JPH02109998A - アルコール分析素子 - Google Patents

アルコール分析素子

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JPH02109998A
JPH02109998A JP26326588A JP26326588A JPH02109998A JP H02109998 A JPH02109998 A JP H02109998A JP 26326588 A JP26326588 A JP 26326588A JP 26326588 A JP26326588 A JP 26326588A JP H02109998 A JPH02109998 A JP H02109998A
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JP
Japan
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layer
alcohol
reagent
reagent layer
body fluid
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Pending
Application number
JP26326588A
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English (en)
Inventor
Akira Onishi
明 大西
Mikio Kamiyama
幹夫 神山
Kenichiro Okaniwa
憲一郎 岡庭
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は体液中に含有されるに到った物質を検知し、か
つその含有量を表示する分析素子に関し、更に具体的に
は血液、尿或は唾液等の体液中に含有されるアルコール
の分析素子に関する。
〔従来技術〕
臨床化学分析に供する試料としては、各種体液を用いる
ことが圧倒的に多い。中でも血液、特に血清は、通常恒
常性が維持されていること、全身の代謝動態、あるいは
各種臓器情報を得やすいこと、採取に比較的侵襲が少な
いことなど数多くの利点から一般的な試料として用いら
れている。尿も比較的よく用いられる検体であり簡易な
検査手法でリアルタイムの情報が得られるため基本的な
診察法の一つと高く評価され、スクリーニング検査に繁
用されている。
また唾液の分泌生理については比較的よく観察されてい
るが、臨床医学領域では最近まで全く無視されていた分
析試料であって、臨床化学検査の領域では僅かに尿素濃
度の血液−唾液相関に関する研究があるのみである (
奥田清、唾液、講談社、1972)。しかし唾液は患者
に最も負担をかけず随時に採取しうる試料であり、特殊
な場合を除けば量的にも十分得られ、特別な前処理を必
要とせず、臨床化学用試料として数多くの長所を持って
いて今後研究の発展に伴い利用の機会も多くなることと
考えられる。
更に、血漿中濃度と唾液中濃度とがよく相関するものが
あり、尿素、エタノール、ステロイドホルモン、ある種
の薬剤などが報告されている。
唾液の比重は1.003〜1.008、pHは6.2〜
7.6で分泌が増加するとアルカリに傾き血液のpHに
近づく傾向がみられる。粘度は与えた刺激の性質により
異なり、その由来、唾液腺のムチン含量に左右される。
通常得られる安静時混合唾液でその粘度は水の約1.9
倍と言われ、唾液を試料をするときにはピペット操作に
十分留意する必要があり、分析誤差の介入する操作段階
である。
前記エタノールの血流中濃度の簡単、迅速でかつ正確で
再現性ある測定法は医療或は社会生活の安全秩序を保つ
上で重要である。
エタノールの測定については既に多くの方法があり各種
の機器分析、一般化学分析或は特異性反応を利用する簡
便な酵素分析法がある。更に酵素分析法にはアルコール
デヒドロゲナーゼまたはアルコールオキシダーゼを用い
る方法がある。アルコールデヒドロゲナーゼ(ADHと
標記する)を用DH CxHsOH+NAD(P)  −一歩CHsCHO+
NAD(P))f十H”生成したNAD(P)Hがチエ
ツクされる。
体液中のエタノールの測定法、測定試験具については特
開昭60−262598号に紹介されている。該方法に
は濾紙のような支持体マトリックスに試薬を含浸させた
ものが用いられる。これらは定性または半定量的であり
、更に自動酸化に由来する擬陽性をもたらし、体液中の
アルコール濃度を正確に測定することが困難である。
(発明の目的〕 本発明の目的は、定量性に優れ、保存性の良好なアルコ
ール(エタノール)分析素子を提供することにある。
〔発明の構成〕
前記本発明の目的は、支持体上に少なくとも試薬層、展
開層を順次積層し体液の含有物質の検索の用に供する分
析素子におし、\て、前記試薬層にアルコールデヒドロ
ゲナーゼ、還元型補酵素検出組成物並びに多価アルコー
ル及び/又は非還元糖を含有することを特徴とするアル
コール分析素子によって達成される。
尚本発明のアルコール分析素子はエタノールを対象にす
るものである。
本発明において、アルコールデヒドロゲナーゼの活性に
よって生成しt;還元型補酵素は本発明に係る還元型補
酵素検出組成物によって定量的に表示される。
即ち還元型補酵素のNADHあるいはNADPHの定量
は、NADHあるいはNADPHを直接340n+++
で比色定量してもよいし、又は、適当な物質を用いてN
ADHあるいはNADPIを発色色原体、蛍光前駆体、
発光体等と作用させ、比色、蛍光、蛍光等で定量しても
よい。ここでの適当な物質とはNADHあるいはNAD
PHを酸化し、発色色原体、蛍光前体躯体、発光体等を
還元する反応を触媒する物質をさし、具体的には、5−
メチル7エナジニウムメチルサルフエート、(l−メト
キシ)−5−メチルツェナジニウムメチルサルフェート
(以下Men−PMSと略記する)、メルトラブル−(
すなわち、9−ジメチルアミノベンゾ−a−7エナゾキ
ソニウムクロライド)などの化合物や、ジヒドロリポア
ミドレダクターゼ(NAD”)(別名ジアホラーゼ)、
NADHデヒドロゲナーゼ、NADHデヒドロゲナーゼ
(キノン)、 NADPHデヒドロゲナーゼ(キノン)
などの酵素を用いることができる。
この場合、好ましい発色色原体の例として3−(p−ヨ
ードフェニル)−2−(p−ニトロフェニル)−5−フ
ェニル−2水素テトラゾリウムクロライド、3−(4,
5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニル
−2水素テトラゾリウムブロマイド、3.3ノー(4,
4’−ビフェニレン)−ビス(2,5−ジフェニル−2
水素テトラゾリウムクロライド)(Neo−TB)、3
.3’ −(3,3I−ジメトキシ−4,4′−ピフェ
ニリレン)−ビス〔2−(p−ニトロフェニル)−5−
7エニルー2水素テトラゾリウムクロライド) (Ni
tro−TB)、3.3’ −(3,3I−ジメトキシ
−4,4′−ビフェニリレン)−ビス(2,5−ジフェ
ニル−2水素テトラゾリウムクロライド)(TB)、3
.3’−(3,3/−ジメトキシ−4,4′−ビフェニ
リレン)−ビス〔2,5−ビス(p−二上口フェニル)
−2水素テトラゾリウムクロライド) (TNTB)等
が挙げられる。
更に特異的結合反応、酵素反応、発色反応等に適したp
Hにするために緩衝剤を含有さらせることが好ましい。
具体的には体液試料適用時にp)l=6.0〜1O10
の範囲に緩衝しうるに、十分な量含有する事が好ましい
。用いることができる緩衝剤としては日本化学会編「化
学便覧基礎編」(東京、丸善(株)1966)p131
2〜1320、N 、 E 、 Good等;バイオケ
 ミ ス ト リ (Bioche+5istry)、
  voff  5.p467(1966)、今村、斎
藤;化学の領域、 vo(230(2) 、 p79(
1976)、W。
Jファーギュソン(Ferguson)等、Anal、
Biochem、、vo4104.p300(1980
)等の文献に記載されティるものを挙げることができる
。具体的な例としては、くえん酸塩、硼酸塩、燐酸塩、
炭酸塩、トリス、バルビッール、グリシン、グツド緩衝
剤等があけられる。これらの緩衝剤は必要に応じて試薬
層以外の層に含有させてもよい。
更に本発明では試薬の保存性、定量再現性の向上のため
保恒剤として多価アルコール、非還元糖の少なくとも1
つを試薬層に含有させられる。これら保恒剤の添加量は
試薬層重量に対し0.5〜3゜冒t%、好ましくはl=
15wt%である。
多価アルコールとしては糖アルコール、非還元糖として
は還元基が消尽された多糖類が好ましい。
次にそれらの具体例を挙げる。
(糖アルコール) エリトリトール、トレイトール、アラビニトール、リビ
トール、キシリトール、ソルビトール、ガラクチトール
、マンニトール、アリトール、ボレミトール、グレセイ
トール、myo−イノシトール、chiro−イノシト
ール、5cyllo−イノシトール、クエルシトール、
ビブニトール、シクロヘキサンテトロール、コンズリト
ール (多糖類) トレハロース、庶11、イントレハロース、ラフィノー
ス、ゲンチアノース、メソチトース、ブランチオース、
ス、タキオース、ベルバスコース、リクノニス、a−デ
キストリン、β−デキストリン、γ−デキストリン これら発色反応試薬保恒剤、緩衝剤は、水あるいは有機
溶媒に溶解し後述の試薬層に含有させることができる。
また必要に応じて発色反応試薬および形成された色素の
安定化に特開昭58−87461号に記載されているよ
うなカルボキシル基を有するポリマを含有させてもよい
前記発色もしくは発光試薬による発色、発光(信号)は
、吸光度法(比色法)、蛍光法または、発光法で検出す
ることができ、測定法としては信号の経時的変化を測定
するレート測定法または一定時間後の信号を測定するエ
ンドポイント測定法で測定することができる。好ましく
は吸光度法であり、吸光度法(比色法)では、紫外光、
可視光、近赤外光を利用することができ、例えば体液試
料として血清および血漿を用いる場合には、血清および
血漿による吸光の影響を小さくするために緑色光、赤色
光または、近赤外光を利用するのが好ましい。
本発明に係るエタノールに作用し還元型補酵素を発生す
るアルコールデヒドロゲナーゼの量は広範に選ぶことが
可能であるが、100〜1,000.000U/鵬1、
好ましくは1,000〜100.000■/II2の範
囲で用いることかできる。
本発明に係る発色、発光試薬の含有量は広範に選ぶこと
が可能であるが、0.1−100IllffioQ/I
l!、好ましくは0.5〜50m■o Q / as 
”の範囲である。
本発明の分析素子において、アルコールデヒドロゲナー
ゼの作用により生成した還元型補酵素は、本発明に係る
発色、発光試薬を還元し、色素もしくは色光を生起する
が、この反応は極めて高感度で再現性よく安定である。
従って、本発明の分析素子は、血清中等の微量のアルコ
ールに対して鋭敏に反応し、微量の定量に特に有用であ
る。
本発明の分析素子を用いて、体液中のアルコールを定量
するにあたっては、分析素子を検体である体液試料中に
浸漬するか、体液試料を分析素子上に点着し、或は採取
片に吸取ってこれを分析素子に移し、反射スペクトロフ
ォトメトリ等により初速変法又は反応終点法に従って測
定することができる。このようにして得られた測定値は
、予め作成しておいた検量線まt;は基準発色コードに
照合することでアルコールの量を決定することができる
本発明の分析素子として、好ましくは、不透液性透明支
持体上に少なくとも1つの試薬層及び多孔性展開層を有
する一体型多層分析素子(特公昭53−21677号、
特開昭55−164359号、同55−90859号、
同57−197466号、同57・101760号、同
57・101761号、同58−90167号等)が挙
げられる。
上記試薬層は水溶性ポリマー又は親水性かつ有機溶媒可
溶性のポリマーをバインダとして支持体上に塗布するこ
とによって層として設けることができる。水溶性ポリマ
ーバインダとしてはゼラチン、フタル化ゼラチン等のゼ
ラチン誘導体、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム塩等の水溶性セルロース
誘導体、ポリビニルアルコール、ポリ (N−ビニルピ
ロリドン)、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ド、アクリルアミドとアクリル酸エステルの共重合体、
ポリ (モノ又はジアルキル置換)アクリルアミド、ポ
リ (モノ又はジアルキル置換)メタクリルアミド及び
これらの水溶性共重合体等が挙げられ、好ましくはゼラ
チン、ポリアクリルアミド及びアクリルアミドとアクリ
ル酸エステルの共重合体が用いられる。親水性かつ有機
溶媒可溶性ポリマーバインダとしては、ポリ (N−ビ
ニルピロリドン)、ポリ (N−ビニルイミダゾール)
、ポリ (N−ビニルトリアゾール)及びこれらの誘導
体又はそれらの共重合体、エチルセルロース、メチルセ
ルロース等のセルロース誘導体等が挙げられる。 また
、試薬層に含ませる試薬類が2種以上にわたる場合、こ
の試薬類を同一試薬層内に一緒に混合して含有させても
、また、2種以上の試薬類を2つ又はそれ以上の別々の
試薬層に別々に或は組合せて含有させてもよい。これら
は分析反応自体の作用機構、反応安定化、再現性向上効
果によって決定されることであり、好ましくない影響を
及ぼさない限りにおいて、その構成は任意である。 上
記試薬層の膜厚は所望に応じて任意に選択することが可
能であるが、好ましくは1〜200μ履、更に好ましく
は5〜100μmである。
前記多孔性展開層は、(1)一定容量の体液試料を単位
面積当り試薬層に均一に流延する機能を有するものであ
る。その上、更に、特公昭53−21677号に記載さ
れた性能、すなわち(2)体液試料中の反応を阻害する
物質又は要因を除去する機能及び/又は(3)分光光度
分析を行うときに支持体を経て透過する測定光を反射す
るバックグランド作用を行う機能を有するものであれば
更に好ましい。従って、本発明に係る展開層は、上記(
1)の機能のみを有する層、(1)に加えて(2)及び
/又は(3)の機能を併せて有する層のいずれかとする
ことができ、あるいは(1)を包含する複数の機能を適
宜分離し、各機能ごとに別の層を使用することも可能で
ある。更に(1)、(2)及び(3)の機能のうち、2
つの機能を有する層と、残りの1つの機能を有する層を
組合せて使用することもできる。例えば、前述の特公昭
53−21677号に記載された二酸化チタン及び二酢
酸セルロースから成るプラッシュポリマーと呼称される
非繊維多孔質媒体の展開層、特開昭55−164356
号に記載された親水化処理した織布の展開層、特開昭5
7−94658号、同57−12847号、同57−1
97466号及び同58−70161号等に記載された
繊維構造展開層、特開昭58−90167号に記載され
た粒子結合体構造展開層が挙げられる。特に、上記繊維
構造展開層及び粒子結合体構造展開層は、血球部分も速
やかに移送することが可能な素材として特に有用である
本発明の分析素子における展開層の膜厚は、その空隙率
によって決定されるべきであるが、好ましくは約100
〜600μm1更に好ましくは約150〜400μ量で
ある。また、空隙率は好ましくは約20〜85%である
上記多孔性展開層には、前述の試薬層の場合と同様、体
液試料中のエタノールと直接的又は間接的に関与する試
薬を含有することができる。
また他の付加的な添加剤として、例えば保恒剤、界面活
性剤等、種々の添加剤も所望に応じて添加することもで
きる。
特に界面活性剤は、体液試料を本発明の分析素子に適用
した際の浸透速度の調節等有効に用いることができる。
使用可能な界面活性剤としては、イオン性(アニオン性
又はカチオン性)、非イオン性を問わず使用することが
可能であるが、非イオン性界面活性剤が有効である。非
イオン性界面活性剤の例としては、例えば2,5−ジ−
t−ブチルフェノキシポリエチレングリコール、p−オ
クチルフェノキシポリエチレングリコール、p−イソノ
ニルフェノキシポリエチレングリコール等のアルキル置
換フェノールのポリアルキレングリコール誘導体、高級
脂肪酸のポリアルキレングリコールエステルなどが挙げ
られる。これらの界面活性剤は体液試料の試薬層への浸
透速度を調節し、同時に好ましからざる 「クロマトグ
ラフィ現象」の発生を抑制する効果を有する。
上記界面活性剤の量は広範に選ぶことが可能であるが、
塗布液の重量に対してo、oos〜25wt%、好まし
くは0.05〜15wt%用いることができる。
上記の不透液性の透明支持体(以下、本発明に係る支持
体と略す)は、不透液性で、かつ透明であればその種類
を問わないが、例えば酢酸セルロース、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート又はポリスチレン・の
ような種々の重合体材料のみならず、ガラスのごとき無
機材料も用いることが可能である。本発明に係る支持体
の厚さは任意であるが、好ましくは5〜250μ園であ
る。また、本発明に係る支持体の観測側の一側面は、そ
の目的に応じて任意に加工することが可能である。
更に試薬層を積層する側の支持体面に、場合によっては
透明な下塗り層を使用して試薬と支持体との接着性を改
良することができる。
上記の一体型多層分析素子は必要に応じて、例えば米国
特許3,992,158号記載の反射層、下塗り層、米
国特許4,042.335号記載の放射線ブロッキング
層、米国特許4,066.403号記載のバリヤ層、米
国特許4.166.093号記載のマイグレーシコン阻
止層、特開昭55−90859号記載のスカベンジャ層
、及び米国特許4,110.079号記載の破壊性ボッ
ド状部材等を任意に組合せて本発明の目的に合せた任意
の構成とすることができる。
これら分析素子の種々の層は、本発明に係る支持体上に
所望の構成に従い、従来写真工業において用いられてい
るスライドホッパ塗布法、押出し塗布法、浸漬塗布法等
を適宜選択して用い、順次積層することで任意の厚みの
層を塗設することができる。
本発明の発色、発光試薬類を、試薬層塗布液に添加する
方法は、上記試薬類の化学構造等に応じて、適宜選択す
ることができる。例えば、水、緩衝剤水溶液、有機溶媒
等に溶解して添加する方法、固体分散法、ラテックス分
散法、水中油滴型乳化分散法等種々の方法を用いること
ができる。
次に本発明の分析素子及びその使用についてその態様例
を用いて説明する。
第1図において、lは臨床化学用分析装置本体、2は分
析素子である。分析素子2は第2図に示すように測光窓
21aを有するマウントベース21と、体液点着孔22
aを有するマウントカバー22との間に一定の試薬を含
浸した試薬層に展開層を積層した検出子(フィルム)2
3を介装してなり、該マウントカバー22の表面には試
薬データを判別するための基準発色コード24が5ビツ
トで判別できるように表示されている。該分析素子2は
前記本体lの前面1aに設けた素子挿入口11より挿入
することにより本体l内に設置した1対の素子搬入用の
ローラによって挟持され、インキュベーション手段の中
に搬入される。インキュベーション手段は分析素子2を
設定温度に保持すると共に、液体を点着した分析素子2
を設定時間後に測光部に移送するようにしたものである
次に簡便に体液(例えば唾液)を採取し特別な分析機器
を必要としない分析素子の態様例を第3図に示す。
上記例は透明な支持体上に試薬層を設け、その上に各種
体液成分の夫々に不活性で体液を均一に延展しうる透液
性の展開層を設けた形態である。
体液採取部4材(採取部材と略称)は体液の所定量の採
取が可能で且つ採取された体液を含蓄し更に少なくとも
試薬層、展開層からなる検水部材に容易に必要体液量を
放出供与できる柔軟な多孔質の素材が選ばれる。
前記検水部材と採取部材は連結されており、検水部材の
展開層に採取部材が接面するようにそれらのホールダ間
を可撓性または折曲げ自在とした連結部材で連結し前記
両部材面を離接自在としている。
更に分析素子の性能補完成は保全、測定操作の利便のた
め各種の補助部材、補助構成層を付帯させることができ
る。例えば分析素子未使用時のカバー、検水及び採取部
材圧接維持のためのホック、両部材を保持するマウント
等を備えることが好ましい。
第3図に於て、lは検水部材であって、支持体11上に
試薬を含有する試薬層12、更にその上に展開層13を
積層した構成をもち、体液点着孔41.観測窓42を有
するマウント4に挟着されている。
2は採取部材であって、検水部材lと採取部材2を連結
する連結部材3に接着層23によって接着されており、
体液点着孔41を蔽って展開層13に対面している。
連結部材3は展開層13に対して開閉自在にその一端が
マウント4に固定され、他端に設けたホック31によっ
てマウント4に嵌着されている。尚該連結部材は分析素
子未使用時閉じて検水部材l及び採取部材2のカバーと
なり、開いて体液を採取する時の“猟み”となり、再び
閉じてホック31を嵌着すれば採取部材2と展開層13
の間の圧接を維持することができる。
又、用いる体液試料の量は、体液試料が十分含浸される
量以上であれば任意であるが、1cmm当たり好ましく
は約50μa〜約5μQであり、更に好ましくは約20
μa〜約5μaである。通常的1OpQの体液試料を適
用することが好ましい。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例−1 厚さ180μmの透明な下塗り済ポリエチレンテレフタ
レート支持体上に、下記の組成の塗布液を300μmの
ギャップを有するドクタブレードを用いて、塗布乾燥し
、試薬層とした。
オセインゼラチン          10.59蒸留
水              137.0gトリトン
X −100(ノニオン界面活性剤)1.59 マンニトール            2.09ネ) N  eo −T  B              
                     0.75
gアルコールデヒドロゲナーゼ     10000■
ジアホラーゼ            3000■1.
2−ビス(ビニルスルホニル)メタン  0.0359
* )N eo −T B ;3,3’ (4,4’−
ビフェニレン)−ビス(2,5−ジフェニル−2Hテト
ラゾリウムクロライ  ド ) 更に、この上層に下記の組成の塗布液を125μ−のギ
ャップを有するドクタブレードを用いて塗布。
乾燥し、緩衝剤を含有した接着層とした。
ト リ ト ン X  −1000,69テトラヒドロ
フラン         110.09N−ビニルピロ
リドン−酢酸ビニル共重合体(共重合比4 : 1 )
           3.69トリス(ヒドロキシメ
チル)アミノメタン 6.84pトリス(ヒドロキシメ
チル)アミノメタン塩酸塩             
 1.46y次いで、下記の組成の分散液を625μm
のギャップを有するドクタブレードを用い、塗布乾燥し
展開層とした。
ト リ ト 7  X  −1007,3sキシレン 
             224.0gスチレン−グ
リシジルメタアクリレート18.39 濾紙原材料粉末D           72.89N
 A D+1.89 このようにして作成した検出子フィルムを1.5c■X
 1.5cmに所載し、プラスチックマウントに封入し
て、本発明のアルコール分析素子−1とした。
また更に、上記試薬層からマンニトールを除いた比較用
アルコール分析素子−(1)を作成した。
ヒト血清にエチルアルコールを添加し、25.50゜1
00、150.200.300tsy/ dllとした
検体を用意し、臨床化学用分析装置ドライラボ800(
コニカ株式会社製)を用いて測定を行なった。
測定は、検体10μaを本発明のアルコール分析素子=
1の展開層上に点着後、7分間37℃でインキュベーシ
ョンされtこ後に546−季のフィルりを用いて反射濃
度(Dr)を測定する。
結果は表−1に示す。
実施例−1で用いた本発明のアルコール分析素子(1)
及び比較アルコール分析素子(1)を用い、唾液中のア
ルコールに対、す゛る応答を見た。
予め、常法を用いてアルコール濃度が25.50,10
0.150.200謹g/dffiである事を確認した
唾液を用意し各検体を遠心分離機にかけ上溝を分取した
後に実施例−1と同様に臨床化学用分析装置ドライラボ
aot”) <コニカ株式会社(製))を用い同様に評
価を行った。
結果を下記衣−2に示す。
以上の結果から明らかなように、本発明のアルコール分
析素子−1は血清中のアルコール濃度に対して有意な応
答を示している事が明らかになった。
それに比較して、比較アルコール分析素子−(1)のア
ルコール濃度に対する応答は十分なものとは言えない事
が明らかである。
実施例−2 上記結果から明らかなように、本発明のアルコ−、ル分
析素子−1は比較アルコール分析素子−(1)に比較し
て明らかに感度が高い事が判る。
実施例−3 実施例−1で作成した本発明のアルコール分析素子−1
及び比較アルコール分析素子−(1)をアルミラミネー
ト紙を用いて防湿包装を行った後40℃の恒温装置に4
日、7日、15日、30日間入れた。この素子に対して
50鳳gノd〃、150mg/d2のアルコール濃度の
血清を実施例=1と同様の方法で点着し、実施例−1の
反射濃度を100としてその結果を表−3に示した。
以上の結果の如く本発明の分析素子−(1)は、良好な
保存性を示している事が明らかである。
実施例−4 膜厚180μ−の下塗り済み、ポリエチレンテレフタレ
ート支持体上に下記組成の試薬層をギャップ250μ議
で塗布を行った。
(試薬層) オセインゼラチン          15.0g蒸留
水              131.0gト リ 
ト ン X  −1001,59サツカロース    
        2.0gI N T**)0.609 アルコールデヒドロゲナーゼ     100OOUジ
アホラーゼ             3000U1.
2−ヒス(ビニルスルホニル)メタン  0.0509
**)I NT ;3−(p−ヨードフェニル)−2−
(p −二トロフェニル)−5−フェニル−2Hテトラ
ゾリウムクロライド 更に、実施例−1と同様に接着層、展開層を順次積層し
て、本発明のアルコール分析素子−2とした。
また、更に上記試薬層からサッカロースを除いたものを
比較用アルコール分析素子−(2)とした。
以上の如く、作製した本発明のアルコール分析素子−2
及び比較用アルコール分析素子−(2)を実施例−1及
び実施例−3の如く、マウントに装着し、包装し、ls
を5℃、他を50℃の恒温装置に保存し、15日後に取
り出した。
5℃に保存した上記分析素子に対して、25.50゜1
00、150.200mg/dQノア ル:2− ルa
le(7)血清全実施例−1と同様の方法で点着し、同
様に評価を行なった。
結果を下記衣−4に示す。
更に、この検量線を用い15日間5℃及び50℃で保存
のものを50+n/d12及び150■9/ d12ア
ルコール濃度の血清でn=l0回の繰返し測定を行なっ
た。
表から明らかなように本発明のアルコール分析素子−2
は、比較の素子−(2)より高感度で同時に再現性、保
存安定性がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る臨床化学用分析装置である。第2
図は本発明の分析素子の1態様例の分解説明図、第3図
は唾液を用いる簡易測定用分析素子の断面図である。 第2図に於て; 21・・・マウントベース、22・・・マウントカバー
23・・・検出子フィルム、 第3図に於て; l・・・検水部材、 2・・・唾液採取部材、 3・・・連結部材、 4・・・マウント、 11・・・支持体、 12・・・試薬層、 13・・・展開層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  支持体上に少なくとも試薬層、展開層を順次積層し、
    体液中の含有物質の検索の用に供する分析素子において
    、前記試薬層にアルコールデヒドロゲナーゼ、還元型補
    酵素検出組成物並びに多価アルコール及び/又は非還元
    糖を含有することを特徴とするアルコール分析素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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