JPH026662B2 - - Google Patents

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JPH026662B2
JPH026662B2 JP56140420A JP14042081A JPH026662B2 JP H026662 B2 JPH026662 B2 JP H026662B2 JP 56140420 A JP56140420 A JP 56140420A JP 14042081 A JP14042081 A JP 14042081A JP H026662 B2 JPH026662 B2 JP H026662B2
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JP
Japan
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belt
winding
roller
brake roller
automatic
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JP56140420A
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JPS57115264A (en
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Fueeru Arutsuuru
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TRW Repa Feinstanzwerk GmbH
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TRW Repa Feinstanzwerk GmbH
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Publication date
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Publication of JPH026662B2 publication Critical patent/JPH026662B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
    • B60R22/42Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency having means for acting directly upon the belt, e.g. by clamping or friction

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、安全ベルト用の自動巻取り装置であ
つて、巻取り軸が設けられており、該巻取り軸
が、一方側で巻取りばねに結合され他方側で自動
ロツク装置に結合されていてベルト巻体の中心支
持部材を形成しており、ベルト引張り方向で見て
前記巻取り軸の後ろにベルト制動装置が設けられ
ており、該ベルト制動装置は、前記自動ロツク装
置が作動せしめられるとベルトを締め付ける、部
分的にベルトの巻き付けられている可動な締付け
部材として構成されている形式のものに関する。
[従来の技術] ドイツ連邦共和国特許出願公告第1481969号明
細書に開示された公知の安全ベルト用巻取り装置
においては、取付けケーシング内部にベルトをベ
ルト巻体として貯蔵するためのベルト巻き胴と、
ベルトを任意の引出し長さで解離可能に締込むた
めの締付け装置とが配置されている。ベルト巻き
胴の後方には部分的にベルトの巻き付けられてい
る締付けジヨーが配置されており、また、取付け
ケーシングには、巻付け軌道の高さ位置で、ケー
シング固定された別の締付けジヨーが配置されて
いる。前記旋回可能な締付けジヨーは、ばね負荷
されたロツク装置と作用接続しており、このロツ
ク装置によつて、衝突発生時のベルト繰り出しに
応じて前記2つの締付けジヨーの間で締付け作用
が形成され、ロツク装置が旋回可能な締付けジヨ
ーをロツクし、これによつて、ベルトはそれ以上
引き出されなくなる。しかしながらこの公知の巻
取り装置は構造上の経費が高く、操作が容易とは
言えず、更に締付けジヨーの構成及び確実な締付
け機能の保証という点において比較的に複雑なも
のとなつている。
[発明の課題] そこで本発明の課題は冒頭に述べた形式の自動
巻取り装置を改良して、比較的簡単な構造で、例
えば衝突発生時などにベルトを確実に締付けるこ
とができ、しかも自動ロツク装置の作動後に締付
け行程が迅速に行なわれるように特に配慮されて
いるものを提供することである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決した本発明によれば、部分的に
ベルトが巻き付けられていてベルトの繰り出し・
巻き戻し時には前記巻取り軸と同方向に回転する
前記制動ローラが、巻取り軸に向かう方向で移動
可能に自動巻取り装置ケーシングに支承されてお
り、またこの制動ローラは、安全ベルトのロツク
時にはベルトによつてベルト巻体に向かつて押し
つけられてこのベルト巻体を締めつけてロツクす
るようになつており、前記制動ローラが、ベルト
巻体で支持されたスペーサ部材に当てつけられて
おり、このスペーサ部材を介在させることによつ
て、前記制動ローラがベルト巻体のあらゆる直径
寸法において、ロツクされていない状態のベルト
巻体から少なくともほぼ一定の間隔を保つて保持
されるようになつている。
[作用及び効果] 前記公知の装置における可動なブレーキジヨー
の代りとして形成された制動ローラが、ロツクさ
れたベルトに生ぜしめられる引張り力の作用のも
とで、ベルト巻体から繰り出されたベルト区分を
ではなく、むしろベルト巻体自体を制動しかつロ
ツクするようになつていることによつて、可動な
締付けジヨーとケーシング固定された締付けジヨ
ーとの間の締付け時に生じ得る問題点は完全に取
り除かれている。この際、制動ローラは、ベルト
巻体の、ベルトの繰り出し・巻き戻しに応じて変
化する直径に追従するので、作動時に制動ローラ
によつて締付けが行なわれるまでの、制動ローラ
の締付け行程は常に極めて小さくしかも一定に保
たれ、従つてベルト巻体の制動又はロツク作用は
自動ロツク装置の作動直後に著しく短時間で行な
われる。またスペーサ部材によつて、ベルト巻体
の外周面と、同方向に回転する制動ローラの表面
との間には可能な限り小さな間隔が保たれている
ので、ベルトの通常の繰り出し・巻き戻し作業に
は支障がない。
本発明の自動巻取り装置の第1実施例は特許請
求の範囲第2項及び第3項に記載されている。こ
の実施例においては、スペーサ部材として中間ロ
ーラが設けられており、この中間ローラはベルト
の繰り出し・巻き戻し時には自動巻取り装置の巻
取り軸に対して逆方向に回転し、それによつてそ
の繰り出し・巻き戻し運動を妨げないようになつ
ている。部分的にベルトの巻き付けられている制
動ローラはその作動時には中間ローラをベルト巻
体に押しつけて、該ベルト巻体を瞬間的に極めて
迅速に締めつける。
特許請求の範囲第4項乃至6項に記載した別の
実施態様においてはスペーサ部材として中間ロー
ラの代りに接触子が設けられており、この接触子
が通常時、即ち巻取り軸がロツクされていない時
には制動ローラを、ベルト巻体の外周面からほぼ
一定した所定の間隔を保つて保持しており、また
作動時、即ち巻取り軸がロツクされた時には、制
動ローラ外周面の後方に押し戻されるようになつ
ている。またこの接触子はばね弾性的に撓むよう
に形成されていて、そのばね力がベルトに作用す
る高い引張り力によつて克服されるようにする
か、又は接触子が目標破損部として形成される
か、あるいはベルトに高い引張り力が作用した時
に破壊されるストツパによつて、制動ローラとベ
ルト巻体との間の間隔を維持する位置に保持され
るようになつていてもよい。
特許請求の範囲第7項によれば、ばね力によつ
て、ベルト巻体とスペーサ部材とが常に密着する
ようになつている。このようにベルト巻体に締付
け装置の可動部分をばね弾性的に支持させること
は、自動巻取り装置の、巻取り軸に接続された巻
取りばねが、ベルト巻体と、ほぼ半径方向に可動
な締付け装置とを接触させるように作用してはい
るが、締付けローラとベルト巻体との間に一定の
間隔を確保するために有利である。
特許請求の範囲第8項乃至第11項には本発明
の別の有利な実施例が記載されている。この実施
例においては、ベルト巻体の変化する外周面及び
制動ローラに対する単数又は複数の揺動体の相対
的位置が、例えば湾曲した案内面で制御されるこ
とによつて、あらゆる巻取り状態において制動ロ
ーラとベルト巻体外周との間の間隔を一定に保つ
ための極めて簡単な手段が示されている。前記案
内面によつて、例えば揺動体の接触ローラの、一
方ではベルト巻体に対するまた他方では制動ロー
ラに対する相対的な位置が、ベルト巻体のその都
度の直径に応じて変化せしめられる。
[実施例] 次に図面に示した実施例について本発明の構成
を具体的に説明する。
第1図及び第2図に示した原理図において、符
号1は詳説されていない自動巻取り装置の巻取り
軸を示し、この巻取り軸1は巻取りばねのばね力
に抗して回転可能に自動巻取り装置のケーシング
内に支承されており、この巻取り軸1には織物製
のベルト3が巻取られてベルト巻体3が形成され
る。第1図及び第2図に実線で示された巻取り状
態ではほぼ全部のベルト3が巻取り軸1に巻取ら
れており、従つてベルト巻体2は可能な最大直径
を有している。これに対して破線では、ベルト巻
体2の最小直径及びその少なくともほぼ完全に繰
り出された位置におけるベルト3の状態が示され
ている。ベルト3に付けられた矢印は、ベルト3
がベルト巻体2から引き出される方向を示してい
る。
第1図に示された原理図ではベルト巻体2の下
方に間隔を保つて円筒形の制動ローラ4が、巻取
り軸1に対して半径方向に延びる案内スリツト5
内で巻取り軸1へ向かう方向で移動可能に支承さ
れている。回転軸7に作用している圧縮ばね6a
によつて制動ローラ4がベルト巻体2に対して押
しつけられている。制動ローラ4とベルト巻体2
との間にはやはり上記の案内スリツト5内で滑動
可能な中間ローラ8が支承されており、この中間
ローラ8は一方では制動ローラ4に支えられてい
て、他方ではベルト巻体2の外周面に支えられて
いる。制動ローラ4にはベルト3が部分的に巻き
付いており、この制動ローラ4は、ベルト3の繰
り出し・巻き戻し時には巻取り軸1と同じ回転方
向で巻取り軸1と一緒に回転せしめられる。この
中間ローラ8が設けられていることによつて、ベ
ルト巻体2と同方向に回転する制動ローラ4がベ
ルト巻体2から間隔を保つて保持されるので、こ
の制動ローラ4とベルト巻体2との間の直接的な
接触及びそれによる繰り出し・巻き戻し運動中の
制動は行なわれない。つまりこの場合、中間ロー
ラ8はスペーサ部材として働いており、この中間
ローラ8はベルト3の運動時にはベルト巻体2と
は反対方向に回転し、それによつてこのベルト3
とベルト巻体2との間に摩擦力又は制動力が生じ
ないようになつている。巻取りばねによつて常に
ベルト3に与えられている引張り作用によつて若
しくは押しばね6によつて、制動ローラ4及び中
間ローラ8は常に巻取り軸1に向かう方向へ押さ
れているので、この両ローラはベルト巻体2の直
径のあらゆる変化に応じることができる。破線で
示されている制動ローラ4及び中間ローラ8の巻
取り位置においては、ベルト巻体2が最小直径を
有し、即ちその位置ではベルト3がほぼ完全にベ
ルト巻体2から繰り出されている。ベルト3に矢
印A方向で高い引張り力が加えられると、即ち当
該の自動巻取り装置の自動ロツク装置(第1図及
び第2図には図示されていない)が作動されて巻
取り軸1がロツクされると(例えば衝突などの場
合)、矢印A方向でベルト3が強く引き出される
ことによつて、ベルト巻体2に対する制動ローラ
4及び中間ローラ8の圧着力が強められ、それに
よつて所謂フイルム巻込み効果に基づいてベルト
巻体2が締めつけられてベルトはそれ以上引き出
されないようになる。こうして前記締付け装置が
自動ロツク装置のロツク部材の機能を少なくとも
部分的に引き受けることになる。ベルト3への負
荷が解除されるとベルト巻体2に対する前記強い
圧着力も解除され自動巻上げ装置は自動的に再び
解放され装置全体が再び自動作動可能となり、そ
れによつてベルト3は再び通常の繰り出し・巻き
戻し運動を行うことができる。
第2図に示した原理図ではやはり回転軸10を
有する制動ローラ9が、巻取り軸1に対して半径
方向に配置された案内スリツト11内で、ベルト
巻体2へ向かう方向で滑動可能に支承されてお
り、制動ローラ9は圧縮ばね6aによつてベルト
巻体2に向かつて押されている。この実施例では
スペーサ部材として、全体を符号12で示した接
触子が用いられており、この接触子12はばね弾
性的にプレロードをかけられて制動ローラ9の外
周面を越えて突出していてベルト巻体2に直接支
持されている。自動巻取り装置の通常作動時、即
ちベルト3に普通の引張り力がかかつている場合
は前記接触子12が制動ローラ9をその都度のベ
ルト巻体外周面から間隔aを保つて引き離してお
り、やはりこの場合も制動ローラ9と接触子12
とから成る機構ユニツトが破線で示されているよ
うにベルト巻体2のあらゆる直径変化に対応する
ことができる。例えば衝突発生時においてベルト
3に高い引張り力げ加えられると、接触子12の
前記間隔保持力若しくはばね力が克服され、制動
ローラ9は高い押し力でベルト巻体2に押しつけ
られてこのベルト巻体2を締付けてロツクする。
この場合の作用形式は前記第1図の実施例の場合
と同じである。これに対して自動巻取り装置の通
常運転時には、間隔aがほぼ一定に保たれること
によつて、ベルト巻体2の繰り出し及び巻き戻し
運動が妨げられないようになつている。この機構
への負荷が解除されると、接触子12は再び制動
ローラ9の外周面を越え、それによつて前記間隔
aが再び保たれて当該機構の自由作動性が再び得
られる。
第3図乃至第5図には第1図の原理図による具
体的な実施例が示されている。符号13はU字形
状の自動巻取り装置ケーシングを示し、この自動
巻取り装置ケーシング13の自由な側壁14と1
5との間には巻取り軸1が回転可能に支承されて
いる。この巻取り軸1にはベルト3の自由端部が
固定されている。この巻取り軸1の一方側端部
は、一方の側壁14のカバー16内に収納された
巻取りばね(図示せず)に結合されており、この
巻取りばねはベルト3を巻き取るために用いられ
る。他方の側壁15の外側にはカバー17内に、
それ自体公知の自動ロツク装置が収納されてお
り、この自動ロツク装置は例えば巻取り軸に形成
された係止歯列と、自動的な作動機構、例えば慣
性質量体によつて作動せしめられて前記係止歯列
に係合する係止つめとから成つている。この作動
は例えば衝突時などにベルト3に高い引張り力が
生じたような場合に行なわれ、それによつて巻取
り軸1が瞬間的にロツクされる。自動巻取り装置
ケーシング13のベースプレートに設けられた孔
18によつて、この自動巻取り装置は例えば自動
車のフレームに固定される。制動ローラ4は回転
軸7によつて側壁14,15の案内スリツト5内
で滑動可能に支承されており、また中間ローラ8
は支承ピン19上で自由回転可能にやはり案内ス
リツト5内で支承されている。回転軸7の、側壁
14,15から突出した端部には溝20が設けら
れており、この溝20に引張りばね6が掛けられ
ていて、この引張りばね6の他方側はケーシング
固定されたピン21に掛けられている。この引張
りばね6によつて制動ローラ4と中間ローラ8と
から成るローラ組み合わせは常に所定の軽い押し
力によつて被巻取りベルト2に対して押しつけら
れており、従つてこの2つのローラはベルト巻体
2のあらゆる直径変化に対応することができる。
つまり例えば制動ローラ及び中間ローラが第3図
及び第4図で破線で示した位置における、最小の
ベルト巻体直径にも対応することができる。図面
で分るように中間ローラ8は制動ローラ4よりも
小さな直径を有している。この装置の機能は第1
図を用いて既に述べた通りである。
第6図乃至第8図には第2図に示した原理図の
具体的実施例が示されている。この実施例におい
ても、自動巻取り装置ケーシング13と側壁1
4,15と巻取り軸1と、カバー16,17内に
収納された巻取りばね及び自動ロツク装置とが設
けられている。この実施例においてもループ状に
されたベルト端部にはピン21が差し込まれてお
り、このピン21は巻取り軸1のスリツト22内
に係止されている。符号23はほぼ正方形の2つ
の滑りブロツクを示し、この滑りブロツク23は
側壁14,15に形成された、巻取り軸1に対し
てほぼ半径方向に延びる案内スリツト11内で滑
動可能に案内されている。滑りブロツク23は支
承孔24を有し、この支承孔24内で回転軸10
が自動回転可能に支承されている。回転軸10上
には更に制動ローラ9が自由に回転可能に支承さ
れている。この滑りブロツク23には横断面の減
少されたばねアーム25が一体成形されているか
又は装着されており、このばねアーム25の拡大
支承部26が制動ローラ9の外周面を越えて突出
しており、この支承部26で接触ローラ28がピ
ン27を中心にして自由に回転可能に支承されて
いる。接触ローラ28は第2図には符号12で示
されている接触子を形成しており、この接触ロー
ラ28はベルト巻体2の外周面上に直接的に支持
されておりかつ制動ローラ9をベルト巻体2の周
面から間隔aを保つて保持している。この接触子
によつて、ベルトの繰り出し・巻き戻し時に常に
ほぼ一定した間隔aが維持されるので、自動巻取
り装置の通常作動において制動ローラ9とベルト
巻体2との間の接触は生じないようになる。制動
機構の作動時にはベルトが矢印A方向で引き出さ
れることによつてばねアーム25のばね力が克服
されて、制動ローラ9はベルト巻体2と直接接触
せしめられ、そしてこのベルト巻体2が矢印A方
向の増大する引き出し力に相応して制動される。
この実施例の場合も、あらゆるベルト巻体直径に
おいて制動ローラ9とベルト巻体2との間の間隔
はほぼ一定に保たれるので、制動ローラ9が締付
けに至るまでの距離、ひいては締付け時間が著し
く少なくなる。ベルト3に加えられた高い引張り
力が解除されると制動ローラ9は再びばねアーム
25によつて間隔aを有する通常位置まで押され
る。
第9図乃至第11図に示された実施例において
も、前記実施例と同様に側壁14,15を有する
U字形の自動巻取り装置ケーシング13が設けら
れており、この両側壁の間にはベルト3を有する
巻取り軸1が巻取りばねのばね力に抗して回転可
能に支承され、かつ、前記自動ロツク装置に接続
されている。符号29は円筒形状の制動ローラを
示し、この制動ローラ29は回転軸30によつ
て、巻取り軸1に対して半径方向に延びる長孔形
の案内スリツト31内で滑動可能に支承されてい
る。更に制動ローラ29の端面と側壁14,15
の内側面との間で回転軸30の上には、2つの揺
動体32が自由に回転可能に支承されている。各
揺動体32は二腕状のレバーとして形成されてい
て、かつ、正反対方向に向い合つて位置する2つ
の揺動アーム33,34を有している。これら2
つの揺動アーム33,34の長さは、これらの揺
動アームの支承部分35若しくは36が制動ロー
ラ29の外周面から突出するように設定されてい
る。揺動アーム33の、ベルト巻体側の支承部分
35には、両方の揺動体32の間で制動ローラ2
9の全長に亘つて延びる接触ローラ38が、支承
ピン37によつて自由に回転可能に支承されてお
り、また反対側の支承部分36には外方へ向けら
れたストツパピン39が取付けられている。この
ストツパピン39は側壁14,15に設けられた
切欠きき41の案内面40に沿つて案内される。
図示の実施例ではこの切欠き41は、ベルト巻体
2からの距離を案内スリツト31よりも大きく保
つて後方にずらされて配置されており、案内面4
0は少なくとも巻取り軸1に対してほぼ半径方向
に延びている。側壁14,15から外方へ突出し
ているストツパピン39の溝には引張りばね42
の一端部が掛けられていて、この引張りばね42
の他端部はプレロードをかけられてケーシング側
でピン43に掛けられている。引張りばね42の
ばね力によつてストツパピン39は案内面40に
押しつけられており、それによつて接触ローラ3
8が第9図及び第10図に示された位置に達しベ
ルト巻体2上に直接支持されるので、制動ローラ
29はベルト巻体2の外周面から間隔aをおいて
保持されている。例えば案内面40が湾曲して形
成されていることによつて、揺動体32は例えば
減少していくベルト巻体直径に応じて、巻取り軸
1と回転軸30とを結んだ仮想接続線の方向で制
御され、それによつてあらゆるベルト巻体直径に
おいて常に正確に一定した距離aが保たれる。ベ
ルト3に矢印A方向の高い引張り力が加えられる
と、ばね42のばね力が克服され、制動ローラ2
9がベルト巻体2と直接接触し、それによつてこ
のベルト巻体2は再び締め付けられる。揺動体3
2の旋回運動を可能にするために、切欠き41の
幅は、ストツパピン39の旋回運動が妨げられな
い程度に形成されている。ベルト3にかかる高い
引張り力が解除されると再び引張りばね42のば
ね力が優勢となり、揺動体32が第9図及び第1
0図に示された位置に再びもたらされる。第9図
には実線で、ベルト巻体直径が最小時の巻取り状
態における制動ローラ29が示されており、また
破線で示された制動ローラ29はベルト巻体直径
が最大の場合の位置である。
前記スペーサ部材の他にも本発明の枠内でスペ
ーサ部材として歯車又はカム伝動装置を用いて、
それを一方では巻取り軸に他方では制動ローラに
連結し、それによつて、制動ローラが常に一定の
小さい間隔を保つて、変動するベルト巻体直径に
追従するようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の複数の実施例を示すものであつ
て、第1図はスペーサ部材として中間ローラを有
する本発明の第1実施例の自動巻取り装置の原理
図、第2図はスペーサ部材として接触子を有する
本発明の第2実施例の自動巻取り装置の原理図、
第3図は第1図の原理に基づく自動巻取り装置
の、第4図−線に沿つた断面図、第4図は第
3図の平面図、第5図は第3図及び第4図による
自動巻取り装置の分解図、第6図は第2図の原理
に基づく自動巻取り装置の、第7図−線に沿
つた断面図、第7図は第6図の平面図、第8図は
第6図及び第7図による自動巻取り装置の分解
図、第9図は本発明の第3実施例の自動巻取り装
置の、第10図−線に沿つた断面図、第10
図は第9図の平面図、第11図は第9図及び第1
0図による自動巻取り装置の分解図である。 1……巻取り軸、2……ベルト巻体、3……ベ
ルト、4,9,29……制動ローラ、5,11,
31……案内スリツト、6a……圧縮ばね、6,
42……引張りばね、7,10,30……回転
軸、8……中間ローラ、12……接触子、13…
…自動巻取り装置ケーシング、14,15……側
壁、16,17……カバー、18……孔、19…
…支承ピン、20……溝、21a……ピン、2
1,43……ピン、22……スリツト、23……
滑りブロツク、24……支承孔、25……ばねア
ーム、26……支承部、27,37……支承ピ
ン、28,38……接触ローラ、32……揺動
体、33,34……揺動アーム、35,36……
支承部分、39……ストツパピン、40……案内
面、41……切欠き、a……間隔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 安全ベルト用の自動巻取り装置であつて、巻
    取り軸が設けられており、該巻取り軸が、一方側
    で巻取りばねに結合され他方側で自動ロツク装置
    に結合されていてベルト巻体の中心支持部材を形
    成しており、ベルト引張り方向で見て前記巻取り
    軸の後ろにベルト制動装置が設けられており、該
    ベルト制動装置は、前記自動ロツク装置が作動せ
    しめられるとベルトを締め付ける、部分的にベル
    トの巻き付けられている可動な締付け部材として
    構成されている形式のものにおいて、部分的にベ
    ルト3が巻き付けられていてベルト3の繰り出
    し・巻き戻し時には前記巻取り軸1と同方向に回
    転する前記制動ローラ4,9,29が、巻取り軸
    1に向かう方向で移動可能に自動巻取り装置ケー
    シング13に支承されており、またこの制動ロー
    ラ4,9,29は、安全ベルトのロツク時にはベ
    ルト3によつてベルト巻体2に向かつて押しつけ
    られてこのベルト巻体2を締めつけてロツクする
    ようになつており、前記制動ローラ4,9,29
    が、ベルト巻体2で支持されたスペーサ部材に当
    てつけられており、このスペーサ部材を介在させ
    ることによつて、前記制動ローラ4,9,29が
    ベルト巻体2のあらゆる直径寸法において、ロツ
    クされていない状態のベルト巻体2から少なくと
    もほぼ一定の間隔aを保つて保持されることを特
    徴とする、安全ベルト用の自動巻取り装置。 2 前記スペーサ部材として、巻取り軸1と制動
    ローラ4との間に、該制動ローラ4と共に巻取り
    軸1に向かう方向で可動である中間ローラ8が配
    置されており、該中間ローラ8が、自動巻取り装
    置ケーシング13の、巻取り軸1に対して半径方
    向に延びる、制動ローラ4を支承するための長孔
    形状の案内スリツト5内で滑動するように支承さ
    れている、特許請求の範囲第1項記載の自動巻取
    り装置。 3 中間ローラ8が制動ローラよりも小さな直径
    を有している、特許請求の範囲第2項記載の自動
    巻取り装置。 4 前記スペーサ部材として、制動ローラ9に連
    結されかつ該制動ローラ9と共にベルト巻体2に
    対して相対的に可動な少なくとも1つの接触子1
    2が設けられており、該接触子12が、制動ロー
    ラ9の、ベルト巻体2に向いた側の外周面から所
    定の寸法だけ突出してベルト巻体2に支えられて
    いて、ロツク時にはこの接触子12が制動ローラ
    9側に向かつてばね弾性的に押し戻されるように
    なつている、特許請求の範囲第1項記載の自動巻
    取り装置。 5 制動ローラ9の両側に、回動不能しかしなが
    ら該制動ローラ9と一緒に滑動可能に支承された
    接触子12が設けられており、これら2つの接触
    子12のそれぞれが、制動ローラ外周面から突出
    するばねアーム25を有しており、このばねアー
    ム25に自由に回転可能な接触ローラ28が支承
    されている、特許請求の範囲第4項記載の自動巻
    取り装置。 6 それぞれの接触子12が滑りブロツク23を
    有し、この滑りブロツク23が制動ローラ9の回
    転軸7のための軸受けとして働いていて、案内ス
    リツト11内でベルト巻体2に対して相対的に可
    動に案内されている、特許請求の範囲第5項記載
    の自動巻取り装置。 7 制動ローラが、回転軸の両端部に作用してい
    るばね力によつてベルト巻体に押しつけられてい
    る、特許請求の範囲第1項記載の自動巻取り装
    置。 8 前記スペーサ部材として、制動ローラ29の
    回転軸30に、該制動ローラ29に対して相対的
    に回転可能な少なくとも1つの2腕状の揺動体3
    2が支承されており、この揺動体32が制動ロー
    ラ29と共に案内スリツト31内でベルト巻体2
    に対して相対的に滑動可能であつて、前記2腕状
    の揺動体32の一方の揺動アーム33がベルト巻
    体2へ向かつて制動ローラ29から突出していて
    ベルト巻体2上に支持された接触ローラ38を有
    しており、他方の揺動アーム34がケーシング固
    定された案内面40に沿つて滑動案内されかつ引
    張りばね42のばね力によつて該案内面40に押
    しつけられて制動ローラ29とベルト巻体2との
    間の間隔を保つている、特許請求の範囲第1項記
    載の自動巻取り装置。 9 制動ローラ29の両側にそれぞれ1つの揺動
    体32が設けられており、これらの揺動体32
    の、ベルト巻体2側の各揺動アーム33の間に、
    制動ローラ29をその全長に亘つて被う自由に回
    転可能な接触ローラ38が支承されており、該接
    触ローラ38がロツクされていない状態のベルト
    巻体2に支えられている、特許請求の範囲第8項
    記載の自動巻取り装置。 10 案内面40は、ベルト巻体2の直径が変化
    しても制動ローラ29をベルト巻体2から一定の
    間隔で保持する形状を有している、特許請求の範
    囲第8項記載の自動巻取り装置。 11 U字形の自動巻取り装置ケーシング13の
    側壁14,15に、制動ローラ29及び揺動体3
    2を滑り支承するためのほぼ半径方向に延びる案
    内スリツト31が設けられており、該案内スリツ
    ト31の後ろにベルト巻体2から大きな間隔を保
    つて、少なくともほぼ半径方向に延びる案内面4
    0を有する切欠き41が設けられており、該切欠
    き41内にベルト巻体2から遠い方の揺動アーム
    34のストツパピン39が突入していて、該切欠
    き41は揺動体32の旋回運動を可能にする幅を
    有している、特許請求の範囲第8項から第10項
    までのいずれか1項記載の自動巻取り装置。 12 スペーサ部材として歯車又はカム伝動装置
    が設けられており、該歯車又はカム伝動装置は、
    制動ローラが直径の変化するベルト巻体に対して
    常に一定の小間隔を保つて追従するように、一方
    では巻取り軸にまた他方では制動ローラに連結さ
    れている、特許請求の範囲第1項から第11項ま
    でのいずれか1項記載の自動巻取り装置。
JP56140420A 1980-09-08 1981-09-08 Automatic winder for safety belt Granted JPS57115264A (en)

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DE3033746A DE3033746C2 (de) 1980-09-08 1980-09-08 Gurtaufroller mit Sperrvorrichtung für einen Sicherheitsgurt

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JPS57115264A JPS57115264A (en) 1982-07-17
JPH026662B2 true JPH026662B2 (ja) 1990-02-13

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JP56140420A Granted JPS57115264A (en) 1980-09-08 1981-09-08 Automatic winder for safety belt

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JP (1) JPS57115264A (ja)
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ES (1) ES505275A0 (ja)
FR (1) FR2489699A1 (ja)
IT (1) IT1139137B (ja)

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Publication number Publication date
ES8303103A1 (es) 1983-02-01
JPS57115264A (en) 1982-07-17
ES505275A0 (es) 1983-02-01
IT1139137B (it) 1986-09-17
US4418878A (en) 1983-12-06
DE3033746C2 (de) 1984-03-29
DE3033746A1 (de) 1982-03-25
IT8123784A0 (it) 1981-09-04
FR2489699A1 (fr) 1982-03-12
FR2489699B1 (ja) 1983-12-16

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