JPH02102455A - 測定素子 - Google Patents

測定素子

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JPH02102455A
JPH02102455A JP25430388A JP25430388A JPH02102455A JP H02102455 A JPH02102455 A JP H02102455A JP 25430388 A JP25430388 A JP 25430388A JP 25430388 A JP25430388 A JP 25430388A JP H02102455 A JPH02102455 A JP H02102455A
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JP
Japan
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layer
measuring element
reagent
group
hydrogen atom
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Pending
Application number
JP25430388A
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English (en)
Inventor
Mikio Kamiyama
幹夫 神山
Tomoji Akashi
明石 知二
Hiroki Togo
東郷 宏樹
Kenichiro Okaniwa
憲一郎 岡庭
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は過酸化作用量を計測することによって過酸化作
用を呈する物質を生成する物質量を定量する測定素子に
関する。
〔発明の背景〕
グルコース、コレステロール、尿a等ヲ測定する方法と
して、一般にその酸化酵素、例えばグルコースオキシダ
ーゼ、コレステロールオキシターゼ、ウリカーゼ等を作
用させて生成した過酸化水素を定量することにより目的
物を定量する方法か用いられている。
これらの過酸化水素の定量方法としては、過酸化作用を
呈する物質の存在下に、色原体を酸化型に変化させたり
、1種又は2種の色原体を酸化縮合させて比色定量する
方法がよく知られている。
例えば、次のような色原体が挙げられ、1種または数種
選んで用いられる。
1)  o−ジアニシジン又はその塩 2) 4−アミノアンチピリン及びその誘導体又はそれ
らの塩と、フェノール又はナフトール又はそれらの誘導
体との組合せ 3)アニリン及びその誘導体 4)o−フェニレンジアミン、N、N−ジメチル−p−
フェニレンジアミン、N、N−ジエチルフェニレンジア
ミン、ベンジジン、ジアニシジン等のジアミン類 5)p−アニシジンと8−ヒドロキシアニリンの組合せ 6) 3−メチル−2−ベンゾチアゾリンヒドラゾンと
N、N−ジメチルアニリンの組合せ等。
上記のようなイし合物の組合せを色原体として用いる方
法(鷹、従来公知のれ原体に比べて定量感度も比較的高
く有用ではあるが、例えば生物学的流体試料(例えば血
碑)中(こ存在する低レベルの尿酸、クレアチニン、グ
ルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ(GOT)
、グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ(GPT
)等を過酸化水素に導いて定量する際には、定量すべき
過酸化水素の濃度が非常に低い為、これらの定量に対す
る識別感度としてはまだ充分とは言い難い。
また酵素免疫測定法にパーオキシダーゼ、過酸化水素及
び4−メトキシ−1−ナフトールを用いる方法(特開昭
61−10772号)或は4−クロル−1−ナフトール
を用いる方法(B1ectr6phoresis 19
83゜4.371〜373)が知られているが、感度、
分解能が不充分であり、色調が不鮮明である。且つ酵素
の存在を俟たずに、過酸化水素もしくは空気等により単
純酸化を受は性能劣化を起し分析方法の信憑性を保証し
えないという欠点がある。
更に4−アミノアンチピリン (以後4−AAと標記す
る)とトリンダー試薬として括られる誘導体とを過酸化
水素の存在下酸化縮合して色素を形成する方法が知られ
ており (Chea+、Phan+、Bull、30 
p2492(1982)、Anal、Chim、act
a、136 p121(1982乃、生成色素の極大吸
収λwaxは630μmに及び4−AAとフェノール系
の組合わせより2〜3倍の感度を有し、又写真化学の発
色に用いられるp−フェニレンジアミンとカプラーの組
合せより遥かに廉価である。
しかしながらフェノール系との組合せに比べ反応性が高
い反面、呈色安定性が著しく悪く、褪色が甚だ速かで実
用性に乏しい。更に生成する色素が可溶性であるため層
間拡散し、回漕反射濃度を低下させる憾みがある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、過酸化作用を呈する物質の存在下での
過酸化水素又は過酸化水素を生成する物質の定量におい
て、著しく優れた定量感度を有し実用性の高い測定素子
を提供することにある。
〔発明の構成〕
前記本発明の目的は、不透液性支持体上に少くとも試薬
層、展開層を積層し、過酸化作用を呈する物質及び色素
形成組成物を含有する過酸化水素測定素子において、前
記色素形成組成物が4−アミノアンチピリン誘導体と下
記−紋穴(1)で示される芳香族アミン化合物とからな
り、がっ少くとも一般式〔I〕で示される芳香族アミン
化合物が水混和性の低沸点溶媒に可溶性の高分子物質中
に含有されていることを特徴とする測定素子によって達
成される。
一般式〔!〕 式中、R1は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、R
7は置換又は無置換の炭素数1〜3のスルホアルキル基
又はその塩を表す。R1及びR4は水素原子、メチル基
、メトキシ基のいづれかを表す。
尚本発明の態様においては、前記高分子物質が共重合可
能な二塩基酸誘導体もしくは一塩基酸誘導体の単量体単
位を含む高分子重合体であることが好ましい。
次ニ本殉明を詳細に説明する。
本発明に係る4−AA誘導体としては、4−AA自体及
びその塩がある。
次に一般式〔I〕で示される芳香族アミン化合物の具体
例を挙げる。
:芳香族アミン化合物具体例(トリンダー試薬)H υ■ 次にトリンダ試薬を含有させる高分子重合体としては、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、コポリスチレン
−無水マレイン酸及びこのハーフエステル(エステルと
してはメチル、エチル、ブチル等の低級アルキル)、コ
ポリメチルビニルエーテル−無水マレイン酸及びそのハ
ーフエステル、コポリエチレン−無水マレイン酸及びそ
のハーフエステル、インブチレン−無水マレシン酸及び
そのハーフエステル、コポリスチレン−m水1’夕:1
ン酸及びそのハーフエステル、コポリメチルビニルエー
テル−無水マレイン酸及びそのハーフエステル、ポリ酢
酸ビニル、アクリル酸及び/又はメタクリル酸と疎水性
単量体(例えばスチレン)の共重合体、アクリル酸エス
テル、メタクリル酸エステル(エステルは炭素数1ない
し3のアルキル基)、アクリロニトリル、ハロゲン化ビ
ニル又ハハロケン化ビニリデン(ハロゲンは塩素原子又
は弗素原子)が挙げられる。アクリル酸及び/又はメタ
クリル酸と疎水性単量体共重合体の重合比率は約2:8
ないし約8:2である。
更にトリンダー試薬と高分子重合体の混合比は、トリン
ダー試薬二重合体= l :0.25〜1:20であり
、好ましくは1 :0.5〜1:10である。
尚前記高分子重合体を規定する水混和性の低弗点溶媒と
してはアセトン、メチルエチルケトン或いはメチル、エ
チル、アルコール、インプロパツール等が挙げられる。
本発明に係る過酸化作用を呈する物質としては、種々も
のを用いることができるが、代表的なものとして例えば
、ペルオキシダーゼが挙げられる。
ペルオキシダーゼは、過酸化水素が別の物質を酸化する
際の反応を触媒する酵素である。このペルオキシダーゼ
は一般に鉄ポルフィリンを含有する複合蛋白であり、西
洋わさび、じゃがいも、いちじくの樹液、カブラ (植
物のペルオキシダーゼ)、牛乳(ラクトペルオキシダー
ゼ)及び白血球(ベルドペルオキシダーゼ)中に存在し
、又微生物中にも存在し、抽出又は発酵により得ること
ができる。
又、「アクタ・ケミ力・セカンジナビ力、(ActaC
hem、 5ecand、 )  4 、 P422−
434頁、(1950)、Theorall及びMae
hly著」に開示されているような合成ペルオキシダー
ゼも本発明において用いることができる。ペルオキシダ
ーゼのほかメトヘモグロビン、オキシヘモグロビン、ヘ
モグロビン、アルカリ性ヘマチン、ヘミン及びヘミン誘
導体等も本発明において用いることができる。
酵素以外に過酸化作用を接触すものとして、例えばチオ
シアン酸鉄、錫酸鉄、フェロシアン酸第1鉄、シリカゲ
ルに吸着させた第ニクロム塩(例えば硫酸クロムカリウ
ム)等も用いることができる。
これらのうちでは、ペルオキシダーゼが好ましい。
本発明において、ペルオキシダーゼ等の活性によって生
成した過酸化水素は本発明に係る過酸化水素検出組成物
によって定量的に表示される。
また、本発明における定量的表示は、発色反応により比
色定量される。
更に特異的結合反応、酵素反応、発色反応等に適したp
Hするために緩衝剤を含有さらせることが好ましい。具
体的には体液試料適用時にpu−6〜8.5の範囲に緩
衝しうるに、十分な量含有する事が好ましい。用いるこ
とができる緩衝剤としては日本化学会編「化学便覧基礎
編」(東京、丸善(株)1966)p1312−132
0、N、E、Good等:バイオケミストリ(Bioc
hemistry)、 5.p467(1966)、今
村、斎藤:化学の領域、 30(2) 、 p79(1
976)、W、Jファーギュソン(F6rguson)
等、Ana 1 、B iochem 、 、 104
 、 p300(1980)等の文献に記載されている
ものをあげることができる。具体的な例としては、くえ
ん酸塩、硼酸塩、燐酸塩、炭酸塩、トリス、バルビッー
ル、グリシン、グツド緩衝剤等があげられる。これらの
緩衝剤は必要に応じて試薬層以外の層に含有させてもよ
い。
これら発色反応試薬保恒剤、緩衝剤は、水あるいは有機
溶媒に溶解し後述の試薬層に含有させることができる。
前記発色試薬による発色(信号)は、吸光度法(比色法
)、蛍光法または、発光法で検出することができ、測定
法としては信号の経時的変化を測定するレート測定法又
は一定時間後の信号を測定するエンドポイント測定法で
測定することができる。
好ましくは吸光度法であり、吸光度法(比色法)では、
紫外光、可視光、近赤外光を利用することができ、例え
ば体液試料として血清および血漿を用いる場合には、血
清および血漿による吸光の影響を小さくするために緑色
光、赤色光または、近赤外光を利用するのが好ましい。
本発明に係る色素形成組成物の含有量は広範に選ぶこと
が可能であるが、0.1−100ミリモル/ m2、好
ましくは0.5〜50ミリモル/ m 2の範囲である
本発明の測定素子において、生成した過酸化水素は、本
発明に係る色素形成組成物を酸化縮合し、色素を生成す
るが、この反応は極めて高感度で再現性よく安定である
従って、本発明の測定素子は、血清中等の微量成分に対
して鋭敏に反応し、微量の定量に特に有用である。
本発明の測定素子を用いて、体液中の対象成分を定量す
るにあたっては、測定素子を検体である体液試料中に浸
漬するか、体液試料を測定素子上に滴下し、或は採取片
に吸取ってこれを測定素子に移し、反射スペクトロフォ
トメトリ等により初速度法又は反応終点法に従って測定
することができる。このようにして得られた測定値は、
予め作成しておいた検量線または基準発色コードに当て
はめることで対象成分の量を決定することができる。
又、抗原抗体反応を利用した、試料中の特定成分を定量
する際の標識物質として過酸化作用を呈する物質を用い
ても、本発明は適用できる。
本発明の測定素子として、好ましくは、不透液性、光透
過性の支持体上に少なくとも1つの試薬層及び多孔性展
開層を有する一体型多層測定素子(特公昭53−216
77号、特開昭55−164359号、同55−908
59号、同57−197466号、同57−10176
0号、同57−101761号、同58−90167号
等)が挙げられる。
上記試薬層は水溶性ポリマ又は親水性かつ有機溶媒可溶
性のポリマをバインダとして支持体上に塗布することに
よって層として設けることができる。水溶性ポリマバイ
ンダとしてはゼラチン、フタル化ゼラチン等のゼラチン
誘導体、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム塩等の水溶性セルロース誘導体
、ポリビニルアルコール、ポリ (N−ビニルピロリド
ン)、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、ア
クリルアミドとアクリル酸エステルの共重合体、ポリ 
(モノ又はジアルキル置換)アクリルアミド、ポリ (
モノ又はジアルキル置換)メタクリルアミド及びこれら
の水溶性共重合体等が挙げられ、好ましくはゼラチン、
ポリアクリルアミド及びアクリルアミドとアクリル酸エ
ステルの共重合体が用いられる。親水性かつ有機溶媒可
溶性ポリマバインダとしては、ポリ (N−ビニルピロ
リドン)、ポリ (N−ビニルイミダゾール)、ポリ 
(N−ビニルトリアゾール)及びこれらの誘導体又はそ
れらの共重合体、エチルセルロース、メチルセルロース
等のセルロース誘導体等が挙げられる。
又、試薬層に含ませる試薬類が2種以上にわたる場合、
この試薬類を同一試薬層内に一緒に混合して含有させて
も、又、2種以上の試薬類を2つ又はそれ以上の別々の
試薬層に別々に或は組合せて含有させてもよい。これら
は分析反応自体の作用機構、反応安定化、再現性向上効
果によって決定されることであり、好ましくない影響を
及ぼさない限りにおいて、その構成は任意である。
上記試薬層の膜厚は所望に応じて任意に選択することが
可能であるが、好ましくは1〜200μm1更に好まし
くは5〜100μmである。
前記多孔性展開層は、(1)一定容量の体液試料を単位
面積当り試薬層に均一に配布する機能を有するものであ
る。その上、更に、特公昭53−21677号に記載さ
れた性能、すなわち(2)体液試料中の反応を阻害する
物質又は要因を除去する機能及び/又は(3)分光光度
分析を行うときに支持体を経て透過する測定光を反射す
るバックグランド作用を行う機能を有するものであれば
好ましい。
従って、本発明に係る多孔性展開層は、上記(1)の機
能のみを有する層、(1)に加えて(2)及び/又は(
3)の機能を併せて有する層のいずれかとすることがで
き、あるいは(1)を包含する複数の機能を適宜分離し
、各機能ごとに別の層を使用することも可能である。更
に(1)、(2)及び(3)の機能のうち、2つの機能
を有する層と、残りの1つの機能を有する層を組合せて
使用することもできる。例えば、前述の特公昭53−2
1677号に記載された二酸化チタン及び二酢酸セルロ
ースから成るプラッシュポリマと呼称される非繊維多孔
質媒体の展開層、特開昭55−164356号に記載さ
れた親水化処理した織布の展開層、特開昭57−946
58号、同57−12847号、同57−197466
号及び同58−70161号等に記載された繊維構造展
開層、特開昭58−90167号に記載された粒子結合
体構造展開層が挙げられる。特に、上記繊維構造展開層
及び粒子結合体構造展開層は、血球部分も速やかに移送
することが可能な素材として特に有用である。
本発明の分析素子における展開層の膜厚は、その空隙率
によって決定されるべきであるが、好ましくは約100
〜600μm1更に好ましくは約150〜400μmで
ある。また、空隙率は好ましくは約20〜85%である
上記多孔性展開層には、前述の試薬層の場合と同様、体
液試料と直接的又は間接的に関与する試薬を含有するこ
とができる。
又他の付加的な添加剤として、例えば保恒剤、界面活性
剤等、種々の添加剤も所望に応じて添加することもでき
る。
特に界面活性剤は、体液試料を本発明の分析素子に適用
した際の浸透速度の調節等有効に用いることができる。
使用可能な界面活性剤としては、イオン性(アニオン性
又はカチオン性)、非イオン性を問わず使用することが
可能であるが、非イオン性界面活性剤が有効である。非
イオン性界面活性剤の例としては、例えば2.5−ジ−
t−ブチルフェノキシポリエチレングリコール、p−オ
クチルフェノキシポリエチレングリコール、p−イソノ
ニルフェノキシポリエチレングリコール等のアルキル置
換フェノールのポリアルキレングリコール誘導体、高級
脂肪酸のポリアルキレングリコールエステルなどが挙げ
られる。これらの界面活性剤は体液試料の試薬層への浸
透速度を調節し、同時に好ましからざる 「クロマトグ
ラフィ現象」の発生を抑制する効果を有する。
上記界面活性剤の量は広範に選ぶことが可能であるが、
塗布液の重量に対してo、oos〜25v t%、好ま
しくは0.05〜15vt%用いることができる。
上記の液体不透性の光透過性支持体(以下、本発明に係
る支持体と略す)は、液体不透性で、かつ光透過性であ
ればその種類を問わないが、例えハ酢酸セルロース、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリカーボネート又はポリ
スチレンのような種々の重合体材料のみならず、ガラス
のごとき無機材料も用いることが可能である。本発明に
係る支持体の厚さは任意であるが、好ましくは5〜25
0μmである。また、本発明に係る支持体の観測側の一
側面は、その目的に応じて任意に加工することが可能で
ある。更に試薬層を積層する側の支持体面に、場合によ
っては光透過性の下塗り層を使用して試薬と支持体との
接着性を改良することができる。
上記の一体型多層分析素子は必要に応じて、例えば米国
特許3,992.158号記載の反射層、下塗り層、米
国特許4,042,335号記載の放射線ブロッキング
層、米国特許4,066.403号記載のバリヤ層、米
国特許4,166.093号記載のマイグレーション阻
止層、特開昭55−90859号記載のスカベンジャ層
、及び米国特許4,110.079号記載の破壊性ボッ
ド状部材等を任意に組合せて本発明の目的に合せた任意
の構成とすることができる。
これら分析素子の種々の層は、本発明に係る支持体上に
所望の構成に従い、従来写真工業において用いられてい
るスライドホッパ塗布法、押出し塗布法、浸漬塗布法等
を適宜選択して用い、順次積層することで任意の厚みの
層を塗設することができる。
本発明の発色、発光試薬類を、試薬層塗布液に添加する
方法は、上記試薬類の化学構造等に応じて、適宜選択す
ることができる。例えば、水、緩衝剤水溶液、有機溶媒
等に溶解して添加する方法、固体分散法、ラテックス分
散法、氷中油滴型乳化分散法等種々の方法を用いること
ができる。
次に本発明の分析素子及びその使用についてその態様例
を用いて説明する。
第1図において、■は臨床化学用分析装置本体、2は分
析素子である。分析素子2は第2図に示すように測光用
透孔21aを有するマウントベース21と、体液滴下用
透孔22aを有するマウントカバー22との間に一定の
試薬を含浸した試薬層に展開層を積層した検示フィルム
23を介装してなり、該マウントカバー22の表面には
試薬データを判別するための基準発色コード24が5ビ
ツトで判別できるように記録(表示)されている。該分
析素子2は前記本体lの前面1aに設けた素子挿入口1
1より挿入することにより本体l内に設置した1対の素
子搬入用のローラによって挟持され、インキュベーラ3
フ手段の中に搬入される。インキュベーション手段は分
′析素子2を設定温度に保持すると共に、液体を滴下し
た分析素子2を設定時間後に測光部に移送するようにし
たものである。
次に簡便に唾液を採取し特別な分析機器を必要としない
分析素子の態様例を第3図に示す。
上記例は透明な支持体上に試薬層を設け、その上に各種
体液成分の夫々に不活性で唾液を均一に延展しうる透液
性の展開層を設けた形態である。
唾液採取部材(採取部材と略称)は唾液の所定量の採取
が可能で且つ採取された唾液を含蓄し更に少なくども試
薬層、展開層からなる検水部材に容易に必要唾液量を放
出供与できる柔軟な多孔質の素材が選ばれる。
前記検水部材と採取部材は連結されており、検水部材の
展開層に採取部材が接面するようにそれらのホールダ間
を可撓性または折曲げ自在とした連結部材で連結し前記
両部材面を離接自在としている。
更に分析素子の性能補完成は保全、測定操作の利便のた
め各種の補助部材、補助構成層を付帯させることができ
る。例えば分析素子未使用時のカバー、検水及び採取部
材圧接維持のだめのホック、両部材を保持するマウント
等を備えることが好ましい。
第3図に於て、1は検水部材であって、支持体ll上に
試薬を含有する試薬層12、更にその上に展開層13を
積層した構成をもち、唾液受容口4L観測窓42を有す
るマウント4に挟着されている。
2は採取部材であって、検水部材lと採取部材2を連結
する連結部材3に接着層23によって接着されており、
唾液受容口41を蔽って展開層13に対面している。
連結部材3は展開層13に対して開閉自在にその一端が
マウント4に固定され、他端に設けたホック31によっ
てマウント4に嵌着されている。尚該連結部材は分析素
子未使用時閉じて検水部材1及び採取部材2のカバーと
なり、開いて唾液を採取する時の′猟みパとなり、再び
閉じてホック31を嵌着すれば採取部材2と展開層13
の間の圧接を維持することができる。
又、用いる体液試料の量は、体液試料が十分含浸される
量以上であれば任意であるが、1CII+2当たり好ま
しくは約50μQ〜約5μaであり、更に好ましくは約
20μa〜約5μQである。通常約10μQの体液試料
を適用することが好ましい。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例−1 透明な下塗り済、厚さ約180μmのポリエチレンテレ
フタレート支持体上に下記の層を順次塗布を行ないトリ
ンダー試薬(及びその量)の異る分析素子を作成した。
(試薬層−■) 脱イオン化ゼラチン       10g/ffi”ペ
ルオキシダーゼ        7.00010/m’
ザルコシンオキシダーゼ     15 、00011
/m’クレアチニン アミドヒドロラーゼ     100.0001U/m
”1.8M燐酸カリウム緩衝剤(pH−7,5) 38
  gets”4−アミノアンチピリン塩酸塩    
0.75g/m”トリンダー試薬      表1の試
薬及び量ガントレッッ (Gamtrez)■ES−2
55(固形分として)     1.8g/m”(スチ
レン−マレイン酸 エチルハーフエステル、GAF社gm)ト リ ト ン
■X−100 (ロームエンドハース社製)  0.30g/m”ビス (ビニルスルホニルメチル)エーテル0.36g/m2
(試薬層−■) 脱イオン化ゼラチン        5  g/m”タ
レアチンアミジノヒドロラーゼ120.0001U/m
”1.8M燐酸カリウム緩衝剤(pH=7.5) 19
.0g/m”トリトン ■X−1000,15g/m”
ビス(ビニルスルホニルメチル)    0−18g/
m”エーテル エチレンジアミン四酢酸・2ナトリウム塩0.56g/
ca” (接着層) N−ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(共重合比
2/8)         1.25g/m”(多孔性
展開層) 濾紙原材料繊維(40メツシュ以上)   105g/
m2トリトンx−io。
(ロームエンドハース社)   IO,2g/n+”ス
チレン/グリシジルメタクリレート25.56g/m”
共重合体(共重合比9/1) 表−2 更に比較として、本発明の分析素子−1からガントレッ
ツES−225を除いたものを比較分析素子−(2)と
した。
上記、本発明の分析素子−1〜5及び比較分析素子−(
1)、 −(2)を1.5X 1.5cm角に断裁した
後プラスチックマウント装填した。
更に、l B/dQ、 5+g/dQ、、15mg/+
02のクレアチニン溶液(7%牛血清アルブミンを含む
)を用意して、コニカドライラボ80Mを用い7分後、
20分後、60分後の反射濃度を測定した。但し、本発
明の分析素子−1,2は650nm他は、546nmの
フィルタを用いて測定した。
以上の如く、本発明の分析素子は良好な感度を有しかつ
、経時で濃度変化が少ない事が明らかであり、呈色安定
性にすぐれ目視判定も十分可能である。
又、比較分析素子では、トリンダー試薬に高分子物質を
加えていないので、呈色安定性が著しくおちている。
実施例−2 透明な下塗り済みの厚さ180μmのポリエチレンテレ
フタレート支持体上に、下記の層を順次塗布を行なった
(試薬層) 脱イオン化ゼラチン       Log/m2ペルオ
キシダーゼ        1000010/m”アル
コールオキシダーゼ     100OIU/m24−
アミノアンチピリン塩酸塩  0.75g/m20.3
M HEPES−KOH緩衝剤      4.8g/
m2(N−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N/−2
−エタンスルホン酸) サッカロース          2.5g/m2高分
子重合体     表3の重合体及び量ジメドン   
          0.3g/m”N−スルホプロピ
ル−3,5−ジメトキシアニリン0.86g/m” l、2−ビス(ビニルスルホニル)メタン0.36g/
m2 ト リ ト ン■X−1000,25g/m”(接着層
) N−ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(共重合比
2 / 8 )       1.25g/m”(多孔
性展開層) 濾紙原材料繊維        105g/m”(40
メツシュ以上) トリトン■X−100(ロームエンドハース社)10.
2g/m” スチレングリジルメタアクリレート共重合体25.56
g/m” 表−3 上記分析素子−6,−7及び比較分析素子−(3)を実
施例−1と同様にヒト血清中に25mg/d4 、50
mg/dO,100+og/d(2のエチルアルコール
を添加した試料を用意し、650nmのフィルタを用い
コニカドライラボ80M(コニカ(株)製)を用い7分
、20分、60分後の反射濃度を測定しt;。
表−4 1・・・検氷部材、 3・・・連結部材、 11・・・支持体、 13・・・展開層。
2・・・唾液採取部材、 4・・・マウント、 12・・・試薬層、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)不透液性支持体上に少くとも試薬層、展開層を積
    層し、過酸化作用を呈する物質及び色素形成組成物を含
    有する測定素子において、前記色素形成組成物が4−ア
    ミノアンチピリン誘導体と下記一般式〔 I 〕で示され
    る芳香族アミン化合物とからなり、かつ少くとも一般式
    〔 I 〕で示される芳香族アミン化合物が本混和性の低
    沸点溶媒に可溶性の高分子物質中に含有されていること
    を特徴とする測定素子。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基
    、R_2は置換又は無置換の炭素数1〜3のスルホアル
    キル基又はその塩を表す。R_3及びR_4は水素原子
    、メチル基、メトキシ基のいづれかを表す。〕
  2. (2)前記高分子物質が共重合可能な二塩基酸誘導体も
    しくは一塩基酸誘導体の単量体単位を含む高分子重合体
    である請求項1に記載の測定素子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255944A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Central Res Inst Of Electric Power Ind バイオセンサー装置、及びそれを用いた濃度測定方法
WO2024019017A1 (ja) * 2022-07-21 2024-01-25 Phcホールディングス株式会社 試薬層および試薬層を備えるバイオセンサ

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JP2007255944A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Central Res Inst Of Electric Power Ind バイオセンサー装置、及びそれを用いた濃度測定方法
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