JPH0262336A

JPH0262336A - シート送り装置

Info

Publication number: JPH0262336A
Application number: JP21150588A
Authority: JP
Inventors: Hirofumi Hirano; 弘文平野
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1988-08-25
Filing date: 1988-08-25
Publication date: 1990-03-02
Anticipated expiration: 2013-04-28
Also published as: JP2744252B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の産業上の利用分野〕本発明は、紙等のシート送り装置、特に摩擦力によって
シートを搬送するフリクション方式のシート送り装置に
関するものである。

〔従来技術及び発明が解決しようとする問題点〕従来、
フリクション方式の紙送り装置は、ゴム等の高摩擦係数
の材料で円筒状に形成した紙送りローラＲを回転させて
（第７図に示す）、印字用紙を搬送する方式が主であっ
た。そこで従来例では、紙送りローラの軸が必要であり
、コストアップになるばかりか、その軸径で外径が制約
されるために、紙送りローラをあまり小さくすることが
できず、薄型の紙送り装置は実現できなかった。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明は前記
従来例の問題点を解消するものであり、円盤状のシート
送りディスクの側面を高摩擦係数の部材で形成し、その
ディスクの側面を所定の角度でシートに圧接する。そし
て所定シート送りディスクを回動させることによって、
前記シ−トを搬送するようにしたものである。これによ
って安価で、薄形のシート送り装置を実現するものであ
る。

以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する
。

以下述べる実施例は、低摩擦係数の表面を有したベース
と、前記ベースの上に挿入される印字用紙と、前記印字
用紙を押圧する円盤状の高摩擦係数の表面を側面に有し
た紙送りディスクを所定角度で側面を前記印字用紙に圧
接し、前記紙送りディスクを、印字用紙の搬送方向に直
角に少なくとも２個以上の対で配置した紙送り装置であ
る。また、前記紙送りディスクは、２個の対では逆方向
に回転するとともに、印字用紙の進行方向で、かつ、端
面方向に搬送力が加わるようにした紙送り装置である。

第１図は本発明の一実施例を示す全体斜視図である。図
において、１はベースで、低摩擦係数の材質（例えばポ
リアセクール、フッソ樹脂等）の材料で形成されている
。なおこのベースｌは、鉄板やその他の材質の片面に低
摩擦係数のフッ素系塗装を吹き付けるなどの表面処理を
施してもよい。さらに、２は搬送すべき印字用紙で、前
記ベースｌの上面に載せられている。３は紙送りディス
クで、ベースｌの左右に一対設けられている。そしてそ
の円周部上部には、外周にギヤ３ａが形成されており、
またその円周部下部には、ゴム３ｂが貼付けである。さ
らにこの紙送りディスク３は、第２図に示すように、ベ
ースｌ上の印字用紙２に対して所定角度（θ）傾いてそ
の側面３ｄを用紙２に圧接するよう、回転軸３ｃによっ
て回転可能にベースｌに取付けられている（角度θはお
よそ３°〜５°位）。なお、３ｃは前述した回転軸で、
図示しない上蓋に回動可能に挿入されており、当然なが
らベース１に対して傾いて取り付けられている。さらに
、４は圧接板バネで、前記紙送りディスク３の印字用紙
２と圧接している真上を押圧しており、その端部４ａは
前記ベース１に固定されている。なおこの板バネ４は開
口４ｂを有しており、回転軸３Ｃを貫通させている。５
はアイドラギヤで、その外周にはギヤ５ａが形成されて
おり、前記紙送りディスク３のギヤ３ａと噛合している
。５ｂは回転軸で、やはり、図示しない上蓋に回動自在
に支持される。さらに６は紙送りモータで、例えば偏平
型のパルスモータ等であって、図示しない上蓋に取り付
けられている。また７はモータピニオンで、前記紙送り
モータ６の軸６ａに固着しており、前記アイドラギヤ５
と前記紙送りディスク３のギヤ３ａと噛合している。

さて、次に、上記構成における動作を説明する。

まず、外部電源（図示せず）からの通電によって紙送り
モータ６を回転（矢示Ａ方向）させると、それに噛合し
ているアイドラギヤ５及び紙送りディスク３（ディスク
３は互いに同期をとって）が、それぞれ図に示す矢印Ｂ
−Ｃ−Ｄの方向に回転する（なお対のディスク３は互い
に等速で回転するよう、ギヤ５及びビニオン７の歯数は
定められている）。

ここで前述した通り、紙送りディスク３は圧接板バネ４
により印字用紙２に押圧しており、また、傾いて用紙２
に圧接しているので、その側面３ｄの一部分のみが印字
用紙２に当接することになる。そこで回転運動の一部接
線方向の分力で、直線搬送力矢印Ｆが印字用紙２に発生
する（第３図参照）。そして紙送りディスク３は対にあ
り、又互いに逆方向に回転するために、印字用紙２はそ
の幅方向に外側に引張られるような力を受けて（第３図
矢印Ｃ）搬送されるので、用紙２がしわになることも防
止できる。

第４図はベース１の一部に円形のへこみを設け、円盤状
のディスク８を嵌入するようにしたものである。そこで
印字用紙２のセット時に、紙送りディスク３がベース１
を直接圧接してしまう恐れがな（、さらにゴム３ｂの摩
耗防止や、紙送りモータ６のトルクを必要以上に大きく
しなくても良いという利点を有する。

第５図を用いてさらに他の実施例を示す。本実施例は紙
送りディスク３のギヤ部３ａを大きくして、両者を直接
噛合させるようにしたものである。図に示す様にモータ
６をその外側に配置すれば、より省スペースにすること
ができる。

第６図を用いてさらに他の実施例を示す。本実施例は紙
送りディスク３の一方の側に偏平モータ６を組み込んだ
ものであり、さらに省スペースにすることができる。

なお、本発明に使用するモータは、パルスモータに限ら
ず、例えばＤＣモータや超音波モータ等薄形であれば適
用可能である。

以上説明した様に、本発明によれば、従来例の様に、長
手方向に軸を設けることが不要にできるため、レイアウ
トの自由度を増すばかりでな（、円盤の厚さ方向をシー
ト送りに使用することにより、超偏平のシート送り機構
を提供することができる。

しかも、部品点数が少なく、組立性に優れているので、
本発明のシート送り装置を適用すれば、小形（薄型）安
価なプリンタが実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体斜視図、第２図はその
断面図、第３図はその動作を示す上面図、第４図は本発明の他の実施例の斜視図、第５図はさらに
本発明の他の実施例の斜視図、第６図はさらに本発明の
他の実施例の斜視図、第７図は従来例を示す斜視図であ
る。図において、１・・・ベース　　　　　　　２・・・印字用紙３・・
・紙送りディスク　　　４・・・圧接板バネ訃・・アイ
ドラギヤ　　　　　６・・・紙送りモータ７・・・モー
タピニオン彪

Claims

【特許請求の範囲】

（１）シートを所定の方向へ搬送するためのシート送り
装置において、低摩擦係数の表面を有した、搬送すべきシートを載せる
ためのベースと、前記ベースに載せられた搬送すべきシートと所定角度を
有して圧接し、シート搬送方向に対して直角に複数個回
転可能に設けられたシート送りディスクと、前記シート送りディスクを回転させるためのモータと、を有することを特徴とするシート送り装置。
（２）前記シート送りディスクは、２個の対で設けられ
ており、互いに逆方向に回転するとともに、シート搬送
方向でかつ側端方向に搬送力が加わるよう配置されてい
る請求項第（１）項に記載のシート送り装置。