JPH08132137A - ロール - Google Patents

ロール

Info

Publication number
JPH08132137A
JPH08132137A JP27753694A JP27753694A JPH08132137A JP H08132137 A JPH08132137 A JP H08132137A JP 27753694 A JP27753694 A JP 27753694A JP 27753694 A JP27753694 A JP 27753694A JP H08132137 A JPH08132137 A JP H08132137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
air
collar
hole
roll shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27753694A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Sato
隆幸 佐藤
Hideki Akamatsu
英樹 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP27753694A priority Critical patent/JPH08132137A/ja
Publication of JPH08132137A publication Critical patent/JPH08132137A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール軸受をエアー冷却することにより軸受
の温度上昇を防止してその長寿命化を図ると共に、低ト
ルク化対策としてラビリンスシールを採用し、前記のエ
アー冷却を利用してシール効果を上げることである。 【構成】 ロール軸1に嵌着した軸受3、4を介してロ
ール部材2を支持し、ロール軸1に嵌着したカラー5と
ロール部材2との間にラビリンスシール12を形成し、
上記ロール軸1を貫通したエアー穴7の分岐穴8をカラ
ー5のエアー噴射穴13に連通させ、そのエアー噴射穴
13からラビリンスシール12に向けてエアーを噴射し
てこれにエアー圧を及ぼし、シール効果を補助するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として鉄鋼材製造
設備のレベラーにおけるバックアップロールとして使用
されるロール、特にその軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来から一般に使用されているバ
ックアップロールである。このバックアップロールは、
ロール軸1のまわりに嵌めた円筒形のロール部材2を、
その両端部に介在した一対のころ軸受3と、その外側に
配置された玉軸受4とにより回転自在に支持している。
その玉軸受4の外側においてロール軸1にカラー5が嵌
着され、そのカラー5とロール部材2の内径面との間に
シール6を介在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のバックアップロ
ールを高速回転させるためには、シール6の低トルク化
が要求される。この場合、シール6の締め代の管理を十
分に行えば低トルク化も可能であるが、限界がある。
【0004】一方、シール6については許容周速があ
り、それより高い回転数になるとシール6の焼付き、摩
耗等の問題が発生するおそれがあり、低トルクであって
も高速回転に適しているとは必ずしもいえない。
【0005】上述の問題に対し、シール6を無くし、ラ
ビリンスシールを採用することも考えられるが、軸受が
使用される環境によっては、ラビリンスシールでは密封
性に欠ける場合がある。
【0006】また、高速回転によるバックアップロール
の温度上昇を抑えることは、軸受の長寿命化を図るうえ
で望ましいが、封入グリースの種類や量の選定或いはグ
リースの封入方法等の対策により、温度上昇をある程度
抑えることはできるが、これにも限度がある。
【0007】そこで、この発明はロール軸のエアー冷却
を行い、このエアー冷却を利用してラビリンスシールの
シール効果を上げることにより軸受の長寿命化及びシー
ルの低トルク化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明はロール軸のまわりに嵌めた円筒形のロ
ール部材を、該ロール軸の両端部外径面とロール部材と
の間に介在させた転がり軸受により回転自在に支持して
なるロールにおいて、上記ロール軸の中心にその長さ方
向に貫通したエアー穴を設け、上記転がり軸受の外側に
おいてロール軸に嵌着したカラーの外径面と上記ロール
部材内径面との間にラビリンスシールを構成し、上記カ
ラー嵌着部のロール軸に設けた半径方向の分岐穴を前記
エアー穴に連通せしめ、上記カラーに設けた半径方向の
エアー噴出穴に上記分岐穴を連通させた構成としたもの
である。
【0009】上記カラーのエアーの噴出穴をラビリンス
シール部分に開口させることができる。
【0010】
【作用】ロール軸のエアー穴にエアーを供給して、ロー
ル軸や軸受を直接的又は間接的に冷却すると共に、その
エアーを分岐穴及びカラーのエアー噴出穴を経てラビリ
ンスシールに向けて噴出させ、そのエアー圧力によりラ
ビリンスシールのシール作用を補助する。
【0011】
【実施例】図1及び図2に示した第1実施例のバックア
ップロールは、前述の従来例と同様に、ロール軸1のま
わりに嵌めた円筒形のロール部材2を、その両端部に介
在したころ軸受3とその外側に配置した玉軸受4とによ
り回転自在に支持している。その玉軸受4の外側におい
てロール軸2にカラー5が嵌着される。
【0012】上記のロール軸1の中心には、その全長に
わたり貫通したエアー穴7が設けられる。エアー穴7
は、前記のカラー5の嵌着部分に設けられた放射状の分
岐穴8に連通しており、その分岐穴8は外径面の周溝9
に開放されている。
【0013】前記のカラー5の外端部にはつば11が形
成され、そのつば11の外径面と、ロール部材2の内径
面端部との間でラビリンスシール12が形成される。ま
た、該カラー5のつば11の部分において、半径方向の
所要数のエアー噴射穴13が設けられ、各エアー噴射穴
13の外端がラビリンスシール12の部分に開口し、ま
たその内端が前記の周溝9に連通している。
【0014】上記のエアー穴の一端からエアーを送り込
むと、ロール軸1のエアー穴7を通るエアーによってロ
ール軸1が直接冷却され、そのロール軸1を通じて各こ
ろ軸受3及び玉軸受4が間接的に冷却される。
【0015】また、分岐穴8に分岐したエアーは、カラ
ー5のエアー噴射穴13からラビリンスシール12の部
分を通って外部に放出され、その際のエアー圧力によ
り、ダストや水がラビリンスシール12から侵入するの
を防止する。
【0016】図3に示した第2実施例は、カラー5のエ
アー噴射穴13をつば11の内側において設け、その外
端をカラー5と玉軸受4との間の間隙部分に開口させた
ものである。この場合もラビリンスシール12にエアー
圧力を及ぼし、そのシール作用を補助する。またその際
のエアーの流れが、玉軸受4に接触しながら流出するの
で、該玉軸受4を冷却する作用も行う。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明のロールは、エ
アー冷却により、軸受の温度上昇を抑え、グリース寿命
を延ばすと共に、軸受材料の組織の劣化を防ぐことがで
き、更にラビリンスシールにより低トルク化を図ること
ができるので、ロールの高速化に対応することができ
る。
【0018】また、上記の冷却用のエアーをラビリンス
シール部に作用させることにより、ラビリンスシール部
のシール効果を一層上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図
【図2】同上の一部拡大断面図
【図3】第2実施例の一部断面図
【図4】従来例の断面図
【符号の説明】
1 ロール軸 2 ロール部材 3 ころ軸受 4 玉軸受 5 カラー 6 シール 7 エアー穴 8 分岐穴 9 周溝 11 つば 12 ラビリンスシール 13 エアー噴射穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21B 31/07 B B21D 1/05 A F16C 13/02 9026−3J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール軸のまわりに嵌めた円筒形のロー
    ル部材を、該ロール軸の両端部外径面とロール部材との
    間に介在した転がり軸受により回転自在に支持してなる
    ロールにおいて、上記ロール軸の中心にその長さ方向に
    貫通したエアー穴を設け、上記転がり軸受の外側におい
    てロール軸に嵌着したカラーの外径面と上記ロール部材
    内径面との間にラビリンスシールを構成し、上記カラー
    嵌着部のロール軸に設けた半径方向の分岐穴を前記エア
    ー穴に連通せしめ、上記カラーに設けた半径方向のエア
    ー噴出穴に上記分岐穴を連通させたことを特徴とするロ
    ール。
  2. 【請求項2】 上記カラーのエアー噴出穴を上記ラビリ
    ンスシール部分に開口させたことを特徴とする請求項1
    に記載のロール。
JP27753694A 1994-11-11 1994-11-11 ロール Pending JPH08132137A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27753694A JPH08132137A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 ロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27753694A JPH08132137A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 ロール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08132137A true JPH08132137A (ja) 1996-05-28

Family

ID=17584929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27753694A Pending JPH08132137A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 ロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08132137A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100839032B1 (ko) * 2008-03-25 2008-06-17 최영국 실링구성을 갖는 산업용 레벨링 롤러
KR100923790B1 (ko) * 2002-12-11 2009-10-27 주식회사 포스코 축방향 변형 보상기능을 갖는 롤
JP2012232340A (ja) * 2011-12-07 2012-11-29 Akio Hirane 板金修復治具
CN103658236A (zh) * 2012-09-22 2014-03-26 襄阳博亚精工装备股份有限公司 中厚板矫直机中间辊总成
CN104307877A (zh) * 2014-09-18 2015-01-28 吴军旺 一种中空自风冷轧辊装置
CN113915337A (zh) * 2021-10-29 2022-01-11 珠海格力电器股份有限公司 一种设有气密封结构的主轴组件及具有其的机床

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100923790B1 (ko) * 2002-12-11 2009-10-27 주식회사 포스코 축방향 변형 보상기능을 갖는 롤
KR100839032B1 (ko) * 2008-03-25 2008-06-17 최영국 실링구성을 갖는 산업용 레벨링 롤러
JP2012232340A (ja) * 2011-12-07 2012-11-29 Akio Hirane 板金修復治具
CN103658236A (zh) * 2012-09-22 2014-03-26 襄阳博亚精工装备股份有限公司 中厚板矫直机中间辊总成
CN103658236B (zh) * 2012-09-22 2016-01-20 襄阳博亚精工装备股份有限公司 中厚板矫直机中间辊总成
CN104307877A (zh) * 2014-09-18 2015-01-28 吴军旺 一种中空自风冷轧辊装置
CN104307877B (zh) * 2014-09-18 2016-06-08 吴军旺 一种中空自风冷轧辊装置
CN113915337A (zh) * 2021-10-29 2022-01-11 珠海格力电器股份有限公司 一种设有气密封结构的主轴组件及具有其的机床
CN113915337B (zh) * 2021-10-29 2022-05-27 珠海格力电器股份有限公司 一种设有气密封结构的主轴组件及具有其的机床

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3489847B2 (ja) 軸受装置
US6149309A (en) Bushing for oil film bearing
JP3764740B2 (ja) ネックシール
JPH0366963B2 (ja)
US5478090A (en) Interlocked seal and sleeve for rolling mill oil film bearing
JPH08132137A (ja) ロール
US6802511B1 (en) Seal end plate
EP1670599B1 (en) Neck seal for rolling mill oil film bearing
JPH10132088A (ja) 軸受装置
JPS6332541B2 (ja)
JPH11218142A (ja) レベラー用バックアップロール
JPH0835521A (ja) 転がり軸受装置
JP3282953B2 (ja) ロール冷却装置
JP2984499B2 (ja) スリーブ式分割ロール
JP2590519Y2 (ja) 圧延機ロールネックの軸受装置
JP2008223964A (ja) 転がり軸受
JP3034401U (ja) 回転継手装置
JP2004148407A (ja) 連続鋳造機用ロール軸受の密封装置、密封方法および連続鋳造機
JP2542622Y2 (ja) 軸受部における潤滑油供給装置
JP2002066703A (ja) 連続鋳造機における鋳片支持装置
JPH0740738Y2 (ja) エア・オイル潤滑におけるエアー洩れ防止構造
JP2001340947A (ja) 連続鋳造機用ロール軸受の密封装置
JPH0677911U (ja) レベラのバックアップロール
JP3403817B2 (ja) テンションレベラー用バックアップロール
JP3680280B2 (ja) 連続鋳造機用ロール軸受の密封装置、密封方法および連続鋳造機