JPH026497B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH026497B2
JPH026497B2 JP57038758A JP3875882A JPH026497B2 JP H026497 B2 JPH026497 B2 JP H026497B2 JP 57038758 A JP57038758 A JP 57038758A JP 3875882 A JP3875882 A JP 3875882A JP H026497 B2 JPH026497 B2 JP H026497B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cheese
sliced
sliced cheese
packaging
oxygen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57038758A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58155042A (ja
Inventor
Juichi Fujii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP3875882A priority Critical patent/JPS58155042A/ja
Publication of JPS58155042A publication Critical patent/JPS58155042A/ja
Publication of JPH026497B2 publication Critical patent/JPH026497B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Dairy Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は剥離しやすいスライスチーズの保存方
法に関する発明である。 更に詳しくは、スライスしたチーズを脱酸素剤
と共に、実質的に非通気性の容器中に密封するこ
とを特徴とする剥離しやすいスライスチーズの保
存方法に関する発明である。 チーズは大別するとナチユラルチーズとプロセ
スチーズに分けられるが、これらのチーズは栄養
分に富み、かつ水分も多いので、カビその他の微
生物により汚染されることが多い。このためチー
ズの保存には、例えば10℃以下で保存する方法ま
たは真空包装あるいはソルビン酸系の防腐剤を使
用する方法等が採用されている。 チーズは種々の形態のものが流通しているが、
これらの形態の中でチーズを薄くスライスしたチ
ーズ、いわゆるスライスチーズが最近になつて多
く流通する様になつて来た。これらのスライスチ
ーズは真空包装またはガス充填包装等が行なわれ
ている。これらの中で、ガス充填包装は窒素また
は炭酸ガスを包装容器内に充填するものであり、
真空包装は減圧によつて包装容器内の空気を排除
するものである。しかしこれらの方法には次の様
な欠点がある。即ち、ガス充填包装の場合はスラ
イスチーズの重なり部分に捕促された酸素は置換
されにくいために、保存効果は必らずしもよいも
のではなかつた。また、真空包装は容器内の酸素
を完全に排除できないだけでなく、容器内を減圧
にするので、外圧によつて容器内のチーズが押え
つけられ、スライスチーズが密着してしまつて剥
離しにくゝなる欠点があり、しかも剥離したとし
てもスライスチーズが破損してしまつて、スライ
スチーズを料理に使用できなくなる等の欠点があ
つた。 本発明者は、スライスチーズの腐敗を防止する
と同時に剥離しやすいスライスチーズを得ること
について多くの研究を行なつた結果、本発明を完
成するに至つた。 本発明方法によつてスライスチーズを脱酸素剤
と共に容器内に密封することによつて、スライス
チーズの重なり部分の酸素をも除去することが可
能となり、その結果、スライスチーズの腐敗を防
止することが可能となるとともに、真空包装の様
な外圧による押えつけがないので、スライスチー
ズの剥離性がよく、従つて形くずれや破損がなく
極めて簡単に食用または料理その他の業務用に供
することが出来るスライスチーズを得ることが可
能である。 本発明において、脱酸素剤とは例えば亜流酸
塩、亜流酸水素塩、チオ硫酸塩、亜二チオン酸
塩、シユー酸塩、ピロガロール、ロンガリツト、
グルコース、銅アミン錯体、アスコルビン酸、鉄
粉または亜鉛末等の各種還元性物質を主剤とする
任意の組成のものを用いる事が可能である。 これらの脱酸素剤は通常の通気性包材で包装し
て用いられるが、好ましくは有孔プラスチツクス
フイルム、マイクロポーラスフイルムをラミネー
トした包材である。なお脱酸素剤は吸着剤または
アルカリ剤などを勿論併用することも可能であ
る。 本発明において、実質的に非通気性の容器とし
ては気密容器だけでなく、各種の塩化ビニリデン
コートフイルム等のガスバリカー性フイルムを使
用した容器または袋が用いられる。 また本発明においてスライスチーズを保存する
場合の温度は普通は10℃以下である。10℃を超え
る温度の場合は油脂が分離する場合があるので好
ましくない。 次に実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。 実施例 1 スライスチーズ(プロセスチーズ、防腐剤無添
加、大きさ8cm×8cm、重さ20g)30枚をトレイ
上に部分的に重なり合うように並べたものと脱酸
素剤(エージレスZ−100、三菱瓦斯化学製)と
ともにポリビニリデンコートフイルム/ポリエチ
レンフイルム(20μ/50μ)の袋を密封し、その
保存性および剥離性を調査した。 比較のため、窒素ガス充填法による場合(比較
例1)、真空パツク法による場合(比較例2)を
示した。 調査結果を第1表に示した。
【表】 また、チーズを密封した包装容器を開封し、ス
ライスチーズが剥離しやすいかどうかを判定し
た。その結果、実施例1および比較例1の場合は
1枚1枚きれいに剥れ、調理作業をスムーズに行
なうことが出来た。しかし、比較例2の場合はス
ライスチーズが互いに密着しており、剥離しに
くゝ、剥離した場合に破れる物も多く、調理に使
用することが出来ないものが多かつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スライスして重ね合わせたチーズを脱酸素剤
    と共に、実質的に非通気性の容器中に密封するこ
    とを特徴とする剥離しやすいスライスチーズの保
    存方法。
JP3875882A 1982-03-11 1982-03-11 剥離しやすいスライスチ−ズの保存方法 Granted JPS58155042A (ja)

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JPS58155042A JPS58155042A (ja) 1983-09-14
JPH026497B2 true JPH026497B2 (ja) 1990-02-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01137937A (ja) * 1987-11-25 1989-05-30 Rokko Bataa Kk チーズの品質保持方法
JP2603567Y2 (ja) * 1993-02-10 2000-03-15 六甲バター株式会社 薄板角型状食品の包装体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5473141A (en) * 1977-11-23 1979-06-12 Ota Toshuki Preservation of waterrcontaining food

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JPS5473141A (en) * 1977-11-23 1979-06-12 Ota Toshuki Preservation of waterrcontaining food

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JPS58155042A (ja) 1983-09-14

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