JPH026933Y2 - - Google Patents

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JPH026933Y2
JPH026933Y2 JP18459686U JP18459686U JPH026933Y2 JP H026933 Y2 JPH026933 Y2 JP H026933Y2 JP 18459686 U JP18459686 U JP 18459686U JP 18459686 U JP18459686 U JP 18459686U JP H026933 Y2 JPH026933 Y2 JP H026933Y2
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thread
looper
thread guide
looper thread
double ring
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JP18459686U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ミシンの二重環天秤における糸案
内装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種のミシンにおける二重環天秤の糸
案内装置では、特開昭61−220695号及び米国特許
第4492174号公報に示されたように、ルーパー糸
の通る孔が環状のために糸通しの作業が煩わしい
欠点があつた。そこで、この出願の出願人は第3
図乃至第5図に示すものを開発した。すなわち第
3図におけるa図は上方斜視図、b図は上面図で
この装置は、上面より視て互いに平行な二つの脚
部11及び両脚部11eをつなぐ頂部11fを有
するほぼU字形の第一のルーパー糸ガイド11
と、その11eの中央に配設された第二のルーパ
ー糸ガイド12とが、ミシンの機枠Fの側壁上に
取付けられ、上記の両ルーパー糸ガイドにより形
成される間の各空間には、軸13に固定されたカ
ム体Cが一枚宛配設されている。また前記軸13
は機枠Fに対して回転可能に軸支され、不図示の
主軸によつて図示矢印A方向に回転駆動される。
なお、上記の第一、第2二ルーパー糸ガイド1
1,12とカム体Cにより二重環ルーパー天秤が
構成されている。
一方、二重環ルーパー糸Tは、第3図左方のル
ーパー糸供給源から上記二重環ルーパー天秤を経
由して同図右方の二重環ルーパーに誘導されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、以上のような従来のこの種の二
重環ルーパー天秤にあつては、つぎのような欠点
があつた。すなわち、 1 二重環ルーパー糸Tは、第一のルーパー糸ガ
イド11の先端部11bに下側から巻き掛けて
糸案内溝11dの底部11gに引き戻し、次に
第二のルーパー糸ガイド12の先端部12aお
よび第一のルーパー糸ガイドの先端部11cに
順次に巻き掛けて通した後に、さらに糸ガイド
14に巻き掛けてから二重環天秤へ誘導するた
め、糸掛け操作をワンタツチで行うことができ
ない。
2 さらに重大な問題点は、第一のルーパー糸ガ
イド11に形成された糸案内溝11dの一方が
カム体Cによつてルーパー糸Tを屈曲させて引
張る方向に解放しているため、双方のカム体か
らの糸抜けタイミングが揃わない傾向となり、
もしルーパー糸が一方のカム体Cから早く抜け
過ぎると、それまで張られていた糸張力が急激
に緩み、その結果ルーパー糸が他方のカム体C
からすべり抜けることができずにカムCの中央
ボス部に団子状に巻き付き、もつれを生じて糸
を切断する可能性があつた。第4図a,b;第
5図a,bは、それぞれ、第3図a,bに示す
状態から、各カムCが矢印A方向に回転して、
糸抜けを生ずるタイミングがずれるシーケンス
を説明する図であり、第5図bにおいて、Pで
示す点で、一方のカムCの糸抜けタイミングが
早まつた状態を示している。この考案は、以上
のような従来例の諸問題にかんがみなされたも
ので、ルーパー糸の掛け渡しが容易であり、且
つ、2枚の二重環天秤カムにかかる糸張力が均
等で糸抜けタイミングが一致し、カムへの巻き
付き切断等を生じないこの種の糸案内装置の提
供を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
ルーパー糸ガイドの頂部から両脚部にわたつて
糸案内溝を設けるとともに、片側の脚部には、糸
案内溝の底部よりさらに頂部から離れる位置に、
ルーパー糸を折返して誘導するための案内手段を
設けることにより、前記従来の問題点を解決する
ミシンを提供するものである。
〔作用〕
以上のような構成により、二重環天秤に対する
ルーパー糸の掛け渡しを簡単に行なうことができ
るように成り、かつ、両カム体上の糸張力が均一
となるため、糸抜けタイミングの不揃いによるカ
ム体への巻き付き/切断等の事故を解消し得る。
〔実施例〕
以下に、この構考案を実施例に基づいて説明す
る。第1図に、この考案に係る二重環天秤の一実
施例の正面斜視図、第2図a,bにそれぞれ正面
図と上面図とを示す。
第1図、第2図において、この二重環天秤は、
基本的には、前出従来例第3図とほぼ同一構成で
あり、互いに平行な2本の脚部1bおよびこれら
両脚部1bをつなぐ頂部1cを有する略U字形の
第1のルーパー糸ガイド1と、このガイド1の中
央に配設された第2のルーパー糸ガイド2と、こ
れら第1と第2のルーパー糸ガイド1,2により
区画された二つの空間内にそれぞれ1つづつ配設
された板状のカム体Cとから成つている。
そして、第1のルーパー糸ガイド1には、糸案
内溝1aが頂部1cに開口するようにその頂部1
cから両脚部1bにわたつて開設されている。ま
たカム体Cは上記糸案内溝1aを通つて両脚部1
bを横切るルーパー糸を頂部1cから離れる方向
に屈曲させて、ルーパー糸に適切な張力を付与し
つつ供給源から必要量を引出すためのものであ
り、主軸(不図示)に連動して一方向回転する軸
7の端部に固定されている。
上記二重環天秤ユニツトは機枠Fに固定した台
板3に対してピン5で枢支され、且つ止めねじ6
により固定されている。
基本構成は以上のとおりであるが、本考案の特
徴として第1のルーパー糸ガイド1の片側の脚部
1bには、糸案内溝1aの底部よりさらに頂部1
cから離れる位置に、ルーパー糸を折返して誘導
するための案内手段8を配設している。このよう
な二重環天秤において、ルーパー糸Tは回転軸端
の外側からルーパー糸ガイドを経由して二重環ル
ーパーに掛け渡される。なお、この案内手段8は
ルーパー糸Tに通過抵抗を与える周知の糸調子で
あつても、あるいは単に糸経路を反転させるだけ
のガイドピンであつてもよい。図例では二重環天
秤よりも糸供給源にいずれ一箇は必要とする糸調
子器を上記ガイドピンと兼用させたものである。
(動作) 以上のような構成により、ルーパー糸Tは、第
1図左方の糸供給源側からまず、糸調子器8に下
側から巻き掛けて左方へ折返し、次に第2のルー
パー糸ガイド2の糸案内部2aに掛け渡して右方
へ引張ることにより、糸案内部2aに誘導されて
第1のルーパー糸ガイド1の案内溝1aに円滑に
導入され、二重環天秤に対する糸掛けは簡単に完
了する。また第1,2図から明らかなように、糸
案内溝1aを通つて両脚部を横切るルーパー糸T
は、両カム体Cに対して同等の条件下にあり、且
つカム体Cがルーパー糸Tを引張る方向に糸案内
溝1aの底部があるため、糸が逃げることなく、
両カム体Cからの糸抜けタイミングを両者全く同
等にすることができるため、ルーパー糸Tの回転
軸7へのからみ付きや切断を生ずることがない。
なお、予測出来ない原因によりルーパー糸Tが
縫製中に切断し供給源側の切断端部がカム体Cと
一緒に回されても、ルーパー糸Tはただ捩られる
だけで回転軸7に巻きつくことはない。
〔考案の効果〕
以上、説明したように、この考案によれば、二
重環天秤における糸案内装置への糸掛け渡しが極
めて容易となるとともに、2個の二重環天秤カム
からの糸抜けタイミングが一致するので、糸のカ
ム体への巻付きや切断の可能性が実質的に解消さ
れた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の二重環天秤の一実施例を
示す正面斜視図、第2図a,bはそれぞれ、実施
例の正面図と上面図、第3図a,bないし第5図
a,bは、それぞれ、従来の二重環天秤における
糸抜け前と糸抜け時の状態を示す斜視図および上
面図である。 1,2……第一/第二のルーパー糸ガイド、1
a……糸案内溝、2a……糸案内部、8……糸調
子器(案内手段)、C……カム体、T……ルーパ
ー糸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ルーパー糸供給源から二重環ルーパーへのルー
    パー糸経路内において、互いに平行な二つの脚部
    および両脚部を結ぶ頂部を有する略U字形の第1
    のルーパー糸ガイドと、該ルーパー糸ガイドの中
    央に前記脚部と平行に配設された第2のルーパー
    糸ガイドと、両ルーパー糸ガイドにより構成され
    た空間内に回転可能に配設され第1のルーパー糸
    ガイドの両脚部を横切るルーパー糸を前記頂部か
    ら離れる方向に屈曲させて供給源から引出すため
    の板状のカム体とより成る二重環天秤の糸案内装
    置であつて、 第1のルーパー糸ガイドの頂部側に開口する糸
    案内溝をその頂部から両脚部にわたつて設け、且
    つ片側の脚部には糸案内溝の底部よりさらに頂部
    から離れる位置に、ルーパー糸を折返して誘導す
    るための案内手段を設けて成ることを特徴とする
    ミシンの二重環天秤における糸案内装置。
JP18459686U 1986-11-29 1986-11-29 Expired JPH026933Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18459686U JPH026933Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29
DE19873739835 DE3739835C2 (de) 1986-11-29 1987-11-24 Fadenführungsvorrichtung für einen umlaufenden Greiferfadenaufnehmer

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JP18459686U JPH026933Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6391278U JPS6391278U (ja) 1988-06-13
JPH026933Y2 true JPH026933Y2 (ja) 1990-02-20

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