JPH0268321A - 異収縮・異染性ポリエステル糸の製造方法 - Google Patents

異収縮・異染性ポリエステル糸の製造方法

Info

Publication number
JPH0268321A
JPH0268321A JP21925188A JP21925188A JPH0268321A JP H0268321 A JPH0268321 A JP H0268321A JP 21925188 A JP21925188 A JP 21925188A JP 21925188 A JP21925188 A JP 21925188A JP H0268321 A JPH0268321 A JP H0268321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
different
yarn
difference
dyeable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21925188A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Yasuno
安野 一彦
Masamichi Watanabe
渡辺 雅道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP21925188A priority Critical patent/JPH0268321A/ja
Publication of JPH0268321A publication Critical patent/JPH0268321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、嵩高て杢調効果に優れ、且つ異染効果をも有
する異収縮・異染性ポリエステル糸の経済的な製造方法
に関するものである。
[従来の技術] 異収縮・異染性ポリエステル糸の製造方法としては、従
来別々に紡糸された異種未延伸糸に延撚工程で熱履歴差
を与えた後、インターレーサで交絡させる延撚混繊糸の
製造方法が知られている。
しかるにこの方法では、構成糸の収縮率差が15%以上
である様な混繊糸を得ることができず、得られた混繊糸
の杢調効果は限られたものにならざるを得ない。又空調
設備を強化する必要が生じるので製造コストがどうして
も高くなり、さらに異常糸の混入による品質のばらつき
、或はループの形成等に起因するトラブルの発生等の欠
点がある。
一方異収縮・異染性ポリエステル糸ではないが、異染性
のポリエステルマルチフィラメントを使用して霜降り調
の外観を呈する仮撚加工糸を製造する方法として、特開
昭61−28034に開示された方法がある。この方法
は、「異染性を示す2種のポリエステルマルチフィラメ
ントの切断伸度差並びに複屈折率を調整し、これらを引
き揃えて交絡度が40個/m以上となるようにインター
レースノズルで交絡処理した後、延伸同時仮撚加工する
」方法であり、ポリエステル仮撚加工糸に追撚を施すこ
となく自然な霜降り調外観を与える方法としては特異的
なものであるが、仮撚加工を施さない異収縮・異染性ポ
リエステル糸の製造に適用し得るものではない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、こうした事情に着目してなされたものであっ
て、嵩高で杢調効果に優れ、且っ異染性を備えたポリエ
ステル糸を安価に製造することのできる方法を提供しよ
うとするものである。又上記要求特性を安定的に備える
ことも本発明の重要な目的である。
[課題を解決するための手段] しかして上記目的を達成した本発明方法は、エチレンテ
レフタレートを主たる繰返し単位とする異収縮・異染性
ポリエステル糸の製造方法において、 カチオン染料可染性ポリエステルと分散染料可染性ポリ
エステルを夫々紡糸するに際し、少なくともいずれか一
方は2500〜4500 m/分の速度で紡糸し、それ
らのうちの一方のみに熱処理を施すことによって15%
以上の収縮率差を与えた後、これらをインターレーサを
用いて交絡させる点に要旨を有するものである。
[作用コ 本発明においては、異染性の繊維を得る為に、カチオン
染料可染性ポリエステル及び分散染料可染性ポリエステ
ルの2種の素材を使用する。
カチオン染料可染性ポリエステルとしては、目的とする
ポリエステル糸の物性を規定する意味からエチレンテレ
フタレート単位を80モル%以上含む共重合ポリエステ
ルが使用され、そしてテレフタル酸以外の酸成分として
は、酸成分の0.5〜5.0モル%以上が5−金属スル
ホイソフタル酸成分であることが好ましく、またエチレ
ングリコール以外のグリコール成分としては、下記(1
)式で示されるグリコールをポリエステル全量に対して
0〜10重量%含むポリエステルが推奨される。
HO÷C1H2IO+T−R−0士CjH2JO″rV
H・(1)一方分散染料可染性ポリエステルとしては、
同じく目的とするポリエステル糸の物性を規定する意味
から、エチレンテレフタレート単位を80モル%以上含
むポリエステルが使用され、好ましくはテレフタル酸以
外の酸成分として、酸成分の0.5〜560モル%以上
がイソフタル酸であり、またエチレングリコール以外の
グリコール成分を、グリコール成分の0〜10重量%を
含むポリエステルが推奨される。
本発明における上記カチオン染料可染性ポリエステル及
び分散染料可染性ポリエステルとしては、互いに固有粘
度(IVp)の異なるものであることが好ましく、両者
の固有粘度差は好ましくは0.05〜0.25、より好
ましくは0.10 NO,20である。
本発明においては、この様に異染性であると共に好まし
くは固有粘度の異なる2種のポリエステル素材を例えば
1:1の配合比で使用し、そのうちの少なくとも一方は
、2500〜4500m/分、好ましくは2500〜3
000m/分の範囲の速度で紡糸して部分配向糸(po
y)を形成する。その上で他方の糸と共にインターレー
サにかけて交絡させるが、それまでの過程で、上記構成
糸の一方のみに熱処理を施す。これによって熱処理され
た糸と非熱処理系の間に15%以上、好ましくは25%
以上の収縮率差を付与することができる。こうして熱l
歴差を変えた2種の糸をインターレーサに供給して交絡
させると、嵩高で杢調効果に優れた、異染性ポリエステ
ル糸を得ることができる。
尚インターレーサによる交絡は、繊維の杢調をばらつき
のないものにすると共に、交絡時の絞み度を調整するこ
とによって杢調の頻度並びに繊維強度をコントロールす
ることができる。ちなみに絞み度については好ましくは
30〜60個/m、より好ましくは40〜60個/mに
設定することが望まれる。
本発明は以上の様に構成されるが、ここで紡糸速度か2
500m/分未満の場合には、配向度か不十分である為
熱処理差を与えたとしても目的とする15%以上の収縮
率差を得ることができず、杢調にばらつきが生じる。一
方紡糸速度が4500m/分を超えると配向度が飽和に
近い糸か形成され、熱処理差をつけても収縮差か大きく
ならず、杢調感に乏しい糸となる。
又固有粘度差は、紡糸速度と同様の影響があり、固有粘
度差をつけることによって杢調効果をより高めることが
できる。即ち固有粘度差が0.05未満の場合は収縮率
差を大きくする効果がなく、杢調にばらつきが生じ易く
なる。一方固有粘度差か0.25より大きくなると紡糸
操業性(紡糸性)が悪くなると同時に収縮差が大きくな
りすぎる。
ざらに交絡時の絞み度が30個/m未満の場合には絞み
合いが不十分である為に糸としてのまとまりが悪く、杢
調感が乱れてくると共に強度も低下する。一方絞み度か
60個/mを超えるとインターレースマークが残り織り
の欠点になる。
[実施例] 固有粘度測定法 毛管粘度計を用いて、フェノール、テトラクロロエタン
−64(重量比)の混合溶媒中で粘度測定を行なった。
測定条件温度は30℃とした。
収縮率測定法 1 検尺機で10回巻のかせを作り、o、xg/dの荷
重下で原長(処理前の長さ)ft+を測定する。
2、無荷重下(実際にはサンプルの浮上り防止の為に小
さなりリップを使用)で100℃の漏水中に15分間浸
漬する。
3、処理したかぜを空気中で24時間放置する。
4、0.1g/dの荷重下で処理後の長さで2を測定す
る。
5 次式に基づき潜水収縮率を計算する。
糸にホットプレートによる熱処理を施すと共に、他方の
糸を糸はずしによってホットプレート位置から退避させ
、その後インターレーサに両者を集めて交絡させ、異収
縮・異染性ポリエステル糸を製造した。
得られた糸の特性は第1表に示す通りであった。尚高収
縮率を有するフィラメントの潜水収縮率をS HWo 
、低収縮率を有するフィラメントの潜水収縮率をSHW
、とじた。
6、同し操作を5回行ない平均値を出す。
固有粘度が0.63のポリエステルレジンA(5−金属
スルホイソフタル酸2.3モル%共重合ポリエステル 
カチオン染料可染性ポリエステル)及び固有粘度が06
0のポリエステルレジンB(ホモポリエステル、分散染
料可染性ポリエステル)を、第1表に示す速度で夫々紡
糸し、得られた部分配向糸を第1図に示す様な工程に供
給して、一方の第 表 第1表に示す様に、本発明の要件を満足するNo、3〜
6では嵩高で杢調感に優れた異収縮・異染性ポリエステ
ル繊維を得ることができた。これに対し、No、1.2
は紡糸速度が低い為、得られた繊維は嵩高感に欠けるも
のとなった。No、10は紡糸速度が大きすきる為に収
縮差(ΔSH)が小さくなる。又No、7.8はインタ
ーレース度が低く杢調感に欠けるものとなり、No、9
はインターレース度が高すぎる為、やはり杢調感に欠け
るものとなった。
実施例2 固有粘度か0.63のポリエステルレジンAと固有粘度
が060のポリエステルレジンBを用いて、実施例1の
N004と同じ条件でポリエステル繊維を製造したとこ
ろ、固有粘度差が小さい為に、得られたポリエステル糸
は杢調感にやや欠けるものであった。
参考例 固有粘度が0.70のポリエステルレジンAと固有粘度
が0.45のポリエステルレジンBを用いて、実流側1
のN014と同じ条件で処理してポリエステル繊維を製
造したところ、固有粘度差が大きい為に原糸欠点ループ
の発生と原糸操業性不良が発生する。
[発明の効果コ 本発明は以上の様に構成されており、明瞭な異染性を示
すと共に、嵩高性並びに杢調感の優れたポリエステル糸
を高い設計自由度をもって得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施態様を示す模式図である。 ホットブレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンテレフタレートを主たる繰返し単位とす
    る異収縮・異染性ポリエステル糸の製造方法であって、 カチオン染料可染性ポリエステルと分散染料可染性ポリ
    エステルを夫々紡糸するに際し、いずれか一方は250
    0〜4500m/分の速度で紡糸し、それらのうちの一
    方のみに熱処理を施すことによって15%以上の収縮率
    差を与えた後、これらをインターレーサを用いて交絡さ
    せることを特徴とする異収縮・異染性ポリエステル糸の
    製造方法。
  2. (2)エチレンテレフタレートを主たる繰返し単位とす
    る異収縮・異染性ポリエステル糸の製造方法であって、 カチオン染料可染性ポリエステルと分散染料可染性ポリ
    エステルを2500〜4500m/分の速度で夫々紡糸
    し、その一方のみに熱処理を施すことによって15%以
    上の収縮率差を与えた後、これらをインターレーサを用
    いて交絡させることを特徴とする異収縮・異染性ポリエ
    ステル糸の製造方法。
  3. (3)カチオン染料可染性ポリエステルと分散染料可染
    性ポリエステルの固有粘度差が0.05〜0.25であ
    る請求項(1)又は(2)に記載の異収縮・異染性ポリ
    エステル糸の製造方法。
JP21925188A 1988-08-31 1988-08-31 異収縮・異染性ポリエステル糸の製造方法 Pending JPH0268321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21925188A JPH0268321A (ja) 1988-08-31 1988-08-31 異収縮・異染性ポリエステル糸の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21925188A JPH0268321A (ja) 1988-08-31 1988-08-31 異収縮・異染性ポリエステル糸の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0268321A true JPH0268321A (ja) 1990-03-07

Family

ID=16732594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21925188A Pending JPH0268321A (ja) 1988-08-31 1988-08-31 異収縮・異染性ポリエステル糸の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0268321A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483809B1 (ko) * 2002-05-17 2005-04-20 에스케이케미칼주식회사 이염성 셀룰로오스 직편물의 제조방법
KR101928245B1 (ko) * 2018-08-08 2019-02-26 정승천 불규칙한 멜란지 효과를 갖는 에어텍스쳐 가공사 및 이를 이용한 의류용 부자재
KR101971839B1 (ko) * 2018-11-02 2019-04-23 정승천 불규칙한 멜란지 효과를 갖는 에어텍스쳐 가공사 및 이를 이용한 의류용 부자재

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52114755A (en) * 1976-03-23 1977-09-26 Toray Industries Polyester bulky yarn and its manufacture
JPS6189319A (ja) * 1984-10-03 1986-05-07 Toray Ind Inc ポリエステル熱収縮差混繊糸の製造方法
JPS6241332A (ja) * 1985-08-19 1987-02-23 ユニチカ株式会社 捲縮加工糸の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52114755A (en) * 1976-03-23 1977-09-26 Toray Industries Polyester bulky yarn and its manufacture
JPS6189319A (ja) * 1984-10-03 1986-05-07 Toray Ind Inc ポリエステル熱収縮差混繊糸の製造方法
JPS6241332A (ja) * 1985-08-19 1987-02-23 ユニチカ株式会社 捲縮加工糸の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483809B1 (ko) * 2002-05-17 2005-04-20 에스케이케미칼주식회사 이염성 셀룰로오스 직편물의 제조방법
KR101928245B1 (ko) * 2018-08-08 2019-02-26 정승천 불규칙한 멜란지 효과를 갖는 에어텍스쳐 가공사 및 이를 이용한 의류용 부자재
KR101971839B1 (ko) * 2018-11-02 2019-04-23 정승천 불규칙한 멜란지 효과를 갖는 에어텍스쳐 가공사 및 이를 이용한 의류용 부자재

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE60121694T3 (de) Polytrimethylenterephthalatfasern mit feinem denier
US3998042A (en) Mixed shrinkage yarn
US3927167A (en) Production of mixed shrinkage polyester yarn
JPS5831114A (ja) 強撚用ポリエステル原糸の製造方法
EP0207489A2 (en) Highly-shrinkable polyester fiber, process for preparation thereof, blended polyester yarn and process for preparation thereof
JPS6141320A (ja) ポリエステル繊維
US5045257A (en) Process for producing aromatic polyester fiber
JPH0268321A (ja) 異収縮・異染性ポリエステル糸の製造方法
JPS6375112A (ja) テクスチヤー加工糸に関する改良
JPS5813745A (ja) 強撚シボ織編物の製造方法
JP2629318B2 (ja) 難燃性ポリエステルミシン糸
EP0295147A2 (en) High strength polyester yarn
JPH08158188A (ja) ポリエステルミシン糸の製造方法
JP3418265B2 (ja) カチオンミックス調太細繊維の製造方法
KR830000392B1 (ko) 혼합수축성 폴리에스테르사의 제조방법
JPH03279428A (ja) ポリエステル混繊糸
JPS61152810A (ja) 改良されたポリプロピレンモノフイラメントの製造方法
JP2676799B2 (ja) 異収縮ポリエステル混繊糸の製造方法
JP3224275B2 (ja) 異収縮混繊糸の製造方法
JPS61215730A (ja) ポリエステルフイラメント縫糸の製造方法
JP2823233B2 (ja) ポリエチレンテレフタレート混繊糸
JPH0219528A (ja) ポリエステル収縮差混繊糸
JPH07189058A (ja) 異染混繊糸およびその製造方法
JPH01272862A (ja) 風合良好なカチオン可染ポリエステル繊維及びその製造方法
JPS5953368B2 (ja) 紡績性に優れたポリエステルステ−プルの製造方法