JPH0266035A - 非帯電性ベルト - Google Patents

非帯電性ベルト

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JPH0266035A
JPH0266035A JP63215024A JP21502488A JPH0266035A JP H0266035 A JPH0266035 A JP H0266035A JP 63215024 A JP63215024 A JP 63215024A JP 21502488 A JP21502488 A JP 21502488A JP H0266035 A JPH0266035 A JP H0266035A
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JP
Japan
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belt
layer
charge polarization
conductive
fabric
Prior art date
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Application number
JP63215024A
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English (en)
Inventor
Haruki Kushima
久島 春樹
Ichihiro Kitamura
北村 市広
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Nippon Filcon Co Ltd
Original Assignee
Nippon Filcon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本兜明は、静電気が帯電しないコンベヤベルト等に用い
られる、非帯電性ベルトに関する。
[従来技術の問題点] コンベヤベルト等のベルトは、搬送用に広く使用されて
おり、金属製のベルトは曲率を小さくすることができな
い為小形化できないことと疲労し易く耐性が小さいため
、合成樹脂製のベルトが使用されるようになった。
ところが、合成樹脂は電気の不良導体であるため使用中
にベルトに静電気が帯電し種々の問題が生じている。殊
に紙を加工する分野においては加工装置に搬送したり加
工した紙を受けとるとき静電気のため紙が飛散し搬送不
可能になる事故が非常に多い、繊維分野においても同様
な現象が発生している。
[本発明が解決すべき課題] 本発明は合成樹脂から成るベルトの一つの欠点である静
電気の帯電の問題を解決したものであって、1%電気の
帯電しないしかも曲率半径の小さい、耐疲労性の大きい
ベルトを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、 「1.非導電性材料で構成したベルト基体の一面に、導
電性物質で形成した電荷分極遮断層を設置し、この層の
上に非導電性保護層を配設してなる、非帯電性ベルト 2、導電性物質で形成した電荷分極遮断層をベルト基体
の上面に設置した、第1項記載の非帯電性ベルト 3、導電性物質で形成した電荷分極遮断層が金属の蒸着
により形成した層である第1項または第2項記載の非帯
電性ベルト 4、導電性物質で形成した電荷分極遮断層が、導電性粉
末を合成樹脂バインダーと混合した組成物により形成し
た層である、第1項または第2項記載の非帯電性ベルト 5、非導電性保護層が合成ゴムまたは可撓性合成樹脂で
形成された第1項ないし第4項のいずれか1項に記載さ
れた非帯電性ベルト 6、非導電性保護層がシリコンゴムで形成された第1項
ないし第5項のいずれか1項に記載された非帯電性ベル
ト 7、ベルト基体が、緯糸を上下二層に配置し、経糸を1
層とした二重織の織物で形成した第1項ないし第6項の
いずれか1項に記載された非帯電性ベルト 8、ベルト基体が経糸、緯糸共に上下二層に配置した構
造の経糸緯糸二重線の織物で形成した第1項ないし第6
項のいずれか1項に記載された非帯電性ベルト 9、ベルト基体が上下二層の織物を接結糸により接結し
て一体となした経糸緯糸二重線の織物である、第1項な
いし第6項のいずれか1項または第8項に記載された非
帯電性ベルト、」に関する。
本発明で、導電性物質で形成した電荷分極遮断層の上に
非導電性のgl、設層を設けるのは、コンベヤベルトの
使用中に導電性物質で形成した電荷分極遮断層が剥離し
たり、切断して切片が搬送品特に紙おむつ、紙ナフキン
などの衛生用品に混入することを絶対に避けなければな
らないからであり、保護層の設置は絶対に必要である。
当然保護層はかかる導電性物質を含んでいてはならない
。好適には合成ゴムやプラスチックス特にシリコンゴム
は、表面が汚れに<<シがもある程度の粘着性があって
載置した物を落下せずに搬送できる利点かある。ベルト
基体は、非導電性材料で構成される。
好適には、合成樹脂糸で織製した織物である。
合成樹脂糸としてはポリアミド糸と、ポリエステル糸が
好適である0m物は経糸が一層、緯糸が二層の緯糸二重
織物、あるいは経糸、緯糸共に二層の経緯糸二重織物、
二層の織物を接結糸で接結した二重織物などの多重織物
が特に好い効果を奏する。この構造の織物は導電層や保
護層の1部が織物の内部に浸透して経糸や緯糸を包囲し
1体化するのでこれらの層の保持が極めて良好である上
、ベルト回転帯としての張力に耐え、また平らな姿勢を
維持することができる利点がある。
導電性物質で形成した電荷分極遮断層は基体の一面に金
属を蒸着して形成しても良く、金属粉末やカーボン粉末
を合成樹脂バインダーに混合した組成物を被覆して形成
しても良い、勿論両面に形成することもできるがこの場
合は、gA護設層両面に形成しなければならない。
また、これらの導電性物質により形成した電荷分極遮断
層は基体′a物の空隙を全面にわたって塞がないように
形成する必要がある。
織物の空隙はとかく、織物から剥離する傾向の大きい保
護層の合成樹脂や、合成ゴムが、織物の内部に浸透する
ことにより強力な保護層を形成するのに必要であるから
である。
そのため、織物表面に設ける電荷分極遮断層は織物の表
面を形成する糸の表面にのみ設けるか、或いは間隔を置
いて織物表面に形成すると保護層の保持性が良い、電荷
分極遮断層を間隔を置いて設ける場合は織物表面全体に
斑点状に均一に分散して設けるか、筋状あるいは網目状
に設けるのが好ましい、この場合、臓物表面積の15%
以上を占めるように導電性物質により形成した電荷分極
遮断層の面積を設定することにより優れた帯電防止効果
が得られる。
[作用] 本発明は、「合成樹脂で製織した織物などの非道電性材
料で構成したベルト基体の一面に、導電性物質で形成し
た電荷分極遮断層を設置し、この層の上に、合成ゴムや
かどう性合成樹脂で形成した非導電性保護層を配設」し
た特別な構造のベルトであるので、使用中にベルトが疲
労して切断することもなく、また導電性物質で形成した
電荷分極遮断層が削れて剥離脱落することもない。
本発明のベルトに何故静電気が帯電しないのが、その理
論的解明は必ずしも充分ではないが、本発明の非帯電効
果は実施例において明らかなように反復再現性のあるも
のである。
この作用効果について、本発明者は次のように考えてい
る。非導電性物質の表面に静電気が帯電するのは、非導
電性物質の表裏両面に十−の電荷が分極するためである
。44荷が分極するため一面には十の電荷が分布し、反
対面には−の電荷が分布する。こうして表面に静電気が
帯電したといわれる状態になるのである。ところで本発
明において、非導電性物質層の間に導電性物質で形成し
た電荷分極遮断層を配置すると、電荷の分極が遮られ、
そのため、十−の電荷が非導電性層の一面に偏在するこ
とがなく、表面に静電気が帯電したといわれる状態にな
らない0本発明における電荷分極遮断層はそれ自体が良
好な導電性を有することを必要とはしない。
つまり、実施例において示すように、金属蒸着層や、合
成樹脂にカーボン粉末や金属粉末を混合した組成物から
なる層は、むしろ抵抗体であり導電体ではないが電荷分
極遮断作用は十分に奏する。
このように本発明における導電性物質で形成した電荷分
極遮断層は、導体として電荷を導通するアース線として
作用するものではない、この本発明の、静電気帯電防止
方法は本発明者らによって初めてなされた新規な発明で
あり、この作用により本発明の非帯電性ベルトは前述の
ごとく、紙、繊維、合成樹脂製品の加工搬送において優
れた効果を奏するのである。
[実施例] 以下実施例について本発明を具体的に説明する。
実施例1 経糸が0.25IIw+のポリエステルモノフィラメン
ト、上緯糸に0.23閣、上緯糸に0.25+u+のポ
リエステルモノフィラメント糸を使用し、8枚綜絖で製
織した経糸密度50本/;ン、緯糸密度40X2本/寥
ンの緯糸二重織物を平らに熱固定した後、エンドレスに
縫製して基本織物とした。この織物の上側表面全体に金
属クロムをスパッタリングして約3000人の厚さの電
荷分極遮断層を形成した。なお、クロムの蒸着層は表面
高低統計(三菱油化株式会社 HIRESTA)で測定
したところ101SΩ/口以上の抵抗値を示した。
次いでこの導電性物質で形成した電化分極遮断層を形成
した織物の上にシリコーンゴムペースト(東レシリコー
ン株式会社登録商標DY38−038)を2000 t
 / cdの割合で平らに塗布し・、加熱固化した。そ
の結果シリコーンゴムは織物の上緯糸を包み込むように
織物の空隙内に浸透し織物表面側に0.6面厚みの非導
電i展層を形成した。
比較例1 実施例1と同じベルト基体を使用し、電化分極遮断層を
設けないベルトである。
比較試験1 実施例1と比較例1のベルトをロールに掛けて回転させ
ベルト表面の静電気を測定した。その結果を表1に示す
表1 帯電圧比較 回転速度(n/分)  3.3  13  30゜実施
例1(V)   100以下 100以下 600比較
例1 (V )   5400   7500  88
00[注] 使用したベルトの寸法は幅36m+長さ550市である
測定機は、シムコジャパン製静電測定機5S−2型機で
あり、測定は、温度23℃、湿度60%で行った。
実施例2 上経糸:0.17m+のポリエステルモノフィラメント 密度 =60本/手ン 上緯糸:0.16mmのポリエステルモノフィラメント 密度 二80本、/寥ン 織組!1:        1/1平織下経糸:0.2
5mmのポリエステルモノフィラメント 密度 :30本/;ン 上緯糸:0.30m+nのポリエステルモノフィラメン
′ ト 密度 :40本/ブン 織組織:        2/1綾織 接結糸:0.10++++nのポリエステルモノフィラ
メント 密度 :20本/寥ン で繊成した経糸、緯糸二重織物を平らに熱固定した後エ
ンドレスに縫製して基本織物とした。
この織物の上側表面に、銅粉末(平均粒度15μ)を樹
脂分に対し40重量%混合した熱可塑性アクリル樹脂塗
布剤を7箱間隔で5 ff1m幅の線で網の目状に塗布
し乾燥して電荷分極遮断層を形成した。なお、上記電荷
分極遮断層の電気抵抗を通常のテスターで測定したとこ
ろ、1.2Ω/口であった8次いでし実施例1と同じ条
件で織物にシリコンゴム加工を施し、0.6+m厚みの
非導電性保護層を形成した。
比較例2 実施例2と同じベルト基体を使用し、電荷分極遮断層を
設けないベルトである。
比較試験2 実施例2と比較例2のベルトをロールに掛けて回転させ
ベルト表面の静電気を測定した。その結果を表2に示す
表2 帯電圧比較 回転速度(i/分)  3.3  13  30゜実施
例1(V)  100以下 100以下 400比較例
1 (V )  4300   5500  6700
[注] 使用したベルトの寸法は幅36間長さ550Bである。
測定機は、シムコジャパン製静電測定B!A S S−
2型機であり、測定は、温度23°C,湿度60%で行
った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非導電性材料で構成したベルト基体の一面に、導電
    性物質で形成した電荷分極遮断層を設置し、この層の上
    に非導電性保護層を配設してなる、非帯電性ベルト 2、導電性物質で形成した電荷分極遮断層をベルト基体
    の上面に設置した、特許請求の範囲第1項記載の非帯電
    性ベルト 3、導電性物質で形成した電荷分極遮断層が金属の蒸着
    により形成した層である特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の非帯電性ベルト 4、導電性物質で形成した電荷分極遮断層が、導電性粉
    末を合成樹脂バインダーと混合した組成物により形成し
    た層である、特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    非帯電性ベルト 5、非導電性保護層が合成ゴムまたは可撓性合成樹脂で
    形成された特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
    か1項に記載された非帯電性ベルト6、非導電性保護層
    がシリコンゴムで形成された特許請求の範囲第1項ない
    し第5項のいずれか1項に記載の非帯電性ベルト 7、ベルト基体が、緯糸を上下二層に配置し、経糸を1
    層とした二重織の織物で形成した特許請求の範囲第1項
    ないし第6項のいずれか1項に記載された非帯電性ベル
    ト 8、ベルト基体が経糸、緯糸共に上下二層に配置した構
    造の経糸緯糸二重織の織物で形成した特許請求の範囲第
    1項ないし第6項のいずれか1項に記載された非帯電性
    ベルト。 9、ベルト基体が、上下二層の織物を接結糸により接結
    して一体となした経糸緯糸二重織の織物で形成した、特
    許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか1項または
    第8項に記載された非帯電性ベルト
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0293145A (ja) * 1988-09-19 1990-04-03 Kitagawa Kogyo Kk 導電性の機構部品
EP1170239A3 (de) * 2000-05-12 2003-01-15 NexPress Solutions LLC Einrichtung zur Umlenkung von Riemen zum Transport flächigen Materials

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