JPH0257230A - 医療器具用挿入補助具 - Google Patents

医療器具用挿入補助具

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JPH0257230A
JPH0257230A JP63210014A JP21001488A JPH0257230A JP H0257230 A JPH0257230 A JP H0257230A JP 63210014 A JP63210014 A JP 63210014A JP 21001488 A JP21001488 A JP 21001488A JP H0257230 A JPH0257230 A JP H0257230A
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tube
main body
shape
auxiliary jig
tube body
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JP63210014A
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Inventor
Kiyotoshi Sakashita
坂下 清登志
Takeshi Yokoi
武司 横井
Tsuruo Hatori
鶴夫 羽鳥
Koji Morishita
森下 耕治
Haruhiko Kaiya
晴彦 海谷
Kazuhiro Inoue
和宏 井上
Yasuhiro Ueda
康弘 植田
Hideyuki Adachi
英之 安達
Takeaki Nakamura
剛明 中村
Seiji Yamaguchi
山口 征治
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生体内に硬性鏡シースやトラカール外套管、
あるいは処置具や光学視管などの医療器具を挿入すると
きに用いられる医療器具用挿入補助具に関する。
〔従来の技術〕
たとえば生体内に硬性鏡シースやトラカール外套管など
を用いて内視鏡等の医療器具を挿入して診断や治療を行
なう場合があり、このときに医療器具の体内への挿入操
作を補助するための挿入補助具が知られている(たとえ
ば特開昭62−299251号公報参照)。この挿入補
助具はその一端側を体内に挿入した後、他端側から医療
器具を挿入することにより、挿入補助具内を通じて体内
に医療器具を挿入案内するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の挿入補助具にあっては、その体内
への挿入部が金属や一般の樹脂によって形成されており
、そのため挿入補助具の形状が一定で、変化しないもの
であった。一方、尿管や大腸などの臓器管腔は屈曲部や
たるみが多く、しかもその管腔内が狭い状態にあるため
、臓器内に形状が変わらない挿入補助具をそのまま挿入
することは困難であった。したがって、体内に医療器具
を挿入案内することが困難であった。
また、挿入補助具の一端側を臓器内に挿入しても、挿入
補助具の形状が一定(直線状)であるため、挿入した臓
器から外れやすく、そのため臓器内に医療器具を挿入案
内する上で不安定で、臓器内に医療器具を確実に挿入す
ることができなくなる虞れがあった。
さらに、挿入補助具内を通じて医療器具を腹壁等から体
内に穿刺挿入した場合、挿入補助具の形状が変わらない
ことから医療器具と腹壁等の穿孔との間の気密性が不十
分で、体内に注入した、体内に気腔をつくるための気膜
ガスが上記医療器具と腹壁等の穿孔との間の隙間から体
外に漏れるといった不具合もあった。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは、比較的簡単な構成により、挿入補助具
およびこれを使用する医療器具の体内への挿入性の向上
と、その安定化を図ることができる医療器具用挿入補助
具を提供することにある。
〔課題を解決するための手段および作用〕上記課題を解
決するために、本発明は、補助具本体を形状記憶樹脂ま
たは形状記憶ゴムによって形成し、この補助具本体に所
定温度以上に加熱したときに少なくともその一部が径方
向に拡張する形状を記憶設定した。これにより、生体内
に補助具本体を挿入するときにはこれを細径状態で挿入
し、しかる後、補助具本体を加熱してこれを径方向に拡
張させることにより、屈曲部やたるみが多く、管腔内の
狭い臓器管腔や体腔などを拡張したり、直線状にするこ
とができ、したがって挿入補助具や医療器具の体内への
挿入性の向上およびその安定化を図ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の第1の実施例を第1図および第2図にも
とづき説明する。図中1は挿入補助具としての・ガイド
チューブであり、2はその補助具本体としてのチューブ
本体である。そして、このチューブ本体2は形状記憶樹
脂によって形成されている。この形状記憶樹脂としては
、常温、つまり低温側で比較的硬くなるいわゆる常温プ
ラストマタイブのもの、常温でも高温側でも弾性を示す
いわゆる常温エラストマタイプのものなど、種々のもの
が利用できるが、ここではその内常温プラストマタイブ
の、たとえば日本ゼオン社製のノーソレックス(商品名
)などのノルボルネン系のものが使用されている。この
ノルボルネン・ポリマはエチレンとシクロペンタジェン
から、ディールスφアンダー反応を行なってノルボルネ
ンを合成し、これを開環重合することによって得られ、
二重結合と五員環が交互に結合した構造となっている。
これは転位(変態)温度Tgを有し、これを境にして低
温側ではプラスチック状に硬化し、高温側ではゴム弾性
を示す。そして、転位温度7g以上ではゴム状で任意の
変形ができ、この変形状態で転位温度7g以下にすると
、そのままプラスチック状に硬化する。また、再び転位
温度7g以上にすると、加硫成形した原型に復元する。
チューブ本体2の原型は、そのコンパウンドを所定時間
予熱後、プレスおよび加硫して第2図に示すような形状
に成形されている。すなわち、両端が連通した円筒状に
形成され、その両端部には径方向外側に突出する立上が
り部3,3が屈曲形成されている。また、このチューブ
本体2内には、加熱手段としての電熱線4がたとえば軸
方向に等間隔で螺旋状に埋設されている。この電熱線4
にはヒータ5の導線6が接続されている。
かくして、このような構成のガイドチューブ1を用いて
硬性鏡シース7を腎Pa8内に挿入するには、まず、ヒ
ータ5に通電してチューブ本体2を転位温度7g以上に
加熱し、これをゴム状に軟化させてから第1図に示すよ
うに軸方向に細長く引伸ばして直線状に変形させる。な
お、このときチューブ本体2の両端外周部を、その挿入
性をよくするために各端縁に向かうにつれて外径が細く
なるようにテーバ状に変形させる。ついで、この変形状
態を維持しながら転位温度7g以下に冷却し、そのまま
の形状でプラスチック状に硬化させる。
これにより、チューブ本体2はその変形前よりも軸方向
の長さが長くなるとともに、径方向の太さが細くなる。
そして、このような形状に変形(、たチューブ本体2内
に図示しないトラカール針(およびトラカール筒体)を
挿入し、このトラカール針を体壁9、腎臓8に穿刺しな
がらチューブ本体2の挿入を進める。しかる後、チュー
ブ本体2の挿入先端部が腎臓8内に完全に挿入された時
点でトラカール針(およびトラカール筒体)を抜去り、
さらにヒータ5に通電してチューブ本体2を加熱する。
すると、チューブ本体2の温度が転位温度Tg以上に加
熱された時点で、第2図に示すように元の記憶形状に復
元する。つまり、チューブ本体2が全体的に径方向に拡
張するとともに、その分軸方向には収縮し、さらに両端
の立上がり部3.3が、拡張したチューブ本体2の外径
よりもさらに径方向に突出する。このとき、チューブ本
体2の立上がり部3,3が腎臓8の内壁8aおよび体壁
9にひっかかり、しかもチューブ本体2は軸方向に縮む
ので、チューブ本体2の復元にともなって腎臓8が体壁
9に引寄せられる。しかる後、チューブ本体2の非挿入
側端部から硬性鏡シース7を挿入することにより、チュ
ーブ本体2内を通じて腎1fa8内に硬性鏡シース7を
挿入案内することができる。
また、硬性鏡シース7内を通じて光学視管(内視m)を
挿入することにより、腎臓8内を診断したり、または第
14図に示すような生検鉗子10などの処置具を上記光
学視管とともに挿入して処置することができる。さらに
、温熱治療具などを挿入して治療することもできる。な
お、チューブ本体2内を通じて直接、内視鏡の挿入部を
挿入することもできる。この場合、上記生検鉗子10の
操作ハンドル10aの指掛は部10bは形状記憶樹脂に
よって形成されている。
このように、生体内にガイドチューブ1のチューブ本体
2を挿入するときにはその外径を細くした状態で挿入で
き、このチューブ本体2内を通じて腎臓8内に硬性鏡シ
ース7を挿入するときにはチューブ本体2を加熱してこ
れを元の形状に復元させる(径方向に拡張させる)こと
により、体壁9や腎臓8の穿孔を拡張させた状態で挿入
することができる。したがって、ガイドチューブ1およ
びこれを使用する硬性鏡シース7の体内への挿入性を向
上することができる。また、チューブ本体2の挿入先端
部を腎臓8内に挿入した後、その立上がり部3,3を腎
臓8の内壁8aおよび体壁9にひっかけたので、チュー
ブ本体2の挿入先端部が腎臓8から外れにくく、しかも
腎臓8を体壁9に引寄せて接合する状態として固定的に
保持することができ、腎臓8までの距離が短かくなるこ
とと相まって、腎臓8内に硬性鏡シース7を確実、かつ
容易に挿入することができる。加えて、生検鉗子10の
指掛は部10bを形状記憶樹脂によって形成したので、
この指掛は部10bを加熱、拡張させることにより、指
掛は部10bの内径を指の太さに合せて任意の寸法に容
易に調節することができる。
第3図および第4図は本発明の第2の実施例を示す。こ
の実施例は挿入補助具としての尿管ガイドチューブ11
に応用したものである。この尿管ガイドチューブ11の
補助具本体としてのチューブ本体12は、形状記憶ゴム
によって形成されている。この形状記憶ゴムとしては、
上述した、常温、つまり低温側でも高温側でも弾性を示
す常温エラストマタイプの、たとえばクラレン土製のク
ラレTP−301(商品名)などのトランスイソプレン
系のものが使用されている。このトランスイソプレン・
ポリマは、転位温度Tgを境にして低温側、高温側のい
ずれでもゴム弾性を示す点が上記第1の実施例で使用し
たノルボルネン・ポリマと異なり、常温でも適度の可撓
性を有している。
チューブ本体12の原型は、第4図に示すように、両端
が連通した比較的長尺な円筒状に形成され、その両端部
には径方向外側に突出する波状の複数の突起13.13
が形成されている。なお、その他の構成は上記第1の実
施例のガイドチューブと同様である。
このような構成の尿管ガイドチューブ11は、上記第1
の実施例と同様な手順で第3図に示すようにチューブ本
体12を軸方向に細長く引伸ばして直線状に変形させる
。そして、このように変形したチューブ本体12を、第
5図に示すように膀胱14内を通じて尿管15内に挿入
する。このとき、チューブ本体12は可撓性を有してい
るため、尿管15の屈曲やたるみに倣って変形しながら
挿入される。しかる後、チューブ本体12の挿入先端部
が腎臓8の人口まで導入された時点でヒータ5に通電し
、チューブ本体12を加熱する。すると、転位温度Tg
以上で第6図に示すように元の形状に復元する。つまり
、チューブ本体12が径方向に拡張するとともに、その
分軸方向には収縮し、さらに直線状になるとともに、両
端の突起13.13が径方向外側に突出する。このとき
、突起13.13が腎臓8の内壁8aおよび膀胱14の
内壁14aにひっかかり、しかもチューブ本体12が軸
方向に縮むので、腎臓8は膀胱14に引寄せられる。し
かる後、チューブ本体12の非挿入側端部からウレテロ
レノスコープなどのシース16を挿入することにより、
これを腎臓8内に挿入案内することができる。
このように、尿管15内に挿入したチューブ本体12を
加熱して元の形状に復元させる(径方向に拡張させる)
ことにより、屈曲部やたるみが多く、管腔内が狭い状態
にある尿管15を拡張したり、直線状にすることができ
、またチューブ本体12の、突起13.13を腎臓8の
内壁8aおよび肌胱14の内壁14aにひっかけること
ができ、したがって上記第1の実施例と同様な効果を発
揮することができる。
第7図および第8図は本発明の第3の実施例を示す。こ
の実施例は挿入補助具として下部消化器用の内視鏡を案
内するスライディングチューブ21に応用したものであ
る。なお、このスライディングチューブ21の補助具本
体としてのチューブ本体22の構造は上記第2の実施例
の尿管ガイドチューブと同様なものであり、その説明は
省略する。
このような構成のスライディングチューブ21は、上記
第2の実施例と同様な手順でそのチュブ本体22を軸方
向に細長く引伸ばして直線状に変形させる。そして、こ
のように変形したチューブ本体22を、第7図に示すよ
うに肛門23から直腸24、S字状結腸部25を通じて
大腸26内に挿入する。このとき、チューブ本体22は
可撓性を何しているため、S字状結腸部25の屈曲やた
るみに倣って変形しながら挿入される。しかる後、チュ
ーブ本体22の挿入先端部が大腸26内に到達した時点
でヒータ5に通電し、チューブ本体22を加熱する。す
ると、転泣温度Tg以上で第8図に示すように元の形状
に復元する。つまり、チューブ本体22が径方向に拡張
するとともに、その分軸方向には収縮し、さらに直線状
になるとともに、両端の突起13.13が径方向外側に
突出する。このとき、突起13.13が大腸26の内壁
26aおよび肛門23の人口部にひっかかる。
しかる後、チューブ本体22の非挿入側端部から図示し
ない大腸、直腸用ファイバスコープを挿入することによ
り、これを大腸26内に挿入案内することができる。
このように、肛門23、直腸24、S字状結腸部25、
大腸26内に挿入したチューブ本体22を加熱して元の
形状に復元させる(径方向に拡張させる)ことにより、
屈曲部やたるみが多く、管腔内が狭い状態にあるS字状
結腸部25等を拡張したり、直線状にすることができ、
またチュブ本体22の突起13.13を大腸26の内壁
26aおよび肛門23の入口部にひっかけることができ
、したがって上記第2の実施例と同様な効果を発揮する
ことができる。
第9図および第10図は本発明の第4の実施例を示す。
この実施例は上記第1の実施例と類似するが、特にトラ
カール外套管31用の挿入補助具としてのガイドチュー
ブ1に応用したものである。
このガイドチューブ1の補助具本体としてのチューブ本
体2は形状記憶樹脂によって形成されており、この形状
記憶樹脂としては、たとえば上記第1の実施例と同様に
常温プラストマタイプのノルボルネン系のものが使用さ
れている。なお、常温エラストマタイプのものも使用可
能である。
チューブ本体2の原型は、第10図に示すように、上記
第1の実施例のチューブ本体において、立上がり部のな
い形状に形成されている。なお、その他の構成は上記第
1の実施例のガイドチュブと同様である。
このような構成のガイドチューブ1は、上記第1の実施
例と同様な手順で第9図に示すようにそのチューブ本体
2を軸方向に細長く引伸ばして直線状に変形させる。そ
して、たとえばチューブ本体2内にトラカール外套管3
1の挿入部31aを挿入し、図示しないトラカール針を
腹壁32に穿刺しながらトラカール外套管31の挿入部
31aおよびチューブ本体2の挿入を進める。しかる後
、ヒータ5に通電してチューブ本体2を加熱する。
すると、転位温度Tg以上で第10図に示すように元の
形状に復元する。つまり、チューブ本体2が径方向に拡
張するとともに、その分軸方向には収縮する。
このような構成のガイドチューブ1によれば、特に、腹
壁32を通じて体腔33内に挿入したチューブ本体2を
加熱して元の形状に復元させる(径方向に拡張させる)
ことにより、このチューブ本体2が腹壁32の穿孔32
aに密むし、したがってトラカール外套管31の挿入部
31aと腹壁32の穿孔32aとの間の気密を確実なも
のとすることができる。これにより、体腔33内に注入
した、体腔33内に気腔をつくるための気膜ガスが上記
トラカール外套管31の挿入部31aと腹壁32の穿孔
32aとの間の隙間から体外に漏れるといった不具合を
防止できる。また、チューブ本体2は、その加熱前には
トラカール外套管31の挿入部31aに対して軸方向に
摺動可能であり、このチューブ本体2を上記挿入部31
aの軸方向任意の位置に設定しておき、その状態でチュ
ーブ本体2を加熱、拡張させることにより、上記挿入部
31aに対してチューブ本体2を所望の位置に密着固定
することができ、したがってトラカール外套管31の挿
入部31 aの体腔33内への挿入長さを容易に調節す
ることができる。さらに、チューブ本体2が径方向に拡
張し、腹壁32の穿孔32aに密着するので、腹壁32
に対するチューブ本体2、ひいてはトラカール外套管3
1の移動を防止でき、したがってトラカール外套管31
が腹壁32から抜けたり、あるいは体腔33内に必要以
上に入り込むことを防止できる。
第11図は本発明の第5の実施例を示す。この実施例は
上記第4の実施例と類似するが、°特にガイドチューブ
1のチューブ本体2の加熱手段が異なるものである。す
なわち、チューブ本体2内には、加熱通路41かたとえ
ば軸方向に等間隔で螺旋状に形成されている。また、こ
の加熱通路41には、温気(または温水)などを供給す
る送気(送水)装置42の送、排気チューブ(送、排水
チューブ)43が接続されている。なお、その他の構成
は上記第4の実施例と同様である。
このような構成のガイドチューブ1は、送気(送水)装
置42からチューブ本体2の加熱通路41に温気(温水
)などを供給することにより、チューブ本体2を加熱、
拡張させることができ、したがって上記第4の実施例と
同様な効果を発揮することができる。
第12図は本発明の第6の実施例を示す。この実施例は
上記第4の実施例と類似するが、特にガイドチューブと
トラカール外套管31の挿入部31aとを一体化し、ト
ラカール外套管31自体を挿入補助具としたものである
。すなわち、トラカール外套管31の挿入部31aは形
状記憶樹脂によって形成されており、この形状記憶樹脂
としては、たとえば上記第1の実施例と同様に常温プラ
ストマタイブのノルボルネン系のものが使用されている
。また、この挿入部31a内には、加熱手段としての電
熱線4がたとえば軸方向に等間隔で螺旋状に埋設されて
いる。この電熱線4にはヒータ5の導線6が接続されて
いる。そして、この挿入部31aの原型は、第12図中
破線で示すように、その中途部が径方向外側に突出する
ように波形変形部51が形成されている。なお、その他
の構成は上記第4の実施例と同様である。
このような構成のトラカール外套管31においても、腹
壁32を通じて体腔33内に挿入した挿入部31aを加
熱して元の形状に復元させる(径方向に拡張させる)こ
とにより、その波形変形部51を腹壁32の穿孔32a
に密着させることができ、したがって上記第4の実施例
と同様な効果を発揮することができる。
第13図は本発明の第7の実施例を示す。この実施例は
上記第6の実施例と類似するが、特にトラカール外套管
31の挿入部31aの加熱手段が異なるものである。す
なわち、トラカール外套管31の挿入部31a内には、
加熱空洞61が全周に亙り形成されている。この加熱空
洞61の手元操作部62側はたとえば図示しない仕切部
材により仕切られており、したがって挿入部31aの先
端側で連通されている。また、トラカール外套管31の
手元操作部62には送気(送水)口金63、排気(排水
)口金64がたとえば相対向する位置に設けられ、これ
ら口金63.64には上記加熱空洞61と連通する連通
路65(送気口金63側のみ図示する)が形成されてい
る。さらに、送気(送水)口金63には送気(送水)チ
ューブ66か、排気(排水)口金64には排気(排水)
チューブ67がそれぞれ接続され、これらチューブ66
.67゛は温気(温水)などを供給する図示しない送気
(送水)装置に接続されている。なお、その他の構成は
上記第6の実施例と同様である。
このような構成のトラカール外套管31は、送気(送水
)装置からその挿入部31aの加熱空洞61に温気(温
水)などを供給することにより、挿入部31aを加熱、
拡張させることができ、したがって上記第6の実施例と
同様な効果を発揮することができる。
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できる
ことは勿論である。
一方、第15図に示すように、挿入補助具内を通じて体
内に挿入されるレゼクトスコープ71の操作ハンドル7
2の指掛は部73を形状記憶樹脂によって形成し、この
指掛は部73を加熱、拡張させることにより、指掛は部
73の内径を指の太さに合せてfT:aの寸法に容易に
調節できるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、補助具本体を形
状記憶樹脂または形状記憶ゴムによって形成し、この補
助具本体に所定温度以上に加熱したときに少なくともそ
の一部が径方向に拡張する形状を記憶設定したから、比
較的簡単な構成により、挿入補助具や医療器具の体内へ
の挿入性の向上およびその安定化を図ることができる。
具体的には、生体内に補助具本体を細径状態で挿入した
後、補助具本体を加熱、拡張させることにより、臓器管
腔や体腔などを拡張したり、直線状にすることができる
。また、補助具本体を臓器内に挿入した後、その挿入部
分を臓器の内壁にひっかけることかでき、したがって補
助具本体の挿入部分が臓器から外れIs<<、よって臓
器内に医療器具を安定して挿入案内することができる。
さらに、補助具本体を腹壁等を通じて体内に挿入した後
、この補助具本体を腹壁等の穿孔に密着させることがで
き、したがって医療器具と腹壁等の穿孔との間の気密を
確実なものとすることができ、よって体内に注入した、
体内に気腔をつくるための気膜ガスが上記医療器具と腹
壁等の穿孔との間の隙間から体外に漏れることを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すガイドチューブを
体内に挿入した状態の断面図、第2図は同じくガイドチ
ューブを体内に挿入した状態の断面図、第3図は本発明
の第2の実施例を示すガイドチューブの断面図、第4図
は同じくガイドチューブの断面図、第5図は同じくガイ
ドチューブを体内に挿入した状態を示す図、第6図は同
じくガイドチューブを体内に挿入した状態を示す図、第
7図は本発明の第3の実施例におけるスライディングチ
ューブを体内に挿入した状態を示す図、第8図は同じく
スライディングチューブを体内に挿入した状態を示す図
、第9図は本発明の第4の実施例を示すガイドチューブ
を体内に挿入した状態の断面図、第10図は同じくガイ
ドチューブを体内に挿入した状態の断面図、第11図は
本発明の第5の実施例におけるガイドチューブを体内に
挿入した状態を示す図、第12図は本発明の第6の実施
例におけるガイドチューブを体内に挿入した状態を示す
図、第13図は本発明の第7の実施例におけるガイドチ
ューブを体内に挿入した状態を示す図、第14図は本発
明の第1の実施例における生検鉗子の側面図、第15図
はその変形例を示すレゼクトスコープの側面図である。 1・・・ガイドチューブ、2・・・チューブ本体、7・
・・硬性鏡シース、8・・・腎臓、9・・・体壁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 生体内に挿入される補助具本体を有し、この補助具本体
    内を通じて上記生体内に医療器具を挿入案内する医療器
    具用挿入補助具において、上記補助具本体を形状記憶樹
    脂または形状記憶ゴムによって形成し、この補助具本体
    に所定温度以上に加熱したときに少なくともその一部が
    径方向に拡張する形状を記憶設定したことを特徴とする
    医療器具用挿入補助具。
JP63210014A 1988-08-24 1988-08-24 医療器具用挿入補助具 Pending JPH0257230A (ja)

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JP63210014A JPH0257230A (ja) 1988-08-24 1988-08-24 医療器具用挿入補助具

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JP63210014A JPH0257230A (ja) 1988-08-24 1988-08-24 医療器具用挿入補助具

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6683280B1 (en) 2003-03-12 2004-01-27 Jeffrey S. Wofford Apparatus and method for prosthesis securement
JP2007319516A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Norikata Taguma 形状記憶合金を用いた胃瘻用チューブとその使用法
JP2009045499A (ja) * 2008-12-03 2009-03-05 Gyrus Acmi Inc 可撓性内視鏡

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