JPH0255151B2 - - Google Patents
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- JPH0255151B2 JPH0255151B2 JP63176087A JP17608788A JPH0255151B2 JP H0255151 B2 JPH0255151 B2 JP H0255151B2 JP 63176087 A JP63176087 A JP 63176087A JP 17608788 A JP17608788 A JP 17608788A JP H0255151 B2 JPH0255151 B2 JP H0255151B2
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- Japan
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- upper roll
- water
- hole
- fixed shaft
- pipe
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、電縫管溶接上ロールに関するもので
あり、特に、電縫溶接時における過熱を妨止する
ための電縫管溶接上ロールに関するものである。
あり、特に、電縫溶接時における過熱を妨止する
ための電縫管溶接上ロールに関するものである。
[従来の技術]
電縫管は、帯板を一群の成形ロールによつてオ
ープンパイプに連続成形し、その両エツジを電気
低抗加燃により溶融し、スクイズロール加圧する
ことにより連続的に溶接して製造される。
ープンパイプに連続成形し、その両エツジを電気
低抗加燃により溶融し、スクイズロール加圧する
ことにより連続的に溶接して製造される。
このような電縫溶接における加圧の状況を第4
図に従つて説明する。同図に於て、両エツジを上
にして紙面の垂直方向に移送されてきたオープン
パイプ、両エツジが加熱溶融されたのち、一対の
上ロール30で上方から抑えられつつ、一対のス
クイズロール20で横方向から加圧されて電縫溶
接され、電縫管21となる。而して、上ロール3
0は固定軸31に遊転するように軸着されてい
る。即ち、固定軸31にスリーブ32が嵌着さ
れ、このスリーブ32にコロ軸受33を介して上
ロール30が取付けられている。従つて、上ロー
ル30は電縫管21の表面に圧接して遊転する。
固定軸31はホルダー35に固設されており、固
定軸31の中心部にオイル注入孔36が設けら
れ、オイル注入孔36にはコロ軸受33に注油す
べく分岐孔36aが設けられ、オイル注入孔36
にオイルが注入されて封止されている。尚、図中
符号34はオイルシールである。
図に従つて説明する。同図に於て、両エツジを上
にして紙面の垂直方向に移送されてきたオープン
パイプ、両エツジが加熱溶融されたのち、一対の
上ロール30で上方から抑えられつつ、一対のス
クイズロール20で横方向から加圧されて電縫溶
接され、電縫管21となる。而して、上ロール3
0は固定軸31に遊転するように軸着されてい
る。即ち、固定軸31にスリーブ32が嵌着さ
れ、このスリーブ32にコロ軸受33を介して上
ロール30が取付けられている。従つて、上ロー
ル30は電縫管21の表面に圧接して遊転する。
固定軸31はホルダー35に固設されており、固
定軸31の中心部にオイル注入孔36が設けら
れ、オイル注入孔36にはコロ軸受33に注油す
べく分岐孔36aが設けられ、オイル注入孔36
にオイルが注入されて封止されている。尚、図中
符号34はオイルシールである。
上記従来の上ロール30は、このままの状態で
使用されると電縫管21の溶接部22の熱により
600℃〜1000℃に加熱されて使用不能となるので、
上ロール30の外表面より水を散水して過熱を防
止していた。
使用されると電縫管21の溶接部22の熱により
600℃〜1000℃に加熱されて使用不能となるので、
上ロール30の外表面より水を散水して過熱を防
止していた。
このような従来の電縫管溶接上ロールを使用し
て電縫管を製造した場合、次のような問題があ
る。即ち、上ロールの外表面に散水された冷却水
が飛散し、そして、加熱されて溶融しているオー
プンパイプのエツジ部をも偶発的に散水され、該
部を冷却する可能性がある。然るときは、該冷却
されたエツジ部には、電縫溶接後に溶接欠陥が発
生し、電縫溶接部の健全性を著しく損なう。又、
Cr含有鋼を電縫溶接する場合、加熱され溶融し
たエツジ部には、酸素との新和力の高いCrの酸
化物が多量に生成し成長するので、両エツジを突
き合わせて加圧してもCr酸化物を完全には排出
できず、溶接部に残存して電縫溶接部の健全性を
著しく損なう。従つて、Cr含有鋼を電縫溶接す
る場合には、無酸素雰囲気中で行う必要がある
が、上ロールの外表面より散水された冷却水によ
り、無酸素雰囲気が得られない。
て電縫管を製造した場合、次のような問題があ
る。即ち、上ロールの外表面に散水された冷却水
が飛散し、そして、加熱されて溶融しているオー
プンパイプのエツジ部をも偶発的に散水され、該
部を冷却する可能性がある。然るときは、該冷却
されたエツジ部には、電縫溶接後に溶接欠陥が発
生し、電縫溶接部の健全性を著しく損なう。又、
Cr含有鋼を電縫溶接する場合、加熱され溶融し
たエツジ部には、酸素との新和力の高いCrの酸
化物が多量に生成し成長するので、両エツジを突
き合わせて加圧してもCr酸化物を完全には排出
できず、溶接部に残存して電縫溶接部の健全性を
著しく損なう。従つて、Cr含有鋼を電縫溶接す
る場合には、無酸素雰囲気中で行う必要がある
が、上ロールの外表面より散水された冷却水によ
り、無酸素雰囲気が得られない。
そこで、上記次陥を解消するため、特開昭62−
107874号公報記載の溶接管の製造法が提案せられ
ている。而して、該公報記載の製造法に用いる装
置は主としてスクイズロールにより加圧して接合
する溶接管を製造するに当つて、該スクイズロー
ルの内部に冷却水の通路を設けたものを用いてい
るのであるが、該冷却水通路はスクイズロールの
軸と平行に複数本のパイプ状の通路に形成されて
いる。
107874号公報記載の溶接管の製造法が提案せられ
ている。而して、該公報記載の製造法に用いる装
置は主としてスクイズロールにより加圧して接合
する溶接管を製造するに当つて、該スクイズロー
ルの内部に冷却水の通路を設けたものを用いてい
るのであるが、該冷却水通路はスクイズロールの
軸と平行に複数本のパイプ状の通路に形成されて
いる。
[発明が解決しようとする課題]
上記溶接管の製造法に用いる冷却水通路がスク
イズロールの軸と平行に複数本のパイプ状に設け
られているので、本願発明の如き電縫管溶接上ロ
ールに於て、之を適用したときは冷却不足とな
り、過熱状態となつて上記上ロール30は使用不
能となる。
イズロールの軸と平行に複数本のパイプ状に設け
られているので、本願発明の如き電縫管溶接上ロ
ールに於て、之を適用したときは冷却不足とな
り、過熱状態となつて上記上ロール30は使用不
能となる。
そこで、前記溶接管の製造法の技術的思想を用
い、之を本願発明の上位概念とし、且つ、具体的
構成として、上記上ロール30の冷却不足を解消
し、該上ロール30の寿命を長くするために解決
せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本
発明は該課題を解決することを目的とする。
い、之を本願発明の上位概念とし、且つ、具体的
構成として、上記上ロール30の冷却不足を解消
し、該上ロール30の寿命を長くするために解決
せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本
発明は該課題を解決することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
この発明は上記目的を達成せんとして提案せら
れたものであり、ホルダーに固定した固定軸内部
の軸方向に注水孔と排水孔を設けて、夫々外部の
注水管及び排水管に連結し、更に、該固定軸にベ
アリングを介して支持された上ロール体を回転自
在に設けると共に、該上ロール体の内面に通水孔
を設け、該通水孔の一端及び他端を前記固定軸内
に設けた前記注水孔及び排水孔に夫々連結して成
る電縫管溶接上ロールに於て、前記上ロールの周
辺部に上ロール周辺部片を該上ロールと一体的に
連設し、該上ロール周辺部と上ロール周辺部片間
に、該上ロール周辺部に沿つて通水孔が設けら
れ、且つ、該通水孔は前記注水孔側より注入され
る注入の入口と、該通水孔から排水孔側へ排水さ
れる排水の出口との間に隔壁が設けられているこ
とを特徴とする電縫管溶接上ロールを提供せんと
するものである。
れたものであり、ホルダーに固定した固定軸内部
の軸方向に注水孔と排水孔を設けて、夫々外部の
注水管及び排水管に連結し、更に、該固定軸にベ
アリングを介して支持された上ロール体を回転自
在に設けると共に、該上ロール体の内面に通水孔
を設け、該通水孔の一端及び他端を前記固定軸内
に設けた前記注水孔及び排水孔に夫々連結して成
る電縫管溶接上ロールに於て、前記上ロールの周
辺部に上ロール周辺部片を該上ロールと一体的に
連設し、該上ロール周辺部と上ロール周辺部片間
に、該上ロール周辺部に沿つて通水孔が設けら
れ、且つ、該通水孔は前記注水孔側より注入され
る注入の入口と、該通水孔から排水孔側へ排水さ
れる排水の出口との間に隔壁が設けられているこ
とを特徴とする電縫管溶接上ロールを提供せんと
するものである。
[作用]
上ロール周辺部片の外周面は電縫管に圧接し、
その移送に追随して上ロールが回転する。このと
き、上ロール周辺部と上ロール周辺部片との間
に、上ロール周辺部に沿つて通水孔が設けられ、
そして、この通水孔は固定軸に設けた注水孔と排
水孔に注水の入口と排水の出口とを夫々連通し、
且つ、この入口と出口間に隔壁を設けてあるの
で、該注水孔より注水される冷却水は前記上ロー
ル周辺部片の外周面に近接してその内周面に沿つ
て流れ、そして、出口側より排水孔に排出される
ので該上ロール周辺部片はその周辺の前面に及ん
で常時適切な冷却水で冷却されることになり、過
熱を防止する。
その移送に追随して上ロールが回転する。このと
き、上ロール周辺部と上ロール周辺部片との間
に、上ロール周辺部に沿つて通水孔が設けられ、
そして、この通水孔は固定軸に設けた注水孔と排
水孔に注水の入口と排水の出口とを夫々連通し、
且つ、この入口と出口間に隔壁を設けてあるの
で、該注水孔より注水される冷却水は前記上ロー
ル周辺部片の外周面に近接してその内周面に沿つ
て流れ、そして、出口側より排水孔に排出される
ので該上ロール周辺部片はその周辺の前面に及ん
で常時適切な冷却水で冷却されることになり、過
熱を防止する。
[実施例]
以下、この発明の一実施例を別紙添付図面の第
1図乃至第3図に従つて詳述する。尚、説明の都
合上、従来公知の構成並びに関連せる構成も同時
に説明する。
1図乃至第3図に従つて詳述する。尚、説明の都
合上、従来公知の構成並びに関連せる構成も同時
に説明する。
第1図は本発明の電縫管溶接上ロールの縦断正
面図を示す。同図に於て1はホルダーであり、該
ホルダー1に固定軸2を固設する。而して、この
固設手段は特に限定せらるべきではないが、同図
に於てはホルダー1は左右に垂架され、左側のホ
ルダー1には前記固定軸2の左端部を嵌着する孔
1aを設けて、ここに該固定軸2の左端部位を嵌
着し、そして、該固定軸2の右端部を嵌着するた
めの孔1bを右側のホルダー1に設け、スペーサ
ー1cを介して該固定軸2の右端部を嵌着して固
定軸2を該ホルダー1に固設してある。
面図を示す。同図に於て1はホルダーであり、該
ホルダー1に固定軸2を固設する。而して、この
固設手段は特に限定せらるべきではないが、同図
に於てはホルダー1は左右に垂架され、左側のホ
ルダー1には前記固定軸2の左端部を嵌着する孔
1aを設けて、ここに該固定軸2の左端部位を嵌
着し、そして、該固定軸2の右端部を嵌着するた
めの孔1bを右側のホルダー1に設け、スペーサ
ー1cを介して該固定軸2の右端部を嵌着して固
定軸2を該ホルダー1に固設してある。
而して、該固定軸2の略中間部位に連通水環体
3を嵌着し、そして該連通水環体3の左右にロー
ラベアリング4,4を介装し、該ローラベアリン
グ4,4を介して上ロール5が回転自在に設けら
れている。更に、該上ロール5の外周面の一部に
通水孔6を配設せしむべく上ロール周辺部位Wを
該上ロール片5にボルト7,7…にて固定してい
る。
3を嵌着し、そして該連通水環体3の左右にロー
ラベアリング4,4を介装し、該ローラベアリン
グ4,4を介して上ロール5が回転自在に設けら
れている。更に、該上ロール5の外周面の一部に
通水孔6を配設せしむべく上ロール周辺部位Wを
該上ロール片5にボルト7,7…にて固定してい
る。
又、前記固定軸2には軸方向に注水孔8と排水
孔9が穿設され、そして、その右端部は該固定軸
2の右端面に開放され、ここに夫々注水管10及
び排水管11を接続してある。
孔9が穿設され、そして、その右端部は該固定軸
2の右端面に開放され、ここに夫々注水管10及
び排水管11を接続してある。
而して、前記注水孔8の左端部は固定軸2の直
径方向外側部に開穿されて連通水環体3の内周面
に設けた連通水溝3aに接続してある。而も、こ
の連通水溝3aは、該連通水環体3の外周面に設
けられた連通水溝3cとを連絡すべく通路3bが
設けられている。又、該連通水環体3の外周面に
設けた前記連通水溝3cと前記通水孔6間の上ロ
ール5の部位に注水側連通孔5aが設けられ、前
記注水孔8からの冷却水を該通水孔6に常時供給
できるように構成した。
径方向外側部に開穿されて連通水環体3の内周面
に設けた連通水溝3aに接続してある。而も、こ
の連通水溝3aは、該連通水環体3の外周面に設
けられた連通水溝3cとを連絡すべく通路3bが
設けられている。又、該連通水環体3の外周面に
設けた前記連通水溝3cと前記通水孔6間の上ロ
ール5の部位に注水側連通孔5aが設けられ、前
記注水孔8からの冷却水を該通水孔6に常時供給
できるように構成した。
又、前記排水孔9の先端部は固定軸2の直径方
向外側部に開穿されて連通水環体3の内周面に設
けた連通水溝3dに接続せられている。而も、こ
の連通水溝3dは該連通水環体3の外周面に設け
られた連通水溝3eとその一部で連絡すべく通路
3fが設けられている。又、該連通水環体3の外
周面に設けた前記連通水溝3eと、前記通水孔6
間の上ロール5の部位に注水側連通孔5bが設け
られ、前記通水孔6内に供給された冷却水を前記
連通孔5b、連通水溝3e、通路3f並びに連通
水溝3dから排水孔9に送水され、外部の排水管
11にて排水できるように構成されている。
向外側部に開穿されて連通水環体3の内周面に設
けた連通水溝3dに接続せられている。而も、こ
の連通水溝3dは該連通水環体3の外周面に設け
られた連通水溝3eとその一部で連絡すべく通路
3fが設けられている。又、該連通水環体3の外
周面に設けた前記連通水溝3eと、前記通水孔6
間の上ロール5の部位に注水側連通孔5bが設け
られ、前記通水孔6内に供給された冷却水を前記
連通孔5b、連通水溝3e、通路3f並びに連通
水溝3dから排水孔9に送水され、外部の排水管
11にて排水できるように構成されている。
而して第2図に示す如く前記通水孔6に於て、
注水側の連通孔5aと排水側の連通孔5b間に隔
壁12を有し、前記注水側の連通孔5aより注入
された冷却水は同図に於て反時計方向に循環して
前記隔壁12に到り、ここで排水側の通連孔5b
に入つて前述のように排水されるのである。
注水側の連通孔5aと排水側の連通孔5b間に隔
壁12を有し、前記注水側の連通孔5aより注入
された冷却水は同図に於て反時計方向に循環して
前記隔壁12に到り、ここで排水側の通連孔5b
に入つて前述のように排水されるのである。
尚、図中符号13は押え板、14はローリン
グ、15はオイルシール、16は固定軸2の固定
板であり、ボルト17,17にて固定している。
又、18はグリスニツプルであり、固定軸2に設
けたグリス孔19を介し、上ロール5の軸受部に
グリスを注入できるように構成されている。
グ、15はオイルシール、16は固定軸2の固定
板であり、ボルト17,17にて固定している。
又、18はグリスニツプルであり、固定軸2に設
けたグリス孔19を介し、上ロール5の軸受部に
グリスを注入できるように構成されている。
この発明の一実施例は上述せる如き構成に係る
から、上ロール5は上ロール周辺部片Wを該上ロ
ール5の周辺部に於て固定されて一体的に回転自
在となる。而も、該上ロール5の周辺部に通水孔
6が形成され、且つ、固定軸2内部に設けた注水
孔8から供給される冷却水が連通水環体3を介し
て注入側連通孔5aから該通水孔6内に注入され
て該上ロール周辺部片Wの周面内部を常時冷却す
ることになる。而も、この冷却水は該上ロール周
辺部片Wの周面内部を循環し乍ら冷却した後、排
水孔9から排水管11にて外部に排水されるの
で、前記上ロール周辺部片Wは常時内部より冷却
せられることになる。依つて、上ロール周辺部片
Wが電縫管21に圧接してその移送に追随して回
転するとき、過熱現象が防止されるのである。
から、上ロール5は上ロール周辺部片Wを該上ロ
ール5の周辺部に於て固定されて一体的に回転自
在となる。而も、該上ロール5の周辺部に通水孔
6が形成され、且つ、固定軸2内部に設けた注水
孔8から供給される冷却水が連通水環体3を介し
て注入側連通孔5aから該通水孔6内に注入され
て該上ロール周辺部片Wの周面内部を常時冷却す
ることになる。而も、この冷却水は該上ロール周
辺部片Wの周面内部を循環し乍ら冷却した後、排
水孔9から排水管11にて外部に排水されるの
で、前記上ロール周辺部片Wは常時内部より冷却
せられることになる。依つて、上ロール周辺部片
Wが電縫管21に圧接してその移送に追随して回
転するとき、過熱現象が防止されるのである。
尚、この発明は上述の一実施例に限定せらるべ
きではなく、本発明の精神を逸脱しない諸種の改
変を為すことができ、そして、この発明が該改変
せられたものに及ぶことは当然である。
きではなく、本発明の精神を逸脱しない諸種の改
変を為すことができ、そして、この発明が該改変
せられたものに及ぶことは当然である。
[発明の効果]
本発明は上ロール周辺部片の周面を電縫管に圧
接して、該電縫管の移送に追随して自転するので
あるが、このとき、該電縫管と直接に圧接してい
る上ロール周辺部片はその周面に近接した内面の
全面に及んで通水孔が設けられ、そして、該通水
孔には常時冷却水が流れ、そして、上ロール周辺
部片を冷却し乍ら一廻りした後、該冷却水は排水
の出口より直ちに排水孔に排水される。依つて、
該上ロール周辺部片はその内周面の全面に及んで
均一に冷却されるので過熱が防止され、該上ロー
ル周辺部片の寿命を長く維持できる。更に、該上
ロール周辺部片は上ロールの周辺部に一体的に連
設され、且つ、その間に前記通水孔が設けられる
のであるから、通水孔の形成も容易であり、且
つ、該上ロール周辺部片が破損したときは上ロー
ル周辺部片のみを取替えることができるので経済
的である。
接して、該電縫管の移送に追随して自転するので
あるが、このとき、該電縫管と直接に圧接してい
る上ロール周辺部片はその周面に近接した内面の
全面に及んで通水孔が設けられ、そして、該通水
孔には常時冷却水が流れ、そして、上ロール周辺
部片を冷却し乍ら一廻りした後、該冷却水は排水
の出口より直ちに排水孔に排水される。依つて、
該上ロール周辺部片はその内周面の全面に及んで
均一に冷却されるので過熱が防止され、該上ロー
ル周辺部片の寿命を長く維持できる。更に、該上
ロール周辺部片は上ロールの周辺部に一体的に連
設され、且つ、その間に前記通水孔が設けられる
のであるから、通水孔の形成も容易であり、且
つ、該上ロール周辺部片が破損したときは上ロー
ル周辺部片のみを取替えることができるので経済
的である。
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示し、
第1図は同縦断正面図、第2図は第1図A−A線
断面図、第3図は固定軸取付部の右側面図であ
る。第4図は従来型の縦断正面図である。 1……ホルダ、2……固定軸、3……連通水環
体、4……ローラベアリング、5……上ロール、
6……通水孔、8……注水孔、9……排水孔、W
……上ロール周辺部片。
第1図は同縦断正面図、第2図は第1図A−A線
断面図、第3図は固定軸取付部の右側面図であ
る。第4図は従来型の縦断正面図である。 1……ホルダ、2……固定軸、3……連通水環
体、4……ローラベアリング、5……上ロール、
6……通水孔、8……注水孔、9……排水孔、W
……上ロール周辺部片。
Claims (1)
- 1 ホルダーに固定した固定軸内部の軸方向に注
水孔と排水孔を設けて、夫々外部の注水管及び排
水管に連結し、更に、該固定軸にベアリングを介
して支持された上ロール体を回転自在に設けると
共に、該上ロール体の内面に通水孔を設け、該通
水孔の一端及び他端を前記固定軸内に設けた前記
注水孔及び排水孔に夫々連結して成る電縫管溶接
上ロールに於て、前記上ロールの周辺部に上ロー
ル周辺部片を該上ロールと一体的に連設し、該上
ロール周辺部と上ロール周辺部片間に、該上ロー
ル周辺部に沿つて通水孔が設けられ、且つ、該通
水孔は前記注水孔側より注入される注入の入口
と、該通水孔から排水孔側へ排水される排水の出
口との間に隔壁が設けられていることを特徴とす
る電縫管溶接上ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17608788A JPH0225285A (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | 電縫管溶接上ロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17608788A JPH0225285A (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | 電縫管溶接上ロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0225285A JPH0225285A (ja) | 1990-01-26 |
JPH0255151B2 true JPH0255151B2 (ja) | 1990-11-26 |
Family
ID=16007487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17608788A Granted JPH0225285A (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 | 電縫管溶接上ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0225285A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05111779A (ja) * | 1991-10-21 | 1993-05-07 | Nippon Steel Corp | 内部冷却式超硬合金スクイズロール |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62107874A (ja) * | 1985-11-05 | 1987-05-19 | Daido Steel Co Ltd | 溶接管の製造方法 |
-
1988
- 1988-07-14 JP JP17608788A patent/JPH0225285A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62107874A (ja) * | 1985-11-05 | 1987-05-19 | Daido Steel Co Ltd | 溶接管の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0225285A (ja) | 1990-01-26 |
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