JPH0260550A - 脂肪組成物 - Google Patents

脂肪組成物

Info

Publication number
JPH0260550A
JPH0260550A JP1165175A JP16517589A JPH0260550A JP H0260550 A JPH0260550 A JP H0260550A JP 1165175 A JP1165175 A JP 1165175A JP 16517589 A JP16517589 A JP 16517589A JP H0260550 A JPH0260550 A JP H0260550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fat
dough
fatty acid
fat composition
margarine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1165175A
Other languages
English (en)
Inventor
Adrianus J Lansbergen
アドリアヌス・ヤコブス・ランスベルゲン
Theodorus J Liefkens
セオドラス・ヨハネス・リーフケンス
Nicolaas Jan Frederik Verhoef
ニコラス・ヤン・フレデリック・ディルク・ベルホーフ
Hendrik F Zock
ヘンドリック・フリッツ・ゾック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unilever NV
Original Assignee
Unilever NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=10639413&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0260550(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Unilever NV filed Critical Unilever NV
Publication of JPH0260550A publication Critical patent/JPH0260550A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23DEDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS, COOKING OILS
    • A23D7/00Edible oil or fat compositions containing an aqueous phase, e.g. margarines
    • A23D7/01Other fatty acid esters, e.g. phosphatides
    • A23D7/011Compositions other than spreads
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21DTREATMENT, e.g. PRESERVATION, OF FLOUR OR DOUGH, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS; PRESERVATION THEREOF
    • A21D2/00Treatment of flour or dough by adding materials thereto before or during baking
    • A21D2/08Treatment of flour or dough by adding materials thereto before or during baking by adding organic substances
    • A21D2/14Organic oxygen compounds
    • A21D2/16Fatty acid esters

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Confectionery (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は脂肪組成物に関する。より詳細には、本発明は
従来のトリグリセリド脂肪を部分的に不消化性のポリオ
ール脂肪酸ポリエステルに置き換えた脂肪組成物に関す
る。本発明は、特に、パフベストリー製品、デニツシュ
ベストリー、クロワツサンなどの製造に使用される脂肪
組成物に関する。本発明はさらに、グリセリド脂肪とポ
リオール脂肪酸ポリエステルの混合物を含む積層生地製
品に関する。
西洋諸国においては、エネルギー摂取量の30乃至50
%は油脂の消費によるものである。この母のうちの約4
0%はバター、マーガリン、ラード、ショートニング、
及び食用油などの「目に見える」脂肪として消費される
。ペストリー、ビスケット、ケーキ、クリームの詰まっ
たものなどの脂肪を混入した食品を食べることによって
、「目に見える1脂肪のかなりの割合が平均的日常食の
中に持ち込まれている。
肥満とアンバランスな脂肪の摂取に関連して健康に障害
が起こることから、カロリー含有tを減らした食品に絶
えず関心が集まっている。食品、特に前述したベーカリ
製品及び、それらに用いるマーガリンやショートニング
などの脂肪組成物などにおけるカロリー含有ωを減少さ
せる有望な方法の一つは、従来の消化性の油脂を消化さ
れない脂肪代替物に置き換えることである。
ポリオール脂肪酸ポリエステル、特に例えばスフ0−ス
脂肪酸ポリエステルなどの糖脂肪酸ポリエステルは食品
中における低カロリー脂肪代替物として適していること
が知られている。人間には実質的に消化できないこれら
のポリエステルは、従来から食品中に使用されて来たト
リグリセリド油脂とその物理的性質及び感覚器に与える
性質が非常に類似している。ポリオール脂肪酸ポリエス
テルは、例えば胃腸管内において特にコレステロールな
どの脂溶性物質を取り込んで人体からこれらの物質を取
り除く能力を有するので、医薬品としての用途を有する
ことも報告されている。
不消化性のポリオール脂肪酸ポリエステルを含有する脂
肪含有食品は公知であって、例えば米国特許第3600
186号、第4005195号、第4005196号、
第4034083号及び欧州特許第0233856号、
第0235836号に記載されている。
ベーカリ製品にスクロースポリエステル類を適用するこ
とが米国特許第4461782号に記載されている。こ
の刊行物には固体脂肪酸源と微結晶性セルロース源と共
に液体スクロースポリエステルを含むベーカリ製品が開
示されている。体温において液体であるポリオール脂肪
酸ポリエステルの使用はいわゆる肛門漏泄の問題を使用
しると報告されている。こういう理由から、固体脂肪酸
又はそれらの適当な原料を十分に加えて、スクロースポ
リエステル相中にかなりの量の固体を導入しなければな
らない。固体の特性が重要かつ主要な役割を果たすベー
カリ用マーガリン及びベーカリ製品の領域では、液体ス
クロースポリエステルの使用に関する制限及び肛門漏泄
の問題を減少又は解消するために必要な手段は処方上望
ましくない。
欧州特許第0236288号には、体温で部分的には液
状でありかつ部分的には固体状である特殊なポリオール
ポリエステル及びこのポリオールポリエステルの焼き菓
子製品への適用について記載している。ポリオールポリ
エステルをこのように選択することによって肛門漏泄の
問題は減少又は解消すると報告されている。
しかしながら、この種のポリオール脂肪酸ポリエステル
は、ベーカリ用マーガリン及びベーカリ製品において従
来の脂肪と完全に置き換えて使用すると、容認できない
製品を生じ、しかも加工処理が難しくなる。特に、ざら
ざらしたテクスチャーと加工処理時の粘着性の問題に遭
遇する。
欧州特許公開第0307152号には生地(ドウ)ti
A成物の製造に使用することのできる脂肪製品が記載さ
れている。この欧州特許出願によれば、脂肪製品は21
℃で120姻/10乃至350m/10の針入度を有す
る。欧州特許公開第0307152号に記載された種類
の脂肪製品から調製した生地は、バフベストリーなどの
製造に使用した場合、焼き上げる際にふくらみ方が不十
分である。
グリセリド脂肪及び不消化性ポリオール脂肪酸ポリエス
テルを約1:3乃至約3:1の重量圧で含む脂肪製品は
、脂肪製品が比較的硬くかつ滑り融点が35乃至55℃
の不消化性ポリエステルを含有する場合には、ベーカリ
製品の製造に有効に使用することができることが今回判
明した。
従って、本発明は本質的に不消化性ポリオール脂肪酸ポ
リエステル1種類以上とグリセリド脂肪の配合物からな
る脂肪を含む脂肪組成物にして、脂肪が25乃至75重
け%のポリオール脂肪酸ポリエステルを含み、該ポリエ
ステルの配合物が35乃至55℃の滑り融点を有し、し
かも脂肪組成物は400乃至1400びのS20を有す
る脂肪組成物を有する。
ここでS28は20℃における製品の硬度の測定尺度で
ある。
本発明者らは、比較的高融点のポリオール脂肪酸ポリエ
ステルを実質量含む脂肪組成物は、この脂肪組成物が比
較的硬い場合には、特に積層生地などを製造及び焼き上
げる際に良好な結果をもたらすという意外な知見も得た
。硬度に関する上記の基準を満さない脂肪製品をfa層
生地の製造に使用すると、焼き上げた後に得られた製品
は焼き上げる間の生地のふくらみが十分でないために幾
つかの欠点を示した。
以下に述べる理論に縛られるつもりはないが、本発明の
脂肪組成物の硬さはそれを用いて造る生地の性質に大き
な影響を与えるものと考えられる。
特に、パフベストリーなどの焼き菓子類の製造に利用さ
れる積層生地において硬さの重要性が非常に高いことが
判明した。
20℃における硬度の値5(S20)は、試料に棒状プ
ローブを予め設定した距離にわたって針入させたときに
試料から働く力(ダラムで表示する)によって決定する
。かかる測定に用いた機器は直径4.4#のステンレス
スチール製円筒プローブを備えIζスチーブンス・LF
RA・テクスチ↑!−・アナライザー(stevens
 LFR八’へexture AnalVZer )で
ある。試料の前処理として、試料を15℃で3日間テン
パリングし、続いて20℃で24時間テンバリングした
。針入度の測定は比較的大体積の試料(即ち、少なくと
も1009以上の試料)について行うべきである。
分析機器は針入の深さ10#及び針入速度2.0゜/S
として「ノーマル」モードで操作した。針入度の測定は
試料の端から2 cm以内で行うべきではなく、また測
定点は互いに2.5Ctnより離れた所で行うべきであ
る。S値は3回の針入度の測定値の平均値を計尊して得
る。
脂肪組成物の脂肪が本質的にグリセリド脂肪とポリオー
ル脂肪酸ポリエステルから成ることが本発明の必須の要
件の一つである。グリセリド脂肪をポリオール脂肪酸ポ
リエステルで完全に置き換えると、脂肪組成物は焼き上
げた時に不満足な結果をもたらす。
本発明の脂肪組成物の基本的特徴のもう一つと゛して、
適当なポリオール脂肪酸ポリエステル或いはポリエステ
ル配合物は滑り融点に基づいて選択する。適当なポリエ
ステル配合物は35乃至55℃の滑り融点を有する。ポ
リオール脂肪酸配合物として35℃未満の滑り融点のも
のを用いると、焼き上げ製品は構造的欠陥を示寸。55
℃より大の滑り融点を有するポリオール脂肪酸ポリエス
テルは、焼き上げ製品としたときの口中感覚に悪影響を
与えるので適当でない。好ましくは、ポリオール脂肪酸
ポリエステルの配合物は35乃至50℃の滑り融点を有
する。最も好ましくは、本発明の脂肪組成物中のポリエ
ステル配合物は38乃至450℃の滑り融点を有する。
水用Ill中において、「ポリオール」という用語は四
つ以上の遊離ヒドロキシル基を有する脂肪族又は芳香族
化合物を指す。かかるポリオールとしては、特に、糖類
、即ら、単糖類、二糖類、多糖類、並びこれらの糖類に
対応する四つ以上の遊離ヒドロキシル基を有する糖アル
コール及びぞノ誘導体、を含めた糖ポリオールの群が含
まれる。
糖ポリオールの例としては、グルコース、マンノース、
ガラクトース、キシロース、フルクトース、ソルボース
、タガトース、リブロース、キシルロース、マルトース
、ラクトース、セロビオース、ラフィノース、スクロー
ス、エリトリトール、マンニトール、ラクチトール、ソ
ルビトール、キシリトール、及びα−メチルグルコシド
が挙げられる。通常使用し、しかも好ましい糖ポリオー
ルはスクロースである。
本明細書中において、「不消化性」という語は、その物
質の70重量%以上が人体で消化されないことを意味す
る。
本明細書中では、他に表示するものがない限り、「脂肪
」という用語は本質的にトリグリセリドからなる食用油
脂のことを意味しており、これは動物性のものでも、植
物性のものでも合成のものでもよい。脂肪という用語と
油という用語は互換的に用いられる。
滑り融点は溶融しつつある脂肪又は脂肪状物質中の固相
のFitが低くなって、脂肪又は脂肪状物質を詰めた開
口キャビラリ−中で空気の気泡が上方に押し上げられる
温度であると定義することができる。
ポリオール脂肪酸ポリエステルに関しては一般的化学用
語を用いて本明細書中で既に定義しである。好ましくは
、糖又は糖アルコールから得られるポリオール脂肪酸ポ
リエステル、特にスクロースなどの二糖類から得られる
糖脂肪酸ポリエステルを使用する。
一般に、脂肪酸自身或いは天然油脂をポリオール脂肪酸
ポリエステルの脂肪酸残基源として使用する。必要に応
じて、従来技術を用いて所要の滑り融点を与えてもよい
。適当なかかる技術としては、完全又は部分的水添、エ
ステル交換、及び/又は分別が挙げられるが、これらは
ポリオールのポリオール脂肪酸ポリエステルへの転化の
前に行っても、後に行ってもよい。適当な脂肪酸残基源
は植物性油脂、特に部分的又は完全に水添したパーム油
、パーム核油、及び大豆油である。
平均してポリオールのヒドロキシル基の70%より大が
脂肪酸でエステル化されたポリオール脂肪酸ポリエステ
ルを使用する。好ましくは、転化率のより高いポリオー
ル脂肪酸ポリエステル、特に平均して85%もしくは9
5%を超えるポリオールのヒドロキシル基が脂肪酸でエ
ステル化されたポリオール脂肪酸ポリエステルを使用す
る。
適当なグリセリド油脂として、所望によって必要な溶融
特性を与えるために部分的水添、エステル交換、及び/
又は分別によって改良した、ココナツ油、パーム核油、
パーム油、バター脂肪、大豆油、サワラ、ワー油、綿実
油、ナタネ油、ケシ油、トウモロコシ油、ヒマワリ油、
落花生油、魚油、及びこれらの混合物が挙げられる。
従来のトリグリセリドは脂肪の25乃至75重量%の量
で含まれる。ポリエステル成分のグリセリド成分に対す
る重量比は好ましくは40:60乃至70:30、より
好ましくは40 : 60乃至60 : 40の範囲内
である゛。
本発明の好ましい実施態様においては、脂肪組成物は5
50乃至1350gの820を有する。特に、本発明の
脂肪組成物が625乃至1300(jの20℃における
硬度(S20として測定される)を有するときは、非常
に良好な結果が得られる。実際に焼き上げた結果、高品
質のトリグリセリドをベースとした脂肪組成物について
得られる結果と少なくとも同じくらい良好な結果が得ら
れた。
本発明は実質量の脂肪を含む脂肪組成物に関する。本発
明の脂肪組成物は好ましくは50重量%以上、より好ま
しくは75重量%以上の脂肪を含む。
本明細書中で用いる「脂肪組成物」は、本質的に脂肪か
ら成るショートニング、並びに例えば、実質量の水を含
むベーカリ用マーガリンなどの製品を包含して指す。
本発明の製品は50重量%までの水を含んでいてもよい
が、好ましくは35重帛%までの水を含む。
好ましい実施態様によれば、本発明の脂肪組成物は脂肪
連続相と水性分散相を含む。より好ましくは、脂肪連続
相と水性分散相の重量比は75 : 25乃至90:1
0の鞘囲内にある。
本発明の脂肪組成物について、前記組成物が特定の固体
特性を有すると良好な焼き上げ結果が得られることが発
明した。好ましくは、本発明の組成物の固体プロフィー
ルは、脂肪が30乃至60のN 値、5乃至20の”3
S値、及び9未満のN4o値を有することである。
30℃より大の温度においては、ポリオール脂肪酸ポリ
エステルの配合物は、好ましくは、その温度において存
在ザる固体脂肪に実質的に寄与する。
従って、好ましい実施態様においては、不消化性のポリ
オール脂肪酸ポリエステルの配合物は30より大のN3
0値を有する。本発明の脂肪組成物中のグリセリド脂肪
は好ましくは45未満、より好ましくは40未満のN2
0値を有する。
本発明の脂肪組成物は好ましくは1000Pa以上の降
伏点を有する。より好ましくは、脂肪組成物の降伏点は
21℃で10000Pa以上である。降伏点は欧州特許
公開第0307152号に記載の方法を用いて決定する
ことができる。
本発明の脂肪組成物は、ポリオール脂肪酸ポリエステル
、グリセリド脂肪及び水の他に、ベーカリ用マーガリン
組成物に従来から用いられてきた少数成分を含んでいて
もよい。このような少数成分としては、自ら存在する或
いは添加したトコフェロール類、ブチル化ヒドロキシト
ルエン、ブチル化アニソール、又はブチル化キノンなど
の酸化防止剤、クエン酸並びにアスコルビン酸などの食
品用の酸、香味料、味覚向上剤、特に脂溶性ビタミンな
どのビタミン類、タンパク質、バターミルク、スキムミ
ルク、塩、モノグリセリド又はジグリセリドなどの乳化
剤、レシチンなどが含まれる。
本発明の別の態様として、本発明の脂肪組成物を積層生
地の製造に使用する方法がある。本発明の脂肪組成物は
、生地の製造中に(繰り返し)冷141を行うことを必
要とせずに該組成物から高品質の生地を製造できる有利
さをもたらす。従つて、好ましい実施態様においては、
本発明の積層生地の製造に使用する方法は生地を冷L1
せずに行う。
本明細書中で用いる「積層生地」という用語は、薄片状
構造を有し、しかも複数の独立した脂肪の層を含む生地
(ドウ)を意味する。以下の理論に縛られるつもりはな
いが、これらの脂肪の層は焼き上げ時に発生するガスに
対する障壁を成し、水及び小麦粉の存在と結びついて、
生地を焼き上げた時の空気を多く含む構造の形成に予め
なくてはならないものとなる。生地の構造にJ3ける脂
肪の層は焼き上げの間に発生する水蒸気を基本的には通
さない。よって焼き上げの間に発生した水蒸気はかかる
脂肪の層の内にたまる。蓄積した水蒸気は周囲の生地構
造に圧力を与え、層の膨張と分離をもたらす、即ち生地
がふくらむ。
本発明はさらに、化学膨張剤及び/又は酵母膨張剤によ
って発生した二酸化炭素によってふくらんだ積層生地を
も包含する。多くの場合、酵母及び/又はベーキングパ
ウダーを含む積層生地の例としてデニツシュベストリー
及びクロワツサンが挙げられる。
積層生地は幾つかの公知の方法で製造することができる
。これらの方法はすべて共通して小麦粉、水、及び独立
した脂肪の層を含む生地を与える。積層生地を製造する
方法は大抵、生地を繰り返し折りたたんで延ばす工程を
含んでいる。
本発明のもう一つの態様として、本発明は(a)本質的
に1種類以上のポリオール脂肪酸ポリエステルの配合物
とグリセリド脂肪から成る脂肪にして、該ポリエステル
の配合物が40虫尾%以上の脂肪を含み、かつ 35乃至55℃の滑り融点を有する脂肪10乃至45重
量%、 (b) 25乃至75重量%の小麦粉、及び(c) 1
0乃至30重量%の水 を含む積層生地に関する。
本発明の好ましい実施態様においては、積層生地は本発
明の脂肪組成物に由来する脂肪を10乃至“45重石%
含む。最も好ましくは、積層生地は本発明の脂肪組成物
に由来する脂肪を15乃至40重量%含む。脂肪に存在
するポリオール脂肪酸ポリニスデルの配合物は、好まし
くは、35乃至50℃の滑り融点を有する。
本発明の積層生地は、それから得られる焼き上げ製品が
規則的形状を示し、収縮(叩ら、焼き上げの間に観察さ
れる上部の面積の減少%)が比較的小さいという利点が
ある。本発明の積層生地の焼ぎ上げ特性はオーブン温度
とは比較的無関係である。本発明の積層生地は、通常比
較的低い汀1度で運転させる工業用オーブン中及び従来
の家庭用オーブン中で焼きFげ製品を製造するのに好ま
しく用いることができる。また、本発明の積層生地に用
いられる水の量は、トリグリセリド脂肪のみに基づく生
地に比べるとそれほど重大性をもたない。
本発明の積層生地はさらに、比較的長時間冷凍状態で貯
蔵した時にも、焼き上げに際して優れたベストリー製品
を造るという利点がある。かかる生地から得られる焼き
上げ製品はたとえ12ケ月又はそれ以−[生地を保存し
た後でも非常に良好な構造を有し、しかも焼き上げに際
して十分にふくらむ。本発明の好ましい実施態様は冷却
&i層生地に関する。
本発明の積層生地は、化学膨張剤(例えば、ベーキング
パウダー)、酵母膨張剤、卵、塩、糖、香味剤、シロッ
プなどの幾つかの公知の成分を適当に含/Vでいてもよ
い。
本発明を以下に多数の実施例を用いて例示する。
これらの実施例においては異なる組成のスクロース脂肪
酸ポリエステルを用いている。これらのスクロースポリ
エステル(SPE)の正TJ41な組成は以下の通りで
ある。
5PEI :  滑り融点65℃の完全硬化大豆油55
%及び滑り融点28℃の部分硬化大豆油45%由来の脂
肪酸残基;エステル交換度95%より大5PE2 : 
 大豆油由来の脂肪酸残塁;エステル交換度95%より
大 5PE3 :  滑り融点39℃の完全硬化パーム核油
62%及び滑り融点58℃の完全硬化パーム油38%山
来の脂肪酸残基:エステル交換度95%より大 5PE4 :  滑り融点44℃に硬化させたパーム油
由来の脂肪酸95基 5PE5 :  滑り融点39℃の完全硬化パーム核油
53%及び滑り融点58℃の完全硬化パーム油47%山
来の脂肪酸残基:エステル交換度95%より人 5PE6 :  滑り融点65℃の完全硬化大豆油62
%及び滑り融点28℃の部分硬化大豆/11138%由
来の脂肪酸残基:エステル交換度95%より大これらの
スクロースポリエステルの’30値及び融点を下記の表
に示す。
SPEI PE2 PE3 PE4 PE5 PE6 40    42℃ 33    36℃ 17    34℃ 55    38℃ 62    46℃ 実IIfi例1 下記の処方のパフペストリーマーガリン1Aを製ii、
 L、た。
残りの吊 4.5 アトミュール(Admul) 6203  (登録商標
:オランダ、ツビンドレヒト(Zwijndrecht
)、ウニミルス(口n1m1lls)製) 2香味剤及び着色剤 脂肪相の組成は下記の通りであった。
成 分      脂肪相の重5%% 大豆油           130 バーム油          10.0部分硬化パーム
油 (滑り融点44℃)170 SPEI             60.020℃、
35℃及び40℃におけるN値はそれぞれ41.12及
び4であった。
マーガリンは微小規模(2,5乃至3 Kg/時)で、
−次エマルジョン容器中で別個に調整した水相と脂肪相
を混合し、次に約55℃の一次エマルジ三1ンを二つの
スクレープド・看ナーフェス(5crapedsurf
ace)熱交換器(Aユニット)及び静止管(Bユニッ
ト)に通して製造した。用いた加工条件は以下の通りで
あった。
ユニット Aユニット △ユニツt−Bユニット回転速
度  11000rp     800rpm出口温度
   20℃    26°C25℃固体脂肪 含量     29%    22%   23%この
ようにして得た製品は700gの”20値をイラしてい
た。
下記の成分から積層生地を製造した。
小麦粉[バンケット・エクストラ(BanketExt
ra)、オランダ、ベザネン(Wessanen)]1
00J7水                    
           520gプレ生地用マーガリン
1        200gパフペストリーマーガリン
IA      800g1トリオ(登録商標)ケーキ
用マーガリン[オラ ンダ、ロッテルダム、パン・デン
・ペルー・アンド・ユルゲルス(Vanden  Be
rgh  &  Jurgens)製1 ; 旧市”1
5−48、 N−35、N25= 23、 N5o−1
1、’352〇 −3;マーガリン含有物: 81.5  wtX脂肪、
0、05wtχモノグリセリド、0.4wHレシチン、
1wt% 塩及び水 生地は[A、マクギル(HcGill)著、[Ff・べ
−力−ズ・ダイジェスト(The Bakers Di
gest、1975年2月) ] 、28乃至34頁に
記載のフランス式方法で製造した。プレ生地と他の混合
物から得たペーストは、少しずつ厚さを減少させていく
工程(30m→25M→22#→201M+ −’ 1
5Hn→12 mm→10mm)を使って、従来の生地
ブレー4−[ロンド(RondO) ]C薄く延ばして
シート状にした。ペーストは6回半分に折りたたんだ(
729の脂肪層に相当する)。
2回折り返す毎に、fa層品は20℃で45分間寝かせ
たく乾燥を防ぐためにシートで覆った)。
積層品は最終的に4 mmの厚さに延ばした。80mの
直径の丸いパティ(カップ型パイ皮;ヴフル・オー・ヴ
7ン)を生地から切り出して焼き上げる前に45分間寝
かせた。パティは230’Cで20分間焼き」−げた。
さましてから、パティの11さ、重力指数、及び収縮を
測定して、内部構造を評価した。
水明III書中で用いる「重力指数1は焼き上げたパテ
ィの平均の高さと重さの比である。
このにうにして1qられlζパティの高さと重力指数を
測定したところ、それぞれ37mmと 1.26Nn/
9であった。この例及び他の例にa5いて挙げるパティ
の高さと重力指数は少なくと68個のパティの数値を平
均して得たものである。
実施例2 幾つかのパフペストリーマーガリンを実施例1と同様の
方法で製造した。使用した製品の成分の濃度の水準は実
施例1ど同一であったが、マーガリンは0.15重量%
のモノグリセリドを含んでおり、また脂肪相の組成を変
えた点が異なっていた。
これらのマーガリン製品の脂肪相の組成は次の通りであ
った。
マーガリン SP[I PE2 大豆油 2八    28   2C バーム浦 20℃、35℃及び40℃にお【)る脂肪相のN伯、及
びマーガリン製品のS値は以下の通りであった。
マーガリン       2A   28  2CN2
038  35  41 N3511912 N4o3   3  4 S20(9>         700 590 74
0実施例1に記載のフランス式方法を用い、マーガリン
1Aの代わりにそれぞれマーガリン2八、2B。
2Cを使用したことを除いては実施例1に記載のものと
同一の成分を用いて、パフベストリー生地を製造した。
生地はパティの形に成形し、実施例1記載のものと同じ
条件下で焼き上げた。その後、得られたパティの高さと
重力指数を決定したところ、以下の結果が青られた。
生地Mmに使用したマーガリン  2A     2B
     2Cパテイの高さ(s++)      3
4    33    37重量指数(sM’g>  
    1.11   1.10   1.26実施例
3 脂肪相を除いては実施例2に記載したものと同じ成分を
用いて同じ方法でパフベストリーマーガリンを製造した
。これらのマーガリン製品の脂肪相の組成は以下の通り
であった。
マーガリン       3A  3B  3C3D 
 3/5PEI           60 40 3
0 30 30SPE3            20
 30 30SPE4               
   30部分硬化パーム油 (滑り融点44℃)     15 16 16 10
 10ヒマワリ油       13 24 24 3
0 30パーム油        5 部分硬化ナタネ曲 (滑り融点28℃)     5 部分硬化ナクネ油 (滑り融点43℃)     2 20℃、35℃、及び40℃における脂肪相のN値、及
びマーガリン製品のS20値は以下の通りであった。
マーガリン1への代わりにそれぞれマーガリン3八、3
B、3C13D、 3Zを使用し!こことを除いては、
実施例1に記載したものと同一の成分を用いてベストノ
ー生地を製造した。生地は実施例2に記載の方法を用い
て製造し、同一の条件下で焼き上げた。
焼ぎ上げたパティの高さと重力指数を決定した。
マーガリン       3^  3B   3C30
3Zパテイの高さ(順)     32   29  
 29   28   25重力指数(IML/g) 
    1,04  0.95  0.88  0,9
0  0.85小麦粉どして強力粉[コロンブス(Co
lumbus、登録商標、オランダ、ロッテルダム、メ
ネバ(HenebaJ製) ]を使用したことを除いて
は同一の成分を用いて、実施例1と同様の方法でマーガ
リン3A、 3B、3C13D、31からパフベストノ
ー生地を製造した。上記の手順と同様に焼き上げたパテ
ィを1qたa得られたパティの高さと重石指数は以下の
通りであった。
マーガリン        3Δ   3B    3
C3D    3Zパテイの?−6′さ(#ン    
 46   47   45   43   39重力
指数<mm/9)     1,32  1.31  
1.27  1.25  112実施例4 下記の脂肪相を用いて実施例3の操作を繰り返した。
マーガリン       4A  48 4C404Z
PEI PE5 ヒマワリ油 パーム油 20°C135℃、及び40℃における脂肪相のN値、
及びマーガリン製品のS20値を手記に示す。
マーガリン       4A  48 4C404Z
N2041 45 49 53 61 N3514111o97 N4o           53100S20((]
1        6706908308901450
実施例3に記載したフランス式方法で、ベストノー生地
を製造し焼ぎトげた。焼さ゛上げた製品のパティの高さ
と重力指数は以下の通りであった。
高さ(mm)     34  39  40  42
  29実施例5 下記の組成の脂肪相を用いて実施例3の操作を繰り返し
た。
マーガリン 5A   58  5C505E PEI PE3 ヒマワリ油 パーム油 20℃、35℃、及び40℃における脂肪相のN伯、及
びマーガリン製品のS20値を下記に示す。
マーガリン       5A  58 5C5D  
5EN2041 43 46 48 56 N35141075゜ N4o5 2 1 0 0 s20(g)        700600 7607
501090実施例1に記載のフランス式方法を用いて
ベストリー生地を製造し焼き上げた。焼き上げた製品の
パティの高さと重力指数は下記の通りであった。
マーガリン   5A   58  5C5D   5
Eパテイの 高さ(M)     36  39  40  39 
 371n力指数 (m/g)1,13 1.22 1.23 1.19 
1.23”?−カ’)ン5A、5B、 5C,50,5
EカラE、A、 ?りVル茗、「ザ・ベーカーズ・ダイ
ジェスト(1975年2月)」28乃至34頁に記載の
スコツトランド式方法を用いて、同一の成分のパフベス
トリー生地を製造した。少しずつ厚さを減少させていく
工程を使って、従来の生地ブレーキ(ロンド)で生地を
シート状にした。ペーストは寝かせることなく、3回二
つに折りたたんだ(3回の折り返し)。積層品は最終的
に3.75mmの厚さに引き延ばした。パティを切り出
して、焼き上げる前に30分間寝かせた。焼き上げ条件
と評価方法は実施例1と同一であった。このようにして
得られたパティの高さと重力指数は以下の通りであった
高さ(櫨)     40  40  41  45 
 39Φカ指数 (M/g)    1,07 1.25 1.21 1
.52 1.24実廠例6 下記の組成の脂肪相を用いて実施例3の操作を繰り返し
た。
マーガリン       6^ 68 6C6D  6
ESPE1          、60 SPE5              20 30 4
0SPE6            60 40 30
 20ヒマワリ油       13 13 13 1
3 13滑り融点44℃に硬化 させたパーム油     15 15 1!i  15
 15バーム油        55555 20℃、35℃、及び40℃の脂肪相のN値、及びマー
ガリン製品のS28値を下記に示す。
マーガリン       6A  68 6C606[
:N2051 44 53 55 56 N3524 17 19  16  13N40   
    137853 S20(9)      680920890 103
0 1200実施例3に記載のフランス式方法を用いて
ベストリー生地を製造し焼き上げた。焼き上げた製品の
パティの高さと重力指数は下記の通りであった。
高さ(s)     36  40  42  41 
 42Φカ指数 (mIn/g)    1,21 1.36 1.46
 1,39 1.42実廠例7 モノグリセリドの量を変化させた以外はマーガリン6A
と同一の組成の三つのマーガリン製品を、実施例6に記
載のものと同様の方法で製造した。
用いたモノグリセリドのf:J麿は製品の0.15[1
%、007重量%、及び0中量%であった。マーガリン
製品から生地を実施例6と同様に製造し、焼き上げた後
にパティの高さを測定した。パティの高さにそれほどの
差はなかった。
実施例8 下記の成分からショートニングを製造した。
成分 5PE1 大豆油 部分硬化パーム油 (滑り融点45℃) パーム油 部分硬化ナタネ油 (滑り融点28℃) 部分硬化ナタネ油 (?IfJり融点43℃) 重量% 13.0 14.8 5.0 4.6 2.6 着色剤及び香味料        015実施例1に記
載したものと同様の加工条件を用いてショートニングを
装造したが、ただし二つのAユニットとBユニットの後
の脂肪配合物の固体含量がそれぞれ32%、29%及び
31%であった点が異なっていた。
幾つかの温度におけるショートニングの脂肪相のN([
は以下の通りであった。
”20は416gであった。
このようにして得たショートニングを工業用フランス式
方式のパフベストリー製造(6x5x4)に用いた。ベ
ストリー用小麦粉[バンケット・エクストラ(登録商標
)〕及び小麦強力粉[コロンブス(登録商標)]を用い
て生地を製造した。
生地の組成は以下の通りであった。
小麦粉           10007実施例8のシ
ョートニング1  750Sj水          
  48092又は530g311009はプレlt地
の製造に用いた。
2ペストリー用小麦粉の場合 3強力粉の場合 生地はパイ皮を製造するために使用した。多数の生地の
片を240℃で20分間焼ぎ上げた。残りの生地の片を
冷凍し、−20℃で2週間保存した。保存後、生地の片
は20℃で30分間解凍し、240℃で20分間焼き上
げた。下記の結果が得られた。
ペストリー用小麦粉  1.37   17     
1.36   18強力粉        1.57 
  21     1.53   27これらの数値は
、生地の膨脂が生地の冷凍保存によって実質的影響を受
けないことを示している。
さらに使用した小麦粉の種類によって、膨脂と収縮が共
に大きく影響を受けていることが観察された。
実施例9 マーガリン3Aと同一の組成を有するが、パイロットプ
ラント規模で製造したマーガリン9Aを1CII13の
立方体に切り、本明細書中で既に)小べたスコツトラン
ド式方法でパフベストリー生地を製造した。3回の積層
工程で120の生地の層を含む積層品が得られる工業用
積層方法を用いた(6×5×4 )。
対照生地を、市販の高品質パフペストリーマーガリン製
品[100%トリグリセリド脂肪、1ヘリオ・コルスト
(KOrSt 、登録商標)、オランダ、ロッテルダム
、パン・デン・ペルー・アンド・ユルゲンス製]から製
造した。
上記のようにして製造した、生地の組成は以下の通りで
あり、各生地片についてそれぞれ水の含量を変えた。
ベストリー用小麦粉 (バンケット・エクストラ)      100J7マ
ーブJリン9八/トリオ・コルストt    900 
g水    440 9.460  ’:l  、48
0  ’j、500  g、520  ’j1100 
gはプレ生地の製造に用いた。
これらの生地は、(予め形づくった〉パイ皮の生地の片
を製造するのに使用し、−30℃で1ケ月間冷凍して保
存した。次に生地の片は20℃で30分間解凍し、24
0℃で20分間焼き上げた。この実験の結果を以下の表
にまとめた。
440     1.30 460     1.22 480     1.25 500     1.27 520     1.21 26         + 、 33 25       1.34 25       1.54 26       1.58 22       1.39 これらの数値から、マーガリン9Aのもので観察された
収縮は市販のトリグリセリドマーガリンのもので観察さ
れるものよりも小さいと結論できる。
さらに、マーガリン9Aを用いて得た焼き上げ製品の重
力指数は、市販のマーガリンを用いて得た焼き上げ製品
よりも、最初の生地の水含けに伴う変化が少ない。
実施例10 実施例9を繰り返した。ただし、使用した水の量は52
0gに固定し、プレ生地用マーガリンは使用せず、しか
も生地の層の数を変化させてlI!i層物を製造した。
1.3.9.27及び81の層をそれぞれ含む薄片状ペ
ストリー生地を製造した。
焼き上げ後に得られた結束は下記の通りであった。
1      0.93 3      1.19 9      1.29 27      1.36 81      1.44 20       0、 り5 27       1.14 30       1 、30 25       1.49 23       1.4に れらの数値は、マーガリンIOAのものについて観察さ
れた収縮が、市販のトリグリセリドマーガリンのものに
ついて観察された収縮よりもかなり小ざいことを示して
いる。さらに膨脂に関しては、マーガリン1〇八は、市
販の製品に匹敵するものであった。
実施例11 実施例9を繰り返したが、ただし、使用した水の吊は5
20gに固定し、しかもトリグリセリドマーガリンにつ
いては試験しなかった。(qられた1−地はカップ型パ
イ皮の生地を製造するのに使用し、これは製造してすぐ
、及び−20℃で冷凍した後に焼き上げた。製造したば
かりの生地製品及び4ケ月保存した生地製品を焼き上げ
た。用いrこ焼き上げ条件は180℃(30分間)、2
10℃(23分間)、及び240℃(20分間)でおっ
た。
新鮮生地製品及び冷凍保存製品の焼き上げ試験の結果を
以下にまとめた。
焼き上げ温度    180℃ 210℃ 240℃重
力指数(新鮮)   1,40  1,45  1.4
6重力指数 (4ケ月保存)   1,32  1.48   LS
Iこれらの結果は、本発明の脂肪組成物から製造した生
地製品を生地の品質に悪影響を実質的に!jえることな
く低温で冷凍して保存することができることを示してい
る。焼き上げ温度の焼き上げ品に及ぼす影響は比較的小
さかった。
実施例12 マーガリン3Aと同一の組成を有するが、パイロットプ
ラント規模で製造したマーガリン12Aから、前記フラ
ンス式方法でパフベストリー生地を製造した。3回の積
層工程で120の生地の層を含む積層品が得られる工業
用積層方法を用いた(6X5X4)。対照生地を、市販
の高品質パフベストリーマーガリン製品(トリオ・コル
スト)から製造した。
このようにして製造した生地製品の組成は下記の通りで
あった。
小麦粉1           1000びマーガリン
12^ /]・リオ・コルスト2     9009水    
                      520
グに種の小麦粉(バンケット・エクストラ及びコ[]ン
ブス)を使用した。
21009はプレ生地の!II造に使用した。
得られた生地はカップ型パイ皮生地の製造に用いた。多
数の生地の片を240℃で20分間焼き上げ、残りの生
地の片は冷凍して一20°Cで2週間保存した。保存し
た後の生地の片は20℃で30分間解凍し、240℃′
c20分間焼き上げた。マーガリン12八についてjq
られた結果を以下の表にまとめた。
バンケット・エクストラ  1.45   13   
  1.36   11コロンブス        1
.73   18     1.53   2!iこれ
らの数値から、生地のrf311Iiiは生地の冷凍保
存によってわずかに影響を受けると結論できる。
重力指数と収縮に与える冷凍保存の影響は市販のトリグ
リセリドマーガリンで製造した生地で見られる影響より
も小さかった。さらに、使用した小麦粉の種類が彫型と
収縮の双方に大きな影響を与えた。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)本質的に不消化性ポリオール脂肪酸ポリエステル
    1種類以上とグリセリド脂肪の配合物から成る脂肪を含
    む脂肪組成物にして、脂肪が25乃至75重量%のポリ
    オール脂肪酸ポリエステルを含み、該ポリエステルの配
    合物が35乃至50℃の滑り融点を有し、しかも脂肪組
    成物は400乃至1400gのS_2_0を有する脂肪
    組成物。
  2. (2)脂肪組成物が550乃至1350gのS_2_0
    を有する請求項1記載の脂肪組成物。
  3. (3)脂肪組成物が625乃至1300gのS_2_0
    を有する請求項2記載の脂肪組成物。
  4. (4)脂肪組成物が50重量%以上、好ましくは75重
    や量%以上の脂肪を含む請求項1記載の脂肪組成物。
  5. (5)脂肪組成物が脂肪連続相と水性分散相を含む請求
    項4記載の脂肪組成物。
  6. (6)前記脂肪が30乃至60のN_2_0値、5乃至
    20のN_3_5、9未満のN_4_0値を有する請求
    項1記載の脂肪組成物。
  7. (7)不消化性ポリオール脂肪酸ポリエステルの配合物
    が30より大のN_3_0値を有する請求項1記載の脂
    肪組成物。
  8. (8)グリセリド脂肪が45未満のN_2_0値を有す
    る請求項1記載の脂肪組成物。
  9. (9)請求項1記載の脂肪組成物を積層生地の製造に使
    用する方法。
  10. (10)積層生地の製造が生地の冷却工程を含まない請
    求項9記載の方法。
  11. (11)(a)本質的に1種類以上のポリオール脂肪酸
    ポリエステルの配合物とグリセリド脂肪から成る脂肪に
    して、該ポリエステルの配合物が40重量%以上の脂肪
    を含み、かつ35乃至55℃の滑り融点を有する脂肪1
    0乃至45重量%、 (b)25乃至75重量%の小麦粉、及び (c)10乃至30重量%の水 を含む積層生地。
  12. (12)生地が請求項1乃至請求項8のいずれか1項記
    載の脂肪組成物に由来する脂肪を10乃至45重量%を
    含む請求項11記載の積層生地。
  13. (13)積層生地が冷凍されている請求項11記載の積
    層生地。
JP1165175A 1988-06-27 1989-06-27 脂肪組成物 Pending JPH0260550A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB888815224A GB8815224D0 (en) 1988-06-27 1988-06-27 Bakery-margarine composition
GB8815224.4 1988-06-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0260550A true JPH0260550A (ja) 1990-03-01

Family

ID=10639413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1165175A Pending JPH0260550A (ja) 1988-06-27 1989-06-27 脂肪組成物

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5039544A (ja)
EP (2) EP0350983B1 (ja)
JP (1) JPH0260550A (ja)
AT (2) ATE79219T1 (ja)
AU (2) AU621902B2 (ja)
CA (1) CA1331716C (ja)
DE (2) DE68902435T2 (ja)
GB (1) GB8815224D0 (ja)
WO (1) WO1990000012A1 (ja)
ZA (2) ZA894872B (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5248509A (en) * 1987-08-19 1993-09-28 Van Den Bergh Foods Co., Food product containing oil-soluble vitamins, digestible fat and indigestible polyol fatty acid polyesters
EP0443648A1 (en) * 1990-02-19 1991-08-28 Unilever N.V. Edible fat-containing composition
US5221546A (en) * 1991-06-14 1993-06-22 The Procter & Gamble Company Laminated pastry dough
JP2902763B2 (ja) * 1990-10-04 1999-06-07 旭電化工業株式会社 練り込み用油中水型乳化油脂組成物
US5314707A (en) * 1991-05-24 1994-05-24 The Procter & Gamble Company Polyol fatty acid polyester cooking mediums
RU2070806C1 (ru) 1991-06-25 1996-12-27 Пфайзер Инк. Пищевая композиция низкокалорийного заменителя жира, пищевые продукты, способ производства пищевых продуктов, способ получения смеси эфиров сорбита и жирной кислоты со степенью замещения 4 жирнокислотных групп и смесь эфиров сорбита и жирной кислоты со степенью замещения 4 жирнокислотных групп
US5208060A (en) * 1992-03-04 1993-05-04 Van Den Bergh Foods Co., Division Of Conopco, Inc. Reduced fat pies and methods of preparing the pies
US5766664A (en) * 1992-09-28 1998-06-16 Nestec S.A. Pie crust dough having a reduced fat content and method of making
US5395638A (en) * 1993-07-09 1995-03-07 Bunge Foods Corporation Reduced fat roll-in baking compositions and baked goods
US6022578A (en) * 1994-04-22 2000-02-08 Kraft Foods, Inc. Tablespread product containing liquid fat and process for preparing same
US5916623A (en) * 1995-04-19 1999-06-29 Mitsubishi Chemical Corporation Processed fat and oil composition
AU3122897A (en) * 1996-05-14 1997-12-05 Mlp Operating Company Refrigerated yeast-raised pizza dough
CA2340090C (en) * 1998-08-11 2007-01-16 Japan Tobacco Inc. Frozen pie dough showing good rising
CN1183124C (zh) 1999-10-15 2005-01-05 丹尼斯科卡尔特美国公司 山梨醇与脂肪酸的直接酯化法
US6495188B2 (en) 2000-12-13 2002-12-17 Arco Chemical Technology L.P. Plastic and semisolid edible shortening products with reduced trans-fatty acid content
US7169430B2 (en) * 2003-01-28 2007-01-30 Bunge Oils, Inc. Low trans-stereoisomer shortening systems
US20060019013A1 (en) * 2004-07-21 2006-01-26 Crosby Thomas G Method for making a rolled snack food product having a light crispy texture
WO2009136508A1 (ja) * 2008-05-08 2009-11-12 富士高分子工業株式会社 熱伝導性樹脂組成物
BRPI0903778B1 (pt) 2009-07-17 2017-04-18 Cargill Agrícola S A composição alimentícia de gordura vegetal, processo de preparação de uma composição alimentícia de gordura vegetal e uso de uma composição alimentícia de gordura vegetal na preparação de recheio
EP3003055A1 (en) * 2013-06-07 2016-04-13 Loders Croklaan B.V. Edible composition

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3600186A (en) * 1968-04-23 1971-08-17 Procter & Gamble Low calorie fat-containing food compositions
US4034083A (en) * 1975-11-03 1977-07-05 The Procter & Gamble Company Compositions for inhibiting absorption of cholesterol
US4005195A (en) * 1976-02-12 1977-01-25 The Procter & Gamble Company Compositions for treating hypercholesterolemia
US4005196A (en) * 1976-02-12 1977-01-25 The Procter & Gamble Company Vitaminized compositions for treating hypercholesterolemia
US4363763A (en) * 1980-02-25 1982-12-14 The Procter & Gamble Company Polyol esters of alpha-hydroxy carboxylic acids
FR2478431A1 (fr) * 1980-03-24 1981-09-25 Rhone Poulenc Ind Sucroglycerides mis sur support, leur procede d'obtention et leur application
US4461782A (en) * 1982-02-16 1984-07-24 The Procter & Gamble Company Low calorie baked products
US4469710A (en) * 1982-10-14 1984-09-04 The Procter & Gamble Company Pourable solid shortening
JPS6115893A (ja) * 1984-06-29 1986-01-23 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd シヨ糖脂肪酸エステルの精製法
FR2589041B1 (fr) * 1985-10-25 1990-12-21 Armoricaine Patisserie Pate pour croissants congelee et procede de fabrication
DE3788661T2 (de) * 1986-02-20 1994-05-19 Procter & Gamble Kalorienarme Fettprodukte mit verbessertem Geschmack.
EP0236288B1 (en) * 1986-02-20 1993-12-15 The Procter & Gamble Company Low calorie fat materials that eliminate laxative side effect
US4789664A (en) * 1986-12-19 1988-12-06 The Procter & Gamble Company Food compositions with superior blood cholesterol lowering properties
EP0271963B1 (en) * 1986-12-19 1993-07-21 The Procter & Gamble Company Food compositions with superior blood cholesterol lowering properties
US4797300A (en) * 1987-04-10 1989-01-10 The Procter & Gamble Company Compositions containing novel solid, nondigestible, fat-like compounds
US4880657A (en) * 1987-05-06 1989-11-14 The Procter & Gamble Company Shortening compositions containing polyol polyesters
US4840815B1 (en) * 1987-05-13 1997-09-30 Curtis Burns Inc Low caloric alkyl glycoside polyester fat substitutes
US4835001A (en) * 1987-09-09 1989-05-30 The Proctor & Gamble Company Baked goods made with sucrose fatty acid esters
US4950140A (en) * 1987-09-14 1990-08-21 The Procter & Gamble Company Cookies containing psyllium

Also Published As

Publication number Publication date
AU3704189A (en) 1990-01-04
ATE79219T1 (de) 1992-08-15
CA1331716C (en) 1994-08-30
ATE75101T1 (de) 1992-05-15
US5039544A (en) 1991-08-13
EP0350983A1 (en) 1990-01-17
ZA894872B (en) 1991-02-27
AU621902B2 (en) 1992-03-26
ZA894868B (en) 1991-02-27
AU3864289A (en) 1990-01-23
EP0350986A1 (en) 1990-01-17
DE68901316D1 (de) 1992-05-27
WO1990000012A1 (en) 1990-01-11
DE68902435D1 (de) 1992-09-17
EP0350983B1 (en) 1992-08-12
EP0350986B1 (en) 1992-04-22
DE68902435T2 (de) 1992-12-24
GB8815224D0 (en) 1988-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2727426T3 (es) Composición estructurante con alto contenido en diglicéridos y productos y métodos que utilizan la misma
JPH0260550A (ja) 脂肪組成物
JP6704437B2 (ja) 可塑性油脂組成物
WO2009150951A1 (ja) 可塑性油脂組成物
JP5864708B2 (ja) パン焼菓子生地及びパン焼菓子
JP5669316B2 (ja) 低脂肪油中水型エマルジョン
EP3078271B1 (en) Material for swollen food of layered flour and swollen food of layered flour
MX2012010065A (es) Emulsion para panificacion baja en grasa y el uso de esta emulsion en la preparacion de hojaldre.
JP6746203B2 (ja) ベーカリー用可塑性油中水型乳化油脂組成物
JP7158814B2 (ja) ベーカリー食品用生地、及びベーカリー食品
JP6787011B2 (ja) 油脂組成物
JP2002253117A (ja) ロールイン用油脂組成物
JP7446788B2 (ja) 折り込み用油脂組成物
JP7357608B2 (ja) ベーカリー食品の製造方法
JP7019242B2 (ja) イーストパイ
JP5868591B2 (ja) 製菓製パン用油脂組成物
JP7382751B2 (ja) 乳化油脂組成物と、これを用いた焼成品の製造方法および発酵臭の抑制方法
JP2018033429A (ja) 油脂組成物
JP6771817B2 (ja) 成型済み積層状生地、及びその製造方法
WO2021166704A1 (ja) 層状膨化食品用形状改質剤
JP2024012968A (ja) ノンホイロ製法用ロールイン油脂組成物、ノンホイロ製法用層状ベーカリー生地、層状ベーカリー製品およびその製造方法
JP2022156423A (ja) 折り込み油脂組成物
JP2022156710A (ja) 焼菓子生地練り込み用油脂組成物
JP2019123788A (ja) 油脂組成物