JPH0257606A - ステンレス鋼微粉および焼結材料 - Google Patents

ステンレス鋼微粉および焼結材料

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JPH0257606A
JPH0257606A JP63206719A JP20671988A JPH0257606A JP H0257606 A JPH0257606 A JP H0257606A JP 63206719 A JP63206719 A JP 63206719A JP 20671988 A JP20671988 A JP 20671988A JP H0257606 A JPH0257606 A JP H0257606A
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stainless steel
fine powder
sintered
powder
steel fine
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JP63206719A
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Minoru Nitta
稔 新田
Yukio Makiishi
槙石 幸雄
Sadakimi Kiyota
禎公 清田
Toshio Watanabe
敏夫 渡辺
Yasuhiro Kakio
垣生 泰弘
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は耐食性焼結材料用の原料として、金属粉末の射
出成形に好適で焼結性に優れたアトマイズステンレス鋼
微粉および当該ステンレス鋼微粉を焼結した高密度のス
テンレス焼結材料に関する。
〈従来の技術〉 現在、焼結ステンレス鋼は、材料歩留りの改善、機械加
工費の削減を目的として溶製ステンレス鋼の一部に代替
しつつある。 特に、その成形方法においては、2次元
的形状しか成形できなかったプレス成形に代って、3次
元複雑形状が容易に成形できる射出成形の発展が期待さ
れている。 ところが、射出成形を利用した焼結ステン
レス鋼の製造が開始されたのはごく最近であるため、種
々の技術課題が残されており、特に、原料粉末について
は、多くの改良の余地がある。
一般に、射出成形用の原料粉末としては、球状であるこ
とと微粒粉であることとが要求される。 まず、球状粉
末の利点は、粉末同士のすべりが良好であることである
。 球状粉末と不規則形状粉末とに同一種、同一量の有
機バインダを添加して比較すると、球状粉末を使用した
方が低粘度となり、射出性に優れることが知られている
。 さらに、同一射出性を低バイング量によって達成で
きるため、脱脂時間の短縮が図れる利点がある。 また
、粉末の微粒化の利点は、高密度が達成できる点にある
。  これらの粉末の要求特性を達成するために、アト
マイズ法による粉末の製造においては、アトマイズ装置
の装置パラメータの変更によって対処される。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、原料粉末の化学組成の変更による改良は行なわ
れておらず、本来、プレス成形用の焼結微粉末である特
公昭59−1761号公報、田村らによる「粉体および
粉末冶金、第12巻第1号(1965年2月)第25〜
32頁」および加藤らによる「粉体および粉末冶金、第
22巻第1号(1975年3月)第1〜11頁」に記載
されている従来の粉末冶金用の化学組成のままのSi;
L、5wt%以下、Mn;0.4wt%以下で、M n
 / S iが1未満(通常Mn/Siが0.3未満)
のステンレス鋼微粉が使用されているのが現状である。
すなわちM n / S iを0.3未満とし、アトマ
イズ時の酸化を防止する技術思想を踏襲し、プレス成形
時の圧縮性および成形性を阻害するC量およびMn量を
極力低減した化学組成が常用されていて、射出成形用の
ステンレス鋼微粉(平均粒径;20μm以下)として、
必要な球状化と表面酸化物に耐する知見が十分ではない
ため、射出性および焼結性において必ずしも十分ではな
いのが問題であった。
本発明の第1の目的は、上記従来技術の問題点を解決し
ようとするもので、金属粉末の射出成形性に好適な球形
状で、かつ還元可能な表面酸化物から成る焼結性に優れ
たステンレス鋼微粉を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、当該ステンレス鋼微粉を
射出成形し、焼結し、必要に応じ熱間等方圧加圧(HI
P)IA理することによって耐食性に優れるステンレス
焼結材料を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 本発明者らは、ステンレス焼結鋼の原料となる粉末の製
造および原料粉末の射出成形法を利用したステンレス焼
結鋼の製造に関する詳細な実験を行なうことによって本
発明を為すに至った。 特に、焼結体の耐食性を全く阻
害することなく、粉末形状が射出成形用として適する球
状となる、焼結性の良い、粉末化学組成の探索によって
、以下の知見を得て本発明に至った。
(1)Siが0.20wt%以上でM n / S i
が1.00以上の含Crステンレス組成およびCが1.
20wt%以下、Siが0.20wt%以上でM n 
/ S iが1.00以上のCrが8.0〜30.0w
t%のCr系、またはCrが8.0〜30.0wt%、
Niが8.0〜22.0wt%のCr−Ni系のステン
レス組成の溶湯をアトマイズすることにより、平均粒径
が20μm(ここで言う「平均粒径」とは、微粉側から
の累積体積が50%となる粉末の粒径である)の射出成
形に好適な粒子形状をもち、かつ焼結性に優れた表面(
酸化物)から成るステンレス鋼微粉を製造できる。  
したがって、第1図に示すように、当該ステンレス鋼微
粉を焼結すると相対密度比(真密度に対する密度比)が
92%以上で閉空孔から成る、Cが0.05wt%以下
のときの耐食性に優れたステンレス焼結材料を得ること
ができる。
(2)第3図および第5図に示すように、Niが1.0
〜4.0wt%、MOが0.3〜4.0wt%、Cuh
(0,5〜5.Owt%のうち1 fff1以上を上記
(1)のCr系、またはCr−Ni系に合金することに
より、Cが0.05wt%以下のときのステンレス焼結
材料の耐食性の向上が達成できる。
(3)第6図に示すように、Snが0.05〜2.00
wt%、Sが0.02〜0.05wt%、Seが0.0
5〜0.20wt%、Teが0.05〜0.20wt%
のうちの1種以上を上記(1)および(2)のCr系ま
たはCr−Ni系に合金することにより、Cが0.05
wt%以下のときのステンレス焼結材料の切削性の向上
が達成できる。
すなわち、本発明の第1の態様は、Si:0.20wt
%以上でM n / S iが1.00以上、平均粒径
が20μm以下であることを特徴とするステンレス鋼微
粉を提供するものである。
また、本発明の第2の態様は、C,1,20wt%以下
、Si;0.20wt%以上でMn/Siが1,00以
上、Cr;8.0〜30.011t%、不純物を除き残
部が実質的にFe、平均粒径が20μm以下であること
を特徴とするステンレス鋼微粉を提供するものである。
また、本発明の第3の態様は、第2の態様において、さ
らにNiを1.0〜4.0wt%含有させることを特徴
とするステンレス鋼微粉を提供するものである。
また、本発明の第4の態様は、第2の態様において、さ
らにNiを8.0〜22.Owt%含有させることを特
徴とするステンレス鋼微粉を提供するものである。
また、本発明の第5の態様は、第2ないし第4の態様の
いずれかにおいて、さらにMOを0.3〜4.Owt、
%含有させることを特徴とするステンレス鋼微粉を提供
するものである。
また、本発明の第6の態様は、第2ないし第5の態様の
いずれかにおいて、さらにCuを0.5〜5.0’wt
%含有させることを特徴とするステンレス鋼微粉を提供
するものである。
また、本発明の第7の態様は、第2ないし第6の態様の
いずれかにおいて、さらにSn;0.05〜2.00w
t%、S、0.02〜0.50wt%、Se ; 0.
05〜0.20wt%、Te : 0.05〜0.20
wt%の1種以上を含有させることを特徴とするステン
レス鋼微粉を)是供するものである。
また、本発明の第8の態様は、第1ないし第7の態様の
いずれかのステンレス鋼微粉を用いて焼結したステンレ
ス焼結材料であって、C;0.05wt%以下、他は前
記ステンレス鋼微粉と同じ合金組成を有し、真密度に対
する密度比が92%以上であることを特徴とするステン
レス焼結材料を提供するものである。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
まず、射出成形用のステンレス鋼微粉に具備すべき限定
理由について説明する。
粉末の球状化の程度を評価するために、■タップ密度、
■見掛は密度および■コンパウンド粘度との関係を調べ
た。 ■、■によって、粉末の充填性よりその球状性を
知ることができる。 また、■は、射出性の観点から直
接要求される特性であり、コンパウンドの滑り易さより
その球状性を知ることができる。
■Cの含有率を1.20wt%以下に限定するのは以下
の理由による。
通常、溶製ステンレス鋼においては、耐食性の観点から
、含有炭素量を極力低く押える必要がある。 また、プ
レス成形を利用して製造される焼結ステンレス鋼や原料
粉末においては、耐食性の観点に加えて、プレス成形時
の圧縮性の観点から、溶製材以上に含有炭素の軽減が要
求される。 しかし、射出成形法を利用してステンレス
焼結鋼を製造する場合は、いくら低炭素の原料粉末を使
用しても、加工性の観点では射出成形性を向上させるこ
とはなく、耐食性の観点でも、脱脂時に有機バインダに
起因する炭素によフて汚染されるため、利点がないこと
がわかった。 さらに、真空中で焼結することによって
、原料粉末に起因する炭素も、有機バインダに起因する
炭素も、同様に除去できることがわかった。
そこで、粉末の含有する炭素を低減するのではなく、む
しろ、増加させることによって、粉末特性の改良を試み
た。 その結果、炭素量の付加は、高圧媒体を利用した
アトマイズ微粉末の充填性を改良する(球状化する)こ
とを実験によって見出した。
これは、ステンレス鋼の合金組成の溶湯へのCの合金化
により溶湯中酸素量の低下にともない、溶湯粘度が低下
および融点が低下することによって、アトマイズ粒子は
球状化するものと考えられる。 例えば、第1表から第
3表に示す1000にgf/cm2の水圧のもとで噴射
した円環状の水ジェツトで水アトマイズした平均粒径が
8.0〜9.0μmのステンレス鋼微粉について、C合
金量が増加するに伴って見掛密度およびタップ密度の上
昇がみられ、粉末が球状化したことがわかる。
さらに、粉末とバインダとの比率が等しいコンパウンド
についても、ステンレス鋼微粉のC合金量の増加に伴っ
てコンパウンドの粘性温度の低下効果も見られる。
しかし、ステンレス鋼微粉のC合金量が1.20wt%
を超えると、アトマイズするために?8湯を注入する際
の溶湯温度の低下に伴って、その溶湯に合金化したSi
量、Mn量に対応した脱酸限界よりC−O反応による脱
酸限界が低くなり、COガスを捕捉したアトマイズ中空
粒子が生成するようになり、見掛密度およびタップ密度
はかえって低下し、コンパウンドの粘性温度は著しく増
大する。
また、このコンパウンドを工業的に通常採用される焼結
温度および焼結最大時間である1350℃で4h程度の
真空焼結を施した場合、焼結体のC含有量を0.05w
t%以下に低減できないため、耐食性の劣悪化をきたす
ので、ステンレス鋼微粉の合金C量は1.20wt%以
下に限定する。
■Si;0.20tvt%以上でM n / S iが
1.00以上に限定する理由は以下の通り′である。
Crを合金した溶湯は、タンデイツシュノズルに溶湯温
度低下によるCr2O3を生成析出してノズル閉塞を起
こすが、C%Si、Mnを溶湯に添加することによりて
、タンデイツシュノズル通過時の溶湯温度で平衡するC
r−0脱酸限界以下に溶湯O量を調整することができ、
このノズル閉塞を防止することが可能である。
例えば、C;0.01wt%、Cr;〜30.0wt%
の1500℃程度のステンレス溶湯の場合でMn無添加
のとき、Siが0.20wt%でCr−0と5t−0と
の溶湯0量がほぼ平衡し、タンデイツシュノズル閉塞せ
ずにm ?Pjyを通過させ、アトマイズできる。 よ
ってSi量は0.20wt%以上に限定する。
なお、これにMnを添加すると、51−Mnの複合脱酸
効果によって、Cr−0脱酸限界に比べいっそう低0量
溶渇となり、溶湯温度低下によるタンデイツシュノズル
閉塞なしの、より十分な条件となし得る。
ここで例えば、第1表から第3表に示した当該溶湯を水
アトマイズした合金微粉において、M n / S i
が1.00以上のとき、見掛およびタップ密度が増大し
、コンパウンドの粘性温度が低下することから、粉末が
球状化したことがわかる。
また、M n / S iが1.00以上のとき、焼結
密度が増大し、焼結性の良い表面状態になったことがわ
かる。
これは、溶湯のMn量を増加すると、アトマイズ時の粒
子表面に低融点のMnOが生成し、凝固するまでに粒子
表面層の融点の低下、表面張力の増加、粘性の低下によ
ってアトマイズ粒子が球状化するものと考えられる。 
ま たM n Oはこのコンパウンドを工業的に通常採
用される焼結温度である1350℃程度の真空焼結であ
れば、コンパウンド中のCまたは溶湯合金CによってC
o還元され、焼結を阻害しないものと考えられる。
これに対し、Siはアトマイズ時に粒子表面に粘稠な5
i02を生成して粒子を不規則状化し、5iO7は14
00℃程度の真空中ではCによるCo還元が困難なため
焼結を阻害する。 よって、アトマイズ時の粒子の球状
化と焼結性の良い粒子表面を得るためにm (1MのM
 n / S iを1.00以上に限定する。
■Cr ; 8.  O−30,0wt%に限定する理
由は以下の通りである。
Crは不動態皮膜を形成し、耐食性を付与するステンレ
ス鋼の基本合金元素である。 末完。
明者らによる詳細な研究の結果である第2図に示す沸騰
60%HNO3による耐食性試験によれば、平均粒径が
8.0〜9.0μmのCr含有鋼微粉(5,0〜33.
OCr −0,02C−0,70Si−1,00Mn−
0,02P−0,01wt%S−実質的に残部がFe)
を射出成形し、1350℃で4h、10−’torrで
真空焼結した閉空孔からなる相対密度比が95%の焼結
材料のとき、Crが8.0wt%以上で腐食速度が顕著
に減少するが、Crが30.0wt%を超えて多く添加
されても耐食性の改善効果がないので、Cr含有量は8
0〜30.0に限定する。
■フェライト系焼結鋼のNi;1.0〜4.0wt%に
限定する理由は以下の通りである。
含Crフェライト系の焼結鋼の不動態化はNiによって
助長され耐食性の向上が図れる。
本発明者らによる詳細な研究の結果である第3図に示す
25℃、1%H2SO4による耐食性試験によれば、平
均粒径が8.0〜9.0μmの18Cr−0,02C O,70Si−1,00Mn−0,02P−0,01w
t%s−実i的に残部がFeのステンレス鋼微粉を射出
成形し、1350℃×4h110−’torrで真空焼
結した閉空孔からなる相対密度比が95%の焼結材料の
とき、Nfがf、0wt%以上で腐食速度が顕著に減少
するが、Niを4.0wt%を超えて多く添加しても耐
食性の改善効果がないので、本発明のフェライト系ステ
ンレス焼結鋼における耐食性改善用Nfは1.0〜4.
0wt%に限定する。
■オーステナイト系ステンレス鋼のNi8.0〜22.
0wt%に限定する理由は以下の通りである。
Niはオーステナイト系ステンレスの基本台金元素で、
γ相域を拡大してオーステナイトを安定化する。Niは
l’e、Crに比較して電気化学的に責であり、塩化物
や非酸化性酸に対し耐食性を付与し、Cr酸化物の不動
態化を強化する。 8.Owt%Cr本発明焼結鋼をオ
ーステナイト化し、塩化物や非酸化性酸への耐食性を十
分なものにするNiは8.Owj%であり、30.0w
t%Cr鋼のときNtは22.0wt%必要であり、2
2.0wt%を超えて多く添加しても本発明オーステナ
イト系ステンレス焼結鋼の耐食性改善効果がないので、
Nfは8.0〜22.0wt%に限定する。
■Mo ; 0.3〜4.Owt%、CuO15〜5.
0wt%の限定理由は以下の通りである。
Mo、Cuはフェライト系、オーステナイト系ステンレ
ス焼結鋼の不動態を安定化して耐食性を向上させる。 
本発明者らによる詳細な研究の結果である第3図および
第5図(平均粒径が8.’0〜9.0μmの18Cr−
14Ni −2,5Mo−0,70Si−1,OOMn
 −0,02P−0,01wt%S−実質的に残部がF
eのオーステナイト系ステンレス鋼微粉を射出成形し、
1350℃X4hr、10−’torrで真空焼結した
閉空孔からなる相対密度比が95%の焼結材を沸騰40
%酢酸と1%ぎ酸の混合液で腐食)に示す耐食試験から
、本発明のフェライト系およびオーステナイト系焼結鋼
におけるMoが0.3w+t%以上、Cuが0.5wt
%以上において、それぞれ単独で、また複合で耐食速度
の減少があり、MOを4.0wt%を超えて、またCu
を5.0wt%を超えて多く添加しても耐食性改善効果
がないので、MOは0.3〜4.0wt%、Cuは0.
5〜5.0wt%にそれぞれ限定する。
■Sn;0.05〜2゜00wt%、S:0.02〜0
.50wt%、Se;0.05〜0.20wt%に限定
する理由は以下の通りである。
Sn、3%Se、Teはそれぞれ単独あるいは複合添加
でフェライト系、オーステナイト系焼結鋼の切削性を改
善する。 本発明者らによる詳細な研究結果である第6
図(平均粒径が8.0〜9.0μmの0.70Si−1
,00μm−f8crのフェライト系ステンレス鋼微粉
、および0.70Si−1,00μm−18Cr−14
Niのオーステナイト系ステンレス鋼微粉を射出成形し
、1350℃xlhr、10−’torrで真空焼結し
た閉空孔からなる相対密度比が95%の焼結材料)に示
す切削性試験から、Snは0.05*t%以上、Sは0
.02wt%以上、Seは0.05wt%、Teは0.
05wt%以上において、それぞれ単独で、また複合で
切削負荷の低下があり、Snは2.00を超えて、Sは
0.50wt%を超えて、Seは0.20wt%を超え
て、Teは0.20wt%を超えて多く添加しても切削
性改善効果がないので、Snは0.05〜2. O0w
t%、Sは0.02〜0.50wt%、Seは0.05
〜0.20wt%、Teけ0.05〜0.20wt%に
それぞれ限定する。
■平均粒径を20μm以下に限定する理由は以下の通り
である。
第2表に示すように、当該ステンレス鋼微粉を用いた最
終焼結材料の密度および耐食性は当該ステンレスm微粉
の平均粒度の影響を強く受ける。 平均粒径が20μm
を超えると、第1図に示すような相対焼結密度比が92
%以上の閉空孔からなる焼結材料を製造できず、相対焼
結密度比が92%未満となり第3図および第4図に示す
ように耐食性の著しい劣化をきたすので、平均粒径は2
0μm以下に限定する。
本発明のステンレス鋼微粉は基本的には以上のように構
成されるものである。
次に、当該ステンレス鋼微粉を焼結した高密度のステン
レス焼結材料の具備すべき限定理由について説明する。
■焼結材料のCを0.05wt%以下に限定する理由は
以下の通りである。
不純物である微仝Cの耐食性におよぼす影うは、有機酸
による耐食試験により明確になる。
本発明者らによる詳細な研究結果である第5図に示す沸
II!40%酢酸−1%ぎ酸混合液による腐食速度は、
C量が0.05wt%を超えると著しく増大する。 よ
って本発明ステンレス焼結鋼におけるCは0.05wt
%以下に限定する。
[相]相対焼結密度比を92%以上に限定する理由は以
下の通りである。
相対焼結密度比は、焼結材料の耐食性に大きな影響を及
ぼす重要な特性値である。 第3図および第4図に示す
ごとく、フェライト系およびオーステナイト系において
も、相対焼結密度比が92%以上のとき、耐食性は著し
く向上する。
これは、第1図に示すように相対焼結密度比が92%以
上のときHIP密度が上昇することかられかるように、
閉空孔からなるためである。 よって、本発明ステンレ
ス焼結鋼の相対焼結密度比は92%以上に限定する。
次に、本発明のステンレス焼結材料は以下のようにして
製造することができる。
本発明のステンレス鋼微粉と適当な有機バインダーとを
加圧型ニーダ−などにより混練してコンパウンドを作製
し、射出成型機により金型に射出成形し、所定の形状の
射出成型体を得る。 得られた射出成型体を200℃〜
600℃の温度で脱脂処理を行ない、脱脂体を得る。
脱脂処理は、前記射出成形体の形状を変化させずに、例
え変化しても均一に変化させることができる雰囲気であ
ればいかなる雰囲気で行つてもよいが、例えば、非酸化
性雰囲気、減圧雰囲気中で行うのがよい。
脱脂後、上述の脱脂体を焼結することにより、本発明の
ステンレス焼結材料を製造することができる。 以下、
焼結方法について説明する。
焼結する際には、本発明の原料粉末を使用して製造した
コンパウンドを射出成形し、脱脂した脱脂体を焼結する
が、焼結工程の一部もしくは全部の過程において減圧雰
囲気を使用する。
焼結雰囲気としては、焼結中の原子拡散を阻害するCr
等の酸化物を還元でき、なおかつ、脱脂体に多く含有さ
れる炭素を除去できる7囲気であるのが好ましい。 こ
の要件を満たす7囲気としては、通常のステンレス焼結
材料の製造と同様、水素および減圧があげられる。
しかし、水素中での還元および脱炭反応は、各々、次式
のように、 MO+H,−M+H20(M :金属)・・・還元C+
 H20= CO+ H2(C:固溶炭素)・・・脱炭 P H20/ P H2が低いほど還元は進行し、P 
1(20/ P H2が高いぼど脱炭は進行するため、
両者の反応を同時に効率よく進行させるには困難が伴な
う。 特に、ステンレスのように゛難還元性のCr酸化
物を含み、脱脂体のように高い値の炭素を含有する場合
は、水素雰囲気の使用は得策ではない。 一方、減圧7
囲気中での還元、脱炭は次式のように、 MO+C−M+CO・・・還元、脱炭 同時に進行し、真空排気系によるCOガスの除去によっ
て、反応を効率よく進行させることができる。 さらに
、最終的な焼結材料の含有する酸素、炭素の値も減圧中
でのほうが低いため、本発明の焼結材料の製造方法にお
いては、焼結雰囲気を減圧雰囲気とするのが好ましい。
Cr酸化物の還元、脱炭を効率よく進行させるためには
、減圧雰囲気の圧力は0.01torr以下好ましく、
その温度範囲は1100〜1400℃が好ましい。 ま
た、減圧雰囲気は、還元、脱炭反応の進行している過程
においてのみ必要であるため、反応終了後の過程では、
減圧以外の保護雰囲気として不活性ガス(窒素、アルゴ
ン)や低露点の水素雰囲気等が使用できる。
以上のように、減圧雰囲気で焼結することによって、耐
食性に優れる低炭素、低酸素のステンレス焼結材を効率
よく製造することができる。
〈実施例〉 以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
第1表、第2表および第3表に、水アトマイズ法で製造
した高密度のステンレス焼結材料用のフェライト系およ
びオーステナイト系のステンレス鋼微粉と当該ステンレ
ス鋼微粉を焼結して作製した焼結材料の本発明例を比較
例とともに示す。
高周波話導電気溶解炉で溶製したフェライト系、オース
テナイト系ステンレス合金鋼の溶湯をタンデイツシュ底
の耐火材製の細孔ノズルから鉛直下に流下注入し、その
まわりから1000 Kgf/cm2の水圧をかけて下
すぼまり形の円環状の水ジェッ1−を噴射して水アトマ
イズして、それぞれの化学組成を持つフェライト系、オ
ーステナイト系のステンレス合金微粉を作製した。
得られたステンレス合金微粉についてマイクロトラック
粒度分析計により平均粒径(m精側から累積体積が50
%となる粒径)、見掛密度およびタップ密度を測定した
次に、これらの合金微粉と46■0℃%のワックス系の
有機バインダーとを加圧型ニゲ−により混練してコンパ
ウンドを作製し、フローテスターにより荷重10kgの
もと直径が1mmで長さ1mmのダイにより粘度(to
op(ポアズ)となる温度)を測定した。
次に、粘度測定に使用したコンパウンドを、射出ノズル
温度145℃、金型温度30℃の条件で、幅40×長さ
20X厚み2mmの試験片に肘用成形した。 射出成形
体は、窒素霊囲気中、常温より+10℃/hの速度で6
00℃まで昇温の後、1h保持して脱脂処理を行なった
。 脱脂体は、0.0001T o r rの減圧下、
1350℃で4h保持して焼結した。
得られた焼結材料は、水中重量測定法により、密度比を
求めた。 また、同一条件で作製した他の焼結材料でC
分析を行ない、他の焼結材料で第1図に示ずHIP処理
による密度上昇実験を行なうとともに、第2図〜第5図
に示す耐食性試験を行ない、さらに他の焼結材料で第6
図に示す切削試験を行なった。
第1表の実施例記号1〜19と39〜49および第3表
の実施例記号55〜69から明らかなように、C,0,
01〜0.02wt%の実質的にCを含まない場合また
Cを含む場合でC;1.20wt%以下、Si;0.2
0wt%以上でM n / S iが1.00以上であ
る、Cr:8.0〜30.0wt%の平均粒径が20μ
m以下のフェライト系ステンレス鋼微粉およびCr ;
 8.0〜30.0wt%、Ni;8.O〜22.0w
t%の平均粒径が20μm以下のオーステナイト系ステ
ンレス鋼微粉において、M n / S iの増加に伴
なって、またCの増加に伴なって見掛密度およびタップ
密度が大きな値を示し、そのコンパウンドの粘度も低い
(低温はど低粘度である)値を示し、粉末が球状化し、
射出成形性に優れていることがわかる。
また、焼結材料CFxが0.05wt%以下で、相対焼
結密度が92%以上の焼結材料を得た。
第1表の実施例記号20〜38と第2表の実施例記号5
0〜54および第3表の実施例記号70〜88から明ら
かなように、N1、MOlCu、Sn、S、Seおよび
Teを単独または複合して含む本発明ステンレス鋼微粉
は、いずれも球状化した射出成形性に優れたアトマイズ
粉末であり、その焼結材料C量が0.01wt%で、相
対焼結密度比が92%以上の焼結材料を得た。
第2表の実施例記号50〜54から明らかなように、平
均粒径が20μm以下の本発明Ni含有フェライト系ス
テンレス鋼微粉において、平均粒径が大きくなるに従っ
て、その見掛密度およびタップ密度は高い値を示し、そ
のコンパウンドの粘度は低い値になるが、相対焼結密度
比が低下する。 平均粒径が20μm以下のとき、相対
焼結密度比が92%以上の耐食性のよい焼結体を得る。
 この平均粒径と相対焼結密度比の関係は、オーステナ
イト系ステンレス鋼微粉とその焼結材料についても同様
のことがいえる。
第1図は、第1表および第3表の本発明例である実施例
記号8および61のフェライト系およびオーステナイト
系のステンレス鋼微粉を用いたコンパウンドを射出成形
し、1250〜1350℃で4h真空焼結を行なった焼
結材料について、1350℃で1h、Ar中で100k
gf/cm2の圧力で)fIP処理した際の焼結材料の
相対密度比とHIP処理後の相対密度比の関係を示す。
 これから明らかなように、焼結材料の相対密度比が9
2%以上で閉空孔となり、HIP処理後の相対密度比が
一段と向上することがわかる。
第2図は、平均粒径が8.0〜9.0μmの5.0〜3
3.0Cr−0.02C−0.70S i−1,OOM
n−o、 O1wt%S−実質的に残部がFeのフェラ
イト系Cr含有水アトマイズ鋼微粉を射出成形し、13
50℃で4h、10−’torrで真空焼結した閉空孔
からなる相対焼結密度比が95%の焼結材料の沸騰60
%HNOj溶液による腐食試験を示す。
これから明らかなように、Crが8.0wt%以上で腐
食速度が著しく減少し、30.0wt%を超えても耐食
性の改善効果がないことがわかる。
第3図は、平均粒径が8.0〜9.Olim(D18.
23Cr−0,02C−0,70Si −1、OOMn
−0,02P−0,01+vt%S−実質的に残部がF
eを基本合金組成とし、N i ; 0.8〜5. O
at%、Mo;0.2〜5.0wt%、Cu ; 0.
2〜6.0wt%の範囲で各々単独で、あるいは複合で
添加し、たフェライト系ステンレス鋼微粉を射出成形し
、1250〜1350℃X4h、10−’torrで真
空焼結した相対密度比が90%以上の焼結材料の25℃
、1%H2S O4溶液による腐食試験を示す。
これから明らかなように、相対密度比か92%以上のと
き閉空孔からなるため腐食速度が著しく減少することが
わかる。 また、閉空孔からなる相対密度比が95%の
とき、Niが1、Owt、%以上で、MOが0.3wt
%以上、Cuが0.5wt%以上で各々単独で、また複
合で腐食速度が著シ、<減少するが、Niが4.0wt
%を超えてMOが4.0wt%を超えて、Cuが5.O
wt%を超えても耐食性改善効果がないことがわかる。
第4図は、第3表の本発明例である実施例記号61のオ
ーステナイト系ステンレス鋼微粉を射出成形し、125
0〜1350℃X4h、10−’torrで真空焼結し
た相対密度比が90%以上の焼結材料の沸11.i 6
0%HNO3溶液による耐食試験を示す。
これから明らかなように、オーステナイト系ステンレス
焼結鋼においても、相対密度比が92%以上で腐食速度
が著しく減少し、閉空孔からなることがわかる。
第5図は、平均粒径が8.0〜9,0μmの18Cr−
14Ni−2,5Mo−0,70Si−1,OOMn−
0,02P−0,01wt%S−実質的に残部がFeを
基本合金組成(焼結材料C;0.03wt%)とし、N
i;4、O〜25.0wt%、Mo ; 0.3〜5.
 Owt  % 、   Cu   ;   0.  
 4 〜 6.    Owt  % 、   C;0
.01〜0.08wt%の範囲で各々単独で、あるいは
複合で添加したオーステナイト系ステンレス鋼微粉を射
出成形し、1350℃×4h、10−’torrで真空
焼結した相対密度比が95%の焼結材料の沸騰40%酢
酸−1%ぎ酸溶液による腐食試験を示す。
これから明らかなように、Niが8.0wt%以上で、
Moが0.3wt%以上で、Cuか0.5*t%以上で
、Cが0.05+vt%以下でそれぞれ単独で、あるい
は複合で腐食速度が著しく減少し、Niが22.0wt
%を超えて、M。
か4.0wt%を超えて、Cuが5.0wt%を超えて
も耐食性改善効果がないことがわかる。
第6図は、平均粒径が8.0〜9.0μmの0.70S
i−1,00Mn−18Crのフェライト系ステンレス
鋼微粉および0.703i−1,00Mn−18Cr−
14Niのオーステナイト系ステンレス鋼微粉を基本合
金とし、S n ; 0. 03〜2. 5wt%、S
:0、01〜0.60wt%、Se;0.025〜0.
25wt%、Te ;o、025〜0.25wt%の範
囲で各々単独で、あるいは複合で添加し、射出成形して
1350℃x4h、10−’torrで真空焼結した相
対密度比が95%の焼結材料の5KH−9のφ1mmの
ドリルによる回転速度; 410 m / sでの乾式
穿孔切削試験を示す。
これから明らかなように、Snが0.05wt%以上で
、Sが0.02wt%以上で、Seが0.05wt%以
上で、Teが0.05wt%以上でおのおの単独で、ま
た複合で切削トルクが著しく低下するが、Snが2.0
0wt%を超えて、Sが0.50wt%を超えて、Se
が0.20wt%を超えて、Teが0.20wt%を超
えても切削トルクの改善効果がないことがわかる。
〈発明の効果〉 以上詳述したように、本発明によれば、Cr  8.O
〜30.0wt%およびCr:8.0〜30.0wt%
、Ni;8.0〜22.0wt%の溶湯にC;51.2
0wt%、S 1 : ≧ 0.20wt% で M 
 n  /  S  i  ≧ 1  00となるよう
に成分調整した溶湯をアトマイズして平均粒径を20μ
m以下の微粉末とすることによって、球状化を図って、
かつ表面状態を改質して射出成形性と焼結性を改善した
ステンレス鋼微粉を提供することができ、当該ステンレ
ス鋼微粉を用いることにより相対密度比が92%以上、
Cが0.05wt%以下の高耐食性高密度ステンレス焼
結材料を提供することができる。
また、本発明によれば、フェライト系においてはN i
 ; 1 、 0〜4. 0wt%、フェライト系およ
びオーステナイト系においてはM。
O,3〜4.0wt%、Cu;0.5〜5.0wt%の
うちの1種以上を上記溶湯に合金し、アトマイズして平
均粒径が20μm以下の微粉末とすることによって、射
出成形−焼結材料の相対密度比が92%以上、Cが0.
05wt%以下の耐食性を一段と改善したステンレス焼
結材料および当該焼結材料を得るためのステンレス鋼微
粉を提供することができる。
さらにまた、本発明によれば、フェライト系およびオー
ステナイト系においてSn;0.05〜2.00胃し%
、S、0.02〜0.50wt%、Se ;0.05〜
0.20wt%、T e ; 0. 05〜0. 20
wt%のうちの1種以上を上記溶湯に合金し、アトマイ
ズして平均粒径が20μm以下の微粉末とすることによ
って、射出成形−焼結材料の相対密度比が92%以上、
Cが0.05wt%以下の切削性を改善したステンレス
焼結材料および当該焼結材料を得るためのステンレス鋼
微粉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、焼結材料の相対密度とHIP処理後の相対密
度の関係を示すグラフである。 第2図は、フェライト系ステンレス焼結材料のCr含有
(合金)4iと沸騰60%HNO!溶液での腐食速度の
関係を示すグラフである。 第3図は、Ni%Mo、Cuを合金したフェライト系ス
テンレス焼結材料の相対焼結密度と25℃、1%H2S
o4溶液での腐食速度の関係を示すグラフである。 第4図は、オーステナイト系ステンレス焼結材料の相対
焼結密度と沸騰60%HNO3溶液での腐食速度の関係
を示すグラフである。 第5図は、オーステナイト系ステンレス焼結材料のNi
、Mo、Cu、C含有(合金)量と沸1]i40%酢酸
−1%ぎ酸溶液での腐食速度の関係を示すグラフである
。 第6図は、フェライト系およびオーステナイト系ステン
レス焼結材料のSn、S、Se、Te含有(合金)量と
ドリル穿孔トルクの関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)Si;0.20wt%以上でMn/Siが1.0
    0以上、平均粒径が20μm以下であることを特徴とす
    るステンレス鋼微粉。 (2)C;1.20wt%以下、Si;0.20wt%
    以上でMn/Siが1.00以上、Cr;8.0〜30
    .0wt%、不純物を除き残部が実質的にFe、平均粒
    径が20μm以下であることを特徴とするステンレス鋼
    微粉。 (3)請求項2に記載のステンレス鋼微粉において、さ
    らにNiを1.0〜4.0wt%含有させることを特徴
    とするステンレス鋼微粉。 (4)請求項2に記載のステンレス鋼微粉において、さ
    らにNiを8.0〜22.0wt%含有させることを特
    徴とするステンレス鋼微粉。 (5)請求項2ないし4のいずれかに記載のステンレス
    鋼微粉において、さらにMoを 0.3〜4.0wt%含有させることを特徴とするステ
    ンレス鋼微粉。 (6)請求項2ないし5のいずれかに記載のステンレス
    鋼微粉において、さらにCuを 0.5〜5.0wt%含有させることを特徴とするステ
    ンレス鋼微粉。 (7)請求項2ないし6のいずれかに記載のステンレス
    鋼微粉において、さらにSn; 0.05〜2.00wt%、S;0.02〜0.50w
    t%、Se;0.05〜0.20wt%、Te;0.0
    5〜0.20wt%の1種以上を含有させることを特徴
    とするステンレス鋼微粉。 (8)請求項1ないし7のいずれかに記載のステンレス
    鋼微粉を用いて焼結したステンレス焼結材料であって、
    C;0.05wt%以下、他は前記ステンレス鋼微粉と
    同じ合金組成を有し、真密度に対する密度比が92%以
    上であることを特徴とするステンレス焼結材料。
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