JPH054625Y2 - - Google Patents

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JPH054625Y2
JPH054625Y2 JP1987108618U JP10861887U JPH054625Y2 JP H054625 Y2 JPH054625 Y2 JP H054625Y2 JP 1987108618 U JP1987108618 U JP 1987108618U JP 10861887 U JP10861887 U JP 10861887U JP H054625 Y2 JPH054625 Y2 JP H054625Y2
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JP
Japan
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air
lip
shaft
pressure
fitting part
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JP1987108618U
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English (en)
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JPS6415869U (ja
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は回転軸軸受部の改良された防水及び
防塵装置に関する。
従来技術 高速回転する軸の軸受部の密封装置は高速回転
によつて生ずる空気の流れを利用して外部から水
やごみの侵入を阻止する非接触形のラビリンスシ
ールが用いられている。また実開昭43−4074号の
ように相対回転する本体と軸の遊嵌面に環状溝を
設け、この環状溝より圧力空気を送り遊嵌面全体
を通つて圧力空気を噴出して防水防塵性を保つよ
うになしたものがある。
考案が解決しようとする問題点 ラビリンスシール方式は低速回転時には空気流
が少ないのでシール能力が低下し、停止時には機
能をはたさなくなりエアガンによる清掃や機械温
度を一定にするため常時流すオイルシヤワー等に
対しては完全に無防備であるという問題点を有
し、実開昭43−4074号の方法では常時圧力空気を
噴出せねばならず圧力空気が遊嵌面を通つて本体
内に逆流しエアに含まれる水分やごみが軸受に付
着して悪影響を与えたり潤滑用グリースを吹き飛
ばす等の問題点を有していた。
問題点を解決するための手段 相対回転可能な本体と軸とのシール面に内圧の
強弱によつて開閉するリツプ及び該リツプの奥に
遊嵌部を有するシールを設け、該リツプと遊嵌部
との間に圧力空気の第1供給通路を設け、また前
記遊嵌部の奥側に該第1供給通路の圧力空気より
低い圧力空気の第2供給通路を設け、前記軸の回
転に対応した強さの空気圧力を発生するエアポン
プを設けてなり、軸回転時には第2供給通路より
の圧力空気によつて遊嵌部の奥に内圧を発生さ
せ、第1供給通路よりの圧力空気によつて高速回
転時にはリツプを開き低速回転になるに伴つてリ
ツプの隙間を小さくし回転停止時には圧力空気の
供給を停止してリツプを閉じるものである。
実施例 以下本考案の実施例を図面にもとづき説明す
る。本体1に軸受2,3によつて軸4が回転可能
に軸承され、本体1の左端面に軸4と同心に前蓋
5が固着されており、前蓋5の中心穴にシール6
が嵌着されている。シール6は中心穴の奥に軸4
の大径部外周4aとの間に常時微小隙間hoを有
する遊嵌部6aを備え、入口に柔軟性のある素材
で作られたリツプ6bを備えており、更にシール
6には半径方向外側から圧力空気の供給路6cが
穿設されている。そしてリツプ6bの内周は弾性
により静止時に軸外周4aに隙間なく当接し、回
転時には圧力空気により外側に開いて隙間hを作
り空気流ができるようになつている。
本体1の右端面に中心穴を有する後蓋8が固着
されており、中心穴にシール9が嵌着されてい
る。シール9はシール6と同様な構造で中心穴奥
に遊嵌部9a、入口に軸外周4bに対し内周が停
止時は当接し回転時には微小隙間hを生じるリツ
プ9bを備え、圧力空気の供給路9cが穿設され
ており、更に本体1には圧力空気の供給路1aが
軸受2,3の間に穿設されている。
圧力空気を供給するエアポンプ10はポンププ
ーリ11と軸プーリ12の間にベルト13が介装
され軸の回転に比例してエアポンプ10が回転し
て回転数に対応した圧力空気を送り出すようにな
つており、圧力空気は直接供給路6c,9cから
シール6,9に供給されるとともに絞り弁14に
よつて減圧されて供給路1aから本体1にも供給
される。尚圧力空気はエア源を別に持ち軸回転数
検出によりエア供給量及び供給圧力を調節して供
給することも可能である。
作 用 今、軸4が停止した状態にあり、シール6,9
のリツプ6b,9bは柔軟性素材の弾性により内
周が軸の外周4a,4bに隙間なく当接し軸受部
の密封性が保たれている。主軸が高速に回転され
るとベルト13を介してエアポンプ10が回転さ
れ強い圧力空気が供給路6c,9cを経てシール
6,9のシール面に送られ、同時に絞り弁14に
よつて減圧された圧力空気は供給路1aから本体
1の軸受2,3の内側に送られる。シール面に送
られた圧力空気は遊嵌部6a,9a側へは本体内
に供給されている空気圧による内圧によつて流入
が阻止され、大気圧である外側に向かつてシール
6,9のリツプ6b,9bを開いて噴出し軸受部
の密封性が保たれる。
リツプ内周と軸外周との隙間hと軸4の回転数
の関係は第2図のグラフに示すように一定回転数
以下で隙間hは急速に小さくなり回転数に比例し
て供給圧が減少しても噴出する空気の流速が保た
れ、軸4が停止すれば隙間hは無くなり完全に軸
受部が密封されて外部からの切削水やごみ等の侵
入を防止する。
効 果 以上詳述したように本考案は回転軸と本体の遊
嵌面の軸受部の外側のシールに圧力に対応して開
閉するリツプを設け、回転軸の回転に対応した圧
力を発生するエアポンプにより軸回転中は遊嵌部
の奥とリツプ部に圧力空気を送るようになしたの
で遊嵌部の奥に内圧を発生させて空気の流入を阻
止しリツプ部の圧力空気を効率的に大気圧の外側
に噴出させる。そして圧力空気の強さ、量が軸回
転数に比例してリツプ隙間量を自動調整して必要
な流速が保たれ停止時には隙間を零とし高速回転
から停止時まで常に軸受部の密封性が保たれるよ
うになり、外部からの切削水、ごみ等の侵入が完
全に阻止され軸受寿命が大幅に延びるとともに故
障率が低下する。また軸回転停止時はポンプ回転
も停止して動力が節約される効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の説明図、第2図はリツプ隙間
と軸回転数の関係を示すグラフ図である。 1……本体、4……軸、6b,9b……リツ
プ、10……エアポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対回転可能な本体と軸とのシール面に内圧の
    強弱によつて開閉するリツプ及び該リツプの奥に
    遊嵌部を有するシールを設け、該リツプと遊嵌部
    との間に圧力空気の第1供給通路を設け、また前
    記遊嵌部の奥側に該第1供給通路の圧力空気より
    低い圧力空気の第2供給通路を設け、前記軸の回
    転に対応した強さの空気圧力を発生するエアポン
    プを設けてなり、軸回転時には第2供給通路より
    の圧力空気によつて遊嵌部の奥に内圧を発生さ
    せ、第1供給通路よりの圧力空気によつて高速回
    転時にはリツプを開き低速回転になるに伴つてリ
    ツプの隙間を小さくし回転停止時には圧力空気の
    供給を停止してリツプを閉じることを特徴とする
    回転軸軸受部の密封装置。
JP1987108618U 1987-07-15 1987-07-15 Expired - Lifetime JPH054625Y2 (ja)

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JP1987108618U JPH054625Y2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15

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JP1987108618U JPH054625Y2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15

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JPS6415869U JPS6415869U (ja) 1989-01-26
JPH054625Y2 true JPH054625Y2 (ja) 1993-02-04

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ID=31344121

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JP2011106593A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machinery Co Ltd ロータリージョイントの軸受結露防止装置

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS6415869U (ja) 1989-01-26

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