JPH0273491A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、購入者によって投入される貨幣と購入者によ
って選択される商品とに基づいて必要な釣銭を払い出す
ための処理を行う貨幣処理機構を有すると共に、前記購
入者の選択に応じて商品貯蔵部の下部から払い出される
商品を商品受台にて受け取って該商品受台の商品受取位
置よりも上方に形成した商品払出口へ縦搬送する縦搬送
機構部を有する自動販売機に関する。

〔従来の技術〕

かかる自動販売機にあっては、第４図に示す如く商品貯
蔵部（３１）からの商品受取位置よりも上方に形成した
商品払出口（３２）から商品が払い出される一方、貨幣
処理機構（３３）の下方に形成された釣銭払出口（３４
）から釣銭が払い出されるようになっている。釣銭を貨
幣処理機構（３３）の下方の釣銭払出口（３４）から払
い出すこととしているのは、釣銭にかかる重力を利用す
ることによって釣銭を貨幣処理機構（３３）から釣銭払
出口（３４）へ容易に案内することができるからである
。

〔発明が解決しようとする課題〕

かかる従来の自動販売機にあたっては、商品が高い位置
の取付部払出口（３２）に払い出されるため、購入者が
商品を取り出す場合、購入者は体を大きく曲げる必要が
なくなり、楽な姿勢で商品を取り出すことができるとい
うメリットが生じる。これに対し、釣銭の方は低い位置
の釣銭払出口（３４）に払い出されるため、購入者は該
釣銭を取り出す場合に体を大きく曲げる必要が生じ、商
品払出口（３２）を高い位置に設けたことによる上述の
メリットが半減するという問題があった。また商品払出
口（３２）と釣銭払出口（３４）とが上下に離隔してい
るため、購入者が商品を商品払出口（３２）から取り出
すに際して釣銭の払出先を探す必要が生じたり、或いは
、釣銭払出口（３４）に釣銭が払い出されていることに
気付かなかったりするという問題があった。

本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、従来
の自動販売機にあまり費用のかからない改造を加えるこ
とによって上述した問題を解消し得る自動販売機を提供
することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る自動販売機は、前記商品受台には前記釣銭
を受け止める釣銭受部を付設すると共に、前記貨幣処理
機構の処理に基づいて該貨幣処理機構から送り出される
釣銭を前記釣銭受部へ案内するための釣銭搬送通路を前
記貨幣処理機構に付設し、しかも前記釣銭受部にて受け
止められる釣銭が前記縦部送機構部の縦搬送力による縦
搬送の後に払い出されるべく設けられる釣銭払出口の高
さを、前記釣銭受部の釣銭受止位置よりも上方に設定し
てある点に特徴をを有し゛ている。

〔作　用〕

かかる本発明装置にあたっては、前記釣銭受部が前記商
品受台に付設されているため、前者が後者に従動するこ
ととなる結果、前記商品受台が商品を受け取ってこれを
縦搬送する間に、前記釣銭受部が貨幣処理機構からの前
記釣銭を受け止めて縦搬送し、該釣銭を、その受止位置
よりも上方で商品払出口に近い釣銭払出口から払い出す
ことができるようになる。

〔発明の効果〕

かくして本発明装置を用いることにより、前記釣銭を商
品と共に上方から払い出すことができるので、購入者が
商品と共に釣銭を取り出すに際して体を大きく曲げる必
要がなくなる。また商品と釣銭とがいずれも、その受取
位置又は受止位置の上方の近接位置から取り出されるこ
ととなるので、購入者が釣銭の払出先を探したり、或い
は、それが払い出されているのに気付かなかったりする
ということがなくなる。しかも、本発明装置は従来装置
に対して商品受台に前記釣銭受部を付設すると共に貨幣
処理機構に釣銭受部への釣銭搬送通路を付設するという
簡易な改造を加えるだけで済み、その改造にあまり費用
をかける必要がない。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図及び第２図はサーペンタイン方式の自動販売機を
示し、商品収納部（Ｂ）内に、複数の商品（Ａ）を上下
方向で貯蔵する商品貯蔵部（２）の複数個を、左右方向
と前後方向に夫々所定間隔を置いて並設してある。

これら各商品貯蔵部（２）の上部には、前方に開口する
商品投入口（２ａ）を形成すると共に、前記各商品貯蔵
部（２）の下部には、商品選択信号に基づいて最下端に
位置する貯蔵商品（＾）を個別に払い出す図外の払出機
構を設けである。

前記商品貯蔵部（２）の下方には、これら商品貯蔵部（
２）の下部から選択的に払い出されてくる商品（Ａ）を
前方下方に向かって滑降案内する前送りシュート（３）
を設けてあり、該前送りシｓ　−）　（３）にて前方下
方へ滑降案内される商品（Ａ）　は、複数の庫内商品出
口（７）のいずれかを通過した後、前記商品収納部（Ｂ
）の前方に開閉自在に設けられたドア部（Ｃ）内下部に
配置されたＩｆ般送送機構部４）上へ搬出されるか、或
いは、前記ドア部（Ｃ）内の一側部に配置された縦搬送
機構部（６）の商品受台（６ａ）上へ搬出されるように
なっている。より詳しくは、前記複数の商品貯蔵部（２
）のうちの前記縦搬送機構部（６）配置側に位置する商
品貯蔵部（２）から前送りシ５−ト（３）経由で滑降案
内された商品（Ａ）のみが、該商品貯蔵部（２）に対応
する庫内商品出口（７）を通過した後、前記縦搬送機構
部（６）の商品受台（６ａ）上に搬出され、残りの商品
貯蔵部（２）から前送りシュート（３）経由で滑降案内
された商品（Ａ）　は他の庫内商品出口（７）を通過し
た後、前記横搬送機構部（４）上に搬出され、更に該横
搬送機構部（４）にて横搬送された後、前記縦搬送機構
部（６）の商品受台（６ａ）上に搬出されるようになっ
ている。

前記横搬送機構部（４）と前記縦搬送機構部（６）との
両者の相対的な位置関係について詳述するに、横搬送機
構部（４）の下流端部は、縦搬送機構部（６）の下端部
に近接配置されており、横搬送機構部（４）の下流端部
から搬出される商品（Ａ）は、下死点に近い商品受取位
置に位置する状態の縦搬送機構部（６）の商品受台（６
ａ）にて受け取られるようになっている。

前記縦搬送機構部（６）について更に詳述するに、該縦
搬送機構部（６）は、上下適宜位置、具体的には前記商
品払出口（５）の高さよりも高い上死点及び前述の下死
点に夫々相応する上下適宜位置に配置された上下対をな
すスプロケット（６ｂ）、　（６ｃ）　　と、その両ス
プロケット（６ｂ）、　（６ｃ）間に巻回されたチェー
ン（６ｄ）と、該チェーン（６ｄ）の適宜位置に取着さ
れた正面視り字状のエレベータ台（６ｅ）と、該エレベ
ータ台（６ｅ）の先端部にて枢支されて前傾姿勢に傾斜
自在な正面視り字状の商品受台（６ａ）とを備えてなっ
ている。

そして前記両スプロケッ）　（６ｂ）、　（６ｃ）の配
置方向に沿った状態で、直線状の上下ガイド（６ｆ）が
延設されると共に、該上下ガイド（６ｆ）にほぼ平行で
ありながらその商品払出口（５）近傍が該商品払出口（
５）側へ緩やかに屈曲突出した傾斜案内ガイド（６ｇ）
が延設されている。そして該上下ガイド（６ｆ）には前
記エレベータ台（６ｅ）に付設されたローラ（６ｈ）が
係合される一方、前記傾斜案内ガイド（６ｇ）には前記
商品受台（６ａ）に付設されたローラ（６１）が係合さ
れ、それらの個別の係合関係に基づき、エレベータ台（
６ｅ）が上昇してそれが商品払出口（５）近傍に到るに
つれて、前記商品受台（６ａ）は、商品（Ａ）の商品払
出口（５）への滑降搬出が可能な先端下がりの前傾姿勢
に緩やかに変化するようになっている。換言すれば、前
記傾斜案内ガイド（６ｇ）や前記ローラ（６１）等の組
合せから商品受台（６ａ）を前記前傾姿勢に傾斜させる
傾斜機構（Ｅ）が構成されており、該傾斜機構（Ｂ）に
よって前記商品受台（６ａ）は前記縦搬送機構部（６）
の縦搬送力に基づく上述の如き傾斜が生じ、その傾斜に
よってその上に位置する商品（Ａ）の商品払出口（５）
への強制的な搬出が行われるようになっている。

さて、前記ドア部（Ｃ）　には、前記横搬送機構部（４
）、前記縦搬送機構部（６）、前記傾斜機構（Ｅ）等の
他に、購入者が貨幣を投入する貨幣投入口（８）、購入
者によって投入される貨幣と購入者によって選択される
商品とに基づいて必要な釣銭を送り出すための処理を行
う貨幣処理機構（９）、該釣銭が最終的に払い出される
釣銭払出口（１２）等も装備されている。また縦搬送機
構部（６）の商品受台（６ａ）には、その前面側に、前
記釣銭を受け止めるための釣銭受部（１０）が付設され
ており、該釣銭受部（１０）は前述の如く傾斜機構（Ｂ
）によって傾斜せしめられる前記商品受台（６ａ）に従
動して傾斜せしめられるようになっている。

そして、前記貨幣処理機構（９）には、前記貨幣処理機
構（９）の処理に基づいて該機構（９）から送り出され
る釣銭を下方の受止位置にて待機する釣銭受部（１０）
へ案内するための釣銭搬送通路（１１）が付設されてい
る。一方、前記釣銭払出口（１２）は前記商品払出口（
５）の下方に近接配置されており、該釣銭払出口（１２
）には前記釣銭を先端受入口にて受け入れて案内する釣
銭受入通路（１２ａ）がその受入口側が上側に位置する
ように傾斜した状態に延設されている。

また、前記釣銭受部（１０）には、それが傾斜せしめら
れたときに下側となる方向に釣銭を移動させて案内し該
釣銭をその先端排出口から排出するための釣銭排出通路
（１０ａ）が延設されているが、該釣銭排出通路（１０
ａ）の先端排出口には第３図中の仮想線にて示す如くス
プリング（ＩＯＣ）の付勢力によって該排出口を閉鎖し
得るシャッタ（１０ｂ）が装着されており、前記釣銭受
部（１０）が傾斜しても前記シャッタ（１０ｂ）が開い
て前記開口部が開放されるまでは釣銭は前記釣銭排出通
路（１０ａ）内にとどまってそこから排出されないよう
になっている。なお前記釣銭排出通路（１０ａ）の先端
排出口は、釣銭受部（１０）が商品受台（６ａ）と共に
上昇しつつ傾斜して釣銭を払い出すべき位置に到った状
態で前記釣銭受入通路（１２ａ）の先端受入口と合致す
るようになっている。そして、この状態では前記シャッ
タ（１０ｂ）が前記釣銭受入通路（１２ａ）の先端受入
口部分に当接し、該シャッタ（１０ｂ）が第３図中の実
線にて示す如く前記スプリング（１０ｃ）の付勢力に打
ち勝って開くようになっている。

かかる自動販売機にて購入者が商品（八）を選択購入す
る場合、購入者は先ず貨幣を前記貨幣投入口（８）を投
入した上で商品（Ａ）の選択を行う。その結果、商品貯
蔵部（２）の下部から選択的に払い社されてくる商品（
Ａ）　は、横搬送機構部（４）にて横搬送された後に商
品受台（６ａ）にて受け取られて縦搬送機構部（６）に
て縦搬送され、或いは、商品受台（６ａ）にて直接受け
取られて縦搬送機構部（６）に縦搬送される。そして該
商品（Ａ）が商品払出口（５）の位置まで縦搬送される
までには、前記傾斜機構（Ｅ）　によって前記商品受台
（８ａ）が商品（Ａ）の商品払出口（５）への滑降搬出
が可能な状態に傾斜し、もってその上の商品（Ａ）は傾
斜による滑降によって強制的に商品払出口（５）へ搬出
される。一方、釣銭の払出しが必要な場合は、該釣銭は
貨幣処理機構（９）　から送り出された後、釣銭搬送通
路（１１）経由で下方の位置にて待機する釣銭受部（１
０）へ案内されて該釣銭受部（１０）にて−旦受け止め
られる。そして釣銭を受け止めた釣銭受部（１０）は前
記商品受台（６ａ）と共に上昇しつつ傾斜して釣銭を払
い出すべき位置に到るが、その状態で前記釣銭排出通路
（１０ａ）の先端排出口のシャッタ（１０ｂ）が開く結
果、その中にとどまっている釣銭が前記釣銭受入通路（
１２ａ）経由で釣銭払出口（１２）へ払い出されるよう
になる。従って、該釣銭は釣銭受部（１０）による釣銭
受止位置よりも上方であって商品払出口（５）近傍の釣
銭払出口（１２）から払い出されることとなる。

なお、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動販売機の実施例を示す部分断
面正面図、第２図はその縦断面図、第３図はその要部を
示す正面図、第４図は従来の自動販売機を示す正面図で
ある。 （２）・・・・・・商品貯蔵部、（５）・・・・・・商
品払出口、（６）・・・・・・縦搬送機構部、（６ａ）
・・・・・・商品受台、（９）・・・・・・貨幣処理機
構、（１０）・・・・・・釣銭受部、（１０ａ）・・・
・・・釣銭搬送通路、（１２）・・・・・・釣銭払出口
、（Ａ）・・・・・・商品。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 購入者によって投入される貨幣と購入者によって選択さ
   れる商品とに基づいて必要な釣銭を払い出すための処理
   を行う貨幣処理機構（９）を有すると共に、前記購入者
   の選択に応じて商品貯蔵部（２）の下部から払い出され
   る商品（Ａ）を商品受台（６ａ）にて受け取って該商品
   受台（６ａ）の商品受取位置よりも上方に形成した商品
   払出口（５）へ縦搬送する縦搬送機構部（６）を有する
   自動販売機であって、前記商品受台（６ａ）には前記釣
   銭を受け止める釣銭受部（１０）を付設すると共に、前
   記貨幣処理機構（９）の処理に基づいて該貨幣処理機構
   （９）から送り出される釣銭を前記釣銭受部（１０）へ
   案内するための釣銭搬送通路（１０ａ）を前記貨幣処理
   機構（９）に付設し、しかも前記釣銭受部（１０）にて
   受け止められる釣銭が前記縦搬送機構部（６）の縦搬送
   力による縦搬送の後に払い出されるべく設けられる釣銭
   払出口（１２）の高さを、前記釣銭受部（１０）の釣銭
   受止位置よりも上方に設定してある自動販売機。