JPH0258396B2 - - Google Patents

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JPH0258396B2
JPH0258396B2 JP60185458A JP18545885A JPH0258396B2 JP H0258396 B2 JPH0258396 B2 JP H0258396B2 JP 60185458 A JP60185458 A JP 60185458A JP 18545885 A JP18545885 A JP 18545885A JP H0258396 B2 JPH0258396 B2 JP H0258396B2
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JP
Japan
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dye
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dyeing
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JP60185458A
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Junzo Kinugasa
Hideo Matsui
Kyomitsu Daito
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、セルロース系繊維と蛋白質系繊維と
よりなる繊維構造物の防染方法に関するものであ
る。 (従来の技術) 従来、セルロース系繊維と蛋白質の抜染用地染
に関しては、通常ウインス染色機又は、液流染色
機などによる吸尽染色法が主体に行われており、
パデイング法は余り実施されていない。これは、
パデイング法ではセルロース系繊維と蛋白質系繊
維とを均一に染色することが困難であるためであ
る。 又、吸尽法にて地染した染色物を抜染する際に
反応性染料を用いて染色したのでは抜染が難しく
スレン染料を用いた染色方法が実施されている。
しかしながら、この方法では、染液の管理等に覆
雑な工程を要し、また鮮明な差し色を得ることが
難しい。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、発色性を優れた、セルロース
系繊維と蛋白質系繊維とよりなる繊維構造物の防
染方法を提供することである。 又、他の目的は斯かる防染を、均染性に優れた
パデイング法による地染と、簡易な捺染法の組合
せにより行なう方法を提供することである。 (問題点を解決するための手段) 本発明方法は、セルロース系繊維と蛋白質系繊
維とよりなる繊維構造物に、ビニルスルホン型反
応性染料を含有する中性乃至酸性の染液を付与し
た後、所定時間放置し、次いでモノクロロトリア
ジン型反応性染料とアルカリ剤とビニルスルホン
型反応性染料用防染剤とを含有する捺染糊で印捺
し、乾燥、蒸熱処理後、更にアルカリ溶液を付与
して蒸熱処理することを特徴とするものである。
本発明で使用するセルロース系繊維としては、
綿、再生繊維系繊維、麻等が挙げられる。 また、蛋白質系繊維としては、羊毛、絹等が挙
げられる。セルロース系繊維と蛋白質系繊維との
混合率は通常セルロース系繊維55〜90重量%、好
ましくは70〜85重量%と、蛋白質系繊維10〜45重
量%、好ましくは15〜30重量%である。両者の混
合は、混紡、交撚、交繊、交編のいずれでもよい
が、特に混紡が好ましい。繊維構造物としては、
織物が特に好ましい。 本発明に適用するビニルスルホン型反応性染料
は通常のものが使用され例えばヘキスト社のレマ
ゾール染料、住友化学(株)のスミフイツクス、三井
東圧(株)のセルマゾール、三菱化成(株)のダイヤミラ
等が挙げられる。染液の濃度は特に限定されず染
料の種類、色等により適宜決定すればよい。染液
のPHは中性乃至酸性に調整する必要があり、PH8
以下、好ましくは7以下、更に好ましくは6以
下、特に好ましくは5以下である。PHの調整は通
常酔酸ヘキサメタリン酸ソーダ或いは第1リン酸
ソーダ等で行なう。染液の温度は特に限定されず
通常の温度でよく、一般的には20〜30℃でよい。 染液の付与はパツデイング法、ローラー法及び
スプレー法等のいずれでもよいが、特にパツデイ
ング法がよい。 染液を付与した繊維構造物は一旦巻取り放置す
るが通常10〜60℃で放置する。放置時間は温度に
より異なるが通常10〜50時間である。好ましくは
20〜30℃で20〜30時間放置する。この間に蛋白質
系繊維がビニルスルホン型反応性染料により染着
される。 放置後、繊維構造物を通常80℃以上、好ましく
は100〜120℃で乾燥する。 乾燥後、モノクロロトリアジン型反応性染料と
アルカリ剤およびビニルスルホン型反応性染料の
防染剤および糊剤よりなる捺染糊を通常行われる
方法で印捺、乾燥し、次いで蒸熱処理を行う。 本発明に適用するモノクロロトリアジン染料
は、通常のものが使用され、例えば、チバガイギ
ー社のシバクロン染料、ICI社のプロシオン染料
等が挙げられる。防染剤は、ビニルスルホン型反
応性染料に対するもので、有機スルホン酸塩系の
薬品が使用され、例えば明成化学(株)社のレジスト
ールHWS、林化学(株)社のユニストンRR−50等
が挙げられる。 これらの染料及び防染剤は、ソーダ灰、重曹等
のアルカリ剤、尿素を添加して、アルギン酸ソー
ダやCMC等の糊剤と共に、捺染糊を作成し、印
捺する。印捺、乾燥、蒸熱処理は、通常の捺染に
て行われる方法でよく、例えばスクリーン捺染機
にて印捺、乾燥し、次いでエージヤーにて100℃
で10分の蒸熱処理を行う。 この工程により、印捺部分における地染用ビニ
ルスルホン型反応性染料が防染され、同時に、モ
ノクロロトリアジン型反応性染料の着色が行われ
る。 次いで、アルカリ溶液、例えば15〜25℃で40〜
43度ボーメの水ガラス溶液を付与後、通常少なく
とも100℃、好ましくは120〜130℃の温度で蒸熱
処理をする。蒸熱処理時間は短い方が好ましく
高々、1分程度である。この蒸発処理にて、地染
のビニルスルホン型反応性染料の着色が行われ、
以後洗滌して捺染工程を終る。 (発明の効果) 本発明方法は、通常の布帛の連続染色機を使用
して、セルロース系繊維と蛋白質系繊維とよりな
る繊維構造物に、均染性に優れ、しかも深みのあ
る地染を与えるだけでなく、本方法は低温染色と
加熱短時間の捺染方法であるため、本方法により
得られた繊維構造物は極めて風合良好であり、諸
強力の低下も極めて低い捺染品となる。 (実施例) 以下、実施例で本発明を詳細に説明する。 実施例 1 レーヨン80重量%、羊毛20重量%の、経糸30番
単糸(綿番手)、経糸密度90本/吋、緯糸30番単
糸(綿番手)、緯糸密度70本/吋からなる2/2
の綾組織で目付168g/m2のレーヨン、羊毛混紡
織物を製織した。 かかるレーヨン、羊毛混紡織物を80℃の湯で洗
つた後、酵素糊抜剤2g/と羊毛精練剤エマー
ル40(花王石けん(株)製)2g/を加えて60℃の
湯で1時間処理した後、充分湯洗し水洗、脱水、
乾燥した。 次にレマゾールレツドB、60g/(ヘキスト
(株)製)と尿素170g/、ウール用均染剤ミグレ
ガールWA−10(日本染化(株)製)2g/とPH調
節剤ヘキサメタリン酸ソーダ1g/、第1リン
酸ソーダ2g/、ニトロベンゼンスルホン酸ソ
ーダ10g/、酢酸12g/、4%のアルギン酸
60g/の地染用パツド液を作成し、該地染用パ
ツド液でレーヨン、羊毛混紡織物をパツドしピツ
クアツプ率70%で紋りロールに巻取つた。かかる
ロールを30℃で50時間放置した後120℃で乾燥後、
シバクロンブラツクBGA(チバーガイギー(株)製)
100g/とレジストールHWS(明成化学(株)製)
30g/及びソーダ灰、アルギン酸ソーダからな
る捺染糊で三角形の幾何学模様をプリントし、
100℃で10分間のスチーミング後43゜ボーメの水ガ
ラスをピツクアツプ率65%でパツドし100℃1分
間のスチーミングを行い充分に湯洗、水洗、乾燥
して、赤地に黒の幾何学模様のあるウールライク
のレーヨン、羊毛混紡織物を得た。得られた捺染
品の染色堅牢度は、第1表に示す。 実施例 2 レーヨン60重量%、絹40重量%の経糸30番単糸
(綿番手)経糸密度85本/吋、緯糸30番単糸(綿
番手)、緯糸密度70本/吋からなる2/2の綾組
織で目付165g/m2のレーヨン、絹混紡織物を製
織した。かかるレーヨン絹混紡織物を苛性ソーダ
50g/とシルピツトDP2g/(1方社(株)製)
を溶解した常温の水溶液中でピツクアツプ率65%
でパツドし、20秒間放置した後、80℃の湯で洗滌
し、酵素糊抜剤2g/を加えて、60℃の湯で1
時間処理し、湯洗、脱水、乾燥して精練漂白を行
つた。次に、レマゾールブリリアントオレンジ
GD(ヘキスト(株)製)60g/と尿素100g/、
絹均染剤ニツサンデイスパノールM−32A(日本
油脂(株)製)2g/と、PH調節剤、ヘキサメタリ
ン酸ソーダ1g/、第1リン酸ソーダ2g/
、ニトロベンゼンスルホン酸ソーダ10g/、
酢酸10g/、4%のアルギン酸ソーダ60g/
の地染用パツド液を作成し、該地染用パツド液に
レーヨン、絹混紡織物をパツドしピツクアツプ率
70%で絞つた後、ロールアツプして80℃で40時間
放置した。かかる後、120℃で乾燥を行い、シバ
クロンブルー3R(チバーガイギー(株)製)70g/
とレジストールHWS(明成化学(株)製)30g/及
びソーダ灰、アルギン酸ソーダからなる捺染糊を
水玉模様にプリントし、100℃で10分間のスチー
ミングの後、43゜ボーメの水ガラスをピツクアツ
プ率65%でパツドし、100℃で1分間のスチーミ
ングを行い、湯洗、水洗、乾燥を施してオレンジ
の地にブルーの水玉のあるシルクライクのレーヨ
ン絹混紡織物を得た。 かかるレーヨン絹混紡織物の染色諸堅牢度は後
記第1表に示す。 実施例 3 綿70重量%と羊毛30重量%の綿、羊毛混紡の、
経糸30番単糸(綿番手)、経糸密度85本/吋、緯
糸30番単糸(綿番手)、緯糸密度70本/吋からな
る2/2の綾組織で目付165g/m2の綿、羊毛混
紡綾織物を製織した。 かかる綿、羊毛混紡綾織物を80℃の湯で洗つた
後、酵素糊抜剤2g/を加えて60℃の湯で1時
間処理し、湯洗した後、更にトリポリリン酸ソー
ダ4g/、精練漂白用活性剤サンデツトCKC
−2(三洋化成(株)製)2g/と過酸化水15g/
の60℃の水溶液中で2時間精練、漂白を行い充
分湯洗、水洗、脱水、乾燥した。 得られた織物に実施例2と同様の方法にて地染
プリント処理を行い、得られたプリント物の染色
堅牢度を第1表に示した。
【表】 尚、測定法は次の通りである。 (1) 洗濯堅牢度 JIS−L 0844 A2法 (2) 耐光堅牢度 JIS−L 0842 カーボンマーク法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セルロース系繊維と蛋白質系繊維とよりなる
    繊維構造物に、ビニルスルホン型反応性染料を含
    有する中性乃至酸性の染液を付与した後、所定時
    間放置し、次いでモノクロロトリアジン型反応性
    染料とアルカリ剤とビニルスルホン型反応性染料
    用防染剤とを含有する捺染糊で印捺し、乾燥、蒸
    熱処理後、更にアルカリ溶液を付与して蒸熱処理
    することを特徴とする繊維構造物の防染方法。 2 セルロース系繊維が綿、レーヨン、麻である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 蛋白質系繊維が羊毛又は絹である特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 4 繊維構造物がセルロース系繊維55〜90重量%
    と蛋白質系繊維10〜45重量%とよりなる特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 5 染液をパデイングにより付与する特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 6 放置時の温度が10〜60℃である特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 7 放置時間が10〜50時間である特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 8 乾燥80℃以上で行う特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 9 防染剤が有機スルホン酸塩である特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 10 アルカリ溶液が40〜43度ボーメの水ガラス
    溶液である特許請求の範囲第1項記載の方法。 11 アルカリ溶液付与後の蒸熱処理を少くとも
    100℃で行う特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP60185458A 1985-08-22 1985-08-22 繊維構造物の防染方法 Granted JPS6245793A (ja)

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JP2004334981A (ja) 2003-05-08 2004-11-25 Teac Corp 光ディスク装置

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