JPH027256A - 磁気記録再生装置のａｔｆ回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は回転式磁気ヘッドを有する磁気記録再生装置
のＡＴＦ回路に関する。

（ロ）従来技術 従来より磁気記録再生装置の自動トラッキング追従回路
（以下ＡＴＦ回路という）は第２図のＡＴＦサーボ系の
ブロック図のものが提供されていた。

ＡＴＦ回路の引込み動作ては、磁気ヘッドＩａ。

Ｉｂより抽出された再生信号が再生ヘッドアンプ７で増
幅されて、再生信号の有無を検出する再生信号検出回路
８に供給される。またこの再生信号はトラッキング用パ
イロット信号検出回路９．トララッキングエラー信号生
成回路１１及び信号処理回路１２にも供給される。

再生信号検出回路８が再生信号を検出し、かつトラッキ
ング用パイロット信号検出回路９はトラッキング用のパ
イロット信号の記録位置を示す為のパイロット検出用信
号が一定の規則性を持って検出されている事を判定して
、論理回路１０に上記再生信号の検出信号及びトラッキ
ング用パイロット信号の検出信号を供給する。

論理回路ｌＯは再生信号が有り、かつパイロット信号の
検出用信号が正しく検出されていることを判別し、論理
出力信号を制御信号としてスイッチ１３をＯＮにする。

一方、トラッキング用パイロット信号検出回路９はパイ
ロット信号をサンプルするためのタイミング信号をトラ
ッキングエラー信号生成回路１１に供給し、トラッキン
グエラー信号生成回路１１は再生ヘッドアンプ７の再生
出力信号中のトラッキング用パイロット信号の隣接トラ
ックからの漏込み信号をサンプルし、トラッキングエラ
ー信号を生成する。

このトラッキングエラー信号は上記スイッチ１３を介し
て加算器１４に供給される。

速度制御回路６は信号処理回路１２から基準クロック信
号を受けて分周し、一方、キャプスタン４の回転速度を
示すＦＧ他信号受け、上記基準クロックの分周信号と比
較して、キャプスタン４の回転を制御する制御信号を加
算器１４に供給する。

加算器１４は上記速度制御回路６からの速度制御信号と
、トラッキングエラー信号とを加算し、キャプスタンモ
ーター駆動回路５に送りキャプスタン４の回転を制御す
る。

このキャプスタン４の回転制御は記録トラックの送り速
度を規定の速度となる様に速度制御をかけ、更に記録ト
ラック幅の中心と再生する磁気ヘッドの中心とが一致す
る様に位相制御を施し、トラッキング追従を行ってＡＴ
Ｆをかけていた。

また、再生信号が検出されなかったり、パイロット信号
の検出用信号の規則的な再現性を判定できない場合は、
位相制御をかけずにトラックの送り速度か規定の速度と
なる様に速度制御をかけていた。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかし上記した従来の磁気記録再生装置のＡＴＦ回路に
おいては、再生信号が検出されなかったり、パイロット
信号の検出用信号の規則的な再現性が判断できない場合
、磁気テープのトラックの送り速度が規定の速度となる
ように速度制御していた。

このため記録トラックの記録時送り速度と、再生時の速
度制御における送り速度が極めて等しい場合には、位相
制御が加わらなくとも位置ずれをほとんど生ぜずにトラ
ックを送る事が可能となり、仮に記録トラックと再生ヘ
ッドのアジマスが同じであれば良いか、逆であった場合
には再生信号が出ない為に再生信号検出回路が信号無し
の判定をして、しばらくの間、記録トラックとヘットが
逆アジマスの状態のままでトラックが送られ、ＡＴＦに
引込めないという状況が発生するという欠点があった。

この発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは従来例の欠点を解消し、磁気記録
再生装置のＡＴＦ回路の引込み動作が短時間に、かつ確
実なトラッキングサーボの引込み動作を行うようにした
ものである。

（ニ）問題を解決するための手段 この発明の磁気記録再生装置のＡＴＦ回路は磁気ヘッド
からの再生信号の有無を検出する再生信号検出回路とト
ラッキング用のパイロット信号を検出する為の検出用信
号があらかじめ定められた規則に基づいて検出さねてい
るかを判定するトラッキング用パイロット信号検出回路
と、上記再生イ３号検出回路の出カイ８号とトラッキン
グ用パイロット１８号検出回路の出力信号の論理積を取
る論理回路と、この論理回路によっ′て制御されるスイ
タチと、再生信号中のトラッキング用パイロット信号の
隣接トラックからの漏込み信号をサンプルしてトラッキ
ング用パイロット信号と比較して、トラッキングエラー
信号を生成するトラッキングエラー信号生成回路と、再
生信号の信号処理を行う信号処理回路と、この信号処理
回路からの基準クロック信号とキャプスタンの回転速度
を示すＦＧ信号とを比較して記録トラックを規定の速度
で送って行く速度制御回路と、上記速度制御回路の出力
制御信号とスイッチを介して供給されるトラッキングエ
ラー信号とを加算する加算回路と、この加算回路の出カ
イ８号て制御するキャプスタンモーター駆動回路とで構
成し、磁気テープの記録トラックを磁気ヘットに対して
追従させるようにした磁気記録再生装置のＡＴＦ回路に
おいて、上記論理回路の出力信号でスイッチを制御する
と同時に、キャプスタンの回転速度を制御する速度制御
回路に供給して構成したものである。

（ホ）作用 異なりだアジマス角度で交互にカードバンド無しで記録
された磁気テープのトラックをトラックより幅広の磁気
ヘッドでトレースし、隣接トラックからのトラッキング
用のパイロット信号の漏込み量が両方から等しくなる林
に、記録トラックを磁気ヘッドに対して追従させるＡＴ
Ｆ回路であって、 再生信号検出回路により再生信号か無し又はトラッキン
グ用パイロット信号検出回路により正しく検出用信号が
検出されていない時に位相制御動作をさせずに記録トラ
ックの送り速度を規定の送り速度と異なる速度で送り、
再生信号検出回路により再生信号が有り、かつトラッキ
ング用パイロット信号検出回路により正しく検出用信号
が検出されている時に、記録トラックの送り速度を規定
の送り速度で送る様に速度制御をかけると共に、位相制
御回路を作動させるようにした磁気記録再生装置のＡＴ
Ｆ回路である。

（へ）実施例 この発明に係る磁気記録再生装置のＡＴＦ回路の実施例
を第１図にもとづいて説明する。

図において、Ｉａ、　ｌｂは互いにアジマス角度が異な
る回転式の磁気ヘッド、２は磁気テープて情報信号がト
ラックに記録されている。３はピンチローラ−１４はキ
ャプスタンてこのキャプスタンはそれ自体がモーターの
回転軸を形成している。

５はキャプスタン４のモーターを駆動するキャプスタン
モーター駆動回路、６はキャプスタン４を規定の速度で
回転させる為の速度制御回路、７は再生ヘッドアンプで
信Ｊｉ３ＩＡ理回路の制御信号にもとづいて磁気ヘット
ｌａ、及びＩｂの再生出力を選択し増幅している。８は
再生信号検出回路で再生ヘッドアンプ７の出力より再生
信号が入力されるとこわを検出して再生信号の有無を判
定する回路である。９はトラッキング用パイロット信号
検出回路で再生ヘッドアンプ７の出力信号中よりトラッ
キング用パイロット信号の検出用信号を抜き出して検出
する。１０は再生信号検出回路８の出力信号と、トラッ
キング用パイロット信号検出回路９の出力信号とで論理
積（ＡＮＤ）をとる論理回路。

１１はトラッキングエラー信号生成回路でエラー信号を
生成する。１２は各回路に対して動作の基準となるクロ
ック信号を生成し送っている信号処理回路。１３は論理
回路ｌＯの出力に基づき開閉するスイッチ、１４は速度
制御回路６のエラー信号と、トラッキングエラー信号生
成回路１１からのトラッキング用エラー信号とを加算す
る加算器である。

磁気ヘッドｌａ、　Ｉｂは記録された磁気テープ２のト
ラックをトレースする。この時、記録された磁気テープ
２のトラックの記録時のアジマスと、再生時のヘッドと
のアジマスが合えば磁気ヘッドＩａ、　ｌｂより再生出
力が得られ、再生信号はロータリートランスを介して再
生ヘッドアンプ７に供給される。この再生信号は再生ヘ
ッドアンプ７によって必要レベルまで増幅され、再生信
号検出回路８．トラッキング用パイロット信号検出回路
９、トラッキングエラー信号生成回路１１．信号処理回
路１２に送られる。

再生信号検出回路８は再生信号か検出さ社ると再生信号
有りの信号を論理回路１０に送る、また、トラッキング
用パイロットイ８号検出回路９は再生信号の中よりパイ
ロット信号検出用信号を見つけ出し、再生出力信号中の
トラッキング用パイロット信号の記録位置を見い出すと
共に、この検出用信号が規定の出現順序に合っているか
をチエツクして、この出現順序が規定に基づいていると
判断すると、論理回路１０に０にの信号を送ると同時に
パイロット信号をサンプルする為のタイミング信号をト
ラッキングエラー信号生成回路１１に供給する。

トラッキングエラー信号生成回路１１はトラッキング用
パイロット信号検出回路９からのタイミング信号によっ
て、再生信号中のトラッキング用パイロット信号の隣接
トラックからの漏込みレベルをサンプルし、双方からの
漏込みパイロット信号レベルを比較して、これが等しく
なる様にトラッキングエラー信号を生成する。

論理回路ｌＯは再生信号検出回路８の出力から再生出力
有りの信号が来て、かつトラッキング用パイロット信号
検出回路９の出力からパイロット検出用４３号か検出さ
れ、このパイロット検出用信号が規定の出現順序に合っ
ているという信号が来た時にスイッチ１３を閉じる信号
を発生させる。

スイッチ１３が閉じてＯＮになるとトラッキングエラー
信号生成回路ＩＩよりトラッキングエラー信号が加算器
１４に送られる。

一方、論理回路１０の出力信号は速度制御回路６に送ら
れる。またこの速度制御回路６には信号処理回路１２か
らの基準クロックを受は信号分周して、キャプスタン４
の回転速度を示すＦＧ他信号比較し、キャプスタン４の
回転速度を規定の回転速度となる様に制御信号を加算器
１４に供給する。

またこの速度制御回路６は上記論理回路１０の論理信号
からの出力により、信号処理回路１２からの基準クロッ
クの分周比を変化させて、規定の回転速度と異なる回転
速度を設定できる様になっている。

加算器１４は速度制御回路６からの速度制御信号と、ト
ラッキングエラー信号生成回路１１からのトラッキング
エラー信号とを適切な割合で加算して、キャプスタンモ
ーター駆動回路５に送り、キャプスタン４の回転を制御
する。

このキャプスタン４の回転制御によって、磁気ヘッドＩ
ａ、　Ｉｂが磁気テープ２に記録されたトラック上を追
従することができる。

磁気テープ２に記録されたトラックに対し記録時のアジ
マスと、再生時のアジマスが逆であった場合には、アジ
マス損失により磁気ヘットｌａ、　Ｉｂから再生出力が
得られない。

再生出力がないため再生ヘッドアンプ７の出力に再生出
力が得られない為、再生信号検出回路８が再生出力無し
の信号を論理回路１０に送る。またトラッキング用パイ
ロット信号検出回路９も、再生出力が来ない為パイロッ
ト信号検出用信号が検出できず、ＮＧの信号を論理回路
１０に送ると共にトラッキングエラー信号生成回路１１
に対してサンプル用のタイミング信号を送らない。

一方、論理回路１０は再生信号検出回路８とトラッキン
グ用パイロット信号検出回路９からの上記信号により、
スイッチ１３を開いたままとする１８号を出し続ける。

速度制御回路６は論理回路１０の出力を受け、速度制御
を規定の回転速度と異なる回転速度となる様に信号処理
回路１２からの基準クロックの分周比を変えて速度制御
を行う。この速度制御用信号は加算器１４を経てキャプ
スタンモーター駆動回路５に加わり、記録されたトラッ
クの送り速度と異なる速度で磁気テープ２を走行させる
。これにより、記録されたトラックと再生ヘッドの位置
がずれ、逆アジマス状態が解除され、記録されたトラッ
クと再生ヘッドのアジマスが合って来て、再生出力が得
られると前述の様にＡＴＦサーボがかかる事になる。

このようにＡＴＦの引込み動作を確実に安定して行うこ
とができる。

また今まで述べて来た実施例に対し、速度制御回路６の
基準クロックの分周比を変えて規定の回転速度と、これ
と異なる速度を作ったが、この方法とは異なって規定の
回転速度の速度制御出力に対してオフセットを与える電
圧等を加えても良い。

また、トラッキングエラー信号生成回路１１が作動しな
い時に、加算器に対してトラッキングエラー４８号の代
りに一定のＤＣオフセットを与えて５規定の回転速度と
異なる回転速度を実現しても良い。

また、論理回路ｌＯは再生信号検出回路８の再生信号有
りとトラッキング用パイロット信号検出回路９のＯＫの
論理積（ＡＮＤ）の論理をとって、スイッチ１３を閉じ
る出力を出していたが、どちらか片方だけを利用する方
式でも可能であるし、二つのＯＲと取っても良い。

また、論理回路】０はマイコンを使ってソフト処理を行
うこともできる。

このように第１図の回路は他の回路上の応用例がある。

（ト）発明の効果 この発明に係る磁気記録再生装置のＡＴＦ回路によれば
、記録されたトラックと再生用ヘッドとが逆アジマス状
況にあった場合でも、規定のキャプスタン回転速度とこ
れと異なるキャプスタンの回転速度との差によって記録
されたトラックと再生ヘッドとの相対位置が変化し、逆
アジマス状況を解除してＡＴＦをかけた状況を作る事が
出来るのでＡＴＦの引込み時間が短縮できるという効果
が有る。

しかも、構造が簡単であって、また安価に構成すること
ができるため実ｈ’ｔｒも容易である等の擾わた特長を
有している。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る磁気記録再生装置のＡＴＦ回路
のブロック図であり、第２図は従来例のブロック図であ
る。 主な番号の説明 ＋ａ、Ｉｂ：ｉｉ気ヘッド　　２：！ｉｉ気テープ４：
キャプスタン ５：キャブスタンモーター駆動回路 ６：速度制御回路　　７：再生ヘッドアンプ８：再生信
号検出回路 ９ニドラッキング用パイロット信号検出回路１０：論理
回路 １１：トラッキングエラー信号生成回路１２：信号処理
回路　　１３：スイッチ１４：加算器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ヘッドからの再生信号の有無を検出する再生信号検
   出回路と、トラッキング用のパイロット信号を検出する
   為の検出用信号があらかじめ定められた規則に基づいて
   検出されているかを判定するトラッキング用パイロット
   信号検出回路と、上記再生信号検出回路の出力信号とト
   ラッキング用パイロット信号検出回路の出力信号の論理
   積を取る論理回路と、この論理回路によって制御される
   スイッチと、再生信号中のトラッキング用パイロット信
   号の隣接トラックからの漏込み信号をサンプルしてトラ
   ッキング用パイロット信号と比較してトラッキングエラ
   ー信号を生成するトラッキングエラー信号生成回路と、
   再生信号の信号処理を行う信号処理回路と、この信号処
   理回路からの基準クロック信号とキャプスタンの回転速
   度を示すＦＧ信号と比較して記録トラックを規定の速度
   で送って行く速度制御回路と、上記速度制御回路の出力
   制御信号とスイッチを介して供給されるトラッキングエ
   ラー信号とを加算する加算回路と、この加算回路の出力
   信号で制御するキャプスタンモーター駆動回路とで構成
   し、磁気テープの記録トラックを磁気ヘッドに対して追
   従させるようにした磁気記録再生装置のＡＴＦ回路にお
   いて、上記論理回路の出力信号でスイッチを制御すると
   同時に、キャプスタンの回転速度を制御する速度制御回
   路に供給して構成したことを特徴とする磁気記録再生装
   置のＡＴＦ回路。