JPH0258954B2 - - Google Patents
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- JPH0258954B2 JPH0258954B2 JP16563783A JP16563783A JPH0258954B2 JP H0258954 B2 JPH0258954 B2 JP H0258954B2 JP 16563783 A JP16563783 A JP 16563783A JP 16563783 A JP16563783 A JP 16563783A JP H0258954 B2 JPH0258954 B2 JP H0258954B2
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- Artificial Filaments (AREA)
Description
〔技術分野〕
本発明は嵩高性、風合い、保温性に優れた詰め
綿用ポリエステル繊維に関する。 〔従来技術とその問題点〕 一般に、ポリエステル繊維は、加工性、取扱い
易さ、仕事回復性など優れた特性を有しているた
め、利用度は極めて高く、広範囲にわたつてい
る。衣料用としてはもちろんのこと、産術資材用
あるいは衛生用品やふとん用としても近年多量に
使用されるようになつてきた。ふとん用途の場合
は、主に掛けふとん用であり、類似するものとし
ては背当てクツシヨンやシートクツシヨンなどい
わゆるクツシヨン類、枕、座ぶとんなどがあり、
また、さらにはキルテイング分野の中綿にも利用
される。 上記ふとん用途に提供される素材の要求特性と
しては 嵩高であること 風合いが良いこと 保温性に優れていること 回復性が良いこと などである。 しかしながら、これら要求特性を同時に満たす
ことは難しく、現在市場に出ている合成繊維(主
にポリエステル)のふとん綿は、嵩は比較的高い
が風合いが悪い、あるいは反対に風合いは良好で
あるが嵩高に欠けたり、保温性がないなど必ずし
も満足すべきものでない。 〔発明の目的〕 本発明者らは上記ふとん用途、いわゆる詰め綿
用の合成繊維について、上記欠点および消費者に
最も歓迎される素材開発に鋭意検討した結果、本
発明に到達したものである。 〔発明の構成〕 すなわち、本発明はエチレンテレフタレート単
位が85モル%以上であるポリエステルよりなる中
空繊維であり、単糸繊維が1.5〜5.0デニールで、
かつ繊度d、1次捲縮数m、捲縮度n、繊維長l
とした時、次式 0.2≦d・m/l≦2.0 ……(1) n/m>2.0 ……(2) を満足することを特徴とする詰め綿用ポリエステ
ル繊維である。 以下本発明の構成について詳しく説明する。 本発明におけるポリエステルはポリエチレンテ
レフタレートが好ましいが、85モル%以上のエチ
レンテレフタレート単位を含む共重合ポリエステ
ルであれば良い。また、ポリエステル中には酸化
チタン、酸化防止剤、蛍光増白剤あるいはイソフ
タル酸、アジピン酸、ポリエチレングリコール、
スルホン酸などの少量成分が含まれても良い。 本発明の中空繊維の紡糸にあたつては、通常知
られている方法を採用することができる。また、
繊維の断面形状について第1図に例示したものが
好ましいが特に限定はしない。 得られた中空未延伸繊維を集束してトウとな
し、所望の繊度が得られるよう延伸する。延伸後
の単糸繊度は1.5〜5.0デニールとすることが必要
であり、2〜4デニールとするのが好ましい。
1.5デニール未満であると紡糸が困難であること、
また、十分な中空度が得られず、さらには、細い
ために嵩高性の点で満足できないとともに、詰め
綿外装布帛からの綿抜けが生ずる。また、単糸繊
度が5.0デニールを越える場合は、風合いが悪い
のみならず、保温性が低く、製品価値が半減す
る。 延伸を完了した中空繊維トウは、次いで機械捲
縮がかけられる。この捲縮数、および捲縮度をそ
れぞれm,nとした時、n/m>2.0とすることを本 発明の目的達成に必要である。n/m≦2.0の場合 は、嵩性に劣り、詰め綿用としては適さない。本
発明においては捲縮数、捲縮度の関係を前述した
ようにn/m>2.0とした上でさらに単位繊度d、繊 維長lとした時、0.2≦d・m/l≦2.0をも満足す ることが必要である。 d・m/lが0.2末満の場合は、製綿カード工程で のカーデイングが不良となつたり、たとえ製品を
得たとしても嵩高性の乏しいものとなる。また、
d・m/lが2.0より大なる場合は、嵩高性不良と同 時に、十分な保温性を得ることはできなく、風合
いの点でも粗硬な感じとなつてしまう。 なお、上記1次捲縮数、捲縮度はJIS−L1060
によつて測定した。 以下、本発明の詰め綿用ポリエステル繊維を得
るための好ましい製造方法の1例を示す。 まず、エチレンテレフタレート単位が85モル%
以上であるポリエチレンテレフタレートを、中空
繊維を得ることができるようなスリツトを有する
口金を用い紡糸する。次いでこの未延伸糸を集束
しサブトウとなし延伸、単位繊度1.5〜5.0デニー
ルの中空繊維を得る。延伸に使用する熱媒として
は、スチーム、温水、又は熱ピン、熱ドラム等で
良く、ガラス転移点以上の温度、好ましくは70℃
以上で最大延伸倍率の80%以上延伸する。延伸を
完了した繊維は押し込み式捲縮機によって捲縮が
かけられる。捲縮は製品としての嵩高性、風合い
に重要な影響を及ぼす。捲縮数mと捲縮度nの関
係については前述の如く、n/m>2.0となるように する。捲縮数がかけられた繊は次いで捲縮固定の
熱セツトを経た後切断する。熱セツトは通常100
℃以上、好ましくは120℃以上で行なう。繊維長
は、製綿機の種類、繊維の使用方法によって異な
るが、高速流体処理によって詰物体とするような
場合は比較的短い、12mm以上51mm付近が良く、一
般的な製綿機を使用する場合は51mm以上102mm付
近が良い。 本発明のポリエステル繊には、より一層の風合
い向上のためにシリコーン系樹脂や柔軟剤等付与
しても良い。 〔発明の効果〕 本発明によつて得られた詰め綿用ポリエステル
繊維は前記したように、また、以下実施例でも述
べるように消費者に理想的なふとんおよび詰め綿
材を提供することが可能となり、嵩高性、保温
性、および優れた風合いなど顕著な効果を奏す
る。 以下実施例において具体的な例を示すが、実施
例に記載した嵩高度と保温率の測定は次の方法で
行なつた。 <嵩高度> JIS−L1097により測定した。 <保温率> ASTM型保温性試験機により、ASTMD−151
−77に準拠した方法により熱貫流抵抗値(以下
1/Kと称す)を求めた。 1/Kは定義によりその値の大きい方が断熱性
の良いことを示す。 実施例 1 極限粘度0.60のポリエチレンテレフタレートを
3個の円孤状のスリツトよりなる紡糸口金を用
い、常法によつて中空繊維を紡糸して未延伸糸を
得た。紡糸にあたつては、延伸後の単糸繊度が1
〜5.5デニールになるようポリマーの吐出量を
種々変えた。次いで前記未延伸糸を集束してサブ
トウとなし、これを延伸しスタツフイングボツク
スに送り込み、スタツフア圧力条件を種々変更す
ることにより、1次捲縮数、捲縮度の異なる捲縮
を付与し、熱処理後切断した。繊維長は38mm、51
mmの2種類とした。得られた前記単糸繊度、1次
捲縮数、捲縮度、繊維長のそれぞれ異るステーブ
ルフアイバーを製綿カードに通しウエブとし、カ
ード工程通過性、嵩高度、保温率等について判定
し第1表に示す結果を得た。
綿用ポリエステル繊維に関する。 〔従来技術とその問題点〕 一般に、ポリエステル繊維は、加工性、取扱い
易さ、仕事回復性など優れた特性を有しているた
め、利用度は極めて高く、広範囲にわたつてい
る。衣料用としてはもちろんのこと、産術資材用
あるいは衛生用品やふとん用としても近年多量に
使用されるようになつてきた。ふとん用途の場合
は、主に掛けふとん用であり、類似するものとし
ては背当てクツシヨンやシートクツシヨンなどい
わゆるクツシヨン類、枕、座ぶとんなどがあり、
また、さらにはキルテイング分野の中綿にも利用
される。 上記ふとん用途に提供される素材の要求特性と
しては 嵩高であること 風合いが良いこと 保温性に優れていること 回復性が良いこと などである。 しかしながら、これら要求特性を同時に満たす
ことは難しく、現在市場に出ている合成繊維(主
にポリエステル)のふとん綿は、嵩は比較的高い
が風合いが悪い、あるいは反対に風合いは良好で
あるが嵩高に欠けたり、保温性がないなど必ずし
も満足すべきものでない。 〔発明の目的〕 本発明者らは上記ふとん用途、いわゆる詰め綿
用の合成繊維について、上記欠点および消費者に
最も歓迎される素材開発に鋭意検討した結果、本
発明に到達したものである。 〔発明の構成〕 すなわち、本発明はエチレンテレフタレート単
位が85モル%以上であるポリエステルよりなる中
空繊維であり、単糸繊維が1.5〜5.0デニールで、
かつ繊度d、1次捲縮数m、捲縮度n、繊維長l
とした時、次式 0.2≦d・m/l≦2.0 ……(1) n/m>2.0 ……(2) を満足することを特徴とする詰め綿用ポリエステ
ル繊維である。 以下本発明の構成について詳しく説明する。 本発明におけるポリエステルはポリエチレンテ
レフタレートが好ましいが、85モル%以上のエチ
レンテレフタレート単位を含む共重合ポリエステ
ルであれば良い。また、ポリエステル中には酸化
チタン、酸化防止剤、蛍光増白剤あるいはイソフ
タル酸、アジピン酸、ポリエチレングリコール、
スルホン酸などの少量成分が含まれても良い。 本発明の中空繊維の紡糸にあたつては、通常知
られている方法を採用することができる。また、
繊維の断面形状について第1図に例示したものが
好ましいが特に限定はしない。 得られた中空未延伸繊維を集束してトウとな
し、所望の繊度が得られるよう延伸する。延伸後
の単糸繊度は1.5〜5.0デニールとすることが必要
であり、2〜4デニールとするのが好ましい。
1.5デニール未満であると紡糸が困難であること、
また、十分な中空度が得られず、さらには、細い
ために嵩高性の点で満足できないとともに、詰め
綿外装布帛からの綿抜けが生ずる。また、単糸繊
度が5.0デニールを越える場合は、風合いが悪い
のみならず、保温性が低く、製品価値が半減す
る。 延伸を完了した中空繊維トウは、次いで機械捲
縮がかけられる。この捲縮数、および捲縮度をそ
れぞれm,nとした時、n/m>2.0とすることを本 発明の目的達成に必要である。n/m≦2.0の場合 は、嵩性に劣り、詰め綿用としては適さない。本
発明においては捲縮数、捲縮度の関係を前述した
ようにn/m>2.0とした上でさらに単位繊度d、繊 維長lとした時、0.2≦d・m/l≦2.0をも満足す ることが必要である。 d・m/lが0.2末満の場合は、製綿カード工程で のカーデイングが不良となつたり、たとえ製品を
得たとしても嵩高性の乏しいものとなる。また、
d・m/lが2.0より大なる場合は、嵩高性不良と同 時に、十分な保温性を得ることはできなく、風合
いの点でも粗硬な感じとなつてしまう。 なお、上記1次捲縮数、捲縮度はJIS−L1060
によつて測定した。 以下、本発明の詰め綿用ポリエステル繊維を得
るための好ましい製造方法の1例を示す。 まず、エチレンテレフタレート単位が85モル%
以上であるポリエチレンテレフタレートを、中空
繊維を得ることができるようなスリツトを有する
口金を用い紡糸する。次いでこの未延伸糸を集束
しサブトウとなし延伸、単位繊度1.5〜5.0デニー
ルの中空繊維を得る。延伸に使用する熱媒として
は、スチーム、温水、又は熱ピン、熱ドラム等で
良く、ガラス転移点以上の温度、好ましくは70℃
以上で最大延伸倍率の80%以上延伸する。延伸を
完了した繊維は押し込み式捲縮機によって捲縮が
かけられる。捲縮は製品としての嵩高性、風合い
に重要な影響を及ぼす。捲縮数mと捲縮度nの関
係については前述の如く、n/m>2.0となるように する。捲縮数がかけられた繊は次いで捲縮固定の
熱セツトを経た後切断する。熱セツトは通常100
℃以上、好ましくは120℃以上で行なう。繊維長
は、製綿機の種類、繊維の使用方法によって異な
るが、高速流体処理によって詰物体とするような
場合は比較的短い、12mm以上51mm付近が良く、一
般的な製綿機を使用する場合は51mm以上102mm付
近が良い。 本発明のポリエステル繊には、より一層の風合
い向上のためにシリコーン系樹脂や柔軟剤等付与
しても良い。 〔発明の効果〕 本発明によつて得られた詰め綿用ポリエステル
繊維は前記したように、また、以下実施例でも述
べるように消費者に理想的なふとんおよび詰め綿
材を提供することが可能となり、嵩高性、保温
性、および優れた風合いなど顕著な効果を奏す
る。 以下実施例において具体的な例を示すが、実施
例に記載した嵩高度と保温率の測定は次の方法で
行なつた。 <嵩高度> JIS−L1097により測定した。 <保温率> ASTM型保温性試験機により、ASTMD−151
−77に準拠した方法により熱貫流抵抗値(以下
1/Kと称す)を求めた。 1/Kは定義によりその値の大きい方が断熱性
の良いことを示す。 実施例 1 極限粘度0.60のポリエチレンテレフタレートを
3個の円孤状のスリツトよりなる紡糸口金を用
い、常法によつて中空繊維を紡糸して未延伸糸を
得た。紡糸にあたつては、延伸後の単糸繊度が1
〜5.5デニールになるようポリマーの吐出量を
種々変えた。次いで前記未延伸糸を集束してサブ
トウとなし、これを延伸しスタツフイングボツク
スに送り込み、スタツフア圧力条件を種々変更す
ることにより、1次捲縮数、捲縮度の異なる捲縮
を付与し、熱処理後切断した。繊維長は38mm、51
mmの2種類とした。得られた前記単糸繊度、1次
捲縮数、捲縮度、繊維長のそれぞれ異るステーブ
ルフアイバーを製綿カードに通しウエブとし、カ
ード工程通過性、嵩高度、保温率等について判定
し第1表に示す結果を得た。
【表】
【表】
第2表において、No.3,4,6,7,8,13,
14は本発明の実施例であり、その他は本発明の効
果を明確にするための比較例である。 No.1,2は1次捲縮数に対して捲縮度nが低く
n/m≦であるため嵩高の点で劣り、No.5およびNo. 9,10はn/mが2.0より小さいか又は大きいため嵩 高、風合い、保温率、カード通過性においていず
れも複数の欠点を有するものとなつている。No.5
は捲縮数が小さすぎるためカード通過性不良であ
ると同時に嵩高も低いものである。No.9,10は
d・l/mが2.0より大きいため風合いが悪く、嵩高 も良くない。No.11,12は繊度が小さく1.5デニー
ルより細いため保温率や風合いの点で優れている
ものの嵩高が低いものとなる。又、これに対して
No.15のように繊度が5.0デニールを超えると風合
い、嵩高、保温率において不良である。 実施例 2 繊維長を種々変更した以外は実施例1のNo.4に
示した方法と同様に中空繊維を製造し、第2表に
示す結果を得た。
14は本発明の実施例であり、その他は本発明の効
果を明確にするための比較例である。 No.1,2は1次捲縮数に対して捲縮度nが低く
n/m≦であるため嵩高の点で劣り、No.5およびNo. 9,10はn/mが2.0より小さいか又は大きいため嵩 高、風合い、保温率、カード通過性においていず
れも複数の欠点を有するものとなつている。No.5
は捲縮数が小さすぎるためカード通過性不良であ
ると同時に嵩高も低いものである。No.9,10は
d・l/mが2.0より大きいため風合いが悪く、嵩高 も良くない。No.11,12は繊度が小さく1.5デニー
ルより細いため保温率や風合いの点で優れている
ものの嵩高が低いものとなる。又、これに対して
No.15のように繊度が5.0デニールを超えると風合
い、嵩高、保温率において不良である。 実施例 2 繊維長を種々変更した以外は実施例1のNo.4に
示した方法と同様に中空繊維を製造し、第2表に
示す結果を得た。
【表】
【表】
第2表においてNo.18,19,20は本発明の実施例
であり、No.16,17,21は比較例である。No.16,17
は、d・m/lが2.0より大きいため、カード工程が 全く不良であり、以降の特性のチエツクするサン
プルを得ることすらできないものでつた。又No.21
は反対にd・m/lが2.0より小さいため、やはりカ ード工程が不良であつた。
であり、No.16,17,21は比較例である。No.16,17
は、d・m/lが2.0より大きいため、カード工程が 全く不良であり、以降の特性のチエツクするサン
プルを得ることすらできないものでつた。又No.21
は反対にd・m/lが2.0より小さいため、やはりカ ード工程が不良であつた。
第1図は本発明の中空繊維の例を示す横断面図
である。
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレンテレフタレート単位が85モル%以上
であるポリエステルよりなる中空繊維であり、単
糸繊度が1.5〜5.0デニールで、かつ繊度d、1次
捲縮数m、捲縮度n、繊維長lとした時、下記式
(1),(2)を満足することを特徴とする詰め綿用ポリ
エステル繊維。 0.2≦d・m/l≦2.0 ……(1) n/m>2.0 ……(2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16563783A JPS6055989A (ja) | 1983-09-08 | 1983-09-08 | 詰め綿用ポリエステル繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16563783A JPS6055989A (ja) | 1983-09-08 | 1983-09-08 | 詰め綿用ポリエステル繊維 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6055989A JPS6055989A (ja) | 1985-04-01 |
JPH0258954B2 true JPH0258954B2 (ja) | 1990-12-11 |
Family
ID=15816142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16563783A Granted JPS6055989A (ja) | 1983-09-08 | 1983-09-08 | 詰め綿用ポリエステル繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6055989A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0618344U (ja) * | 1992-08-11 | 1994-03-08 | ダイワ精工株式会社 | 用紙分離装置 |
WO2017069190A1 (ja) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | 三菱レイヨン株式会社 | 詰め綿 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107208321B (zh) * | 2015-01-26 | 2020-02-28 | 东丽株式会社 | 聚酯中空纤维球状体 |
-
1983
- 1983-09-08 JP JP16563783A patent/JPS6055989A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0618344U (ja) * | 1992-08-11 | 1994-03-08 | ダイワ精工株式会社 | 用紙分離装置 |
WO2017069190A1 (ja) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | 三菱レイヨン株式会社 | 詰め綿 |
JPWO2017069190A1 (ja) * | 2015-10-20 | 2017-10-19 | 三菱ケミカル株式会社 | 詰め綿 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6055989A (ja) | 1985-04-01 |
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