部33-33を押しつぶして挿入されるので、例えば内壁と一体成形され るリブ30の位置が空間18の長手方向に微妙にずれていても、ギャップは設計値通 りの寸法に維持できる。
【0007】
本考案の実施例を図1に、この断面図を図2に示す。図1と2において、ボビ ン10は角筒状に樹脂成形され、このボビン10本体の長手方向のそれぞれの両端部 から内側には2つのボビン鍔部14-14が本体と一体に形成され、この鍔部14-14間 に巻線部16が設けられ、ここに1次線輪12が巻回されている。前記ボビン10本体 は前記の如く筒状となっており長手方向の内部には内壁15があり、この内壁15に 囲まれる空間18があり、この空間18の長手方向両側から鉄心11-11が挿入され、 前記内壁15には後述のリブ30が設けられている。
【0008】 本実施例においては、図1のA−A断面の図2が示す通り内壁15の断面はほぼ 正方形の四角形であり、この4つの角のそれぞれに平板状で直角三角形のリブ30 の直角部分が当てられている。本実施例ではリブ30はボビン10の内壁15と一体樹 脂成形され、内壁15と垂直に条片部32があり、この平板状の条片部32の両面には 突起33が設けられ、この突起33は鉄心11が挿入されることにより容易に押しつぶ すことができる。
【0009】 なお前記リブの形状は上記のものでなくても、例えば図3若しくは図4に示す 如く空間18内部に向かって内壁15の全体若しくは一部に設けるものでもよい。図 3では内壁15の内側全体にリブ30を設けており、また図4では四つのそれぞれの 辺にのみリブ30を設ける構造となっている。
【0010】 前記リブ30は空間18中心部でなくても、空間18の両端から挿入される鉄心と鉄 心により形成されるギャップ部に配置すればよく、また本実施例では角筒形のボ ビン10であったが、円筒形のボビンであっても上記同様に空間18内部に向かって 内壁15の全体若しくは一部にリブ30を設ければ、前記構造のものと同様の効果が 得られるのは勿論である。さらに前記突起33は条片部の片面に複数個設けてもよ い。
【0011】
鉄心11-11間のギャップがリブ30を挟み込み、鉄心11が突起33を押しつぶして 挿入されるので、鉄心11-11間のギャップは設計通りに確実に保持できる。また 前記リブ30はボビン10と一体成形で作られるので安価であるばかりか、組立行程 上の複雑な作業がなくなり生産性が向上する。
【図1】 本考案の実施例とする巻線用ボビンの側面図
である
である
【図2】 本考案の第1の実施例とする巻線用ボビンの
断面図である
断面図である
【図3】 本考案の第2の実施例とする巻線用ボビンの
断面図である
断面図である
【図4】 本考案の第3の実施例とする巻線用ボビンの
断面図である
断面図である
【図5】 従来の巻線用ボビンの断面図である
【図6】 図5の巻線用ボビンをA−A断面で矢印方向
に見た断面図である
に見た断面図である
図において同一符号は同一、または相当部分を示す。 10 ボビン 11 鉄心 12 巻線 13 スペーサー 14 鍔部 15 内壁 16 巻線部 18 空間 30 リブ
Claims (1)
- 【請求項1】 角筒状または円筒状に樹脂成形されたボ
ビン本体の長手方向に線輪が巻かれる巻線部を備え、角
筒状または円筒状の長手方向内部に内壁を持ち、この内
壁に囲まれる空間の両側から鉄心が挿入される巻線用ボ
ビンにおいて、条片部に突起を備えるリブが前記内壁に
配置され、前記空間の両側から挿入される鉄心と鉄心と
の間に形成されるギャップ部に前記リブを配置した捲線
用ボビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6061593U JPH0727129U (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 巻線用ボビン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6061593U JPH0727129U (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 巻線用ボビン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727129U true JPH0727129U (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=13147365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6061593U Pending JPH0727129U (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 巻線用ボビン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727129U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014123680A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Toyota Motor Corp | リアクトル及びその製造方法 |
JP2015122358A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-07-02 | Necトーキン株式会社 | コイル部品 |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP6061593U patent/JPH0727129U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014123680A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Toyota Motor Corp | リアクトル及びその製造方法 |
US9679694B2 (en) | 2012-12-21 | 2017-06-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Manufacturing method of a reactor |
JP2015122358A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-07-02 | Necトーキン株式会社 | コイル部品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3750072A (en) | Apparatus for insulating adjacent coils in an electrical coil former | |
JPH0727129U (ja) | 巻線用ボビン | |
JPH0718417U (ja) | インダクタンス部品 | |
KR850006964A (ko) | 새들형 편향코일 제작방법 및 이를 이용한 편향시스템 | |
US4017754A (en) | Actuating devices | |
JPH0727128U (ja) | 巻線用ボビン | |
GB2035707A (en) | An ignition coil for motor vehicles | |
JPS6239524B2 (ja) | ||
JP2001291619A (ja) | 変圧器 | |
US4064473A (en) | Transformer with windings in helical slots of core | |
JPS6359527B2 (ja) | ||
JPH0614441Y2 (ja) | 端子台付き変圧器 | |
JPH01109704A (ja) | コイルボビン | |
KR100234752B1 (ko) | 리니어 모터 | |
JPH0729615Y2 (ja) | 固定インダクタ | |
JPH039297Y2 (ja) | ||
JPH0227546Y2 (ja) | ||
JP2547514Y2 (ja) | インダクタ | |
JPS6125223Y2 (ja) | ||
JPS6035222Y2 (ja) | 電源変圧器 | |
JP3438201B2 (ja) | コイルボビン | |
JPH0226215U (ja) | ||
JPH0736418U (ja) | 電磁誘導機器用コイル装置 | |
JPS6244510Y2 (ja) | ||
JPS5821159Y2 (ja) | トランス |