JPH0573983A - 光磁気記録方法、および光磁気記録再生装置 - Google Patents
光磁気記録方法、および光磁気記録再生装置Info
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- JPH0573983A JPH0573983A JP23631691A JP23631691A JPH0573983A JP H0573983 A JPH0573983 A JP H0573983A JP 23631691 A JP23631691 A JP 23631691A JP 23631691 A JP23631691 A JP 23631691A JP H0573983 A JPH0573983 A JP H0573983A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の光磁気記録方法は記録密度が大きく
なっても幅の広い記録磁区を書き込むことを目的として
いる。 【構成】 個々の記録磁区を２回以上の光パルスを照射
して記録する。そのとき毎回の光パルスの照射を同じ位
置で行なわないで、媒体の移動方向に対して垂直方向に
ずらして照射すると幅の広い記録磁区が容易に形成でき
る。また、記録信号を異なる時間だけ遅延させた複数の
変調信号に変換して、それぞれの変調信号で光源駆動回
路を介して複数の光源を駆動して記録を行なうようにし
たので、高速に幅の大きい記録磁区が記録できる。
なっても幅の広い記録磁区を書き込むことを目的として
いる。 【構成】 個々の記録磁区を２回以上の光パルスを照射
して記録する。そのとき毎回の光パルスの照射を同じ位
置で行なわないで、媒体の移動方向に対して垂直方向に
ずらして照射すると幅の広い記録磁区が容易に形成でき
る。また、記録信号を異なる時間だけ遅延させた複数の
変調信号に変換して、それぞれの変調信号で光源駆動回
路を介して複数の光源を駆動して記録を行なうようにし
たので、高速に幅の大きい記録磁区が記録できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光源から出射された光を
レンズによって媒体上に収束して情報の記録再生をおこ
なう際に用いる光磁気記録方法と光磁気記録再生装置に
関する。
レンズによって媒体上に収束して情報の記録再生をおこ
なう際に用いる光磁気記録方法と光磁気記録再生装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】光磁気記録再生装置は大容量の記憶容量
を有し、媒体の交換が可能な情報記録装置である。光源
として多くの場合半導体レーザが用いられ、半導体レー
ザから出射されたレーザ光はレンズによって収束され媒
体上に焦点を結ぶと、非常に狭い領域に光のエネルギを
集中させることができる。この、光が集中した領域をビ
ームスポットと呼ぶ。1mW前後の小さい出力のレーザ光
を媒体上に照射すると、磁化の向きによって反射光の偏
光面が回転する、いわゆるカー効果によってビームスポ
ット位置の磁化の向きを検出することができる。情報に
対応した磁区の磁化の向きを検出することによって情報
の再生をおこなう。また、出力を大きくして6mW前後、
またはそれ以上の光を照射すると、ビームスポットには
エネルギが集中するので、その箇所の温度が上昇して媒
体の保磁力が低下する。このビームスポットの位置を含
む領域に比較的弱い磁場を印加することによって、ビー
ムスポットの位置において印加磁場の方向に磁化した磁
区を書き込むことができる。
を有し、媒体の交換が可能な情報記録装置である。光源
として多くの場合半導体レーザが用いられ、半導体レー
ザから出射されたレーザ光はレンズによって収束され媒
体上に焦点を結ぶと、非常に狭い領域に光のエネルギを
集中させることができる。この、光が集中した領域をビ
ームスポットと呼ぶ。1mW前後の小さい出力のレーザ光
を媒体上に照射すると、磁化の向きによって反射光の偏
光面が回転する、いわゆるカー効果によってビームスポ
ット位置の磁化の向きを検出することができる。情報に
対応した磁区の磁化の向きを検出することによって情報
の再生をおこなう。また、出力を大きくして6mW前後、
またはそれ以上の光を照射すると、ビームスポットには
エネルギが集中するので、その箇所の温度が上昇して媒
体の保磁力が低下する。このビームスポットの位置を含
む領域に比較的弱い磁場を印加することによって、ビー
ムスポットの位置において印加磁場の方向に磁化した磁
区を書き込むことができる。
【０００３】また、特開平3-88156、特開平3-97140など
に述べられているようにビームスポットよりも小さく形
成された磁区を検出する熱磁気型超解像法も提案されて
いる。磁区が小さくなってくるとビームスポット内に複
数の磁区が入ってきてその干渉によって再生信号が劣化
してしまうのに対して、これらの方式では温度が上昇し
ている位置は光が照射される位置から後方にずれている
ことを利用して磁区の転写、消滅を行い、磁区間の干渉
をなくして再生することを可能にしている。
に述べられているようにビームスポットよりも小さく形
成された磁区を検出する熱磁気型超解像法も提案されて
いる。磁区が小さくなってくるとビームスポット内に複
数の磁区が入ってきてその干渉によって再生信号が劣化
してしまうのに対して、これらの方式では温度が上昇し
ている位置は光が照射される位置から後方にずれている
ことを利用して磁区の転写、消滅を行い、磁区間の干渉
をなくして再生することを可能にしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このようなビームスポ
ットよりも小さな磁区から信号を再生する技術は、その
ような微小磁区が記録できることを前提としている。実
際、レーザ光の出力、出射時間幅を制御することによっ
て微小磁区の形成は可能である。これは図２に示すよう
に、ビームスポットにおける光強度分布201がガウス関
数の形をしているので媒体の温度が磁化の反転に必要な
温度まで上昇する領域202はビームスポット径よりも小
さくなりうることに基づいている。領域202の大きさは
レーザ光の出力、出射時間幅によって変化するため、記
録密度に対応して最適化をする必要がある。例えば、図
３(A)に示される記録密度に対しては記録磁区301の大き
さが適当で、ビームスポット303で再生したとき、記録
磁区301の間の逆方向に磁化した領域（記録磁区の間
隙）304が良好な再生信号をもたらしている。記録磁区
を大きくすると図３(B)のように記録磁区302の間隙305
が狭くなって再生信号出力は低下する。一方、記録磁区
の幅を比較すると、図３(A)の場合306は図３(B)の場合3
07と比べて、あるいは、ビームスポット303と比べて小
さく、再生信号をより増大させるためには記録磁区の幅
306をもっと大きくする必要がある。しかし、従来の技
術では記録磁区の幅306を大きくしようとすると記録磁
区の間隙304が小さくなってしまい再生信号を増大させ
ることはできなかった。記録密度が高くなるほど記録磁
区の幅が小さくなって充分な再生信号を得られないでい
た。
ットよりも小さな磁区から信号を再生する技術は、その
ような微小磁区が記録できることを前提としている。実
際、レーザ光の出力、出射時間幅を制御することによっ
て微小磁区の形成は可能である。これは図２に示すよう
に、ビームスポットにおける光強度分布201がガウス関
数の形をしているので媒体の温度が磁化の反転に必要な
温度まで上昇する領域202はビームスポット径よりも小
さくなりうることに基づいている。領域202の大きさは
レーザ光の出力、出射時間幅によって変化するため、記
録密度に対応して最適化をする必要がある。例えば、図
３(A)に示される記録密度に対しては記録磁区301の大き
さが適当で、ビームスポット303で再生したとき、記録
磁区301の間の逆方向に磁化した領域（記録磁区の間
隙）304が良好な再生信号をもたらしている。記録磁区
を大きくすると図３(B)のように記録磁区302の間隙305
が狭くなって再生信号出力は低下する。一方、記録磁区
の幅を比較すると、図３(A)の場合306は図３(B)の場合3
07と比べて、あるいは、ビームスポット303と比べて小
さく、再生信号をより増大させるためには記録磁区の幅
306をもっと大きくする必要がある。しかし、従来の技
術では記録磁区の幅306を大きくしようとすると記録磁
区の間隙304が小さくなってしまい再生信号を増大させ
ることはできなかった。記録密度が高くなるほど記録磁
区の幅が小さくなって充分な再生信号を得られないでい
た。
【０００５】そこで、本発明の目的は記録磁区の間隙を
減少させずに記録磁区の幅を大きくして再生信号の増大
をはかるものである。
減少させずに記録磁区の幅を大きくして再生信号の増大
をはかるものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気記録方法
は光源から出射された光を収束した収束光を光磁気記録
媒体上に照射して記録磁区を書き込む光磁気記録方法に
おいて、個々の記録磁区を２回以上の収束光の照射によ
って記録することを特徴として、さらに、それぞれの回
の収束光の照射位置がお互いに光磁気記録媒体の移動方
向と垂直または角度をなす方向に変位していることを特
徴とする。
は光源から出射された光を収束した収束光を光磁気記録
媒体上に照射して記録磁区を書き込む光磁気記録方法に
おいて、個々の記録磁区を２回以上の収束光の照射によ
って記録することを特徴として、さらに、それぞれの回
の収束光の照射位置がお互いに光磁気記録媒体の移動方
向と垂直または角度をなす方向に変位していることを特
徴とする。
【０００７】また本発明の光磁気記録再生装置は、独立
に光強度の変調が可能な２つ以上の光源と、光源から出
射された光を記録媒体上に収束させて、記録媒体上に光
源の数に対応する２つ以上のビームスポットを形成する
一つ以上のレンズと、ビームスポットの焦点位置を記録
媒体上から逸脱しないように制御する焦点制御手段と、
ビームスポットのいずれもが同一トラック上の異なる箇
所を走査するように位置制御する光位置制御手段と、変
調信号を入力して変調信号に応じて駆動信号を変調させ
て光源を独立に駆動する２つ以上の光源駆動回路と、記
録信号を入力して、それぞれ異なる遅延を加えた２つ以
上の変調信号を発生してそれぞれの光源駆動回路に入力
する遅延発生回路とからなることを特徴とする。
に光強度の変調が可能な２つ以上の光源と、光源から出
射された光を記録媒体上に収束させて、記録媒体上に光
源の数に対応する２つ以上のビームスポットを形成する
一つ以上のレンズと、ビームスポットの焦点位置を記録
媒体上から逸脱しないように制御する焦点制御手段と、
ビームスポットのいずれもが同一トラック上の異なる箇
所を走査するように位置制御する光位置制御手段と、変
調信号を入力して変調信号に応じて駆動信号を変調させ
て光源を独立に駆動する２つ以上の光源駆動回路と、記
録信号を入力して、それぞれ異なる遅延を加えた２つ以
上の変調信号を発生してそれぞれの光源駆動回路に入力
する遅延発生回路とからなることを特徴とする。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例について図を用いて説明す
る。
る。
【０００９】（実施例１）図１は本発明の実施例を示す
摸式図である。ここで示すのは個々の記録磁区を３回の
レーザビームの照射によって形成した例である。図１
(A)は１回目の記録磁区102の記録の様子を示している。
ビームスポットの位置101が図示した箇所に来たとき半
導体レーザの出力を短時間のあいだ記録パワーに設定す
るとその箇所に記録磁区102が形成される。続いて、１
回目のレーザビームの照射で形成された記録磁区102上
を、ビームスポットの位置を媒体の移動方向と垂直方向
に変位させて走査すると共に、ビームスポットの位置10
3で半導体レーザの出力を短時間のあいだ記録パワーに
設定するとその箇所に記録磁区104が形成される。同様
に、１回目、２回目で記録された記録磁区104上を、ビ
ームスポットの位置を媒体の移動方向と垂直方向に変位
させて走査すると共に、ビームスポットの位置105で半
導体レーザの出力を短時間のあいだ記録パワーに設定す
るとその箇所に記録磁区106が形成される。
摸式図である。ここで示すのは個々の記録磁区を３回の
レーザビームの照射によって形成した例である。図１
(A)は１回目の記録磁区102の記録の様子を示している。
ビームスポットの位置101が図示した箇所に来たとき半
導体レーザの出力を短時間のあいだ記録パワーに設定す
るとその箇所に記録磁区102が形成される。続いて、１
回目のレーザビームの照射で形成された記録磁区102上
を、ビームスポットの位置を媒体の移動方向と垂直方向
に変位させて走査すると共に、ビームスポットの位置10
3で半導体レーザの出力を短時間のあいだ記録パワーに
設定するとその箇所に記録磁区104が形成される。同様
に、１回目、２回目で記録された記録磁区104上を、ビ
ームスポットの位置を媒体の移動方向と垂直方向に変位
させて走査すると共に、ビームスポットの位置105で半
導体レーザの出力を短時間のあいだ記録パワーに設定す
るとその箇所に記録磁区106が形成される。
【００１０】このようにレーザビームを３回照射して個
々の記録磁区を形成することによって記録磁区の幅が大
きく、かつ記録磁区の間隙が充分な記録を行なうことが
できた。線速５m/secで7MHzの信号を本発明の方法で記
録した後、熱磁気型超解像法で再生したところ従来の記
録方法に比べてCN比が4dB向上した。ビームスポットの
位置を媒体の移動方向と垂直方向に変位させて走査する
ために、トラッキングサーボにおけるトラックオフセッ
トを変化させて行なった。
々の記録磁区を形成することによって記録磁区の幅が大
きく、かつ記録磁区の間隙が充分な記録を行なうことが
できた。線速５m/secで7MHzの信号を本発明の方法で記
録した後、熱磁気型超解像法で再生したところ従来の記
録方法に比べてCN比が4dB向上した。ビームスポットの
位置を媒体の移動方向と垂直方向に変位させて走査する
ために、トラッキングサーボにおけるトラックオフセッ
トを変化させて行なった。
【００１１】（実施例２）実施例１では単一のビームス
ポットを有する光学系で各回の照射をビームスポットを
ずらして走査させることによって記録した。しかし、こ
の方法は記録に時間がかかるため、高速の記録を必要と
する場合には適さない。そこで、この実施例では複数の
光源を有する光学系で高速に本発明の記録方法を実行す
ることのできる光磁気記録再生装置について説明する。
ポットを有する光学系で各回の照射をビームスポットを
ずらして走査させることによって記録した。しかし、こ
の方法は記録に時間がかかるため、高速の記録を必要と
する場合には適さない。そこで、この実施例では複数の
光源を有する光学系で高速に本発明の記録方法を実行す
ることのできる光磁気記録再生装置について説明する。
【００１２】複数の光源として１つのパッケージのなか
に３つの半導体レーザが直線上に並ぶマルチビーム半導
体レーザを利用した。それぞれの半導体レーザは個々に
変調が可能である。図４に本発明の光磁気記録再生装置
の光学系を示す。マルチビーム半導体レーザ402から放
射状に出射された光はコリメータレンズ403で平行光に
変換されダブプリズム412、分割プリズム406を透過して
全反射ミラー404によって光軸が90°曲げられる。ダブ
プリズム412を光軸の周りに回転させることによって像
を回転させることができる。そして、対物レンズ405に
よって回転する媒体401の記録面上に集光される。記録
面で反射した光は対物レンズ405、全反射ミラー404を通
って分割プリズム406によって分けられて、焦点制御用
の検出器410とトラック上に光の焦点を位置制御する光
位置制御用の検出器411に入射する。また、反射光の一
部は分割プリズム406によって偏光ビームスプリッタ407
に導かれる。偏光ビームスプリッタ407でお互いに直交
する偏光成分に分けられて、それぞれ光検出器408、409
に入射する。
に３つの半導体レーザが直線上に並ぶマルチビーム半導
体レーザを利用した。それぞれの半導体レーザは個々に
変調が可能である。図４に本発明の光磁気記録再生装置
の光学系を示す。マルチビーム半導体レーザ402から放
射状に出射された光はコリメータレンズ403で平行光に
変換されダブプリズム412、分割プリズム406を透過して
全反射ミラー404によって光軸が90°曲げられる。ダブ
プリズム412を光軸の周りに回転させることによって像
を回転させることができる。そして、対物レンズ405に
よって回転する媒体401の記録面上に集光される。記録
面で反射した光は対物レンズ405、全反射ミラー404を通
って分割プリズム406によって分けられて、焦点制御用
の検出器410とトラック上に光の焦点を位置制御する光
位置制御用の検出器411に入射する。また、反射光の一
部は分割プリズム406によって偏光ビームスプリッタ407
に導かれる。偏光ビームスプリッタ407でお互いに直交
する偏光成分に分けられて、それぞれ光検出器408、409
に入射する。
【００１３】また、図５(A)にマルチビーム半導体レー
ザを駆動する回路を、図５(B)に信号のタイミング図を
示す。入力端501に記録する情報に対応した記録信号を
入力すると遅延発生回路502は記録信号を遅延させた３
種類の変調信号を発生する。つまり、遅延線１ 503は時
間t1遅らせて変調信号１を、遅延線２ 504は時間t2遅ら
せて変調信号２を、遅延線３505は時間t3遅らせて変調
信号３をそれぞれ発生する。これらの変調信号を独立し
た３つの光源駆動回路506に入力すると電流に変換され
てマルチビーム半導体レーザ507を駆動してパルス幅に
相当する時間だけ個々の発光部は記録パワーに相当する
レーザ光を出射する。時間t1は任意の一定時間で良い
が、時間t2、t3マルチビームスポット間の距離、媒体の
線速よって決まる値である。
ザを駆動する回路を、図５(B)に信号のタイミング図を
示す。入力端501に記録する情報に対応した記録信号を
入力すると遅延発生回路502は記録信号を遅延させた３
種類の変調信号を発生する。つまり、遅延線１ 503は時
間t1遅らせて変調信号１を、遅延線２ 504は時間t2遅ら
せて変調信号２を、遅延線３505は時間t3遅らせて変調
信号３をそれぞれ発生する。これらの変調信号を独立し
た３つの光源駆動回路506に入力すると電流に変換され
てマルチビーム半導体レーザ507を駆動してパルス幅に
相当する時間だけ個々の発光部は記録パワーに相当する
レーザ光を出射する。時間t1は任意の一定時間で良い
が、時間t2、t3マルチビームスポット間の距離、媒体の
線速よって決まる値である。
【００１４】図６に本発明の光磁気記録再生装置によっ
て記録を行なう方法について示した。マルチビーム半導
体レーザ402、507から出射されたレーザ光は対物レンズ
405によって媒体上に結像して図６(A)のようにビームス
ポット１ 601、ビームスポット２ 602、ビームスポット
３ 603の３つのビームスポットが直線上に並ぶ。この
時、この直線と媒体の移動方向とがなす角度はダブプリ
ズム412を回転させることによって変化させることがで
きる。媒体401の移動によってビームスポット１ 601が
位置604上に来た時間T1にビームスポット１ 601に対応
する半導体レーザの出力を短時間のあいだ記録パワーに
設定すると記録磁区605が形成される。さらに、ビーム
スポット２ 602が位置606上に来た時間T2にビームスポ
ット２ 602に対応する半導体レーザの出力を短時間のあ
いだ記録パワーに設定すると記録磁区607が形成され
る。同様に、ビームスポット３ 603が位置608上に来た
時間T3にビームスポット３ 603に対応する半導体レーザ
の出力を短時間のあいだ記録パワーに設定すると記録磁
区609が形成される。
て記録を行なう方法について示した。マルチビーム半導
体レーザ402、507から出射されたレーザ光は対物レンズ
405によって媒体上に結像して図６(A)のようにビームス
ポット１ 601、ビームスポット２ 602、ビームスポット
３ 603の３つのビームスポットが直線上に並ぶ。この
時、この直線と媒体の移動方向とがなす角度はダブプリ
ズム412を回転させることによって変化させることがで
きる。媒体401の移動によってビームスポット１ 601が
位置604上に来た時間T1にビームスポット１ 601に対応
する半導体レーザの出力を短時間のあいだ記録パワーに
設定すると記録磁区605が形成される。さらに、ビーム
スポット２ 602が位置606上に来た時間T2にビームスポ
ット２ 602に対応する半導体レーザの出力を短時間のあ
いだ記録パワーに設定すると記録磁区607が形成され
る。同様に、ビームスポット３ 603が位置608上に来た
時間T3にビームスポット３ 603に対応する半導体レーザ
の出力を短時間のあいだ記録パワーに設定すると記録磁
区609が形成される。
【００１５】このようにして、幅の大きい記録磁区609
を高速に記録することが可能である。なお、図５に示し
た時間t2、t3は、t2 = T2 - T1, t3 = T3 - T2をみたす
ように決められる。
を高速に記録することが可能である。なお、図５に示し
た時間t2、t3は、t2 = T2 - T1, t3 = T3 - T2をみたす
ように決められる。
【００１６】（実施例３）２つの発光部を持つマルチビ
ーム半導体レーザを用いて本発明の光磁気記録方法を実
施した例を図７に示す。マルチビーム半導体レーザ402
から出射されたレーザ光は対物レンズ405によって媒体
上に結像して図７(A)のようにビームスポット１ 701、
ビームスポット２ 702の２つのビームスポットが直線上
に並ぶ。この時、この直線と媒体の移動方向とがなす角
度はダブプリズム412を回転させることによって変化さ
せることができる。媒体401の移動によってビームスポ
ット１701が位置703上に来た時間にビームスポット１ 7
01に対応する半導体レーザの出力を短時間のあいだ記録
パワーに設定すると記録磁区704が形成される。さら
に、ビームスポット２ 702が位置705上に来た時間にビ
ームスポット２ 702に対応する半導体レーザの出力を短
時間のあいだ記録パワーに設定すると記録磁区706が形
成される。このように、２つのビームスポットを用いた
場合も幅の大きい記録磁区706を高速に記録することが
可能である。
ーム半導体レーザを用いて本発明の光磁気記録方法を実
施した例を図７に示す。マルチビーム半導体レーザ402
から出射されたレーザ光は対物レンズ405によって媒体
上に結像して図７(A)のようにビームスポット１ 701、
ビームスポット２ 702の２つのビームスポットが直線上
に並ぶ。この時、この直線と媒体の移動方向とがなす角
度はダブプリズム412を回転させることによって変化さ
せることができる。媒体401の移動によってビームスポ
ット１701が位置703上に来た時間にビームスポット１ 7
01に対応する半導体レーザの出力を短時間のあいだ記録
パワーに設定すると記録磁区704が形成される。さら
に、ビームスポット２ 702が位置705上に来た時間にビ
ームスポット２ 702に対応する半導体レーザの出力を短
時間のあいだ記録パワーに設定すると記録磁区706が形
成される。このように、２つのビームスポットを用いた
場合も幅の大きい記録磁区706を高速に記録することが
可能である。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の光磁気記録
方法は個々の記録磁区を記録するのに２回以上のレーザ
ビームの照射することによって、記録磁区間の間隙を減
少させずに記録磁区の幅を増大させることが可能になっ
た。そのため、同じ媒体を用いてより大きな再生信号を
得られるようになった。記録密度が高くなってビームス
ポットの大きさに比べて記録磁区が小さくなるはど、本
発明はより効果的である。
方法は個々の記録磁区を記録するのに２回以上のレーザ
ビームの照射することによって、記録磁区間の間隙を減
少させずに記録磁区の幅を増大させることが可能になっ
た。そのため、同じ媒体を用いてより大きな再生信号を
得られるようになった。記録密度が高くなってビームス
ポットの大きさに比べて記録磁区が小さくなるはど、本
発明はより効果的である。
【００１８】また、本発明の光磁気記録再生装置は、記
録信号を異なる時間だけ遅延させた複数の変調信号に変
換して、それぞれの変調信号で光源駆動回路を介して複
数の光源を駆動して記録を行なうようにしたので、高速
に幅の大きい記録磁区が記録できるので極めて実用的で
ある。高密度記録の記録方式に適した本発明の光磁気記
録方法を高速に実行できるので、高速かつ高密度の光磁
気記録再生装置を提供することが可能である。
録信号を異なる時間だけ遅延させた複数の変調信号に変
換して、それぞれの変調信号で光源駆動回路を介して複
数の光源を駆動して記録を行なうようにしたので、高速
に幅の大きい記録磁区が記録できるので極めて実用的で
ある。高密度記録の記録方式に適した本発明の光磁気記
録方法を高速に実行できるので、高速かつ高密度の光磁
気記録再生装置を提供することが可能である。
【図１】 本発明の光磁気記録方法の一実施例を示す模
式図である。
式図である。
【図２】 ビームスポットの光強度分布と記録領域を示
す説明図である。
す説明図である。
【図３】 従来の光磁気記録方法で記録した記録磁区を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図４】 本発明の光磁気記録再生装置の光学系の構成
図である。
図である。
【図５】 本発明の光磁気記録再生装置の回路の構成図
とタイミング図である。
とタイミング図である。
【図６】 本発明の光磁気記録再生装置を用いて本発明
の光磁気記録方法を実施した例を示す模式図である。
の光磁気記録方法を実施した例を示す模式図である。
【図７】 本発明の光磁気記録再生装置を用いて本発明
の光磁気記録方法を実施した例を示す説明図である。
の光磁気記録方法を実施した例を示す説明図である。
101 ・・ ビームスポットの位置 102 ・・ 記録磁区 103 ・・ ビームスポットの位置 104 ・・ 記録磁区 105 ・・ ビームスポットの位置 106 ・・ 記録磁区
Claims (3)
- 【請求項１】 光源から出射された光を収束した収束光
を光磁気記録媒体上に照射して記録磁区を書き込む光磁
気記録方法において、個々の前記記録磁区を２回以上の
前記収束光の照射によって記録することを特徴とする光
磁気記録方法。 - 【請求項２】 請求項１の光磁気記録方法において、２
回以上の前記収束光の照射によって個々の記録磁区を記
録する際に、それぞれの回の前記収束光の照射位置がお
互いに前記光磁気記録媒体の移動方向と垂直方向または
角度をなす方向に変位していることを特徴とする光磁気
記録方法。 - 【請求項３】 独立に光強度の変調が可能な２つ以上の
光源と、前記光源から出射された光を記録媒体上に収束
させて、前記記録媒体上に前記光源の数に対応する２つ
以上のビームスポットを形成する一つ以上のレンズと、
前記ビームスポットの焦点位置を前記記録媒体上から逸
脱しないように制御する焦点制御手段と、前記ビームス
ポットのいずれもが同一トラック上の異なる箇所を走査
するように位置制御する光位置制御手段と、変調信号を
入力して前記変調信号に応じて駆動信号を変調させて前
記光源を独立に駆動する２つ以上の光源駆動回路と、記
録信号を入力して、それぞれ異なる遅延を加えた２つ以
上の前記変調信号を発生してそれぞれの前記光源駆動回
路に入力する遅延発生回路とからなることを特徴とする
光磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23631691A JPH0573983A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 光磁気記録方法、および光磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23631691A JPH0573983A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 光磁気記録方法、および光磁気記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0573983A true JPH0573983A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16998995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23631691A Pending JPH0573983A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 光磁気記録方法、および光磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0573983A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5478006A (en) * | 1993-05-24 | 1995-12-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Printed-circuit substrate and its connecting method |
| US5541900A (en) * | 1992-11-12 | 1996-07-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical information recording and reproducing apparatus and method for different spot size type media |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP23631691A patent/JPH0573983A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5541900A (en) * | 1992-11-12 | 1996-07-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical information recording and reproducing apparatus and method for different spot size type media |
| US5478006A (en) * | 1993-05-24 | 1995-12-26 | Sharp Kabushiki Kaisha | Printed-circuit substrate and its connecting method |
| US6211469B1 (en) | 1993-05-24 | 2001-04-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Printed circuit substrate with comb-type electrodes capable of improving the reliability of the electrode connections |
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