JPH0265612A - ケーブルのモールドジョイント工法 - Google Patents
ケーブルのモールドジョイント工法Info
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- JPH0265612A JPH0265612A JP63216043A JP21604388A JPH0265612A JP H0265612 A JPH0265612 A JP H0265612A JP 63216043 A JP63216043 A JP 63216043A JP 21604388 A JP21604388 A JP 21604388A JP H0265612 A JPH0265612 A JP H0265612A
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Landscapes
- Processing Of Terminals (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、モールドジヨイント工法に係り、特に、外部
半導電層の2分割された電極のうち、内側電極の接着性
に改良を加え、耐破壊電圧の向上を図った工法に関する
ものである。
半導電層の2分割された電極のうち、内側電極の接着性
に改良を加え、耐破壊電圧の向上を図った工法に関する
ものである。
〈従来の技術〉
ケーブル、例えばC■ケーブルのモールドジヨイント部
では、一般に外部半導電層が設けられるわけであるが、
この外部半導電層にあっては、ジヨイント部の全長に渡
って一連に連続されるものと、適宜部分で周方向に沿っ
て2分割され、互いの端部が絶縁してラップ状に重ねら
れるものがある。
では、一般に外部半導電層が設けられるわけであるが、
この外部半導電層にあっては、ジヨイント部の全長に渡
って一連に連続されるものと、適宜部分で周方向に沿っ
て2分割され、互いの端部が絶縁してラップ状に重ねら
れるものがある。
このような2分割方式を採用する理由は、電磁誘導によ
って生じるシースの電位上昇およびシース回路喪失を低
減させることにある。
って生じるシースの電位上昇およびシース回路喪失を低
減させることにある。
〈発明が解決しようとする課題〉
ところが、このような分m構造をとると、外部半導電層
の端部に、電界集中等のストレスが集中し易くなるため
、端部組成物材料の選定、形状成形等には細心の注意が
必要とされ、端部の構成が耐破壊電圧の向上に重要な位
置を占めてくる。
の端部に、電界集中等のストレスが集中し易くなるため
、端部組成物材料の選定、形状成形等には細心の注意が
必要とされ、端部の構成が耐破壊電圧の向上に重要な位
置を占めてくる。
現に、本発明者等の試験、研究によると、外部半導電層
の端部、特にモールド時、内側に入る内側電極端部に微
小剥離等によるボイドが発生したり、あるいは形状変形
により突起や尖形部等ができたりするど、これに起因し
て、電気破壊が容易に起こることが判った。特に、近年
、C■ケーブルにおいては、急速に高電圧化されつつあ
るため、この点の改善は強く望まれている。
の端部、特にモールド時、内側に入る内側電極端部に微
小剥離等によるボイドが発生したり、あるいは形状変形
により突起や尖形部等ができたりするど、これに起因し
て、電気破壊が容易に起こることが判った。特に、近年
、C■ケーブルにおいては、急速に高電圧化されつつあ
るため、この点の改善は強く望まれている。
そこで、本発明者等がより一層深く検討したところ、外
部半導電層の内側電極端部の接着性を一層向上させる技
術として、いくつかの試みを行った。
部半導電層の内側電極端部の接着性を一層向上させる技
術として、いくつかの試みを行った。
例えば、架橋ポリエチレンをヘースとした架橋剤(DC
P等)の添加量が多い樹脂テープを用いて、上記内側電
極を囲むような形で巻き込み、その後、ジヨイント全体
を加熱融着モールドさせたことろ、接着性の向上が図れ
るものの、この架橋ポリエチレン樹脂テープの場合、D
CPの溶解能力カ小さく、ブルーミングが起こり易く、
加熱モールド時には、接着界面にボイドの発生が見られ
た。すなわち、架橋剤の増量による接着効果の向上によ
りも、ボイド発生による破壊電圧の低下の方がより大き
かった。
P等)の添加量が多い樹脂テープを用いて、上記内側電
極を囲むような形で巻き込み、その後、ジヨイント全体
を加熱融着モールドさせたことろ、接着性の向上が図れ
るものの、この架橋ポリエチレン樹脂テープの場合、D
CPの溶解能力カ小さく、ブルーミングが起こり易く、
加熱モールド時には、接着界面にボイドの発生が見られ
た。すなわち、架橋剤の増量による接着効果の向上によ
りも、ボイド発生による破壊電圧の低下の方がより大き
かった。
このため、本発明者等は、ポリエチレンよりも非晶質部
分が多く、その結果、架橋剤の溶解能力が高く、かつポ
リエチレン(PE)系樹脂とよく接着する樹脂として、
エチレンーエチルアクリレト共重合体(以下、EEAと
いう)系樹脂を用いたところ、極めて良好な結果が得ら
れることを見出した。
分が多く、その結果、架橋剤の溶解能力が高く、かつポ
リエチレン(PE)系樹脂とよく接着する樹脂として、
エチレンーエチルアクリレト共重合体(以下、EEAと
いう)系樹脂を用いたところ、極めて良好な結果が得ら
れることを見出した。
つまり、EEA系樹脂100重量部に架橋剤2〜5重量
部を添加した組成物からなる樹脂テープで、上記内側電
極を囲むような形で巻き込み、その後、ジヨイント全体
を加熱融着モールドさせると、ブルーミング等の問題も
なく、接着性の優れたジヨイントができることを見出し
た。
部を添加した組成物からなる樹脂テープで、上記内側電
極を囲むような形で巻き込み、その後、ジヨイント全体
を加熱融着モールドさせると、ブルーミング等の問題も
なく、接着性の優れたジヨイントができることを見出し
た。
本発明は、このようにな観点に立ってなされたものであ
る。
る。
〈課題を解決するための手段及びその作用〉か\る本発
明の特徴とする点は、モールド樹脂絶縁体の外周に被覆
される外部半導電層が周方向に沿って2分割され、一方
の端部が内側に入り、この上に他方の端部が一定の絶縁
間隔を保ちながらラップ状に重ねられるケーブルのモー
ルドジヨイント部において、前記外部半導電層の内側電
極を、EEA系樹脂100重量部に架橋剤2〜5重量部
を添加した組成物からなる樹脂テープで囲む形で巻き込
み、その後、ジヨイント部全体を加熱溶融させてモール
ドするケーブルのモールドジヨイント工法にある。
明の特徴とする点は、モールド樹脂絶縁体の外周に被覆
される外部半導電層が周方向に沿って2分割され、一方
の端部が内側に入り、この上に他方の端部が一定の絶縁
間隔を保ちながらラップ状に重ねられるケーブルのモー
ルドジヨイント部において、前記外部半導電層の内側電
極を、EEA系樹脂100重量部に架橋剤2〜5重量部
を添加した組成物からなる樹脂テープで囲む形で巻き込
み、その後、ジヨイント部全体を加熱溶融させてモール
ドするケーブルのモールドジヨイント工法にある。
本発明で使用される外部半導電層の組成物としては、E
EA、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレ
ン−アクリル酸共重合体(EAA)等のベース樹脂に、
カーボンや金属等の導電性粉末、および若干の架橋剤、
例えばジクミルパーオキサイドCDCP)、2.5−ジ
メチル−25−ジ(L−ブチルパーオキシ)ヘキシン−
3,2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン等を添加してなるものが挙げられる。そ
して、これらの各成分の配合量は、使用する材料にもよ
るが、ベース樹脂100重量部に対して、導電性粉末1
0〜70重量部、架橋剤0゜2〜1重量部程とし、何れ
にしても、外部半導電層としてモールド樹脂絶縁体上に
被覆された際に、そのゲル分率(110’Cのキシレン
中に24時間浸漬したときの抽出法による)が、10〜
50%の範囲になるように調整するとよい。なぜならば
、ゲル分率が10%未満ではモールド樹脂絶縁体との接
着性は良好であるが、架橋度が不十分のため、形状保持
性が悪く、端部が潰れる等しで、突起や尖形部が生じ易
く、電気破壊の原因となるからである。また、ゲル分率
が50%を越えるようになると、十分な架橋度により形
状保持性は強化されるが、モールド樹脂絶縁体との接着
性が悪化して、端部に微小剥離等によるボイドが発生し
易く、やはり電気破壊の原因となるからである。
EA、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレ
ン−アクリル酸共重合体(EAA)等のベース樹脂に、
カーボンや金属等の導電性粉末、および若干の架橋剤、
例えばジクミルパーオキサイドCDCP)、2.5−ジ
メチル−25−ジ(L−ブチルパーオキシ)ヘキシン−
3,2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン等を添加してなるものが挙げられる。そ
して、これらの各成分の配合量は、使用する材料にもよ
るが、ベース樹脂100重量部に対して、導電性粉末1
0〜70重量部、架橋剤0゜2〜1重量部程とし、何れ
にしても、外部半導電層としてモールド樹脂絶縁体上に
被覆された際に、そのゲル分率(110’Cのキシレン
中に24時間浸漬したときの抽出法による)が、10〜
50%の範囲になるように調整するとよい。なぜならば
、ゲル分率が10%未満ではモールド樹脂絶縁体との接
着性は良好であるが、架橋度が不十分のため、形状保持
性が悪く、端部が潰れる等しで、突起や尖形部が生じ易
く、電気破壊の原因となるからである。また、ゲル分率
が50%を越えるようになると、十分な架橋度により形
状保持性は強化されるが、モールド樹脂絶縁体との接着
性が悪化して、端部に微小剥離等によるボイドが発生し
易く、やはり電気破壊の原因となるからである。
また、上記外部半導電層の内側電極に巻き込む樹脂テー
プは、内側電極を絶縁体と良好に接着させるための界面
接着補強用のテープであり、EEA系樹脂100重量部
に架橋剤2〜5重量部を添加した組成物からなるものを
使用する。この組成物の選定により、ブルーミングの問
題もなく、良好な接着性が得られる。
プは、内側電極を絶縁体と良好に接着させるための界面
接着補強用のテープであり、EEA系樹脂100重量部
に架橋剤2〜5重量部を添加した組成物からなるものを
使用する。この組成物の選定により、ブルーミングの問
題もなく、良好な接着性が得られる。
ここで、使用される架橋剤としては、特に限定されない
が、DCP、2.5−ジメチル−2,5ジ(1−ズチル
バーオキシ)ヘキシン−3,2゜5−ジメチル−2,5
−ジ(L−ブチルパーオキシ)ヘキサン等が挙げられる
。そして、その添加量を、F、 E A系樹脂100重
量部に対して2〜5重■部としたのは、2重量部未満で
は所望の接着剤向上効果が得られず、また5重量部を越
える場合にはブルーミングが起こり、ボイド発生の原因
となると同時に、スコーチ(早期架橋)の問題が生じて
テープ製造が困難となるからである。
が、DCP、2.5−ジメチル−2,5ジ(1−ズチル
バーオキシ)ヘキシン−3,2゜5−ジメチル−2,5
−ジ(L−ブチルパーオキシ)ヘキサン等が挙げられる
。そして、その添加量を、F、 E A系樹脂100重
量部に対して2〜5重■部としたのは、2重量部未満で
は所望の接着剤向上効果が得られず、また5重量部を越
える場合にはブルーミングが起こり、ボイド発生の原因
となると同時に、スコーチ(早期架橋)の問題が生じて
テープ製造が困難となるからである。
次に、本発明工法の具体的な一例を、第1図により説明
する。
する。
図において、F、Fは互いに接続されるケーブル、jは
そのジョンイト部である。
そのジョンイト部である。
本発明工法では、上記ケーブルF、Fの接続しようとす
る両接続端部分の被覆部(絶縁体等)22を削り取り(
ベンジンリング処理)、口出しし、両導体1.1部分を
筒状等の金属製圧着スリーブ3に両側から挿入し、この
後、この圧着スリーブ3を押し潰して、先ず、導体接続
を行う。
る両接続端部分の被覆部(絶縁体等)22を削り取り(
ベンジンリング処理)、口出しし、両導体1.1部分を
筒状等の金属製圧着スリーブ3に両側から挿入し、この
後、この圧着スリーブ3を押し潰して、先ず、導体接続
を行う。
次に、この接続部分に、例えば半導電性テープを巻き、
加熱溶融させて架橋させ、架橋済のモールド内部半導電
N4を形成する。勿論、このモールド内部半導電層4は
ケーブルF、 F側の内部半導電層5,5と接続処理
する。
加熱溶融させて架橋させ、架橋済のモールド内部半導電
N4を形成する。勿論、このモールド内部半導電層4は
ケーブルF、 F側の内部半導電層5,5と接続処理
する。
この後、この部分に、例えば未架橋の架橋剤入り組成物
テープを巻き付けて、絶縁体6を形成する。また、この
絶縁体6の形成にあったでは、このテープ巻きの他に、
この部分に、例えば、押出モールド金型をセットし、通
常の方法で、モールド樹脂を絶縁体6として押し出して
形成してもよい。
テープを巻き付けて、絶縁体6を形成する。また、この
絶縁体6の形成にあったでは、このテープ巻きの他に、
この部分に、例えば、押出モールド金型をセットし、通
常の方法で、モールド樹脂を絶縁体6として押し出して
形成してもよい。
この絶縁体6の外周には、半導電性テープを巻き付けた
り、半導電性モールドチューブを取付けたりして、2分
割された外部半導電性層7,8を形成する。この際、一
方の外部半導電性N7の内側電極7aは内側に入れ、こ
の上に他方の外部半導電性層8の外側電極8aを一定間
隔の絶縁を保ちながらラップ状に重ね合わせる。
り、半導電性モールドチューブを取付けたりして、2分
割された外部半導電性層7,8を形成する。この際、一
方の外部半導電性N7の内側電極7aは内側に入れ、こ
の上に他方の外部半導電性層8の外側電極8aを一定間
隔の絶縁を保ちながらラップ状に重ね合わせる。
このとき、第2図に示したように、モールド外部半導電
性層7、特に、内側電極7a部分のモールド樹脂との界
面接着力を向上させる目的で、EEA系樹脂lOO重量
部に架橋剤2〜5重量部を添加した組成物からなる樹脂
テープ10をこの内側電極7aを囲むような形で巻き込
む。
性層7、特に、内側電極7a部分のモールド樹脂との界
面接着力を向上させる目的で、EEA系樹脂lOO重量
部に架橋剤2〜5重量部を添加した組成物からなる樹脂
テープ10をこの内側電極7aを囲むような形で巻き込
む。
この樹脂テープ10による囲み方は、特に問わないが、
例えば、次のような方法により行うことができる。
例えば、次のような方法により行うことができる。
すなわち、既に架橋剤入りポリエチレンテープ等の巻き
込みによりモールド形状に形成された絶縁体6上の一方
(第1図中、右寄り)に、例えば、−枚目の樹脂テープ
10を周方向に1/2ラツプで巻き込み、この上に外部
半導電性層7の内側型1f11aが来るように当該外部
半導電性層7の半導電性モールドチューブを取付ける。
込みによりモールド形状に形成された絶縁体6上の一方
(第1図中、右寄り)に、例えば、−枚目の樹脂テープ
10を周方向に1/2ラツプで巻き込み、この上に外部
半導電性層7の内側型1f11aが来るように当該外部
半導電性層7の半導電性モールドチューブを取付ける。
次に、この上から二枚口の樹脂テープ10を、やはり1
/2ラツプで巻き込み、上記内側電極7aの上側に被せ
ると共に、上記−枚目の樹脂テープ10に重ね合わせる
。この後、絶縁体6をなす架橋剤入りポリエチレンテー
プ等を所定厚さまで巻き込み、最後に外部半導電性層8
の半導電性モールドチューブを取付け、その外部型i8
aを丁度上記内側電極7a上に重ね合わせればよい。ま
た、上記二枚口の樹脂テープ10だけを1/2ラツプで
巻き込む方法でもよい。
/2ラツプで巻き込み、上記内側電極7aの上側に被せ
ると共に、上記−枚目の樹脂テープ10に重ね合わせる
。この後、絶縁体6をなす架橋剤入りポリエチレンテー
プ等を所定厚さまで巻き込み、最後に外部半導電性層8
の半導電性モールドチューブを取付け、その外部型i8
aを丁度上記内側電極7a上に重ね合わせればよい。ま
た、上記二枚口の樹脂テープ10だけを1/2ラツプで
巻き込む方法でもよい。
そして、この内側電極7aの先端形状は、好ましくは、
第2図に示すように外側に滑らかな面取りを施すとよい
。勿論、これらの外部半導電層7゜8もケーブルF、F
側の外部半導電N9,9と接続処理する。
第2図に示すように外側に滑らかな面取りを施すとよい
。勿論、これらの外部半導電層7゜8もケーブルF、F
側の外部半導電N9,9と接続処理する。
このようにして形成された外部半導電層7.8上には、
さらに、抑えテープで抑え巻きし、その後、モールド用
の金型をセットし、例えば、6Kg/cm”の窒素ガス
加圧下で180°C13時間の加圧加熱により、上記未
架橋ないし架橋不十分な絶縁体6および外部半導電層7
,8部分を溶融モールドさせ、最終的な架橋度(ゲル分
率60〜85%)まで導く。なお、外部半導電N7.8
部分の最終的な架橋は、絶縁体6のモールド樹脂部分か
らの架橋剤の移行により行われる。
さらに、抑えテープで抑え巻きし、その後、モールド用
の金型をセットし、例えば、6Kg/cm”の窒素ガス
加圧下で180°C13時間の加圧加熱により、上記未
架橋ないし架橋不十分な絶縁体6および外部半導電層7
,8部分を溶融モールドさせ、最終的な架橋度(ゲル分
率60〜85%)まで導く。なお、外部半導電N7.8
部分の最終的な架橋は、絶縁体6のモールド樹脂部分か
らの架橋剤の移行により行われる。
また、このモールドの際、外部半導電性層7゜8、特に
内側型fj41aは、上述したゲル分率(10〜50%
)の組成物になると共に、上下がEEA系の樹脂テープ
10で囲まれているため、この樹脂テープ10が内側電
極7aと強固に接着されると同時に、絶縁体6中に一種
のアンカーとして埋設される形となるため1、絶縁体6
とも極めて良好に接着され、その際、ブルーミングの発
生もなく、かつ窒素ガス加圧下でも、膨面れすることが
ない。従って、ボイドの発生や、突起、尖形部等の発生
もなく、結果として、高い耐破壊電圧が得られるように
なる。
内側型fj41aは、上述したゲル分率(10〜50%
)の組成物になると共に、上下がEEA系の樹脂テープ
10で囲まれているため、この樹脂テープ10が内側電
極7aと強固に接着されると同時に、絶縁体6中に一種
のアンカーとして埋設される形となるため1、絶縁体6
とも極めて良好に接着され、その際、ブルーミングの発
生もなく、かつ窒素ガス加圧下でも、膨面れすることが
ない。従って、ボイドの発生や、突起、尖形部等の発生
もなく、結果として、高い耐破壊電圧が得られるように
なる。
〈実施例〉
第1表に示したように、内側電極組成と界面接着補強用
の樹脂テープ、および架橋剤とその添加量との組合せに
より、本発明の条件を満たすモールドジヨイント工法(
実施例■〜■)と本発明の条件を満たさないモールドジ
ヨイント工法(比較例■〜■)を実施した。
の樹脂テープ、および架橋剤とその添加量との組合せに
より、本発明の条件を満たすモールドジヨイント工法(
実施例■〜■)と本発明の条件を満たさないモールドジ
ヨイント工法(比較例■〜■)を実施した。
ここで、用いたケーブルはC■ケーブル(154KV、
1200mm”)であった。
1200mm”)であった。
上記各モールドジヨイント工法によるジヨイント部につ
いて、交流破壊電圧値を調べた。その結果は、上記第1
表に併記した。
いて、交流破壊電圧値を調べた。その結果は、上記第1
表に併記した。
上記第1表から、本発明実施例■〜■の場合、高い交流
破壊電圧値が得られ、しかも破壊箇所が外部半導電層の
内側電極先端以外であることが多かった。これに対して
、比較例■〜■のように界面接着補強用樹脂テープがな
い場合には、交流破壊電圧値も低く、内側電極先端部分
で破壊の起こる頻度が高いことが判る。
破壊電圧値が得られ、しかも破壊箇所が外部半導電層の
内側電極先端以外であることが多かった。これに対して
、比較例■〜■のように界面接着補強用樹脂テープがな
い場合には、交流破壊電圧値も低く、内側電極先端部分
で破壊の起こる頻度が高いことが判る。
〈発明の効果〉
以上の説明から明らかなように本発明によれば、外部半
導電層の内側電極を界面接着補強用のEEA系樹脂テー
プで囲っているため、この内側電極と絶縁体との接着性
が大幅に改善、向上され、微小剥離等によるボイドや形
状変形による突起、尖形部等の発生が最小限に押さえれ
られ、電気特性に優れたケーブルのモールドジヨイント
工法を得ることができる。
導電層の内側電極を界面接着補強用のEEA系樹脂テー
プで囲っているため、この内側電極と絶縁体との接着性
が大幅に改善、向上され、微小剥離等によるボイドや形
状変形による突起、尖形部等の発生が最小限に押さえれ
られ、電気特性に優れたケーブルのモールドジヨイント
工法を得ることができる。
第1図は本発明に係るケーブルのモールドジヨイント工
法の一実施例を示した概略断面図、第2図は第1図の工
法で用いる外部半導電層の内側電極の一例を示した拡大
断面図である。 図中、 F、F・・・ケーブル、 J・・・・・ジヨイント部、 1 l・・・導体、 2.2・・・被覆部(絶縁体)、 3・・・・・圧着スリーフ、 4・・・・・内部半導電層、 6・・・・・モールド樹脂絶縁体、 78・・・外部半導電層、 7a・・・・内側電極、 8a・・・・外側電極、 10・・・・樹脂テープ、
法の一実施例を示した概略断面図、第2図は第1図の工
法で用いる外部半導電層の内側電極の一例を示した拡大
断面図である。 図中、 F、F・・・ケーブル、 J・・・・・ジヨイント部、 1 l・・・導体、 2.2・・・被覆部(絶縁体)、 3・・・・・圧着スリーフ、 4・・・・・内部半導電層、 6・・・・・モールド樹脂絶縁体、 78・・・外部半導電層、 7a・・・・内側電極、 8a・・・・外側電極、 10・・・・樹脂テープ、
Claims (1)
- モールド樹脂絶縁体の外周に被覆される外部半導電層
が周方向に沿って2分割され、一方の端部が内側に入り
、この上に他方の端部が一定の絶縁間隔を保ちながらラ
ップ状に重ねられるケーブルのモールドジョイント部に
おいて、前記外部半導電層の内側電極を、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体系樹脂100重量部に架橋剤
2〜5重量部を添加した組成物からなる樹脂テープで囲
む形で巻き込み、その後、ジョイント部全体を加熱溶融
させてモールドすることを特徴とするケーブルのモール
ドジョイント工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63216043A JPH0265612A (ja) | 1988-08-30 | 1988-08-30 | ケーブルのモールドジョイント工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63216043A JPH0265612A (ja) | 1988-08-30 | 1988-08-30 | ケーブルのモールドジョイント工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0265612A true JPH0265612A (ja) | 1990-03-06 |
JPH0546163B2 JPH0546163B2 (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=16682383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63216043A Granted JPH0265612A (ja) | 1988-08-30 | 1988-08-30 | ケーブルのモールドジョイント工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0265612A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5875547A (en) * | 1996-11-28 | 1999-03-02 | Alcatel | Cable sealing method |
JP2001187532A (ja) * | 1999-11-23 | 2001-07-10 | Webasto Vehicle Systems Internatl Gmbh | 車両の折畳みトップ |
-
1988
- 1988-08-30 JP JP63216043A patent/JPH0265612A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5875547A (en) * | 1996-11-28 | 1999-03-02 | Alcatel | Cable sealing method |
JP2001187532A (ja) * | 1999-11-23 | 2001-07-10 | Webasto Vehicle Systems Internatl Gmbh | 車両の折畳みトップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0546163B2 (ja) | 1993-07-13 |
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