JPS6327162Y2 - - Google Patents

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JPS6327162Y2
JPS6327162Y2 JP8160784U JP8160784U JPS6327162Y2 JP S6327162 Y2 JPS6327162 Y2 JP S6327162Y2 JP 8160784 U JP8160784 U JP 8160784U JP 8160784 U JP8160784 U JP 8160784U JP S6327162 Y2 JPS6327162 Y2 JP S6327162Y2
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JP
Japan
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fabric
conductive
rubber
toothed
belt
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JP8160784U
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JPS614050U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、持続的な帯電防止効果にすぐれた歯
付きベルトに関するものである。
〔従来の技術〕
歯付きベルトで各種物品を搬送する場合、搬送
される物品に静電気が帯電し、ベルトに付着した
り、ちりやほこりを吸着する傾向を有し、特にこ
の物品がIC、LSIなどの電子部品の場合には、静
電気の帯電によりその機能を破壊させてしまうよ
うな事態も発生する。
こうした問題点を解決するために、従来からネ
ツト状の金属繊維をベルトの内層(歯面側)に張
り巡らしたり、あるいはベルト材料自身に帯電防
止剤を充填したりすることが行われているが、こ
れらの方法により十分な帯電防止効果を上げるた
めには金属繊維あるいは帯電防止剤の使用量を多
くしなければならず、その結果としてベルトの柔
軟性、耐久性などが損われるようになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かかる現状に鑑み、本考案者らは歯付きベルト
本来の性能を実質的に損うことなく、持続的な帯
電防止効果を奏するものを求めて種々検討の結
果、ベルトの歯ゴム部分に貼着される布地部分自
体に導電性を付与することにより、上記課題が有
効に解決されることを見出した。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕 従つて、本考案は歯付きベルトに係り、この歯
付きベルトは、導電性抗張体を埋設させたゴム製
カバーベルトの一方の面側に同一ゴム材料からな
る歯ゴム部分を突設させ、その歯面に布地を貼着
してなるベルトにおいて、該布地に導電性を付与
せしめて前記導電性抗張体と部分的に接触させる
ようにして構成される。
従来用いられている歯付きベルトには、例えば
グラスフアイバーコード製芯体を埋設したネオプ
レンゴム製カバーゴムの一方の面側に同一ゴム材
料からなる歯ゴム部分を突設させ、その歯面にナ
イロン布などの帆布を貼着させて構成される黒ゴ
ムベルトや、スチールコード製芯体を埋設したポ
リウレタンゴム製カバーゴムの一方の面側に同一
ゴム材料からなる歯ゴム部分を突出させて構成さ
れるポリウレタンゴムベルトなどがあるが、本考
案においては、ゴム製カバーベルトに埋設される
芯体としてステンレススチール繊維、銅繊維、ア
ルミニウム繊維などの金属繊維またはカーボン繊
維を撚合せコード状にしたものあるいは合成繊維
からなるコードに金属メツキを施したものなどの
導電性抗張体を選択すると共に、歯面に貼着する
布地に導電性を付与せしめて導電性抗張体と部分
的に接触させるようにしている。
布地に導電性を付与せしめる方法としては、布
地の内側にニツケル、銀、銅、アルミニウムまた
はこれらの混合物などの金属粉末あるいはカーボ
ン粉末よりなる導電性粉末を接着剤などを用いて
ベルト本体上に塗布し、そこに布地を貼着して含
浸させることにより導電性粉末層を形成させる方
法、布地にステンレススチール繊維、銅繊維、カ
ーボン繊維、ボロン繊維あるいはポリエステル繊
維、ポリアミド繊維などの合成繊維に金属メツキ
を施したものなどの導電性繊維(繊度約5〜
100000デニール、好ましくは約15〜150デニール)
を交編または交織する方法などが用いられる。
図面の第1図に一部切欠斜視図として示される
態様は、布地の内側に導電性粉末を塗布した方法
である。ゴム製カバーベルト1には、その長さ方
向に複数本の導電性抗張体2,2′,……が埋設
されており、ベルトの一方の面側には同一ゴム材
料からなる歯ゴム部分3,3′,……が突設され
ており、その歯面には布地4が貼着されている
が、この布地の内側には導電性粉末層5が塗布形
成されており、その一部は布地に接着剤などと共
に含浸される。この導電性粉末層は、歯ゴム部分
の谷部に当る芯線押え部6で導電性抗張体と部分
的に接触せしめるが、このような芯線押え部は歯
ゴム部分の谷部の全部または一部に形成させるこ
とができる。
具体例を挙げると、幅50.8mmのポリウレタンゴ
ム製カバーベルトに64本の導電性抗張体が埋設さ
れ、歯面に貼着された厚さ約0.5mmの布地の内側
には約25μmの厚さで粒径約1〜10μmのニツケ
ル粉末よりなる導電性粉末層が形成される。
また、導電性繊維を交編または交織することに
より導電性を付与せしめた布地の場合には、一体
成形時にその布地が芯線押え部で導電性抗張体と
部分的に接触させるようにする。
〔考案の効果〕
本考案に係る歯付きベルトは、芯線としての抗
張体を導電性とし、本来それぞれが独立に埋設さ
れている抗張体を導電性の被覆布地と接触させる
ことにより導電効率の向上が図られ、その結果と
してベルト本体内に帯電された静電気の放電を容
易とし、それにより持続的な帯電防止効果を発揮
する。具体的には、例えば従来の歯付きベルトの
抵抗値が106Ω/平方インチ以上であつたものを
104Ω/平方インチ以下に低下させることができ、
しかもその効果が持続的に発揮される。
そして、このような帯電防止効果をもたらす布
地側の導電体部分は、被覆布地またはその内側に
位置するため、運転時にベルトの歯ゴム部分がプ
ーリーと接触しても剥離するようなことがない。
しかも、このような構成をとる本考案の歯付きベ
ルトは、ベルト本来の柔軟性、耐久性なども損わ
れない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る歯付きベルトの一態様
の一部切欠斜視図である。 符号の説明、1……ゴム製カバーベルト、2…
…導電性抗張体、3……歯ゴム部分、4……布
地、5……導電性粉末層、6……歯ゴム部分の谷
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 導電性抗張体を埋設させたゴム製カバーベル
    トの一方の面側に同一ゴム材料からなる歯ゴム
    部分を突設させ、その歯面に布地を貼着してな
    るベルトにおいて、該布地に導電性を付与せし
    めて前記導電性抗張体と部分的に接触させるよ
    うにした歯付きベルト。 2 布地の内側に導電性粉末層を形成させること
    により、そこに導電性を付与せしめた実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の歯付きベルト。 3 布地に導電性繊維を交編または交織し、そこ
    に導電性を付与せしめた実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の歯付きベルト。 4 歯ゴム部分の谷部で、導電性の抗張体と布地
    とを接触させた実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の歯付きベルト。
JP8160784U 1984-05-31 1984-05-31 歯付きベルト Granted JPS614050U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8160784U JPS614050U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 歯付きベルト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8160784U JPS614050U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 歯付きベルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS614050U JPS614050U (ja) 1986-01-11
JPS6327162Y2 true JPS6327162Y2 (ja) 1988-07-22

Family

ID=30628543

Family Applications (1)

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JP8160784U Granted JPS614050U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 歯付きベルト

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0237305Y2 (ja) * 1985-04-30 1990-10-09
US9829066B2 (en) 2014-04-07 2017-11-28 Gates Corporation Electrically conductive power transmission belt

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Publication number Publication date
JPS614050U (ja) 1986-01-11

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