JPH0262470A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH0262470A
JPH0262470A JP63209524A JP20952488A JPH0262470A JP H0262470 A JPH0262470 A JP H0262470A JP 63209524 A JP63209524 A JP 63209524A JP 20952488 A JP20952488 A JP 20952488A JP H0262470 A JPH0262470 A JP H0262470A
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orifice
friction element
delay
clutch
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Kazuhiro Takatori
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機のエンジンブレーキ要求時における
変速制御装置に関するものである。
(従来の技術) 自動変速機としては、通常の4速自動変速機(主変速機
)と副変速機とをタンデムに組み合わせて5速化したも
のを本願出願人は先に特願昭62−215148号によ
り提案済である。この多段自動変速機は、主変速機の第
1速乃至第3速と副変速機の減速状態とで第1速乃至第
3速を、又主変速機の第3速及び第4速と副変速機の直
結状態とで第4速及び第5速を夫々選択し得るようにし
たものである。
そして副変速機はダイレクトクラッチとりダクションブ
レーキの2個の摩擦要素を具え、前者の締結と後者の解
放とで直結状態を、又締結、解放の逆転で減速状態を夫
々得るが、これら状態制御は第6図の油圧回路により行
うのが常識的である。
即ち、1は3−4シフト弁で、ばね1aで図示位置に弾
支されたスプール1bを具え、このスプール位置におい
て回路2のライン圧を回路3によりダイレクトクラッチ
D/Cへその作動圧PD/Cとして供給すると共に、リ
ダクションブレーキRD/Bの回路4をドレーンする。
よって、ダイレクトクラッチD/Cの締結及びリダクシ
ョンブレーキRD/Bの解放により副変速機は直結状態
となるが、ダイレクトクラッチ圧PO/Cは逆止弁5及
びオリフィス7で構成されるワンウェイオリフィス7と
、アキュムレータ背圧PA/Cを供給されているアキュ
ムレータ8との作用により上昇速度を制限され、変速シ
ョックを軽減することができる。
シフトソレノイド9をON Lでプランジャ9aにより
ドレンポート9bを閉じると、回路10のパイロ、ト圧
p、がスプール1bを図中左行させ、回路2のライン圧
を回路4よりリダクションブレーキRO/Bにその作動
圧PRfl/IIとして供給すると共に、ダイレクトク
ラッチD/Cの回路3をドレンする。
よってリダクションブレーキRD/Bの締結及びダイレ
クトクラッチD/Cの解放により副変速機は減速状態と
なるが、回路3のダイレクトクラッチ圧PD/Cは逆止
弁11及びオリフィス12で構成されるワンウェイオリ
フィス13とアキュムレータ8との作用により抜は速度
を制限され、変速ショックを軽減することができ、又回
路4のリダクションブレーキ圧PIID/!lは逆止弁
14及びオリフィス15で構成されるワンウェイオリフ
ィス16により上昇速度を制限され、リダクションブレ
ーキがこれに並列に設けられたりダクシジンワンウエイ
クラッチより先に締結して変速機出力トルクの引き込み
(変速ショック)を生じさせるのを防止することができ
る。
ここで、副変速機を直結状態から減速状態に切り換えて
行うダウンシフト変速時における変速ショックを、第4
速から第3速への4→3変速時における変速ショックに
つき論するに、アクセルペダルを踏み込んだ状態での4
→3変速時はダイレクトクラッチ圧P。7cがワンウェ
イオリフィス13及びアキュムレータ8の作用により第
7図に示す如く途中に棚を作って低下され、その間にワ
ンウェイオリフィス16を介し徐々に上昇するりダクシ
ョンブレーキ圧PAID/IIによりブレーキRD/B
を締結させることで、先ずリダクションワンウェイクラ
ッチを係合、次にブレーキRD/Bを締結させて変速機
出力トルク(To)波形を図示の如きものとなし、変速
ショックを防止する。
(発明が解決しようとする課題) しかし、運転者が手動(セレクトレバーのレンジ切り換
えや、押し釦スィッチの操作)でエンジンブレーキを要
求するエンジンブレーキ指令にともなう4→3変速時は
、アクセルペダルを釈放しているため同じ変速制御を行
うと第8図中点線で示すリダクションブレーキ圧PII
D/Itの上昇遅れがそのまま同図に点線で示す変速機
出力トルクT0の波形から明らかなようにエンジンブレ
ーキ遅れとなって現れ(リダクションワンウェイクラッ
チはこの間アイドリング回転中のエンジンを逆駆動不可
のためエンジンプレーキネ能)、違和感を与える。
本発明はかかる変速時上記の上昇遅れを解除することに
より上述の問題を解決することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的のため本発明変速制御装置は、或る摩擦要素の
締結と、他の摩擦要素の解放とで高速段を選択し、前記
或る摩擦要素の解放と、前記他の摩擦要素の締結又はこ
の摩擦要素に並列に設けたワンウェイクラッチの係合と
で低速段を選択する自動変速機において、 前記高速段から低速段へのダウンシフト変速時この変速
がエンジンブレーキ指令にともなうものでなければ前記
他の摩擦要素の締結を遅らせる遅延手段を設け、 前記ダウンシフト変速時この変速がエンジンブレーキ指
令にともなうものであれば前記他の摩擦要素の締結遅延
を解除する遅延解除手段を設けたものである。
(作 用) 自動変速機は或る摩擦要素の締結と他の摩擦要素の解放
とで高速段を選択し、これら摩擦要素の締結、解放を逆
転させることで低速段へのダウンシフト変速を行う。
このダウンシフト変速がエンジンブレーキの指令されて
いない時のものであれば、遅延手段が上記他の摩擦要素
の締結を遅らせる。よって、当該他の摩擦要素がこれに
並列に設けられたワンウェイクラッチより先に締結され
ることはな(、前記或る摩擦要素の解放で先ず当該ワン
ウェイクラッチが係合され、次で他の摩擦要素が締結さ
れることとなり、変速機出力トルクの引き込み(変速シ
ョック)を生ずることなしに当該変速を終了させること
ができる。
しかして上記のダウンシフト変速がエンジンブレーキの
指令されている時のものであれば、遅延解除手段が上記
他の摩擦要素を遅延なしに締結させる。よって、当該変
速時他の摩擦要素が速かに締結され、その遅れにともな
うエンジンブレーキの遅れをなくして、エンジンブレー
キの要求に対応したダウンシフト変速にもかかわらず、
エンジンブレーキが遅れて発生するような違和感をなく
すことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明装置の一実施例を示し、第2図はこれに
より変速制御すべき変速歯車列である。
先ず、第2図の変速歯車列を説明するに、11は入力軸
、22は出力軸を夫々示す、これら入出力軸21、22
を同軸突合せ関係に設け、入力軸21上に同心に主遊星
歯車変速機構23を、又出力軸22上に同心に副遊星歯
車変速機構24を夫々配置する。
主遊星歯車変速機構23は、本願出願人が1987年に
発行した「オートマチックトランスミッションREJR
OIA型整備要領書J  (A261c07)中筒1−
53頁に記載の変速機構と同じもので、2個の第1及び
第2遊星歯車組25.26をタンデムに具え、これらは
夫々第1及び第2サンギヤ255 、26 、、第1及
び第2リングギヤ25R、26m 、これらサンギヤ及
びリングギヤに噛合するピニオン25. ; 26F 
、これらピニオンを回転自在に支持する第1及び第2キ
ャリア25c、 26cよりなる単純遊星歯車組とする
サンギヤ25.をバンドブレーキB/Bにより固定可能
とする他、リバースクラッチR/Cにより入力軸21に
結合可能とする。キャリア25cはハイフランチH/C
により入力軸21に結合可能とする他、ローワンウェイ
クラッチL10WCにより入力軸21と逆の方向へ回転
不能とすると共に、ローリバースブレーキLR/Hによ
り固定可能とする。キャリア25cは更にフォワードク
ラッチF/Cにより、ローワンウェイクラッチし10−
Cと同方向に配置したフォワードワンウェイクラッチF
10WCのアウタレースに結合可能とし、フォワードワ
ンウェイクラッチのインナレースをリングギヤ26.に
結合する。又リングギヤ26Rはオーバーランクラッチ
OR/Cによりキャリア25cに結合可能とし、サンギ
ヤ26.を入力軸lに結合する。
副遊星歯車変速機構24は第3遊星歯車組27を具え、
これを第3サンギヤ278、第3リングギヤ271 。
これらに噛合するピニオン27P、及びピニオン27゜
を回転自在に支持する第3キヤリア27Cよりなる単純
遊星歯車組とする。主遊星歯車変速機構23の出力要素
であるキャリア26.にリングギヤ27.lを結合し、
キャリア27cを出力軸22に結合する。リングギヤ2
7.は更にダイレクトクラッチD/Cにより適宜サンギ
ヤ27.に結合可能とする。そして、サンギヤ27.を
リダクションワンウェイクラッチRD10WCにより入
力軸21と逆の方向の回転を阻止する他、リダクション
ブレーキRD/Hにより適宜固定可能とする。
上記実施例の歯車変速装置は、前記クラッチやブレーキ
を次表に示す組合せで作動させる(○印で示す)ことに
より前進第1速乃至第5速及び後退の変速段を得ること
ができる。
先ず、主遊星歯車変速機構23の作用を説明するに、フ
ォワードクラッチF/Cを作動させると、これによりフ
ォワードワンウェイクラッチF10WC及びローワンウ
ェイクラッチL10WCを介してリングギヤ27えが入
力軸21と逆方向の回転を狙止される。
このため人力軸21からサンギヤ26.への回転はビニ
オン26.をリングギヤ26.I内で転動させ、キャリ
ア26cを入力軸21と同方向に減速して正転させる1
速状態となる。この時の変速比はサンギヤ26゜とリン
グギヤ26Rのギヤ比をα2とすると、ア26cが入力
軸21と同方向へ高速で逆駆動される時、ワンウェイク
ラッチl110WC,LloWCの開放により入力軸2
1に逆駆動力が伝わらず、エンジンブレーキは得られな
い。エンジンブレーキの希望時は、前記表中Δ印で示す
ようにオーバーランクラッチOR/C&びローリバース
ブレーキしR/Bを作動させてワンウェイクラッチF1
0WC及びLloWCの解放をころす必要がある。
フォワードクラッチF/C及びハンドブレーキB/Bを
作動させると、バンドブレーキB/Bによりサンギヤ2
5.が固定されて反力受けの用をなし、フォワードクラ
ッチP/C及びフォワードワンウェイクラッチF10W
Cの作動と相俟って入力軸21からサンギヤ26.への
動力はキャリア26Cを1速状態より高速で正転させ、
2速状態が得られる。この時の変速比はサンギヤ25.
とリングギヤ254とのある。しかして、逆駆動力はフ
ォワードワンウェイクラッチp10WCの解放により入
力軸21に至らず、エンジンブレーキが得られない。エ
ンジンブレーキの希望時は、前記表中Δ印で示すように
オーバ−ランクラッチOR/Cを作動させてフォワード
ワンウェイクラッチF10WCの解放をころす必要があ
る。
フォワードクラッチF/C及びハイクラ・ンチ)I/C
を作動させると、これらによりリングギヤ26.が入力
軸21と共に回転するようになり、入力軸21に結合さ
れているサンギヤ26.とリングギヤ26えの一体回転
によりキャリア26cが入力軸21と同一の回転を行う
3速(直結)選択状態が得られる。この状態でもフォワ
ードワンウェイクラッチF10WCは逆駆動時解放され
てエンジンブレーキを得られなくするため、エンジンブ
レーキの要求時はオーバーランクラッチOR/Cを作動
させてフォワードワンウェイクラッチF10WCの解放
をころす必要がある。
ハイクラッチ〇/C及びバンドブレーキB/Bを作動さ
せると、ハイクラッチH/Cの作動でキャリア25cが
入力軸21と共に回転し、バンドブレーキB/Hの作動
でサンギヤ25.が固定されるため、サンギヤ25.上
でのピニオン2SPの転勤を介し、リングギヤ25R1
従ってキャリア26cは増速下に正転し、とこができる
リバースクラッチR/C及びローリバースブレーキLR
/Bを作動させると、リバースクラッチR/Cの作動で
サンギヤ25.が入力軸21と共に回転し、ローリバー
スブレーキLR/Hの作動でキャリア25cが固定され
るため、リングギヤ25jI、従ってキャリア26Cは
入力軸21と逆方向に逆転され、変速比が−−の後退選
択状態を得ることができる。
α1 次に、創遊星歯車変速機構24の作用を説明するに、リ
ダクションブレーキRD/Bを作動させると、サンギヤ
27.が固定され、キャリア26cからリングギヤ27
.への回転動力はピニオン279をサンギヤ27.の周
りに転勤させつつキャリア276、従って出力軸22へ
減速下に伝達され、減速状態が得られる。この時の変速
比は、サンギヤ27.とリングギヤ27.のギヤ比をα
1とすると1+α、になる。
ダイレクトクラッチD/Cを作動させると、サンギヤ2
7.がリングギヤ27.に結合されてキャリア26、の
回転動力がそのままキャリア27Cより出力軸22へ伝
達される直結状態を得ることができる。
なお、リダクションブレーキRD/Bを作動状態から非
作動状態に切換える時、ダイレクトクラッチD/Cの作
動前にサンギヤ27.がキャリア26C及びリングギヤ
27.l と逆の方向へ回転すると、ダイレクトクラッ
チD/Cの摩耗を早めるだけでなく、これを作動した時
のショックが大きくなり、変速ショックの原因となる。
しかして、ワンウェイクラッチRD10WCはリングギ
ヤ27Rの上記の回転を防止し、上述の問題を解消する
のに有用である。
変速装置全体としては前記の表から明らかなように、主
変速機構23の1速と副変速機構24の減速α2 1速(超低速段)を得ることができ、副変速機構24は
このままに保持して主変速機構23を第2速、第3速(
直結)状態にすることで夫々、変速比がの第2速及び第
3速を得ることができる。そして、主変速機構23を第
3速(直結)状態のままに保持し、副変速機構24を直
結状態にすることで、変速比が1の第4速(直結変速段
)を得ることができ、副変速機構24を直結状態のまま
に保持して主変速機構23を4速(増速)状態にするこ
とで、変速比又、後退の変速段は副変速機構24の減速
状態で主変速機構23を後退状態にすることにより得る
こαす る。
更に前記の表に示した変速比の例は、ギヤ比α1゜α2
.α3を夫々遊星歯車組25〜27の強度上及び耐久上
好ましいとされる0、4〜0.6の範囲内において、0
.44.0.6.0.41と定めた場合の値であるが、
この変速比の例からも明らかなように適切な変速比を得
ることができると共に、最低速段(第1速)と最高速段
(第5速)との間の変速比幅が大きくなるような態様で
歯車変速装置の5速化を達成することができる。
次に第1図の変速制御回路を説明するに、図中第6図に
おけると同様部分は同一符号にて示す。
本例では、リダクションブレーキ圧PIIO/IIの供
給速度を制限する遅延手段としてのワンウェイオリフィ
ス16に並列にバイパス回路17を設け、このバイパス
回路中に遅延解除手段としてのオリフィスキャンセル弁
15を挿置する。この弁はスプール18aを具え、この
スプールをばね18bにより図示の右限位置に弾支する
。スプール18aはこの位置でバイパス回路17を遮断
し、室18cへの圧力供給によりばね18bに抗して図
中左行される時バイパス回路17を開通するものとする
。そして、室18cには■レンジ圧PI[[を供給する
こととし、この■レンジ圧は運転者が第3速以下の変速
段でのエンジンブレーキを手動で指令する時発生する圧
力である。
本例では、前述した如くダイレクトクラッチ圧P、7.
を排除しながらリダクションブレーキ圧PRD/Bを供
給して行う第5速又は第4速から第3速以下への変速時
、例えば4→3変速時、この変速が通常の自動変速レン
ジでのもの(足踏みダウンシフト変速)であれば、■レ
ンジ圧PII[の発生はなく、オリフィスキャンセル弁
18は図示の状態にあってバイパス回路17を遮断する
。よって、リダクションブレーキ圧PRfl/IIはワ
ンウェイオリフィス16により第7図に示す如く上昇速
度を制限されてリダクションブレーキRD/Bの締結を
遅延させる。これにより、ダイレクトクラッチ圧P07
゜の低下にともなうダイレクトクラッチD/Cの解放時
、先ずリダクションワンウェイクラッチRD10WCの
係合を介し減速状態への切換(4→3ダウンシフト変速
)がなされ、その後にリダクションブレーキRD/Bが
締結されて動力伝達を引継ぐ結果、変速機出力トルクの
引込み(変速ショック)の発生を防止することができる
しかして、上記の4→3ダウンシフト変速がエンジンブ
レーキ指令にともなうものである場合、■レンジ圧PI
[[が存在するためオリフィスキャンセル弁18はスプ
ール18aを図中左行されてバイパス回路17を開通す
る。これがためリダクションブレーキ圧PIIn/II
はバイパス回路17を介し第8図中実線で示す如く速か
に上昇してリダクションブレーキRD/8を迅速に締結
させる。よって、リダクションワンウェイクラッチRD
10WCの係合を介することなく当該ダウンシフト変速
を行い得ることとなり、第8図中実線で示す変速機出力
トルク波形から明らかなようにエンジンブレーキが変速
後遅れて発生する違和感をなくすることができる。
第3図及び第4図は同様の作用効果を達成するだめの他
の構成例を示す。本例では、第1図における回路からワ
ンウェイクラッチ16、バイパス回路17及びオリフィ
スキャンセル弁18を省略し、代りにダイレクトクラッ
チD/Cをダイレクトクラッチソレノイド31によりダ
イレクトクラッチ制御弁32によっても制御可能とした
ものである。ダイレクトクラッチ制御弁32はスプール
32aを具え、このスプールをばね32bにより図示の
右限位置に弾支する。スプール32aはこの位置でライ
ン圧Ptを3−4シフト弁1に向かわせ、室32cへの
圧力供給によりばね32bに抗して図中左行される時3
−4シフト弁lのライン圧(P、)供給ボートをドレン
するものとする。又室32cには、ダイレクトクラッチ
ソレノイド31のONでそのプランジャ31aがドレン
ボート31bを閉じる時、回路10のパイロット圧Pr
を供給されるものとする。
本例では、ソレノイド9,10を第4図の制御プログラ
ムに従ってON、OFFすることにより前述した例と同
様の作用効果を達成するごとができる。即ち、先ずステ
ップ40で運転状態に応じた要求変速段を決定し、これ
が現在の選択変速段と異なるか一致しているかにより変
速すべきか否かをチエツクする。変速すべきでなければ
、変速不要であるからステップ41で後述のタイマびを
リセントして制御をそのまま終了する。変速すべきなら
ステップ42で副変速機構24の状態切換えをともなう
変速、つまり本発明による変速制御が必要な変速か否か
をチエ7りし、本発明による制御が不要な変速ならステ
ップ43で副変速機構24に対し通常の変速制御を行っ
た後、ステップ41を実行する。
本発明による制御が必要な変速なら、ステップ44、4
5で運転者が■、■又はIレンジを選択し、且つアクセ
ルペダルを釈放したエンジンブレーキ指令中か否かをチ
エツクし、エンジンブレーキ指令中であればステップ4
6でシフトソレノイド9をONに切換える。これにより
3−4シフト弁1はスプール1bの左行で、ダイレクト
クラッチD/Cを解放、リダクションブレーキRD/B
を締結し、対応する変速を可能ならしめる。ところでこ
の際リダクションブレーキ圧pHl/lは、ワンウェイ
オリフィス16(第1図参照)の省略により速かに上昇
し、前述した例と同様の目的を達成することができる。
エンジンブレーキが指令されていない変速であれば、ス
テップ47でダイレクトクラッチソレノイド31のON
によりダイレクトクラッチ制御弁32のスプール32a
を左行させる。しかし、未だシフトソレノイド9はON
せず、3−4シフト弁1を図示位置に保つため、ダイレ
クトクラッチ圧P。/Cは弁32で通常通り排除される
ものの、リダクションブレーキ圧PRD/Iは3−4シ
フト弁lの図示位置によって上昇を遅延され、リダクシ
ョンブレーキRD/Bの締結を遅らせて前述した例と同
様の作用効果を達成することができる。
その後、ステップ48で歩進されるタイマTMが設定時
間TM、を示す時ステップ49がステップ50を選択し
、ここでシフトソレノイド9をONして3−4シフト弁
1の左行によりリダクションブレーキRD/Bを締結し
、対応する変速を終了させることができる。
なお本例では、ステップ45においてアクセルペダル釈
放時に限りエンジンブレーキ指令中と判別してステップ
46を実行することから、アクセルペダルを踏込んだパ
ワーオン走行中はたとえ■、■又は!レンジ選択中と頚
もステップ47〜50によりリダクションブレーキの締
結を遅らせて変速ショック軽減作用を達成することがで
きる。
第5図は第1図の回路に、ワンウェイオリフィス13を
バイパスする回路19を追加し、このバイパス回路19
を開閉するオリフィスキャンセル弁部18dをスプール
18aに一体に設けたものである。
バイパス回路19及び弁部18dを追加した根拠を以下
に述べる。
第1図の回路においてエンジンブレーキ指令中の4→3
変速をエンジンブレーキ指令がない時と同様に行うので
は、ダイレクトクラッチ圧PD/Cが第9図中点線(第
7図と同じ)の如くに低下され、その抜は棚がそのまま
りダクションブレーキRD/Bとのインターロック成分
となり、変速機出力トルクT0の第9図中点線(第8図
中実線)で示すような大きな引き込みを生じ、大きな変
速ショックの発生原因となる。そこで本例は、かかるエ
ンジンブレーキ指令中の変速時、ダイレクトクラッチ圧
PD/Cの抜は速度を制限するワンウェイオリフィス1
3を無効にして上述の問題をもなくすよう、■レンジ圧
PII[が発生するエンジンブレーキ指令中、この圧力
P■によりオリフィスキャンセル弁18でバイパス回路
17を開く時同時に弁部18dでバイパス回路19をも
開く構成とする。
よって、当該変速時ダイレクトクラッチ圧PD/Cは第
9図中実線の如く速かに排除され、変速機出力トルク波
形を実線の如きものとなしてトルクの大きな引き込み及
びこれにともなう変速ショックを防止することができる
。しかも、弁部18dをオリフィスキャンセル弁スプー
ル18aに一体に形成したことで、構成の複雑化をとも
なうことなしに上記の作用効果を達成可能である。
(発明の効果) かくして本発明変速制御装置は上述の如く、高速段(図
示例では副変速歯車機構24の直結状態)から低速段(
副変速歯車機構24の減速状B)へのダウンシフト変速
時、この変速がエンジンブレーキ指令中のものでなけれ
ば他の摩擦要素(リダクションブレーキRD/B )の
締結を遅らせ、エンジンブレーキ指令中のダウンシフト
変速であれば当該摩擦要素を速かに締結させる構成とし
たから、エンジンブレーキ指令中でないダウンシフト変
速時先ずワンウェイクラッチ(リダクションワンウェイ
クラッチRD10WC)が係合され、その後他の摩擦要
素が締結されることとなり、変速機出力トルクの引き込
みを生ずることなしに、従って大きな変速ショックなし
に当該変速を終了させることができ、又エンジンブレー
キ指令中のダウンシフト変速時はエンジンブレーキの効
き遅れを防止して違和感をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明変速制御装置の一実施例を示す油圧回路
図、 第2図は同装置により変速制御すべき歯車変速機構のス
ケルトン図、 第3図は本発明変速制御装置の他の例を示す油圧回路図
、 第4図は同側におけるソレノイドのON。 OFF制御プログラムを示すフローチャート、第5図は
本発明の更に他の例を示す油圧回路図、第6図は従来の
変速制御油圧回路図、 第7図乃至第9図は夫々自動変速機の変速時における摩
擦要素締結圧及び出力トルクの時系列変化タイムチャー
トである。 D/C・・・ダイレクトクラッチ(或る摩擦要素)RD
/B・・・リダクションブレーキ(他の摩擦要素)■・
・・3−4シフト弁  8・・・アキュムレータ9・・
・シフトソレノイド 13、16・・・ワンウェイオリフィス(16・・・遅
延手段)17・・・バイパス回路 18・・・オリフィスキャンセル弁(遅延解除手段)1
8d・・・オリフィスキャンセル弁部19・・・バイパ
ス回路 21・・・入力軸      22・・・出力軸23・
・・主遊星歯車変速機構 24・・・創遊星歯車変速機構 25・・・第1遊星歯車組  25.・・・第1サンギ
ヤ25、・・・第1リングギヤ 25.・・・第1キヤ
リア26・・・第2遊星歯車組  26.・・・第2サ
ンギヤ26、・・・第2リングギヤ 27C・・・第2
キヤリア27・・・第3遊星歯車組  27.用第3サ
ンギヤ271・・・第3リングギヤ 27.・・・第3
キヤリアR/C・・・リバースクラッチ H/C・・・ハイクラッチ F/C・・・フォワードクラッチ OR/C・・・オーバーランクラッチ B/B・・・バンドブレーキ LR/B・・・ローリバースブレーキ F10WC・・・フォワードワンウェイクラッチL10
WC・・・ローワンウェイクラッチRD10WC・・・
リダクションワンウェイクラッチ(ワンウェイクラッチ
) 31・・・グイレフトクラッチソレノイド32・・・ダ
イレクトクラッチ制御弁 第7図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、或る摩擦要素の締結と、他の摩擦要素の解放とで高
    速段を選択し、前記或る摩擦要素の解放と、前記他の摩
    擦要素の締結又はこの摩擦要素に並列に設けたワンウェ
    イクラッチの係合とで低速段を選択する自動変速機にお
    いて、 前記高速段から低速段へのダウンシフト変速時この変速
    がエンジンブレーキ指令にともなうものでなければ前記
    他の摩擦要素の締結を遅らせる遅延手段を設け、 前記ダウンシフト変速時この変速がエンジンブレーキ指
    令にともなうものであれば前記他の摩擦要素の締結遅延
    を解除する遅延解除手段を 設けたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。 2、請求項1において、前記遅延手段を前記の他の摩擦
    要素の作動油路に挿置した締結圧供給速度制限用オリフ
    ィスとし、前記遅延解除手段をこのオリフィスに並列に
    設けたオリフィスキャンセル弁とし、前記或る摩擦要素
    の締結圧抜け速度制限用オリフィスに並列にオリフィス
    キャンセル弁を設け、前記両オリフィスキャンセル弁を
    前記エンジンブレーキ指令に応答して開くよう一体化し
    た自動変速機の変速制御装置。
JP63209524A 1988-08-25 1988-08-25 自動変速機の変速制御装置 Expired - Lifetime JPH07117149B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4224239A1 (de) * 1991-07-31 1993-02-04 Mitsubishi Motors Corp Schalt-steuervorrichtung fuer ein automatisches fahrzeuggetriebe

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4224239A1 (de) * 1991-07-31 1993-02-04 Mitsubishi Motors Corp Schalt-steuervorrichtung fuer ein automatisches fahrzeuggetriebe
DE4224239C2 (de) * 1991-07-31 1997-08-21 Mitsubishi Motors Corp Schaltsteuervorrichtung für ein automatisches Fahrzeuggetriebe

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