JPH0264440A - 多層分折素子 - Google Patents

多層分折素子

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JPH0264440A
JPH0264440A JP21740188A JP21740188A JPH0264440A JP H0264440 A JPH0264440 A JP H0264440A JP 21740188 A JP21740188 A JP 21740188A JP 21740188 A JP21740188 A JP 21740188A JP H0264440 A JPH0264440 A JP H0264440A
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JP
Japan
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layer
body fluid
analytical element
reagent
macromolecular polymer
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JP21740188A
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English (en)
Inventor
Satoru Kawakatsu
川勝 哲
Mikio Kamiyama
幹夫 神山
Akira Onishi
明 大西
Kenichiro Okaniwa
憲一郎 岡庭
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は各種体液成分の臨床化学検査に用いられる体液
分析素子に関し、特に多層分析素子に関する。
〔発明の背景〕
臨床化学分析に供する試料としては、各種体液を用いる
ことが圧倒的に多い。中でも血液、特に血清は、通常恒
常性が維持されていること、全身の代謝動態、あるいは
各種臓器情報を得やすいこと、採取に比較的侵襲が少な
いことなど数多くの利点から一般的な試料として用いら
れている。泳も比較的よく用いられる検体であり簡易な
検査手法でリアルタイムの情報が得られるため基本的な
診察方法の一つと高く評価され、スクリーニング検査に
頻用されている。その他胃液、膵液、腸液、胆汁、髄液
も試料に供されることがある。
また唾液については、その分泌生理について比較的よく
観察されているが、臨床医学領域では最近までまったく
無視されていた分析試料である。
しかし患者に最も負担をかけず随時に採取しうる試料で
あり、特殊な場合を除けば量的にも十分得られ、特別な
前処理を必要とせず、臨床化学用試料として数多くの長
所を持うていて今後研究の発展に伴い利用の機会も多く
なることと考えられる。
これら体液成分の検出は、臨床化学的な目的のみならず
、社会的秩序の法的維持、緊急の場における簡易迅速な
判断或は家庭における衛生的で日常的な簡便なチエツク
にまで拡り、各種の分析素子が数多く(例えば特開昭6
0−1788213号、同63−58257号等)提案
、開示されている。
前記のように用途が拓は需要が増し、またエンドユーザ
の裾が拡がるにつれて、分析素子の特徴である試料点着
量が少量ですむメリットを更に高め、かつ試料の物性(
例えば濁度、粘度等)或は点着方法(例えば滴下、浸漬
、塗布等)を選ばぬ分析素子の構成が求められる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、 (1)液体試料の点着量依存性の少ない分析素子、(2
)体液試料粘度に適応性の高い分析素子の提供にある。
〔発明の構成〕
前記本発明の目的は、不透液性の透明支持体上に、少な
くとも一層の試薬層及び多孔性展開層を順次積層して成
る多層分析素子において、前記展開層のバインダが少な
くとも一種の疎水性高分子重合体と、少なくとも一種の
親水性高分子重合体から成ることを特徴とする多層分析
素子によって達成できる。
本発明に係る展開層に用いる結着剤の親水性高分子重合
体としては、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリ
ルアミド、ポリメタアクリルアミド、ポリビニルアルコ
ール、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロース
、メチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリメタアクリ
ル酸及びその塩、マレイン酸、イタコン酸及びその塩、
カルボキシメチルセルロース・アルカリ金属塩等が挙げ
られる。
更に親水性を損なわない限りにおいて疎水性単量体と共
重合することは差支えない。共重合比は5Qv t%以
下、好ましくは4Qwt%以下である。
例えば、アクリルアミド、メタアクリルアミド、ビニル
アルコール前駆体(酢酸ビニル)、N−ビニルピロリド
ン、アクリル酸、メタアクリル酸は公知の疎水性単量体
例えばスチレン、プロピレン、ブチレン等と共重合する
ことが出来る。
一方前記親水性高分子重合体と混用する疎水性高分子重
合体としては下記のものが例示される。
(1)  ポリ(スチレン−コーグリシジルメタクリレ
ート) [90/10)  。
(2) ポリ(スチレン−コープチルメタクリレート−
コーグリシジルメタクリレート) (75/15/10)。
(3)  ポリ(スチレンーゴージ。ビニルベンゼン−
コーグリシジルアクリレート) (90/2/8)。
(4) ポリ(p−ビニルトルエン−コーグリシジルメ
タクリレート) (90/10)。
(5)  ポリ(スチレンーコーN、N−ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート) (9515)。
(6) ポリ(スチレンーコーメチルアクリレートーコ
ーアクロレイン)(901515)。
(7)  ポリ(スチレンーコーN、N−ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート)(90/10〕。
(8) ポリ(スチレンーコーアクリル酸) (97/
3)。
(9) ポリ(スチレンーコーアクリルアミド)[97
/3]。
(10)ポリ(スチレンーコーメタクリル酸’I (9
515)。
各例示化合物の後の括弧内は重合反応に用いた単量体の
wt%を示す。
これらの疎水性高分子重合体は混合して用いることもで
きる。
本発明に係る多孔性展開層には体液試料を均一迅速に延
展するために体液試料と自由に接触し碍る相互連絡空隙
孔(短径5μm〜300μmが好ましい)を有する多孔
性構造が存在していることが必要である。
好ましい例としてはサイズ10〜350/7+11の粒
状体、或は40〜400メツシユの繊維から1つ以上選
ばれた素材により構成される構造体が挙げられる。
該粒状体の材料としては、珪藻土、二酸化チタン、硫酸
バリウム、酸化亜鉛、酸化鉛、微結晶セルロース、珪砂
、ガラス、シリカゲル、架橋デキストラン、架橋ポリア
クリルアミド、アガロース、架橋アガロース、各種合成
樹脂(ポリスチレンなど)などが挙げられる。
また、本発明に係る多孔性展開層に用いる繊維としては
、バルブ、粉末濾紙、綿、麻、絹、羊毛、キチン、キト
サン、セルロースエステル、ビスコースレーヨン、銅ア
ンモニアレーヨン、ポリアミド(6−ナイロン、6ロー
ナイロン、610−ナイロンなど)、ポリエステル(ポ
リエチレンテレフタレートなど)、ポリオレフィン(ポ
リプロピレン、ビニロンなど)、ガラス繊維、石綿など
の植物性、動物性、鉱物性の繊維、合成−9半金成−1
再生−繊維を用いることができ、あるいはこれらを混合
して用いても良い。
このような粒状体、繊維、あるいは粒状体と繊維の混合
物を塗布及び/又は製膜することにより、体液試料と自
由に接触し得る相互連絡空隙孔を有する多孔性構造が存
在する多孔性展開層を形成する。これらの粒状体、繊維
等は前記した結着剤を用いて粒子同志が点接着する形で
製膜され、例えば特開昭49−53888号、同55−
90859号、同57−67860号の方法を適用する
ことができる。
前記多孔性展開層は、(1)一定容量の体液試料を単位
面積当り試薬層に均一に配布する機能を有するものであ
る。その上、更に、特公昭53−21677号に記載さ
れた性能、すなわち(2)体液試料中の反応を阻害する
物質又は要因を除去する機能及び/又は(3)分光光度
分析を行うときに支持体を経て透過する測定光を反射す
るバックグランド作用を行う機能を有するものであれば
好ましい。
例えば、特公昭53−21677号に記載された二酸化
チタン及び二酢酸セルロースから成るプラッシュポリマ
と呼称される非繊維多孔質媒体の展開層、特開昭55−
164356号に記載された親水化処理した織布の展開
層、特開昭57−94658号、同57−12847号
、同57−197466号及び同58−70161号等
に記載された繊維構造展開層、特開昭58−90167
号に記載された粒子結合体構造展開層が挙げられる。
本発明の分析素子における展開層の膜厚は、その空隙率
によって決定されるべきであるが、好ましくは約100
〜600Ilals更に好ましくは約150〜400μ
mである。また、空隙率は好ましくは約20〜85%で
ある。
また該展開層には他の付加的な添加剤として、例えば保
恒剤、界面活性剤等、種々の添加剤も所望に応じて添加
することもできる。
特に界面活性剤は、体液試料を本発明の分析素子に適用
した際の浸透速度の調節等有効に用いることができる。
使用可能な界面活性剤としては、イオン性(アニオン性
又はカチオン性)、非イオン性を問わず使用することが
可能であるが、非イオン性界面活性剤が有効である。非
イオン性界面活性剤の例としては、例えば2.5−ジ−
t−ブチルフェノキシポリエチレングリコール、p−オ
クチルフェノキシポリエチレングリコール、p−イソノ
ニルフェノキシポリエチレングリコール等のアルキル置
換フェノールのポリアルキレングリコール誘導体、高級
脂肪酸のポリアルキレングリコールエステルなどが挙げ
られる。これらの界面活性剤は体液試料の試薬層への浸
透速度を調節し、同時に好ましからざる 「クロマトグ
ラフィ現象」の発生を抑制する効果を有する。
上記界面活性剤の量は自由に選ぶことができるが、実用
的には塗布液の重量に対して0.005〜25W【%、
好ましくは0.05〜15vt%である。
本発明の分析素子の形態として、好ましくは、不透液性
で透明な支持体上に少なくとも1つの試薬層及び多孔性
展開層を有する一体型多層分析素子(特公昭53−21
677号、特開昭55−164359号、同55−90
859号、同57−197466号、同57−1017
60号、同57−101761号、同58−90167
号等)が挙げられる。
上記試薬層は水溶性ポリマー又は親水性かつ有機溶媒可
溶性のポリマーをバインダとして支持体上に塗布するこ
とによって層として設けることができる。水溶性ポリマ
ーバインダとしてはゼラチン、フタル化ゼラチン等のゼ
ラチン誘導体、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム塩等の水溶性セルロース
誘導体、ポリビニルアルコール、ポリ (N−ビニルピ
ロリドン)、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ド、アクリルアミドとアクリル酸エステルの共重合体、
ポリ (モノ又はジアルキル置換)アクリルアミド、ポ
リ (モノ又はジアルキル置換)メタクリルアミド及び
これらの水溶性共重合体等が挙げられ、好ましくはゼラ
チン、ポリアクリルアミド及びアクリルアミドとアクリ
ル酸エステルの共重合体が用いられる。親水性かつ有機
溶媒可溶性ポリマーバインダとしては、ポリ (N−ビ
ニルピロリドン)、ポリ (N−ビニルイミダゾール)
、ポリ (N−ビニルトリアゾール)及びこれらの誘導
体又はそれらの共重合体、エチルセルロース、メチルセ
ルロース等のセルロース誘導体等が挙げられる。 また
、試薬層に含ませる試薬類が2種以上にわたる場合、こ
の試薬類を同一試薬層内に一緒に混合して含有させても
、また、2種以上の試薬類を2つ又はそれ以上の別々の
試薬層に別々に或は組合せて含有させてもよい。これら
は分析反応自体の作用機構、反応安定化、再現性向上効
果によって決定されることであり、好ましくない影響を
及ぼさない限りにおいて、その構成は任意である。
上記試薬層の膜厚は所望に応じて任意に選択することが
可能であるが、好ましくは1〜200μm1更に好まし
くは5〜100μmである。
前記本発明の検査素子の試薬層、又は他の層に含有させ
る検知試薬は、検査の目的及び検査対象に応じ夫々の試
薬が選ばれる。
体液を用いる検査には、唾液腺機能に関わる検査(例え
ば、σ−アミラーゼ活性、ムチン濃度、無機イオン、ロ
ダン化物等の電解質等)、口腔環境に関わる検査(例え
ば、pH,緩衝能、潜血、グルコースクリアランステス
ト、口臭等)、全身代謝動態に関わる検査(尿素、薬物
モニタリング、ホルモン、エタノール、ケトン体等)が
挙げられる。
本発明の検査素子に使用する試薬について、例を挙げて
説明する。
pHを測定する試薬としては、例えばメチルレッドとブ
ロムチモールブルーの混合試薬が用いられ、二つの試薬
を試薬層中に含有させる。5,5〜8.5の間のpHを
測定することが出来る。
緩衝能を測定する試薬としては、例えば緩衝作用を有す
る化合物の組合せと、それらが示すpI(に適したpo
指示薬を試薬層に含有させ、体液添加後のpH変化の強
さから緩衝能を知ることができる。
唾液については、そのpH緩衝能と鯖節活性の相関性の
存在が知られる。潜血は、一般にヘモグロビンとして測
定され、ヘモグロビンの持つペルオキシダーゼ様作用に
より、過酸化物を分解し、生じた発生期の酸素により、
色原体を酸化型色原体(発色)にさせる方法により測定
される。
過酸化物と゛しては過酸化水素、クメンヒドロキシペル
オキシド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒド
ロペルオキシドなどが、色原体としては〇−トリジン、
3.3’、5.5’−テトラメチルベンジジン、グアヤ
コン酸等が用いられる。
過酸化物及び/又は色原体を試薬層に、他方を展開層に
含有させてもよい。
潜血の測定1こより、歯周疾患等による微量出血が判る
グルコースクリアランステストは、10%グルコース溶
液10m<1を口腔内に負荷させた後、唾液からの消失
速度を測定するもので、消失時間の短い場合、自浄能良
好と判断するものである。
グルコースの測定は、体液中のぶどう糖をC0D(グル
コースオキシダーゼ)が分解し、過酸化水素が形成され
る。
この過酸化水素にPOD (ペルオキシダーゼ)が作用
し、発生期の酸素を出させ、これにより色原体を酸化し
、酸化型色原体(発色)にさせる方法により測定される
色原体としては、沃化カリウム、3−アミノ−6−クロ
ル−9−メチルアミノプロピルカルバゾール塩酸塩、2
.7−ジアミツフルオレン・二塩酸塩、N−(3−スル
ホグロピル)−3,3’、5.5 ’−テトラメチルベ
ンジジンナトリウム、o−トリジンが用いられる。
また特公昭53−21677号、特開昭54−2679
3号、同56−24576号、同57−94658号、
同57−116258号、同57−197466号等の
ドライケミストリの方法も利用できる。
口臭に関しては、メルカプト化合物やメルカプト化合物
と相関のある亜硝酸イオンを測定することにより検査で
きる。これらの検出に使用される試薬としては、特願昭
61−257917号、同62−227477号に記載
されている試薬を用いることができる。
前記の不透液性の透明支持体(以下、支持体と略す)は
、不透液性で、かつ透明であればその種類を問わないが
、例えば酢酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート
、ポリカーボネート又はポリスチレンのような種々の重
合体材料のみならず、ガラスのごとき無機材料も用いる
ことが可能である。該支持体の厚さは任意であるが、好
ましくは5〜250μmである。また、支持体の観測側
の外側面は、その目的に応じて任意に加工することが可
能である。更に試薬層を積層する支持体の内側面に、場
合によっては透明な下塗り層を使用して試薬と支持体と
の接着性を改良することができる。
前記の一体型多層分析素子は必要に応じて、例えば米国
特許3,992.158号記載の反射層、下塗り層、米
国特許4,042,335号記載の放射線ブロッキング
層、米国特許4,066.403号記載のバリヤ層、米
国特許4,166.093号記載のマイグレーション阻
止層、特開昭55−90859号記載のスカベンジャ層
、及び米国特許4,110,079号記載の破壊性ボッ
ド状部材等を任意に組合せて本発明の目的に合せた任意
の構成とすることができる。
これら分析素子の種々の層は、本発明に係る支持体上に
所望の構成に従い、従来写真工業において用いられてい
るスライドホッパ塗布法、押出し塗布法、浸漬塗布法等
を適宜選択して用い、順次積層することで任意の厚みの
層を塗設することができる。
次に本発明の分析素子及びその使用についてその態様例
を用いて説明する。
第1図において、lは臨床化学用分析装置本体、第2図
において2は分析素子である。分析素子2は観測窓21
aを有するマウントペース21と、体液点着孔22aを
有するマウントカバー22との間に一定の試薬を含浸し
た試薬層に展開層を積層した検出子(フィルム)23を
介装してなり、該マウントカバー22の表面には試薬デ
ータを判別するための基準発色コード24が5ビツトで
判別できるように設置されている。該分析素子2は前記
本体lの前面に設けた素子挿入口11より挿入すること
により本体l内に設置した一対の素子搬入用のローラに
よって挟持され、インキュベーション手段の中に搬入さ
れる。インキュベーション手段は分析素子2を設定温度
に保持すると共に、体液試料を点着した分析素子2を設
定時間後に測光部に移送するようにしたものである。
次に簡便に体液(例えば唾液)を採取し特別な分析機巽
を必要とせず分析を行う分析素子の態様例を第3図に示
す。
上記例は透明な支持体上に試薬層を設け、その上に各種
体液成分の夫々に不活性で体液を均一に延展しうる多孔
性の展開層を設けた形態である。
体液(例えば唾液)採取部材(採取部材と略称)は体液
の所定量の採取が可能で且つ採取された体液を含蓄し更
に少なくとも試薬層、展開層からなる検水部材に容易に
必要体液量を放出供与できる柔軟な多孔質の素材が選ば
れる。
前記検水部材と採取部材は連結されており、検水部材の
展開層に採取部材が接面するようにそれらのホールダ間
を可撓性または折曲げ自在とした連結部材で連結し前記
両部材面を離接自在としている。
更に分析素子の性能補完成は保全、測定操作の利便のた
め各種の補助部材、補助構成層を付帯させることができ
る。例えば分析素子未使用時のカバー、検水及び採取部
材圧接維持のためのホック、両部材を保持するマウント
等を備えることが好ましい。
第3図に於て、lは検水部材であって、支持体ll上に
試薬を含有する試薬層12、更にその上に展開層13を
積層した構成をもち、体液点着孔口41゜観測窓42を
有するマウント4に挟着されている。
2は採取部材であって、検水部材1と採取部材2を連結
する連結部材3に接着層23によって接着されており、
体液点着口41を蔽って展開層13に対面している。
連結部材3は展開層13に対して開閉自在にその一端が
マウント4に固定され、他端に設けたホック3Iによっ
てマウント4に嵌着されている。尚該連結部材は分析素
子未使用時閉じて検水部材l及び採取部材2のカバーと
なり、開いて体液を採取する時の“猟み”となり、再び
閉じてホック31を嵌着すれば採取部材2と展開層13
の間の圧接を維持することができる。
又、用いる体液試料の量は、体液試料が十分含浸される
量以上であれば任意であるが、1cm”当たり好ましく
は5〜50μaであり、更に好ましくは約5〜20μa
である。通常的lOμQの体液試料を適用することが好
ましい。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例−1 透明な下塗り済み厚さ約180μmのポリエチレンテレ
フタレート支持体上に下記組成の層を順次塗布を行い実
施例分析素子−1〜−5を作製した。
試薬層 オセインゼラチン        16.5 g/+2
燐酸カリウム緩衝剤(pH−6,8)   3.25 
g/a2ペルオキシダーゼ        12500
 V/m”グルコースオキシダーゼ     6250
 y /la xl、7−シヒドロキシナフタレン  
 0.667 g/rs24−アミノアンチピリン  
    1.017 g/m”*1アルカノールXC(
a界面活性剤) 250 mg/m”1.2−ビス(ビ
ニルスルホニル)エタン11.0  g/m” アジ化ナトリウム        0.18 g/va
2遮光層 オセインゼラチン        3.8 g/m”ル
チル型二酸化チタン微粒子   40 g/ra”本2
トリ トン■X −100(界面活性剤)  1.3 
g/n”展開層 粉末濾紙D(アトバンチツク東洋(株))スチレン−グ
リシジルメタアク 体(疎水性高分子重合体) 親水性高分子重合体 本2ト リ ト ン■x −to。
(註) 101.7  g/m2 リレート共重合 25.6 g7m” 表−1記載量 14.00 g/m” 本1ジイソプロピルナフチルスルホン (E.1.du Pont社製) 京2オクチルフェノキシポリエトキシエタノール(Ro
hm & Hass社製) 更に、比較分析素子−(1)として、本発明に係る親水
性高分子重合体を除いたものを作成した。
上記本発明の分析素子−1〜−5及び比較分析素子−(
1)を1.5cmX 1.5cI11角に断裁し試料点
着孔及び反射濃度観測窓(共に8+++mI)を有する
プラスチックマウントに装着し、検出子(フィルム)の
形状とした。
この各々のフィルムをグルコース濃度既知の新鮮ヒト全
血(抗凝固剤、解糖阻止剤含有)を多検体用意し、コニ
カドライラボ80M (コニカ(株))を用いて検量線
を作成した。
更にグルコース濃度75+++g/di及び210mg
/d1. ヘマトクリット値49%の新鮮ヒト全血(抗
凝固剤、解糖阻止剤含有)を用い5μQ, 7.5μQ
, 10μQ112、5μQ, 15μα、20μαを
点着し、上記予め作成した検量線からグルコース濃度を
算出した。ドライラボ80Mでの測定条件は検体点着後
7分間、37°Cでインキュベーションした後、546
mmのフィルタを用い反射濃度を測定し、所定グルコー
ス濃度に対する検出濃度値の信憑性を求めた。
結果は下記表−2に示す。
以上の結果の如く本発明の分析素子は比較分析素子にく
らべて点着量依存性の少ない良好な結果を示している事
が明らかである。
実施例−2 実施例−1で作製した本発明の分析素子−1及び比較分
析素子−(1)を用いて、上記検体として用いた新鮮ヒ
ト血液を用い常法に従って血球分離を行った後へマドク
リット値が25.35.50.60゜75%になるよう
再度混合、調製し、実施例−1と同様に試験を行い、結
果を表−3に掲げた。
以上の如く良好な結果を示した。
実施例−3 (1)分析素子−6の作製 透明な厚さ約180μmの下引き済ポリエチレンテレフ
タレート支持体上に、下記組成の試薬層を塗布した。
試薬層(乾燥膜4約20μff1) N−1−ナフチル−Nl−、;エチルエチレンジアミン
蓚酸塩              0.51g/m”
スルファニル酸         0.23g/m22
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸−ア
クリル酸ブチル共重合体(共重合比50 : 50)2
.528/m2 ト リ ト ン■X  −1000,80g/m”ポリ
アクリルアミド       12.51g/m”更に
試薬層の上に下記組成の多孔性展開層を積層した。
繊維展開層(乾燥膜4約350μm) 粉末濾紙(D)(東洋濾紙(株乃 101.7g/+”
スチレン−グリシジルメタアクリレート共重合体(重合
比9 : 1 )     25.56g/m”ト リ
 ト ン■X  −10014,00g/m”ポリ−N
ルビニルピロリドン     12.78g/m’(2
)比較分析素子〜(2)の作製 比較分析素子として、前記本発明の展開層からポリ−N
−ビニルピロリドンを除いたものを作製しlこ 。
前記作製した本発明の分析素子−6及び、比較分析素子
−(2)を1.5CIX 1,5C11角に断裁した後
8radの点着孔、観測窓を有するプラスチックマウン
トに入れ、亜硝酸イオン検出スライドとした。
コノスライドに亜硝酸イオ7 LOp g/mQ、40
p g/mQ。
80μg/mQになるよう調整した混合唾液を2.5.
5、l0115.20.25pQ点着し、37°c1分
間インキュベートした後、波長546nmのフィルタを
用い反射濃度を測定した。
表−4 〔発明の効果〕 検体試料の点着量依存性が低下し、特に高粘性試料、全
血、唾液に最適の素子構成かえられた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る臨床化学用分析装置である。第2
図は本発明の分析素子の1態様例の分解説明図、第3図
は体液検査に用いる簡易測定用分析素子の断面図である
。 第2図に於て; 21・・・マウントペース、 23・・・検出子(フィルム)、 第3図に於て; ■・・・検水部材、 3・・・連結部材、 11・・・支持体、 13・・・展開層。 22・・・マウン カバー 2・・・体液採取部材、 4・・・マウント、 12・・・試薬層、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 不透液性の透明支持体上に、少なくとも一層の試薬層及
    び多孔性展開層を順次積層して成る多層分析素子におい
    て、前記展開層のバインダが少なくとも一種の疎水性高
    分子重合体と、少なくとも一種の親水性高分子重合体か
    ら成ることを特徴とする多層分析素子。
JP21740188A 1988-08-31 1988-08-31 多層分折素子 Pending JPH0264440A (ja)

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