JPH0256756A - 光記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、記録媒体に情報信号を担うビット等の小領域
（以下、スポット領域と称する）を形成することによっ
て情報を記録する光記録方式に関する。

背景技術 再書込みが可能な光記録方式として、光磁気記録方式が
ある。かかる光磁気記録をなす従来装置の概略を第３図
を参照しつつ説明する。

第３図において、半導体レーザ等によって構成される光
ビーム発生装置１に例えばパルス幅に情報を含む記録信
号によって変調された駆動電流が供給されると、内部の
レーザ装置の発する光ビームのレベルが変調される。こ
の光ビームは収束レンズ２によって適当なスポット径に
調整され、光磁気記録ディスク３の基板３ａを介して記
録部材３ａの記録面を照射する。この光ビームの照射に
よって上記記録面は磁化反転可能な温度に加熱される。

上記記録面の反対側近傍には、記録部材３ｂに磁界を付
与する励磁コイル４が設けられる。この励磁コイル４に
は、既述記録面に対して垂直方向において正方向の書込
み磁界及び逆方向の消去磁界を付与する励磁電流が供給
される。光磁気記録ディスクは図示しない回転駆動手段
によって回転される。

かかる装置により、記録部材上に上向きあるいは下向き
の磁化部分を持つスポット領域が形成されて既述記録信
号が記録される。

次に、第４図を参照しつつ従来装置の動作について説明
する。

まず、図示しないフォーカスサーボ系及びトラッキング
サーボ系によって、光ビームスポットは適切な形状に制
御されて記録部材３ｂ上に形成されたトラックを照射す
る。また、光磁気記録ディスク３は図示しないスピンド
ルサーボ系によって回転駆動が制御されている。

光磁気記録ディスクの書込み状態においては、書込み方
向の励磁電流が励磁コイル４に供給され、書込み方向の
磁界を発生させる。

かかる記録面に書込み方向の磁界が付与された状態にお
いて、第４図（Ａ）の如き記録信号によってレベル変調
された第４図（Ｂ）の如き光ビームが記録面を照射する
と、高レベルの光ビームスポットが照射された部分は磁
気反転可能な温度に上昇する。この温度上昇により光ビ
ームの照射された部分は書込み方向に磁化される。従っ
て、光ビームが照射された部分は磁化の方向が反転して
記録面上に第４図（Ｄ）の如きスポット領域が形成され
る。

また、上記磁界の方向が記録情報の消去方向にあるとき
に、記録面に光ビームを照射して磁化反転可能な温度に
上昇させると、記録面に形成されたスポット領域の磁化
方向が再度反転し、消去方向に磁化されてスポット領域
は消滅する。

光磁気記録ディスクから信号を読取る場合は、形成され
たスポット領域上に磁化状態を変化させない弱い光ビー
ムを照射し、その反射光のレベル変化を電気信号に変換
して第４図（Ｅ）の如きスポット領域によって変調され
た再生信号を得る。

この再生信号から既述記録信号が復調される。

このように、光磁気記録ディスクには繰り返して信号を
記録することが可能であるという利点がある。

ところで、光磁気記録ディスク等の光記録媒体の情報記
録密度は、記録に用いる光ビームの波長により制限され
る故、ある程度以上に記録情報を高密度化することは困
難である。

発明の概要 よって、本発明の目的とするところは情報記録密度を向
上し得る光記録方式を提供することである。

上記目的を達成するために本発明の光記録方式は、記録
情報信号を担うスポット領域の長さ及び幅を前記記録情
報信号に応じて変化せしめて上記スポット領域の担う情
報量を増加させることを特徴とする。

実施例 以下、本発明の実施例について第１図を参照しつつ説明
する。第１図に示された装置において第３図に示された
装置と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の
説明は省略する。

第１図において、記録信号は周知多値信号処理回路によ
り信号処理されて多値記録信号となっており、記録信号
の担う情報量が増加している。この記録信号は駆動制御
回路１０に供給される。駆動制御回路１０は書込みや読
み出しモードを表わす図示しない動作モード指令及び記
録信号に応じてレベル制御された駆動電流及び励磁電流
を発生し、夫々光ビーム発生装置１及び励磁コイル４に
供給する。他の構成は従来装置と同様である。

次に、動作について第２図を参照しつつ説明する。

まず、駆動制御回路１０は、書込みモードの指令に応じ
て駆動電流のレベルを増加して光ビームの強度を第２図
（Ｂ）の如き第ルベルに増し、光ビームの照射される記
録面を磁化反転可能な温度にする。また、励磁コイル４
に消去磁界を発生させる励磁電流を与えて一旦記録され
たスポット領域を消去する。

かかる状態において第２図（Ａ）の如き第ルベルの記録
信号が駆動制御回路１０に供給されると、駆動制御回路
１０は励磁コイル４に書込み方向の励磁電流を供給し、
第２図（Ｃ）の如き磁界の強度を書込みレベルとして記
録面を書込み方向に磁化し第２図（Ｄ）の如きスポット
領域を形成する。

第２レベルの記録信号が駆動制御回路１０に供給される
と、駆動制御回路１０は駆動電流のレベルを更に増加し
、光ビームの強度を第ルベルよりも高い第２レベルとし
てビーム照射面の発生熱量を増大して磁化反転可能な範
囲を広げる。また、同時に励磁コイル４による磁化方向
を書込み方向として第２図（Ｄ）の如きより幅の広いス
ポット領域を形成する。

このように、記録信号のレベルに応じて光ビームの強度
を制御してスポット領域の幅を変調し、記録信号のパル
ス幅に応じて書込み磁界の発生を制御してスポット領域
の長さを変調することによって光磁気記録ディスクのト
ラック上に第２図（Ｄ）の如き長さ及び幅の変調された
スポット領域が得られる。

再生モードにおいては、かかるスポット領域に弱い光ビ
ームを照射し、その反射光を電気信号に変換して第２図
（Ｅ）の如き再生信号を得る。スポット領域の幅が増加
した部分では、該幅に応じた反射光量となるので、再生
信号をレベル弁別することによって元の３値の記録信号
が復調される。

こうして、多値記録信号の値に対応してスポット領域の
形状が形成されるので記録密度の増加する利点がある。

なお、第２図（Ｆ）及び（Ｇ）の如く光ビームの強度を
記録信号のパルス幅によって変調し、磁界の強度を記録
信号のレベルによって変調しても同様の効果が得られる
。

また、光ビームの強度が磁化反転可能な温度となりかつ
書込み磁界が付与されたときにスポット領域が形成され
るので光ビーム強度及び磁化方向を必ずしも同時に変化
させる必要はない。また、一定レベルの書込み磁界を付
与した状態において光ビームの強度を多値記録信号の値
に応じて変調することとしても長さ及び幅に情報信号を
担うスポット領域が得られ、磁化反転可能な温度に維持
した状態において多値記録信号の値に応じて磁界の強度
を変調することとしても長さ及び幅に情報信号を担うス
ポット領域が得られる。

発明の詳細 な説明したように、本発明の光記録方式においては、記
録媒体に形成されるスポット領域の長さ及び幅を記録信
号の内容に応じて変調するので１つのスポット領域に２
種の情報を担わせることが可能となり、記録媒体の情報
記録密度が向上して好ましい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施に用いる装置例の概略を示す図
、第２図は、本発明の詳細な説明するための説明図、第
３図は従来装置の概略を説明するための図、第４図は、
従来装置を説明するための説明図である。 主要部分符号の説明 ＾ １・・・・・・光ビーム発生装置 ３・・・光磁気記録ディスク ４・・・・・・励磁コイル １０・・・駆動制御回路

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録情報信号を担うスポット領域を記録媒体に形
   成することにより情報を記録する光記録方式であって、 前記スポット領域の長さ及び幅を前記記録情報信号に応
   じて変化せしめることを特徴とする光記録方式。
2. （２）前記記録媒体は光磁気記録媒体であり、前記光磁
   気記録媒体を照射する光ビームの強度及び前記光磁気記
   録媒体に付与する磁界の強度を前記記録情報信号によっ
   て同時に変調して前記スポット領域の長さ及び幅を変化
   させるこを特徴とする請求項１記載の光記録方式。