JPH05236037A - Ｍｓｋクロック抽出回路 - Google Patents
Ｍｓｋクロック抽出回路Info
- Publication number
- JPH05236037A JPH05236037A JP4036518A JP3651892A JPH05236037A JP H05236037 A JPH05236037 A JP H05236037A JP 4036518 A JP4036518 A JP 4036518A JP 3651892 A JP3651892 A JP 3651892A JP H05236037 A JPH05236037 A JP H05236037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- msk
- signal
- phase
- full
- output signals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】温度が変化しても、またビットレートが高くな
っても、抽出したクロック成分のＳ／Ｎが劣化すること
なく安定に動作させる。 【構成】再生搬送波生成部１１は、入力するＭＳＫ変調
信号Ｓ１０を基に、搬送波に位相同期した互いに直交す
る再生搬送波Ｃ１，Ｃ２を生成する。位相検波部１２，
１３は、入力するＭＳＫ変調信号Ｓ１０を再生搬送波Ｃ
１，Ｃ２によってそれぞれ位相同期検波する。帯域フィ
ルタ１４，１５は、位相検波部の出力信号Ｓ１１，Ｓ２
１に含まれる高調波成分をそれぞれ除去する。乗算部１
６は、帯域フィルタ１４，１５の出力信号Ｓ１２とＳ２
２とを乗算する。全波整流部１７は、乗算部の出力信号
Ｓ３０を全波整流して信号Ｓ４０を出力する。
っても、抽出したクロック成分のＳ／Ｎが劣化すること
なく安定に動作させる。 【構成】再生搬送波生成部１１は、入力するＭＳＫ変調
信号Ｓ１０を基に、搬送波に位相同期した互いに直交す
る再生搬送波Ｃ１，Ｃ２を生成する。位相検波部１２，
１３は、入力するＭＳＫ変調信号Ｓ１０を再生搬送波Ｃ
１，Ｃ２によってそれぞれ位相同期検波する。帯域フィ
ルタ１４，１５は、位相検波部の出力信号Ｓ１１，Ｓ２
１に含まれる高調波成分をそれぞれ除去する。乗算部１
６は、帯域フィルタ１４，１５の出力信号Ｓ１２とＳ２
２とを乗算する。全波整流部１７は、乗算部の出力信号
Ｓ３０を全波整流して信号Ｓ４０を出力する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＭＳＫ（Ｍｉｎｉｍｕｍ
Ｓｈｉｆｔ Ｋｅｙｉｎｇ）変調信号からクロック成
分を抽出するＭＳＫクロック抽出回路に関する。
Ｓｈｉｆｔ Ｋｅｙｉｎｇ）変調信号からクロック成
分を抽出するＭＳＫクロック抽出回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＭＳＫ変調信号は、最小の周波数偏移を
実現して帯域外への放射電力が少ない信号であり、２つ
の搬送周波数ｆ１，ｆ２を有するＦＳＫ信号である。い
ま、搬送中心周波数ｆｏ、ビットレートｆｂとすると、 ｆ１＝ｆｏ＋ｆｂ／４ （情報シンボル「１」） ｆ２＝ｆｏ−ｆｂ／４ （情報シンボル「０」）であ
る。
実現して帯域外への放射電力が少ない信号であり、２つ
の搬送周波数ｆ１，ｆ２を有するＦＳＫ信号である。い
ま、搬送中心周波数ｆｏ、ビットレートｆｂとすると、 ｆ１＝ｆｏ＋ｆｂ／４ （情報シンボル「１」） ｆ２＝ｆｏ−ｆｂ／４ （情報シンボル「０」）であ
る。
【０００３】従来、このようなＭＳＫ変調信号から周波
数ｆｂのクロック成分を抽出する場合、例えば図３に示
すように、周波数弁別部２１と、全波整流部２２とを備
える回路を使用している。
数ｆｂのクロック成分を抽出する場合、例えば図３に示
すように、周波数弁別部２１と、全波整流部２２とを備
える回路を使用している。
【０００４】次に動作を述べる。いま、図４（ａ）に示
すような、周波数がｆ１およびｆ２に変化するＭＳＫ変
調信号Ｓ１が周波数弁別部２１に入力したとすると、周
波数弁別部２１の出力信号Ｓ２として、図４（ｂ）に示
すように、出力電圧がＶ１およびＶ２に変化する信号が
得られる。この出力信号Ｓ２を全波整流部２２によって
全波整流することにより、図４（ｃ）に示すような、周
期Ｔ（Ｔ＝１／ｆｂ）の全波整流信号Ｓ３を得ることが
できる。この全波整流信号Ｓ３は周波数ｆｂの信号成分
を含んでいるので、容易に周波数ｆｂのクロック成分を
抽出できる。
すような、周波数がｆ１およびｆ２に変化するＭＳＫ変
調信号Ｓ１が周波数弁別部２１に入力したとすると、周
波数弁別部２１の出力信号Ｓ２として、図４（ｂ）に示
すように、出力電圧がＶ１およびＶ２に変化する信号が
得られる。この出力信号Ｓ２を全波整流部２２によって
全波整流することにより、図４（ｃ）に示すような、周
期Ｔ（Ｔ＝１／ｆｂ）の全波整流信号Ｓ３を得ることが
できる。この全波整流信号Ｓ３は周波数ｆｂの信号成分
を含んでいるので、容易に周波数ｆｂのクロック成分を
抽出できる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のＭＳＫクロック抽出回路では、温度変化により
周波数弁別部の直流出力レベルにドリフトが生じるた
め、抽出したクロック成分のＳ／Ｎが劣化する。また、
ビットレートが高くなった場合、周波数弁別部を広帯域
化するのが困難であるため、抽出したクロック成分のＳ
／Ｎが劣化するという問題点を有している。
た従来のＭＳＫクロック抽出回路では、温度変化により
周波数弁別部の直流出力レベルにドリフトが生じるた
め、抽出したクロック成分のＳ／Ｎが劣化する。また、
ビットレートが高くなった場合、周波数弁別部を広帯域
化するのが困難であるため、抽出したクロック成分のＳ
／Ｎが劣化するという問題点を有している。
【０００６】本発明の目的は、温度が変化しても、ま
た、ビットレートが高くなっても、抽出したクロック成
分のＳ／Ｎが劣化することのなく安定に動作するＭＳＫ
クロック抽出回路を提供することにある。
た、ビットレートが高くなっても、抽出したクロック成
分のＳ／Ｎが劣化することのなく安定に動作するＭＳＫ
クロック抽出回路を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のＭＳＫクロック
抽出回路は、ＭＳＫ変調信号からクロック成分を抽出す
るＭＳＫクロック抽出回路であって、前記ＭＳＫ変調信
号を基に搬送波に位相同期した互いに直交する再生搬送
波を生成する再生搬送波生成部と、前記互いに直交する
再生搬送波によって前記ＭＳＫ変調信号をそれぞれ位相
同期検波する第１および第２の位相検波部と、この第１
および第２の位相検波部の出力信号に含まれる高調波成
分をそれぞれ除去する第１および第２の帯域フィルタ
と、この第１および第２の帯域フィルタの出力信号を乗
算する乗算部と、この乗算部の出力信号を全波整流する
全波整流部とを備えて構成されている。
抽出回路は、ＭＳＫ変調信号からクロック成分を抽出す
るＭＳＫクロック抽出回路であって、前記ＭＳＫ変調信
号を基に搬送波に位相同期した互いに直交する再生搬送
波を生成する再生搬送波生成部と、前記互いに直交する
再生搬送波によって前記ＭＳＫ変調信号をそれぞれ位相
同期検波する第１および第２の位相検波部と、この第１
および第２の位相検波部の出力信号に含まれる高調波成
分をそれぞれ除去する第１および第２の帯域フィルタ
と、この第１および第２の帯域フィルタの出力信号を乗
算する乗算部と、この乗算部の出力信号を全波整流する
全波整流部とを備えて構成されている。
【０００８】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００９】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、入力するＭＳＫ変調信号Ｓ１０を受けて、搬送
波に位相同期した互いに直交する再生搬送波Ｃ１，Ｃ２
を生成する再生搬送波生成部１１と、入力するＭＳＫ変
調信号Ｓ１０を再生搬送波Ｃ１，Ｃ２によってそれぞれ
位相同期検波する位相検波部１２，１３と、位相検波部
の出力信号Ｓ１１，Ｓ２１に含まれる高調波成分をそれ
ぞれ除去する帯域フィルタ１４，１５と、帯域フィルタ
１４，１５の出力信号Ｓ１２とＳ２２とを乗算する乗算
部１６と、乗算部の出力信号Ｓ３０を全波整流して全波
整流信号Ｓ４０を出力する全波整流部１７とを備えてい
る。
であり、入力するＭＳＫ変調信号Ｓ１０を受けて、搬送
波に位相同期した互いに直交する再生搬送波Ｃ１，Ｃ２
を生成する再生搬送波生成部１１と、入力するＭＳＫ変
調信号Ｓ１０を再生搬送波Ｃ１，Ｃ２によってそれぞれ
位相同期検波する位相検波部１２，１３と、位相検波部
の出力信号Ｓ１１，Ｓ２１に含まれる高調波成分をそれ
ぞれ除去する帯域フィルタ１４，１５と、帯域フィルタ
１４，１５の出力信号Ｓ１２とＳ２２とを乗算する乗算
部１６と、乗算部の出力信号Ｓ３０を全波整流して全波
整流信号Ｓ４０を出力する全波整流部１７とを備えてい
る。
【００１０】次に動作を説明する。
【００１１】図２（ａ）に示すような、周波数がｆ１お
よびｆ２に変化するＭＳＫ変調信号Ｓ１０は、位相検波
部１２，１３において、互いに直交する再生搬送波Ｃ
１，Ｃ２によりそれぞれ位相同期検波され、帯域フィル
タ１４，１５により高調波成分がそれぞれ除去されて、
図２（ｂ），（ｃ）に示すような信号Ｓ１２，Ｓ２２と
なる。その後、乗算部１６により、信号Ｓ１２とＳ２２
とが掛け合され、図２（ｄ）に示すような信号Ｓ３０と
なる。更に、信号Ｓ３０は全波整流部１７によって全波
整流され、図２（ｅ）に示すような全波整流信号Ｓ４０
として出力される。
よびｆ２に変化するＭＳＫ変調信号Ｓ１０は、位相検波
部１２，１３において、互いに直交する再生搬送波Ｃ
１，Ｃ２によりそれぞれ位相同期検波され、帯域フィル
タ１４，１５により高調波成分がそれぞれ除去されて、
図２（ｂ），（ｃ）に示すような信号Ｓ１２，Ｓ２２と
なる。その後、乗算部１６により、信号Ｓ１２とＳ２２
とが掛け合され、図２（ｄ）に示すような信号Ｓ３０と
なる。更に、信号Ｓ３０は全波整流部１７によって全波
整流され、図２（ｅ）に示すような全波整流信号Ｓ４０
として出力される。
【００１２】このように、全波整流信号Ｓ３には、周期
Ｔ（Ｔ＝１／ｆｂ）の信号成分が多量に含まれているの
で、周波数ｆｂのクロック成分を容易に抽出することが
できる。
Ｔ（Ｔ＝１／ｆｂ）の信号成分が多量に含まれているの
で、周波数ｆｂのクロック成分を容易に抽出することが
できる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力するＭＳＫ変調信号から搬送波に位相同期して互いに
直交する再生搬送波を生成し、この再生搬送波によって
入力するＭＳＫ変調信号をそれぞれ位相同期検波し、こ
の検波出力信号を掛け合せた後、全波整流することによ
り、従来のように周波数弁別器を使用することなく、周
波数ｆｂのクロック成分を多量に含む信号を生成できる
ので、温度変化に対しても、また、ビットレートが高く
なっても、クロック成分のＳ／Ｎを劣化させることなく
安定に動作する。
力するＭＳＫ変調信号から搬送波に位相同期して互いに
直交する再生搬送波を生成し、この再生搬送波によって
入力するＭＳＫ変調信号をそれぞれ位相同期検波し、こ
の検波出力信号を掛け合せた後、全波整流することによ
り、従来のように周波数弁別器を使用することなく、周
波数ｆｂのクロック成分を多量に含む信号を生成できる
ので、温度変化に対しても、また、ビットレートが高く
なっても、クロック成分のＳ／Ｎを劣化させることなく
安定に動作する。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】本実施例の動作を説明するための波形図であ
る。
る。
【図３】従来のＭＳＫクロック抽出回路の一例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図４】図２に示したＭＳＫクロック抽出回路の動作を
説明するための波形図である。
説明するための波形図である。
１１ 再生搬送波生成部 １２，１３ 位相検波部 １４，１５ 帯域フィルタ １６ 乗算部 １７ 全波整流部 Ｓ１０ ＭＳＫ変調信号 Ｃ１，Ｃ２ 再生搬送波
Claims (1)
- 【請求項１】 ＭＳＫ変調信号からクロック成分を抽出
するＭＳＫクロック抽出回路であって、前記ＭＳＫ変調
信号を基に搬送波に位相同期した互いに直交する再生搬
送波を生成する再生搬送波生成部と、前記互いに直交す
る再生搬送波によって前記ＭＳＫ変調信号をそれぞれ位
相同期検波する第１および第２の位相検波部と、この第
１および第２の位相検波部の出力信号に含まれる高調波
成分をそれぞれ除去する第１および第２の帯域フィルタ
と、この第１および第２の帯域フィルタの出力信号を乗
算する乗算部と、この乗算部の出力信号を全波整流する
全波整流部とを備えることを特徴とするＭＳＫクロック
抽出回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4036518A JPH05236037A (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | Ｍｓｋクロック抽出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4036518A JPH05236037A (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | Ｍｓｋクロック抽出回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05236037A true JPH05236037A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=12472042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4036518A Pending JPH05236037A (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | Ｍｓｋクロック抽出回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05236037A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60183858A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-19 | Anritsu Corp | Ｍｓｋ復調器のクロツク同期回路 |
| JPS63200652A (ja) * | 1987-02-16 | 1988-08-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Ｆｓｋ受信機 |
| JPH0258948A (ja) * | 1988-08-24 | 1990-02-28 | Fujitsu Ltd | 零１ｆ受信機 |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP4036518A patent/JPH05236037A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60183858A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-19 | Anritsu Corp | Ｍｓｋ復調器のクロツク同期回路 |
| JPS63200652A (ja) * | 1987-02-16 | 1988-08-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Ｆｓｋ受信機 |
| JPH0258948A (ja) * | 1988-08-24 | 1990-02-28 | Fujitsu Ltd | 零１ｆ受信機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980407 |