JPH0261594B2 - - Google Patents
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- JPH0261594B2 JPH0261594B2 JP13990383A JP13990383A JPH0261594B2 JP H0261594 B2 JPH0261594 B2 JP H0261594B2 JP 13990383 A JP13990383 A JP 13990383A JP 13990383 A JP13990383 A JP 13990383A JP H0261594 B2 JPH0261594 B2 JP H0261594B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- window glass
- drive
- carrier member
- outer casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 239000005357 flat glass Substances 0.000 claims description 57
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 1
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、窓ガラス収納部内に固設された一対
のガイドレールにより窓ガラスの両端縁部が摺動
可能に支持されて昇降するものに用いられる自動
車用窓ガラス昇降装置に関する。
のガイドレールにより窓ガラスの両端縁部が摺動
可能に支持されて昇降するものに用いられる自動
車用窓ガラス昇降装置に関する。
(従来技術)
従来の自動車用窓ガラス昇降装置としては、例
えば第1図に示すようなものがある。
えば第1図に示すようなものがある。
すなわち、第1図は貨物自動車のドア10を示
しており、ドア10はドア本体11の上部にチヤ
ンネル部12が固設され、ドア本体11が窓ガラ
ス収納部をなし、チヤンネル部12は窓ガラス2
0が開閉する開口を形成し、ドア本体11の前後
の端部にチヤンネル部12から連続するガイドレ
ール13,14が固設され、窓ガラス20はガイ
ドレール13,14に両端縁部21,22を摺動
可能に支持され、チヤンネル部12にも支持され
て昇降可能になつている。
しており、ドア10はドア本体11の上部にチヤ
ンネル部12が固設され、ドア本体11が窓ガラ
ス収納部をなし、チヤンネル部12は窓ガラス2
0が開閉する開口を形成し、ドア本体11の前後
の端部にチヤンネル部12から連続するガイドレ
ール13,14が固設され、窓ガラス20はガイ
ドレール13,14に両端縁部21,22を摺動
可能に支持され、チヤンネル部12にも支持され
て昇降可能になつている。
そして、窓ガラス20を駆動する窓ガラス昇降
装置30は、屈曲成形可能な昇降駆動部材31
が、その駆動ガイド部32をガイドレール13,
14に沿わせて配設されるとともに、駆動機構部
33に向けガイドR部34により屈曲されて導か
れており、昇降駆動部材31はドア本体11の内
壁に固定されるアウターケーシング35内に、ラ
ツク歯を有する細長移動材が縦動移動可能に嵌挿
支持されて成り、駆動機構部33は細長移動材の
ラツク歯に噛合するピニオンを備えており、ハン
ドル33aでピニオンを回動することにより細長
移動材をアウターケーシング35内で縦動駆動す
るもので、細長移動材と窓ガラス20とは窓ガラ
ス20に固着されるキヤリヤ部材36を介して連
結され、細長移動材の縦動に伴なうキヤリヤ部材
36の移動に従い窓ガラス20が昇降するように
なつている。
装置30は、屈曲成形可能な昇降駆動部材31
が、その駆動ガイド部32をガイドレール13,
14に沿わせて配設されるとともに、駆動機構部
33に向けガイドR部34により屈曲されて導か
れており、昇降駆動部材31はドア本体11の内
壁に固定されるアウターケーシング35内に、ラ
ツク歯を有する細長移動材が縦動移動可能に嵌挿
支持されて成り、駆動機構部33は細長移動材の
ラツク歯に噛合するピニオンを備えており、ハン
ドル33aでピニオンを回動することにより細長
移動材をアウターケーシング35内で縦動駆動す
るもので、細長移動材と窓ガラス20とは窓ガラ
ス20に固着されるキヤリヤ部材36を介して連
結され、細長移動材の縦動に伴なうキヤリヤ部材
36の移動に従い窓ガラス20が昇降するように
なつている。
しかしながら、このような従来の窓ガラス昇降
装置30では、駆動ガイド部32はガイドレール
13,14に沿つた略直線部分のみで構成されて
いるので、ガイドR部34の分だけ窓ガラス20
の昇降ストロークが小さくなり、このために窓ガ
ラス20に引き残し部23が生じてしまい、窓ガ
ラス20を十分開くことができず、視界が悪かつ
たり、外気を十分に取り入れることができなくて
不快になつたりするなど、使い勝手がよくないと
いう問題点があつた。
装置30では、駆動ガイド部32はガイドレール
13,14に沿つた略直線部分のみで構成されて
いるので、ガイドR部34の分だけ窓ガラス20
の昇降ストロークが小さくなり、このために窓ガ
ラス20に引き残し部23が生じてしまい、窓ガ
ラス20を十分開くことができず、視界が悪かつ
たり、外気を十分に取り入れることができなくて
不快になつたりするなど、使い勝手がよくないと
いう問題点があつた。
(発明の目的)
本発明は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、引き残しを生じることなく窓ガ
ラスを十分に開くことができるようにした窓ガラ
ス昇降装置を提供することを目的としている。
なされたもので、引き残しを生じることなく窓ガ
ラスを十分に開くことができるようにした窓ガラ
ス昇降装置を提供することを目的としている。
(発明の構成)
かかる目的を達成するため、本発明において
は、窓ガラス収納部壁に固定されるアウターケー
シング内に、ラツク歯を有する細長移動材が、該
ラツク歯に噛合する駆動ピニオンにより軸線方向
に縦動駆動可能に支持されて成る屈曲成形可能な
昇降駆動部材を、窓ガラス収納部内に固設された
一対のガイドレールに沿つた一対の駆動ガイド部
と、該両駆動ガイド部の一方の下部と他方の上部
とを結ぶ中間部とにより略S字形に形成し、前記
昇降駆動部材の前記両駆動ガイド部の上端部もし
くは下端部に略同一形状のガイドR部をそれぞれ
形成するとともに、各駆動ガイド部では、連続し
たスロツトを前記アウターケーシングに形成し、
該スロツトを介して前記細長移動材から先端に案
内子を備えたアーム部が突出し、窓ガラスに固着
されるキヤリヤ部材に、該キヤリヤ部材が前記駆
動ガイド部の両R部を上下に移動するとき該案内
子が該R部に沿つて横方向に滑動可能にするよう
該案内子に嵌合する案内溝を設け、該案内溝と前
記案内子とを介して前記細長移動材と前記キヤリ
ヤ部材とを連結したことを特徴とする自動車用窓
ガラス昇降装置とし、ガイドR部をも駆動ガイド
部として利用できるようにすることにより、窓ガ
ラスの昇降ストロークを十分にとれるようにし、
これにより引き残しを生じることがないようにし
たものである。
は、窓ガラス収納部壁に固定されるアウターケー
シング内に、ラツク歯を有する細長移動材が、該
ラツク歯に噛合する駆動ピニオンにより軸線方向
に縦動駆動可能に支持されて成る屈曲成形可能な
昇降駆動部材を、窓ガラス収納部内に固設された
一対のガイドレールに沿つた一対の駆動ガイド部
と、該両駆動ガイド部の一方の下部と他方の上部
とを結ぶ中間部とにより略S字形に形成し、前記
昇降駆動部材の前記両駆動ガイド部の上端部もし
くは下端部に略同一形状のガイドR部をそれぞれ
形成するとともに、各駆動ガイド部では、連続し
たスロツトを前記アウターケーシングに形成し、
該スロツトを介して前記細長移動材から先端に案
内子を備えたアーム部が突出し、窓ガラスに固着
されるキヤリヤ部材に、該キヤリヤ部材が前記駆
動ガイド部の両R部を上下に移動するとき該案内
子が該R部に沿つて横方向に滑動可能にするよう
該案内子に嵌合する案内溝を設け、該案内溝と前
記案内子とを介して前記細長移動材と前記キヤリ
ヤ部材とを連結したことを特徴とする自動車用窓
ガラス昇降装置とし、ガイドR部をも駆動ガイド
部として利用できるようにすることにより、窓ガ
ラスの昇降ストロークを十分にとれるようにし、
これにより引き残しを生じることがないようにし
たものである。
(実施例)
以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明す
る。なお、従来例と同様の部位には同一符号を付
し重複した説明を省略する。
る。なお、従来例と同様の部位には同一符号を付
し重複した説明を省略する。
第2図〜第9図は本発明の一実施例を示してお
り、ドア10の構成は前記従来例と同様である
が、貨物自動車によく見られるように、ドア10
を透過して車室内から道路を視認できるようにの
ぞき窓15がドア10のドア本体11の前部に形
成されており、本実施例では、昇降装置40をこ
ののぞき窓15と干渉しないようドア10に取り
付けられるようにしてある。
り、ドア10の構成は前記従来例と同様である
が、貨物自動車によく見られるように、ドア10
を透過して車室内から道路を視認できるようにの
ぞき窓15がドア10のドア本体11の前部に形
成されており、本実施例では、昇降装置40をこ
ののぞき窓15と干渉しないようドア10に取り
付けられるようにしてある。
昇降装置40はアウターケーシング50と、該
アウターケーシング50内に縦動移動可能に嵌挿
支持され、ラツク歯を有する細長移動材60とよ
り成る昇降駆動部材70が主要部をなしている。
アウターケーシング50内に縦動移動可能に嵌挿
支持され、ラツク歯を有する細長移動材60とよ
り成る昇降駆動部材70が主要部をなしている。
第4図,第7図〜第9図でわかるように、アウ
ターケーシング50は多少剛性を有するパイプ状
をしており、全長にわたりスロツト51が形成さ
れている。
ターケーシング50は多少剛性を有するパイプ状
をしており、全長にわたりスロツト51が形成さ
れている。
第3図,第7図〜第9図に示すように、細長移
動材60は可撓性を有するケーブル61にスパイ
ラル線62が巻装され、スパイラル線62により
ラツク歯が形成されている。
動材60は可撓性を有するケーブル61にスパイ
ラル線62が巻装され、スパイラル線62により
ラツク歯が形成されている。
しかして、昇降駆動部材70は窓ガラス収納部
たるドア本体11の形態に合わせて成形され、第
2図、第4図に示すように、ドア10の後部では
ガイドレール14に沿つた第1駆動ガイド部71
が形成され、ドア10の前部ではガイドレール1
3に沿つた第2駆動ガイド部72が形成され、第
1駆動ガイド部71および第2駆動ガイド部72
と、第1駆動ガイド部71の下部と第2駆動ガイ
ド部72の上部とを結ぶ中間部73とにより略S
字形に形成されている。
たるドア本体11の形態に合わせて成形され、第
2図、第4図に示すように、ドア10の後部では
ガイドレール14に沿つた第1駆動ガイド部71
が形成され、ドア10の前部ではガイドレール1
3に沿つた第2駆動ガイド部72が形成され、第
1駆動ガイド部71および第2駆動ガイド部72
と、第1駆動ガイド部71の下部と第2駆動ガイ
ド部72の上部とを結ぶ中間部73とにより略S
字形に形成されている。
すなわち、中間部73は第1駆動ガイド部71
の下端部の第1ガイドR部71aに続く接続R部
73aからのぞき窓15をかわして上に立ち上が
り、上部の屈曲R部73bから略水平になり、の
ぞき窓15の上を通つて第2駆動ガイド部72の
上部に延び、第2駆動ガイド部72の上端に接続
R部73cで連結しており、第2駆動ガイド部7
2の下端部には前記第1ガイドR部71aに対応
する略同一形状の第2ガイドR部72aが形成さ
れている。
の下端部の第1ガイドR部71aに続く接続R部
73aからのぞき窓15をかわして上に立ち上が
り、上部の屈曲R部73bから略水平になり、の
ぞき窓15の上を通つて第2駆動ガイド部72の
上部に延び、第2駆動ガイド部72の上端に接続
R部73cで連結しており、第2駆動ガイド部7
2の下端部には前記第1ガイドR部71aに対応
する略同一形状の第2ガイドR部72aが形成さ
れている。
昇降駆動部材70は、そのアウターケーシング
50がドア本体11の内板パネルである収納部壁
16に固定されることによりドア本体11内に取
り付けられるもので、アウターケーシング50に
は取付ブラケツト52〜57が要所に固設されて
いる。
50がドア本体11の内板パネルである収納部壁
16に固定されることによりドア本体11内に取
り付けられるもので、アウターケーシング50に
は取付ブラケツト52〜57が要所に固設されて
いる。
第2図,第4図に示すように、中間部73がの
ぞき窓15の上で水平になつている部分には駆動
機構部74が設けられている。駆動機構部74
は、第7図に示すように、収納部壁16に固定さ
れるハウジング75に、駆動軸76が回動自在に
支持されている。
ぞき窓15の上で水平になつている部分には駆動
機構部74が設けられている。駆動機構部74
は、第7図に示すように、収納部壁16に固定さ
れるハウジング75に、駆動軸76が回動自在に
支持されている。
駆動軸76の一端には、車室内に突出し、ハン
ドル77が取り付けられる入力端76aを備え、
他端には、周知の逆転防止機構を介してピニオン
78が支持され、ピニオン78を臨んでハウジン
グ75内に昇降駆動部材70が挿通固定され、細
長移動材60のスパイラル線62が形成するラツ
ク歯にピニオン78が噛合している。
ドル77が取り付けられる入力端76aを備え、
他端には、周知の逆転防止機構を介してピニオン
78が支持され、ピニオン78を臨んでハウジン
グ75内に昇降駆動部材70が挿通固定され、細
長移動材60のスパイラル線62が形成するラツ
ク歯にピニオン78が噛合している。
駆動機構部74のハウジング75と細長移動材
60に固設されアウターケーシング50上を摺動
可能な係止部材58との間には、屈曲R部73b
近傍のアウターケーシング50に緩く外嵌して伸
び方向(第4図における矢印方向)に付勢され、
窓ガラス20を押し上げる作用をするバランサー
スプリング79が張設されている。
60に固設されアウターケーシング50上を摺動
可能な係止部材58との間には、屈曲R部73b
近傍のアウターケーシング50に緩く外嵌して伸
び方向(第4図における矢印方向)に付勢され、
窓ガラス20を押し上げる作用をするバランサー
スプリング79が張設されている。
細長移動材60には窓ガラス20が連結されて
いる。すなわち、窓ガラス20の後下端部24に
固定される第1キヤリヤ部材63と前下端部25
に固定される第2キヤリヤ部材64とが細長移動
材60に連結されるようになつている。
いる。すなわち、窓ガラス20の後下端部24に
固定される第1キヤリヤ部材63と前下端部25
に固定される第2キヤリヤ部材64とが細長移動
材60に連結されるようになつている。
すなわち、細長移動材60には、第1キヤリヤ
部材63と第2キヤリヤ部材64とに対応して第
1駆動ガイド部71と第2駆動ガイド部72との
それぞれの区間を移動可能なアーム部65がそれ
ぞれ設けられており、第8図,第9図に示すよう
に、アーム部65はスロツト51から突出し、そ
の先端に枢軸65aが固設され、枢軸65aには
ローラーである案内子66が遊転可能に支持され
ている。
部材63と第2キヤリヤ部材64とに対応して第
1駆動ガイド部71と第2駆動ガイド部72との
それぞれの区間を移動可能なアーム部65がそれ
ぞれ設けられており、第8図,第9図に示すよう
に、アーム部65はスロツト51から突出し、そ
の先端に枢軸65aが固設され、枢軸65aには
ローラーである案内子66が遊転可能に支持され
ている。
第1キヤリヤ部材63と第2キヤリヤ部材64
とは同一の機能を有するものであるが、窓ガラス
20の支持位置が異なるので形状が異なつてい
る。
とは同一の機能を有するものであるが、窓ガラス
20の支持位置が異なるので形状が異なつてい
る。
すなわち、第1キヤリヤ部材63と第2キヤリ
ヤ部材64とのそれぞれは、窓ガラス20の下端
部にねじ止め固着される窓ガラス支持部63a,
64aと、第1キヤリヤ部材63ならびに第2キ
ヤリヤ部材64がそれぞれ第1ガイドR部71a
と第2ガイドR部72aとを上下に移動するとき
案内子66がこれらR部に沿つて横方向に滑動可
能にするよう案内子66に嵌合する案内溝63
b,64bを有するチヤンネル部63c,64c
とより成り、さらに、案内溝63b,64b内に
案内子66を受け止める緩衝ストツパー63d,
64dを備えている。
ヤ部材64とのそれぞれは、窓ガラス20の下端
部にねじ止め固着される窓ガラス支持部63a,
64aと、第1キヤリヤ部材63ならびに第2キ
ヤリヤ部材64がそれぞれ第1ガイドR部71a
と第2ガイドR部72aとを上下に移動するとき
案内子66がこれらR部に沿つて横方向に滑動可
能にするよう案内子66に嵌合する案内溝63
b,64bを有するチヤンネル部63c,64c
とより成り、さらに、案内溝63b,64b内に
案内子66を受け止める緩衝ストツパー63d,
64dを備えている。
しかして、第1キヤリヤ部材63,第2キヤリ
ヤ部材64と細長移動材60とは案内溝63b,
64bと案内子66,66とを介して連結されて
いる。
ヤ部材64と細長移動材60とは案内溝63b,
64bと案内子66,66とを介して連結されて
いる。
上記構成を有する昇降装置40では、ドア本体
11に取り付けられた状態において、第1キヤリ
ヤ部材63の窓ガラス支持部63aが窓ガラス2
0の後下端部24にねじ止め固着され、第2キヤ
リヤ部材64の窓ガラス支持部64aが窓ガラス
20の前下端部25にねじ止め固着され、案内溝
63b,64bは水平方向を向いている。
11に取り付けられた状態において、第1キヤリ
ヤ部材63の窓ガラス支持部63aが窓ガラス2
0の後下端部24にねじ止め固着され、第2キヤ
リヤ部材64の窓ガラス支持部64aが窓ガラス
20の前下端部25にねじ止め固着され、案内溝
63b,64bは水平方向を向いている。
窓ガラス20はチヤンネル部12およびガイド
レール13,14に両端縁部21,22を支持さ
れて昇降可能であり、第2図に示す全閉状態から
駆動機構部74のハンドル77を操作して窓ガラ
ス20を下げる方向にピニオン78を回動させれ
ばスパイラル線62により形成されているラツク
歯を押し、細長移動材60はアウターケーシング
50内で縦動移動し、第1駆動ガイド部71,第
2駆動ガイド部72でともに下降する。
レール13,14に両端縁部21,22を支持さ
れて昇降可能であり、第2図に示す全閉状態から
駆動機構部74のハンドル77を操作して窓ガラ
ス20を下げる方向にピニオン78を回動させれ
ばスパイラル線62により形成されているラツク
歯を押し、細長移動材60はアウターケーシング
50内で縦動移動し、第1駆動ガイド部71,第
2駆動ガイド部72でともに下降する。
従つて、アーム部65も下降し、案内子66を
介して第1キヤリヤ部材63と第2キヤリヤ部材
64も下降してこれらに支持された窓ガラス20
も下降される。第1キヤリヤ部材63および第2
キヤリヤ部材64が第1駆動ガイド部71と第2
駆動ガイド部72の直線区間(車体形状に沿つた
大きなRの曲線になることはある。)では案内子
66は水平横方向に移動することなく下降する
が、第1ガイドR部71a,第2ガイドR部72
aにさしかかると、真直に下降することができな
くなり、案内子66は第1ガイドR部71a,第
2ガイドR部72aに沿つて横方向に移動しなが
ら下降する。
介して第1キヤリヤ部材63と第2キヤリヤ部材
64も下降してこれらに支持された窓ガラス20
も下降される。第1キヤリヤ部材63および第2
キヤリヤ部材64が第1駆動ガイド部71と第2
駆動ガイド部72の直線区間(車体形状に沿つた
大きなRの曲線になることはある。)では案内子
66は水平横方向に移動することなく下降する
が、第1ガイドR部71a,第2ガイドR部72
aにさしかかると、真直に下降することができな
くなり、案内子66は第1ガイドR部71a,第
2ガイドR部72aに沿つて横方向に移動しなが
ら下降する。
その際、第1ガイドR部71aと第2ガイドR
部72aとは対応をとつて略同一の曲線にしてあ
り、第1ガイドR部71a,第2ガイドR部72
aいずれでも同一速度で移動する細長移動材60
に対してそれぞれの案内子66を同一の条件で下
降させる。つまり、後下端部24と前下端部25
とで下降速度が異なつて窓ガラス20の姿勢が傾
いたり、ガイドレール13,14などと干渉する
ことがない。
部72aとは対応をとつて略同一の曲線にしてあ
り、第1ガイドR部71a,第2ガイドR部72
aいずれでも同一速度で移動する細長移動材60
に対してそれぞれの案内子66を同一の条件で下
降させる。つまり、後下端部24と前下端部25
とで下降速度が異なつて窓ガラス20の姿勢が傾
いたり、ガイドレール13,14などと干渉する
ことがない。
窓ガラス20が最下端まで下降したとき、それ
ぞれの案内子66は緩衝ストツパー63d,64
dに当接しその緩衝効果により消勢されて停止す
る。
ぞれの案内子66は緩衝ストツパー63d,64
dに当接しその緩衝効果により消勢されて停止す
る。
窓ガラス20を上昇させるときは、前記とは反
対に駆動機構部74のハンドル77を回動させれ
ば、第1駆動ガイド部71,第2駆動ガイド部7
2における細長移動材60は上昇方向に移動し、
第1キヤリヤ部材63および第2キヤリヤ部材6
4を上昇させることにより窓ガラス20も上昇さ
せる。第1キヤリヤ部材63および第2キヤリヤ
部材64がそれぞれ第1ガイドR部71aおよび
第2ガイドR部72aにかかつているときは、案
内子66が案内溝63b,64b内を前記とは反
対方向に移動して窓ガラス20の姿勢を変化させ
ることなく上昇させる。
対に駆動機構部74のハンドル77を回動させれ
ば、第1駆動ガイド部71,第2駆動ガイド部7
2における細長移動材60は上昇方向に移動し、
第1キヤリヤ部材63および第2キヤリヤ部材6
4を上昇させることにより窓ガラス20も上昇さ
せる。第1キヤリヤ部材63および第2キヤリヤ
部材64がそれぞれ第1ガイドR部71aおよび
第2ガイドR部72aにかかつているときは、案
内子66が案内溝63b,64b内を前記とは反
対方向に移動して窓ガラス20の姿勢を変化させ
ることなく上昇させる。
本実施例では、のぞき窓15を迂回してかわし
たから、のぞき窓15に内部機構が出張つて視界
を妨げたり、見栄えが悪くなることがないという
利点がある。
たから、のぞき窓15に内部機構が出張つて視界
を妨げたり、見栄えが悪くなることがないという
利点がある。
なお、前記実施例において、アウターケーシン
グ50がパイプ状で細長移動材60がケーブルで
あるものを示したが、アウターケーシング50と
しては溝形チヤンネル等内部に細長移動材60を
嵌挿できるものであればよく、スロツト51も全
長にわたつて設けることなく要所にのみ設けても
よく、細長移動材60としては樹脂製でラツク歯
を一体成形した細長い部材等細長移動材60内に
挿通して屈曲しながら移動できるものであればよ
い。
グ50がパイプ状で細長移動材60がケーブルで
あるものを示したが、アウターケーシング50と
しては溝形チヤンネル等内部に細長移動材60を
嵌挿できるものであればよく、スロツト51も全
長にわたつて設けることなく要所にのみ設けても
よく、細長移動材60としては樹脂製でラツク歯
を一体成形した細長い部材等細長移動材60内に
挿通して屈曲しながら移動できるものであればよ
い。
(発明の効果)
本発明に係る自動車用窓ガラス昇降装置によれ
ば、窓ガラスの昇降方向に沿つて配設した一対の
第1駆動ガイド部,第2駆動ガイド部のそれぞれ
の端部にできるR部を第1ガイドR部,第2ガイ
ドR部として窓ガラスの昇降案内に利用できるよ
うにしたから、窓ガラスの昇降量を十分にとるこ
とができ、引き残しを生じないようにすることが
できる。また、第1ガイドR部,第2ガイドR部
を対象的に配して窓ガラス20の下降速度を揃え
るようにしたから、窓ガラスの姿勢が曲つたり他
部位と干渉したりすることがなく円滑に作動す
る。
ば、窓ガラスの昇降方向に沿つて配設した一対の
第1駆動ガイド部,第2駆動ガイド部のそれぞれ
の端部にできるR部を第1ガイドR部,第2ガイ
ドR部として窓ガラスの昇降案内に利用できるよ
うにしたから、窓ガラスの昇降量を十分にとるこ
とができ、引き残しを生じないようにすることが
できる。また、第1ガイドR部,第2ガイドR部
を対象的に配して窓ガラス20の下降速度を揃え
るようにしたから、窓ガラスの姿勢が曲つたり他
部位と干渉したりすることがなく円滑に作動す
る。
第1図は従来例を示し、外板を外して示したド
アの正面図、第2図〜第9図は本発明の一実施例
を示しており、第2図は外板を外して示したドア
の正面図、第3図は細長移動材の部分図、第4図
は昇降装置の正面図、第5図は第4図V矢視図、
第6図は第4図矢視図、第7図は第4図―
断面図、第8図は第4図―断面図、第9図は
第4図―断面図である。 10…ドア、11…ドア本体(窓ガラス収納
部)、13,14…ガイドレール、16…収納部
壁、20…窓ガラス、40…昇降装置、70…昇
降駆動部材、50…アウターケーシング、51…
スロツト、60…細長移動材、63…第1キヤリ
ヤ部材、64…第2キヤリヤ部材、63b,64
b…案内溝、65…アーム部、66…案内子、7
1…第1駆動ガイド部、72…第2駆動ガイド
部、71a…第1ガイドR部、72a…第2ガイ
ドR部。
アの正面図、第2図〜第9図は本発明の一実施例
を示しており、第2図は外板を外して示したドア
の正面図、第3図は細長移動材の部分図、第4図
は昇降装置の正面図、第5図は第4図V矢視図、
第6図は第4図矢視図、第7図は第4図―
断面図、第8図は第4図―断面図、第9図は
第4図―断面図である。 10…ドア、11…ドア本体(窓ガラス収納
部)、13,14…ガイドレール、16…収納部
壁、20…窓ガラス、40…昇降装置、70…昇
降駆動部材、50…アウターケーシング、51…
スロツト、60…細長移動材、63…第1キヤリ
ヤ部材、64…第2キヤリヤ部材、63b,64
b…案内溝、65…アーム部、66…案内子、7
1…第1駆動ガイド部、72…第2駆動ガイド
部、71a…第1ガイドR部、72a…第2ガイ
ドR部。
Claims (1)
- 1 窓ガラス収納部内に固設された一対のガイド
レールにより窓ガラスの両端縁部が摺動可能に支
持されて昇降するものに用いられる自動車用窓ガ
ラス昇降装置であつて、前記窓ガラス収納部壁に
固定されるアウターケーシング内に、ラツク歯を
有する細長移動材が、該ラツク歯に噛合する駆動
ピニオンにより軸線方向に縦動駆動可能に支持さ
れて成る屈曲成形可能な昇降駆動部材を、前記両
ガイドレールに沿つた一対の駆動ガイド部と、該
両駆動ガイド部の一方の下部と他方の上部とを結
ぶ中間部とにより略S字形に形成し、前記昇降駆
動部材の前記両駆動ガイド部のそれぞれの上端部
もしくは下端部に略同一形状のガイドR部をそれ
ぞれ形成するとともに、各駆動ガイド部では、連
続したスロツトを前記アウターケーシングに形成
し、該スロツトを介して前記細長移動材から先端
に案内子を備えたアーム部が突出し、窓ガラスに
固着されるキヤリヤ部材に、該キヤリヤ部材が前
記駆動ガイド部の両ガイドR部を上下に移動する
とき該案内子が該ガイドR部に沿つて横方向に滑
動可能にするよう該案内子に嵌合する案内溝を設
け、該案内溝と前記案内子とを介して前記細長移
動材と前記キヤリヤ部材とを連結したことを特徴
とする自動車用窓ガラス昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13990383A JPS6030783A (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 自動車用窓ガラス昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13990383A JPS6030783A (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 自動車用窓ガラス昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6030783A JPS6030783A (ja) | 1985-02-16 |
JPH0261594B2 true JPH0261594B2 (ja) | 1990-12-20 |
Family
ID=15256305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13990383A Granted JPS6030783A (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 自動車用窓ガラス昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6030783A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6128015B2 (ja) * | 2014-02-28 | 2017-05-17 | 株式会社豊田自動織機 | 窓板開閉装置 |
CN104568417B (zh) * | 2015-01-21 | 2017-09-29 | 张家港万诚科技股份有限公司 | 万能测试台架 |
-
1983
- 1983-07-29 JP JP13990383A patent/JPS6030783A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6030783A (ja) | 1985-02-16 |
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