JPH0262315A - 部品取扱装置、ならびに該装置に用いられ得る部品分離装置および部品配向装置 - Google Patents

部品取扱装置、ならびに該装置に用いられ得る部品分離装置および部品配向装置

Info

Publication number
JPH0262315A
JPH0262315A JP63211719A JP21171988A JPH0262315A JP H0262315 A JPH0262315 A JP H0262315A JP 63211719 A JP63211719 A JP 63211719A JP 21171988 A JP21171988 A JP 21171988A JP H0262315 A JPH0262315 A JP H0262315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
chip
parts
negative pressure
vacuum suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63211719A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Sakai
範夫 酒井
Kenji Minowa
蓑輪 憲二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP63211719A priority Critical patent/JPH0262315A/ja
Publication of JPH0262315A publication Critical patent/JPH0262315A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • De-Stacking Of Articles (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、部品取扱装置、ならびにこの部品取扱装置
に有利に用いられ得る部品分離装置および部品配向装置
に関するものである。
より特定的には、この発明は、たとえば電子部品チップ
(受動部品、能動部品、その他、電気部品も含み、また
、完成品および半製品も含む。)を取扱うための技術を
提供しようとするもので、特に、多数の電子部品チップ
に対して行なわれる種々の作業を容易かつ能率的なもの
とするための技術に関するものである。
[従来の技術] 第10図には、この発明が適用され得る部品の一例とし
ての電子部品チップ1が斜視図で示されている。電子部
品チップ1は、たとえば、積層セラミックコンデンサの
ようなコンデンサチップであっても、抵抗器チップであ
っても、インダクタチップであってもよい。このような
チップ1は、互いに直交する長手方向、幅方向および厚
さ方向の各寸法り、WおよびTを有しており、これら寸
法り、 W、 Tのうち、長手方向寸法りが最も長くさ
れ、厚さ方向寸法Tが最も短くされている。なお、幅方
向寸法Wは厚さ方向寸法Tまたは長手方向寸法りと等し
くなる場合もある。また、チップ1の形状は、第10図
に示すような直方体ないしは六面体に限らず、円板、円
筒、円柱、等であってもよい。いずれの場合においても
、長手方向、幅方向および厚さ方向の各寸法を有してい
るとみることができる。
チップ1には、通常、その長手方向の両端部に、外部端
子電極2および3が形成される。しかしながら、チップ
1が半製品の場合には、これら電極2および3が形成さ
れていない場合もあり1)る。
このような電子部品チップ1は、一般に小型であり、た
とえば、LXWXTが1.6X0.8XO,8[mml
のように、そのままでは取扱いが困難なほど小さなもの
もある。したがって、チップ1を、その多数のものにつ
いて一挙にかつ容易に取扱うことを可能にするために、
通常、チップ1は、第11図に示すような電子部品チッ
プ保持治具4上に、所定の方向に向けられた状態で配列
されてから、種々の態様の処理または加工が施される。
このような処理または加工の具体的態様としては、電子
部品チップ1の検査工程における各種電気的特性の測定
、電子部品チップ1の外部端子電極2.3の形成、外部
端予電I!12.3への半11[1引き、電子部品チッ
プ1のテーピングまたはマガジン化、電子部品チップ1
のマウント、等が挙げられる。
上述した保持治具4は、全体として板状をなしており、
その一方向には、複数個の収納部5が形成されている。
収納部5は、保持治具4の厚さ方向を貫通しない凹部を
もって形成されており、保持治具4の一方面において、
行および列をなすように分布されている。収納部5は、
第12図に示すように、各々1個の電子部品チップ1を
第10図に示すような姿勢で収納し得るような形状に選
ばれている。すなわち、各収納部5の開口の寸法は、第
10図に示したチップ1の長手方向寸法りおよび幅方向
寸法Wを受入れ可能なように選ばれている。
保持治具4のすべての収納部5を、第12図に示すよう
にチップ1で満たすためには、たとえば、保持治具4上
に多数のチップ1をランダムに置いた後、たとえば手に
よって保持治具4に振動を加える。これに応じて、チッ
プ1が保持治具4上で種々の方向に移動し、収納部5と
整列した状態となったチップ1が収納部5内に嵌まり込
む。このようにして、すべての収納部5がチップ1で満
たされたとき、保持治具4上に残されたチップ1は除去
される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述したように、保持治具4の各収納部
5内に所定の方向に向けて電子部品チップ1を挿入し、
それによって、チップ1を整列させることには、次のよ
うな解決されるべき問題点がある。
まず各収納部5内にそれぞれチップ1を嵌まり込ませる
作業は、一部において機械化が可能であっても、少なく
とも最終的には人間の手を借りなければならない。その
ため、このような作業には熟練を要する。また、収納部
5へのチップ1の充填率は、容易には100%にはなら
ない。これを100%にするに、は、長い時間を費やし
てしまう。
また、第13図に示すように、1個の収納部5上におい
て、2個以上のチップ1が絡み、それによって、この収
納部5内にチップ1が所定の方向に入り込むことが阻害
されることがある。したがって、第13図に示したよう
な現象が生じると、チップ1の整列作業の能率が低下す
る。このような現象は、特にチップ1における厚さ方向
寸法Tが幅方向寸法Wに近い場合や、長さ方向寸法りが
厚さ方向寸法Tに比べてそれほど長くない場合に生じや
すくなり、したがって、このような場合には能率が極端
に低下する。
また、第12図に示すように適正にチップ1が収納部5
に収納されるか、あるいはいくつかの収納部5において
はチップ1が全く収納されないか、さらには、第13図
に示すような現象が生じるかは、あくまでも確率の問題
であり、したがって、チップ1の整列に対して高い信頼
性を得ることができない。
そこで、この発明の目的は、能率良くかつ高い信頼性を
もって複数個の部品を所定の方向に配向させながら整列
させることができる部品取扱装置を提供することである
この発明の他の目的は、上述の部品取扱い装置の一部と
して有利に用いられ得る部品分離装置を提供することで
ある。
この発明のさらに他の目的は、部品取扱装置の一部とし
て有利に用いられ得る部品配向装置を提供することであ
る。
[課題を解決するための手段] この発明の部品取扱装置は、互いに直交する長手方向、
幅方向および厚さ方向の各寸法を備え、かつ、前記各寸
法のうち、前記長手方向寸法が最も長く、前記厚さ方向
寸法が最も短い、そのような複数個の部品を、前記長手
方向および前記幅方向が同一平面上に並ぶように、整列
配向させるために用いられるものであって、上述した技
術的課題を解決するため、次のような構成を備えること
か特徴である。
すなわち、この発明の部品取扱装置は、まず、上下方向
に延びる整列通路を何する貯留部を備える。整列通路は
、部品を上方から受入れる上方開口および下方から排出
する下方開口を形成するとともに、部品の幅方向寸法お
よび厚さ方向寸法を受入れ可能な断面寸法を有しており
、かつ複数個の部品が前記長手方向に1列に並ぶように
整列した状態で当該複数個の部品を貯留するためのもの
である。
上述の整列通路内に連通ずるように、第1および第2の
真空吸若口が設けられる。第1の真空吸着口は、複数個
の部品から選ばれた第1の部品を選択的に吸着するよう
に負圧を与えることができるようにされている。他方、
第2の真空吸着口は、第1の真空吸着口によって吸着さ
れる第1の部品のすぐ上の第2の部品を選択的に吸着す
るように負圧を与えることができるようにされている。
さらに、この発明の部品取扱装置は、保持部を備える。
保持部は、前記整列通路の前記下方開口から排出された
部品を受ける裁置面を有するとともに、この載置面上で
部品をその長手方向が上下方向に向いた状態から横方向
に向いた状態に方向転換させる手段を有する。
次に、この発明の部品分離装置は、上述した部品取扱装
置に含まれていた、整列通路と第1および第2の真空吸
着口とによって構成される。なお、この発明に係る部品
分離装置に備える整列通路は、必ずしも前述した部品取
扱装置における整列通路に備える要件を備えている必要
はなく、たとえば、部品を上方から受入れる上方開口は
なくてもよい。
また、この部品分離装置において取扱われる部品は、前
述した部品取扱装置において取扱われる部品のような寸
法関係を有している必要はない。したがって、整列通路
内においては、複数個の部品は、それぞれ同じ方向に向
けて1列に並ぶように整列されていればよい。
次に、この発明の部品配向装置は、前述したこの発明の
部品取扱装置に含まれる保持部としての好ましい構成を
与える。すなわち、保持部は、部品を、その長子方向が
横方向に向けられかつその厚さ方向が上下方向に向けら
れた状態で、受入れ可能な凹部を有する。この凹部内の
空間に連通した状態で凹部の長子方向の各端部近傍に第
1および第2の空気通路が設けられる。これら第1およ
び第2の空気通路は、部品をその長子方向が上下方向に
向いた状態から横方向に向いた状態に方向転換させる手
段を与えるものである。すなわち、第1および第2の空
気通路には、前記凹部内に長子方向を上下方向に向けて
落下してきた部品を溝方向に向ける力を及ぼす空気流が
生じるように、相対的に圧力差を有する第1および第2
の空気圧がそれぞれ与えられる。
[発明の作用および効果] この発明の部品取扱装置において、部品は、まず、貯留
部にある、整列通路の上方開口から受入れられる。この
ような受入れによって、整列通路内においては、複数個
の部品が長手方向に1列に並ぶように整列した状態で貯
留される。整列通路内にある複数個の部品は、少なくと
も第1の真空吸着口に負圧が与えられることによって、
その最も下に位置する第1の部品が吸着され、それによ
って、この第1の部品自身の下方への落下が阻止される
とともに、これより上にあるすべての部品の落下が第1
の部品によって阻止される。なお、このとき、第2の真
空吸着口にも負圧を与えておいてもよい。これによって
、第1の部品のすぐ上にある第2の部品自身は、第1の
部品とは関係なく、その落下が阻止され得る。
次のタイミングでは、第2の真空吸着口に負圧を与えた
状態としながら、第1の真空吸着口に与えられていた負
圧が遮断される。これによって、第2の部品およびそれ
より上にあるすべての部品を残して、第1の部品だけが
整列通路の下方開口から排出される。
次のタイミングでは、第1の真空吸着口に負圧が与えら
れながら、第2の真空吸着口に与えられていた負圧が遮
断される。これによって、今まで第2の真空吸着口によ
って吸着されていた部品が、第1の真空吸60によって
吸上保持されるまで、その上にあるすべての部品ととも
に落下する。
以上述べたような各ステップが繰返されて、整列通路内
で整列された複数個の部品のうち最も下にある部品が順
次1個ずつ下方開口から排出される。
上述のように排出された部品は、保持部に備える載置面
で受けられ、ここで、長子方向が上下方向に向いた状態
から横方向に向いた状態に方向転換される。したがって
、複数個の部品は、保持部において、その長手方向およ
び幅方向が同一平面上に並ぶように配向され、貯留部に
対して保持部を相対的に横方向に順次移動させていけば
、上述のような配向状態で、複数個の部品が保持部上で
整列される。
このように、この発明の部品取扱装置によれば、まず、
整列通路において複数個の部品が常に貯留された状態を
維持できるので、最終的に、保持部の裁置面上に、部品
を供給できる状態が確保されていることになる。したが
って、複数個の部品を所定の位置にほぼ100%の確率
で配置することができる。なお、何らかの不都合により
、いくつかの位置において、部品が配置されなかったと
しても、上述のようなステップを再度実施して、欠陥の
生じた位置に部品を配置することは容易である。
また、部品は、整列通路内にあるとき、既に所定の方向
に向けられた状態であるので、その後においても、部品
は、所定の配向状態で取扱われることになり、部品の配
向性に対して、高い信頼性を得ることができる。特に、
従来、所定の配向状態を得るのに困難であった部品であ
っても、能率的に所定の方向に配向させることができる
また、この発明の部品取扱い装置によれば、手作業に頼
らないため、部品処理の高速化を図ることができ、また
確実性を高めることができる。そして、極めて小さな部
品であっても、容易に取扱うことができる。
また、従来の手作業による部品の取扱いにおいては、部
品に振動を与えることが行なわれるが、このような振動
により、部品同士が互いに衝突して、傷つけ合うことも
あり得る。しかしながら、この発明の部品取扱装置によ
れば、振動を用いなくても済むので、部品に傷つけるこ
とはない。
次に、この発明の部品分離装置は、上述した部品取扱装
置において説明した第1および第2の真空吸着口に関連
する作用および効果と実質的に同じ作用および効果を果
たす。この部品分離装置は、しかしながら、上述したよ
うな部品取扱装置において用いられるだけでなく、整列
された部品をその最も端に位置するものから順次1個ず
つ供給する用途一般に用いることができる。
次に、この発明の部品配向装置によれば、第1および第
2の空気通路を備え、これら第1および第2の空気通路
には、相対的に圧力差を有する第1および第2の空気圧
がそれぞれ与えられるので、第1および第2の空気通路
間には、積極的に空気流が発生させられる。したがって
、凹部内において、その長手方向を上下方向に向けて落
下してきた部品は、上述の空気流によって、確実に溝方
向に向けられ、この部品は、凹部内で、その長手方向が
横方向に向けられかつその厚さ方向が上下方向に向けら
れた状態で位置決めされる。そのため、高い信頼性をも
って、凹部内に部品を所定の方向に向けた状態で配置す
ることができる。このような部品配向装置も、また、前
述したような部品取扱装置において用いられるだけでな
く、部品を一定の位置で所定の方向に向ける操作一般に
用いることができる。
[実施例] 第1図ないし第6図には、この発明の一実施例となる部
品取扱装置が示されている。この部品取扱装置には、こ
の発明に係る部品分離装置および部品配向装置も含まれ
ている。
部品取扱装置10は、第1図に示すように、大別して、
貯留部11と保持部12とを倫える。なお、この部品取
扱装置10は、第10図に示した電子部品チップ1を取
扱うものとして説明する。
貯留部11は、電子部品チップ1を上方から受入れる上
方開口13および下方から排出する下方開口14を形成
した上下方向に延びる整列通路15を備えている。なお
、整列通路15は、全くの上下方向すなわち鉛直方向に
延びている必要はな(、場合によっては、鉛直方向から
ずれていてもよく、少なくとも相対的に上下方向に延び
ていればよい。上方開口13は、チップ1の受入れを容
易にするため、面取りされた周壁によって規定されるの
が好ましい。整列通路15は、チップ1の幅方向寸法W
および厚さ方向寸法T(第10図)を受入れ可能な断面
寸法を有している。したがって、整列通路15内におい
ては、複数個のチップ1が、その長手方向に1列に並ぶ
ように整列した状態で貯留されている。整列通路15の
下方開口14は、切欠16によってその一方側が大きく
拡げられている。この切欠16は、後で説明するように
、チップ1の方向転換を許容するためのものである。
整列通路15内に連通ずるように、第1および第2の真
空吸着口17および18が設けられる。
第1の真空吸着口17は、整列通路15内で整列された
複数個のチップ1のうちの最も下のチップ1aを選択的
に吸着するように負圧を与えるもので、そのような負圧
は、第1の導管19を介して与えられる。他方、第2の
真空吸着口18は、整列通路15内にある複数個のチッ
プ1のうち、前述したチップ1aのすぐ上、すなわち下
から2番目のチップ1bを選択的に吸着するように負圧
を与えるもので、そのような負圧は、第2の導管20を
介して与えられる。第1および第2の導管1つおよび2
0は、それぞれ、図示しない真空源に接続される。
第2図ないし第4図には、整列通路15の一部であって
、第1および第2の真空吸着口17および18が設けら
れた部分が拡大されて示されている。これらの図面にお
いて負圧が与えられている状態を矢印で表示したように
、たとえばバルブ制御することにより、第1および第2
の真空吸着口17および18にはそれぞれ任意に負圧が
与えられるように構成されている。すなわち、典型的に
は、第2図に示すように、第1および第2の真空吸着口
17および18の双方に負圧が与えられる場合と、第3
図に示すように、第2の真空吸着口18のみに負圧が与
えられる場合と、第4図に示すように、第1の真空吸着
口17のみに負圧が与えられる場合とがある。
保持部12は、通常、貯留部11の下方に位置される。
保持部12は、第5図および第6図にも示されているよ
うに、整列通路15の下方開口14から落下してきたチ
ップ1aを受ける載置面21を−aしている。載置面2
1の上方には、前述したような切欠16が位置している
。この実施例では、載置面21は、凹部22の底面をも
って構成されている。このような凹部22の長手方向(
第1図、第5図および第6図において左右方向)の各端
部近傍には、第1および第2の空気通路23および24
がそれぞれ設けられる。第1および第2の空気通路23
および24には、相対的に圧力差を有する第1および第
2の空気圧がそれぞれ与えられる。このような空気圧の
与え方として、次の3つの態様があり得る。すなわち、
第1の態様は、第5図および第6図において矢印で表示
するように、第1の空気通路23に正圧を与え、第2の
空気通路24に負圧を与える場合である。第2の態様は
、第1の空気通路23を大気に連通させ、第2の空気通
路24に負圧を与える場合である。
第3の態様は、第1の空気通路23に正圧を与え、第2
の空気通路24を大気に連通させる場合である。いずれ
の態様においても、第5図において矢印25で示す方向
の空気流が生じる。
第1図に示すように、凹部22の底面をもって構成され
た載置面21は、保持部12の一方面において、等間隔
に配列されていることが好ましい。
次に、第1図ないし第6図を適宜参照しながら、部品取
扱装置10の動作について説明する。
まず、貯留部11の上面26上に複数個の電子部品チッ
プ1を置き、上方開口13から整列通路15内にチップ
1を振込む。このとき、少なくとも第1の真空吸着口1
7には、負圧が与えられておら1(負圧を与えている状
態に関しては第4図の状態に対応)、第1図において最
も下にあるチップ1aが第1の真空吸着口17によって
吸着保持され、このチップ1aより上にあるチップlb
1、・・・も、整列通路15内に保持される。整列通路
15内にある段数例のチップ1.・・・は、その長手方
向に1列に並ぶように整列されている。
なお、上述したように、整列通路15内にチップ1.・
・・を貯留するステップにおいて、整列通路]5の下方
開口14からチップ1がこぼれ出さないようにする手法
として、第1の真空吸着口17を介して負圧を与えてお
くこと以外に、図示しない別の部材によって下方開口1
4を閉じるようにしてもよい。
次に、第1図に示すように、空の凹部22が下方開口1
4の下方に位置するように、保持部12を貯留部11の
下方に位置決めする。なお、前述したチップ1を整列通
路15内に貯留するステップにおいて、チップ1の下方
開口14からのこぼれ出しを防止するために第1の真空
吸着口17からの負圧を利用する場合には、最初から、
保持部12を貯留部11の下方に位置決めしておいても
よい。
上述した保持部12の位置決めが達成されたとき、第2
図に示すように、第1および第2の真空吸着口17およ
び18の双方に負圧が与えられ、最も下のチップ1aお
よび下から2番口のチップIM)<、第1および第2の
真空吸着口17および18にそれぞれ吸管保持される。
次に、第3図に示すように、第2の真空吸着口18に与
えられる負圧はそのまま維持されながら、第1の真空吸
着口17に与えられていた負圧は遮断される。これによ
って、最も下のチップ1aは、矢印27で示すように、
整列通路15の下方開口14から落下する。
このように落下したチップ1aは、第5図に示すように
、凹部22内の載置面21によって受けられる。第5図
に示すように、チップ1aは、載置面21上で受けられ
た直後は、その長手方向が上下方向に向いた状態となっ
ている。
次に、たとえば、第1の空気通路23に正圧が与えられ
、第2の空気通路24に負圧が与えられるなどして、矢
印25で示す方向の空気流が生じるように、第1および
第2の空気通路23および24には、相対的に圧力差を
有する第1および第2の空気圧がそれぞれ与えられる。
これによって、チップ1aの下端部が矢印25方向に変
位するように、チップ1aの方向が転換され、第6図に
示すように、チップ1aは、載置面21上でその長手方
向が横方向に向いた状態にされる。
なお、上述した説明では、チップ1aが載置面21上に
置かれてから、矢印25方向の空気流を与えるとしたが
、チップ1aが載置面21に到達する前の段階から、そ
のような空気流を与えておいてもよい。その場合には、
第5図に示すような姿勢で落下してきたチップ1aは、
瞬時に、第6図に示すような姿勢とされる。また、この
ような矢印25方向の空気流は、常時与えておいてもよ
0゜ 第3図に示すように最も下のチップ1aを落下させた後
では第4図に示すように、第1の真空吸着口17に負圧
が与えられ、他方、第2の真空吸着口18に与えられて
いた負圧が遮断される。これによって、整列通路15内
において整列状態で貯留されていた複数個のチップ1.
・・・は、その長手方向寸法L(第10図)分だけ落下
する。すなわち、今まで第2の真空吸着口18によって
吸告されていたチップ1bが、今度は第1の真空吸着口
17によって吸容保持され、そのより上にある複数個の
チップ1が、このチップ1bによって支えられる。
次に、再び第2図に示すような状態が実現され、以上の
ようにして、一連の動作が完了する。
第1図に示すように、・凹部22の底面をもって形成さ
れた載置面21は、前述のように、保持部12の一方面
において、等間隔に配列されることが好ましい。この場
合には、保持部12と貯留部11とを相対的に横方向に
移動させることにより、順次、載置面21上に、所定の
方向に配向されたチップ1を配置していくことができる
。また、第1図に示したような構造は、第1図紙面に垂
直な方向にいくつか設けられていてもよい。この場合に
は、保持部12には、第11図に示した保持冶具4の収
納部5のように、その一方面において行および列をなす
ように載置面21が形成されていて、保持部12を貯留
部11に対して相対的に一方向に移動させるだけで、行
および列をなして分/Ij したすべての載置面21上
に、所定の配向をもって、チップ1が整列されることに
なる。
なお、保持部12には、単に1個の載置面21のみが形
成されており、前述したような一連の動作を終えて、載
置面21上に所定の配向をもってチップ1が配置される
ごとに、保持部12から貯留部11を退避させ、たとえ
ばチップマウントエ程に付すために、所定の方向に配向
されたチップ1を取出すようにしてもよい。
第7図は、保持部12aに採用される部品配向装置の他
の例を示す断面図である。
第1図ないし第6図を参照して説明した実施例では、第
1の空気通路23が、凹部22を規定する側面から導入
されたが、第7図に示した実帷例では、第1の空気通路
23aは、凹部22の載置面21すなイ)ち底面から導
入されている。第7図に示した実施例においても、第1
および第2の空気通路23aおよび24に、たとえば矢
印で示すように、それぞれ正圧および負圧を付与すれば
、第5図に示した矢印25方向の空気流が生じる。
したがって、チップ1は、実線で示す状態から想像線で
示す状態に倒されることができる。
なお、第5図に示すように、矢印25方向の空気流を生
じさせるために、たとえばこの図面に示された実施例で
は、2つの空気通路23および24が設けられた。これ
によって、より強い空気流を発生させることかできるが
、このような利点を望まないならば、いずれか一方の空
気通路のみが設けられてもよい。たとえば、第1の空気
通路23のみが設けられる場合には、ここから正圧が与
えられ、他方、第2の空気通路24のみが設けられる場
合には、ここから負圧が与えられる。
また、たとえば第5図および第6図に示すように、載置
面21上でチップ1aをその長手方向が上下方向に向い
た状態から横方向に向いた状態に方向転換させる手段と
しては、図示の実施例のように、空気流を用いることな
く、たとえば、ブ・ノシャのような機械的手段、等の他
の手段を用いてもよい。
第8図には、貯留部11aに含まれる部品分離装置の他
の例が示されている。
この実施例では、第1の真空吸着口17によって吸告保
持されていたチップ1aを落下させるとき、チップ1a
の重力だけでなく、空気の吐出を採用している。すなわ
ち、第1および第2の真空吸着口17および18の間に
位置するように、空気吐出口28が設けられる。空気吐
出口28からは、矢印29で示すように、圧縮空気が吐
出され、それによって・、チップ1aの矢印27方向へ
の落下が積極的に生じるようにされる。
なお、第8図に示した空気吐出口28と同様の効果は、
たとえば第1の真空吸着口17に所望のタイミングで圧
縮空気を導入することによっても達成されることができ
る。
第9図には、貯留部11bに含まれる部品分離装置のさ
らに他の例が示されている。
第9図に示した実施例は、前述した実施例における第2
真空吸若口18に対応する真空吸着口の数をふやしたこ
とが特徴である。すなわち、第9図では、たとえば3個
の真空吸着口18a、18b、18cが設けられている
。この実施例は、チップ1の重量が比較的大きいとき有
利に採用される。
なお、この発明は、電子部品チップに限らず、その他の
種々の部品を取扱うのに広く適用することができる。ま
た、このような部品は、第10図に示したような直方体
状をなしている必要はなく、たとえば、円板状、円柱状
、円筒状、等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例としての部品取扱装置1
0を示す断面図である。第2図は、第1図に示した貯留
部11の整列通路15の下端部付近を拡大して示す断面
図である。第3図および第4図は、それぞれ、第2図に
対応する図であって、第1および第2の真空吸着口17
および18によって与えられる動作を説明するための図
である。 第5図は、第1図に示した保持部12の載置面21付近
を拡大して示す断面図である。第6図は、第5図に相当
の図であって、電子部品チップ1aが所定の方向に配向
された状態を示す。 第7図は、保持部12aに含まれる部品配向装置の他の
例を示す断面図である。 第8図は、貯留部11aに含まれる部品分離装置の他の
例を示す断面図である。 第9図は、貯留部11bに採用される部品分離装置のさ
らに他の例を示す断面図である。 第10図は、この発明が適用される部品の一例としての
電子部品チップ1を示す斜視圀である。 第11図は、この発明の従来技術となる電子部品チップ
保持治具4を示す斜視図である。第12図は、第11図
の線X■−X■に沿う断面図であり、電子部品チップ1
が収納部5に収納された状態が示されている。第13図
は、第12図に相当の図であって、従来技術の問題点を
説明するためのものである。 図において、1.1a、lbは電子部品チップ(部品)
、10は部品取扱装置、11.lla。 11bは貯留部、12,12aは保持部、13は上方開
口、14は下方開口、15は整列通路、17は第1の真
空吸着口、18.18a、18b。 18cは第2の真空吸着口、21は載置面、22は凹部
、23.23aは第1の空気通路、24は第2の空気通
路である。 第2図 第3図 第4図 2どう 1(L 第8図 第デ図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに直交する長手方向、幅方向および厚さ方向
    の各寸法を備え、かつ、前記各寸法のうち、前記長手方
    向寸法が最も長く、前記厚さ方向寸法が最も短い、その
    ような複数個の部品を、前記長手方向および前記幅方向
    が同一平面上に並ぶように、整列配向させるための部品
    取扱装置であって、 前記部品を上方から受入れる上方開口および下方から排
    出する下方開口を形成するとともに、前記部品の前記幅
    方向寸法および前記厚さ方向寸法を受入れ可能な断面寸
    法を有しており、かつ前記複数個の部品が前記長手方向
    に1列に並ぶように整列した状態で当該複数個の部品を
    貯留するための相対的に上下方向に延びる整列通路を備
    える、貯留部と、 前記整列通路内に連通する、かつ前記複数個の部品から
    選ばれた第1の部品を選択的に吸着するように負圧を与
    えることができる、第1の真空吸着口と、 前記整列通路内に連通する、かつ前記第1の真空吸着口
    によって吸着される前記第1の部品のすぐ上の第2の部
    品を選択的に吸着するように負圧を与えることができる
    、第2の真空吸着口と、前記整列通路の前記下方開口か
    ら排出された前記部品を受ける載置面を有するとともに
    、前記載置面上で前記部品を前記長手方向が上下方向に
    向いた状態から横方向に向いた状態に方向転換させる手
    段を有する、保持部と、 を備える、部品取扱装置。
  2. (2)複数個の部品を、それぞれ同じ方向に向けて1列
    に並ぶように整列した状態で受入れるものであって、相
    対的に上下方向に延びるとともに下方に開口を有する、
    そのような整列通路と、前記整列通路内に連通する、か
    つ前記複数個の部品から選ばれた第1の部品を選択的に
    吸着するように負圧を与えることができる、第1の真空
    吸着口と、 前記整列通路内に連通する、かつ前記第1の真空吸着口
    によって吸着される前記第1の部品のすぐ上の第2の部
    品を選択的に吸着するように負圧を与えることができる
    、第2の真空吸着口と、を備える、部品分離装置。
  3. (3)互いに直交する長手方向、幅方向および厚さ方向
    の各寸法を備え、かつ、前記各寸法のうち、前記長手方
    向寸法が最も長く、前記厚さ方向寸法が最も短い、その
    ような部品を、前記長手方向が上下方向に向けられた状
    態から横方向に向けられかつ前記厚さ方向が上下方向に
    向けられた状態にするための部品配向装置であって、 部品を、前記長手方向が横方向に向けられかつ前記厚さ
    方向が上下方向に向けられた状態で、受入れ可能な凹部
    を有する保持部を備え、 前記凹部内の空間に連通した状態で前記凹部の長手方向
    の各端部近傍に第1および第2の空気通路が設けられ、 前記第1および第2の空気通路には、前記凹部内に前記
    長手方向を上下方向に向けて落下してきた部品を横方向
    に向ける力を及ぼす空気流が生じるように、相対的に圧
    力差を有する第1および第2の空気圧がそれぞれ与えら
    れる、 部品配向装置。
JP63211719A 1988-08-25 1988-08-25 部品取扱装置、ならびに該装置に用いられ得る部品分離装置および部品配向装置 Pending JPH0262315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63211719A JPH0262315A (ja) 1988-08-25 1988-08-25 部品取扱装置、ならびに該装置に用いられ得る部品分離装置および部品配向装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63211719A JPH0262315A (ja) 1988-08-25 1988-08-25 部品取扱装置、ならびに該装置に用いられ得る部品分離装置および部品配向装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0262315A true JPH0262315A (ja) 1990-03-02

Family

ID=16610468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63211719A Pending JPH0262315A (ja) 1988-08-25 1988-08-25 部品取扱装置、ならびに該装置に用いられ得る部品分離装置および部品配向装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0262315A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5074255A (en) * 1990-06-05 1991-12-24 Mazda Motor Corporation V-shaped engine
JPH04117490U (ja) * 1991-03-30 1992-10-21 太陽誘電株式会社 チツプ状回路部品マウント装置
KR100274162B1 (ko) * 1997-07-18 2000-12-15 김종수 칩부품정렬장치
JP2022053843A (ja) * 2020-09-25 2022-04-06 株式会社村田製作所 静電誘導吸着式搬送体および静電誘導吸着式搬送装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5074255A (en) * 1990-06-05 1991-12-24 Mazda Motor Corporation V-shaped engine
JPH04117490U (ja) * 1991-03-30 1992-10-21 太陽誘電株式会社 チツプ状回路部品マウント装置
KR100274162B1 (ko) * 1997-07-18 2000-12-15 김종수 칩부품정렬장치
JP2022053843A (ja) * 2020-09-25 2022-04-06 株式会社村田製作所 静電誘導吸着式搬送体および静電誘導吸着式搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5294204B2 (ja) ワーク挿入機構及びワーク挿入方法
JP4241439B2 (ja) チップ型電子部品の取扱い装置
TW201641393A (zh) 物品供應裝置
JP3451956B2 (ja) チップ吸着用のダイコレットならびにチップのボンディング装置およびボンディング方法
JPH0262315A (ja) 部品取扱装置、ならびに該装置に用いられ得る部品分離装置および部品配向装置
KR100874610B1 (ko) 반도체 픽업장치 및 그 이용방법
JP2003054774A (ja) 通気性ワーク取り出し・保持装置及び通気性ワークの取り扱い方法
JPH10173395A (ja) チップ状回路部品吸着ヘッド
JP4061261B2 (ja) ダイボンディング用コレット
KR200407743Y1 (ko) 진공척
JP2002026583A (ja) 部品取り出し供給装置
US20240105398A1 (en) Alignment device and method of forming external electrode
US6058676A (en) Lid guide for electronic devices
JP3462944B2 (ja) バンプボンダーおよびバンプボンダー用チップ搬送方法
JP3713853B2 (ja) 物品搬送装置
WO2024004668A1 (ja) 部品反転ユニット及び部品実装装置
JPH09232795A (ja) 吸着装置及び装着装置
JPS58162442A (ja) 薄板の吸着分離方法
JP3568008B2 (ja) キャップ給送装置
JPH01143298A (ja) 部品配向装置
JP6385759B2 (ja) 圧電片折り取り装置及び圧電片の製造方法
JP2004172393A (ja) ボール体の保持具、搭載装置および搭載方法
JP3899790B2 (ja) 薄板状ワークの整列積替え装置
JP2019189417A (ja) 積層容器列の移載装置及び積層容器列の移載方法
JP3984818B2 (ja) はんだボール搭載装置