JPH0263429A - 眼科測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、被検眼の眼屈折力又は角膜形状等を測定する
ための眼科測定装置に関するものである。

Ｅ従来の技術］ 従来において、眼屈折力測定装置として二次元撮像素子
を用いたものは、例えば特開昭６２−１２０８３３号公
報に開示されているが、この方式のものは前眼部観察用
の撮像素子と、眼底反射像を受光する撮像素子とをそれ
ぞれ別個に設けている。

また、眼屈折力測定と角膜形状測定とを同一の装置で行
えるようにした複合型の眼科測定装置も１例えば特開昭
６３−２４２９７号公報によって開示されているが、こ
れは光路を選択する方式になっており、光路を遮断する
ためのシャッタや光路を切り換えるための手段を必要と
している。

以上に述べた何れの場合も、測定時には前眼部像又は眼
底反射像の何れか一方のみしか観察できないために、検
者は測定状態を詳細にかつ正確に把握し難いという欠点
がある。

［発明の目的］ 本発明の目的は、撮像素子上に前眼部像と眼底反射像と
を同時に結像できるようにし、検者は前眼部像と眼底反
射像を同一画面上で同時に観察して、測定状態を詳細に
かつ正確に把握できるようにした眼科測定装置を提供す
ることにある。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、測定用指
標を被検眼の眼底に投影する投影光学系と、該指標の眼
底反射像を二次元撮像素子上に結像する第１の結像光学
系と、被検眼の前眼部像を前記撮像素子上に結像する第
２の結像光学系と。

前記撮像素子からの信号を表示する画像表示手段とを備
えた眼科測定装置において、測定用指標光源が消灯状態
での被検眼の前眼部像を記憶する第１の像記憶手段と、
前記測定用指標光源が点灯状態での被検眼の前眼部像及
び前記測定用指標の眼底反射像の両像を記憶する第２の
像記憶手段と、該第２の像記憶手段と前記第１の像記憶
手段の内容かう前記測定用指標の眼底反射像の位置情報
を算出し、これより眼屈折力を演算する演算手段とを有
することを特徴とする眼科測定装置である。

本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明を眼屈折力測定装置に適用した実施例を
示し、１は眼屈折力測定用光源であり、被検眼Ｅとの間
の光路上に集光レンズ２、指標を有するチャート３．投
影レンズ４、第１の光分割部材５．第２の光分割部材６
、対物レンズ７が順次に配列されている。第１の光分割
部材５の反射方向には測定レンズ８、プリズム９、光結
合部材１０が配置され、光結合部材１０の反射方向に二
次元撮像素子１１が配置されている。そして、被検１１
１！Ｅの眼底Ｅｆは対物レンズ７、測定レンズ８に関し
て、撮像素子１１と共役の位置関係となっている。また
、第２の光分割部材６の反射方向にはフィールドレンズ
１２、全反射ミラー１３が配置され、全反射ミラー１３
の反射方向にはリレーレンズ１４、前述の光結合部材ｌ
Ｏ１撮像素子１１が配とされている。そして、被検＠Ｅ
の前眼部は対物レンズ７、フィールドレンズ１２、リレ
ーレンズ１４に関して、撮像素子１１と共役の位置関係
となっている。

眼屈折力測定用光源１からの光は集光レンズ２により集
光されてチャート３を照明し、チャート３の指標を投影
レンズ４．対物レンズ７を通して被検眼Ｅの眼底Ｅｆに
投影する。眼底Ｅ「に投影された指標は眼底Ｅｆで反射
した後に、再び対物レンズ７、第２の光分割部材６を通
り、第１の光分割部材５で反射され、測定レンズ８、プ
リズム９を通り光結合部材１０を経て眼底反射像として
撮像素子ｌｌ上に結像される。一方、図示しない照明系
によって照明された前眼部からの光は、対物レンズ７を
通り第２の光分割部材６によって反射され、フィールド
レンズ１２、全反射ミラー１３、リレーレンズ１４、光
結合部材１０を経て前眼部像が撮像素子ｌｌ上に結像さ
れる。

第２図は電気系のブロック回路構成図を示し。

二次元撮像素子１１からの信号は撮像素子駆動回路２１
によってテレビ信号に変換増幅され、ＣＲＴ等の画像表
示手段２２上に表示される。同時に、駆動回路２１の出
力はＡ／Ｄコンバータ２３によりデジタル信号に変換さ
れ、後述するＭＰＵの指令によってスイッチ２４を選択
することにより１画像メモリ２５ａ、２５ｂの何れかに
記憶される０画像メモリ２５ａ、２５ｂの出力はパスラ
イン２６に接続され、ＭＰＵ２７によって任意にアクセ
スできるようになっている。なお第２図において、２８
は数値データ等を一時的にメモリするＲＡＭ、２９はプ
ログラムを内蔵したＲＯＭ、３０は測定スイッチを示し
ている。

次に、本実施例における眼屈折力測定の手順を説明する
。被検眼Ｅと装置との位置合わせは、画像表示手段２２
上に映出された前眼部像を見ながら行われる。この位置
合わせが終了して測定スイッチ３０を押すと、先ず１フ
レ一ム分の画像データが画像メモリ２５ａに記憶される
０次に、眼屈折力測定用光源１を点灯して撮像素子１１
で得られた眼底反射像を画像表示手段２２に映出し、眼
底反射像と前眼部像の双方が映出された画像データを画
像メモリ２５ｂに取り込む、そこで、ＭＰＵ２７を用い
て画像メモリ２５ａ、２５ｂの各画像データの差分を取
ることにより、前眼部像を除去した眼底反射像の成分の
みを抽出することができる。従って、この眼底反射像の
指標位置から例えば特開昭８３−１２５２３５号公報等
の公知の方法によって、ＭＰＵ２７から成る演算手段に
より眼屈折力を求めることが可能である。ただし、測定
スイッチ３０によらずに眼屈折力δ１１定用光源１を常
時点滅させて１フレーム毎に差分を取り、眼底反射像が
認識されたら測定値を表示するようにしてもよい。

第３図は眼屈折力測定機能に角膜形状測定機能を付加し
た複合型眼科測定装置の実施例を示すものである。この
第３図において、第１図と同じ符号は同−又は同等の機
能を有する部材を表しており、眼屈折力の４１ツ定は第
１図の場合と全く同様に行うことができる。

この実施例では、対物レンズ７の周辺部に適当数の角膜
形状測定用光源１５ａ、１５ｂ、・・・が配置されてお
り、これらの光源１５ａ、１５ｂ、・争・からの光は被
検［Ｈの角膜に投影され、第２の光分割部材６、フィー
ルドレンズ１２、全反射ミラー１３、リレーレンズ１４
、光結合部材１０を経て撮像素子１１で撮像された角膜
反射像の位置・形状をＭＰＵ２７により算出して、被検
眼Ｅの角膜形状を求めることができる。

角膜形状測定用光源１５ａ、１５ｂ、・・拳を点灯した
時としない時の差分を取ることにより、眼底反射像及び
前眼部のバックグラウンド光を除去して角膜反射像のみ
の情報が認識できるので、その角膜反射像から公知の方
法によって角膜形状を算出することができる。

未実施例の場合に、必ずしも画像メモリ２５ａ、２５ｂ
に１フレ一ム分ずつ記憶しなくとも、前眼部像の撮像素
子１１上での輝度レベルと眼底反射像、角膜反射像との
輝度に差を持たせることにより、眼底反射像と角膜反射
像とを識別することも可能である。

また、この場合には各測定光源１５ａ、１５ｂ、　　　
・を点灯しない状態での撮像素子１１からの出力レベル
を監視し、前眼部照明光を調光することで例えば測定環
境や被検者の人種の違い等による反射率の差を補償する
ことができ、より一層正確なｆｌ１１定を行うことが可
能である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る眼科測定装置は、光路
を切り換えることなく、同一の撮像素子上に前眼部像と
眼底反射像とを同時に結像させることができるので、眼
屈折力測定時に前眼部像が見えなくなるという不都合を
解消することができ、検者は前眼部像と眼底反射像を同
一画面上で観察して測定状態を詳細にかつ正確に把握す
ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る眼科測定装置の実施例を示し、第１
図は第１の実施例の光学的配置図、第２図はブロック回
路構成図、第３図は第２の実施例の光学的配置図である
。 符号１は眼屈折力測定用光源、２は集光レンズ、３はチ
ャート、４は投影レンズ、５，６は光分割部材、７は対
物レンズ、８は測定レンズ、９はプリズム、１０は光結
合部材、１１は撮像素子、１２はフィールドレンズ、１
５ａ、１５ｂ、・・・は角膜形状測定用光源、２１は撮
像素子駆動回路、２２は画像表示手段、２３はＡ／Ｄコ
ンバータ、２４はスイッチ、２５ａ、２５ｂは画像メモ
リ、２６はパスライン、２７はＭＰＵ、２８はＲＡＭ、
２９はＲＯＭ、３０は測定スイッチである。 特許出願人　　　キャノン株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、測定用指標を被検眼の眼底に投影する投影光学系と
   、該指標の眼底反射像を二次元撮像素子上に結像する第
   １の結像光学系と、被検眼の前眼部像を前記撮像素子上
   に結像する第２の結像光学系と、前記撮像素子からの信
   号を表示する画像表示手段とを備えた眼科測定装置にお
   いて、測定用指標光源が消灯状態での被検眼の前眼部像
   を記憶する第１の像記憶手段と、前記測定用指標光源が
   点灯状態での被検眼の前眼部像及び前記測定用指標の眼
   底反射像の両像を記憶する第２の像記憶手段と、該第２
   の像記憶手段と前記第１の像記憶手段の内容から前記測
   定用指標の眼底反射像の位置情報を算出し、これより眼
   屈折力を演算する演算手段とを有することを特徴とする
   眼科測定装置。