JP2010044464A - 物品払出装置 - Google Patents

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弘行 垣内
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Abstract

【課題】物品の補充を簡単なものとしながら、払出領域に配置された物品を除く物品並設部に並設された物品が払出手段による払い出し動作により払い出される虞れがない物品払出装置を提供すること。
【解決手段】載置面31上に収容域S1を画成し、商品Wを載置面31上に所定姿勢で並設させる物品並設部30と、駆動した場合に予め設定された払出領域S2に配置された商品Wを並設方向に対して交差する方向に払い出す払出部42とを備えた物品払出装置20において、収容域S1に進退移動する態様で揺動可能に配設され、収容域S1に進出移動して起立姿勢にある場合には、払出領域S2に配置された商品Wを除く物品並設部30に並設された商品Wが前記払出部42による払い出し動作により払い出されることを規制する一方、収容域S1から退避移動して水平姿勢にある場合には、収容域S1に対する商品Wの補充を許容するストッパ部材33を備えたものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、物品払出装置に関し、より詳細には、例えば雑誌等の冊子状を成す物品を所定姿勢で並設させて収納し、払出指令が与えられた場合に物品を払い出す物品払出装置に関するものである。
例えば矩形状の用紙を重ね、それらの用紙の一側端部を綴じて構成した単行本、雑誌等の冊子状の物品の販売を行う自動販売機に適用する物品払出装置のなかには、筐体の内部に物品載置板(物品並設部)と走行体とを備えて構成されたものが知られている。
物品載置板は、左右幅方向に延在し、かつこの左右幅方向において、一方の端部から他方の端部に向けて下方に傾斜する板状部材である。この物品載置板の上部には、複数の物品を載置してある。より具体的には、一方の端部から他方の端部に沿って複数の物品を左右幅方向である並設方向に並べ、それぞれの下端部が物品載置板の上部に当接した直立姿勢で個々の物品を物品載置板の上部に載置してある。
このような物品載置板の奥側端部には、上方に向けて突出する脱落防止壁が設けてある。脱落防止壁は、物品載置板の上部に載置した物品が、当該物品載置板から落下することを防止するものである。
走行体は、上記物品載置板における一方の端部と他方の端部との間を左右幅方向に沿って移動可能な態様で当該物品載置板の上部に設けてあり、走行体本体と払出手段と払出駆動手段を駆動するための駆動源とを備えている。
走行体本体と物品載置板との間には、物品載置板の一方の端部から他方の端部へ走行体が移動すること案内する案内手段を設けてある。この案内手段は、レールと、このレールに沿って移動するローラとを備えている。ローラは走行体本体の下部に回転自在な態様で取り付けてあり、レールは左右幅方向に沿って延在するよう物品載置板の上部に設けてある。
払出手段は、物品載置板の他方の端部側に向けて突出する揺動軸の軸心を中心に揺動自在となる態様で上記走行体本体に設けてあり、揺動軸の軸心から径外方向に向けて延在するアーム部と、このアーム部の先端に設けた押出部材とを有している。
アーム部は、走行体が一方の端部側から他方の端部側へ移動した場合に、最も一方の端部側に配置された物品の表面に当接する部位である。
押出部材は、ローラ状に形成してあって、払出手段を揺動させた場合には揺動軸の軸心を中心に揺動するものである。この押出部材は、上述したように揺動軸の軸心を中心に揺動させた場合、物品載置板の上方領域から押出部材が外れ、物品載置板の奥側に位置する初期位置(払出前位置)と、物品載置板の上方領域に押出部材が位置する払出後位置との間を揺動するものである。すなわち、この物品払出装置は、初期位置から払出後位置への移動経路と、払出後位置から初期位置への移動経路とが同一であり、押出部材を往復移動させるものである。また、上記走行体における一方の端部の側には、配置された物品を払い出す払出領域を予め設定してある。
この物品払出装置では、払出手段を駆動することで、初期位置から払出後位置に押出部材を移動させれば、押出部材が払出領域を通過することとなり、上記並設方向と交差する払出方向に向けて当該払出領域に配置された物品を払出領域の外部へ払い出す。その後、初期位置から払出後位置に移動した経路と同一の経路を逆方向に移動、すなわち、払出後位置から初期位置に押出部材を移動させれば、押出部材は、再度払出領域を通過してから初期位置に配置されることとなる。
この物品払出装置は、払出手段を初期位置に移動させ、かつ最も一方の端部側に配置された物品の表面にアーム部を当接させた初期状態で待機している。
次に、この物品払出装置の動作を説明する。この物品払出装置は、不図示の制御手段から払出指令が与えられた場合には払出手段が駆動し、初期位置に配置された払出手段が揺動軸の軸心を中心に払出後位置まで揺動し、その揺動によってアーム部に当接している物品の奥側端部に押出部材が当接してこれを物品載置板の上方領域から手前側に向けて払い出す。すなわち、払出手段を駆動した場合には、押出部材が払出方向に移動して払出領域を通過し、払出領に配置された物品を払出領域から押し出す。
その後、払出後位置に配置された押出部材は、揺動軸の軸心を中心に初期位置まで揺動して初期状態に復帰する。その後、物品載置板の上部において、一方の端部側から他方の端部側に向けて走行体本体が移動し、一方の端部側の物品にアーム部が当接し、上述した動作を繰り返すことにより冊子状の物品を順次、個別に払い出す(例えば、特許文献1参照)。
特開昭52−100300号公報
ところが、上述したような物品払出装置においては、走行体本体に設けられた払出手段により走行体本体に近接する物品を払い出すが、その際、かかる物品に隣接する物品も払い出される物品との間に作用する摩擦力等により払い出されてしまう虞れがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、物品の補充を簡単なものとしながら、払出領域に配置された物品を除く物品並設部に並設された物品が払出手段による払い出し動作により払い出される虞れがない物品払出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る物品払出装置は、載置面上に収容域を画成し、かつ複数の冊子状を成す物品を前記載置面上に所定姿勢で並設させる物品並設部と、前記物品並設部に並設させた物品の並設方向に対して相対的に移動可能に配設され、駆動した場合に予め設定された払出領域に配置された物品を前記並設方向に対して交差する方向に払い出す払出手段とを備えた物品払出装置において、前記収容域に進退移動する態様で揺動可能に配設され、前記収容域に進出移動して起立姿勢にある場合には、前記払出領域に配置された物品を除く前記物品並設部に並設された物品が前記払出手段による払い出し動作により払い出されることを規制する一方、前記収容域から退避移動して水平姿勢にある場合には、前記収容域に対する物品の補充を許容するストッパ部材を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る物品払出装置は、上述した請求項1において、前記ストッパ部材は、前記物品の並設方向に沿った長さを可変可能となる態様で構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る物品払出装置は、上述した請求項1又は請求項2において、前記ストッパ部材は、先端部が湾曲形状を成していることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る物品払出装置は、上述した請求項1〜3のいずれか一つにおいて、付勢手段により付勢された状態で揺動可能に配設され、常態においては、前記起立姿勢にある前記ストッパ部材の退避移動を規制してストッパ部材の起立姿勢を保持する一方、前記付勢手段による付勢力に抗して揺動させられた場合には、前記ストッパ部材の進退移動を許容するストッパ保持部材を備えたことを特徴とする。
本発明の物品払出装置によれば、収容域に進退移動する態様で揺動可能に配設されたストッパ部材が、収容域に進出移動して起立姿勢にある場合には、払出領域に配置された物品を除く物品並設部に並設された物品が前記払出手段による払い出し動作により払い出されることを規制する一方、収容域から退避移動して水平姿勢にある場合には、収容域に対する物品の補充を許容するので、物品の補充を簡単なものとしながら、払出領域に配置された物品を除く物品並設部に並設された物品が払出手段による払い出し動作により払い出されることを防止することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照しながら、本発明に係る物品払出装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態である物品払出装置が適用された自動販売機を示すものであり、図1は正面図、図2は内部構造の要部を示す断面平面図である。ここで例示する自動販売機は、硬貨、紙幣等の貨幣の投入があった場合、例えば文章、写真が掲載された冊子状の商品(物品)Wの販売を行うもので、本体キャビネット1と外扉2とを備えて構成してある。
この自動販売機が適用対象とする商品Wは、矩形状の用紙を重ね、それら用紙の一側端部を綴じて構成した単行本、雑誌等の物品であり、かつ矩形状の用紙を重ね、それら用紙を折り畳んだ新聞等の冊子状の物品である。尚、以下の説明においては、外扉2がある側を自動販売機の手前側(前面側)とし、本体キャビネット1がある側を自動販売機の奥側(背面側)として説明する。
本体キャビネット1は、複数の鋼板を適宜組み合わせることによって前面が開口1aした直方状に構成したものであり、この開口1aを外扉2によって開閉するものである。
外扉2は、回動軸2aの軸心回りに回動自在な態様で一側縁部を本体キャビネット1に取り付けてある。この外扉2には、硬貨を投入するための硬貨投入口3、紙幣を挿入するための紙幣挿入口4、利用者が投入した貨幣の入金額、釣銭の金額等々、商品Wを販売する上で必要となる各種情報を外部に表示するための表示器5、投入した硬貨及び挿入した紙幣を返却するための返却レバー6、硬貨を返却する硬貨返却口7、商品Wを取り出すための商品取出口8、商品Wを選択するための商品選択ボタン9、販売する商品Wの商品見本10を利用者が視認するための透明板11等、商品Wを販売する際に必要となる構成が設けてある。尚、外扉2には、各商品取出口8を開閉する扉体12をそれぞれ設けてある。各扉体12は、図2に示すように、回転軸12aの軸心回りに回動自在な態様で一側縁部を外扉2にそれぞれ取り付けてある。また、扉体12と外扉2との間には、ロック手段13を設けてある。このロック手段13は、外扉2に対して扉体12が開成移動することを規制する規制状態と、外扉2に対して扉体12が開成移動することを許容する許容状態とに変位するよう構成してある。
このような本体キャビネット1の内部には、物品払出装置20が配設してある。ここで、物品払出装置20は、複数(例えば3つ)配設してあり、より詳細には、本体キャビネット1の内部において商品取出口8の高さレベルに一致する態様で、骨格をなす枠体20a(図3及び図4参照)が図示せぬ支持部材に支持されて配設してある。
図3及び図4は、それぞれ物品払出装置20を示すものであり、図3は正面図、図4左方前方より見た斜視図である。尚、本明細書において左方とは、自動販売機を正面から見た場合の左側を示し、右方とは自動販売機を正面から見た場合の右側を示すものとする。
これら図3及び図4を適宜利用しながら物品払出装置20について説明する。尚、ここでは1つの物品払出装置20について説明するが、本体キャビネット1の内部に配設されている他の物品払出装置も当該物品払出装置20と同一の構成を有することは言うまでもない。
物品払出装置20は、物品並設部30及び支持部40を備えて構成してある。物品並設部30は、載置面31上に収容域S1を画成するものであり、かかる載置面31上に商品Wを同一の姿勢で並設させるものである。より詳細に説明すると、かかる載置面31上に商品Wの綴じ部分、すなわち一側端部を下方にして商品Wを横倒し姿勢で左右幅方向に沿って並設させるものである。つまり、左右幅方向が商品Wの並設方向に一致している。
このような載置面31は、一端(右方)から他端(左方)に向けて漸次下方に傾斜してなるものである。かかる載置面31の水平方向に対する傾斜角αであるが、例えば5°〜15°であり、好ましくは7°〜12°、より好ましくは10°である。
また、このような物品並設部30には、脱落防止壁32、ストッパ部材33、ストッパ保持部材34及び搬送部35が設けてある。脱落防止壁32は、物品並設部30の奥側端部において、載置面31より上方に向けて突出する態様で設けたものである。この脱落防止壁32は、載置面31上に並設させた商品Wが該載置面31より奥側に向けて落下することを防止するためのものである。
ストッパ部材33は、図4に示すように、物品並設部30の手前側に設けてある。図5〜図8は、それぞれストッパ部材33の構成を示すものであり、図5は、ストッパ部材33を右方前方より見た斜視図、図6は、ストッパ部材33を左方側より見た斜視図であり、一部を断面で示しており、図7は、ストッパ部材33の要部を拡大して示した拡大図であり、図8は、ストッパ部材33を右方前方より見た斜視図である。これら図5〜図8を適宜用いながらストッパ部材33の構成について説明する。
ストッパ部材33は、例えば鋼板を屈曲加工等して構成したものであり、ストッパ本体331、第1ストッパ部332及び第2ストッパ部333を備えて構成してある。
ストッパ本体331は、物品並設部30に対して回動軸331aの軸心回りに揺動可能、すなわち図5〜図7に示す起立姿勢と図8に示す水平姿勢との間で上下方向に揺動可能に設けたものである。このストッパ本体331が起立姿勢にある場合には、載置面31より上方に向けて突出した状態になり、水平姿勢にある場合には、その一部(第1ストッパ部332の一面)が載置面31と同一平面、あるいは該載置面31より僅かに高い平面を形成する状態になる。つまり、ストッパ部材33は、収容域S1に進退移動する態様で揺動可能に配設され、収容域S1に進出移動する場合には、起立姿勢になり、収容域S1から退避移動する場合には、水平姿勢になるものである。
このストッパ本体331には、2つの切替孔3311,3312が設けてあり、第1切替孔3311を第1切替片3313が、第2切替孔3312を第2切替片3314がそれぞれ貫通している。第2切替孔3312には上下縁部分に凹凸部3312aが左右幅方向に沿って複数形成してある。
第1ストッパ部332は、左右幅方向が長尺方向となる長尺柱状部材であり、第1切替片3313に連結してある。この第1ストッパ部332は、ストッパ本体331に対して左右幅方向に沿って相対的に移動可能に設けてある。
また、この第1ストッパ部332は、図8に示すようにストッパ本体331が水平姿勢にある場合には、その一面が物品並設部30の載置面31と同一平面を形成、あるいは該載置面31より僅かに高い平面を形成する大きさにしてある。
第2ストッパ部333は、一部が第1ストッパ部332の内部に進入した態様で設けてある。つまり、第2ストッパ部333に取り付けてネジ3331が第1ストッパ部332に形成された長孔3321を貫通する態様で設けてある。この第2ストッパ部333は、第2切替片3314に連結してある。これにより、第2ストッパ部333は、第1ストッパ部332に対して左右幅方向に相対的に移動可能となっている。つまり、ストッパ部材33は、商品Wの並設方向に沿った長さを可変可能となる態様で構成したものである。
また、この第2ストッパ部333の先端3332、すなわち第1ストッパ部332より突出する端部は、図7に示すように、ストッパ本体331が起立姿勢にある場合に奥側を臨む部位が手前側に向けて湾曲して形成されてなるものである。この湾曲部分3332の曲率半径は、例えば2.0〜5.0の大きさとされている。
ストッパ保持部材34は、ストッパ部材33の下方域に設けてある。このストッパ保持部材34は、揺動軸34aの軸心回りに上下方向(図6中の矢印方向)に揺動可能に設けてあり、しかも図示せぬバネ(付勢手段)により上側に揺動する方向に常時付勢されている。このようなストッパ保持部材34は、図6に示すように、バネにより付勢されて水平姿勢にある場合には、その上面341がストッパ部材33(ストッパ本体331)の下端縁部3315に当接して係合し、ストッパ部材33が退避移動することを規制するものである。
一方、ストッパ保持部材34は、ストッパ部材33よりも手前側に突出している部分342が下方に向けて押圧される結果、バネの付勢力に抗して下方に揺動する場合には、ストッパ部材33との係合が解除され、ストッパ部材33をフリーな状態にさせる。この結果、ストッパ部材33は、モーメント等の作用により退避移動する結果、図8に示すように水平姿勢となることが可能になる。
ところで、水平姿勢にあるストッパ部材33を進出移動させて起立姿勢にする場合、ストッパ保持部材34は、バネの付勢力によりストッパ部材33の揺動に追随して揺動することになる。そして、ストッパ部材33が起立姿勢になった場合に、ストッパ保持部材34が水平姿勢になってその上面341がストッパ部材33の下端縁部3315に当接して係合し、ストッパ部材33の退避移動を規制する。
このようにストッパ保持部材34は、バネによる付勢された状態で揺動可能に配設され、常態においては、起立姿勢にあるストッパ部材33の退避移動を規制してストッパ部材33の起立姿勢を保持する一方、バネによる付勢力に抗して下方に揺動させられた場合には、ストッパ部材33の進退移動を許容するものである。
搬送部35は、載置面31上に並設された商品Wを一端から他端、すなわち高位端から低位端に向けて搬送するものであって、一対のプーリ351間に無端状に張設され、左右幅方向が直線となる搬送ベルト352を備えている。搬送ベルト352は、その上面が載置面31と同一平面を形成しており、搬送ベルト352の上面がプーリ351の回転に伴って右方から左方に向けて変位する結果、並設された商品Wを搬送することができる。
支持部40は、図3に示すように、上記載置面31の他端(左方側端部)、すなわち低位端において、該載置面31と略直交する態様で立設したものである。この支持部40は、払出領域S2を画成するものである。ここで、払出領域S2は、収容域S1に含まれる領域であって、載置面31上に並設された商品Wのうち最も左方側に位置する商品Wの厚み分に相当する領域である。
このような支持部40は、検知部41及び払出部(払出手段)42を備えている。検知部41は、支持部40の下方側に設けられており、払出領域S2に商品Wがあることを検出するものである。払出部42は、払出領域S2にある商品Wを払い出すものである。
以上のような構成を有する物品払出装置20では、次のようにして商品Wを補充することができる。
外扉2を開成移動させて本体キャビネット1の内部を開放させた後、水平姿勢にあるストッパ保持部材34を押圧してバネの付勢力に抗して下方に揺動させることにより、起立姿勢に保持されていたストッパ部材33は、退避移動して水平姿勢にすることができる(図8参照)。このとき、ストッパ部材33を構成する第1ストッパ部332は、その一面が物品並設部30の載置面31と同一平面を形成、あるいは該載置面31より僅かに高い平面を形成する大きさにしてあるので、複数の商品Wを纏めた状態でストッパ部材33にも載置することができ、商品Wの補充を容易に行うことができる。つまり、ストッパ部材33は、収容域S1から退避移動して水平姿勢にある場合には、収容域S1に対する商品Wの補充を許容するものである。
商品Wの補充が終了した後、水平姿勢にあるストッパ部材33を収容域S1に進出移動する態様で揺動させると、ストッパ保持部材34はバネの付勢力により追随し、ストッパ部材33が起立姿勢になるとこれに係合してストッパ部材33を起立姿勢に保持する。つまり、ストッパ部材33を水平姿勢から起立姿勢に揺動させる場合には、ストッパ保持部材34を何等操作しなくてもよい。
ストッパ部材33を起立姿勢にした後、搬送部35を駆動、すなわち搬送ベルト352を変位させることにより商品Wを支持部40側、すなわち載置面31の低位端に寄った状態で並設させることができる。
ストッパ部材33は、商品Wの並設方向に沿った長さを可変可能となる態様で構成したものであるから、次のようにしてその長さを変えることができる。
まず、第1切替片3313が操作されることにより、第1ストッパ部332がストッパ本体331に対して並設方向に沿って相対的に移動することができ、これによりおおよその位置を決めることができる。
次に、第2切替片3314が操作されることにより、第2ストッパ部333が第1ストッパ部332及びストッパ本体331に対して並設方向に沿って相対的に移動することができ、その先端3332を払出領域S2にある商品Wに隣接する商品Wの手前側に位置させることができる。
この第2切替片3314が貫通する第2切替孔3312には、上縁部分及び下縁部分に複数の凹凸部3312aが形成されていることから、収容域S1にある商品Wの厚みに応じて予め決められた位置の凹部分に第2切替片3314が位置するよう操作させることができ、ストッパ部材33の長さの調整作業を容易なものとすることができる。
このようにストッパ部材33の先端3332、すなわち第2ストッパ部333の先端3332を払出領域S2にある商品Wに隣接する商品Wの手前側に位置させることができることから、ストッパ部材33は、収容域S1に進出移動して起立姿勢にある場合には、払出領域S2に配置された商品Wを除く物品並設部30に並設された商品Wが払出部42による払い出し動作により払い出されることを規制するものとなる。
また、第2ストッパ部333の先端3332は、湾曲して形成されているので、商品Wを手前側に払い出すときに、かかる先端3332により商品Wを傷つけたり、従来からあった傷を増長させたりするような虞れがない。
その後、商品選択ボタン9が押下されることにより払出指令が与えられた場合には、物品払出装置20は、次のようにして商品Wを払い出すことができる。
払出部42が駆動することにより、該商品Wを手前側に払い出すことになる。払い出された商品Wは、その後商品取出口8を通じて取り出し可能な状態になる。
以上説明したように本発明の実施の形態における物品払出装置20によれば、収容域S1に進退移動する態様で揺動可能に配設されたストッパ部材33が、収容域S1に進出移動して起立姿勢にある場合には、払出領域S2に配置された商品Wを除く物品並設部30に並設された商品Wが払出部42による払い出し動作により払い出されることを規制する一方、収容域S1から退避移動して水平姿勢にある場合には、収容域S1に対する物品の補充を許容するので、商品Wの補充を簡単なものとしながら、払出領域S2に配置された商品Wを除く物品並設部30に並設された商品Wが払出部42による払い出し動作により払い出されることを防止することができる。
本発明の実施の形態である物品払出装置が適用された自動販売機を示す正面図である。 本発明の実施の形態である物品払出装置が適用された自動販売機の内部構造の要部を示す断面平面図である。 本発明の実施の形態である物品払出装置を示す正面図である。 本発明の実施の形態である物品払出装置を示すものであり、左方前方より見た斜視図である。 ストッパ部材を右方前方より見た斜視図である。 ストッパ部材を左方側より見た斜視図であり、一部を断面で示している。 ストッパ部材の要部を拡大して示した拡大図である。 ストッパ部材を右方前方より見た斜視図である。
符号の説明
20 物品払出装置
30 物品並設部
31 載置面
33 ストッパ部材
331 ストッパ本体
3311 第1切替孔
3312 第2切替孔
3313 第1切替片
3314 第2切替片
3315 下端縁部
332 第1ストッパ部
3321 長孔
333 第2ストッパ部
3331 ネジ
3332 湾曲部分
34 ストッパ保持部材
341 上面
35 搬送部
352 搬送ベルト
40 支持部
41 検知部
42 払出部
S1 収容域
S2 払出領域
W 商品

Claims (4)

  1. 載置面上に収容域を画成し、かつ複数の冊子状を成す物品を前記載置面上に所定姿勢で並設させる物品並設部と、
    前記物品並設部に並設させた物品の並設方向に対して相対的に移動可能に配設され、駆動した場合に予め設定された払出領域に配置された物品を前記並設方向に対して交差する方向に払い出す払出手段と
    を備えた物品払出装置において、
    前記収容域に進退移動する態様で揺動可能に配設され、前記収容域に進出移動して起立姿勢にある場合には、前記払出領域に配置された物品を除く前記物品並設部に並設された物品が前記払出手段による払い出し動作により払い出されることを規制する一方、前記収容域から退避移動して水平姿勢にある場合には、前記収容域に対する物品の補充を許容するストッパ部材を備えたことを特徴とする物品払出装置。
  2. 前記ストッパ部材は、前記物品の並設方向に沿った長さを可変可能となる態様で構成したことを特徴とする請求項1に記載の物品払出装置。
  3. 前記ストッパ部材は、先端部が湾曲形状を成していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の物品払出装置。
  4. 付勢手段により付勢された状態で揺動可能に配設され、常態においては、前記起立姿勢にある前記ストッパ部材の退避移動を規制してストッパ部材の起立姿勢を保持する一方、前記付勢手段による付勢力に抗して揺動させられた場合には、前記ストッパ部材の進退移動を許容するストッパ保持部材を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の物品払出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102411808A (zh) * 2011-07-06 2012-04-11 四川道亨计算机软件有限责任公司 票本自动发送装置及程控方法

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