JPH02123Y2 - - Google Patents

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JPH02123Y2
JPH02123Y2 JP11014487U JP11014487U JPH02123Y2 JP H02123 Y2 JPH02123 Y2 JP H02123Y2 JP 11014487 U JP11014487 U JP 11014487U JP 11014487 U JP11014487 U JP 11014487U JP H02123 Y2 JPH02123 Y2 JP H02123Y2
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JP
Japan
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sewing
thread
fabric
core thread
rotating drum
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JP11014487U
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JPS6414366U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、単環すくい縫いミシンに関する。
(従来の技術) 従来単環すくい縫いミシンとしては第9図に示
したものが提案されている。
この単環すくい縫いミシン1はアーム状に形成
された縫針2とハサミ状のルーパー3とを備えて
いる。そして、この単環すくい縫いミシン1にあ
つては、縫針2が第10〜13図に示すように重
ね合わせた布地4をすくうように往復移動し、こ
れにより形成された縫い糸5よりなるルーパー3
が引掛けつつ前後方向に回動し、同時に布地4が
前方に移動し、ついで再び縫針2が布地4の中に
往復動を始める。このとき前述したループの中に
縫針2が通り抜け、ループがその位置で布地4上
に固定されるようになつている。
このように重ね合わされた布地4間に縫い糸5
が掛け合わされて布地4が縫着されるようになつ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、この単環すくいミシンにあつては、
レース等の無数の穴があいた布地のすくい縫いを
行なう場合、縫針が布地の穴の部分をすくうこと
があり、その部分には前述したように縫い糸を引
掛けることができず、目飛びが生じてしまう。こ
のため、縫着後に縫い糸がほどけてしまうという
問題が生じていた。
本考案は、このような問題点に鑑みなされたも
のであり、レース等の無数の穴のあいた布地であ
つても目飛びを生じることなく、確実に布地の縫
着をすることができる単環すくい縫いミシンを提
供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本考案はスカートやズボン等の裾ま
つりを行う単環すくい縫いミシンにおいて、ミシ
ンの針孔から予め引き出された縫い糸よりなる芯
糸が巻き付けられる回転ドラムと、縫針の後方に
配された前記芯糸が縫い糸よりなるループと布地
との間に配されるように芯糸の進入経路を規制す
る芯糸ガイドとを備えたことを特徴とする単環す
くい縫いミシンである。
(考案の作用) 従つて、本考案の単環すくい縫いミシンにあつ
ては、縫針のすくい動作に伴い芯糸が引張られる
と、ミシンの針孔から予め引き出されて回転ドラ
ムに巻き付けられていた縫い糸よりなる芯糸は回
転ドラムの回転と共に引き戻されるようになる。
このとき、芯糸は、縫針の後方に配された芯糸ガ
イドによつて、縫い糸よりなるループと布地との
間に配されるようにその進入経路が規制されるよ
うになる。
(実施例) 以上本考案の単環すくい縫いミシンを図面に示
した一実施例にしたがつて詳細に説明する。
第1図は本考案の単環すくい縫いミシンの回転
ドラムと芯糸ガイドとを示した斜視図、第2図は
針と布地と縫い糸と芯糸とを示した拡大断面図で
ある。
第1図に示すように、本考案の単環すくい縫い
ミシン11において、そのヘツド18には回転ド
ラム17が取付けられ、縫針12の後方には芯糸
ガイド19が配されている。
回転ドラム17は、第1図に示すように、ミシ
ン11の針孔から予め引き出された縫い糸15か
らなる芯糸20を巻き付けるドラムであつて、回
転可能に軸支されたものである。この回転ドラム
17は芯糸20を巻き付けるものであるから、そ
の形状としては円筒状、鼓状、三角柱状等が好ま
しい例として挙げることができる。本実施例にお
いては円筒状のものを使用した。この回転ドラム
17の表面には溝21が形成され、この溝21に
沿つて芯糸20が巻き付けられるようになつてい
る。また回転ドラム17の両端にはその軸22を
支持する支持アーム23が設けられ、この支持ア
ーム23の下部には取付部24が延設され、この
取付部24によりミシン11のヘツド18上面に
回転ドラム17が取付けられるようになつてい
る。また、回転ドラム17の一側には芯糸20を
巻き取るための巻取りレバー25が取付けられて
いる。また、回転ドラム17の他側には、該回転
ドラム17の回転を調節する回転調節具26が設
けられている。この回転調節具26は回転ドラム
17の他端の支持アーム23に取付けられ、回転
ドラム17の他端の壁28に当接するコイル状の
バネ体27と、このバネ体27を前記壁28に押
し付けるネジ29とから構成されたものであり、
この回転調節具26により縫着される布地14の
厚さに合わせて回転ドラム17の回転のしやすさ
を調節し、芯糸20の張力を調節できるようにな
つている。なお、回転ドラム17に巻付ける芯糸
20は、布地14の縫着終了とともに切断される
ため、回転ドラム17に巻付ける芯糸20の長さ
は布地14の縫い幅分に合わせることが好まし
い。なぜならば、布地14の縫い幅よりも極端に
長いときは縫い幅分以外の部分は無駄になり、一
方布地14の縫い幅よりも短いときは布地14の
縫着終了前に芯糸20がなくなつてしまい、再び
回転ドラム17への芯糸20の巻き付けをしなけ
ればならないという不合理を生ずるからである。
この回転ドラム17に巻き付けられた芯糸20が
第1図に示すように、縫針12のすくい動作に伴
い縫針12の方に引張られ、これに伴い回転ドラ
ム17が回転し、芯糸20が送り出されるように
なつている。この芯糸20の進入経路、すなわ
ち、布地14の縫着すべき線に平行して、縫針1
2から斜め上方に伸びる線上に芯糸ガイド19が
配されている。
芯糸ガイド19は第1図及び第2図に示すよう
に、前記進入経路において、芯糸20が縫い糸よ
りなるループと布地との間に配されるように規制
するものである。このような機能を有する芯糸ガ
イド19の好ましい例としては、第1図に示すよ
うに芯糸20が上部をスライドしながら通過する
リングであつて、側方に切り欠きがもうけられて
いるものや、第3図にしめすようにV字状のピン
等を挙げることができる。これらはいずれも芯糸
20との接触部分が小さく余分な張力が芯糸20
にかからないようになつている。このように構成
された芯糸ガイド19を介して回転ドラム17か
らの芯糸20は、一定の進入経路を通つて縫針1
2へと移動して縫い糸15と共に布地14を縫着
するようになつている。
次に本考案の単環すくい縫いミシンを使用した
布地の縫着について、第1図、第2図、第4図、
第5図、第6図、第7図及び第8図に従つて説明
する。
まず、針孔から布地14の縫い幅分だけ縫い糸
15を引き出し、この縫い糸15からなる芯糸2
0を芯糸ガイド19たるリングを経由して回転ド
ラム17に巻き付ける。次いで布地14aから重
ね合わせた布地14bに縫針12を通して布地1
4a,14bをすくう。このとき、縫い糸15と
芯糸20とがこの縫針12のすくい動作に伴い布
地中14a,14bに引き込まれ、再び縫針12
がもとの位置にもどるとき、重ね合わせた布地1
4b上にループ16が形成される。そして縫針1
2のもどり動作と共にルーパー13が前記ループ
16を引掛けながら前後に回動して、縫針12の
後方より進入する芯糸20を、布地14a,14
bとの間に配するのである。次いで、再び縫針1
2のすくい動作に伴い、前記ループ16内を縫針
12が通過し、これによりループ16が布地14
a上に固定されるようになつている。このような
操作をくり返すことにより、芯糸20は第8図に
示すように、縫い糸15よりなるループと布地1
4a,14bとの間を通つた状態で、布地14
a,14bの縫着が行われるのである。
なお、本考案の単環すくい縫いミシンにあつて
は、縫い糸15を引き出すときに縫針12が前後
方向に振れて破損するのを防止するため、縫針1
2の側方下端に振れ止め30が設けられている。
この振れ止め30は上方に縫針12の通過する溝
が形成されたコの字状のブロツク体であり、後方
の山が僅かに高く形成されたものである。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案の単環すくい縫い
ミシンにあつては、縫針のすくい動作に伴い芯糸
が引張られると、ミシンの針孔から予め引き出さ
れて回転ドラムに巻き付けられていた縫い糸より
なる芯糸は回転ドラムの回転と共に引き戻される
ようになる。このとき、芯糸は、縫針の後方に配
された芯糸ガイドによつて、縫い糸よりなるルー
プと布地との間に配されるようにその進入経路が
規制されるようになる。
この結果、レース等の無数の穴のあいた布地で
あつても、布地と縫い糸との間には常に芯糸が配
されることになり、目飛びを生じることがなく、
確実に布地の縫着をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の単環すくい縫いミシンの回転
ドラムと芯糸ガイドとを示した斜視図、第2図は
縫針と布地と縫い糸と芯糸とを示した拡大断面
図、第3図は芯糸ガイドの別の例を示した拡大断
面図、第4〜8図は本考案の単環すくい縫いミシ
ンを使用して布地を縫着する工程を示し、第4〜
7図はその斜視図であり、第8図はその平面図、
第9図は従来の単環すくい縫いミシンを示す斜視
図、第10図は従来の縫針と縫い糸と布地とを示
した拡大断面図、第11〜13図は従来の単環す
くい縫いミシンを使用して布地を縫着する工程を
示し、第11図及び第12図はその斜視図であ
り、第13図はその平面図である。 符号の説明、17……回転ドラム、19……芯
糸ガイド、20……芯糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スカートやズボン等の裾まつりを行なう単環す
    くい縫いミシンにおいて、ミシンの針孔から予め
    引き出された縫い糸よりなる芯糸が巻き付けられ
    る回転ドラムと、縫針の後方に配された前記芯糸
    が縫い糸よりなるループと布地との間に配される
    ように芯糸の進入経路を規制する芯糸ガイドとを
    備えた事を特徴とする単環すくい縫いミシン。
JP11014487U 1987-07-17 1987-07-17 Expired JPH02123Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11014487U JPH02123Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11014487U JPH02123Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6414366U JPS6414366U (ja) 1989-01-25
JPH02123Y2 true JPH02123Y2 (ja) 1990-01-05

Family

ID=31347031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11014487U Expired JPH02123Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17

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JPS6414366U (ja) 1989-01-25

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