JPH02176565A - 多層分析素子 - Google Patents

多層分析素子

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JPH02176565A
JPH02176565A JP33085188A JP33085188A JPH02176565A JP H02176565 A JPH02176565 A JP H02176565A JP 33085188 A JP33085188 A JP 33085188A JP 33085188 A JP33085188 A JP 33085188A JP H02176565 A JPH02176565 A JP H02176565A
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JP
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reagent layer
reagent
present
ammonium sulfate
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JP33085188A
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English (en)
Inventor
Akira Onishi
明 大西
Mikio Kamiyama
幹夫 神山
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は体液中に含有されるに到った物質を検知し、そ
の含有量を表示する分析素子に関し、詳しくは血液、唾
液又は床等の体液中に含有されるアルコールの分析素子
に関する。
〔発明の背景〕
臨床化学分析に供する試料としては、各種体液を用いる
ことが圧倒的に多い。中でも血液、特に血清は、通常恒
常性が維持されていること、全身の代謝動態、あるいは
各種臓器情報を得やすいこと、採取に比較的侵襲が少な
いことなど数多くの利点から一般的な試料として用いら
れている。尿も比較的よく用いられる検体であり簡易な
検査手法でリアルタイムの情報が得られるため基本的な
診察方法の一つと高く評価され、スクリーニング検査に
頻用されている。その他胃液、膵液、腸液、胆汁、髄液
も試料に供されることがある。
また唾液については、その分泌生理について比較的よく
観察されているが、臨床医学領域では最近まで全く無視
されていた分析試料である。しかし患者に最も負担をか
けず随時に採取しうる試料であり、特殊な場合を除けば
量的にも十分得られ、特別な前処理を必要とせず、臨床
化学用試料として数多くの長所を持っていて今後研究の
発展に伴い利用の機械も多くなることと考えられる。
これら体液成分の検出は、臨床化学的な目的のみならず
、社会的秩序の法的維持、緊急の場における簡易迅速な
判断或は家庭における衛生的で日常的な簡便なチエツク
にまで拡り、各種の分析素子が数多く(例えば特開昭6
0−178828号、同63−58257号等)提案、
開示されている。
前記のように用途が拓は需要が増し、またエンジューザ
の裾が拡がるにつれて、分析素子の特徴である試料点着
量が少量ですむメリットを更に高めるべく、より高感度
の分析素子の構成が求められる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、体液試料の分析感度が高い多層分析素
子を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、支持体上に少なくとも試薬層、展
開層を順次積層し、体液の含有物質の検索の用に供する
多層分析素子において、前記試薬層に酸化酵素、過酸化
水素検出組成物及び硫酸アンモニウムを含有することを
特徴とする多層分析素子によって達成される。
尚、本発明の態様において、前記過酸化水素検出組成物
が4−アミノアンチピリン及び4−アミノアンチピリン
と酸化縮合する水素供与体であること;更には前記試薬
層に含有される硫酸アンモニウムの量が10g−0,1
g/m”であることが本発明の効果を増強する点から好
ましい。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に係る分析素子の試薬層に含有される酸化酵素と
しては、アルコールオキシダーゼ、コリンオキシダーゼ
、ザルコシンオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、
コレステロールオキシダーゼ、グリセロールオキシダー
ゼ、グリセロリン酸オキシダーゼ、キサンチンオキシダ
ーゼ、ピルビン酸オキシダーゼ、乳酸オキシダーゼ、ビ
リルビンオキシダーゼなどが挙げられる。
過酸化水素検出組成物としては、下記のようなものが知
られているが、本発明においては4−アミノアンチピリ
ン及び4−アミノアンチピリンと酸化縮合する水素供与
体の組合せが好ましい。
1)  o−ジアニシジン又はその塩 2) 4−アミノアンチピリン及びその誘導体又はそれ
らの塩と、フェノール又はナフトール又はそれらの誘導
体との組合せ 3)アニリン及びその誘導体 4)o−フ二二レンジアミン、N、N−ジメチル−p−
フ二二レンジアミン、N、N−ジエチルフェニレンジア
ミン、ベンジジン、ジアニシジン等のジアミン類 5)p−アニシジンと8−ヒドロキシアニリンの組合せ 6) 3−メチル−2−ベンゾチアゾリンヒドラゾンと
N、N−ジメチルアニリンの組合せ等。
4−アミノアンチピリンと酸化縮合する水素供与体は、
トリンダー試薬としてChem、Pharm、Bull
 、 。
30 、2492(1982)、Anal、Chim、
Acta、 、 136 、121(1982)、有機
合成化学139巻、7号、659頁(1981)等で知
られており、具体的には1.7−ジヒドロキシナフタレ
ン、フェノール、4.5−ジヒドロキシナフタレン−2
,7−ジスンL、 f、ンfi、2,4.6−ドリブロ
モフエノール、3゜5−ジクロロ−2−ヒドロキシベン
ゼンスルホン酸、N。
N−ジエチルアニリン、N、N−ジメチルアニリン、N
エチルN−(β−ヒドロキシエチル)−m−トルイジン
、N−エチル−N−(3−メチルフェニル)−N’−ア
セチルエチレンジアミン、N−エチル−N−(2−ヒド
ロキシ−3−スルホプロビル)−m−アニシジン、N−
エチル−N−スルホプロピル− ドロキシ−3−スルホプロピル)アニリン、N−エチル
−N−スルホプロピルアニリン、■ーエチルーN−(2
−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3.5−ジメト
キシアニリン、N−エチル−N−スルホプロピル−3.
5−ジエチルアニリン、N−スルホプロピルアニリン、
N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3.5
−ジメトキシアニリン、N−スルホプロピル−3,5−
ジメトキシアニリン、N−エチル−N−(2−ヒドロキ
シ−3−スルホプロピル)−3.5−ジメチルアニリン
、N−エチル−N−スルホプロピル−3.5−ジメチル
アニリン、N−エチル=N−(2−ヒドロキシ−3−ス
ルホプロピル)−m− トルイジン、N−エチル−N−
スルホプロピル−m−)ルイジンなどを挙げることがで
きる。
本発明において、酸化酵素等の活性によって生成した過
酸化水素は本発明に係る過酸化水素検出組成物によって
定量的に表示される。
また、本発明における定量的表示は、発色反応により比
色定量される。
更に特異的結合反応、酵素反応、発色反応等に適したp
Hするために緩衝剤を含有さらせることが好ましい。具
体的には体液試料適用時にpH−6〜8.5の範囲に緩
衝しうるに、十分な量含有する事が好ましい。用いるこ
とができる緩衝剤としては日本化学全編「化学便覧基礎
編」(東京、丸善(株)19e6)p1312〜132
0、N 、 E 、 Good等:バイオケミストリ(
Biochemistry)、 5.p467(196
6)、今村、斎藤;化学の領域、四(2)、p79(1
976)、W、Jファーギュソン(Ferguson)
等、Anal、Biochem、、 104.p300
(1980)等の文献に記載されているものを挙げるこ
とができる。具体的な例としては、くえん酸塩、硼酸塩
、燐酸塩、炭酸塩、トリス、バルビッール、グリシン、
グツド緩衝剤等があげられる。これらの緩衝剤は必要に
応じて試薬層以外の層に含有させてもよい。
これら発色反応試薬保恒剤、緩衝剤は、水あるいは有機
溶媒に溶解し後述の試薬層に含有させることができる。
前記発色試薬による発色(信号)は、吸光度法(比色法
)、蛍光法または、発光法で検出することができ、測定
法としては信号の経時的変化を測定するレート測定法又
は一定時間後の信号を測定するエンドポイント測定法で
測定することができる。
好ましくは吸光度法であり、吸光度法(比色法)では、
紫外光、可視光、近赤外光を利用することができ、例え
ば体液試料として血清および血漿を用いる場合には、血
清および血漿による吸光の影響を小さくするために緑色
光、赤色光または、近赤外光を利用するのが好ましい。
本発明に係る色素形成組成物の含有量は広範に選ぶこと
が可能であるが、0.1〜100ミリモル/ m2、好
ましくは0.5〜50ミリモル/m2の範囲である。
本発明の測定素子において、生成した過酸化水素は、本
発明に係る色素形成組成物を酸化縮合し、色素を生成す
るが、この反応は硫酸アンモニウムを存在させることに
より極めて高感度で再現性よく安定にすることができる
硫酸アンモニウムの量が0.1g/m”未満であると感
度を高める効果が弱く、またLog/m’を超えると試
薬層が脆弱となり、また上層との接着力が弱くなる。
従って、本発明の測定素子は、血清中等の微量成分に対
して鋭敏に反応し、微量の定量に特に有用である。
本発明の測定素子を用いて、体液中の対象成分を定量す
るにあたっては、測定素子を検体である体液試料中に浸
漬するか、体液試料を測定素子上に滴下し、或は採取片
に吸取ってこれを測定素子に移し、反射スペクトロフォ
トメトリ等により初速変法又は反応終点法に従って測定
することができる。このようにして得られた測定値は、
予め作成しておいた検量線または基準発色コードに当て
はめるごとで対象成分の量を決定することができる。
又、抗原抗体反応を利用した、試料中の特定成分を定量
する際の標識物質として過酸化作用を呈する物質を用い
ても、本発明は適用できる。
本発明の測定素子として、好ましくは、不透液性、光透
過性の支持体上に少なくとも1つの試薬層及び多孔性展
開層を有する一体型多層測定素子(特公昭53−216
77号、特開昭55−164359号、同55−908
59号、同57−197466号、同57−10176
0号、同57−101761号、同58−90167号
等)が挙げられる。
上記試薬層は水溶性ポリマ又は親水性かつ有機溶媒可溶
性のポリマをバインダとして支持体上に塗布することに
よって層として設けることができる。水溶性ポリマバイ
ンダとしてはゼラチン、フタル化ゼラチン等のゼラチン
誘導体、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム塩等の水溶性セルロース誘導体
、ポリビニルアルコール、ポリ (N−ビニルピロリド
ン)、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、ア
クリルアミドとアクリル酸エステルの共重合体、ポリ 
(モノ又はジアルキル置換)アクリルアミド、ポリ (
モノ又はジアルキル置換)メタクリルアミド及びこれら
の水溶性共重合体等が挙げられ、好ましくはゼラチン、
ポリアクリルアミド及びアクリルアミドとアクリル酸エ
ステルの共重合体が用いられる。親水性かつ有機溶媒可
溶性ポリマバインダとしては、ポリ (N−ビニルピロ
リドン)、ポリ (N−ビニルイミダゾール)、ポリ 
(N−ビニルトリアゾール)及びこれらの誘導体又はそ
れらの共重合体、エチルセルロース、メチルセルロース
等のセルロース誘導体等が挙げられる。
又、試薬層に含ませる試薬類が2種以上にわたる場合、
この試薬類を同一試薬層内に一緒に混合して合釘させて
も、又、2種以上の試薬類を2つ又はそれ以上の別々の
試薬層に別々に或は組合せて含有させてもよい。これら
は分析反応自体の作用機構、反応安定化、再現性向上効
果によって決定されることであり、好ましくない影響を
及ぼさない限りにおいて、その構成は任意である。
上記試薬層の膜厚は所望に応じて任意に選択することが
可能であるが、好ましくは1〜200μm1更に好まし
くは5〜100μmである。
前g多孔性展開層は、(1)一定容量の体液試料を単位
面積当り試薬層に均一に配布する機能を有するものであ
る。その上、更に、特公昭53−21677号に記載さ
れた性能、すなわち(2)体液試料中の反応を阻害する
物質又は要因を除去する機能及び/又は(3)分光光度
分析を行うときに支持体を経て透過する測定光を反射す
るバックグランド作用を行う機能を有するものであれば
好ましい。
従って、本発明に係る多孔性展開層は、上記(1)の機
能のみを有する層、(1)に加えて(2)及び/又は(
3)の機能を併せて有する層のいずれかとすることがで
き、あるいは(1)を包含する複数の機能を適宜分離し
、各機能ごとに別の層を使用することも可能である。更
に(1)、(2)及び(3)の機能のうち、2つの機能
を有する層と、残りの1つの機能を有する層を組合せて
使用することもできる。例えば、前述の特公昭53−2
1677号に記載された二酸化チタン及び二酢酸セルロ
ースから成るプラッシュポリマと呼称される非繊維多孔
質媒体の展開層、特開昭55−164356号に記載さ
れた親水化地理した織布の展開層、特開昭57−946
58号、同57−12847号、同57−197466
号及び同58−70161号等に記載された繊維構造展
開層、特開昭58−90167号に記載された粒子結合
体構造展開層が挙げられる。特に、上記繊維構造展開層
及び粒子結合体構造展開層は、血球部分も速やかに移送
することが可能な素材として特に有用である。
本発明の分析素子における展開層の膜厚は、その空隙率
によって決定されるべきであるが、好ましくは約100
〜600μm、更に好ましくは約150〜400μmで
ある。また、空隙率は好ましくは約20〜85%である
上記多孔性展開層には、前述の試薬層の場合と同様、体
液試料と直接的又は間接的に関与する試薬を含有するこ
とができる。
又他の付加的な添加剤として、例えば保恒剤、界面活性
剤等、種々の添加剤も所望に応じて添加することもでき
る。
特に界面活性剤は、体液試料を本発明の分析素子に適用
した際の浸透速度の調節等有効に用いることができる。
使用可能な界面活性剤としては、イオン性(アニオン性
又はカチオン性)、非イオン性を問わず使用することが
可能であるが、非イオン性界面活性剤が有効である。非
イオン性界面活性剤の例としては、例えば2.5−ジ−
t−ブチルフェノキシポリエチレングリコール、p−オ
クチルフェノキシポリエチレングリコール、p−イソノ
ニルフェノキシポリエチレングリコール等のアルキル置
換フェノールのポリアルキレングリコール誘導体、高級
脂肪酸のポリアルキレングリコールエステルなどが挙げ
られる。これらの界面活性剤は体液試料の試薬層への浸
透速度を調節し、同時に好ましからざる 「クロマトグ
ラフィ現象」の発生を抑制する効果を有する。
上記界面活性剤の量は広範に選ぶことが可能であるが、
塗布液の重量に対して0.005〜25wt%、好まし
くは0.05〜15vt%用いることができる。
上記の液体不透性の光透過性支持体(以下、本発明に係
る支持体と略す)は、液体不透性で、かつ光透過性であ
ればその種類を問わないが、例えば酢酸セルロース、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリカーボネート又はポリ
スチレンのような種々の重合体材料のみならず、ガラス
のごとき無機材料も用いることが可能である。本発明に
係る支持体の厚さは任意であるが、好ましくは5〜25
0μmである。また、本発明に係る支持体の観測側の一
側面は、その目的に応じて任意に加工することが可能で
ある。更に試薬層を積層する側の支持体面に、場合によ
っては光透過性の下塗り層を使用して試薬と支持体との
接着性を改良することができる。
上記の一体型多層分析素子は必要に応じて、例えば米国
特許3,992,158号記載の反射層、下塗り層、米
国特許4,042,335号記載の放射線ブロッキング
層、米国特許4,066.403号記載のバリヤ層、米
国特許4.166.093号記載のマイグレーション阻
止層、特開昭55−90859号記載のスカベンジャ層
、及び米国特許4,110.079号記載の破壊性ボッ
ド状部材等を任意に組合せて本発明の目的に合せた任意
の構成とすることができる。
これら分析素子の種々の層は、本発明に係る支持体上に
所望の構成に従い、従来写真工業において用いられてい
るスライドホッパ塗布法、押出し塗布法、浸漬塗布法等
を適宜選択して用い、順次積層することで任意の厚みの
層を塗設することができる。
本発明の発色、発光試薬類を、試薬層塗布液に添加する
方法は、上記試薬類の化学構造等に応じて、適宜選択す
ることができる。例えば、水、緩衝剤水溶液、有機溶媒
等に溶解して添加する方法、固体分散法、ラテックス分
散法、水中油滴型乳化分散法等種々の方法を用いること
ができる。
次に本発明の分析素子及びその使用についてその態様例
を用いて説明する。
第1図において、1は臨床化学用分析装置本体、2は分
析素子である。分析素子2は第2図に示すように測光用
透孔21aを有するマウントベース21と、体液滴下用
透孔22aを有するマウントカバー22との間に一定の
試薬を含浸した試薬層に展開層を積層した検水フィルム
23を介装してなり、該マウントカバー22の表面には
試薬データを判別するための基準発色コード24が5ビ
ツトで判別できるように記録(表示)されている。該分
析素子2は前記本体1の前面1aに設けた素子挿入口1
1より挿入することにより本体l内に設置した1対の素
子搬入用のローラによって挟持され、インキュベーショ
ン手段の中に搬入される。インキュベーション手段は分
析素子2を設定温度に保持すると共に、液体を滴下した
分析素子2を設定時間後に測光部に移送するようにした
ものである。
次に筒便に唾液を採取し特別な分析機器を必要としない
分析素子の態様例を第3図に示す。
上記例は透明な支持体上に試薬層を設け、その上に各種
体液成分の夫々に不活性で唾液を均一に延展しうる透液
性の展開層を設けた形態である。
唾液採取部材(採取部材と略称)は唾液の所定量の採取
が可能で且つ採取された唾液を含蓄し更に少なくとも試
薬層、展開層からなる検水部材に容易に必要唾液量を放
出供与できる柔軟な多孔質の素材が選ばれる。
前記検水部材と採取部材は連結されており、検水部材の
展開層に採取部材が接面するようにそれらのホールダ間
を可撓性または折曲げ自在とした連結部材で連結し前把
両部材面を離接自在としている。
更に分析素子の性能補完成は保全、測定操作の利便のた
め各種の補助部材、補助構成層を付帯させることができ
る。例えば分析素子未使用時のカバー、検水及び採取部
材圧接維持のためのホック、両部材を保持するマウント
等を備えることが好ましい。
第3図において、1は検水部材であって、支持体11上
に試薬を含有する試薬層12、更にその上に展開層13
を積層した構成をもち、唾液受容口41、観測窓42を
有するマウント4に挟着されている。
2は採取部材であって、検水部材1と採取部材2を連結
する連結部材3に接着層23によって接着されており、
唾液受容口41を蔽って展開層13に対面している。
連結部材3は展開層13に対して開閉自在にその一端が
マウント4に固定され、他端に設けたホック31によっ
てマウント4に嵌着されている。尚該連結部材は分析素
子未使用時閉じて検水部材1及び採取部材2のカバーと
なり、開いて唾液を採取する時の“猟み”となり、再び
閉じてホック31を嵌着すれば採取部材2と展開層13
の間の圧接を維持することができる。
又、用いる体液試料の量は、体液試料が十分含浸される
量以上であれば任意であるが、l am”当たり好まし
くは約50μQ〜約5μαであり、更に好ましくは約2
0μQ〜約5μaである。通常約10μaの体液試料を
適用することが好ましい。
〔実施例〕 以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例−1 厚さ180μmの透明な下塗り済ポリエチレンテレフタ
レート支持体上に、下記組成の塗布液を250μmのギ
ャップを有するドクタブレードを用いて塗布を行った。
(試薬層) オセインゼラチン          15.0g蒸留
水              120.0gトリトン
X −100(ノニオン界面活性剤)1.5g N−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−2−エタンス
ルホン酸             3.6gN−エチ
ル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3
,5−ジメチルアニリン   0.78gジメドン  
              0.14g4−アミノア
ンチピリン塩酸塩     0.61g硫酸アンモニウ
ム          0.70gペルオキシダーゼ 
        100000アルコールオキシダーゼ
       2000U1.2−ビス(ビニルスルホ
ニル)メタン  0.05g30%水酸化カリウム水溶
液を加えてpHを7,5に調整した後、蒸留水を加えて
重量を150gとする。
更に、この上層にN−ビニルピロリドン−酢酸ビニル共
重合体(共電量比4:l)の5%テトラヒドロ7ラン溶
液を125μmのギャップを有するドクタブレードを用
い塗布・乾燥し、接着層とした。
次いで、下記組成の分散液を、625μmのギャップを
有するドクタブレードを用いて塗布・乾燥し、展開層と
した。
(U間層) ト リ ト ン X  −1007,3gキシレン  
           22COgスチレンーグリシジ
ルメタクリレート 共重合体(共重合比9 : l )       18
.3g濾紙原材料粉末D          72.8
gこのようにして作成した検出子フィルムを1.5cm
x 1.5cmに断裁し、プラスチック・マウントに封
入して本発明のアルコール分析素子−1とした。
又、上記試薬層から硫酸アンモニウムを除いた以外は同
様にして、比較のアルコール分析素子−(1)を作成し
た。
ヒト血清にエチルアルコールを添加し、0〜100mg
/d12の範囲で種々のアルコール濃度の血清を用意し
た。これらはTDK (登録商標、アボット社製)を用
いてアルコール濃度を測定した。
次に、この血清を用い、前記本発明のアルコール分析素
子−1及び比較のアルコール分析素子−(1)を装着し
た臨床化学用分析装置ドライラボ80M■(コニカ株式
会社製)で測定を行った。
測定は、検体10μαを分析素子の展開層上に点着後、
7分間37℃でインキュベーションした後に650nm
のフィルターを用いて反射濃度(D r)を測定する。
結果を表−1に示す。
表−1 表−1の結果から明らかなように、本発明の分析素子は
比較の分析素子に比べて、アルコール濃度に対して極め
て鋭敏な応答を示す。
実施例−2 実施例−1で用いた本発明のアルコール分析素子=1及
び比較のアルコール分析素子−(1)を用い、ヒト唾液
中のアルコールに対する応答をみた。
ヒト唾液にエチルアルコールを添加し、θ〜100mg
/d12の範囲で種々のアルコール濃度の唾液を用意し
た。これらは実施例−1と同様にTDKを用いてアルコ
ール濃度を測定し、更にドライラボ80M■(前出)を
用いて分析素子の性能評価を行っIこ。
結果を表−2に示す。
表−2 表−2の結果から、唾液を用いた場合でも本発明のアル
コール分析素子は、比較のアルコール分析素子に比べて
明らかに高感度な応答を示すことがわかる。
更に、この検量線を用い、上記アルコール濃度の唾液で
n−10回の繰り返し測定を行った結果を表−3に示す
表−3 表−3から明らかなように、本発明のアルコール分析素
子は比較の分析素子に比べて優れた再現性を示している
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る臨床化学用分析装置である。第2
図は本発明の分析素子の1態様例の分解説明図、第3図
は唾液を用いる清易測定用分析素子の断面図である。 第2図において; 21・・・マウントベース、 23・・・検出子フィルム 第3図において; 1・・・検水部材、 3・・・連結部材、 11・・・支持体、 13・・・展開層。 22・・・マウントカバー 2・・・唾液採取部材、 4・・・マウント、 12・・・試薬層、 第3図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に少なくとも試薬層、展開層を順次積層
    し、体液の含有物質の検索の用に供する多層分析素子に
    おいて、前記試薬層に酸化酵素、過酸化水素検出組成物
    及び硫酸アンモニウムを含有することを特徴とする多層
    分析素子。
  2. (2)前記過酸化水素検出組成物が4−アミノアンチピ
    リン及び4−アミノアンチピリンと酸化縮合する水素供
    与体であることを特徴とする請求項1に記載の多層分析
    素子。
  3. (3)前記試薬層に含有される硫酸アンモニウムの量が
    10g〜0.1g/m^2であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の多層分析素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0542107A1 (en) * 1991-11-15 1993-05-19 Miles Inc. Detection of analytes in saliva using peroxide-peroxidase test systems
JP2007255944A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Central Res Inst Of Electric Power Ind バイオセンサー装置、及びそれを用いた濃度測定方法
US8067188B2 (en) 1999-09-17 2011-11-29 N2Itive1 Innovations Analyte detection

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