JPH025930B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH025930B2 JPH025930B2 JP55182489A JP18248980A JPH025930B2 JP H025930 B2 JPH025930 B2 JP H025930B2 JP 55182489 A JP55182489 A JP 55182489A JP 18248980 A JP18248980 A JP 18248980A JP H025930 B2 JPH025930 B2 JP H025930B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- bearing
- pad
- circumferential surface
- bearing body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 36
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 229910000897 Babbitt (metal) Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はパツド型ジヤーナル軸受に関する。
一般にパツド型ジヤーナル軸受は、タービン発
電機のような高速回転するとともに重荷重を受け
る回転軸を支承する軸受として広く用いられてい
る。
電機のような高速回転するとともに重荷重を受け
る回転軸を支承する軸受として広く用いられてい
る。
この種の従来のパツド型ジヤーナル軸受は第1
図のように形成されている。即ち、2つ割れの軸
受本体1a,1bを相互の接合面で合わせ、その
内周面2に複数個(本図では6個)の弧状のパツ
ド部材3,3を相互に周方向に間隙4を介して位
置させ固定ボルト5によりそれぞれ固着し、この
パツド部材3の内周面6により回転軸7を支承
し、更に軸受本体1aに設けた潤滑油送給路8か
ら潤滑油9を軸受面に供給し、そして軸受に供し
た潤滑油を軸受本体1aに設けた潤滑油排出路1
0から外部に排出させていた。
図のように形成されている。即ち、2つ割れの軸
受本体1a,1bを相互の接合面で合わせ、その
内周面2に複数個(本図では6個)の弧状のパツ
ド部材3,3を相互に周方向に間隙4を介して位
置させ固定ボルト5によりそれぞれ固着し、この
パツド部材3の内周面6により回転軸7を支承
し、更に軸受本体1aに設けた潤滑油送給路8か
ら潤滑油9を軸受面に供給し、そして軸受に供し
た潤滑油を軸受本体1aに設けた潤滑油排出路1
0から外部に排出させていた。
この従来のパツド型ジヤーナル軸受は、軸受と
しての安定性、自励振動防止に対して優れている
が、潤滑油送給路8から軸受本体1a,1b内に
供給された潤滑油9は各パツド部材3の間の狭い
間隙4を通つて軸受面であるパツド部材3の内周
面6と回転軸7の外周面の間に供給されるだけで
あり、軸受面への潤滑油9の供給量が少なく、従
つて冷却効率も悪く各パツド部材3で発生する軸
受メタル温度の上昇が激しくなり、これが原因と
なつてパツド部材3自体の材質が軟化し、回転軸
7による重荷重の支承が不可能になるという不都
合があつた。
しての安定性、自励振動防止に対して優れている
が、潤滑油送給路8から軸受本体1a,1b内に
供給された潤滑油9は各パツド部材3の間の狭い
間隙4を通つて軸受面であるパツド部材3の内周
面6と回転軸7の外周面の間に供給されるだけで
あり、軸受面への潤滑油9の供給量が少なく、従
つて冷却効率も悪く各パツド部材3で発生する軸
受メタル温度の上昇が激しくなり、これが原因と
なつてパツド部材3自体の材質が軟化し、回転軸
7による重荷重の支承が不可能になるという不都
合があつた。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであ
り、複数のパツド部材に軸受本体の潤滑油送給路
から潤滑油をパツド部材内に通しパツド部材の内
周面に直に導く潤滑油通路を形成することによ
り、軸受面に多量の冷却状態にある潤滑油を導く
ことができ、冷却効率が高く、軸受部の温度を低
く保つことができ、しかも重荷重を支承すること
のできるパツド型ジヤーナル軸受を提供すること
を目的とする。
り、複数のパツド部材に軸受本体の潤滑油送給路
から潤滑油をパツド部材内に通しパツド部材の内
周面に直に導く潤滑油通路を形成することによ
り、軸受面に多量の冷却状態にある潤滑油を導く
ことができ、冷却効率が高く、軸受部の温度を低
く保つことができ、しかも重荷重を支承すること
のできるパツド型ジヤーナル軸受を提供すること
を目的とする。
以下、本発明を第2〜5図について説明する。
第2〜4図において従来と同一部分には同一符
号を付してある。
号を付してある。
本発明は第2図に示すように、複数のパツド部
材3(本実施例では3個のパツド部材)の内部に
それぞれ潤滑油が流通する円周方向に延びる潤滑
油通路11を設け、各潤滑油通路11をそれぞれ
パツド部材の内周面6と軸受本体1aの内周面に
密着する外周面12とに開口させ、そして軸受本
体1aには各潤滑油通路に外周面12側から連通
する潤滑油送給路13をそれぞれ設け連結部材1
4により両通路11,13を接続している。そし
て、潤滑油排出路10が潤滑油送給路13と独立
させて軸受本体1a内に形成されている。
材3(本実施例では3個のパツド部材)の内部に
それぞれ潤滑油が流通する円周方向に延びる潤滑
油通路11を設け、各潤滑油通路11をそれぞれ
パツド部材の内周面6と軸受本体1aの内周面に
密着する外周面12とに開口させ、そして軸受本
体1aには各潤滑油通路に外周面12側から連通
する潤滑油送給路13をそれぞれ設け連結部材1
4により両通路11,13を接続している。そし
て、潤滑油排出路10が潤滑油送給路13と独立
させて軸受本体1a内に形成されている。
このように構成されるから、外部から各潤滑油
送給路13,13へ送られた潤滑油9はパツド部
材3内の潤滑油通路11内をジグザグ状に通つて
冷却状態のままパツド部材3の内周面6と回転軸
7の外周面との間の軸受部に強制的に供給され
る。この冷却状態のままの多量な潤滑油9の供給
により軸受部に厚い油膜が形成され良好な軸受が
行なわれるとともに、軸受部の冷却が行なわれパ
ツド部材3、回転軸7等が異常に温度上昇するこ
とが防止される。そして、軸受に供せられた潤滑
油は潤滑油排出路10を通つて内部に供給されて
来る潤滑油と混合することなく外部へ排出され
る。
送給路13,13へ送られた潤滑油9はパツド部
材3内の潤滑油通路11内をジグザグ状に通つて
冷却状態のままパツド部材3の内周面6と回転軸
7の外周面との間の軸受部に強制的に供給され
る。この冷却状態のままの多量な潤滑油9の供給
により軸受部に厚い油膜が形成され良好な軸受が
行なわれるとともに、軸受部の冷却が行なわれパ
ツド部材3、回転軸7等が異常に温度上昇するこ
とが防止される。そして、軸受に供せられた潤滑
油は潤滑油排出路10を通つて内部に供給されて
来る潤滑油と混合することなく外部へ排出され
る。
第3〜4図は本発明の他の実施例を示し、パツ
ド部材3内に形成される潤滑油通路11をパツド
部材3内に広く形成し、多量の潤滑油をその潤滑
油通路11内に導入してパツド部材3の冷却効率
を更に高くしたものである。
ド部材3内に形成される潤滑油通路11をパツド
部材3内に広く形成し、多量の潤滑油をその潤滑
油通路11内に導入してパツド部材3の冷却効率
を更に高くしたものである。
第5図はジヤーナル面位置θと温度との関係を
示したものであり、破線は従来のパツド型ジヤー
ナル軸受の温度分布を示し、実線は本発明のパツ
ド型ジヤーナル軸受の温度分布を示している。こ
の温度分布から判るように本発明のものは従来の
ものに比較してジヤーナル面の全部分において温
度が低く、この温度低下分だけ従来のものに比較
して軸受荷重を増やすことができる。
示したものであり、破線は従来のパツド型ジヤー
ナル軸受の温度分布を示し、実線は本発明のパツ
ド型ジヤーナル軸受の温度分布を示している。こ
の温度分布から判るように本発明のものは従来の
ものに比較してジヤーナル面の全部分において温
度が低く、この温度低下分だけ従来のものに比較
して軸受荷重を増やすことができる。
このように本発明のパツド型ジヤーナル軸受は
構成されるから、軸受部へ直接多量の冷却状態に
ある潤滑油を導くことができ、軸受部の冷却を効
率よく行なうことができ、厚い油膜の形成ができ
るとともに軸受部の温度を低く保つことができ、
許容軸受荷重を増大させることができ、しかも構
造が簡単である等の効果を奏する。
構成されるから、軸受部へ直接多量の冷却状態に
ある潤滑油を導くことができ、軸受部の冷却を効
率よく行なうことができ、厚い油膜の形成ができ
るとともに軸受部の温度を低く保つことができ、
許容軸受荷重を増大させることができ、しかも構
造が簡単である等の効果を奏する。
第1図は従来の軸受を示す縦断面図、第2図は
本発明のパツド型ジヤーナル軸受の一実施例を示
す縦断側面図、第3図は本発明の他の実施例を示
すパツド部材の近傍を示す縦断側面図、第4図は
第3図の−線断面図、第5図はジヤーナル面
位置と温度との関係を示す特性図である。 1a,1b……軸受本体、3……パツド部材、
6……内周面、7……回転軸、9……潤滑油、1
0……潤滑油排出路、11……潤滑油通路、12
……外周面、13……潤滑油送給路。
本発明のパツド型ジヤーナル軸受の一実施例を示
す縦断側面図、第3図は本発明の他の実施例を示
すパツド部材の近傍を示す縦断側面図、第4図は
第3図の−線断面図、第5図はジヤーナル面
位置と温度との関係を示す特性図である。 1a,1b……軸受本体、3……パツド部材、
6……内周面、7……回転軸、9……潤滑油、1
0……潤滑油排出路、11……潤滑油通路、12
……外周面、13……潤滑油送給路。
Claims (1)
- 1 内周面により回転軸を支承し、外周面が軸受
本体の内面と接する複数個のパツド部材を軸受本
体内に内装してなるパツド型ジヤーナル軸受にお
いて、前記複数個のパツド部材の内部に前記外周
面および前記内周面に開口し少なくとも円周方向
に延びる潤滑油通路をそれぞれ設け、前記軸受本
体に前記潤滑油通路と前記外周面側にて各々連通
する潤滑油供給路を設けるとともに、前記潤滑油
供給路と独立させて潤滑油排出路を設けたことを
特徴とするパツド型ジヤーナル軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18248980A JPS57107428A (en) | 1980-12-23 | 1980-12-23 | Pad journal bearing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18248980A JPS57107428A (en) | 1980-12-23 | 1980-12-23 | Pad journal bearing |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57107428A JPS57107428A (en) | 1982-07-03 |
JPH025930B2 true JPH025930B2 (ja) | 1990-02-06 |
Family
ID=16119168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18248980A Granted JPS57107428A (en) | 1980-12-23 | 1980-12-23 | Pad journal bearing |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57107428A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4568204A (en) * | 1984-09-04 | 1986-02-04 | Kingsbury, Inc. | Journal bearing |
JP5094833B2 (ja) * | 2009-12-28 | 2012-12-12 | 株式会社日立製作所 | ティルティングパッドジャーナル軸受装置 |
KR102115855B1 (ko) * | 2016-08-10 | 2020-05-27 | 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 | 저널 베어링 및 회전 기계 |
DE102018216055A1 (de) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | Siemens Aktiengesellschaft | Lagerstein |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54135947A (en) * | 1978-04-14 | 1979-10-22 | Toshiba Corp | Tilting pad type journal bearing |
JPS54152735A (en) * | 1978-05-24 | 1979-12-01 | Toshiba Corp | Pad bearing |
-
1980
- 1980-12-23 JP JP18248980A patent/JPS57107428A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54135947A (en) * | 1978-04-14 | 1979-10-22 | Toshiba Corp | Tilting pad type journal bearing |
JPS54152735A (en) * | 1978-05-24 | 1979-12-01 | Toshiba Corp | Pad bearing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57107428A (en) | 1982-07-03 |
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