JPH0257348B2 - - Google Patents

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JPH0257348B2
JPH0257348B2 JP60257285A JP25728585A JPH0257348B2 JP H0257348 B2 JPH0257348 B2 JP H0257348B2 JP 60257285 A JP60257285 A JP 60257285A JP 25728585 A JP25728585 A JP 25728585A JP H0257348 B2 JPH0257348 B2 JP H0257348B2
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low impurity
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/70Bipolar devices
    • H01L29/72Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals
    • H01L29/739Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals controlled by field-effect, e.g. bipolar static induction transistors [BSIT]
    • H01L29/7391Gated diode structures
    • H01L29/7392Gated diode structures with PN junction gate, e.g. field controlled thyristors (FCTh), static induction thyristors (SITh)

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Thyristors (AREA)
  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 〔産業上の利用分野〕 本発明は、第1ゲートが表面ゲート構造で、第
2ゲートが埋め込みゲート構造を有するダブルゲ
ート静電誘導サイリスタ(Double Gate Static
Induction Thyristor、以下DGSIThy.と略称す
る)の製造方法に関する。本発明の製造工程を用
いれば、比較的容易にDGSIThy.を実現すること
がきる。本発明の製造工程により実現される
DGSIThy.は中、小電力を非常に高速、高効率で
直交変換できる。
[従来の技術] 従来、ゲート・ターン・オフサイリスタ
(Gate Turn off Thyristor、以下GTOと略称す
る)や静電誘導サイリスタ(Static Induction
Thyristor、以下SIThy.と略称する)において、
ターン・オフ速度をを向上させるために、アノー
ド・エミツタ短絡構造や金拡散あるいは重金属拡
散によるライフタイム制御等が広く行われてい
る。
一方、上記の方法よりも更にスイツチング速度
が速い上にオン電圧も低くなるダブルゲート形
SIThy.が本願発明者によつて既に提案され、特
許第1115656号「静電誘導型サイリスタ」及び特
許第1089074号「静電誘導型サイリスタの製造方
法」に開示されており、その構造及び製造方法が
提案されている。前記特許第1115656号には、第
1ゲート及び第2ゲートが平面ゲート、第1ゲー
トが平面ゲートで第2ゲートが埋め込みゲート、
第1ゲート及び第2ゲートが埋め込みゲート、第
1ゲートが埋め込みゲートで第2ゲートが平面ゲ
ートで構成されるDGSIThy.の構造例が提案され
ている。又、特許第1115656号及び特許第1089074
号にその製造方法が提案されている。基板には高
抵抗基板を使用し、化学あるいは機械研磨して厚
さ30〜100μm程度にする工程が含まれる。又、第
1ゲート及び第2ゲートから電極を取るために、
基板両面からのエツチングや、非常に深いエツチ
ング等が必要となる。又、基板両面から制御電極
を取り出す構造のDGSIThy.の製造工程では、基
板両面からのマスク工程が必要となる。
[発明が解決しようとする問題点] DGSIThy.は、4端子素子であるので、その構
造及び製造方法が複雑になる。前記特許第
1115656号及び特許第1089074号に示されている製
造方法は、いずれも高抵抗基板を使用していて、
化学あるいは機械研磨して厚さ30〜100μm程度に
する工程が含まれるため、大口径ウエハを使用す
る場合、取り扱いが非常に難しい。又、第1ゲー
ト及び第2ゲートから電極を取るために半導体基
板両面からのシリコンエツチング又は、比較的浅
いシリコンエツチングと比較的深いシリコンエツ
チング又は半導体基板を数十μm残しての深いシ
リコンエツチング等のエツチング工程を行なわな
ければならない。更に、半導体基板の両面から制
御電極を取る構造では両面からのマスク工程を施
さなければならないため、ウエハの取り扱いや製
造工程上パツケージ等に難点がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、第1ゲートが平面ゲート構造で、第
2ゲートが埋め込みゲート構造で構成され、両ゲ
ート電極が、半導体基体の一方の面から取り出せ
る構造のDGSIThy.の製造方法を提供するもの
で、これまでに本構造の製造工程に関する提案は
ない。本製造工程はp+基板を使用しマスク工程
は全て一方の面から施し、2度のエピタキシヤル
成長を行ない、アノード−第2ゲート間、第1ゲ
ート第2ゲート間の領域を形成し、2つの制御電
極を取り出すために必要なシリコンエツチングの
工程も1回でよい。このため、前述した製造上の
困難が解決され、比較的容易にDGSIThy.が製作
できる。
本発明による製造工程で実現されるDGSIThy.
は、第1ゲートが平面ゲート、第2ゲートが埋め
込みゲートであるため、取り扱える電力としては
耐圧的には600V〜1000V程度、電流的には100A
以下といつた中小電力用途であるが、従来の単一
ゲート静電誘導サイリスタに比べスイツチング速
度が非常に速くなり、又順方向電圧降下が更に低
下したものとなる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
第1図a乃至第1図gは本発明のDGSIThy.の
製造方法を示す断面図である。基板には、面方位
111のp+シリコンウウエハ10を用いる。P+
シリンウエハ10はp+アノード領域を形成する
ので抵抗率はできるだけ低い方がよい。
次に第1図aに示すようにp+シリコンウエハ
10上に、例えば抵抗率ρ70.4Ωcm程度、厚さ
が12.5μm程度のp(p-)形エピタキシヤル層11
を形成する。p(p-)形エピタキシヤル層11の
抵抗率ρと厚さは、本発明のDGSIThy.の第2ゲ
ート−アノード間設計耐圧値や素子の特性により
決定される。
次に第1図bに示すように、埋め込みn+第2
ゲート領域12を形成するための選択拡散を行な
う。例えばマスク材料としてのアルミ13をp形
エピタキシヤル層上に蒸着し、マスク工程を経
て、例えば砒素イオンAs+を面濃度1×1016ion/
cm2、加速電圧80keVの条件でイオン注入する。イ
オン注入後、1150℃で6時間窒素雰囲気中でアニ
ールすることにより拡散深さxj4.6μmのn+第2
ゲート領域12が形成できる。n+第2ゲート領
域12の拡散深さxjとn+第2ゲート領域12間の
間隔は、本発明のDGSIThy.の第2ゲートによる
電圧利得μを決定する要因となる。電圧増幅率μ
は、逆方向ゲート電圧(−VG1kまたは+VG2A)と
オフ電圧VATOの比である。n+第2ゲート領域1
2の形成は熱拡散で行なつてもよいし、不純物も
Asに限らず燐P等でもよい。As,Sb等の混合不
純物をドープするかドープされたエピ層を用いて
もよい。
次に第1図cに示すように第1ゲート−第2ゲ
ート間に相当するn−エピタキシヤル層14を形
成する。例えば、四塩化ケイ素SiCl4とキヤリア
ガスとして水素H2、不純物源としてPCl3を用い
た1100℃の成長で不純物密度2×1013〜5×
1014cm-3、例えば厚さ10〜100μm程度のn-エピ
タキシヤル層14を成長させる。シリコンのエピ
タキシヤル成長は、1100℃程度の温度で行なうの
でn+第2ゲート領域12からエピタキシヤル成
長層へのオートドープが起きる。このためn+
2ゲート領域間がn形不純物密度の大きな領域で
つながり易くなり、素子の特性がノーマリオフに
なり易い。特にノーマリオン形の素子特性を得る
場合にはp形エピタキシヤル層をを薄く成長した
後にn-エピタキシヤル層14を形成するとよい。
例えば、四塩化ケイ素SiCl4とキヤリアガスとし
て水素H2不純物源としてBBr3を用いた1100℃の
成長で不純物密度1×1016cm-3、厚さ1〜
3μmのp形エピタキシヤル層を形成した後、5分
間H2を流し反応管中のBBr3をパージしてからn-
エピタキシヤル成長を行なう方法である。n-
ピタキシヤル層14の厚さと不純物密度は、
DGSIThy.の素子耐圧等から決められる。n-エピ
タキシヤル層14を形成した後、第1図dに示す
ように酸化、マスク工程後、p+第1ゲート領域
15を形成するためにボロンBを選択的に熱拡散
させる。p+第1ゲート領域15の拡散深さxjとp+
第1ゲート領域間の間隔は、本発明のダブルゲー
ト形SIサイリスタの第1ゲートによる電圧利得μ
を決定する要因となる。高抵抗エピ層の厚さに応
じて例えば、拡散深さxjは3μm〜15μm程度に選
ばれる。
次に第1図eに示すようにn+カソード領域1
7を形成する。n+カソード領域17の不純物密
度は大きく、又、拡散深さxjは小さい方がオン低
抗が低下し、素子特性も向上する。本製造方法で
は、浅くかつ高濃度のn+カソード領域を実現す
るために、燐PをドーピングしたCVDポリシリ
コンを拡散源としてn+カソード領域17を形成
し、CVDポリシリコン層18をアルミ電極とn+
カソード領域17のバツフア層として用いる。例
えば、n+カソード領域17に不純物を拡散させ
るためのマスク工程後、SiH4とキヤリアとして
H2、不純物源としてPCl3を用いる系で700℃、45
分間の成長で約3500Åの燐ドープポリシリコン層
を形成する。その後、950℃、20分アニールする
ことで例えば拡散深さxj0.5〜0.9μmのn+カソー
ド領域が形成できる。その後、周知のマスク工程
を経て、プラズマエツチングによりポリシリコン
層をパターンニングして、ポリシリコン領域18
を形成する。更にp+第1ゲート領域15とアル
ミ電極とのコンタクトホールをあけた後、シリコ
ン窒化膜をデポジシヨンする。このシリコン窒化
膜層19は、n+第2ゲート領域12の一部を露
出させ、第2ゲート電極を設けるためのシリコン
エツチングのマスク材料として用いる。シリコン
窒化膜は、例えばNH3とSiH4とキヤリアガスと
してH2を用いる系で780℃、15分の成長で約1300
Å程度堆積させることができる。この工程で使用
するシリコンエツチングのマスク材料の特性とし
て要求されるのは、それ以前の工程で形成されて
いる不純物プロフアイルを変えない程度の低温で
形成できることと、シリコンとのエツチング選択
比が大きいことであり、CVDSn O2、CVDSi O2
等も用いることができる。マスク工程後、窒化膜
をプラズマエツチングでパターンニングし、更に
プラズマエツチングで取り除いたシリコン窒化膜
の下に形成されていたシリコン酸化膜をエツチン
グする。その後シリコン窒化膜層19をマスクと
してn-エピタキシヤル層14をエツチングし、
n+第2ゲート領域12の一部を露出させる。こ
のシリコンエツチングはプラズマエツチングまた
はケミカルウエツトエツチングで行なわれる。
n+ゲート領域12が露出したかどうかは、四針
法による抵抗率の測定でモニターできる。例え
ば、HF:HNO3:CH3COOH=15:100:5の体
積比のエツチング液で室温において10μm/min
程度のエツチングレートでシリコンがエツチング
される。上記のシリコンエツチング工程により露
出したp+領域の表面不純物密度は、シリコンエ
ツチングの制御性やウエハ面内のエツチング深さ
の分布等により、かなり低下している部分がある
可能性がある。そのことによりアルミ電極との接
触抵抗が大きくなり、DGSIThy.のスイツチング
特性の低下をまねく。上記の問題点を解決するた
めに、第1図fに示すようにシリコンエツチング
後に31n+第2ゲート領域12の表面露出部分に燐
Pをイオン注入する。マスク材料としては、例え
ばアルミを用いる。加速電圧80keVで、3×
1015ion/cm2の燐をイオン注入後、950℃で20分
アニールすることにより数Ω/□のシート抵抗が
得られる。
次に第1図gに示すように電極としてのアルミ
を蒸着しパターンニングする。アルミ電極のマス
ク工程は、n-エピタキシヤル層14の厚みが比
較的浅く、又、DGSIThy.のアルミ電極パターン
の間隔が比較的広ければ、1回で行なえる。しか
し、n-エピタキシヤル層14が厚い場合や、ア
ルミ電極パターンが細く、間隔が狭い場合には、
カソード電極21、第1ゲート電極22、第2ゲ
ート電極23のマスク工程を別に行なう方がよ
い。更に、アルミ電極のマスク工程の前にシリコ
ンエツチングした部分をレジスト材料、ポリイミ
ド系樹脂やCVDポリシリコン膜あるいはCVDSi
O2膜等で埋めて平坦化することで、より微細な
電極もパターンニングできる。
以上の製造方法によれば、8回のマスク工程と
比較的容易なプロセス技術でDGSIThy.を実現す
ることができる。
次にDGSIThy.の動作を説明する。DGSIThy.
がオフしている状態では、第1ゲート領域間のチ
ヤンネル領域に生じるポテンシヤルの鞍点部であ
る第1の真のゲート点での電位障壁は充分高く保
たれ、カソードからチヤンネルへの電子の注入
は、抑えられている。同じ様に、第2ゲート領域
間のチヤンネル領域に生じるポテンシヤルの鞍点
部である第2の真のゲート点での電位障壁も充分
高く保たれ、アノードからチヤンネルへの正孔の
注入も抑えられている。次に、DGSIThy.をオン
させるために、第1ゲート及び第2ゲートに順バ
イアスを印加する。第1ゲート領域が順バイアス
されると第1の真のゲート点の電位障壁が低くな
り、カソードからチヤンネルへの電子の注入が増
加する。一方、第2ゲート領域が順バイアスされ
第2の真のゲート点の電位障壁が低下すること
で、アノードからチヤンネルへの正孔の注入も増
加する。注入された電子は第2ゲート領域に蓄積
し、第2の真のゲート点の電位障壁は、より低下
し、正孔の注入が更に増加する。注入された正孔
は、第1ゲート領域に蓄積し、第1の真のゲート
点の電位障壁はより低下し、電子の注入も更に増
加する。遂には、DGSIThy.はターン・オンす
る。単一ゲート形SIThy.と比較して、DGSIThy.
は、2つのゲートのポテンシヤルを同時に下げる
ことができるため、ターン・オン速度が速い。
又、第2ゲート構造により正孔の注入効率も単一
ゲート構造に比べ上がるから、オン電圧も低下す
る。次にDGSIThy.をオフさせるために、第1ゲ
ート及び第2ゲートに逆バイアスを印加する。第
1ゲート領域が逆バイアスされると、第1ゲート
領域付近に蓄積している電子及びチヤンネル中の
電子が、第1ゲート領域から吸い出され、第1の
真のゲート点の電位障壁が高くなり、カソードか
らの電子の注入が止められる。同時に、第2ゲー
ト領域が逆バイアスされることで、第2ゲート領
域付近に蓄積している正孔及びチヤンネル中の正
孔が第2ゲート領域から吸い出され、第2の真の
ゲート点の電位障壁が高くなりアノードからの正
孔の注入が止められる。電子及び正孔の注入が阻
止されるとDGSIThy.は、ターン・オフする。単
一ゲート形SIThy.では、ターン・オフ時に、第
2ベース領域に蓄積している正孔は、再結合で消
滅するかあるいはアノード側に流れ去ることでし
か減少しないため、いわゆるテイリング時間があ
りターン・オフ時間が長くなる。一方、
DGSIThy.では、第2ゲート領域から強制的に正
孔を引き抜くために、テイリングがなくターン・
オフ速度は、大幅に改善される。又、第1ゲート
及び第2ゲートのポテンシヤルを同時に高くする
から、キヤリアの注入はすぐに阻止され、第1及
び第2のゲートにおける電流利得も高くなる。
[発明の効果] 本発明によれば、マスク工程はすべてカソード
側の一面方向から施すことが出来、従来のダブル
ゲート静電誘導サイリスタの製造工程のような両
面合わせの複雑な工程は必要でなく、製造工程の
歩留りも向上する。さらに本発明によれば、2つ
の制御電極を取り出すシリコンエツチングの工程
も1回で良く、きわめて容易にダブルゲート構造
が実現できる。
以上説明した本発明の実施例のうち、最も基本
的な部分であるところの第1図a乃至第1図gに
示す実施例の製造方法により製作したDGSIThy.
の特性例を説明する。
製作した素子の面積は、1.24×2.34mm、チヤン
ネル数66、p+第1ゲート間隔及びn+第2ゲート
間隔は10μm、単位チヤンネル長は1.385mmであ
る。第1ゲートと第2ゲートのストライプは平行
になつている。
製作したDGSIThy.の第1ゲート制御による電
流−電圧特性とその時の回路を第2図aに、第2
ゲート制御による電流−電圧特性とその時の回路
を第2図bにそれぞれ示す。第2図aにおいて、
第2ゲートは開放状態で測定している。第1ゲー
トバイアスOVでアノード−カソード間電圧約
120Vが阻止されていて、第1ゲートバイアス−
1.5Vで約180Vが阻止されている。第1ゲートバ
イアス0.6Vでターン・オンしている。第2図b
の第2ゲート制御による電流−電圧特性において
第1ゲートは、開放状態になされている。アノー
ド−第2ゲート間のバイアス電圧である第2ゲー
トバイアスOVで、約120Vが阻止されていて、第
2ゲートバイアス−0.6Vでターン・オンしてい
る。ここに示したDGSIThy.の特性は、第1ゲー
ト制御特性及び第2制御特性ともにノーマリオフ
であるが、第1ゲートがノーマリオンで第2ゲー
トがノーマリオフ等の組み合わせが考えられる。
第3図aはDGSIThy.のスイツチング波形であ
り、第1ゲートを電気的に、第2ゲートを光でド
ライブしたもので、その時の測定回路を第3図b
に示す。第3図aでVAKはアノード電圧波形、IAK
はアノード電流波形VG1Kは第1ゲートをドライ
ブするMOSトランジスタに加えるゲートパルス
波形を示している。又、第3図bでnチヤンネル
SIPTは第2ゲートを光ドライブするためのnチ
ヤンネル静電誘導サイリスタ、pチヤンネル
MOS及びnチヤンネルMOSは、第1ゲートをド
ライブするためのMOSトランジスタ、LQはクエ
ンチ光パルスである。又、第3図b中で、VG1T
1.04V、VG1Q=−3.94V、VG2Q=5.0V、R1=10k
Ω、R2=10kΩ、R3=100kΩ、R4=50Ω、V1
1.82V、V2=3.5V、V3=−5V、、RL=100Ωであ
る。第1ゲートドライブのパルス電圧−9.4V、
クエンチ光パルス強度10mW/cm2において、アノ
ード電圧VAK=100V、アノード電流IAK=1Aがタ
ーン・オン時間830ns、ターン・オフ時間840nsで
スイツチングされていて、テイリングは見られな
い。なお、アノード電流1Aは、約30A/cm2のア
ノード電流密度に相当する。又、アノード電流
1A時のオン電圧は、1.6Vである。DGSIThy.の
ドライブ方法としては、第1ゲート及び第2ゲー
トを光でドライブする方法もあるし、勿論、両ゲ
ートを電気的にドライブしてもあるいは第1ゲー
トを電気的に第2ゲートを光でドライブしてもよ
い。
本発明による製造方法により、マスク枚数8枚
の比較的容易な工程で、高効率、高速の
DGSIThy.が実現できる。本発明は、特に、中小
電力部門での高速、高効率なスイツチング素子を
提供し、工業的価値が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至第1図gは本発明のDGSIThy.の
製造方法の実施例を示す断面図、第2図aは
DGSIThy.の第1ゲート制御による電流−電圧特
性を示すオシロ波形の写真と回路図、第2図bは
DGSIThy.の第2ゲート制御によるる電流−電圧
特性を示すオシロ波形の写真と回路図、第3図a
はDGSIThy.のスイツチング波形を示すオシロ波
形の写真、第3図bはDGSIThy.のスイツチング
測定回路図である。 10……p+シリコンウエハ、11……p(p-)エ
ピタキシヤル層、12……n+第2ゲート領域、
13,20……マスク用アルミ、14……n-
ピタキシヤル層、15……p+第1ゲート領域、
16……シリコン酸化膜、17……n+カソード
領域、18……ポリシリコン領域、19……シリ
コン窒化膜層、21……カソード電極、22……
第1ゲート電極、23……第2ゲート電極、24
……アノード電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の導電形高不純物密度のアノード領域
    と、前記アノード領域に隣接する第1の導電形の
    第1の低不純物密度領域と、前記第1の低不純物
    密度領域に隣接する第2の導電形の第2の低不純
    物密度領域と、前記第2の低不純物密度領域に隣
    接し前記第2の低不純物密度領域よりも高不純物
    密度を有する第2の導電形のカソード領域と、前
    記第2の低不純物密度領域に隣接し前記第2の低
    不純物密度領域との間に第1のpn接合を形成す
    る第1の導電形の表面ゲート領域と、前記第1の
    低不純物密度領域と前記第2の低不純物密度領域
    に隣接し前記第1の低不純物密度領域との間に第
    2のpn接合を形成する第2の導電形の埋め込み
    ゲート領域と、前記カソード領域上に形成された
    第2の導電形の多結晶シリコン領域と、前記多結
    晶シリコン領域上に形成されたカソード電極と、
    前記アノード領域の表面露出部分に設けられたア
    ノード電極と、前記表面ゲート領域の表面露出部
    分に形成された第1のゲート電極と、前記埋め込
    みゲート領域の表面露出部分に形成された第2ゲ
    ート電極とを有し、前記アノード電極と前記カソ
    ード電極の間を流れる電流が、前記第1のゲート
    電極と前記カソード電極の間に加える電圧及び前
    記第2のゲート電極と前記アノード電極の間に加
    える電圧により制御されることを特徴とするダブ
    ルゲート静電誘導サイリスタの製造工程であり、
    第1の導電形高不純物密度の半導体基体の表面に
    第1の導電形の第1の低不純物密度の第1のシリ
    コンエピタキシヤル層を成長させる第1の工程
    と、前記半導体基体及び前記第1の低不純物密度
    シリコンエピタキシヤル層の表面露出部分を酸化
    した後、マスク工程を経て、第2の導電形の不純
    物を拡散させて、前記埋め込みゲート領域を形成
    する第2の工程と、前記第1の低不純物密度シリ
    コンエピタキシヤル層上に第2のシリコンエピタ
    キシヤル層を成長させる第3の工程と、前記半導
    体基体と前記第2の低不純物密度シリコンエピタ
    キシヤル層の表面露出部分を酸化した後、マスク
    工程を経て、第1の導電形の不純物を拡散させ
    て、前記表面ゲート領域を形成し、前記半導体基
    体と前記第2の低不純物密度シリコンエピタキシ
    ヤル層の表面露出部分を酸化後、前記カソード領
    域に不純物を拡散させるためのマスク工程を経
    て、第2の導電形の多結晶シリコン層を堆積さ
    せ、第2の導電形の不純物を前記多結晶シリコン
    層から前記第2の低不純物密度シリコンエピタキ
    シヤル層に拡散させて前記カソード領域を形成
    し、さらに、前記多結晶シリコン領域をカソード
    電極形状に形成するためのマスク工程後、前記多
    結晶シリコン層をプラズマエツチングする第5の
    工程と、シリコン窒化膜等ののマスク材料を前記
    多結晶シリコン層全面を少なくとも覆うように付
    け、マスク工程を経て、前記埋め込みゲート領域
    の一部を露出させるために、前記第2の低不純物
    密度シリコンエピタキシヤル層をエツチングし、
    前記埋め込みゲート領域の表面露出部分に第2の
    導電形の不純物を前記シリコン窒化膜等のマスク
    材料をマスクとしてイオン注入し、アニールする
    第6の工程と、電極材料を蒸着し、マスク工程
    後、前記電極材料をエツチングして前記カソード
    電極と前記アノード電極と前記第1のゲート電極
    と前記第2のゲート電極とを形成する第7の工程
    とを含むことを特徴とするダブルゲート静電誘導
    サイリスタの製造方法。 2 前記特許請求の範囲第1項記載のダブルゲー
    ト静電誘導サイリスタの製造方法で、前記第2の
    シリコンエピタキシヤル層の成長が第1の導電形
    のシリコンエピタキシヤル層を成長させ、その後
    第2の導電形低不純物密度のシリコンエピタキシ
    ヤル層を成長させる工程から成ることを特徴とす
    る前記特許請求の範囲第1項記載のダブルゲート
    静電誘導サイリスタの製造方法。
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