JPH027250B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH027250B2
JPH027250B2 JP11846782A JP11846782A JPH027250B2 JP H027250 B2 JPH027250 B2 JP H027250B2 JP 11846782 A JP11846782 A JP 11846782A JP 11846782 A JP11846782 A JP 11846782A JP H027250 B2 JPH027250 B2 JP H027250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
electrode
nonlinear resistance
capacitance
elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11846782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS599901A (ja
Inventor
Hidetaka Sato
Hideyuki Kurosawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP11846782A priority Critical patent/JPS599901A/ja
Publication of JPS599901A publication Critical patent/JPS599901A/ja
Publication of JPH027250B2 publication Critical patent/JPH027250B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、通信用保安器などに使用される電圧
非直線抵抗デバイスに関するものである。
第1図は、かかる保安器の従来の構成例を示す
回路図である。同図において、A,Bは入力端子
L1,L2は出力端子、1は避雷管、2,3はそれ
ぞれ抵抗器、Gはアース端子、4,5,6はそれ
ぞれバリスタなどから成る電圧非直線抵抗素子、
であり、入力端子A,Bに誘導雷サージの如き不
要な高電圧が入力されても、内部の回路で吸収さ
れ、出力端子L1,L2には出力されないようにな
つている。
第1図において、出力端子L1とアース端子G
の間、および出力端子L2とアース端子Gの間に
それぞれ接続された電圧非直線抵抗素子4および
5は、端子L1,L2にそれぞれ接続される通信線
とアース端子Gとの間に生じる不要な縦電圧(一
般に通信線とアースの間に生じる不要電圧を縦電
圧と云い、通信線と通信線の間に生じる不要電圧
を横電圧と云う)を吸収するために設けられたも
のであり、出力端子L1とL2の間に接続された電
圧非直線抵抗素子6は、素子4と5の動作特性が
不揃いであること等の原因で発生する端子L1
L2の間の不要な横電圧を吸収するためのもので
ある。
さて本発明は、第1図において、電圧非直線抵
抗素子4,5およびアース端子Gから成る電圧非
直線抵抗回路(破線で囲んだ領域S)に関するも
のであるが、これらの縦電圧吸収用の素子4,5
は、避雷管1が動作しない様な、例えばピーク電
圧が400V以下であるような雷サージを吸収した
り、或いは避雷管1が動作するに至るまでの雷サ
ージによる大電流を流すので、エネルギー耐量の
大きな電圧非直線抵抗素子を用いることが必要で
あつた。
しかし従来のエネルギー耐量の大きな素子とし
ての金属酸化物バリスタは、静電容量が大きく、
これを用いた電圧非直線抵抗回路を通信機用保安
器に用いる場合、通信線における伝送損失が大き
くなるという欠点があつた。そこで静電容量を小
さくするため金属酸化物バリスタに代えてシリコ
ンダイオードバリスタを用いたとすると、今度は
エネルギー耐量の面で不充分になるという問題点
が生じる。シリコンダイオードバリスタを用いて
サージ吸収電圧を高くするためには、バリスタを
多段に直列接続する必要があり、その結果、構造
的に大形化しコストアツプを招く要因となつた。
またツエナーダイオードを用いるバリスタ回路
は、エネルギー耐量を大きくすると静電容量も大
きくなるという欠点があつた。
本発明は、上述のような従来技術の欠点を除去
するためになされたものであり、従つて本発明の
目的は、通信機用保安器などに用いた場合、通信
線における伝送損失が小さくてすむとい共に、構
造的に小形であり、コスト的にも低廉な電圧非直
線抵抗デバイスを提供することにある。
本発明の構成の要点は、電圧非直線抵抗基板の
表面側に第1および第2の電極を、裏面側に第3
の電極を、それぞれ形成し、表面側の第1の電極
と裏面側の第3の電極にはさまれた基板部分を第
1の電圧非直線抵抗素子、表面側の第2の電極と
裏面側の第3の電極にはさまれた基板部分を第2
の電圧非直線抵抗素子とし、プリント基板上の第
1の配線と前記第1の電極の間、プリント基板上
の第2の配線と前記第2の電極の間、およびプリ
ント基板上の第3の配線と前記第3の電極の間
に、それぞれ前記第1または第2の抵抗素子に比
較して制限電圧が小さく、かつ静電容量の小さな
チツプ状の電圧非直線抵抗素子を介在させ接続し
て成る点にある。
次に図を参照して本発明の実施例を説明する。
第2図は本発明の原理を示す回路図である。同図
において、第1図におけるのと同じ符号は同じも
のを示している。電圧非直線抵抗素子4,5は、
縦電圧吸収用として金属酸化物バリスタが用いら
れている。そのほか、10〜15はそれぞれシリ
コンダイオードから成る電圧非直線抵抗素子であ
る。
第2図に示した電圧非直線抵抗回路は、2個1
組のシリコンダイオードを互いに逆並列接続して
成る素子(10と11、12と13、14と1
5)を金属酸化物バリスタからなる素子4,5の
一端側に直列接続し、また他端側とアース端子G
との間にも接続した構成を採つているため、その
効果としては、シリコンダイオードのもつ接合容
量CDと、金属酸化物バリスタのもつ静電容量CZ
が直列接続されているところから通信線接続端子
L1,L2とアース端子Gとの間の静電容量を低減
できることを挙げうる。
金属酸化物バリスタから成る素子4,5の各制
限電圧をVZとし、シリコンダイオードから成る
素子10〜15の各制限電圧をVDとすると、VD
≪VZの関係にある。今、端子L1とアース端子G
の間、および端子L2とアース端子Gの間に印加
される各信号電圧が金属酸化物バリスタから成る
素子4,5の制限電圧VZ以下であるとすると、
信号電圧は金属酸化物バリスタから成る素子4,
5に加わり、シリコンダイオードから成る素子1
0〜15には電圧がほとんど加わらないので、静
電容量としては、シリコンダイオードの無バイア
ス時の接合容量CDが素子10〜15において得
られる。また金属酸化物バリスタから成る素子
4,5の静電容量をCZとすると、CD<CZの関係
にある。
第2図におけるる波線で囲んだ回路の容量等価
回路を第3図に示す。第3図において、ダツシユ
の付いた番号は、第2図におけるダツシユの付い
ていない番号の素子に対応する容量を示す。第3
図から、端子L1とアース端子Gとの間、端子L2
とアース端子Gとの間、の各静電容量は、次式で
与えられることが判る。
CZ・CD/(CZ+CD) これは、従来の金属酸化物バリスタから成る素
子4,5だけを用いていたときの静電容量CZ
比べて、CD/(CZ+CD)倍だけ静電容量が小さ
くなつたことに相当する。
例えば通信機用保安器に用いる金属酸化物バリ
スタから成る素子4,5の各静電容量CZを、CZ
=280pF、制限電圧VZをVZ=120Vとし、シリコ
ンダイオードから成る素子10〜15の無バイア
ス時の各接合容量CDをCD=50pF、制限電圧VD
VD=0.8Vとすると、金属酸化物バリスタから成
る素子4,5を用いただけのときは、端子L1
よびL2とアース端子Gとの間の各静電容量は、
280pFであるが、シリコンダイオードから成る素
子10〜15を図示の如く接続すると、同じ個所
の静電容量は42pFとなり、約1/7に静電容量を低
減することができる。
以上で本発明の原理の説明を終わり、次に本発
明の一実施例を説明する。
第4図は本発明一実施例を示す断面図である。
同図においてダツシユの付いている番号は、第2
図においてダツシユの付いていない番号の素子に
対応する。また16〜18は、3極金属酸化物バ
リスタ4″,5″の電極である。10″〜15″は、
シリコンダイオードのチツプである。22はプリ
ント基板、20a〜20cはそれぞれプリント配
線、21は絶縁物(空隙)、25は電圧非直線抵
抗基板、である。
すなわち、電圧非直線抵抗基板25の表面側電
極16と裏面側電極18にはさまれた基板部分
(斜線を施してある)が金属酸化物4″を構成し、
同様に表面側電極17と裏面側電極18にはさま
れた基板部分(斜線を施してある)が金属酸化物
5″を構成している。プリント基板22上のプリ
ント配線20a(第2図における端子L1に相当)
と電極16の間に、チツプ状シリコンダイオード
10″,11″を介在させ、導電性ろう材(例えば
半田)19を用いて半田リフロー組立法により接
続する。同様に、プリント配線20b(第2図に
おけるアース端子Gに相当)と電極18の間に、
チツプ状シリコンダイオード12″,13″を介在
させ、導電性ろう材19を用いて接続する。全く
同様に、プリント配線20c(第2図における端
子L2に相当)と電極17の間に、チツプ状シリ
コンダイオード14″,15″を介在させ、導電性
ろう材19を用いて接続する。
このようにして構成された電圧非直線抵抗デバ
イスは、電気的特性の面では、第2図に示した回
路と等価でありながら、第2図示す回路を個別回
路で組んだ場合に比し、形状が小形であり、コス
ト的にも低廉である。
以上の説明は、金属酸化物バリスタから成る素
子および逆並列接続のシリコンダイオードから成
る素子が各1個の場合についての説明があるが、
各々を任意の個数直列接続することによつて、よ
り静電容量を低減できることは明らかであろう。
以上説明したように、本発明による電圧非直線
抵抗デバイスは、金属酸化物バリスタの電極とプ
リント基板の電極との間にダイオードチツプを例
えば半田の様な導電性ろう材を用いた半田リフロ
ー組立法で容易に貼り付けて構成したものであ
り、ほとんど体積を増加させることがなく、コス
ト低廉に低静電容量化が図れるという利点があ
り、高速、広帯域通信回線における通信機用保安
器に用いた場合には、伝送損失を少なくできると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の保安器の構成例を示す回路図、
第2図は本発明の原現を示す回路図、第3図は第
2図の回路の容量等価回路図、第4図は本発明の
一実施例を示す断面図、である。 符号説明、1……避雷管、2,3……抵抗器、
4,5,6……バリスタ、10〜15……ダイオ
ード、10′〜15′……ダイオードの接合容量、
4′,5′……バリスタの静電容量、10″〜1
5″……チツプ状シリコンダイオード、4″,5″
……金属酸化物バリスタ、16〜18……電極、
19……導電性ろう材、20a,20b,20c
……プリント配線、21……絶縁物、22……プ
リント基板、25……電圧非直線抵抗基板、A,
B……入力端子、L1,L2……出力端子、G……
アース端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電圧非直線抵抗基板の表面側に第1および第
    2の電極を、裏面側に第3の電極を、それぞれ形
    成し、表面側の第1の電極と裏面側の第3の電極
    にはさまれた基板部分を第1の電圧非直線抵抗素
    子、表面側の第2の電極と裏面側の第3の電極に
    はさまれた基板部分を第2の電圧非直線抵抗素子
    とし、プリント基板上の第1の配線と前記第1の
    電極の間、プリント基板上の第2の配線と前記第
    2の電極の間、およびプリント基板上の第3の配
    線と前記第3の電極の間に、それぞれ前記第1ま
    たは第2の抵抗素子に比較して制限電圧が小さ
    く、かつ静電容量の小さなチツプ状の電圧非直線
    抵抗素子を介在させ接続して成ることを特徴とす
    る電圧非直線抵抗デバイス。 2 特許請求の範囲第1項に記載の電圧非直線抵
    抗デバイスにおいて、前記チツプ状の電圧非直線
    抵抗素子が、同種のチツプ状素子を複数枚重ねて
    相互に貼り合せることにより直列接続されたもの
    であることを特徴とする電圧非直線抵抗デバイ
    ス。
JP11846782A 1982-07-09 1982-07-09 電圧非直線抵抗デバイス Granted JPS599901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11846782A JPS599901A (ja) 1982-07-09 1982-07-09 電圧非直線抵抗デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11846782A JPS599901A (ja) 1982-07-09 1982-07-09 電圧非直線抵抗デバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS599901A JPS599901A (ja) 1984-01-19
JPH027250B2 true JPH027250B2 (ja) 1990-02-16

Family

ID=14737383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11846782A Granted JPS599901A (ja) 1982-07-09 1982-07-09 電圧非直線抵抗デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS599901A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3473819B2 (ja) * 1997-07-14 2003-12-08 日本電信電話株式会社 雷防護アダプタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS599901A (ja) 1984-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2921722B2 (ja) チップ型サージアブソーバ
US4021760A (en) EMP circuit board filter using MOV devices
US6072683A (en) Miniaturized category 5 protection circuit
JPH027250B2 (ja)
JPH0134321Y2 (ja)
JPH0138884Y2 (ja)
JPS6316282Y2 (ja)
JPH0229785Y2 (ja)
JPH0214288Y2 (ja)
JPS61189601A (ja) サ−ジ・ノイズ吸収器
JPH0336206Y2 (ja)
JPH0139065Y2 (ja)
JPH0138883Y2 (ja)
JPS6338212A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPS61102006A (ja) サ−ジ吸収器
JPS6242486Y2 (ja)
JPH0139064Y2 (ja)
JPH0145813B2 (ja)
JP2661108B2 (ja) サージノイズ吸収器
JPH0336207Y2 (ja)
JPH0312028Y2 (ja)
JPH0334887Y2 (ja)
JPS5838614Y2 (ja) 集積回路用基板
JPS6338205A (ja) サ−ジノイズ吸収器
JPH0312027Y2 (ja)