JPH11218142A - レベラー用バックアップロール - Google Patents

レベラー用バックアップロール

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JPH11218142A
JPH11218142A JP31277098A JP31277098A JPH11218142A JP H11218142 A JPH11218142 A JP H11218142A JP 31277098 A JP31277098 A JP 31277098A JP 31277098 A JP31277098 A JP 31277098A JP H11218142 A JPH11218142 A JP H11218142A
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JP
Japan
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roll
seal
shaft
ring
leveler
Prior art date
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Pending
Application number
JP31277098A
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English (en)
Inventor
Takayuki Sato
隆幸 佐藤
Hideki Akamatsu
英樹 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
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Publication of JPH11218142A publication Critical patent/JPH11218142A/ja
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  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転時には低トルクでシールが行え、回転停
止時には密封性の高いシールが行える鉄鋼材製造設備の
レベラー用バックアップロールを提供する。 【解決手段】 ロール軸1の両端にころ軸受3および玉
軸受4を介してロール部材2を回転自在に支持し、玉軸
受4の外側にシール装置5を設ける。シール装置5は、
弾性シール8とエアーノズル9とを有するものである。
弾性シール8は、ロール停止時に外輪側部材7に接して
密封する。軸受回転時は、ロール軸1の外周の軸側リン
グ部材6に設けられたエアーノズル9から圧縮空気を噴
出させ、弾性シール8を非接触としてトルクを軽減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄鋼材製造設備
のレベラーに用いられるレベラー用バックアップロール
に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】この種の
バックアップロールは、ロール軸の回りに嵌めた円筒形
のロール部材を、その両端に介在させた一対のころ軸受
と、その外側に配置した玉軸受とで回転自在に支持して
いる。前記玉軸受の外側において、ロール軸とロール部
材の間にシールを介在させ、ロール内の密封を図ってい
る。
【0003】バックアップロールの軸受に求められる特
性として、イ)低トルク、ロ)密封性がある。ドライ
(洗浄液を使用しない時)条件下では、密封性はある程
度犠牲にして低トルク化のために接触タイプシールを使
用せず、ラビリンスシールとする場合がある。ウェット
(洗浄液を使用する時)条件下では、逆に低トルク性は
ある程度犠牲にして、密封性強化のためにラビリンスシ
ールは使用せず、接触タイプシールが一般的である。上
述のように、現状では、使用条件に合わせてイ)低トル
ク,ロ)密封性のどちらかの要求特性を優先した構造を
取らざるを得ず、必ずしもイ),ロ)共に十分に満足さ
せた軸受構造とはなっていない。また、一般的に、接触
シールの許容周速の方が、軸受の許容回転数よりも低い
ため、許容回転数は接触シールが支配する結果となり、
高速回転使用に対して接触シールは障害となっている。
【0004】この発明は、回転時には低トルクでシール
が行え、回転停止時には密封性の高いシールが行えるレ
ベラー用バックアップロールを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のレベラー用バ
ックアップロールは、軸とロール部材との間の両端近傍
に軸受を設け、この軸受よりもロール端部側に位置して
シール装置を配置したレベラー用バックアップロールに
おいて、前記シール装置を次の構成としたものである。
このシール装置は、軸側の部材と、前記ロール部材また
はこの部材に取付けられた部材である外輪側部材との間
に、これら軸側部材および外輪側部材のいずれか片方の
部材に取付けられてもう片方の部材に接触する弾性シー
ルを設け、前記いずれか片方の部材に、空気圧により前
記弾性シールを非接触とするエアーノズルを設けたもの
とする。エアーノズルに供給された圧縮空気は、弾性シ
ールに噴出され、空気圧により弾性シールは非接触とな
る。空気の排出経路を適宜設けると、さらに噴出空気は
軸受外部に噴出し、外部からの塵埃や洗浄液等の軸受内
部への侵入を防ぐ。そのため回転時は、空気供給により
非接触シールでの低トルク化および密封性の確保を実現
することができる。軸受停止時は、空気供給を停止する
ことにより接触シールとなるため、塵埃や洗浄液等の軸
受内部への侵入を防ぐことができる。
【0006】この発明において、前記軸受が、互いにロ
ール幅の中央側と端部側とに並ぶころ軸受と玉軸受であ
り、前記玉軸受は内輪および外輪を有するものであって
も良い。また、前記玉軸受の内輪と軸との嵌合面にOリ
ングを介在させても良い。これにより、ころ軸受への噴
出空気の洩れを防ぐことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態を図1
および図2と共に説明する。この例は、鉄鋼材製造設備
のレベラーにおけるバックアップロールに応用したもの
である。このロール構造は、ロール軸1のまわりに嵌め
た円筒形のロール部材2を、その両端近傍に介在させた
針状ころ軸受等のころ軸受3と、その外側(つまり端部
側)に配置したシール付きの玉軸受4とにより回転自在
に支持している。これら玉軸受4の外側にシール装置5
を設けている。
【0008】シール装置5は、軸側リング部材6と、外
輪側リング部材7と、弾性シール8とを有し、軸側リン
グ部材6にエアーノズル9が設けられている。前記軸側
リング部材6およびロール軸1が特許請求の範囲で言う
軸側部材となり、前記外輪側リング部材7およびロール
部材2が外輪側部材となる。外輪側リング部材7は、断
面逆L字状に形成され、内径側へ延びる垂直板部が玉軸
受4の外輪に隣接するように、ロール部材2の内径面に
嵌合状態に設けられる。軸側リング部材6は、断面L字
状に形成され、内径部となる円筒状部分の先端が玉軸受
4の内輪に隣接するように、ロール軸1の外周に嵌合状
態に設けられている。軸側リング部材6の垂直板部は、
外径面がロール部材2の内径面にエアー吐出隙間が開く
程度に近接している。
【0009】弾性シール8は、シール本体8aの内径部
からリップ部8bが斜めに延びて断面V字状とされた一
体のゴム等の弾性体からなり、L形断面となった軸側リ
ング部材6の外周の隅部にシール本体8aで嵌合してリ
ップ部8bが外輪側リング部材7の垂直板部の側面から
なるシール接触面10に接触している。軸側リング部材
6のエアーノズル9は、リップ部8bの内径側に位置し
て周方向複数箇所に設けられ、ロール軸1の外周に設け
られた周溝11に連通している。ロール軸1には軸心部
に空気供給孔12が一端から両シール装置5にわたって
設けられ、空気供給孔12から周溝11に連通する径方
向の連通孔13が複数本設けられている。空気供給孔1
2の空気導入口12aは、空気供給源(図示せず)に配
管接続される。前記玉軸受4とロール軸1との間には、
ロール軸1の外径面にシール溝を形成してOリング14
を介在させてある。また、軸側リング部材6とロール軸
1との間にも、エアーノズル9よりも外側に位置してロ
ール軸1の外径面にシール溝を形成し、Oリング15を
介在させてある。
【0010】上記構成の作用を説明する。ロール停止時
(軸受3,4の停止時)は、弾性シール8は図2(A)
のように外輪側リング部材7に接触状態であり、外部か
らの塵埃や洗浄液の侵入を防止する。弾性シール8の他
に玉軸受4内のシールやこの玉軸受4の内径部のOリン
グ14によってもシール機能が得られる。ロール回転時
は、図2(B)のようにエアーノズル9から圧縮空気が
吐出されることにより、弾性シール8は非接触となり、
弾性シール8による抵抗がなくなってトルクが軽減され
る。一方、空気圧によるシールが弾性リング8の代わり
に機能する。このとき、玉軸受4がロール軸1に締まり
嵌めされ、かつOリング14が設けられているため、弾
性シール8のリップ部8bを通過した空気は、ころ軸受
3側へ洩れずに、ロール部材2の外部へ効率的に噴出
し、シール効果を発揮する。このように、軸受停止時は
弾性シール8の接触により確実な密封構造となり、軸受
回転時は非接触シールとなって低トルクとなり、密封性
が空気圧により確保される。このため、許容周速により
制限されていた高速回転領域での使用が可能となる。ロ
ール軸1の空気供給孔12を流れる空気は、ロール軸1
を介して各軸受3,4を冷却する。そのため、軸受3,
4のグリースの熱劣化が防止され、軸受寿命が向上す
る。
【0011】図3はこの発明の第2の実施形態を示す。
この例は、図1の例における1本の空気供給孔12に代
えて、ロール軸1の両端から各弾性シール8の付近まで
各々軸方向に延びる2本の空気供給孔12A,12Aを
設け、その軸端部を埋栓16で閉じると共に、ロール軸
1の外径面から各空気供給孔12A,12Aに連通する
空気導入口12Aa,12Aaを設けたものである。そ
の他の構成は図1の例と同じである。この構成の場合、
空気供給孔12A,12Aを流れる空気による軸受3,
4の冷却効果は低いが、空気供給孔12A,12Aが短
くて済むため、ロール軸1の強度が高められる。
【0012】図4のこの発明の第3の実施形態を示す。
この例は、図1の例における軸側リング部材6、外輪側
リング部材7、および弾性リング8に代えて、厚肉の断
面L字状の軸側リング部材6Aをロール軸1の外周に設
け、ロール部材2の内径面に設けた弾性リング8Aのリ
ップ部8Aaを、軸側リング部材6Aの外径面に接触さ
せたものである。軸側リング部材6Aにはエアーノズル
9を複数個設け、ロール軸1内に設けた空気供給孔1
2、連通孔13、および周溝11を介して連通させてあ
る。なお、図1の例の各Oリング14,15は省略して
あるが、図1の例と同様に設けても良い。その他の構成
は図1の例と同じである。このように、リップ部8Aa
を軸側リング部材6Aに対してラジアル方向に接触させ
た場合も、ロール停止時は弾性シール8Aのリップ部8
Aaが軸側リング部材6Aに接触して確実な防塵,密封
効果が得られ、かつロール回転時はリップ部8Aaが非
接触または軽接触となってトルクが低減し、空気の吹き
出しによってシール機能を得ることができる。
【0013】なお、前記各実施形態において、ロール軸
1およびロール部材2と別体の軸側リング部材6,6A
や外輪側リング部材7等を設けたが、これらを省略して
弾性シール8,8Aのリップ部8b,8Aaを直接にロ
ール軸1またはロール部材2に接触させるようにしても
良い。
【0014】
【発明の効果】この発明のレベラー用バックアップロー
ルは、ロール支持用の軸受に対して停止時は接触シール
により確実な密封が行え、回転時は非接触シールとなっ
て低トルクとなり、密封性を空気圧により確保すること
ができる。そのため、ウェット条件およびドライ条件に
かかわらず、かつ高速回転まで使用可能となり、広範囲
の使用条件にも対応が可能となる。ロール部材の支持を
中央側のころ軸受と端部側の玉軸受とで行うようにした
場合に、玉軸受と軸との嵌合面にOリングを介在させた
ときは、ころ軸受への噴出空気の洩れを防ぐことがで
き、ころ軸受の密封性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるバックアップロ
ールの断面図である。
【図2】同バックアップロールのシール装置の動作説明
図である。
【図3】この発明の第2の実施形態にかかるバックアッ
プロールの断面図である。
【図4】この発明の第3の実施形態にかかるバックアッ
プロールの断面図である。
【符号の説明】 1…ロール軸、2…ロール部材、3…ころ軸受、4…玉
軸受、5…シール装置、6…軸側リング部材(軸側部
材)、7…外輪側リング部材(外輪側部材)、8,8A
…弾性シール、8b,8Aa…リップ部、9…エアーノ
ズル、10…シール接触面、12…空気供給孔、14…
Oリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸とロール部材との間の両端近傍に軸受
    を設け、この軸受よりもロール端部側に位置してシール
    装置を配置したレベラー用バックアップロールにおい
    て、前記シール装置は、軸側の部材と、前記ロール部材
    またはこの部材に取付けられた部材である外輪側部材と
    の間に、これら軸側部材および外輪側部材のいずれか片
    方の部材に取付けられてもう片方の部材に接触する弾性
    シールを設け、前記いずれか片方の部材に、空気圧によ
    り前記弾性シールを非接触とするエアーノズルを設けた
    ものとしたレベラー用バックアップロール。
  2. 【請求項2】前記軸受が、互いにロール幅の中央側と端
    部側とに並ぶころ軸受と玉軸受であり、前記玉軸受は内
    輪および外輪を有するものである請求項1記載のレベラ
    ー用バックアップロール。
  3. 【請求項3】前記玉軸受の内輪と軸との嵌合面にOリン
    グを介在させた請求項2記載のレベラー用バックアップ
    ロール。
JP31277098A 1995-11-30 1998-11-04 レベラー用バックアップロール Pending JPH11218142A (ja)

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DE10158034B4 (de) * 2001-11-27 2010-02-25 Voith Patent Gmbh Dichtungsanordnung für eine Walze
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