JPH0259347A - マット加工用転写材とその製造方法 - Google Patents

マット加工用転写材とその製造方法

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JPH0259347A
JPH0259347A JP63210085A JP21008588A JPH0259347A JP H0259347 A JPH0259347 A JP H0259347A JP 63210085 A JP63210085 A JP 63210085A JP 21008588 A JP21008588 A JP 21008588A JP H0259347 A JPH0259347 A JP H0259347A
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Kenichi Nishimura
健一 西村
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Nissha Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、電化機器や化粧品容器などの金属製品ある
いはプラスチック製品へ転写した時、その表面に優れた
マット感と優れた発色性の得られるマット加工用転写材
と、良品率に優れたマット加工用転写材を作業性良く得
ることができる製造方法に関するものである。
【従来の技術】
被転写体表面上にマット面を現出する転写材は、従来、
マット面を有する基体シート11上にマ・ノド面側から
剥離層13、着色インキ層12、接着層14が順次積層
された転写材が通常用いられている(第3図参照)。そ
の理由としては、この転写材を被転写体表面に転写した
時、剥離Ji13が最上層にくるようにすることによっ
て、基体シートとの剥離性を良好にし、剥離層13より
下の層を保護することができるからである。 また、このような転写材の製造方法は、剥離層13をグ
ラビア印刷機で形成し、着色インキ層12をスクリーン
印刷機で形成し、再び接着層14をグラビア印刷機で形
成することによって製造される。なぜなら、各層がその
機能を充分に果たすのに最も有効な印刷方式が採用され
るからである。 着色インキ層12をスクリーン印刷機によって形成する
理由は次の通りである。(1)他の印刷方式に比べて高
粘度のインキが使用されるので、にじみ等が少なく輪祁
がはっきりしたシャープな印刷物が得られる。(2)他
の印刷方式に比べて印刷層の層厚が大きくできるので、
下地の隠蔽性が高く発色も鮮やかでボリューム感のある
印刷ができる。 また、剥離層13および接着層14をグラビア印刷機に
よって形成する理由は次の通りである。 (1)剥離層13および接着層14は通常全面ベタの印
刷が必要であるため、その大きさの版が使用できる。(
2)グラビア印刷機で使用されるインキは印刷後の乾燥
性に優れているので、全面ムラのない印刷ができる。(
3)剥離層13および接着層14の形成工程では比較的
修正が必要となる場合が多いので、グラビア印刷機は、
粘度等のインキの性状の修正や印刷速度の修正等が容易
にできる。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のマット加工用転写材およびその製造方法
にはそれぞれ次のような課題があった。 つまり従来のマット加工用転写材の層構成は、上記した
ようにマント面を有する基体シート11のマット面側か
ら剥離層13、着色インキ層12、接着IJ14が順次
積層された層構成である。したがって、被転写体表面へ
の転写後には、基体シート11のマント面の凹凸がその
まま着色インキ層12に写し取られずに剥離層13によ
って緩和されて、表面から見たときマット感が緩く見え
てしまう。また、着色インキ層12上に剥離層13が位
置することになり、着色インキ層12部分は剥N層13
を通してみられることになる。そのため、着色インキ層
12の発色性が緩和されてしまい、発色性に劣っていた
。 また、従来のマット加工用転写材の製造方法では、基体
シート上11にそれぞれの層を形成する際に、ロール状
の基体シート11をグラビア印刷機→スクリーン印刷機
→グラビア印刷機という順序でかけるため、各層が形成
される毎にロールを異なる印刷機へ乗せ替えなければな
らない。つまり、ロールの乗せ替えを2回行なわなけれ
ばならないことになる。ロールの乗せ替えには印刷機の
インキの調整や版の調整や印刷速度の調整など伴うので
、多くの手間と時間がかかり作業性が悪いという問題が
あった。 また、品質管理上、転写材の剥離層13および接着層1
4の機能検査を行なう必要がある。ところが、この機能
検査は、接着層14を形成するためのグラビア印刷機の
稼動中に行なわれるので、接着層14の不良箇所の修正
はインキ粘度や印刷速度の調整をすることによりただち
に行えるが、剥離層13の不良箇所の修正は行なうこと
ができない。なぜなら、剥#N13は先の工程で印刷済
みであり、その上に着色インキ層12まで刷られてしま
っているからである。 特に、マット加工用転写材においては、剥離層13がマ
ット面に形成されているため、剥離層13の不良が発生
し易い。したがりて、良品率が低かった。 この発明の目的は以上のような課題を解決し、マット感
と発色性の向上したマット加工用転写材とそのマット加
工用転写材を容易にロスが少なく製造することのできる
方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
この発明は、以上の目的を達成するために、次のように
構成した。前記した従来技術の諸課題に鑑み、種々研究
した結果、ついに、所期の目的を達成するマット加工用
転写材とその製造方法を完成したのである。すなわち、
この発明は基体シトのマット面上にそのマット面との剥
離性を有する着色インキ層が部分的に設けられ、その上
に剥離層および接着層が順次全面に設けられたことを特
徴としている。そして、この発明のマット加工用転写材
の製造方法は基体シートのマット面上に、スクリーン印
刷機によってマット面との剥離性を有する着色インキ層
を部分的に設け、その上に一台の多色輪転グラビア印刷
機によって剥離層および接着層を順次全面に設けること
を特徴としている。 以下、図面を参照しながらこの発明をさらに詳しく説明
する。 第1図はこの発明のマント加工用転写材の一実施例を示
す断面図である。lは基体シート、2はマット層、2は
着色インキ層、3は’J+I離層、4は接着層をそれぞ
れ示す。 基体シート1としては、ポリエチレンテレフタレートや
ポリプロピレン、セロファンなどの通常の転写材に使用
されるものと同様のプラスチックフィルムを用いる。 マット面を有する基体、シート1は、基体シート1表面
をサンドブラストやケミカルエツチングなどの加工によ
りマット状態に形成するか、あるいは基体シート上に体
質顔料などを含む微細な凹凸表面を有するマント層が印
刷法により形成されたものを用いればよい。 上記基体シート1の77)面上に部分的に着色インキ層
2をスクリーン印刷機によって設ける。 この着色インキ層2は、各種顔料や染料とインキバイン
ダーの他に、表面層となった時の被膜強度増強するため
の添加剤を含んでいる。 ついで、マット面あるいは着色インキ層2上に剥離層3
を、続いて接着層4を同一の多色輪転グラビア印刷機に
よって全面に設ける。 剥離層3は、マット面との剥離性に冨み且つ着色インキ
層2のインキバインダーと親和性を有する樹脂、たとえ
ばアクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ビニル系樹脂等
を用いる。 接着層4は着色インキ層2および剥離N3を転写時の熱
圧により被転写体5に接着させるためのものである。接
着層4を構成する樹脂は、被転写体5によって異なり、
被転写体5となじみの良いものを選択使用する。通常使
用する樹脂としてはたとえば、被転写体5が、ABS樹
脂の場合はアクリル系樹脂やビニル系樹脂を、ポリプロ
ピレンの場合は塩素化ポリプロピレン系樹脂やエチレン
酢酸ビニル共重合樹脂などを用いるといった具合いであ
る。 上記した剥離層3および接着層4は一台の多色輪転グラ
ビア印刷機の別ユニントで、着色インキ層2が形成され
た基体シート1上に全面に設けられる。
【作用】
このようにしてできた転写材は、加熱加圧による被転写
体5への転写時に、基体シート1のマント面の凹凸が着
色インキ層2および剥離層3に写し取られ、基体シート
lを剥離、除去することにより、着色インキ層2および
剥離層3の表面に微細な凹凸が形成され、被転写体5の
表面にマット状態が現出されるのである(第2図参照)
【実施例】
厚さ25μmのポリエステルフィルム上に、下記組成よ
りなるマント剤をグラビア印刷にて、全面印刷し、 マント剤          41部)ポリアマイド樹
脂 15部 アニリンブラック 30部 トルエン     55部 マット面が形成された基体シートを作製する。 その基体シート上に、下記組成からなるスクリーン印刷
インキを用いて着色インキ層を形成する。 スクリーン印刷インキ アクリル樹脂 顔料 エチルセロソルブ シクロヘキサン ポリエチレン系 ワックス 5部 次に、アクリル系樹脂よりなるインキを使用する剥離層
形成ユニットおよび塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体よ
りなるインキを使用する接着層形成ユニットをもつ多色
輪転グラビア印刷機によって剥離層、接着層を積層して
本発明の転写材を完成した。
【発明の効果】
この発明のマット加工用転写材は、基体シートのマット
面上に、そのマット面との剥離性を有する着色インキ層
が部分的に設けられ、その上に剥離層および接着層が順
次全面に設けられているので、被転写体への転写後は着
色インキ層も最上層となる。したがって、基体シートの
マント面の凹(重量部) 30部 15部 30部 20部 凸がそのまま着色インキ層表面に写されて現われるので
優れたマット感が得られる。また、着色インキ層の発色
性が剥離層に邪魔されずにそのまま生かされる。 この発明のマット加工用転写材の製造方法は、基体シー
トのマット面上にスクリーン印刷機によって、着色イン
キ層を設け、その上に一台の多色輪転グラビア印刷機に
よって剥離層および接着層を順次全面に設けるので、ロ
ールの乗せ替えが一回で済む。したがって、印刷機のイ
ンキや版の具合いや印刷速度の設定の手間が少なくて作
業性が向上する。 さらに、剥離層および接着層の機能検査において剥離層
の不良箇所が見つかった場合、印刷インキや印刷速度な
どの修正をすることができる。なぜなら、この機能検査
後も、グラビア印刷機は稼動中で剥離層および接着層を
形成しているから、この稼動中のグラビア印刷機のイン
キ粘度や印刷速度などを調節しなおせばよいからである
。したがって、これまで不可能だった剥離層形成にかか
る修正が可能となり、不良箇所の少ない高良品率を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のマ・シト加工用転写材の一実施例を
示す断面図、第2図はこの発明のマット加工用転写材が
被転写体に転写された状態を示す断面図、第3図は従来
のマット加工用転写材の一実施例を示す断面図である。 1・・・基体シート、2・・・着色インキ層、3・・・
剥離層、4・・・接着層、5・・・被転写体。 特許出願人 日本写真印刷株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基体シート(1)のマット面上にそのマット面との
    剥離性を有する着色インキ層(2)が部分的に設けられ
    、その上に剥離層(3)および接着層(4)が順次全面
    に設けられたことを特徴とするマット加工用転写材。 2、基体シート(1)のマット面上に、スクリーン印刷
    機によってマット面との剥離性を有する着色インキ層(
    2)を部分的に設け、その上に一台の多色輪転グラビア
    印刷機によって剥離層(3)および接着層(4)を順次
    全面に設けることを特徴とするマット加工用転写材の製
    造方法。
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