JPH026502B2 - - Google Patents

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JPH026502B2
JPH026502B2 JP62268539A JP26853987A JPH026502B2 JP H026502 B2 JPH026502 B2 JP H026502B2 JP 62268539 A JP62268539 A JP 62268539A JP 26853987 A JP26853987 A JP 26853987A JP H026502 B2 JPH026502 B2 JP H026502B2
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JP
Japan
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dough
white
noodles
fabric
color
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62268539A
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English (en)
Other versions
JPH01112957A (ja
Inventor
Koji Yoshii
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IKERI SHOTEN KK
Original Assignee
IKERI SHOTEN KK
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Publication date
Application filed by IKERI SHOTEN KK filed Critical IKERI SHOTEN KK
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、多色合わせ麺の製造方法に関する。
<従来技術> 従来、一本の麺の上に2色あるいはそれ以上多
くの色を施した麺を製作することは、着色料によ
つて熟成時間が異なることや、生地の合わせ方が
原因して簡単な手段では完全な合わせ麺が得られ
なかつた。
<発明が解決しようとする問題点> そこで本発明は着色料に基づく熟成時間の違い
を塩度の調整と、工程の組み合わせとによつて完
全な多色合わせ麺を容易に得ようとするものであ
る。
<問題点を解決するための手段> 白色生地と着色生地とを個別に帯状に成形する
第1工程と、静置熟成する第2工程と、白色生地
と着色生地とを段違い面で接合する第3工程と、
丸紐状に絞り且つ綿実油を塗布しながら捻りをか
け順次に細くする第4工程と、引き延ばす第5工
程及び乾燥する第6工程とからなる。
<実施例> 以下、本発明方法について詳細に説明すると、
白−茶麺と、白−桜麺の二種類の素麺を製造する
場合について説明する。
白−茶と、白−桜の2種類の2色麺を作る場
合を仮定し、先ずその準備段階として、 A 白色生地用に小麦粉(蛋白質23乃至34
[%])と、それに食塩[塩度10]を用意す
る。
B 次に茶色の生地を作るために前記同様小麦
粉(蛋白質23乃至34[%])、食塩[塩度9]
とそれに着色料として抹茶、天然色素等を用
意する。
C 更に上記の他に桜色の生地を作るために前
記同様に小麦粉(蛋白質23乃至34[%])、食
塩[塩度10]と、その他に着色料として桜フ
レーバー、天然色素等を準備する。
尚、上記A、B、Cの各生地の熟成度は気温
によつて相違するが各色生地の相対塩度は気温
に関係なく、白、桜は共に10度、茶は9度で常
に1度差を一定に保つている。そこで上記各色
の生地を個別に30分間撹拌して食塩、原料の小
麦粉、着色料等を満遍無く混合する。
次に上記A、B、Cで謂う各原料に、水を加
えながら複合機に投入して約30分間かけて混捏
することにより第1図の如く白色生地a1、茶色
生地b1、桜色生地c1の3通りの練製生地が得ら
れ、この時点では各色の生地a1,b1,c1は塩度
によつて同じ熟成度(同じ伸び)となるように
調整されている。
上記各練製生地a1,b1,c1を延板上に取り出
して厚みのある円盤状に整えた後、これを包丁
によつて渦巻状に切り込んで伸ばし、一本の紐
状に形成する。この操作は要するに前記練製生
地a1,b1,c1を第2図あるいは第3図の紐条生
地a2,b2,c2に仕上げることを目的とするもの
であるから、押し出し機などによつて行つても
良い。
こうして得られた紐条生地a2,b2,c2は、第
4図の成形ロール1,2間を通過することによ
り第6図の如く一定断面形状(幅、厚み)をも
つた3通りの色違いの帯状生地a3,b3,c3が10
分間かけて仕上げられる。
次に上記のように形成された3色の帯状生地
a3,b3,c3は30分間静置熟成される。
その後、上記3色の帯状生地a3,b3,c3のう
ち熟成の遅い桜色生地c3は後回しにして熟成の
早い茶色生地b3と白色生地a3について約30分間
かけて白−茶2色の合わせ麺の成形作業に入
る。
即ち、この白色の帯状生地a3と、茶色の帯状
生地b3を合わせることが本発明方法の最も特徴
的なことの一つであつて、上記2色の帯状生地
a3,b3を合わせるには、第7図に示すように該
生地a3,b3の幅員の中間点をw1:w2=4:6
の比率を以て溝状に曲げて(あるいは直接二つ
折りしても良い)生地a4,b4となし、段違部を
互いに補い合うように相対向させて、端縁同士
を突き合わせ状にして第8図、第9図に示すよ
うに2個の圧着ロール3,4間を通過させるこ
とにより、第10図に示す如く白色生地a4−茶
色生地b4が完全に密着結合して一体化し、2色
合わせ麺の帯状生地d1が得られる。
このようにして予め塩度調整によつて各生地
即ち白色生地と茶色生地の熟成度は略等しく保
たれているが二つの帯状生地を側面部で結合さ
せて一体化させるには馴染みにくく単に二つの
生地を奇せ合わせるだけでは分離するので、本
発明においては各帯状生地を溝状に曲げて二つ
折りすることにより段部を形成し、段部を重ね
て接触させることにより2色麺の帯状生地d1
生成するようにしたものである。
上記のようにして得られた白−茶2色の帯状
生地d1は、一旦この状態で養生熟成させてお
き、最初に同時に用意した桜色の帯状生地c3
と、白色帯状生地a3(予め今回のために余分に
練成しておいた白色生地)とを前記白−茶の生
地d1を形成したのと同じ手順及び時間配分を以
て、白−桜の2色帯状生地を形成させる。
即ち、白−桜の2色合わせの帯状生地は前記
同様にそれぞれ白色生地と桜色生地とを側縁か
ら4:6の内部比を以て溝状に曲げ、成形ロー
ルで30分間の所要時間をかけて白−桜色の帯状
生地を形成する。
ここで白−桜色の生地の場合、前記白−茶の
生地d1を形成した場合より30分間遅れて形成作
業が行われているが、これは桜色の方が茶色の
方より熟成時間が長いことからこのような手順
となり、充分に熟成させることにより各色の伸
びを良好ならしろめるものである。
以上のようにして得られた白−茶色と、白−
桜色の2種類の帯状生地のうち、先ず白−茶色
帯状生地について、これを成形ロールを通して
第11図に示すように直径約1[cm]の断面円
形の肉太合わせ麺d2を形成した後、その表面に
綿実油を塗布し、更にその後数段の絞り成形ロ
ールを経て細く絞り、その工程途中に約10分間
を経過した時点で白−桜色の帯状生地について
絞り加工を開始する。つまりこの時点では、白
−茶、白−桜の2種類が同時にそれぞれについ
て通算40分の所要時間をかけて行なわれる。そ
してこの作業工程においては肉太合わせ麺は絞
りロールから引き出されて容器内にリング状に
収容されることにより螺旋状に捻ねりがかけら
れ、白−茶あるいは白−桜がより一層密着する
(尚、以下の作業工程では、白−茶と白−桜と
が上記10分の工程時差を以て同じくおこなわれ
るので、説明の重複を避けるために白−茶につ
いてのみ述べる。)。
更に前記合わせ麺d2を別の絞りローラにて約
50分の所要時間をかけて細くし、直径約5[mm]
となし、その後これを約1時間をかけて別の絞
りローラにて直径約2[mm]まで絞る。このよ
うにして複数段の絞りローラを通過することに
よりその都度捻りが加わつて、捩じれた合わせ
麺が形成され、充分に細くなつた時点でローラ
による絞り工程は終了する。
次に、上記工程において細く絞られた合わせ
麺は、掛揚げ作業即ち2本の掛杆5,6間に亘
つて架け渡し、その後約1時間10分の所要時間
をかけて徐々に両掛杆5,6間を25乃至35[cm]
に開いて、麺を更に引き延ばし、より細くする
ことで螺旋状の捩れは緩やかとなり略直線状と
なつて所定大きさの麺d3になる。
そして、上記麺d3は乾燥室において約15乃至
17時間かけて徐々に乾燥する即ち生地を仕立て
てから約21乃至25時間後に乾燥完了し、これを
25[cm]の長さに切断することにより白−茶の
2色素麺が得られる。
以上のようにして、第10図(又は第11図)
における合わせ比率を以て、どこまでも2つの色
を保つて細く絞られるので上記白−茶あるいは白
−桜の2色合わせ麺に限らず、白−茶−桜の3色
合わせ、その他任意の複合色の麺をも上記手段に
よつて製造できることは云うまでもない。
<発明の効果> 本願発明方法は上述のようになり、これまで着
色料によつて熟成度が異なる為に、2色あるいは
それ以上の色合わせ麺を生成しようとしても充分
に馴染まず製品化できなかつたが上述のように塩
度を調整すると共に合わせ部を互いに4:6の割
合で重ねて接合すると同時に捻りをかけたことに
より容易確実に色合わせ麺を得ることが可能とな
つた。
そして、このように色合わせ麺とすることによ
り、商品について視覚的に趣を変えて付加価値を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第12図は、本発明方法の実施手段
を示し、第1図は、各色毎に作成した練り物の捏
ねた状態の斜視図、第2図は、同上練り物を渦巻
状に切込んだ状態の一部切欠斜視図、第3図は、
同浄練り物を分離して紐条に取り出した時の一部
分を示す斜視図、第4図は、第3図の紐条生地を
ロールによつて帯状生地に成形している状態の側
面図、第5図は、同上の右側面図、第6図は、同
上工程にて得られた帯状生地の一部斜視図、第7
図は、同上帯状生地の一側縁を延長方向に溝状に
曲げ加工した生地の一部斜視図、第8図は、同上
生地の異色の2種類を合わせながらロールによつ
て一体化している工程の一部平面図、第9図は、
同上ロール部の横断面図、第10図は、同上によ
つて得られた合わせ生地の一部斜視図、第11図
は、同上生地を円形に成形した時の合わせ麺の一
部斜視図、第12図は、同上の合わせ麺の引き延
ばし作業工程を示す一部斜視図である。 a1,b1,c1……白色、茶色、桜色の各練り物、
a2,b2,c2……白色、茶色、桜色の各紐条生地、
a3,b3,c3……白色、茶色、桜色の各帯状生地、
a4,b4……白色、茶色の溝状生地、d1……合わせ
麺の帯状生地、d2……合わせ麺、d3……素麺。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 小麦粉及び食塩等をそれぞれ適量配合すると
    同時に混涅して得た白色生地と、小麦粉及び食塩
    それに所定着色料等を適量配合し、これを混涅し
    て得た着色生地とをそれぞれ個別に帯状に成形す
    る第1工程と、上記各帯状生地を一定時間静置熟
    成する第2工程と、静置熟成した各色の帯状生地
    を4:6の内分比を以て長手方向に二つ折りして
    得た各生地の段部を互いに補い合うように重ね合
    わせて2色の帯状生地を得る第3工程と、該2色
    の帯状生地を丸紐状に絞り且つ綿実油を塗布し捻
    りをかけながら順次に細く絞る第4工程と、掛揚
    げ作業によつて更に細く引き延ばす第5工程及び
    乾燥する第6工程とからなる多色合わせ麺の製造
    方法。
JP62268539A 1987-10-23 1987-10-23 多色合わせ麺の製造方法 Granted JPH01112957A (ja)

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JPH01112957A JPH01112957A (ja) 1989-05-01
JPH026502B2 true JPH026502B2 (ja) 1990-02-09

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