JPH0269182A - ケトヘキソキナーゼの製造法 - Google Patents

ケトヘキソキナーゼの製造法

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JPH0269182A
JPH0269182A JP21854288A JP21854288A JPH0269182A JP H0269182 A JPH0269182 A JP H0269182A JP 21854288 A JP21854288 A JP 21854288A JP 21854288 A JP21854288 A JP 21854288A JP H0269182 A JPH0269182 A JP H0269182A
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Kazunobu Matsushita
一信 松下
Emiko Shinagawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はケトヘキソキナーゼ(以下、に)IKと略す、
)の製造法に関するものである。
更に詳細には、本発明は、フルクトース培地で生育する
菌をフルクトース培地で培養してKHにを生産する方法
に関するものである。
従来、 KHKは動物起源の酵素として知られており、
微生物による生産は知られていなかった。
本発明によって、にHKを微生物によって生産すること
ができるようになったので、本発明は、にHKの大量生
産を可能とし、酵素界に大きく貢献するものである。
(従来技術及び問題点) 一般的に、K)IK(EC,2,7,1,3)は次式で
表わされる反応を行う酵素 KHに フルクトース+ATPy−F−1−P+ADPとして知
られているが、にHKの存在は、高等動物の肝、腎、腸
粘膜、脂肪組織に知られている程度であった。
また、 KHKの一般的な製法として、ウシの肝臓をP
H5とし、熱処理し、硫安分別し、セファデックスG−
100、DEAE−セルロース%CM−セルロースクロ
マトの各処理を行って精製する方法(酵素ハンドブック
331頁)が知られているが、その操作は煩雑であり、
また得られる酵素もきわめて少量であるに過ぎない。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、微生物にKHにの給源を求めて鋭意研究
したところ、グルコース培地では生育しにくく、フルク
トース培地でよく生育する菌がにHKを生産することを
知ったのである。
本発明は、フルクトース培地で生育する菌をフルクトー
ス含有培地でインキユベー トすることを特徴とするK
l+にの製造法である。
本発明において、グルコース培地で生育しにくく、フル
クトース培地でよく生育する菌で、K)IKを生産する
ものの1例として、Psaudomonas AMI 
−0YAが得られ、この菌株はFERM P−1015
2として微工研に寄託されている。
次に、Pseudomonas AMI −OYAの菌
学的性質を示す。
■、 ダラム陰性菌である。
2、 0.8μ×2.0μの桿菌で、単鞭毛を有す。
3、運動性あり。
4、 フルクトース寒天培地で、ピンクで、盛り」二つ
だ生育を示し、表面は湿潤1円形で、周辺は円滑なコロ
ニーを形成する。
5、  pH6,0〜8.5で生育し、pH7,0で最
高の生育を示し、ρ115.0では生育しない。
6.30℃で良好な生育を示し、25℃ではゆるやかな
生育となり、37℃では生育しない。
7、炭素源の利用(コーザの培地を用い、0.1%によ
る)メタノール、メチルアミン塩酸、 Naフォルメー
ト、エタノール、ラクテート、サクシネート、マレート
、フマレートでよく生育し、グルコース、フルクトース
、アスパルテート5グルタメート、グリコレート、サイ
トレートでゆるやかに生育し、オキザレート、グルタレ
ート、タートレート、アラニン、炭素源を添加しないミ
ネラル培地ではほとんど生育しない。
本発明においては、 Pseudomonas AMI
 −OYAを培養し、菌体を多量取得し、この菌体をフ
ルクトース含有培地で20〜50℃、5〜20時間イン
キュベートすれば、菌体内に多量のK)IKが生成する
Pseudomonas AMI−OYAの菌体を得る
には、Pseudomonas AMI −OYAの増
殖できるいかなる培地でもよい。例えば、0.2%に、
)IPO,、0,2%NaN0..0.2%(NH4)
2Soい0.1%K)12POい0.02%MgSO4
・7H,0,0,01%酵母エキス(Oriantal
酵母、Co)と1%メタノールを含む培地で25〜40
℃、20〜50時間で連続釣上トウ培養し、大量の菌体
を生産させる。
得られた培養液は遠心処理し1分離湿菌体をフルクトー
ス含有培地に添加し、25〜40℃でゆっくり攪拌しつ
つ、1〜30時間インキュベートし、菌体内にKHKを
生成させる。
得られたインキュベート処理液は、KHKを含有する菌
体を含んでいるので、例えば、O,]8MD−フルクト
ース、1mMEDTA、10d 2−メルカプトエタノ
ール、0.5a+M phenylmethyl 5u
lfonylfluoridaを含んだPH6,8の5
mM−リン酸ナトリウムbuffer(KPB)に菌体
想濁液として4℃に冷却してFrenchpressu
re cell pressなどにより菌体を破砕し、
得られたホモジネート液は60,0OOX g以上で遠
心処理し、菌体を分離する。
得られた上清はDEAE−セルロースカラムに吸着させ
て、溶出させ、溶出液は透析処理を行い、処理液はブル
ーデキストランセファロースカラムに吸着させ、溶出し
、これを濃縮し、更にセファデックスG−100カラム
に吸着させ、溶出し、溶出液をセファデックスG−10
0ゲル濾過の操作をくり返し、精製を行い、ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動において単一バンドを示すまで精
製されたKIIKを得ることができる。
本発明の実施例で得られたKHKの理化学的性質は次の
通りである。
1、 次式の反応を行う。
フルクトース+ATPuF−1−P+八〇P2、分子量
は60 、000で、30 、000の分子量をもつ2
つの同一サブユニットから構成される。
3、等電点は焦点電気泳動による測定で4.5である。
4、熱安定性は第1図に示す通りで、70℃で30分間
加熱してもほとんど失活はない。
精製酵素液(5+mM KPB中、0.1mg/m Q
 )が図示の時間で別々に70℃、80℃で加熱された
。その加熱された酵素は急速にアイスバスで冷却された
、残存している酵素活性は相対的な酵素活性を示してい
る。
5、pH安定性は第2図に示す通りで、pH6〜10で
きわめて安定である。
6、 ポリアクリルアミドゲル電気泳動と等電点電気泳
動は第3図に示される。
精製酵素(50μg)をポリアクリルアミドゲルに加え
、電気泳動は約2時間3mA″cpl(8,5Tri 
5−glycineで行なわれた。そのゲルカラムはC
ommassie brilliant blueで染
色される。
精製KHK(1,2mg KHK/10m Q )をg
lycarol濃度勾配下でp+(3,5〜10のキャ
リヤーAmpholinaから成る等電点電気泳動の中
間付近に現れる。電気泳動はChromato cha
IIIber内(4℃)で100時間400vで行なわ
れた。その内容量は3.6−フラクションに画分され、
pHとKHK活性の両方がそれぞれのフラクションで測
定された。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 Pseudomonas AMI −OYA、 FER
N P−10152の種菌培養液を、0.2%に21(
PO,,0,2%NaNOs、0.2%(Nl(、)。
so、、 o、t%KH,PO,,0,02%MgSO
4・71(、Olo、01%酵母エキス(Orient
al酵母、Co)と1%メタノールを含む培地5011
1に接種し、連続釣上トウで30℃。
;16時間培養した。
培養液を遠心処理し、得られた菌体(50gWet。
wt)  を0.IM D−フルクトース、1mM E
DTA、io+++82−メルカプトエタノール、0.
5mM phenyl methylsulfonyl
fluorj、deを含んだpH6,8の5mM リン
酸ナトリウムbuffer(KPB)に)鵠濁した。
菌体懸濁液を1,000kg/cJでFrench p
ressurecell pressに通して細胞を破
砕する。なお、以下に述べるすべての操作も特に記さな
いかぎり、4℃で行なった。
得られたホモジネートを60分間68,0OOX gで
遠沈する。上述した同じ成分を含む5mM KPBで平
衡化させたDEAE−セルロースカラム(2、5x 3
0cm)にその上澄を吸着させる。そのカラムを、同じ
bufferで完全に洗った後、KHKは0.3MKC
lを含んだbufferで溶出される。酵素活性はRa
ushslとC1elandによって提唱された方法に
よって測定さ1% れた。タンパク含量はE28□値を15.0として決定
された。KHK画分は透析チューブの中に注ぎ込み、p
olyethyleneglycol 6,000中に
入れる。濃縮された透析チューブはSmMKPB中で一
晩、透析される。
不溶性の物質が60分間の68,000x gの遠心分
離で除去される。透明なローズレッドの上澄は5mMに
PBで平衡化されたブルーデキストランセファロースカ
ラム(’l X 20cm)にチャージする。カラムに
同様のbufferを流した後、 Kl(Kは1.M 
KCIを含む5!LMKPBで溶出される。溶出曲線は
第4図に示される。
KHK活性を含む両分はpol、yethylewgl
ycol 6,000で濃縮され、同様のbuffer
で平衡化させた5aphadax G−100カラム(
1、3X 200cm)にかけられる。主な不純物がv
oid volu肩aあたりに溶出された後にKHKは
すぐにカラムから溶出される。 5ephadax G
−100ゲル濾過の操作がくり返される。2回目のゲル
濾過の溶出パターンはKHKの活性を伴うタンパク質の
ほぼ均整のとれたパターンである(第5図)。
この段階における酵素標品はポリアクリルアミドゲル電
気泳動において50μgのタンパク質が加えられた場合
でも単一のタンパク質のバンドを示す。
KHKは40%の精製収率をもって約1000倍精製さ
れた。D−fructose−1−phosphate
からD−fructoseを生成する後方への反応に対
するD−fructoseを生成する前方向への反応の
酵素活性の速度が酵素の精製の全過程を通してほとんど
一定して2.6であった。これはその2つの酵素反応が
1つの酵素タンパク質によって触媒作用を受けていると
いうことを示唆している。その前方向への反応において
は精製KHKの比活性は178units/mg pr
oteinと決定された。 KHKの分子量は60 、
000と評価され、KHKは30゜000の分子量をも
つ2つの同一サブユニットから構成されている。KHK
の等電点は焦点電気泳動によって4.5であると分かっ
た。微生物のKHKはその熱安定性によって特徴づけら
れる(第1図)。
μg Protein/mQのレベルのような希釈酵素
液で実験した時でさえ70℃で30分間酵素液を加熱し
た後でKHKの失活はほとんど見られなかった。80℃
においては少なくとも15分間は安定であった。
【図面の簡単な説明】
第1図はNHKの熱安定性を示す図で、第2図はKHに
のpH安定性を示す図で、第3図は精製したにIIKの
ポリアクリルアミドゲル電気泳動と等電点電気泳動の結
果を示す図で、第4図はK)IKのプルーデキストラン
セファロースカラムの溶出曲線を示す図で。 第5図はKHKのセファデックスG−100ゲル濾過の
結果を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フルクトース培地で生育する菌をフルクトース含
    有培地でインキュベートすることを特徴とするケトヘキ
    ソキナーゼの製造法。
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