JPH0260584A - 新規β−ハイドロオキシステロイドオキシダーゼ及びその調製法 - Google Patents

新規β−ハイドロオキシステロイドオキシダーゼ及びその調製法

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JPH0260584A
JPH0260584A JP63209442A JP20944288A JPH0260584A JP H0260584 A JPH0260584 A JP H0260584A JP 63209442 A JP63209442 A JP 63209442A JP 20944288 A JP20944288 A JP 20944288A JP H0260584 A JPH0260584 A JP H0260584A
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飯田 貢
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産呈上q剋里立互 本発明は、新規なβ−ハイドロオキシステロイドオキシ
ダーゼ(β−1(ydroxy 5teroid ox
idase)及びその調製法に関し、この酵素はステロ
イドの変換、コレステロールの定量に利用される。
茨土煎l員 ステロイドは、ステロイド核を有する化合物の総称であ
って、胆汁酸、性ホルモン、副腎皮質ホルモン及びコレ
ステロールなどの生物学的にきわめて重要な物質を多数
含有しており、医薬品や医薬合成中間体としての需要が
大きい。
現在のところ、羊毛脂から抽出したコレステロールや大
豆脂肪などから抽出した植物ステロールがステロイド合
成の出発物質として使用されている。近年、ステロイド
の合成にあたっては、微生物を、使用した変換が有馬ら
により開発され〔有馬啓他[アグリカルテュアルエンド
バイオロジカルケミストリイ」(八gric、 Bio
l、 Chem、)33巻1636頁、(1969年)
〕、この方法が工業的に採用されている。
この反応は、コレステロールを3β−ハイドロオキシス
テロイドオキシダーゼ(Hydroxy 5teroi
doxidase)の作用によりコレスト−4−エン3
−オンに変換する反応が出発となる。反応は下記のよう
に表わされる。
ステロイドオキシダーゼ コレスト−4−エン−3−オン 微生物によるステロイド反応の多くは酸化還元反応であ
り、これに関係する補酵素を反応系に供給する必要から
、工業的に酵素単体を使用している例はなく、酵素系と
して微生物菌体が使用されてきた。このため、ステロイ
ド変換に関係する酵素を単離し、反応機構を詳細に解析
するなどの試みは殆ど行われなかった。
一方、臨床検査、生化学分析などの分野に於いてはコレ
ステロールを定量し、高脂血症や動豚硬化症の診断に利
用することが行われてきた。このコレステロールの酵素
的測定方法としてコレステロールオキシダーゼが用いら
れている。しかし、この酵素は、従来アースロバフタ−
属、ブレビバクテリウム属、ノカルデイア属、ミクロバ
クテリウム属、シュードモナス属並びにストレプトミセ
ス属に、属する微生物の菌体内、又は菌体外に生産する
酵素を抽出した粗酵素がそのまま使用されていた。しか
して、この酵素学的な性質などを明らかにし、精製酵素
を使用した例は未だみられない。
又ロドコッカス・エクイ(Rhodococcus e
qui) N023株を培養してコレステロールオキシ
ダーゼを得る方法が特開昭61−247381号に開示
されているが、この方法では、精製酵素は得られておら
ず、又、反応系に補酵素系が必要か、否かも明らかにさ
れていない。
発 が解“ しようとする課題 上述のように、これまでのステロイドの変換では精製さ
れた酵素を使用して進められた例はなく、又工業的に使
用可能で、かつ補酵素の供給を必要としない3−β−ハ
イドロオキシステロイドオキシダーゼは得られていない
。更に、コレステロールの測定に於いても精製されたコ
レステロールオキシダーゼを使用した例もなく、使用し
ている酵素の基質特異性も広いものであって、測定の信
頼度にも問題があった。
本発明は、工業的にも、臨床検査用にも使用可能な、補
酵素系の供給を必要としない精製されたロドコッカス・
エクイ(Rhodococcus equi)に属する
菌株の生産する新規な3−β−ハイドロオキシステロイ
ドオキシダーゼを提供することを課題とする。
以下本発明の詳細な説明する。
課−を解lするための手段 本発明者らは、上述の課題を解決するため、ステロイド
分解微生物の生産する酵素について研究を進めた結果、
土壌より分離したロドコッカス・エクイCRhodoc
occus equi)旧L 1037株が菌体外に新
規な3−β−ハイドロオキシステロイドオキシダーゼを
産生ずることを見出し、本発明をなすに至った。
本発明に用いる菌株ロドコッカス・エクイMIL103
7株(以下1037株という)は、本発明者らにより分
離され、工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄
託第10179号として寄託されている。
この1037株を用いて所望の3−β−ハイドロオキシ
ステロイドオキシダーゼを得るには、液体培地中に該菌
株を接種し、常法に従って培養し、培養液より採取すれ
ばよい。又、培地中にコレステロル等のステロイド化合
物を添加し、酵素生産を誘導することも可能である。
培養に用いる培地としては、1037株が利用可能な栄
養源を含むものであればいずれでもよいが、特に好まし
い培地としては、ニュートリエンド培地、変法ニュート
リエンド培地として一般的に知られている培地を挙げる
ことができる。又、木株の保存用スラントとしては2%
寒天を加えた培地を使用し得る。上記変法ニュートリエ
ンド培地の組成としては、例えばコーンステープリカー
1.0重量%、ビーフエキス0.5重量%、グルコース
0.5重量%及びリン酸カリウム0.2重量%を含有す
るもの(pl+ 7.0に調整)を例示し得る。
培養の方法としては、静置培養、振盪培養及びジャーフ
ァーメンタ−培養などが挙げられるが、大量に行うには
、ジャーファーメンタ−が好ましい。培養の条件は、培
地及び培養容器によって異なるが、20℃〜35℃、好
ましくは25℃〜30℃の培養温度で24時間〜96時
間、好ましくは24時間〜48時間培養を行うとよい。
培養終了後は、常法に従って、菌体と培養上清を分離す
る。例えば、遠心分離、あるいは濾過などの方法を例示
できる。菌体を除いた培養上清は、周知の精製手段によ
り、3−β−ハイドロオキシステロイドオキシダーゼを
分離、採取する。例えば、培養物から遠心分離により菌
体を除去した後、上清に硫酸アンモニウムを加え塩析を
行う。次いで、遠心分離により、塩析で沈澱した蛋白質
画分を集め、10mMリン酸ナトリウム緩衝液(pif
 7.0)に懸濁し、さらに同じ緩衝液中で透析し粗酵
素溶液とする。この粗酵素溶液でも、所望のステロイド
変換や、診断薬用酵素として使用が可能である。
この粗酵素液を、さらに10mM トリス−塩1M緩衝
液(pH8,0)で透析し、その後DEAE−セルロス
カラムクロマトグラフィー及びCM−セルロスカラムク
ロマトグラフィー、ヒドロキシアパタイトカラムクロマ
トグラフィーを順次通過させ、分画精製することができ
る。さらに、セファデックス6−75を使用したゲル濾
過を行い、最終精製酵素を得ることができる。このよう
に精製した3β−ハイドロオキシステロイドオキシダー
ゼは、SDS電気泳動により単一のスポットを示す。
このようにして得られた酵素の活性は次のようにして測
定する。
(11酵素活性の測定 酵素検定液を含む10mMリン酸ナトリウム緩fJi液
(pH7,0) 1m/を反応槽(1ml容)に入れ、
溶存酸素を飽和させた後、コレステロール(1μmol
/20μlエタノール液)を添加し30℃で反応を行い
、1分後の溶存酸素の消費量を求める。尚、溶存酸素の
測定には生化学用溶存酸素計オキシグラフ8 (セント
ラル科学製)を使用し、酵素活性は、30℃で1分間に
1μmolの溶存酸素を消費させる酵素量を1ユニツ)
 (U)と決め、比活性は蛋白質1mgに対しての酵素
単位(U/mg)として表わす。
(2)蛋白質の定量方法 蛋白質の定量は、牛血清アルブミン(シグマ社製)を標
準としたローリ−法(Lowry法)により行う。
このようにして測定した精製酵素の比活性は20 U 
/mg蛋白以上を示す。
上述のようにして精製された3−β−ハイドロオキシス
テロイドオキシダーゼは以下に示す酵素化学的性質を有
する。
0作用 各種ステロイド化合物を基質として用い、酵素活性を測
定した。コレステロールを基質とした際の溶存酸素消費
量を100として各基質の酸素消費量を測定したところ
、表1に示す結果が得られた。
3β水酸基を有する基質にのみ本酵素は活性を示す。
表  1 注)コレステロールの酸化率(0,2p mol/m1
n)は100%として表わした。
■分子量 SDSポリアクリルアミドゲルデスク電気泳動により分
子量を測定したところ、48,000±2,000の分
子量を示した。
■等電点 ショ糖密度勾配等電点電気泳動の結果、等電点はpH9
,2±0.1であった。
■至適pH 至適puは7.5を示した。(第1図参照)■pHpH
性 4℃で1時間、4℃で24時間、それぞれの処理に於い
て、pt+ 7.0〜pi 9.0の範囲で安定であっ
た。(第2図参照) ■至適温度 作用温度は5℃から55℃の範囲に亘り、至適温度は4
5℃であった。(第3図参照) ■熱安定性 pl+ 7.0での処理に於いて、50℃、1時間の加
熱で30%の残存活性を示し、60℃、5分間の加熱で
は15%の残存活性を示した。(第4図参照)■金属結
合 EDTAXo−フェナントロリン、α−α′−ジピリジ
ルー8−キノリツール、シアン化カリ、硝酸ナトリウム
などのキレート試薬によって活性は阻害されない。この
ことから、酵素中に金属イオンが存在しないことがII
I Lfflされた。
■金属塩の影響 各金属塩CaC12、MECI2、FeCl2、FeS
O4、Cu5Oa、Na2MoO,、COCl2、Ni
Cl2、MnCl2、AgN(h並びに11gC1,を
10−2.10−3.10−’M/m Rff5度にそ
れぞれ調整したものを酵素活性測定時に1mnを加え影
響を検討した。結果は表2に示すとおり、AgN(hと
IIgCI□は酵素活性を強く抑制した。又、この抑制
は10mMのグルタチオンとジチオスレイトルの添加に
より回復した。
表  2 CaCI□ MgCl。
FeCl□ eSO4 uSOn Na2MoO。
CoC1□ 1CI2 nCIz 八gNo3 へgNO3+10mMグ/レタチオン AgNO3+ 10mMジチオスレイト1(gC12 11gcI 2 + 10mMグルタチオン11gch
 + 10mMジチオスレイト注)本金属塩を添加しな
い場合の酸化率をとして表わした。
100% [相]にm、 Vmax値 コレステロールを基質とした際のKm値は3.27xl
O−’M 、本酵素濃度5 p g/m 1の時のνm
axは1.33 X 10−’Mである。
■吸収スペクトル 日立100−60型ダブルビ一ム分光光度計(日立製作
断裂)を使用した吸収スペクトルでは280nmに極大
吸収を有し、それ以外には吸収を有しなかった。 (第
5図参照) 本酵素にはFADの吸収が存在しないことがら、FDA
依存性の3β−ハイドロオキシステロイドオキシダーゼ
とは性質が異なることが明らかである。
以下実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1 府炙喪q里袈 ロドコッカス・エクイ MIL 1037株(微工研閑
寄第10179)を保存用スラントから1白金耳をシー
ド用スラント培地に植菌し、30℃で24時間静置培養
を行い、これをシード用スラントとした。このシード用
スラントから3白金耳を下記組成のニュトリエント培地
(100m l! 1500m j!容三角コルベン)
に接種し、27℃で24時間回転振盪培養(20Orp
m)を行い、これを前培養とした。さらに、前培養から
3mfを変法ニュートリエンド培地Loom lに接種
し、27℃で同様に回転振盪培養を行い、培養液を得た
変法ニュートリエンド培地組成: コーンステープリカー   1.0阿t%ビーフエキス
       0.5賀【%グルコース       
 Q、5 wt%KgllPO40,2響t% pH7,2 住量q拵袈 上述のようにして得られた培養液を集め12,0OOG
で15分間遠心分離し、培養上滑107!を得た。この
上清液に硫酸アンモニウムを加え飽和分画を行った。硫
酸アンモニウムを20.30.40.50.60.70
および80−t%でそれぞれ飽和分画を行った。蛋白質
の沈澱を12.000 Gで15分間4℃にて遠心分離
を行って集め、10mMリン酸ナトリウム緩衝?&(p
H7,0)に懸濁した。懸濁液は、同じ緩衝液5pで5
回、48時間透析した後、酵素活性及び蛋白質量の測定
を行った。活性の高い50%、60%の各飽和画分を合
わせて粗酵素溶液とし、10mM )リス−塩酸緩衝液
(pl+ 8.0) 5 Itで5回、48時間透析を
行った。
この酵素溶液を粗酵素液とした。
粗酵素溶液550m lを10mM トリス−塩酸緩衝
液(pH8,0)で平衡化したDEAE−セルロースの
カラム(内径2.6cmx長さ60cm)に流し、同し
緩衝液で)8出した。全活性2U/10n+ffを越え
る両分をあわせ、30℃でエバポレーター濃縮し、10
mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7,0) 5 Nで
4回、48時間透析し、150m Itの酵素液を得た
。この酵素液を10mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH
7,0)で平衡化したCM−セルロースカラム(内径2
.6cmX長さ60c鋼)に流した。このカラムに10
mMの同緩衝液を流し、洗浄した後、251IIMの同
緩衝液(pH7,0)を1.On+J/分の流速で通し
溶出した。活性画分・を集め、30℃でエバポレーター
濃縮後、10mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7,0
) 3Nで4回、48時間透析し、501111の酵素
溶液を得た。この50m j!の酵素溶液を10mMリ
ン酸ナトリウム緩衝1(pH7,0)で平衡化したヒド
ロキシアパタイトカラム (内径0.5cmx長さ15
cm)に流した。不活性蛋白質を取り除くため、50n
+Hの同緩衝液(pH7,0)を流した後、100mM
の同緩衝液(ρ117.0)で溶出させた。活性画分を
集め、30℃でエバポレーターを使用し濃縮後、pl+
 7.0の10mM’Jン酸ナトリウム緩衝’t&31
で4回、48時間透析し5mNの酵素液を回収した。
ヒドロキシアパタイトカラムにより得た酵素液5mAを
、10mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7,0)で膨
潤平衡化したセファデックスG−25カラム(内径2.
6cmx長さ60cm)にかけ、同緩衝液で溶出した。
活性画分(第6図参照)を集め、濃縮液10mM’Jン
酸ナトリウム緩衝液(pH7,0) 3 I!で4回、
48時間透析した。その後、凍結乾燥を行い、精製酵素
22mgを得た。また、この酵素の比活性は21.40
0/mgであった。
各精製ステップの精製度と回収率は表3に示す通りであ
った。
酢1j■lしλ団定 酵素蛋白質50μgについて、ポリアクリルアミドを用
いたゲルデスク電気泳動を行った。pH9,4,7,5
%Tゲルを用いて4+nAで2時間行い、電気泳動後、
0.25%クーマシーブリリアントブルーR−250で
染色した。(第7図参照) 図にみられるとおり、単一バンドを示し、均一に精製さ
れたことを確認された。
光凱皇四ス 本発明によると、新規な3β−ハイドロオキシステロイ
ドオキシダーゼを得ることができ、本酵素は、補酵素F
ADの非存在下で、コレステロールをステロイド合成の
出発物質であるコレスト4エン−3−オンに変換する作
用を有するので、ステロイドの変換、コレステロールの
定量に有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る酵素の至適pnを示し、第2図
は本酵素のpH安定性を示し、第3図は本酵素の至適温
度を示し、第4図は本酵素の熱安定性を示し、第5図は
本酵素の吸収スペクトルを示す。 また、第6図はセファデックスGカラムから溶出した本
酵素の活性画分を示し、第7図は本酵素蛋白質の電気泳
動による染色バンドを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)下記の酵素学的性質を有するβ−ハイドロオキシ
    ステロイドオキシダーゼ、 (1)作用:3β−水酸基を有するステロイドに対して
    特異的に作用して3−オキソステロイドを生成する。 (2)分子量:48,000±2,000 (3)等電点:pH9.2±0.1 (4)至適pH:7.5 (5)pH安定性:4℃で24時間の処理に於いて、p
    H7.0〜9.0の範囲で安定。(6)至適温度:45
    ℃ (7)熱安定性:pH7.0で1時間の処理に於いて、
    40℃で90%以上の活性を保持する。 (8)金属結合:酵素分子内に金属イオンが存在しない
    。 (9)金属塩の影響:硝酸銀(AgNO_3)、塩化第
    二水銀(HgCl_2)によつて酵素活性が阻害され、
    グルタチオン、ジチオスレイトールの添加により活性が
    回復する。(10)Km、Vmax値:コレステロール
    を基質とした際のKm値は3.27×10^−^4M、
    酵素濃度5μg/ml時のVmax値は1.33×10
    ^−^4M。 (11)吸収スペクトル:紫外、可視部吸収スペクトル
    に於いて蛋白質以外の吸収が認められない。 (2)ロドコッカス・エクイ(Rhodococcus
     equi)により生産される請求項(1)に記載のβ
    −ハイドロオキシステロイドオキシダーゼ。 (3)ロドコッカス・エクイを培養し、得られた培養液
    より請求項(1)に記載の酵素学的性質を有するβ−ハ
    イドロオキシステロイドオキシダーゼを分離、採取する
    ことを特徴とするβ−ハイドロオキシステロイドオキシ
    ダーゼの調製法。 (4)ロドコッカス・エクイはロドコッカス・エクイM
    IL1037株である請求項(3)に記載の調製法。
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