JPH0258948A - 零１ｆ受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術（第４図、第５図） 発明が解決しようとする課題（第６図）課題を解決する
ための手段（第１図） 作用 実施例（第２図、第３図） 発明の効果 〔概要〕 零ＩＦ受信機に関し、 ゲインを持った低域通過フィルタにもとづくノイズ等に
よる誤動作を防止することを目的とし、局部発振器、ハ
イブリッド、ミキサ及び低域通過フィルタ、Ｆ　Ｓ　Ｋ
　（Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ　５ｈｉｒｔ　Ｋｅｙｉｎｇ）
復調回路を具備する零ＩＦ受信機において、前記低域通
過フィルタの前にこの低域通過フィルタが通過させる周
波数成分の低域分を抑制するためのコンデンサを挿入し
、この低域成分による誤動作を防止するようにしたもの
。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、ＦＭ変調されたデジタル信号を受信するため
の零ＩＦ受信ａ（ダイレクトコンバージョン方式の受信
機）に関する。

〔従来の技術〕

デジタル信号の伝送方式として、デジタルＦＭ変調方式
がある。これは、２植符号の「Ｏｒｌ」にそれぞれ異な
る２つの周波数［１、［２の周波数を対応させて、情報
の伝送を行うものである。このデジタル変調方式の信号
を復調する受信機として、従来より零ＩＦ受信機が用い
られている。

第４図は、この零Ｉ　Ｉ”受信機の従来例である。

第４図において、１０は局部発振器、１１は人力信号を
２つの直交する信号に二分するハイブリッド回路、１２
．１３はハイプリント回路１１からの信号と人力信号を
混合するミキサ、１４．１５はゲインを持った低域通過
フィルタ、１６．１７はリミタアンプ、１８はＦＳＫ復
調回路である。

いま、受信信号（人力信号）を、 ｃｏｓ　（ωＣ±ωｄ）ｔ ωし＝搬送波周波数Ｆ　ｃに対応する角周波数ωｄ：変
調周波数Ｆ’　ｄに対応する角周波数とし、また、局部
発振器１０の信号を、ＣＯＳ　ω　ｃＬ とする。

ハイブリット回路２では、この（二ＯＳωｃ、　Ｌを２
つの直交する信号ｃｏｓωｃＬとｓｉｎωＣしとに分離
する。これらをそれぞれミ；トサ１２．１３で人力信号
と掛は合わせ、訃つそれぞれゲインを持った低域通過フ
ィルタ１４、Ｉ５及びリミタアンプ１６．１７を通ずご
とにより周知のように、リミタアン１１６の出力Ｄｉ、
１７の出力Ｄｑとして、 Ｄｉ＝ｃｏｓωｄＬ １）　ｑ　＝　−＋＝　ｓ　ｉ　ｎωｄしを得る。これ
らの信号は、ｎいに位相π／２ずれた直交する信号であ
る。そして、この場合の信号ｔｓｉｎωｄｔを変調符号
’　ｌ　１、−　ｒ、　ｉ　ｎ　ωｄＬを変調符号「０
」に対応させる。この信号１〕１）　ｑを復調回路Ｉ８
に入力する。

この時の動作状態を第５図に示す。第５図に示すとおり
、信号Ｄｉを、これと直交する信号ＤＱのエツジでたた
くことにより、オン／オフのデジタル信号を再生するこ
とができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、この零ＩＦ方式の受信機では、１４、Ｉ５に
示す低域通過フィルタが約６０ｄＢにも達するゲインを
持つアクティブフィルタによって構成されているため、
変調符号の外に不要な妨害波や雑音まで増幅してしまう
ことがある。例えば、第６図において、雑音等によって
、信号Ｄｉ中にＣで示すような出力が出てしまう。

このような、誤りの出力があると、信号Ｄｑで信号Ｄｉ
をたたいた場合、再生信号として、誤った信号が再生さ
れてしまう場合があり、誤動作を起こしてしまうという
課題を有している。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は、本発明の原理を示す図である。

第１図において、ＩＯは局部発振器、１１は人力信号を
２一つの直交する信号に二分するハイブリッド回路、１
２．１３はハイブリッド回路１１からの信号と入力信号
を混合するミキサ、Ｉ４．１５はゲインを持った低域１
ＩｌＩ過フイルタ、Ｉ６．１７はリミタアンプ、１８は
Ｉ？　Ｓ　Ｋ復調回路であり、これらの構成は従来例と
同一である。

本発明では、従来の零ＩＦ受信機の低域通過フィルタＩ
４．１５の前にそれぞれコンデンサ２０．２１を挿入し
ている。

〔作用〕

第３図を参照してこの発明の詳細な説明する。

第３図（ａ）はＦＳＫ変調波のスペクトラムを示す。こ
の図より、このＦＳＫ変調波の場合は、ΔＦとモへＦと
は、同時には存在せず、どららかが有るか無いかで「０
」か１■、１かを判１祈することができることがわかる
。第３図（ｂ）は、これを考慮した場合の理想的な低域
通過フィルタの周波数特性（破線参照）である。図示の
とおり、帯域通過フィルタであることが望ましいが（実
際には、符号パターンによっては変調信号がふらつくた
めに多少の余裕をもった特性にしである）、回線規模が
大きくなってしまう。そこで、第３図（ｃ）に示すよう
に、低域の周波数部分をカットして、雑音成分を少しで
も減らす。

本発明では、各低域通過フィルタの前にコンデンサを設
けて、低い周波数成分をカットし、同時にこの周波数成
分番こおけるノ１°ズ成分をカットしているので、この
ノイズ成分による誤動作を防止することができる。

〔実施例〕

第２図は、この発明の実施例である。第２図において、
第１図と同一の箇所については、同一の番号を付与して
いるので、この部分についての詳細な説明は省略する。

第２図において、Ｉ０は局部発振器、ｌｌは入力信号を
２つの直交する信号に部分するハイブリッド回路、１２
．１３はハイブリッド回路ＩＩからの信号と入力信号を
混合するミキサ、Ｉ４、Ｉ５ばゲインを持った低域通過
フィルタ、１６．１７はリミタアンプ、Ｉ８はト′ＳＫ
復調回路であり、２０．２１はごの発明によって設けら
れたコンデンサである。

低域通過フィルタ１４．１５はアンプＡと二つのコンデ
ンサと六つの抵抗を含むアクティブフィルタとして構成
されている。

いま、低域通過フィルタの各回路要素の値を図示の通り
、コンデンサをＣＩ、Ｃ２、抵抗をそれぞれＲ１，Ｒ２
、Ｒ３、Ｒ４、Ｒ５、Ｒ６とし、また、この発明にした
がって追加したコンデンサ２０の値を０３とする。

この図を用いて、実際に回路素子の定数を決定する方法
を述べる。

アンプＡと回路素子ＣＬ　Ｃ２、Ｒ１，Ｒ２，１ン３よ
りなるアクティブフィルタの正規化された各素子の値は
、次の式より求まる。

Ａ＋１ Ｒ２’　　−ＡＲ１’　　　　　・　・　・　・　・　
・　・　・　・　４ここで α：実数部 β：虚数部 Ａ：利得 である。

このアクティブフィルタの高域カットオフ周波数をＦｃ
として、インピーダンス・スケーリング係数をＺとする
と、逆正規化された値はそれぞれ以下のようになる。

Ｒ１＝Ｒ１’　ＸＺ　　　・・・・・・・・・５Ｒ２＝
Ｒ２’　ＸＺ　　　・・・・・・・・・６Ｒ３＝Ｒ３’
　ＸＺ　　　・・・・・・・・・７Ｃ１＝Ｃ１’／２π
ＦｃＺ・・・・・・・８Ｃ２＝１／２ｒｔＦｃＺ　　　
−−−−９スレツシヨールドレベル設定と直流成分除去
のためのＲ４−Ｒ７、及びＣ３を設けると、Ｃ３とＲ４
が微分回路となり、低域カントオフ周波数Ｆは、以下の
式１０によって求められる。

Ｆ＝１／２πＣ３・Ｒ４・・・・・・・ｌＯ従って、こ
のＦを最適の値に設計することによって、不用な低域成
分をカットできることになり、この低域成分による誤動
作を防ぐことができる。

〔発明の効果〕

以上述べてきたとおり、本発明によれば、低域通過フィ
ルタの前にコンデンサを挿入するというきわめて小規模
な回路構成によって、復調回路の誤動作の防止を実現で
き、したがって、動作の安定な小型、低消費電力の零Ｉ
Ｆ受信機をうるごとかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理を示す図、 第２図は本発明の実施例を示す図、 第３図は本発明の詳細な説明するための図、第４図は従
来例を示す図、 第５図は従来例の動作（正常動作時）を説明するための
図、 第６図は従来例の課題を説明するための図である。 局部発振器 ■ ハイブリ。 ド回路 ２、 ミキサ ４、 ■ 低域通過フィルタ ６、 ■ リ ミ タアンプ ＦＳＫ復調回路 ２　０、 ■ コンデンサ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）局部発振器（１０）、ハイブリッド（１１）、ミ
   キサ（１２）（１３）及び低域通過フィルタ（１４）（
   １５）、ＦＳＫ復調回路（１８）を具備する零ＩＦ受信
   機において、 前記低域通過フィルタの前にこの低域通過フィルタが通
   過させる周波数成分の低域分を抑制するためのコンデン
   サを挿入し、この低域成分による誤動作を防止するよう
   にしたことを特徴とする零ＩＦ受信機。