JPS6146260Y2 - - Google Patents

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JPS6146260Y2
JPS6146260Y2 JP3308482U JP3308482U JPS6146260Y2 JP S6146260 Y2 JPS6146260 Y2 JP S6146260Y2 JP 3308482 U JP3308482 U JP 3308482U JP 3308482 U JP3308482 U JP 3308482U JP S6146260 Y2 JPS6146260 Y2 JP S6146260Y2
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JP
Japan
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bearing
bearing metal
lubricating oil
metal
inner circumferential
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JP3308482U
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JPS58135524U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の属する技術分野 本考案は、高速でかつ大荷重を軸支する軸受、
特に蒸気タービン用減速歯車のピニオンを軸支す
るジヤナール軸受に関する。
従来技術とその問題点 普通ジヤナール軸受では、適当な潤滑油を供給
して回転軸のジヤナール部の表面と軸受面との間
に適切な潤滑油膜を形成させて、摩擦および摩耗
を減少させかつ焼付きの防止を図つている。しか
し蒸気タービン用減速歯車ピニオンのジヤナール
軸受のように、高速、重荷重に加え外部より熱の
伝達をうける厳しい条件下で使用されるもので
は、軸受の過熱を避けるため必要量以上の潤滑油
を供給し、大部分を冷却剤として用いる場合があ
り、そして軸受金の温度あるいは油膜温度を検出
しつつ適切な温度で運転されるようになつてい
る。
以下従来例の図面に基づいて説明する。第1図
は従来例のジヤナール軸受の横断面図で第3図は
第1図の−断面図である。
図において、ジヤナール軸受12は軸心を含む
水平面である分割線13で上下2つに分割されて
おり、その上半分は上部軸受金15と、それを外
側から押えるように配備されている軸受押え17
とを備えており、下半分は下部軸受金14と、そ
れをその軸方向の中央附近で外側から囲むように
して保持する軸受支え11とからなつており、上
下それぞれの対応する分割面を合せて結合し軸受
として一体化されている。そしてジヤナール軸受
12の上半分に、その軸方向のほぼ中央の頂部か
ら軸中心にむけて軸受押え17及び上部軸受金1
5を垂直に貫通し、かつ上部軸受金15の内周面
に小さな開口部を持つ温度計挿入孔15aが設け
られており、温度計素子16を挿置することによ
つて潤滑油温度の検出ができるようにしてあると
ともに、下半分には軸受支え11の軸方向の中央
点を中心として下方から垂直に軸中心にむけて上
方へ貫通してあけられ軸受支え11の内周面に開
口している潤滑油供給孔11aが設けられ、さら
に下部軸受金14には、その軸方向の中央で軸方
向に直交する面を中心線として該軸受金14の外
周面に沿い左右の分割面まで続く角形溝の潤滑油
供給溝14aと、下部軸受金14の左右の分割面
には潤滑油供給溝14aに連通し、かつその左右
の分割面に沿つて軸心にむけて設けられている角
形溝の潤滑油注入口14bとがそれぞれ設けられ
ており、潤滑油供給孔11aの軸受支え11の内
周面の開口部と、下部軸受金14の外周面に刻設
されている潤滑油供給溝14aの開口面とが相対
しているので、図示しない潤滑油供給源から送ら
れてくる潤滑油が、潤滑油供給孔11a及び潤滑
油供給溝14aを介して潤滑油注入口14bへ供
給されるようになつている。
一方上部ならびに下部軸受金15、14のそれ
ぞれの左右の分割面の内周面側には、軸方向の全
長に亘りかつジヤナール軸受12の両端面に開口
している上、下相似の三角形断面の潤滑油排出溝
12bと、二分割線を1辺として上、下それぞれ
15゜程度の弧長の巾をもちかつ底面が軸受金の内
周円と同じ曲率の曲面のものを両軸受金に掘りこ
み、かつその断面形状の溝でジヤナール軸受12
の両端面近くまで軸方向に刻設されている油溝1
2aとが、分割線13を対称軸にして上部及び下
部軸受金15及び14に設けられている。なお油
溝12aの軸方向中央部に潤滑油注入口14bが
開口しているので該注入口14bに送られている
潤滑油は油溝12aへ流入し、回転軸18とジヤ
ナール軸受12の上部ならびに下部軸受金との間
の所定の隙間に潤滑油が供給されるようになつて
いる。
上記のように構成されているジヤナール軸受1
2においては、図示しない潤滑油供給源から送ら
れる潤滑油は、潤滑油供給孔11aを通り潤滑油
供給溝14aを介し左右に分流し、それぞれの潤
滑油注入口14bを経由して油溝12へ至り、さ
らに回転軸18が矢印19の方向に回転すること
により、回転軸18の外周面と上部ならびに下部
軸受金15、14との隙間に潤滑油を拡散させ油
膜を形成するとともに一部を潤滑油排出溝12b
を介し軸受外へ排出することによつて、回転軸1
8とジヤナール軸受12との摩擦及び摩耗を減少
させ円滑に回転軸18を回動させるとともに軸受
の焼付き防止が図られている。
しかしこのような構造の油溝12aを備えるジ
ヤナール軸受12では、油溝12aに供給され保
有する潤滑油量は少なくかつその内壁を通り軸方
向に流れ易く回転軸18に付着した高温の油膜を
冷却する効果が低く、高速高荷重で使用されるジ
ヤナール軸受を所定の温度に維持することが困難
であるという欠点があつた。
考案の目的 本考案は上記の欠点を除去し油膜の冷却効果を
高めることの出来るジヤナール軸受の提供を目的
とする。
考案の要旨 上記目的は本考案によれば、ジヤナール軸受の
軸心を対称点として互いに対向し、該軸受の二分
割線を挾み上部軸受金及び下部軸受金の両方にま
たがり、その内周壁面に刻設される2つの油溝
の、上部軸受金及び下部軸受金それぞれの内周壁
の円周上の開口幅を、二分割線を基準として、軸
支する回転軸の反回転方向にある軸受金の方を大
きく、それに接するもう一方の方を小さく、上下
非対称にそれぞれの内周壁面に刻設することによ
つて達成される。
考案の実施例 以下本考案を適用した実施例の図面に基づいて
説明する。第2図は実施例のジヤナール軸受の横
断面図で、第4図は第2図の−断面図であ
る。
図において、第1図及び第3図と同じ構成部分
には同符号を付し、かつその説明は重複を避ける
ため省略している。図において油溝12aは、そ
の断面形状が軸受全内周円と同一半径の弧ab
(内側)と、該円弧abの垂直二等分線上に中心を
もちかつ軸受金内周円の半径より短い円の弧ab
(外側)の2つの弧によつて作られる三日月状で
あつて、軸受金内周壁面への配置を二分割線13
を基準として、その円周上の開口幅が回転軸18
の回転方向(矢印19)と逆の側にある軸受金の
方へ大きく、それに接する他の軸受金の方を小さ
くして、両軸受金にまたがり配分されている。具
体的に軸受金内周円の中心角で示せば、二分割線
13を基準に矢印19と逆方向へ45〜60゜の範囲
にa点を定め、矢印19の方向へは15゜のところ
をb点としてそれぞれの開口幅が決定されてい
る。従つて従来の油溝の円周上の開口幅に比し約
2〜2.5倍の開口幅となるように作られている。
またこれを軸心を対称点に対向しているもう一方
の油溝12aは、上記の配置と逆の関係となるよ
う対向している内周壁面に配設される。
潤滑油は図示されない供給源から所定の圧力で
供給口11aに送り込まれ、潤滑油供給溝14a
を介し2方向に分流し潤滑油注入口14bを通り
絞られて油溝12aに供給される。回転軸18と
軸受12の隙間に油膜が形成され、高温の油膜は
油溝12aに供給される潤滑油で冷却されながら
潤滑油排出溝12bおよび回転軸18と軸受12
の隙間から流出するようにしてある。
上記の構成において、回転軸18と軸受12と
により形成される油膜の圧力は油溝12aの附近
では比較的小さいために、潤滑油は注入口14b
から油溝12aの円周方向に流れ易くなり、回転
軸18に付着している高温油膜は油溝12a内の
温度の低い潤滑油と混わり冷却されて排出される
ようになる。
考案の効果 本考案は、上記のことから高速で大きな荷重を
受ける蒸気タービン用減速歯車のピニオン軸受に
おいて油膜温度の上昇が小さく、適切な温度で運
転することの出来るジヤナール軸受の油溝を提供
することが出来る。尚上述した実施例において
は、蒸気タービン用減速歯車のピニオン軸受につ
き述べたが本考案はこれに限らず他の高速で大き
な荷重を受けるジヤナール軸受にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の実施例を示しジヤナール軸受の
要部横断面図、第3図は第1図の−断面図、
第2図は本考案の実施例を示しジヤナール軸受の
要部横断面図、第4図は第2図の−断面図で
ある。 12……軸受、12a……油溝、12b……潤
滑油排出溝、13……二分割面、14……下部軸
受金、14a……潤滑油供給溝、14b……潤滑
油注入口、15……上部軸受金、18……回転
軸、19……回転方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸心を含む水平面で二分割されているジヤナー
    ル軸受の下部軸受金の分割面に沿つて設けられた
    潤滑油注入口、及び両端面に開口している潤滑油
    排出溝とに連通し、かつ該軸受の軸心を対称点と
    して互いに対向し、該軸受の二分割線を挾み上部
    軸受金及び下部軸受金の両方にまたがりその内周
    壁面に開口刻設される2つの油溝において、前記
    上部軸受金及び下部軸受金それぞれの内周壁の円
    周上の開口幅を、前記二分割線を基準として、軸
    支する回転軸の反回転方向にある軸受金の方を大
    きく、それに接するもう一方の軸受金の方を小さ
    く、上下非対称にそれぞれの内周壁面に刻設した
    ことを特徴とするジヤナール軸受。
JP3308482U 1982-03-09 1982-03-09 ジヤナール軸受 Granted JPS58135524U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3308482U JPS58135524U (ja) 1982-03-09 1982-03-09 ジヤナール軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3308482U JPS58135524U (ja) 1982-03-09 1982-03-09 ジヤナール軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58135524U JPS58135524U (ja) 1983-09-12
JPS6146260Y2 true JPS6146260Y2 (ja) 1986-12-26

Family

ID=30044651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3308482U Granted JPS58135524U (ja) 1982-03-09 1982-03-09 ジヤナール軸受

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JP (1) JPS58135524U (ja)

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Publication number Publication date
JPS58135524U (ja) 1983-09-12

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